バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/15 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170811131655j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア15
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 そこに、剣が柄の方から飛んで来た、LVカーディンの剣、
 その剣は、僕の体を弾き、赤い光の範囲外へと逃れさせてくれた
 地に体をしたたかに打ち付けるも、あわててカーディンの方を見る、
 「カー・・・ディン・・・?」
 LVカーディンは体が焼け焦げたまま、ガイキシンの前に背から落ちた・・・
 倒れたその姿は、すでに動く気配を見せない
 「カーディン!」
 「ハハハハハ・・・」
 「な・・・」
 上を見上げると、ガイキシンが、天を仰ぎ笑っている、そして、僕を見降ろし
 「どうした?人間よ、もうお前に味方するものは誰もいないぞ?」
 「だから・・・何?」
 「何だと?」
 ガイキシンの声が聞こえる、そうだ、僕は仲間の助けを当てにして戦っているわけじゃない、
 仲間と、みんなと、一緒に居たいから戦うんだ!カーディンも、多分そう、
 だから、カーディンが救ってくれたこの命、無駄にはしない、まだ、戦える、最後には逃げるかもしれないけど、それでも
 画面に、ライフカードを取れって出てる、前のターンの混沌機戒 メカロードカオスの効果だ、
 ならば、最後に残った元は真ん中のライフカードを、引くっ!
 「ほう!まだ戦うつもりか!」
 「言ったでしょ、僕の命はまだ燃えてるって」
 そうだ、今引くつもりはさらさら、無い!
 「止めなきゃね、あなた達の、僕達の世界への侵攻を!」
 「面白い、だが、我がそれに付き合うとでも思ってるのか?」
 ガイキシンが僕の方に剣を突きつけてくる、
 熱気が舞い、今にも火傷しそうだが、それでも、はったりは続けないといけない
 「付き合うよ、メインサーバを守ってるあんたのためにも、ね」
 「ほう・・・」
 ガイキシンが僕をまっすぐに見据えてくる
 「僕がここから逃げ出して、メインサーバに取りつけば、何をするかわからない、だって、僕は異界の人間だし、メインサーバにもう用は無いからね、いっその事壊してしまえば、楽になる」
 「・・・」
 ガイキシンが何かを考えてる、このまま戦わないという選択肢を取る前に
 「そう、みんなの力を借りれば、メインサーバを破壊することぐらい、できるよ」
 本当は出来るかどうかはわからない、あれがどれくらい頑丈なのかわからないし、機械化されてる部分も気にかかる、装甲とか貼られていたら、僕一人ではどうにもならないし・・・
 まぁ、本当は、カードバトルに付き合うではなく、付き合えと言っているのだが・・・
 ガイキシンが僕の方を見据え
 「ハハハハハ・・・」
 再び、笑いだした、これは、まずい!
 「いいだろう」
 へ・・・?
 「そのハッタリを続ける精神に免じて、貴様の戯言に、最後まで付き合ってやろう、そして、」
 ガイキシンがその剣を思い切り再度僕に突きつける
 「我が勝った暁には、貴様を含め、ここにいるすべてのものの命をもらうぞ、仲良く一緒にあの世に行くがいい!!」
 ぐ・・・
 ガイキシンはそう言うと、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを全て裏にしていく、
 こっちも、右手のカードを手札に移し、その右の手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏にして
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 さらに、ガイキシンの前にカードの付いた枝が伸び、ガイキシンがその右手に取る、
 こちらも右手を山札の一番上のカードをかけ、引くっ!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 これはっ!?
 急いでチャージゾーンにこのカードを置き、
 続けて、左手の手札のカードも1番に裏側で置いて、
 と、ガイキシンの方も、右手で一枚引いて2番に裏側で置き、
 続けて、残った一枚もチャージゾーンに裏側で置いて
 「セット!」
 「セット!」
 ガイキシンが僕を見降ろす
 「さぁ・・・そのカードでいいか・・・」
 自信ありげに、内心不安に、僕は答える
 「もちろん」
 「ならば」
 「表に!」
 右手でガイキシンは2番の、僕は1番に裏で置いたカードを表に!
