オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

Wカードフュージョン 4話 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

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Wカードフュージョン 4話/1 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 1

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「がー、すぴゅるるる・・・」
 ピルルルル!!ピルルルル!!
 「んあ!」
 何だ、こんな夜中に・・・
 思わずベットから飛び起きて降り、左の方にある机に向い、
 大音量で音を出すデッキケースを右手で取って、デッキケース中央のエンブレムを左手人差し指で押す、
 「双歩!起きているか!!」
 「何、カーディン」
 僕の名前は鋼野 双歩(はがねの ならぶ)
 飛角小学校の4年2組に所属している、茶髪の前の方を上げた髪型をしていて、よく童顔とか言われ、
 今は薄緑の縦じまのパジャマを着ている、
 それで、今右手に持っているの四角形の物体は、上が白、下が黒で中央にパトランプに羽を模したエンブレムが付いたデッキケース、
 今いるのは自分の部屋で、目の前に机が、後ろに青い星空が描かれたシーツが付いたベットがある、
 他にも左に本棚とか右にクローゼットとかドアとかが存在している、
 もっとも、今は深夜で真っ暗なので、あまり周りは見えないけど、
 で、今このデッキケースで話している相手がカーディン、パトカーから変形するロボットだ、
 生真面目だが時々わけのわからんことを言う、
 「双歩!今、博士の友人の装置が反応している!
  近くで何かが現れたようだ!!何かあってもいいように準備しておいて欲しい!!」
 「うぇ~」
 眠気で思わず変な返事を返してしまった、
 「気を付けてくれよ!それじゃ、何かあったら連絡する!それでは!!」
 「うぇ~」
 ピッ!!
 通信が切れたと思われる音が響いた後、こちらからもデッキケース中央のエンブレムを左手人差し指で押して完全に通信を切り・・・
 あ・・・だめだ・・・
 そのまま体が後ろに動き、倒れるようにベットで横になった後、
 そこで意識が途切れた
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「どうも!博士!!」
 「おぉ!来たな!!」
 ここは闘魂ロボット研究開発工場のさすわし博士の部屋だ
 まわりの壁と天井がうねった鉄板と鉄骨で構成されていて、右の方に灰色の机が存在しており、
 その机向こう側には、上左から中ほどに薄い引き出しが、上右側から下に縦3連の引き出しが存在し、その奥にパイプ椅子が存在していて、そのパイプ椅子は鉄パイプで組足と骨組を構成して、座るところと背もたれに青いクッションの付いており、
 机の上に灰色のノートパソコンと、なぜかテレビが乗っている、角が丸く分厚く黒い、少し古めのテレビだ、誰かが見てたんだろーか、
 変に薄すぎるよりこっちの厚い方が置くとき安定すると思うのだが、今はそんなことどうでもいいか、
 で、その机の鉄パイプの椅子に座った柔和な雰囲気がする老人が、通称、さすわし博士だ、
 髪やひげはすでに白く、青いつなぎに白衣という少し変な格好をしている、
 「はっ!双歩君を連れてまいりました!!」
 で、僕の右側に立って額にビシッと右手を当て敬礼などしている巨大なロボットがカーディンだ、
 扇状に開いたパトカー前部のパーツが両肩を構成し、パトカー後部のパーツが足を構成、胸部にはゆるいV字のパトライトが付き、
 上には端の切れた三角頭に黄色い機目を持つ鋼の顔があり、それに額には、左右に開いた羽とパトランプ型の金のエンブレムが飾られている
 「学校の前で待ち伏せまでしてね」
 それに僕の左側で呆れたように返事を返した警察官の青年が轟さん、
 前は研究所内でも私服だったが、今はカーディンを使って僕を送り迎えした直後なので、紺色の警察官の制服を着ている、
 頭に、黒いつばのついていて上が奥に斜めの紺色の帽子を着け、その紺色の帽子にはパトライトと翼の付いた金のエンブレムが付き、
 左肩には小さな黒い無線機を着け、体には長袖長ズボンの警官の制服を着て、制服の下に白いワイシャツが垣間見え、首元に赤いネクタイを締め、足元には黒い靴下を着、その上に黒い革靴を履いている、
 しかし・・・
 「博士、なんで僕、ここまで連れてこられたんですか?」
 「ん、轟君、説明したんじゃないのかね?」
 「あ、ははは・・・」
 「ただ研究所で待機してろって言われただけなんですけど!」
 そう、確かに学校から研究所まで来る道すがら、轟さんにここに来る説明を受けた、
 だが、それはただ単に研究所で待機しろの一点張り、
 どうやら、カーディンも轟さんもそれ以上知らないようだ、
 だから研究所の責任者の博士に聞いたのだが・・・
 「わしも待機しろとしか言われておらんよ」
 「はぁ!?」
 ちょっとまて!ここにいる全員、ここで待機する理由を知らないのかよ!!
