バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

WカードEX PCDF/1

 

WカードEX PCDF 1
 
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 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 「リチャージ・・・!!」
 皆が自身の板の左手側、チャージゾーンに向かって宣言する!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 「ドロー・・・!!」
 そして、山札から右手で一枚・・・引くっ!
 「双歩!いつでも行けるぞ!!」
 「わかった、カーディン!」
 宇宙と大雑把なワイヤーフレームのようなもので包まれたこの場所で、僕の、いや、僕達三人・・・じゃなくて、四人の前にいるカーディンが叫ぶ!
 目の前の宇宙のような人型、ギャラクシーをにらむ、
 宇宙船と竜を合わせたような鋭利な鎧をした人型の存在で、
 まるで宇宙のように錯覚する内部構造なデザインにこれまた鋭い金縁でところどころがつつまれ、背中に同じような模様のマントを持ち、頭部は赤い目を持つ人型の鎧に上に宇宙船の先端と竜の頭部を合意させたようなものが張り出しており、
 左肩付け根には鋭い幾つもの金の光輪に前面以外が包まれたオーブがあり、もっとも鋭く長い光輪など端が左肩先々から右わきにまで到達している
 さて・・・左手の手札は・・・
 バトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズブースト、バトルマシンズ ビックハンド、バトルマシンズフルブースト、フィッシュ&フィッシュボーンスープ、
 それに今引いた・・・ここは・・・!
 今引いたものを1番に!、続けて、チャージゾーンにもう一枚、
 見渡すと、すでに全員、準備が整っているようだ、
 なら・・・
 全員が1番に裏側で置いたカードを持った次の瞬間には、互いに持ったのを確認したかがごとく、表にしていく!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「オープン・・・!!」
 「一番手もらうよ!僕は、勇気のバックラー トリケンを1番に召喚!!」
 右手側前に現れたのは、子供のトリケラトプス
 全体的にオレンジ色で、目が大きく丸く、とさかの端などが少し赤い、
 というか、カテゴリ1にドラゴンて書いてあるが・・・ドラゴンには見えないけど・・・?
 「二番手は僕達がもらうっ!」
 「二番手は俺達がもらうぜっ!」
 「来い!声士 ワードサウンド!!」
 「行けっ!声士 ワードサウンド!!」
 目の前に天騎士と冥闘士が合わさったような物が現れる!
 左手に丸い盾と剣が合わさったようなものを持ち、右手が丸い鉄球のようになっていて、
 その兜は頭頂部から頭部、とがった右目の部分まで覆い、兜の下から角が生えているように見え、その下には白い肌の口元が垣間見えており、反対には黒い肌にとがった瞳孔の無い赤い瞳と大きな牙が生える口が見え、
 左腰部から腹部以外を覆う鎧の下には浅黒い肌の腹筋が垣間見え、茶皮のベルトには前後左右に三角形のプレートのような防具があって、
 右手足は鎧で覆われて、左手足には何もつけておらず、
 左腕の白刃の盾剣には縁の黒い十個の円が付いていて中に0から9の数字が配され、
 右手の鉄球は縦に五つに、まるで指の様に分離した!
 「なら次は僕だね!バトルマシンズ カーディン カーモードを召喚!!」
 「任せろ!!」
 カーディンが走り出し、胸の緩いV字のパトライトの反対側から対を成すように振り子が上がる様にパトライトが上がってX字型のパトライトとなり、
 両肩が上に上がり閉じて頭を隠していくと同時に両腕が180度回転してタイヤの部分を内側にしつつ両肩と共に上がり、パトカーの前部とし、
 今度は腰部が180度回転しつつ両足を思い切り上げパトカーの後部となって着地!走り出す!!
 「ならばこちらもいかせてもらおう、ギャラクシー・セブン・ポーラ・スター」
 上に輝くは曲がったひしゃくの七星、更にその上に輝く一つ星あれば、そこより飛来する赤黒い光、
 現れたのは、宇宙船のパーツを所々に纏ったような禍々しい顔の巨大なバーサーカー
 両肩に分割した先端部、四肢にブースターを付け、頭に宇宙船を模した後ろ長い巨大な兜に背には上に分かれた小さな鉄機翼が付いた左右に伸びる鉄翼が一対生え、
 体の筋肉は機械の人工筋肉と人間の筋肉がより混ざった禍々しいものとなっている、