 「オープン!」
 「オープン!」
 「混沌機計 メカロードカオスオーバー!!」
 「リ・バーストオール!!」
 「オーブカード・・・!?」
 ガイキシンが驚愕したような声を出す
 「おもしろい、貴様もこの力を使うか!」
 「あんたを止めるためなら何でもするよ!そうじゃないと、みんなに、あんたに失礼だからね!」
 「ハハハハハ・・・おもしろい、おもしろいぞ!!」
 「みんな・・・力を!!」
 右左で天を仰いで倒れていたウェストとイーストが少しずつ上半身を起き上がらせる
 「う・・・なんだ・・・?」
 「力が・・・戻ってくるわ・・・!?」
 今度はジャイロとスパイクが
 「馬鹿な、一体・・・」
 「どうなってやがる・・・?」
 S・Lとバルクまで
 「何だと」
 「なに・・・?」
 「ハハハハハ!それでこそだ、来い!!」
 ガイキシンがこちらに思い切り剣を突き出すと、ガイキシンの後ろから、左右にメガメカロード達が現れる!
 メガビット、メガジープ、メガドリル、メガダンザイ、メガセンスイ、メガステルス、メガシャトル
 「行け!!」
 そいつらがこっちに向かってくる!
 こちらもみんなが対抗していく、イーストがメガビットに銃弾を撃って貫こうとする、
 メガジープが銃を撃ちながら突進してくるのをS・Lが左手で守りながらメガドリルに突進していきその右拳で回転するドリルごとメガドリルを吹き飛ばす!
 ジャイロが上空から吹雪を吹きかけると、メガダンザイとメガセンスイが凍り、スパイクがメガセンスイを引っこ抜いて感電させながら落ちてくるメガダンザイを吹っ飛ばす!
 バルクが砲弾で開口一発透明化する前のメガステルスを吹っ飛ばすと向かってくるメガシャトルをタイミングよく右拳で吹っ飛ばした!!
 だが、メガビットが光線を発射し、メガジープの銃撃とメガドリルの時間差四連ドリルミサイルからの突進、
 メガダンザイが鎌を構えて突進してきて鎌をがむしゃらに降り回し、メガセンスイがミサイルを乱射、
 ステルスが透明化しつつ突進してきて、シャトルも上空に飛んでの急降下、
 それらの攻撃に、皆が徐々に後退する、
 「まだだよ!!」
 僕はリ・バーストオールで呼び出したリ・バーストガストでトラッシュに送った一枚のカードを提示!召喚!
 「ウェスト!!イースト!!」
 「おう!」「ええ!」
 「フュージョン合体!!」
 「フュージョン合体!!」
 イーストとウェストがそれぞれの銃を上に投げ、大跳躍!
 そこから双方の頭が引っ込み、胸の新幹線の機首の下から灰色の両腕が黒い拳を伴って飛び出し出現!
 両の足が元の新幹線に戻りつつ、プレートの真下の足から黒いつま先が上げていたつま先を下げるように出現し、
 それぞれ左肩、右肩のプレートが反転しつつ、プレートの重ねあわせたカードの上のみを両の翼を広げるように回転させ、その下の元の両腕が収納される、
 プレートには、金色の羽が描かれていて、それが左右の肩から胸部に向けて付いている、
 そこで、ウェストの背中からプレートの方に向けたオレンジの機瞳が光る鋼の顔が、上に上がって、
 イーストの背中から額にパトランプと羽のエンブレムが付いた黒い鋭角的なヘルメットが、上に飛び、
 イーストとウェストの背中が向かい合って一体となって合わさると、青の頭にヘルメットが覆いかぶさってそこに鋼のフェイスマスクが出現!
 そして、上に投げたそれぞれの銃を手に取り、着地!
 右手のマシンガンをあたりに打ち込んでメガたちをひるませ、左手のライフルをメガビットに向けてぶっ放し、爆発!消滅させた後、
 左手のライフルを肩に担いで右手のマシンガンを腿の所に持ってきて、斜めから正面を見据える形で構えた!!
 「みんな!今だ!」
 「おう!」「おぅ!」「おおぅ!」「おう!!」
 S・Lがメガジープの元に走って行く!メガジープの銃撃をものともせずに走り切り、メガジープのアサルトライフルを根元から持って続けてメガドリルの元へ、
 メガジープをメガドリルのドリルに叩き込んで爆発!消滅させ、続けて撃ち込まれたメガドリルのドリルミサイル時間差四連も、右足を大きく振り上げて左側から出た二つを、次いで左足を大ぶりに振り上げ右側から出た二つを、弾き飛ばし、
 ジャイロが大きな吹雪を巻き起こし、メガダンザイを凍らせつつ、両手で持って、上から一気に降下!
