バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!/5 WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン13話 急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!5
 
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 「双歩、どういうつもりだ!?」
 「気になるのもあるけどさ、なんとなく、嫌な予感がするんだよ・・・」
 カーディンの疑問に僕はどうにか答える、
 このまま無視していければいいんだろうけど、あいにくと、人が困っているのを無視できるほど人間出来ていないのだ、僕は、
 いや、この場合、人ではなく、ロボだが・・・
 「あら、いいの?このままどっか行った方が都合良さそうだけど、色々と」
 「話聞いてからでも遅くないでしょ?」
 「ま、そうかもね、なら、パッパと話しちゃいますか・・・」
 アリスが改めて僕達の方を見据え直す
 「簡単な話、大型の作業用ロボットが暴走したの、それでそれを抑えようと私達が戦いを挑んだってわけ、単純な話よ」
 「大型の作業用ロボットって、どうして暴走したのさ?」
 「どうやら、研究のために、メインサーバのデータをランダムに抽出したものを転送したらしくってね・・・」アリスが両手を外側に持ってきて両肩をすくめる
 「メインサーバのデータを・・・?」
 確か、メインサーバに接続したロボットは暴走すると聞いたが・・・
 「聞いた話だと、そいつが自分で志願したんだと、自分たちの未来のためだってな、一部抽出なら問題ないかもってな、結果は・・・」
 「暴走したと・・・」
 「そうよ、上の方は反対してたのに、研究部署が暴走してね、」アリスがあきれて目線を外しまくる「それで、私達が尻拭いってわけ」
 なるほど・・・
 「で、どう暴走してるの?むやみやたらと暴れまわっているとか?」
 「まさか」アリスが今度は違う違うと右手を顔の前で振る
 「それなら遠距離攻撃でドカン、よ、ある程度自我があって防御行動もとれるわ遠距離から攻撃したら、警戒して避けたりもする、そうなると電子頭脳もとりだせないから苦労してるのよ、」
 「電子頭脳?」
 「ま、原因の一つでも調べて置こうって腹積もりらしいわよ、自分達で暴走させたのにねぇ・・・、後、修理できるんなら、余所に回そうとも考えてるみたい、回した先で暴走したらどうするのやら・・・、ま、経験積んだ電子頭脳だからね、無いよりかあったほうがいいんでしょ、で、ここからが本題、むやみやたらと暴れるようになったとかではなく、どうやら、行動パターンが変わったらしいの、」アリスの言葉に自然と怠惰なものが混じり出す「でそれで次に狙ってきていると思しきのが・・・」
 「ここの牧場、とか?」
 「正解」
 アリスがけだるげに返してくる
 やっぱりか、嫌な予感はこういうことだったんだ・・・
 「カーディン、聞いた?」
 「ぬぅ・・・仕方あるまい、罪なき命が失われるのを見過ごすわけにはいかん・・・」
 「ちょっと待った!!」
 ん?リュッケンが異議を・・・?
 「お前ら!!ここは牧場だぞ!!ここ救ったってなぁ、長くても数年後には今救った奴らは全部いなくなるんだぞ!出荷とかで!!それでも助けんのかよ!!」
 「んなこと言われてもなぁ・・・」
 「そうだな、私達にそんなこと言われてもな・・・」
 「だから、なんでここの命を救おうとすんだよ!お前らはここ無視してとっとと行った方がいいし、ここの奴らだって何年もの命じゃねぇだろうが」
 いや、僕にそんなこと言われても・・・
 「それよ、リュッケン」
 今度は、アリス?
 アリスが牧場の方を向きながら両手を柵の上に乗せて牧場を見渡す、何か、考え事でもあるかのようだ・・・
 「私、わからなくなったのよ・・・」
 「なにが?」思わず返してしまった
 「そういえば、お前さん、最近ちょくちょくここに来てたな、動物園に行った後だったか、暇になった後はほとんど入りびたりじゃねぇか・・・」
 「暇?」
 「最近な、なぜかお前らの世界に行けなくなったんだよ、」リュッケンが僕達の方に目線を向ける「行くための装置を調整班がいじくりまわしてるけどてんでダメだ、おかげでオレ様達は侵略できず、しまいにゃ会議とか議題がなくなって、こういう雑用に回されたってわけなんだよ、」リュッケンがいきなり目つきを厳しく際立たせた「お前ら、何か知らないか?」
 「さぁ」
 「さぁ」
 思わずカーディンと共にすっとぼけてみせる
 「ま、お前らは知ってても何も言わんだろうけどな・・・、」リュッケンが今度は再度アリスの方を見る「で、お前はなんでここに来てたんだよ何がわからなくなったんだ?」
 「私達ロボットがやったことについてよ、」アリスが右手を離してくるりとこちらを向きながら柵を持ち替え、後ろの柵持つ両手に寄りかかったような状態となり空を見上げ「人間たちを滅ぼすために、ね」
 不意に、目つきを細めた真剣な目つきとなってこちらに向き直り
 
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