 誰が言いだしたんだよ!ここで待機しろなんて!!
 僕はもちろんちがう、博士も今、待機しろとしか言われておらんといった、カーディンがそんなこと言いだすとは考えづらい・・・
 いや、カーディンなら冗談でいいだしかね・・・いやいや・・・
 ここまで考えてこんなこと言いだすと思われるのは・・・
 「轟さん!どうして僕達ここで待機しなくちゃならないんですか!!」
 「いやぁ・・・そのぉ・・・」
 轟さんが困って目を伏せ額に右拳など当てている、やっぱり、轟さん、何か知ってるんだな!
 「轟さん!!」
 「いやぁ、僕もよくわかってないんだよ、署長命令でこうやって待機してるだけだから・・・」
 「署長命令!?」
 「署長命令!?」
 僕と共に、さすわし博士までも大きく声を上げる、
 ま、そりゃ驚くよね、轟さんは見ての通り警察官だ、つまり、この人が何の注釈もなく言う署長というのはこの人が所属する警察署の署長ということになる
 いや、それ以前に、普通の人は警察署の所長という立場の人の命令を受けることは無いと思うんだけど・・・
 「署長命令とはそんなに珍しい物なのですか?」
 と、ここで何もわかっていないカーディンの言葉が・・・ええっと、なんて言えばいいんだろうか・・・
 「確か、私が作られたのも署長命令だと聞きましたが?」
 は、今なんつった、轟さんの上司の署長、個人の命令でロボットまで作って税金の無駄遣いしてんのか・・・
 「いやいや、カーディンそれは違う、いや、正確には違わないけど」
 さすがに轟さんがカーディンを見上げ、何かを言いだす、
 正確には違わないって、一体何を言いだす気だ・・・
 「どっから聞いたかは知らないけど、
  元々、カーディン製造計画はここの自治体の長と議会発だ、
  ただ、ロボットを作る計画はあったが、モチーフやらなんやらは決まってなかった、
  そこでうちの署長が治安維持ロボットが欲しいと強硬に言い出して、
  結果、カーディンはパトカーをモチーフに作られることになったんだよ」
 「ああ、そうじゃったのう・・・」
 なるほど、署長命令ではなくても、署長が強く望んで作られたと・・・
 ん?自治体の長と議会発って、じゃあ、そもそも最初はどういう計画でカーディンを作ったんだ?
 「ねぇねぇ、そもそも、カーディンは何のために作られたの?」
 「いや、この辺りの治安維持活動のために・・・」
 「その前、その前、そもそも、ここの自治体の長と議会は何のためにロボット作る計画立ててたの?」
 「え、ああ、確か・・・最初はこの辺りの宣伝のためじゃ無かったかな、
  一応、今でもパトカーが変形するロボットがパトロールしてるって宣伝されてるはずだけど?」
 え、宣伝してんの?全然知らなかった・・・
 「この辺り、柿と狸で有名じゃからのう、
  署長が言いださなかったら、その辺りがモチーフになっとった可能性もあるのう・・・」
 柿と狸がモチーフのロボットって・・・僕の頭にサルカニ合戦とカチカチ山が思い浮かぶ、
 いやいや、そんなもん思い浮かんでどうすんだ・・・
 「あの、言いだして悪いんですが、」
 ん、カーディン?
