オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

カードライバー レイドライヴァー!! /◇○☆/1

 

カードライバー レイドライヴァー!! /◇〇☆ 1
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 プワァアアアン!
 暗いトンネルの中を光満る地下鉄が通り抜けた後、俺は横の丸い通気口からそこに降り立った、そして、足元の地面の割れ目に目を向ける
 「まったく、リポップするのはいいけどすぐにみんな取ってくんだもんな・・・」
 おかげでこういう人が知らないような場所を見つけなければいけない始末、カードになってない状態で取ってくようなのもいるしな・・・
 その線路の間にある小さな割れ目、そこに手を突っ込んで、
 おっ!あったあった・・・
 手に触れた紙質の物を掴み、ゆっくりと地面より離し取るように引っ張り上げる
 そうして、中から白黒で背景に、中央にWと書かれたカードを取り出す・・・
 思わず顔がほころんだ
 「へへへ・・・これで俺だけのデッキが完成だ!」
 プワァアアアン!
 げ、まず、電車が来る!
 慌てて入ってきた穴に跳びこむ・・・
 背後から照らされる電車の光が俺の影を避け目前を通過していった・・・
 俺の名前は////、
 今の今まで借り物のデッキだけで戦ってきたが、これで俺も自分のデッキで戦える!
 小遣いなんぞろくに貰えなかったしな!
 抜け穴から路地裏のマンホールに出る、ふたを両手で空けそこに広がったのは、吹き抜ける青空の中を灰色と鉄の高いビルの並ぶ、アカシックシティだ
 「やばい、時間無いぞ・・・!」
 色々当たって行けたからよかったものの・・・
 路地裏を抜け出し、マンホールを元に戻し、赤い髪と赤いジャケットを振りかざしながらガードレールの付いた広い道路を左手に走り込み、横断歩道のいくつかを全体的に右前の方に抜けて行き、
 ようやくその白い半円状のものを灰色で窓と扉付きの低いカップで覆ったようなドームにたどり着き、ガラスの自動扉が開く中で走り込む
 「お急ぎください」
 「はいはい!」
 入り口右手の無機質な受付と受付嬢をパスしつつ、一直線にドーム内に入り込む、
 「遅かったね、さぁ、決勝戦だ・・・!」
 中の斜め四方向にある、直線を組み合わせたような大きな観客席群で観客たちが見守るやわらかめでも無機質なホールで待っていたのは、
 まるで王子様のような雰囲気、左右で金と銀に分けたロングヘヤー、
 青パステルの軍服と白ズボンのような衣装を着た、同じ中学1年の少年
 「さぁ、Wカードチャンピオンシップも決勝戦!////君は自分のデッキを用意出来たのかっ!?」
 「もち!!」
 もちろんを勢いよく略しながら右のポケットより今組んだばかりのカードの束、デッキを突き出す!
 「それじゃ、失礼」
 すると、俺の出したデッキに緑の光の壁が十字にスキャンするように通過し
 「ふむ、枚数OK、カード枚数制限OK、違反カードも無いと、それでは初めていただきましょう、デッキケースにカードを入れ、準備を!!」
 床から目の前に飛び出してきた四角い箱を左手に取り、ふたを開けてデッキを入れ、
 そこに目の前に床と平行な緑の光の板が現れる、
 そこにデッキケースを置くと、左の方に移動し、上下反転しつつデッキが飛び出しシャッフルされて山札となりそこに置かれる、
 「ルールは通常ルールだ、さぁ、ライフカードを置き、手札を引いてくれ!」
 指示通り、五枚のライフカードを置き、手札を五枚引き
 「準備は出来たか!?それじゃ、カードバトル・・・スタートだ!!」
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「さぁ、決着をつけよう」
 おお、◇◇◇◇のやつ、目が炎でぼうぼうに燃え盛ってやがるぜ!
 こっちも負けてられねぇなぁ!!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 こいつは・・・俺が初めて手に入れたカード・・・!
 そうだ、コンクリートの割れ目から顔を出しているこいつを手にした時から、俺のWカードは始まったんだっ!
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 大きくカードを表にした俺は、大声で宣言する!!
 「行くぜ!ファイアム!」
 炎が巻き起こり、それを右手の黒い爪で引き裂きそれは現れる、
 灰色の狼男の素体に筋肉質な肉体に腹側が白く、背側が炎のように赤い毛皮に、手首と足首、たてがみが炎のようになっている、
 炎のような瞳孔の色の瞳が一際◇◇◇◇を捉えて大口を開け吠える熱そうなやつ!
 「ならばこちらはこれだ、スターン!」
 突如に水の竜巻が巻き起こり、それをマントとして翻し現れた、
 頭に金縁から水がわき出るような水の冠を、身体に水のマントを持ち、石像のような身体に顔は水色の目のみが造形され、
 その目が冷静にこの俺を写していた・・・
 「スターンのコストに『アクアマント・スプラッシャーを指定!』」
 「こちらは『フレイム・グライ』だ!」
 「◇◇◇◇!生命力はこっちの方が上だぞ、いっけぇ!ファイアム!!この戦いに勝ってこの大会に優勝するんだっ!」俺は気合のあまり思わず右拳を勢いよく前に出した!
 「その意気やよし、しかし、僕には勝てないっ!」
 ファイアムがスターンに向かいその爪を振るう、
 炎を纏いし爪が水のマントを切り裂き、スターンを焦がす、
 スターン急いで下がるが、そこに追撃し、右足を大きく上げてその爪を振り降ろしていく
 「スターン!アクアマント!『生命力を200上げる!!』」
 が、スターンが攻撃が届く前に勢いよくマントを翻してファイアムを下がらせた、
 「それなら・・・ファイアム、フレイムクロー!!『こちらも生命力を200上げる!!』」
 ファイアムの炎の爪がのび、一声吠えると一気に襲い掛かって行く・・・
 「甘いな・・・」
 と、◇◇◇◇が手札から何かを・・・
 「僕はハンドカード、アクアマント・スプレッド『生命力を500上げる!!』」
 すると、スターンが両掌を向い合せ、間に水球を産みだし、上に打ち上げる、
 水球は弾けて雨雲となって瞬く間に広がって雨を降らせ、ファイアムの爪の炎を消し、
 ファイアムが四肢の爪を見て戸惑う中でスターンは再び水球を産みだし、それをビームとして放射、
 ファイアムをカベまで一気に吹き飛ばして激突させ爆発、消滅させた
 「わぁあああ!」
 「おっと、一番戦闘は決着がついてしまったようだ!」
 観客が歓声を上げる中での実況の台詞・・・
 「それでは、会場を変えていただきましょう!!」
 「わぁあああああ!!」
 ・・・え・・・?
 
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