バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/12 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア12
 
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 右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏にし
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 ガイキシンも自身のチャージゾーンの表側表示のカードを裏にしてきた、
 続けて、山札に右手をかけ、
 ガイキシンの目の前にもカードの付いた枝がメインサーバから伸びてきて
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 引くっ!
 引いたのは砲撃!!タンク・バーング!!、
 とりあえず、左手の手札に入れといて・・・
 このターンは、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクとマシンリザイド、この二枚に任せる!砲撃!!タンク・バーング!!は次のターンへの備えだっ!
 右手で手札からセルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクを引いて3番に裏側で置き、
 さらに、今度はマシンリザイドを引いてチャージゾーンに裏側で置いて
 「セット!」
 「セット!」
 ガイキシンの方は1番とチャージゾーンに置いてきた!
 そして、僕は3番の
 ガイキシンは1番に
 裏側で置いたカードを右の手で表にするっ!
 「オープン!」
 「オープン!」
 「メガメカロード・シャトル
 「セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルク」
 はるかかなたの上空から何かが飛んでくる!
 上辺が内側に湾曲した角の丸い半三角錐の機首にパウンドケーキ型の本体の後ろには上左右に鉄三角翼が付き、
 機首の上中ほどには上下に狭い窓があり、下端全体と機首の前方に丸く、黒い塗装が施されている
 そこに左手側から砲弾が飛んできて、シャトルに突き刺さる!
 「ようやく私の出番か!」
 砲弾の来た方からバルクが走り込んでくる!その中で、右肩の砲塔が背中にスライドしつつ、
 両の腕を肘から思い切り曲げて両腕の後ろのキャタピラを前に出しながら、両足を左右に広げつつ、両膝を前に曲げ、両足のキャタピラを前に出し、
 前の方に倒れながら胸部が上に回転して頭の部分を覆いながら戦車のかっこうになり、キャタピラを地に着け
 と、メガメカロード・シャトル、メガシャトルが砲撃を受けて墜落していく中で、バルクが追撃の砲弾を放つ!
 が、メガシャトルは何とか持ち直して上に飛び直す!
 「ぐっ、仕方が無い」
 後ろのキャタピラを中央後ろに寄せつつ前に曲げていた足を後ろに伸ばすように変形させつつ戦車全体を上に伸ばすようにして足裏を付けて立ち上がり、
 前のキャタピラも前に曲げていた両腕を下に伸ばすように伸ばして両腕とし、端を開いて両腕にして、
 戦車の前部が前に倒れ、そこに顔が現れる!四角い、無骨な兜をかぶった、白い鋼の顔を持ち、四肢それぞれの下部の方後ろにキャタピラがあって、
 背中の砲塔が右肩の方にスライドして前に向き、その顔の真面目そうな赤い瞳で上に急転回したメガシャトルを見据え、右肩の砲塔を改めて向けで狙い撃つ!
 しかし、メガシャトルは左半身の方に自身を傾け、砲撃を避ける!
 「ぐっ、猪口才な・・・」
 再びバルクが狙い、シャトルが上に飛ぶ間に、こちらは、チャージゾーンから一枚のカードを前に出す!
 「それがコストか・・・?ならば・・・」
 ガイキシンがチャージゾーンのカードを三枚前に出してきた!
 「それじゃあ、」
 「表に!」
 右手で前に出したカードを表にしていく
 まずは、僕が表にしたカード!
 バトルマシンズ カーディン カーモード!
 続けて、ガイキシンが表にしたカード
 機辺 メカロード、機裂 メカロード、機吹 メカロード!
 全部戦闘前か後のリサイクルカード、僕の方はもうモンスターゾーンが埋まってるから、向こうもこちらも、発動出来るカードは無いっ!
 と、シャトルが旋回、一気にこっちに向かってくる!
 「このぉ!!」
 まずはこいつだ!
 右手を前に出し、宣言!
 「バトルマシンズ サンダースパイクダンプの効果を発動!メガメカロード・シャトルの効果を発動できないようにする!!」
 「任せろ!」
 スパイクが前に出て、両手を広げて上方に出し、放射状に電撃を発射する!メガシャトルを捉えるためか、まるで網状に見える
 よし、これなら・・・
 「おっと、我はメガメカロード・シャトルの効果を発動、バトルマシンズ サンダースパイクダンプの効果を相殺だ」
 メガシャトルが突如突進!速度を上げ、スパイクの電撃を突き破る!
 ふむ・・・
 それなら!
 右手でチャージゾーンのカード一枚表に!
 「続けて、マシンスパークグリリアスの効果を発動!!」
 「それならば、機閃 メカロードの効果を発動!マシンスパークグリリアスの効果を相殺する!!」
 ガイキシンがチャージゾーンのカードを一枚表にして阻止してくる!それなら、もう一枚表に!
 「僕はマシンクールウィンドの効果を・・・」
 「それなら、我は、機抜 メカロードの効果を発動!マシンクールウィンドの効果を相殺する!」
 「手を貸すぞ!」ジャイロが上空から、猛吹雪を吹きかける!が、メガシャトルは少し氷が付きつつも少々速度が遅くなっただけ、スペースシャトルは寒さに強いのか?
 「ぐっ・・・」
 そのままメガシャトルがバルクに体当たり!
 「うぐぉっ!」
 上空に転換し、ものの見事にバルクが宙に連れて行かれる!