 「行け、ポーラ・スター」
 そのポーラ・スターがブースターをふかして叫び、こちらに飛んでくる!
 「双歩!コストを!!」
 「トリケン!行ける!?」
 「ワードサウンド!防げ!!」
 トリケンとカーディンが前に駆け、ポーラ・スターの左右足元に角と角を突き刺し、体当たりして止め、
 次の瞬間、ワードサウンドが両手でポーラ・スターの左足を押しとどめた!
 「ちっ、進めねばなるまいか、ならばコストの見せ合いだ!」
 互い全てがカードを前に出し確認、表に!
 「我はコストに銀河輪転 ~恐怖バラマキしもの~を指定・・・」
 あれは・・・戦闘後タイミングのスマッシュカード!これならこっちのコスト召喚ができる!!
 と、ポーラ・スターが左足を振るい、トリケンを吹っ飛ばした!
 「ならこうだ、僕はコストにアンデフィーテッドブレイブドラゴンを指定し、」
 右手側で声がしたと同時に、そちらの方の光の板の上で、左手に勇気のバックラー トリケンのカードが持たれ、右手にチャージゾーンのアンデフィーテッドブレイブドラゴンのカードが持たれれて、
 あれは・・・プログレスのカード!?カーディンの行ってたことはやはり・・・
 「そのコストに勇気のバックラー トリケンを指定!!1番に召喚するっ!!」
 二枚のカードの場所と表示形式を交換するように置き変える!!
 トリケンがいきなり光に包まれて、翼有の大きな四足の竜へと姿を変え、光を振り払いその姿を現す!
 オレンジの甲殻と鱗を側部と背部に、白の鱗と甲殻を腹部にボーダーのように縦に重ねあわせ、
 尾と同じく少し細めで長い首の先にある頭部には、白く鋭利に生えそろった牙、少し丸みを帯びた瞳、後部左右に白色で少し長めの角を持ち、
 角は根元から進んだところで少し上の方に曲がり、また真後ろに伸びている、
 そして、両前足の付け根辺りには、それぞれ、白く太く長い角に、名残りだろうか、オレンジ色の少し小さいフリルのような物が付いていて、
 角の方は根の部分から少し前に行ったところで少々上の方に曲がり、その後また前方に伸びていて、
 フリルは端の方に斜め上、真ん中先、下の方に白く小さな角のような突起物が在る
 それが一気にポーラ・スターの方に飛び
 「僕は声士 ワードサウンドのコストにオーラエナジーHBを指定!!」
 「俺は声士 ワードサウンドのコストにオーラエナジーHBを指定!!」
 ワードサウンドが両の拳を叩き付け、その痛みで一瞬動きを止めさせた隙にその前足ンの角で一気に弾き飛ばす!!
 「今だよ、カーディン!!」
 「ああ!」
 右手でチャージゾーンのバトルマシンズ カーディン カーモードを左手でバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を持ち、場所と表示形式を両腕を交差させるように入れ替える!!
 「僕は、バトルマシンズ カーディン カーモードのコストにバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を指定して、そのままバトルマシンズ カーディン カーモードをコストに1番に召喚するっ!!」
 そこでパトカー形態のカーディンが走り込む!
 「プログレスチェーンジ!!」
 カーディンが叫び、前部が開いて再び両肩となりながら頭部が出る、額に付けているパトライトと羽のエンブレムがきらりと光り、その頭は飛行機のような三角頭に微小に奥まったところに鋼でできた人顔をもち、
 そこで、後部が曲げていた足を延ばすように後ろに伸びて、先が地面に触れ、跳躍、腰が180度回転し、つま先を下に出して、
 脇を閉める様に両肩から両腕が飛び出してこちらも180度回転してタイヤの部分を外側に出しつつ、
 胸の部分となったX字のパトライトの下二つが内部に収納されるように上がり、収まって、緩いV字のパトライトとなり、パーポーパーポーと音を出しつつ赤く光る!!
 そこから黄色い機目でポーラ・スターをにらみつつ着地し再び跳躍、その右拳を振り上げに突き出し右腰に追撃をぶち当てる!!
 ポーラ・スターが吹っ飛び、その背中が叩き付けられる!!
 そして、カーディンが着地する、
 「ほぅ・・・やはり、そう簡単ではないか、勝利の称号を従えし者たちは・・・」
 「何を言ってるの?まだ1ターン目じゃない?」
 右手にいる側が言いかける
 「Wカードはこれからでしょ?」
 「確かに・・・ならば行こう!」
 ギャラクシーが左手から一枚のカードを引いて見せてきた!
 「私は、銀河の光 ~銀河が陰り始め~を発動!ギャラクシー・セブン・ポーラ・スターのパワーを600上げる!さらに、このカード自身の効果によって、このカードは手札に残り、相殺されたものとして扱うが、私は大銀河の均衡を司る力により、同じカードを二回まで発動、相殺を許容できる!すなわち・・・」