 「話を戻してもらっていいですか?
  署長命令とはそんなに珍しい物なんですか?」
 あ、脱線してたか、そうだね、まずはカーディンの疑問に答えてあげないと
 「ええっと、少なくとも僕は聞いたことないよ、博士は」
 「この年でも初めて受けたわそんな命令、轟君はどうなんじゃ」
 「僕も初めてに決まってるでしょ、署長とだってあんまり顔あわせたりなんてしないんだから・・・ただ、」
 「ただ、なに?」
 「ただ、なんじゃ?」
 「ええっと、話していいかどうか、ただの噂なんだけど・・・」
 今度は轟さんは目を閉じて上を見て、何かを悩み始めた、
 だが、すぐに決意を固めたのか、目を開き、僕達の方を見据え、
 「今回の命令、どうやら、うちの署だけじゃなくもっと広範囲に似たような命令が出されてるようで、
  どうやら、うちの署とか、都道府県警じゃなく、もっと上、例えば、警察庁辺りから出されてる命令らしいんですよねぇ・・・」
 「え、そうなの?」
 「そうそう、署内でそういう話になってて、
  別の都道府県の署に勤務してる警察官学校の元同級生に連絡とったら、そこでも所属してるロボットが付添いの人ごと待機命令出されてるって人づてにきいたって・・・」
 ううん、そうなのか、事態がなんか、大きくなってる気がするなぁ
 「では!!」
 ん?何、カーディン?
 「署長命令はめずらしい、という結論でいいんですね」
 「いいと思うよ、それで」
 「それでいいと思うのう」
 「うん、それでいい」
 カーディンが元気よく結論を述べてくるも、僕と博士と轟さんは元気なく返事を返す、
 まぁ、事態が大きくかつややこしい方向に流れそうだからなんだけど、
 「とにかくじゃ」
 と、博士がイスから立ち上がりこっちに来てテレビを両手でこちら側に向けると、テレビの左下にある、黒く丸いボタンに右手の人差し指を伸ばした、
 「待機の暇つぶし用に持ってきたテレビに、何か映っとるかもしれんぞ、
  ま、最低、暇つぶしにはなるじゃろう、いいな、つけるぞ!」
 博士が黒く丸いボタンを押して、テレビの電源をつけた
 パチッ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
Wカードフュージョン 4話/2 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 2

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 「ロボットだぁー!!」
 「巨大ロボットが襲って来るぞぉ―!!」
 写し出されたのは、夕日の中、黒く、一点から赤い光を放つ球体が集まって構成された巨大な人型ロボットが左右のビルを両肘で突き崩しつつゆっくりと歩いていく光景だった、
 そのロボットは、巨大な黒い鉄球状の機械が数個集まって球状に近い形となって体の各部を形成し、
 体中の黒い鉄球状の機械から赤い光が周りに放たれている、という不気味なものだった
 「ご覧ください!!巨大なロボットがこちらに向かって歩いてきています!!」
 「なんじゃ、映画か、一瞬モノホンかと思ったぞ、」
 確かに、人が逃げ、オレンジのスーツを着た女性アナウンサーがしゃべり、
 車が踏みつぶされ、ビルが倒壊する様子は一見すると本物みたいだが、
 ミニチュアと本物のロボットを使い、CGで合成して本物っぽく見せるというのは別に珍しいことでもなんでもないからな・・・
 「いい番組が出るまでチャンネルを変えるぞ」
 博士がテレビの黒く丸い電源ボタンの二つ左の、上に白く小さく+と書かれた小さな黒丸ボタンを右手人差し指で押す、
 「ロボットが」
 「郊外に出現したロボ」
 「大変ですロボ」
 「被害を出したロボ」
 「ロボ」
 「ロボ」
 「ロボ」
 「ロボ」
 「なんじゃ、どのチャンネルも同じロボット映画の事しかやってないではないか、
  最近は映画の宣伝も一律にやるのかのう」
 「いや、いくらなんでもおかしくないですか?」
 轟さんが意見するが、テレビ局が同じ作品ばかり宣伝するのは珍しいことでもなんでもないからなぁ、
 っと、そういえば、轟さんに聞いておきたいことがあったんだ、
 「轟さん!」