 スパイクがメガセンスイに大放電して完全に動きを止め、上に上げるように引き抜きつつ跳躍!上から落されてきたメガダンザイに思い切りぶつけ、メガダンザイとメガセンスイを爆発!消滅させた!!
 そして、バルクが上から向かってきたメガシャトルに向かって砲撃!右の方に傾いて避けるのを見越して左右二分の一の勘で撃ち込まれた第二撃に被弾したシャトルを両手でとらえ、
 先ほどの吹雪と電撃で姿を見せていたメガステルスに向かって走り込み、メガシャトルを叩きつけて砲撃三連打!メガステルスとメガシャトルを爆発、消滅させる!
 「ほう、それだけか・・・」
 と、ここでガイキシンが思い切り剣を地面に叩き付けた!
 「ぐわっ!」「がぁっ!」「きゃあぁ!」「だぁああ!」「ぬゎぁあ!!」「だぁあ!」
 皆が剣圧で吹き飛ばされ、さらに、ガイキシンが横ぶりに剣を振るう!!
 炎の嵐が巻き起こり、みんなが吹き飛ばされる!
 「もう一度、スクラップにしてやろう!」
 「いいや、まだだ!!」
 「グルォオオオオ!!」
 この声と吠え声は・・・!
 声と吠え声の聞こえた中央を見ると、そこには、レオビクトリーカーディンが立ち上がったところだった!!
 「カーディン!」「ようやく復活したのか!」「待ってたぜぇ!!」「遅いわ!」「待ちくたびれましたよ」「ようやくか!!」「やっとだな!!」
 みんながカーディンの元へと駆け寄って行く!
 「すまないな、少し時間がかかってしまった・・・」
 「グルォ」
 「だが・・・それでなんだというのだ?」
 「何だと!?」
 ガイキシンが僕達の方を見降ろす
 「見れば、お前達のエネルギーが持つのはオープン時まで、すぐにエネルギーは切れる、先程の弱めの幻影達ならともかく、この我と戦えるほどの力など残っていないだろう」
 「ぐっ・・・」「ぐぅ・・・」「ぬぅ・・・」「うぅ・・・」「くっ・・・」「うぐっ・・・」「ぐぐ・・・」
 皆がうめき声を上げる、確かに、カードの効果では、皆が復活してもすぐにエネルギーは切れるだろう、
 無理矢理場所を作ってまで復活させるカードだが、決定的に時間が足りない、実戦闘まで持たないのである、
 でも、このカードがあれば・・・
 「大丈夫、行けるよ、カーディン、みんな!」
 「なんだと!?」
 カーディンを含めた皆が、僕の方を向く
 「ほぅ・・・見せてもらおうか、その根拠を・・・」
 「わかった、今見せるよ、カーディン、みんな、行くよ!」
 「おぅ!」「あぁ!」「おっしゃあ!」「ええ!」「はい!」「おぅ!」「行くぜぇ!」「グルォオオオオオ!!」
 右手でモンスターゾーンの全てのカードをトラッシュに置き、そして、チャージゾーンのカードを一枚表にしつつ一番に置くっ!
 「僕はレオビクトリーカーディン、バトルマシンズ ライフブレイカーS・L、バトルマシンズ ツインオーバレット、バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプター、バトルマシンズ サンダースパイクダンプ、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクをコストに、こいつを召喚だ!!」
 「たぁっ!!」
 LVカーディンが剣を持って上に跳ぶ!そして、肩の付け根から左右腕が分離し、そこに付いたレオリングの両前足も外れ、
 左右腕が反対の腰部に移動しつつ今度はツインオーバレットが両手の銃を上に投げつつ跳び、
 左右に分かれながらヘルメットを打ち上げてイーストの方に戻しつつ頭もウェストの方に戻り、両足先を収納、足の下端からそれぞれの左右の拳を出現させ、
 LVカーディンの肩の付け根にそれぞれの背中が合わさり、ガシン!!ガシン!!更に、その両の足腕外側にレオリングの左右前足が合体!!
 ガシャン!!ガシャン!!
 両腕となりながらその外の方先にレオリングの両前足が付いた格好となり、
 続けて、さらに、ジャイロとスパイクが上に跳躍!!
