バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!/8 WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン13話 急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!8
 
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 「ガ・・・ガガ・・・、人間?有機生命体?滅ぼす・・・滅ぼす・・・」
 ロボットが僕の方を見降ろしてくる、カーディンではない、明らかに僕の方を見ている
 「双歩!」
 そこをカーディンが割り込み、遮った!
 「ガガ・・・ガ・・・相対者のパワーを測定・・・こちらでも十分に対処可能と判断、邪魔者は排除、排除・・・」
 「来るかっ!!」
 カーディンが右拳を前に、左拳を腰だめに構えた!
 さて、こっちも行きますか!
 まずは、何も置かれていない緑の半透明の板右側のチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!」
 怪ロボが右拳を振り上げ、僕の方に振り下ろしてくる!
 「何の!!」
 そこにカーディンが跳躍!拳に右足で回し蹴りを喰らわせ、外側の方に弾き飛ばす!僕の左手の方に拳が降ってきた!!
 ズゥン!!
 しかし、僕には当たらず、少し遠めの左の地面に降り注いだのみ、
 カーディン、ナイス!
 続けて、右手で山札の一番上のカードを引いて、
 「ドロー!」
 今度は左に落ちた拳がこっちに向かってきた!でもっ!!
 拳を蹴って反対側に落ちたカーディンが不意に上に跳び、あの怪物ロボットの顔に右ストレートを叩き込んだ!
 「ぐほぁ!!」
 ロボットはその先の方に吹っ飛び、同時に拳も遠ざかって行く、
 僕はジリジリと下がって距離を取り、さっき引いたカードをチラリと見る、
 今引いたのはバトルマシンズ カーディン ロボモード、で、左手の手札は、バトルマシンズ マッスルモーター、バトルマシンズブースト、ライフブレイカーS・L、フィッシュフライ・タルタル、バトルマシンズブースト、
 それなら・・・
 右手で引いたカードを左手の手札に移し、右手で左手の手札から一枚引いて一番に裏側で置き、
 続けて、左の手の手の札から右の手で一枚引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!」
 「ぬぅおぉおおおお!!」
 向こうの怪物ロボが吹っ飛ばされた姿勢から状態を取り戻してこちらを向き両足二本で駆け出し突撃、その両手の平をカーディンに向かって撃ちつけて行く!
 だが、これをカーディンは素早く後ろに回避!
 すると、怪ロボが両の手を地面に付けたまま左右に広げ、
 なんと、手の部分のワイヤーがひとりでに切れ、同じように両足のワイヤーも全て切断され、両足が四つの四角い塊と化す!
 何をする気なんだ?とにかく、こっちも進められるだけ進めておく!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!!バトルマシンズ ビックハンド!!」
 「ぐぉおおおおお!!」
 怪々ロボットの両手と両足からワイヤーが上に伸び、胴部の大きなキューブにそれぞれ接続され、
 次いで、頭が下に下がりながら胴部下のキューブが蠍の尾のようにワイヤーで上方に伸びて行き、
 蠍の尾を持つ蜘蛛のような形へと変わる!!
 「ぐぉぉおおぉおおおおおお!!」
 無論、その姿は形こそ蜘蛛や蠍をほうふつとさせるが、
 その実態は石と鉄の四角いキューブとワイヤーで構成されたかなり怖いロボットである、
 だがっ!、相手が表にしてきたキューブィアーザー ロフトスコープは僕の召喚するバトルマシンズ ビックハンドで倒せるっ!!
 さぁ、右向こうの方から鉄の拳が飛んで来た!!
 手の骨格を等間隔に丸い穴の開いた四角な鉄骨で大雑ぱに再願したような鉄の右拳で、
 手首の所にジェットエンジンが付いている、あのジェットエンジンで飛行してきたんだろう、
 さて、今のうちにコストコストっと、
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にし、
 「僕はバトルマシンズ ビックハンドのコストにバトルマシンズブーストを指定!」
 さて、向こうのコストは・・・
 ん?キューブィアーザー ロフトスコープのカードのテキストを見ると、そのテキストににあいつの名前が・・・
 キューブィアーザー・・・カード名の中にあるのと同じく、キューブィアーザーっていうらしいな・・・キューブィでいいか、可愛すぎるな、アーザーでいいか、
 「ぐゅおぉおおお!!」
 向こうのアーザーがいきなりこっちに突進してきた!!
 「マジかよぉおおおお!!」
 慌てて後ろを向いて走りだす!!
 「双歩!うわっ!!」
 そこにカーディンの頭に向かいアーザーの尻尾が横倒しに向かって行き、カーディンが急いで姿勢を低くし、その尾を避ける
 なんと、アーザーが突進しつつもその尻尾を大きく振りまわしているのだ!
 おかげでカーディンはどう動いていいかわからず姿勢を下げるのみ、
 そして、上の方ではビックハンドが僕達の方に来ようと近づいてアーザーの尻尾のワイヤーに
 バチッ!
 っと弾かれたりして四苦八苦している!
 次の瞬間、アーザーが上に跳ぶ!
 これは完全に予想外、僕もカーディンもあっけにとられ上を見る、
 すると、そのままアーザーの尻尾の先のブロックがビックハンドに激突!ビックハンドが彼方へと吹っ飛んで行った・・・
 って、ビックハンド!?同時にビックハンドのカードも山札の一番下に吹っ飛ぶ!!
 画面にキューブィアーザー クラロバッシャーってカードがっ!?