 「ん?なんだい、双歩くん」
 「そういえば、Wカードの一般販売の調査をするって言ってましたけど・・・」
 「ああ、あの件ね・・・」
 轟さんが口元に右手などを当て、何かを考えつつ話し出す、
 「一応・・・やってた会社、警察の方から調べてみたけど、
  どうやら何も出てこなかったみたいだよ」
 「そうなの!?」
 どう考えても何かあると思ったんだけど・・・
 「そうなんだよ、逆に何も出てこなさすぎて怪しいくらいに・・・ね」
 轟さんが両手を左右に出し、わけがわからないといった感じで肩をすくめつつ首を左右に少し振る、
 ううむ、警察が調べて何も出てこないんじゃこれ以上、僕からは調べようも・・・
 「ま、警察も調査は続行するから、続報に期待、っていう感じかな」
 うう、そうか、それじゃあしかたないな、じゃあ次は・・・
 「そう、そっちはそれでいいとして、それじゃあ、映命さんの主治医がどういう人物なのかは分かった?」
 「ああ、それはね・・・」
 と、轟さんがなぜか僕の方に顔を寄せ、右手を口元などに当てて口元を隠し、
 「実は・・・
  どうやら、ここ最近、姿を消してしまっているらしい」
 「へっ?」
 轟さんにつられ、思わず声が小さくなる、
 「話しに聞いたところによると、
  病院に所属しているわけではなく、フリーの医者らしいんだ、
  それに、色々事情を隠しているみたい、
  その主治医に関して、病院側も素性を知らないらしいんだ」
 「素性を知らないって、そんなことあるの?」
 「さぁね、医者っていうのは免許制だから、本来はそんなことないんだけど・・・
  ただ、その人が病院側に何らかの恩恵をもたらしているようだ、
  その人のこと、ひた隠しにしてるんだよ」
 なんでそんな怪しいこと
 「なるほど、それは不思議じゃのう」
 「そうですね、不思議ですね」
 ん?
 いつの間にか、博士とカーディンが僕達の方に耳を寄せてきていた
 「博士、カーディン・・・」
 「や、ついな」
 「つい」
 まったく、盗み聞きなんて
 「おお!!そうじゃ!!」
 ん?博士、いきなりなにを思い出したんだろ、
 「新しいロボットを作ったんじゃ!!
  お前さんのデッキケースで一度とってみてくれい!
  じゃ!取ってくる!」
 言って、博士は突如、僕たちが入ってきた通路に向かって歩き出し、通路の向こうに消えて行った、
 新しいロボットって、一体どんなロボットなんだろ、
 いや、それ以前に盗み聞きしたのを後ろめたくなって話題を変えたんじゃあるまいな・・・
 「じゃ、僕が話せるのはこれぐらいかな?」
 「あ、轟さん、ありがとうございます」
 思い切り轟さんに頭を下げる、
 「にしても・・・」
 轟さんが今度はテレビの方を見
 「博士はああ言ってたけど、あんなことあるのかな・・・
  おかしい、絶対におかしい・・・」
 何かぶつぶつ言いながらテレビに見入りはじめた・・・
 博士、そんなに変なこと言ったか?けどま、テレビ以外に、他に見る物もの無いのは事実だけどね・・・
 というわけで、僕もテレビを見つつ、そんなこんなで待つことしばし、
 って言うほど待ってなかったりするけど
 「お~い!持ってきたぞ!!」
 え?博士、今持ってきたって・・・
 声が聞こえた部屋の入口の方を見ると、博士がこちらに向かって歩いてきており、
 その博士が体の前に上げた右手には、二体の小型ロボットが乗せられていた
 一方は顔前面を黒い前髪が覆い、頭の後ろの方を、長髪を付け根が伸びたふうに無造作に縛ったように作られ、
 上半身に白灰の着物を、下の方に灰色の袴を着て、銀の帯を巻き、左腰の方に黒灰色の持ち手と鞘と黄色い鍔で作られた刀を刺し、
 衣服の下に銀色の体を持ち、足元に草履をはいたふうな意図が施されていて、
 もう一方は、薄紅色の頭巾に忍の文字の蜂金を着け、黒髪のポニーテールを薄紅色のリボンでまとめ、
 薄紅色の目だけをだし口元に薄紅色の布を着け、手の甲に金属の板を付け、
 体に薄紅色のミニスカ忍者装束を着て、足に草履のような意図がある、
 共に、ずんぐりな体型をした小型のロボット
 「この二つですか、新しいロボットって?」
 「そうじゃ!!」
 言って博士は左腰に左手を当て得意げに胸を張った!!
