オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

本当の、未来への最終決戦!!双歩VSカーディン!!/1 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン18話 本当の、未来への最終決戦!!双歩VSカーディン!!1
 
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 「ここでいいの?」
 両手に持つ小さな苗を、周りに、奥の巨大な兜を始めとした瓦礫の中央の土、
 足元に一回り掘られた穴の方に降ろしていく
 「そうだ、傷つけないようにゆっくりとだ」
 後ろから掛けられた赤い髪の女性の指示に従い、穴の中に苗をゆっくり降ろす、
 両手を離し、姿勢を上げ
 「よくやった、後は我々でやる、なぁ、長老、いや、軍事クーデターでなった初代大統領?」
 「人聞きの悪いこと言わんでくれ、今だに体制派の方が軍事力も勢力も多い、事が終わったらNae付きでちゃんと選挙を行うわ」
 Nae付きの選挙は電子選挙なのでは?いや、そういったことを考えるのは考えるだけ野暮か・・・
 考え込みながら、後ろに向き、戻る
 「双歩さん!お疲れ様です!!」
 白黒の髪と目をした少女が僕をねぎらい
 「うむ、これで役目を果たせたな!」
 パトカーのパーツを各部に付けたロボットが得意げに言う
 僕の名前は鋼野 双歩(ハガネノ ナラブ)飛角小学校四年二組、
 上着に袖端下端が白く、左肩に車輪と飛行機の片翼がくっついたような赤いジャケットを着て、
 中にオレンジのシャツを、下に茶のベルトを、下に濃い色のジーパンと白いスニーカーをはいている
 茶髪を前の方を上に上げたナイスガイ、ではないけど
 「大役でしたね、双歩さん!」
 声をかけてきたのは、先ほどの、右半身に白の、左半身に黒の、白と黒の髪と目の色をしたおっとりとした印象をしたおとなし目の顔つきの少女、
 黒の半袖長スカートのワンピースドレスの上に、腰まである白の前開き袖付きケープをはおり、ケープ腰の部分前を金のリングで留め、足元は前白後黒の二色ハイヒールをはき、
 左胸の方に黒と金縁で関の字が構成されたバッチを付けている、
 名を芽工 映命(めく みつと)という、
 実は、「元は黒髪黒目だったんですけど、どうやら定着してしまったらしく・・・」と、以前に退院した後に言っていた、
 共に退院してから数ヶ月は立つが、定着していなくても、もうしばらくこのままそうだ
 「しっかし、なんでこの役が僕に回ってきたかね?」
 「思うに、一番活躍したからだろう」
 言って、僕の方を見てくる、パトカーのパーツを各部に付けた、小さな家ほどもの高さのあるロボット、
 パトカー前部を分けて両肩に、後部を両足に、タイヤを四肢に一つずつ配し、胸にパトライトを付け、体には赤が射し色され、頭は先の切り取られたような三角頭に、額に羽とパトランプを象った金のエンブレムが付き、黄色い機目でこちらを見ている
 「まぁ、それもあるがな・・・」
 声を駆けてきたのは、あいも変わらず白衣を着た、長い赤髪を上に上げた赤目の、機敏な感じのする女性、
 中に黄色いポロシャツを着て、長めのジーパンと共に茶色い革靴を履いている
 「人間の子供がやることが重要なんだよ、こういうことは」
 「そう言うことじゃ」
 今度は石の杖で己を支える深いしわを幾重に刻んだ老人で、
 左頬に縦に上下反転した水滴上の、内部の機械を見せるような銀色のあざがあり、その眼差しに、銀色の物が混ざっている、
 こちらもあいも変わらずいくつものぼろ布を重ねて服として、頭にかぶり大きく三角の帽子としている、服を変える気はないのだろうか?いや、あれが長老のスタイルだろうしなぁ・・・
 「人間の子供が一番変わる生き物じゃからな・・・」
 「ロボットでは、ダメなのですか?」
 カーディンが疑問を呈してくる、当然の疑問である、この世界はすでに人間は数少ない・・・
 「なぜ人間が無知で生まれてくるのか、ロボットが何かを知った状態で生まれてくるのか、この差じゃよ、わしらはその域には無いのじゃ」
 そういうもんかねぇ、長老のいた集落のなんて違うとは思うけど・・・
 「ま、今回は適任者がお前らしかいなかった、というだけの話さ」
 「ガイキシンは?」思わず口をついて出てくる言葉、そのまま僕は鉄仮面の方に目線を向ける
 ガイキシン・・・この場に居てもおかしくなかったはずだ、和解して入れば、の話だが・・・
 「再起動をかけたが、拒絶したよ、そいつは」
 「エルドガン?」
 僕の一際前に出て、鉄仮面、ガイキシンの頭部を見上げる
 「内蔵時計は動いてた、それ以外はほぼ機能停止状態だがな、おそらく、時が来れば目覚めるつもりなんだろう、それがいつかは、ガイキシンしかわからないが・・・」