 ジャイロの腕が肩から後ろに向くよう横倒しになり、頭が前に伏せるように下がり、後ろのプロペラの羽それぞれが奥に二つ折りになりつつ根元がコクピットの方に青い板を伴い上に伸びて外側に斜めに倒れ、両足が少し伸びながら中ほどから外側に回って行き、反対側まで折れ曲がり、
 スパイクの頭が下に下がって踵とつま先が内側に収納、両拳を胸部の下に回し、後ろの荷台下側が少し上がって腰が180度回り荷台が元に戻りながら、思い切り足が前に曲がり少し足が伸びて補正されつつも胸部の下に両拳を収めるように両足のつま先の方が収まり、
 そして、LVカーディンの両足が膝上から離れ、レオリングの胴部後ろの方も分離、そこに、膝上からつま先の部分が足裏からロケットが噴射して後ろから上に飛び、その場所にジャイロとスパイクが入り込み、両足として合体!その先にレオリングの胴部後ろも付く!!
 ガシン!!ガシン!!
 ガシャン!!ガシャン!!
 続けて、バルクが上に跳び、後ろ足を合わせ、両腕も肘から前上に思い切り曲げてキャタピラとし、右肩から背中に砲塔を移し、胸部を上に上げて顔の部分を覆い、腰を思い切り前に曲げて九〇度折りの戦車となり、
 そこに、LVカーディンの剣がつばを上下に出すように傾き、その上と下にイーストのスナイパーライフルとウェストのマシンガンが付き、レーザー砲となって、
 それぞれ右肩、左肩に戦車下部とトリガーが後ろに来るように付く!
 ガシン!ガシン!
 そして、LVカーディンが両腕を大きく外側に出すとの後ろから大きな翼が生え、その中ほどに先ほど飛んで行ったカーディンの両足が、タイヤを内に仕舞いながら位置ごと左右前後に反転して左右の翼それぞれに付く!
 バシン!!バシン!!
 「グルォオオオオオ!!」
 レオリングが吠える!これであれは完成・・・あれ?でもあれじゃ武器が
 「私を使えっ!!」
 そこに最後にS・Lが跳躍!頭の額の刃を下げ、頭を前に倒し、四肢を伸ばして腰ごと後ろに回し、機首上の刃を後ろに伏せて機関車の姿となる!
 と思ったら、機首前の板部分が左右に割れ、中からプリズムががった大きな両刃が出現!下中方前方から下に伸びる機関車の前中ほどまで伸びカバーする一体刃を持つそれは、機首の更に先までに伸びた後戻り、そのまま機関車の中ほどまでをカバーしつつ固着、そこで機関車下中ほどから繋ぐ先側が半円の台形板と機体に平行する持ち手が振り子のように上がり出てきて、
 さしずめ、機関車をモチーフとした大剣となる!
 「ぬんっ!」
 カーディンがそれを右手に取り、
 真上大上段の振り上げ「グレートッ!」前に降りおろし「ビクトリーィィイイイ」両手を思い切り交差させつつ解放する!!「カァァァァディイイイイン!!」
 「グルォオオオオオォオオオオ!!」
 「おうっ!」「ええ!」「ああ!」「うっしゃあ!」「おらぁ!!」「うむっ!」
 これが、カーディンとみんなの新たな姿!両肩に新幹線のウェストとイースト、両腰に腰アーマー、両足にはヘリコプターとダンプのジャイロとスパイク、右肩には戦車のバルク、左肩には剣と銃二丁が組み合わさったレーザー砲、
 胸部にはレオリングの顔と左右に胴部前、四肢にはその爪と足のパーツが、両足にはさらに胴部後ろのパーツが付き、背中には黄金の羽とブースターが付いている
 「って、ちょっと待て、グレートビクトリーカーディンてカーディンの名前だけか?」
 「いきなり何を言い出すんだ、バルク」
 「だって、今まで合体相手の名前も一部に入っていたじゃないか」
 「言われてみれば」「確かにそうね」
 「なら俺も入れろ」「私も」
 「私もだ」「俺も」
 「私も」「僭越ながら私も」
 「グルォグルォ」
 「じゃ、じゃあ、グレートレオツインオーバレットジャイロスパイクバルクショルダーライフブレイカーS・Lビクトリーカーディンだ」
 「行くぞ、グレートビクトリーカーディン!!」
 「おぅ!!」
 「あっ!」「あぁっ!」「ちょっと!」「ごまかしやがった!!」「おおい!」「おい!」「グルォッ!!」
 グレートビクトリーカーディン、GVカーディンがガイキシンに向かって飛ぶ、でもその前に
 右手を前に出し宣言
 「僕はグレートビクトリーカーディンの召喚効果、グレート合体適応を発動!!この効果によって、各種カードがグレートビクトリーカーディンに対応するのみならず、このターン、グレートビクトリーカーディンのコストとなったカードのパワーの分、グレートビクトリーカーディンの戦闘時にのみ上乗せする!!」
 「ふむ、それならば我はこれだ」
 ガイキシンが右手でカードを一枚表にしてきた!