 「キット・オブ・ニンジャの弟分とガールフレンドといったところじゃな!!
  さぁ、デッキケースでとって見てくれ!!」
 そうかぁ、キット・オブ・ニンジャの弟分とガールフレンドねぇ、よし!とってみよう!!
 右手で上着の内ポケットの中にある博士から預かっているデッキケースを取り出し、
 そのデッキケースを博士の、というか、博士の右手に持つキット・オブ・ニンジャの弟分とガールフレンドに向け、
 デッキケース右上、僕の右手の親指当たりにある丸いスイッチを、複数回、押す!!
 カチッ!シュッ!
 さて、どんなカードが出てきたのかな・・・
 
名前:バトルマシンズ ギャリット・ザムライ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのコストを
   自分のモンスターゾーンにいる、このカードを含む、
   カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスターの数+1下げる
   (マイナスの値にはならず、マイナスの値になる時は0になる)
   コストが0になった場合、
   以下の条件に次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが合致し、
   自分のモンスターゾーンのこのカード以外に条件があったカードがあった時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
   ない場合は条件のパワーを0として扱う
   ・((自分のモンスターゾーンにいる、このカードを含む、
      カテゴリ、名前に「機」「マシン」
      のいずれかの言葉を持っているモンスターの数)×800)以下
   ・((自分のモンスターゾーンにいる、このカードを含む、
      カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスターの数)×1500)以下
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:侍
テキスト:小さき体で相手を叩き斬る侍、
     その刀は斬る相手を選ばず

名前:斬り裂き、ギャリット、ザムライ!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分の手札かチャージゾーンにある、
        カテゴリ:バトルマシンズとカテゴリ:侍の両方を持つ、
        コスト3以下のモンスターカード1つを指定できた時
        ・自分のモンスターゾーンにある、戦闘の行えるカードが
         置かれていない場所1つを指定できた時
        ・指定したモンスターカードのコスト分、
         自分のチャージゾーンにこのカードを除いて
         裏側表示のカードが存在している時
効果:指定された場所に指定したカードを
   指定したカードのコストを支払い召喚する
   ・指定したカードはこのターン、
    他のモンスター・リサイクルの効果でパワーが減ることは無く、
    このカードのパワーを結果的に減らすそれらの効果は発動できなくなる
   ・指定したカードが戦闘前効果を持っていた時、
    このターン、その効果を任意では発動できないようにし、
    指定したカードが戦闘を行う戦闘前に、
    発動条件を満たしていれば、戦闘直前効果として発動するようにする
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:侍
テキスト:スタッ!!
     現れた侍は、居合のために、ただ、精神を研ぎ澄ます

名前:バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:500
効果の発動タイミング:無し
効果の発動条件:無し
効果:無し
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:忍者
テキスト:人形に変化し待ち構え、
     ただ主のためにその身を投げ打つ!!