 「時が来れば・・・」
 それまでに、人間とロボットが仲良くできる世の中になってればいいな・・・
 「さて、」
 と、懐かしそうに見上げていたエルドガンが、いきなりこちらに振り返る
 「それじゃあ、儀式を始めよう」
 「儀式?」「儀式ですか?」「儀式・・・?」
 「なに、お祭りみたいなもんさ、カードバトルで守護者を決める」
 「カードバトルで!?」「カードバトルでですか!?」「カードバトルで!?」
 「そうだ、デッキケースを使ったものでな!」
 「でも、守護者は・・・」
 「無論、まわりに推薦を受けた通り、しばらくは私がやらせてもらうよ、でも、それだけだとつまらないんでな、エメラルディアもやってたらしいし・・・」
 ええっと・・・
 「それじゃあ、誰がやるの?エルドガンと」
 「私はやらないよ、言っただろ、お祭りだって、守護者を選ぶやつ以外にもそれと関係ないカードバトルもやったのさ、守護者を選ぶやつじゃ、どうしても実力だけで、というわけにはいかないんでな、それじゃ、祭りとして盛り上がらないだろ?、やるのはお前と」
 「私が、立候補してもいいですか?」
 カーディン!?
 カーディンが言って、一歩前に出る
 「カーディン!?どういうこと」
 「双歩、ジョーカーの時の事を覚えているか?」
 ジョーカー・・・
 憶えていないはずがない、あの時は体中傷だらけになったものだ、
 あの時の黒猫、色々きっつい制限の元に結局、僕の家に置くことになった、器官系の疾患を抑えるために定期的にこっちに戻すとか、去勢手術をしないとか、国が認めた医療機関の検査、治療、予防接種などに協力するとか、
 異世界の猫、つまり、こちらからすればほぼ新種の猫なのだ、おまけに生き残りがいない、いたとしても少数であることが予想されるため、これでも足りないくらいらしい、
 ジョーカーめ、厄介なもん押し付けてきたな・・・
 「そうだ、あの時、あれでなら、双歩と、もっと対等な立場で競い合えるのではないかと・・・」
 「対等な立場で、競う?」
 「そして、双歩の力にもなれる・・・」
 ・・・ふむ・・・
 ・・・ふむ・・・
 思わず深くその意味を考えてしまう、しかし、その答えは決まっている、
 よし、
 改めてカーディンの方を見る、
 「いいよ、やろう」
 「では、どこでやればいいですか?エルドガン?」
 「少しメインサーバから離れたところがいいな、他の者は周りに散れ」
 エルドガンの言葉と共に、皆がそれぞれ行くべき場所へと散る、
 僕とカーディンは向かい合い、新たなメインサーバから少し離れたところに、
 映命さんは僕の後ろに、エルドガンと長老はカーディンの後ろに・・・
 「さて、これでいいな・・・それでは、カードバトルフィールド、展開だ!!」
 カーディンの胸がパトライト中央部から斜め上下左右に展開し、右手を近づけ、展開部が閉まりつつ右手に持った物を前に出してくる、
 それは、上白下黒の長方体でありながら、中央にパトライトが付いている物体、おそらく、デッキケース、
 よし、それならこっちも!
 右手でジャケットの左内ポケットからこちらのデッキケースを取り出し前に出す!
 下黒上白と、ここまではカーディンと一緒だが、中央のパトライトと翼のエンブレムはパトライトの部分のみ赤く着色されている、
 ここに来る前に、この新しいデッキケースを渡されたのはこのためか、まったく、説明してくれればいいのに・・・
 すると、僕とカーディンの前に緑の角の丸い半透明の板と緑の画面が現れ、
 そこに互いにデッキケースを中央に置く、デッキケースはそのまま左手の方に移動し、端の方でデッキケースからデッキが外れ、シャッフルされて山札となりながらそこに置かれ、デッキケースの方はといえば、上下反転しながらその外側に移り、
 と、ライフカードを5枚置いて下さいという表記が、通常ルールだな、
 山札から右手で一枚引いて、中身を見ずに緑の板手前に裏側で置いてライフカードとし、
 それを計五回繰り返して、ライフカードを五枚置く、
 同時に、カーディンの方も右の手で山札から中身を見ずに一枚引いて手前に裏側で置き、ライフカードにして、
 それを五回繰り返して、ライフカードを置き切り、
 さらに、山札から右手でカードを引いて左手に移して手札にし、それを計五回繰り返して手札を五枚そろえ、
 カーディンの方も右の手で山札からカードを引いて左手に渡し移し手札とし、それを五回繰り返して五枚のカードを手札にして、
 「それじゃあ、行くよカーディン!」
 「ああ、わかった、双歩!」
 「カードバトル」
 「カードバトル」
 「スタート!」
 「スタート!」
 さぁ、新たなメインサーバに奉納する、カードバトルの始まりだ!!

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