 そうか、キューブィアーザー ロフトスコープのコストにキューブィアーザー クラロバッシャーを指定し発動したんだな!このままだとビックハンドに勝てないから!!
 でも、そのキューブィアーザー クラロバッシャーの効果で山札から弾かれるカードしだいでは・・・
 山札の上から三枚目が山札から1番に向かって裏返りながら飛び、山札がシャッフルされる!
 吹っ飛んだカードは・・・よし!!
 即座に、キューブィアーザー クラロバッシャーの効果でさっき表にしたバトルマシンズブーストも吹っ飛ぶ!こいつは右手で持って手札に戻し、
 左手の手札から別のカードを右の手で引いてチャージゾーンに裏側で置き、宣言!!
 「僕はキューブィアーザー クラロバッシャーの効果で召喚されたバトルマシンズ カーディン カーモードのコストにバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を指定!!そして、バトルマシンズ カーディン カーモードをコストに、バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を1番に召喚する!!」
 バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を右手で表にし、先ほど1番に置かれたバトルマシンズ カーディン カーモードを左手に、
 チャージゾーンのバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を右手に持ち、
 場所を交換しつつバトルマシンズ カーディン カーモードを裏にする!
 と、アーザーが着地後、僕の方に向かって跳躍してきた!!
 手足尾、顔を全て上に上げ、胴体のブロックで僕を押しつぶす気だ!!
 「双歩!うぉおおお!!」
 そこでカーディンの両腕が180度回りつつ上がり同時に両肩も上がって頭を閉じつつパトカーの前部となり
 腰の方も180度回って両足が前上に上がってかっちりと胴部まで閉まってパトカーの後部となりながら胸部のパトライトの下二つが上がってX字のパトライトとなり
 パトカーとなったカーディンが前に倒れ僕の方に走り出してきた!!
 そして、アーザーの上胴体の下まで走り込んで
 「プログレスチェーンジ!!」
 前部を左右に開いて両肩にしながらその間から顔が出、額に付けているパトライトと羽のエンブレムがきらりと光り、
 両肩から脇を閉めるようにドア辺りの装甲ごと両腕が出現しつつその両の腕を180度回転させてタイヤの部分を外側に回し、
 続けて、後部が装甲ごと一気に曲げていた足を伸ばすように後ろに展開して地に叩きつけられ上に跳び、腰が180度回転しながら胸部となったパトライトの下二つが胴部の方に振り子を上に上げるように上がって収納され、パーポーパーポーと音を出しながら光り、
 そして、上の方に跳躍し続けその右拳を上に出してアーザーの胴部上に叩き込み、アーザーを吹っ飛ばした!!
 「ぐぬぉう!!」
 アーザーが反転しながら向こうに落ちて行く、が上にまとめていた手足を展開し、着地、
 すぐに反転するように体を跳ばし、再び僕達の方を向く、
 ええい、これぐらいじゃどうにもならないか!!
 と、アーザーがいきなり頭を上げて
 「グギャォオオオオ!!」
 大きく咆哮した!!
 これは・・・?キューブィアーザー ロフトスコープのパワーが上がっている!?
 そうか、キューブィアーザー ロフトスコープの能力か!!
 そして、咆哮し終わった後、そのままカーディンに向かって行き、その右前足を振り上げカーディンを押し潰そうと叩き落とす!
 「そんなもの効きはしない!」
 カーディンはこれを後ろに避けつつ左回し蹴りで右前足をアーザーの左前足の方に蹴っ飛ばしてぶつける!
 だが、八本足のアーザーはバランスを崩すことは無く、続けて、尾の部分のブロックを一旦後ろ下に下げ、カーディンの方に振り回し下ろしてきた!
 「何の!」
 これをカーディンは左足側に跳んで避け、続けて地上に落ちたそれを右足の回し蹴りでアーザーの顔に向かって思い切り蹴っ飛ばし返した!
 大きな音を立て、見事にアーザーの顔に直撃!!
 ドガァ!!ドグォ!!
 「ぐぎゃああああ!!」
 これにはさすがにダメージを喰らったのかアーザーがひるむ!!
 そこにカーディンが跳躍!右の拳に力を込め、アーザーのその顔に埋まった尾に突き出して叩き込み、尾ごとその頭を後ろに飛ばさせる!
 が、ここで左手側からの中ほど二本の手足が襲い来る!
 カーディンは空中で両腕を交差させた防御姿勢で一本を受けて飛ばされ地上に着地!追撃とばかりに向かってきた二本目を僕がいる前左手側に跳んで避け、
 両手で二本目の足のブロックを持って、左側最後の足に向かって投げる!!
 「はぁああ!!」
 投げられたキューブは見事に最後尾左の足に当たり、アーザーの姿勢が左に崩れる!!
 ズゥン!!
 同時に、アーザーの頭が向こうに行っていた反動からか、勢いよくこちらに向かってきて僕達の前の地上に落ち、
 そこにカーディンが走り込み、思い切り右拳のストレートを撃ちこんだ!!
 「だりゃああ!!」
 ドグァ!!
 「ぐがぉおおお!!」
 吹き飛ばされた頭部が胴体に当たり、吹っ飛び、落ちる!
 だが、すぐに八本の足を地に着け持ち直したかと思うと、その足で大地を駆け、再びこっちの方に走り込んできた!
 ぐっ、やはりこれぐらいではどうにもならないか、でも、まだまだどうにかなる!!
 
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