 「我はこのターンオープンで表にした混沌機計 メカロードカオスオーバーの効果を発動!!これにより、カードを一枚だけ二回発動できる他、カテゴリ、メカロードと混沌いずれかを持つ戦闘前のカードに、その戦闘時、カードに書かれたパワーで戦闘を行う効果を付与する!!」
 さっきの大量召喚もさっきのカードの効果か!?
 そして、ガイキシンがGVカーディンの方を見据える
 「さぁ来い!グレートビクトリーカーディン!!」
 「だが、ここでは窮屈だろう、互いにとっても全力では戦えまい」
 「ほぅ・・・ならばどうするというのだ?」
 「こうするのさ!!」
 GVカーディンが突如、上空に向かって飛んで行く!!ガイキシンのはるか、高く!!
 「いいだろう!付き合ってやろう!!」
 ガイキシンが後ろの機翼の根元から炎を吹き出し、GVカーディンを追って飛ぶ!!
 じゃ、こっちはこいつを、と
 「僕はリ・バーストガウスの効果により残り二枚を指定!!」
 にしても、遠くまで飛んだなぁ、豆粒みたいで見えないんだけど・・・ガイキシンはまだましだけどさ、
 あ!画面!間違いない、ばっちり写ってる、クリアに!!
 「ここならば気兼ねなく全力が出せる」
 「ああ、そうだな・・・」
 GVカーディンとガイキシンが対峙する、サイズ差はいかんともしがたいが、にしても、どこまで飛んだんだ?背景には星空が映っている、大地の上の空ではない、本などで見た、宇宙のあの空に近い
 「はっ!!」
 いきなりガイキシンが左腕を振るうと、背後から六機のメガビットが等間隔に飛び出してくる
 「小手調べだ!」
 「いいだろう!!」
 「射撃なら私達に」
 「まかせやがれ」「ね」
 「頼む!!」
 GVカーディンがガイキシンに向かって飛ぶ!
 そこに向かってくるメガビットたち、しかし、
 「そこだぜ!」
 「そこだ!」「そこよ!」
 右肩の砲弾と左肩のレーザーの一発ずつで二機が撃墜される!
 「空力計算なら任せて下さい!」
 「俺の電気で一気にブースターかけてやるぜ!!」
 メガビット二機から向かってきた二本の太いレーザー、だが、GVカーディンの速度が直後に急上昇して前にかわす!!
 その間にも砲弾とレーザーでその二機が撃墜!!
 そのままガイキシンの方に向かう!
 「なんの!!」
 ガイキシンが大上段から剣を振り下ろす!これをGVカーディン、真正面からS・L大剣で受け止める!
 「はぁああああ!!」
 「はぁぁぁああ!!」
 カーディンとS・Lの声が響き渡り、剣を弾き返した!!
 「ぐぬぅっ!だが!」
 すかさずガイキシンが左手を前に出すと、残ったメガビットがガイキシンの左右から来る!!
 「グルォオオオオオオオ!!」
 そこにレオリングの大咆哮!メガビットたちは動きを止め、その間にも砲弾とレーザーで撃墜!!
 「ふむ、ならば!」
 ガイキシンが右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしてきた!
 「我は機発 メカロードの効果発動!無論、混沌機計 メカロードカオスオーバーパワーの効果でリセット効果付きだ!!」
 ガイキシンが右手側から剣を振るう!!
 「双歩!見ているか!?」
 「わかってるよ、カーディン!!」
 届かないかもしれない声で叫びつつ右手でチャージゾーンのカードを一枚表にするっ!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!機発 メカロードを相殺するっ!!」
 GVカーディンが右手に剣を持ちながら左手の爪でガイキシンの剣を弾く!