 な・・・あと二回の発動・・・!?
 「銀河の光 ~銀河が陰り始め~の効果、三回だっ!!ギャラクシー・セブン・ポーラ・スター本来のパワーも三倍・・・つまり、パワー5400!!」
 立ち上がりつつあるポーラ・スターの体に星々の光が集まり、青白い装甲をまとい始め
 「おっと、そうはいかない!」
 「おっとそうはいかないぜ!」
 今度は左側の方!
 「僕は声士 ワードサウンドの効果を発動!!銀河の光 ~銀河が陰り始め~の最後の一回を相殺する!!」
 「俺は声士 ワードサウンドの効果を発動!!銀河の光 ~銀河が陰り始め~の最後の一回を相殺する!!」
 ワードサウンドが盾剣を前に構え、息を吸い込み、同時に音を発する、
 すると、向こうのポーラ・スターが両腕で防ぎの構えを取るも。青白い部分にひびが・・・よし、
 「行って、カーディン!」
 「遅れるな、アンデフィーテッドブレイブドラゴン!」
 カーディンが走り、ブレイブドラゴンが飛ぶ!
 先行したのはブレイブドラゴン!
 ポーラ・スターの右拳をすんでの所で内側に入り込む様に飛びかわし、その前足の両角を突き立て
 「そこだぁあああ!!」
 カーディン渾身の跳躍右ストレートが胴中央に決まり、
 ポーラ・スターが吹っ飛び、向こうの壁に叩きつけられる
 よしっ!いや・・・
 「まだ消滅してないよ!」
 「これはきついな・・・」
 「これはきついぜ・・・」
 だが、向こうの効果はカード制限の付いたカード入れ替えだけのはずだが・・・?
 「私は、ギャラクシー・セブン・ポーラ・スターの効果を発動し、チャージゾーンの銀河輪転 ~恐怖バラマキしもの~と、銀河の光 ~銀河が陰り始め~を入れ替える」
 なっ!?手札とチャージゾーンのカードを捨てる気かっ!?
 「ふふふ・・・驚いているな、だが慌てるな、私は続けて、このカードを発動する!」
 ギャラクシーが手札から引いて見せてきたのは・・・プログレイション!?銀河大閃光 ~銀河の災厄が目覚める~!?
 「しまった!プログレイションだなんて!一体どこから・・・」
 右手の方から驚く声が聞こえ
 「企業秘密だよ、ふふふ・・・」
 「どうなってるんだ!?説明してくれ」
 「おい、どうなってんだ!?説明しろ!!」
 「プログレイションっていうのは、チャージゾーンの特定のカードを表にしてコストにするカード、つまり・・・」
 「その通り!コストとして表にした銀河の光 ~銀河が陰り始め~を手札に戻すことが可能なのだ!」
 「そんなっ!?」
 「なにっ!?」
 左手の方で慟哭している間に、ポーラ・スターが立ち上がり、こちらに駆ける
 「さぁ行け、銀河大閃光 ~銀河の災厄が目覚める~の効果を三回発動、お前ら全員、あの世に送ってやろう!!」
 「行かせはしない!」
 「カーディン!」
 カーディンが僕達の前に立ちはだかると、呼応するようにブレイブドラゴンとワードサウンドも立ち並び、いきなり、ブレイブドラゴンが口から炎を、ワードサウンドが盾と口から音を発射、ポーラ・スターが立ち止まるものの少し経つとまた走り出す!
 「はぁあああ!!」
 そこにカーディンが跳び込んでいくと同時にブレイブドラゴンが空中から脇腹に噛みつくように飛び、ワードサウンドが宙に飛んでその右腕の剣をポーラ・スターの右胸に突き刺して
 カーディンが眼前で右拳振りかぶり打ちおろして鼻頭に叩き込んで、
 ポーラ・スターから青白い光と赤黒い光が辺りに発していく
 「まずは一回!!」
 左半身が外側が爆発し、そこにいたアンデフィーテッドブレイブドラゴンが巻き込まれる!!
 「アンデフィーテッドブレイブドラゴン!」
 「二回目ェ!!」
 今度は右半身外側が爆発、ワードサウンドが爆炎に包まれる!!
 「ワードサウンド!」
 「ワードサウンド!」
 「そしてラストォ!!」
 最後に全身が大爆発を起こす!!
 「カーディン!!」
 大きな爆発音があたりに響き渡り、鋼鉄と、甲殻と、鎧と筋肉が落ちる音がして、カーディンとブレイブドラゴン、ワードサウンドが床に転がり、
 ブレイブドラゴン、ワードサウンドが消滅し、カーディンがそのまま仰向けに動かなくなる
 「アンデフィーテッドブレイブドラゴン!!」
 「ワードサウンド!!」
 「ワードサウンド!!」
 「カーディイイイッィイイイン!!」
 「フハハハハ・・・・」
 ギャラクシーの哄笑が、暗闇の宇宙に響き渡る・・・!
 
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