オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/17 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア17
 
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 「ううん、どうなったんだ?」
 光が消えると、いつの間にか僕は尻もちをついて座って、
 立ち上がると、少し視線が高い気がする、そういえば、目の前にカーディンがいないな、一体どこ行っちゃったんだろ・・・?
 「お前・・・双歩君なのか?それとも、カーディン・・・?」
 いきなりS・Lが妙な事を言って覗きこんでくる、何を言ってるんだ、僕は
 「僕私はは双カ歩ーだデよィンだ」
 ・・・え?
 「もう一回言ってくれないか?」
 「だだかからら、、僕私はは双カ歩ーだデよィンだ」
 ・・・え?
 え~っと・・・これは一体どうなってるんだ?なんで僕の口からカーディンの声が・・・?
 「先先ににカ双ー歩デがィ喋ンっ喋てっくてれよ」
 ダメだこれ・・・どうなってるんだ・・・?
 「とりあえず・・・じゃあ、カーディンから喋ってくれ」
 と、S・Lか、何かに感付いたのか、カーディンに話しかけて行く
 「いや、私は、まずは双歩から話してくれ」
 え・・・?僕から?
 自分の口をついて出たカーディンの声に戸惑う
 「じゃあ、今僕がどうなってるか教えてくれない?」
 と、ウェストとイーストがいきなり覗き込んできて
 「ええっと、カーディンと双歩が一体化してる」「ええ、正しくそんな感じね」
 一体化ぁ!?思わず話に参加してきたウェストとイーストの方を見る
 すると今度はジャイロとスパイクが覗き込んできた
 「カーディンの型の兜をかぶって、」「顔は出てるが、黄色いバイザーが付いてるな」
 次いでバルクが向こうの方で腕組み斜に構えてこちらを見る
 「前が赤くて後ろが青いスーツに、胴部を含めたカーディンの各パーツが付いてる感じか」
 確かに、見降ろしてみると、バイザーはわかんないけど、両足は膝から下がカーディンのものだし、両腕も肘から下が、肩にも型アーマーが付いていて、胸にも緩いV字のパトライトと白いアーマーが・・・
 それに、体型がなんだか大人になった感じが・・・
 「だが、見た目の事をどうこう言ってる場合か?」
 「はっ!」「確かに!!」
 バルクの声に思わず目が覚める
 バルクの言う通り、そんな状況じゃ無い、が・・・なるほど、カーディンと一体化してるなら、カーディンの声が僕の口から出てくるのも納得だ、カーディンからしてみれば僕の声が自分の音声ユニットから出てるんだろうけど・・・
 「グギャァアアァアアアァア!!」
 「くっ!またあの音か!」「おいおい!」「本当!?」「とっとと」「耳を塞ぐぞ!」「早く!!」
 皆が耳を両手でふさぐ中、レオリングがただ一体前に出て
 「グルォオオオォオオ!」
 咆哮で打ち消そうとする
 「ぐっ!」
 が、カーディンのうめき声が聞こえ、両手で両の耳をふさごうとする!
 「双歩、お前は・・・何ともないのか?」
 「何ともって・・・何も?」
 「何も・・・?そうか、機械じゃないから!!」
 あ!そうか、向こうと同じ理屈か!機械に効く攻撃は、機械じゃない僕には効かないと、つまり、ガイキシンが土壇場で使った自身をメインサーバーにまとわせたあの現象は・・・
 「行ける!行けるぞ!!」
 と、バルクが今度は正面にこちらを見て
 「だが、どうする、目標は?」「グルォ!」
 バルクの言葉に、レオリングが同意する、確かに、目標を定めないと、
 ええっと、メインサーバは攻撃なんてしてこないよね、攻撃してくるのはたぶん、ガイキシンの意志だから・・・
 「あの鎧を、狙う」
 「鎧?」「鎧ですって?」
 「そうか!」
 ウェストとイーストに向かって、カーディンが返す
 「つまり、ガイキシンの鎧を攻撃して、」
 「メインサーバを、開放する・・・!」
 僕とカーディンは、同時に首を縦に振り、同意する
 と、今度はバルクとS・Lがこちらを見据え
 「なるほどな、だが・・・」「鎧をはがしても、攻撃してきた場合はどうするんだ?」
 「その場合は一旦引く、そこまでになると、一度、エルドガンあたりに話訊かなきゃ対処できないと思う」
 「了解!」「わかった」
 「それじゃあ、行くか!」「行きましょう!」
 「その案でいいと思います」「ああ、その通りだ!」
 「グルォオオオオォオオオ!!」
 「それじゃあ、双歩、合図を」
 「みんな、作戦開始!!」
 「ああ!」「おっしゃあ!」「おう!」「ええ!」「はい!」「おお!」「グルォオオオ!!」
 皆が思い思いに散らばり、走り出す、無論、僕達はガイキシンの気を引くため、正面真ん中を、駆け出す!