 「グルォオオオ!!」
 「双歩、届いたぞ!!」
 「隙だらけ、」
 「なんだよ!」「そうよ!」
 同時に、戦車の砲弾とレーザー砲のレーザーが飛ぶ!が、ガイキシンはこれを左手で一蹴
 「ならば次はこれか?」
 右手で再度チャージゾーンのカードを表に!
 「我は機閃 メカロードを発動!」ガイキシンの剣から赤い光が伸び、その剣をGVカーディンに向かって振るう!!それをGVカーディンはその剣で受け止め「ぐぅうううう・・・」徐々に押されていく!!
 「やらせない!僕はマシンクールウィンドの効果を発動!!機閃 メカロードを相殺する!!」
 「次は私か!」
 右足のジャイロの後ろのプロペラから吹雪がガイキシンの剣に向かって放射され、ガイキシンの剣の光が抑制!
 「ぐっ」
 「はぁ!」
 GVカーディンがその剣を押し返す!!
 「まだ終わってはいない!!」右手でチャージゾーンのカードをもう一枚表に!
 「私は機抜 メカロードの効果を発動!」こちらも右手でチャージゾーンのカードを表に!!「僕はマシンスパークグリリアスの効果を発動!機抜 メカロードを相殺する!!」
 「おっしゃあ!!次行くぜぇ!!」
 下からガイキシンの剣が迫る!しかし、左足のスパイクから電撃が放射!なんと、ガイキシンの剣が止まる!
 「なんだとっ!?」
 しかし、これは一時的なものに過ぎずすぐに動きは戻る、しかし、それだけの間があれば十分
 「はぁあ!」
 GVカーディンの剣が下から来る剣を弾き返していた!!
 「それならば!」今度はガイキシンが後ろに下がりながら右手でチャージゾーンのカードを一枚表にする!
 「我は混沌機激 メカロードカオスオーバーの効果を発動!!」ガイキシンの剣の光がこれ以上ない位に増大し、振り上げていく!!
 「たぁああああ!!」そして、それを振り降ろしてきた!!
 「僕は機械荒野の巻き砂の効果を発動!!混沌機激 メカロードカオスオーバーを相殺する!!」
 GVカーディンがこれを剣であわてて受け止める!だが、徐々に押されていく!!
 「このぉ!」「はぁ!!」「たぁっ!!」「はっ!」「おりゃあ!!」
 砲弾が、レーザーが、吹雪が、電撃が、剣を襲うが、一向に勢いは衰えない!
 と、まわりから砂が集まってくる、キラキラと光るさまは、まるで星の砂である
 「馬鹿な!?付近の小惑星から砂を運ぶだと!?」
 小惑星から砂・・・確かに背景は宇宙っぽいが・・・
 その運ばれた砂が、GVカーディンとガイキシンの剣の間で大きな盾を形成、弾け飛び、剣の威力を相殺し
 「はぁああああ!!」
 GVカーディンが弾き返す!!
 「まだだ!」ガイキシンが右手でカードを表に!「私は混沌機墜 メカロードカオスオーバーの効果を発動!!」
 こちらも右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズフルブーストの効果を発動!機発 メカロードを相殺する!!」
 「はあっ!」
 ガイキシンが下がりながら剣を突き出し、赤い光を放ってくる!前回と違い直撃ちか!
 が、GVカーディンの前に星の砂が集まり再び盾を形成、赤い光に耐えきり、まわりに分散、弾く!!
 「ば・・・ばかな!!」
 だが、その衝撃からか、星の砂の盾は砕け
 「今度はこちらから行くぞ!!」
 GVカーディンが一気にガイキシンに向かって飛行!星の砂がそれに付いていくように伴われていく
 「馬鹿め!そちらにはもう発動できるカードは無いはず、だが、こちらにはある混沌機計 メカロードカオスオーバーの効果でな!!」
 ガイキシンが再びチャージゾーンのカードを一枚表にしてくる!
 「我は、混沌機墜 メカロードカオスオーバーのカードをもう一度発動!これで終わりだ!!」
 いつの間にか光が完全復活していた剣を右手側から大きく振るう!!
 いいや、計算違いをしていたのはそちらの方!
