オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/22 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170721181016j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア22
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ようやく目を覚ましたようだな、双歩!」
 「カーディン!?」
 見ると、窓いっぱいに黄色い機目の鋼の顔、つまり、カーディンの顔がそこにあった!
 「見舞いに来てくれたの?」
 「先輩!重いんですから早くどいてください!!」
 へ・・・?
 今の、窓下から聞こえた声は聴き覚えがある、確か・・・
 「サーディン、すまないがもう少しだけ耐えてくれ」
 そう、確かそんな名前のロボットだ、
 たしか、カーディンのパトカー部と目を青くして、それ以外の胴部を鉄色に、パトライトの色をオレンジと赤に変えたような・・・
 「前もそう言って轟巡査が戻った後もしばらくじーっと見てたじゃないですか、重いんですよ!」
 えーっと・・・
 「映命さん、ここって何階?」
 「五階ですわ」
 映命さんが素早く返してきた
 ああ、それならカーディン単体じゃ届かないか・・・
 「双歩、さっきの続きだ!君が倒れた原因は、エルドガンが君と私に施したプログラムにあるらしい」
 「プログラムに!?」
 確かあれ、レオリングのものが大元で、そういえば、あれをガイキシンが使った時には・・・
 「あれはどうやら、初めて使う際に脳や電子頭脳に新しい回路を構築する影響か、恐ろしい負荷がかかるらしい、プログラム自体の問題ではなく、どうやら、入力方法の問題らしいが」
 入力方法?あの画面見るやつ?まぁ確かに、かなりむちゃくちゃっぽいのはわかる・・・
 「下手すると、脳が情報を無理やり処理しようとして、大人でも脳にダメージを受け昏睡、子供でも強烈な睡魔に襲われるという事だ」
 んな危険なものだったのかあれは・・・
 「あのメインサーバか黒くなって塵と化した理由も」
 「君達の場合はそれだけじゃないけどね」
 「え・・・?」
 思わず声がした轟さんの方に向く
 「それ本当?轟さん?」
 「当たり前だろ、双歩君は長旅の疲れ、戦いで傷を負った、連続カードバトルでの気の消費、カーディンの方について言うなら、内部構造が見たことも無いパーツでごちゃごちゃしていたそうじゃないか」
 「カーディンも・・・倒れたの?」
 「そうさ、気が抜けたみたいでね、まったく、よく動いてたもんだよ・・・」
 「内部のパーツを一切合財取り替えられました!」
 今度はカーディンの方に振り返り直す
 「が、おかげで今は生まれ変わったかのようにピンピンしております!」
 カーディンが右腕と共に伸ばした右手を額に着け敬礼する
 と同時に、カーディンが少しぐらつく
 「うどわっ!サーディン、どうした!?」
 「先輩が不意に敬礼なんてするからでしょうが!」
 「これくらい、警察官として耐えなければどうする!!」
 「どっか疲労で壊れたらその分肩代わりしてもらいますからね」
 「ううむ、少しそれは困るな」
 「まぁ、こんな調子だからね」
 僕が振り返り戻る中で轟さんが呆れたように両手を両肩のそばで外側に伸ばして上下させ、肩をすくめる
 「僕が無理やり返さないとこれは収まりそうにない、じゃ、そろそろ僕は帰るよ、それじゃあね!」
 轟さんがドアの方に向き直って、右手でドアを開け、
 「それじゃ、轟さん」
 「それでは」
 僕が呼びかけ、映命さんが軽く会釈する間にも、右手を上で振って返しつつ部屋を出て後ろ手でドアを閉め
 数刻・・・カーディンの方に向き返す中で
 「ほら!、もう帰るよ!!」
 下の方から制するような轟さんの声が聞こえた
 「それでは双歩、元気でな!」
 「うん、カーディンも」
 「それでは!」
 カーディンの顔が下に下がり
 ブロロロロ・・・
 二台の車が、走り去る音が聞こえた
 「双歩さん・・・」
 「なに?映命さん」
 振り返ると、ベットの隅に座る、映命さんがいた、思わず、僕も向かい合って、座る
 「言葉は、要りますか?」
 言葉・・・つまり、映命さんが何かしたら僕が答えて、僕が何かしたら映命さんが答えるってこと?
 じゃあ、こうしたら?
 「要らない・・・かな・・・代わりに、一つ確認させて、何しても、いい?」
 「はい・・・」
 少し強引に、映命さんの両手を握る、映命さんは抵抗しなかった、驚きも、まるでこうするのがわかってたみたいに
 そのまま、ほんの少しだけ近づく、でも、これ以上は・・・
 と、いきなり映命さんが近づいてきて
 「んっ!」
 互いのベットの真ん中で、これ以上ない距離で、顔と体が触れあったまま、ほんの少しの時間が過ぎ、
 互いの元の位置に戻る
 「したかったのでは、無いですか?」
 う・・・
 「その・・・ほんのちょっとだけ・・・」
 急に顔が熱くなり目線を外し、右人差し指で右頬を掻いてしまう
 「じゃあ、もう一度」
 コンコン
 扉を叩く音が響き、左に開く
 「双歩~目ぇ覚めたっぽいから様子見にうどわっ!」
 扉を開けた赤い髪の女性、エルドガンを押しのけ入ってくる二人
 「双歩!目ぇ覚めたのか!」
 「映命ちゃん!見舞いに来たよ!」
 黒髪を横にバサッと広げた少し高い身長で、体に中央に黄色い星が描かれた紫のシャツを着て、下に薄黄色のズボンと緑と白のスニーカーを履いた男の子と、
 どこか活発で、短髪茶髪、上にレッドの半そでシャツを下に短めのジーパンと青と白のスニーカーを身に付けた少女
 そう、子慎君と弧菜さんだ
 「なんだ、元気そうじゃんか!」
 「映命ちゃんもね!」
 「そりゃそうでしょ」
 「はい!」
 四人で思わず笑いあう、ああ、この瞬間が、どれほど心に沁みることか・・・
 「あ!双歩、カード持ってるじゃんか!」
 ああ、そういえば、轟さんが持って来たの、そのままだったっけ
 「それじゃあ、いきなりやりますか!」
 「もう、迷惑じゃないの?」
 子慎君の声に弧菜さんが言う、でも僕の答えは・・・
 「僕は構わないよ」
 「双歩さん、頑張ってくださいね」
 「子慎も負けるんじゃないわよ!」
 「負けるかよ!またデッキを強化したんだ!」
 「僕の方もだよ、それじゃあ、準備をして」
 「カードバトル、スタート!!」
 「カードバトル、スタート!!」
 「カードバトル、スタート!!」
 「カードバトル、スタート!!」
 
 Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア
 
 FINISH!!
 
 Wカードフュージョン18話 本当の、未来への最終決戦!!双歩VSカーディン!!に、続く!!
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――次へ
 

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com