 メガシャトルの機首に掴む格好になるバルク、上の方でぐるぐる円を描くように旋回してるけど、このままだと、落とされるか・・・それは、まずい・・・
 「どうすれば・・・」
 カーディンが見上げる中、右手を前に出し、急いで宣言!
 「僕は、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクの効果を発動!」
 バルクがその右肩の砲塔をメガシャトルに向ける!
 「この距離なら回避できまい!吹っ飛ばしてやる!」
 「我は、機発 メカロードの効果を発動!セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクの効果を相殺する!!行け!叩き付けろ!!」
 シャトルが飛行速度を上げて左半身の方に回転!
 「うぐぉっ!!」
 バルクをひるませつつ一気に地上に向かって行く!!
 それなら、こいつを!
 右手でチャージゾーンの内一枚を表にし宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!パワーを600上げる!!」
 ガイキシンは・・・
 「ふむ・・・」
 何かを思考する様に薬指と小指に剣をひっかけ、右手を口に当て、考え込んでいる、
 この調子なら、相殺は、無いと見たっ!
 と、いきなりバルクが反転したメガシャトルの機体裏側に掴まりながら体をメガシャトルに向け
 「このおぉっ!!」
 右肩の砲塔からメガシャトルに幾弾も砲弾をぶち当てる!
 ズドン!ズドン!ズドン!
 が、それでもメガシャトルは臆することなく突っ込む!
 「まだ行くぜ!!」
 「私も!!」
 そこに、スパイクが両の拳を前に出して電撃を発射!ジャイロが上空から吹雪を吹きかける!
 今度は互いにメガシャトルの上部を狙ったもの、バルクがいるためにその場所以外を狙ったのだろう、
 が、これが功を奏した!メガシャトルの噴射口が凍りつき始め、同時にそこに電撃が入り込み、メガシャトル推進力が落ちる!
 「よしダメージを受け始めてるな・・・一気に行くぞ!」
 「おう!!」
 そこにカーディンが跳躍し、右拳を振り上げ、同時にバルクも裏で右の拳を振り上げた!
 「はぁあああ!!」
 「はぁあああ!!」
 そして、前後から挟み込む様にメガシャトルに拳を叩き込み、めり込ませ、メガシャトルは爆発!消滅する!!
 「どうだっ!!」
 「ついでにこいつも喰らいやがれっ!!」
 カーディンとバルクが上空から着地し、続けざまにバルクがその砲塔をガイキシンに向ける!
 「それならば私も」
 「俺も行くぜぇ!!」
 同じガイキシンに向かい、ジャイロがその両肩と背中から吹雪を放射!スパイクが両手から電撃を放つ!!
 そこに、カーディンも走り込む!!
 「はぁああ!!」
 「ふむ・・・こうすればいいのかな?」
 ガイキシンが右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしてくる!
 「私は、機進 メカロードを発動」
 この切り時なら戦闘後タイミング!?それなら、マシンリザルトで・・・ってあれ!?
 画面に出たあのカード、戦闘前タイミングって書いてある!?
 つまり、マシンリザルトじゃ、ダメってことだ、それならこっち!
 右手を前に出し、宣言!
 「僕はバトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターの効果を発動!機進 メカロードを相殺!!」
 不意に、ジャイロの吹雪が一直線にガイキシンの緑の半透明の板の方に向い、ガイキシンのカードの一枚を凍りつかせる!
 よっし、これで防がれることも無くなったぞ!!
 「ほう、それで防げると」
 へ・・・?げっ!ガイキシンが左手の手札から一枚引いてこっちに見せてきた!
 「我は、機跋 メカロードの効果を発動!相手の同コストのモンスターをトラッシュに送り、3番戦闘をスキップ、ついでに山札を引かせてもらうぞ」
 ガイキシンが僕の方を改めて見据えてくる
 「さて、相殺は?もっとも、機辺 メカロードの効果でそちらのカードをいろいろ封じさせてもらっているがな・・・」
 ぐっ・・・
 「・・・無いっ!」
 「それでは、行かせてもらおう・・・」
 ガイキシンが炎の大剣を思い切り振りかぶり
 「みんな退避!!」
 「了解っ!」
 「了解!!」
 「了解!」
 カーディン、ジャイロ、スパイク、バルクが離れる中、僕も急いで左手側の建物の中に
 ゴゥ!!
 思い切り横に振るわれた剣は、一瞬のみ、炎の嵐を巻き起こす、
 元から離れた場所にいた僕は何とか範囲から逃れたが、カーディン達は巻き込まれる!!
 「みんなっ!」
 そして、炎の嵐が吹き荒れ数瞬
 嵐が晴れた時、そこにいたのはカーディンだけだった、ガイキシンの近くにまで走り込んだおかげで炎の嵐から免れたのである!!
 次の瞬間、上からジャイロ、スパイク、バルクが降ってきて、地上に叩きつけられる!!
 「フロストジャイロヘリコプター!!サンダースパイクダンプ!!バルク!!」
 「ふふふ・・・どうした、怖気づいたか?」
 「ぐっ・・・」
 カーディンとガイキシンが顔を見あわせる、でも・・・まだだ!
 「僕は、マシンリザルトの効果を発動!!次のターン、セットを三枚にする!!」
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「ほう?お前はあきらめていないのか?」
 「あきらめる?まだ僕の命は燃えてるよ?カーディンも・・・ね?」
 「双歩・・・」
 「ハ・・・ハハハハハハハ!!」

次へ
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