 「僕はトラッシュのバトルマシンズブースト Voの効果を発動!!混沌機墜 メカロードカオスオーバーのカードを相殺しつつ、相殺効果・臨魂を発動!!グレートビクトリーカーディンのパワーを300上げる!!」
 「はぁあああ!!」
 GVカーディンが、一気に向かって行き、そのS・L剣で、ガイキシンの剣を弾く!
 「馬鹿な!まだ発動できるカードがっ!?」
 そのまま今度はGVカーディンが大上段から剣で一撃!
 「ぐぬぅ!!」
 ガイキシンがあわてて剣で受け止め、押されながらもなんとか弾き返す!
 「おらっ!」
 が、その隙にバルクが砲弾を撃ち込む!
 「猪口才なっ!」
 だが、言う間にも、GVカーディンが突進!右手下からすくい上げるような一撃を放つ!!
 「ええい!」
 近くに来たGVカーディンを左手で払おうとする、しかし、これをGVカーディンは見逃さず、剣で一閃!
 「がぁっ!」
 「まだだ!」「私も!」
 追撃に傷のついたところにレーザー一閃!!
 「ぐぬぉう!!」
 そこでGVカーディンが上に飛び
 「動きを止めます!!」
 右足ジャイロの方から吹雪が振りまけられる!!
 それは、弱いながらもガイキシンの関節を少し凍らせ
 「俺も行くぜぇ!!」
 続けてスパイクの電撃が走り
 「がぁっ!!」
 ガイキシンの関節から煙が周りに漂う!
 「馬鹿な、こんなはずは・・・」
 「はぁあああ!!」
 上空から、GVカーディンの剣の一撃!
 対し、ガイキシンも剣を振り上げる!!
 またもぶつかり合う剣と剣、だが
 「はぁああああ!!」
 S・Lの裂帛の気合と
 「グルォオオオオ!!」
 レオリングの咆哮で、GVカーディンの大剣の威力が増し、ガイキシンの剣の威力が弱体化、GVカーディンが押して行く!!
 「ばかな・・・こんなはずでは・・・」
 次の瞬間、互いの剣がガキンと震え交差、GVカーディンが剣を前に突き出しながら一気に下の方に突進、その勢いでガイキシンの胴を斬り裂く!!
 「だぁあああああ!!」
 ガイキシンに二度めの胴の傷が、今度は明らかに巨大に付く
 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
 ガイキシンが、肩から息を上げている・・・
 「まだ・・・まだだ・・・まだ我は・・・負けていない・・・!」
 「そうだな、ならば最後まで、きっちり、付き合ってやろう!双歩!行けるのならば、やってくれ!!」
 それならば・・・右手を前に出し、宣言!!
 「僕は、グレートビクトリカーディンの効果を発動!このカードバトルに」「甘い!このカードを忘れていたか!?我は、機吹 メカロードの効果を発動!そちらの効果を相殺する!!」
 GVカーディンがガイキシンに真正面から向かって行き、大上段からその大剣を振り下ろす!
 同時に、ガイキシンも上段から剣を叩き付け、つばぜり合いとなる!
 でも、これできっちり終わらせる!左手の手札からカードを一枚、前に出し、宣言する
 「僕は・・・トラッシュのインテリジェンス オールド&ニューをコストにインテリジェンス オールド&ニュー ナウのカードを発動、機吹 メカロードの効果を先に発動させ、グレートビクトリカーディンの効果を発動!!」
 両手を剣を持つように振り上げて
 「鋼の意志よ、電子の魂よ、生への願いよ、銃よ、刃よ、氷よ、雷よ、砲よ、獅子よ、皆の願いを一つに込めて、鋼の機心、今ここに、グレートビクトリカーディンの効果を発動!!グレートビクトリースラッシュ!!」
 思う存分、振り降ろす!!
 「はぁああああ!!」「たぁあ!!」「だりゃああ!!」「てやぁあ!!」「とりゃああ!!」「でりゃああ!!」「どりゃああ!!」「グルォォオオオオオ!!」「いっっけええええ!!」
 超撃の気合が、星の砂と共鳴したのか、GVカーディンの体を剣ごと金色に染め上げる!!
 そして、ガイキシンの剣を叩き斬った!!
 「あ・・・ああ・・・」
 そこからGVカーディンが一気に上昇、ガイキシンを上から袈裟懸けに真っ二つに叩き斬る!!
 斬られたところから赤い光が漏れて行く!!
 「ガァアアアアアアア!!」
 チュッドォオオオオオオン!!

次へ
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com