 体が軽い、これが、カーディンの力っ!
 「双歩、」
 「なに?カーディン?」
 「私は補助に回る、思う存分、君の意志で、動くがいい!」
 「わかった!!」
 「グギャァァァアアァアア!!」
 ガイキシンの電子機器への振動波!
 「ぐっ!」カーディンのひるむ声!
 「大丈夫、カーディン?」
 「問題ない、一気に、行け!」
 「うん!!」
 ガイキシンが大きく右腕を振るう!思い切り、ジャンプ!
 予想以上の脚力に、僕の下をガイキシンの右腕が行き過ぎる!!
 「がっ!」「くっ!」
 が、他のもののうめく声と吹き飛ぶ音が聞こえる、でも、ここで立ち止まるわけには、行かない!!
 「ほう・・・貴様は振動波に耐えるか!」
 今度は左手が開き僕を掴む様に向かってくる!
 僕の方は、右の拳を握り、タイミングを合わせ、叩く!
 バシッ!!
 いともたやすく、ガイキシンの左手を弾いた!
 「何だとっ!?」
 「双歩、まずは・・・」「あの振動波を出してるであろう、あの頭を叩くよ!!」
 着地し、一気に走り出す!この軽さと足の力があれば
 「たぁああああ!!」
 跳躍し、メインサーバの下元まで一気に到達、そのままメインサーバを幹伝いに上に、よし、予想通り、登れる!!
 「させん・・・!」
 ガイキシンが正面から左手を押し下げてくる!
 「やらせねぇ!」「いくわ!!」
 そこにイーストのマシンガンとウェストのスナイパーライフルの銃弾が届く!
 「そんなものは効かない・・・」
 「そうだな、」「でも、それが目的じゃないのよ・・・」
 「なに?」
 「とぅ!!」
 S・Lがメインサーバの根元から一気に跳躍!頭突きをかます!!
 「ぐっ・・・」
 「さらに、これなら?」
 「グルォオオオ!!」
 左手反対側から飛んで来たレオリングが、左手を大きく外側に弾き飛ばす!
 「なっ・・・?」
 が、今度は右手の方が降ってくる!
 「次は私です!!」
 しかしっ!ジャイロが空中から吹雪を送り凍らせ
 「なら俺もだな!!」
 スパイクが地上から電撃を放って痺れさせ
 「こいつもついでに持って行け!」
 バルクの砲弾が氷ごと鎧手を弾き飛ばし
 「グルォオオオオ!!」
 レオリングが返すように跳び、左腕を完全に外側に弾く
 「一気に行くよ、カーディン!」「ああ!行くぞ!!」
 一気にガイキシンに向かって走る!!
 「グギャァアァアアァア!!」
 振動波!?
 「カーディン!?」
 「大丈夫だ、行ける!一気に行こう!!」
 「うん!!」
 「はぁああああ!!」
 「はぁああああ!!」
 ガイキシンの顔の真下にまで到達!そのまま上に跳び右拳を振り上げ
 「たぁあああ!!」
 「たぁあああ!!」
 打ち込む!!
 ガイキシンの兜の左頬が吹っ飛んだ!!
 「グギャアアアァアァァァアァアァアア!!」
 突如、メインサーバが黒く染まり始める!!

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