名前:飛び込み・ガール・クノイチ
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分の手札かチャージゾーンにある、
        カテゴリ:バトルマシンズとカテゴリ:忍者の両方を持つ、
        コスト3以下のモンスターカード1つを指定できた時
        ・自分のモンスターゾーンにある、戦闘の行えるカードが
         置かれていない場所1つを指定できた時
        ・指定したモンスターカードのコスト分、
         自分のチャージゾーンにこのカードを除いて
         裏側表示のカードが存在している時
効果:指定された場所に指定したカードを
   指定したカードのコストを支払い召喚する
   ・指定したカードはこのターン、
    他のモンスター・リサイクルの効果でトラッシュに送られず、
    このカードを結果的にトラッシュに送るそれらの効果は発動できなくなる
   ・指定したカードが効果が無しだった時、このターン、以下の効果に書き換える
    効果の発動タイミング:戦闘前
    効果の発動条件:相手のモンスターが次の戦闘に参加する時
    効果:次の戦闘が行われるまで、
       次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
       (自分のモンスターゾーンにいる、このカードを含む、
        カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスターの数)×800)下げる
        パワーを下げた後、
        以下の条件に次の戦闘に参加する
        相手のモンスターのパワーが合致した時、
        次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
        ない場合は条件のパワーを0として扱う
        ・((自分のモンスターゾーンにいる、このカードを除く、
           カテゴリ、名前に「機」「マシン」
           のいずれかの言葉を持っているモンスターの数)
           ×800)以下
        ・((自分のモンスターゾーンにいる、このカードを除く、
           カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスターの数)
           ×1600)以下
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:忍者
テキスト:パシッ!!
     突如出現したくノ一が、相手を惑わせ、そして斬り裂く!!
 
 へぇ、ギャリット・ザムライとガール・ズ・クノイチね・・・
 とりあえず、デッキに入れとくか・・・
 「すまんが、一枚ずつ、くれんか?」
 「あ、はい!」
 博士が右手を出してカードを渡してほしいと指を少し曲げジェスチャーする、
 まぁ、四枚程度なら、いいか、
 出てきたうち四枚を左手にとり、博士が出してきた右手に渡す、
 博士は渡されたカードをまじまじと見、
 「ほほう、なるほどのう」
 仕切りになにか感心している、
 ・・・そういえば、作られたばかりなのにしっかりカードの内容が書かれてるよね、どうしてだろう・・・
 単なるキャッチコピーみたいな感じがするけど・・・
 まぁ、考えたってしゃあ無いか、とりあえず、デッキケースにカードを入れておこう、
 左手親指を右手のデッキケースの前面ふた左側に入れて引き、ふたを開け、デッキケースから出てきたカードを左手に取り、デッキケースの中に放り込んで、
 そのままデッキケースのふたを左手で閉じてデッキケースをジャケットの右内ポケットに戻す、っと、
 「ロボットの中にいるのは、声紋鑑定から、有家 深沙容疑者と推測され」
 「な、なんだって・・・深沙先輩が!?」
 ん?なんだろ、轟さん、テレビのアナウンサーが言った名前に反応して・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
Wカードフュージョン 4話/3 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 3

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 「なんで、深沙先輩が・・・」
 深沙先輩って、さっきテレビで言ってた有家 深沙容疑者って人の事?一体誰なんだろ・・・
 テレビ見ればわか・・・あ、だめだ、ロボットが歩いて街を壊してる映像に切り替わってら、
 カーディンや博士なら知ってるか?
 「博士、有家 深沙って人、知ってる?」
 「知らんのう」
 「カーディンは?」
 「いや、私も知らない」
 二人とも知らないのか、
 「大方、女優の名前じゃろう」
 あのね、
 「博士、映画だったら俳優の名前じゃなくて役名で話すと思うんですけど」
 「う、ううむ、確かに双歩君の言う通りじゃのう 」
 「ならば、ノンフィクション物の映画とか」
 「カーディン、言ってる意味が分からない」
 「すみません!!」
 ん?轟さん、なんだろ、いきなりこっちの方を向いて、
 「少し、席を外します!」
 いきなり轟さんが僕たちが入ってきた通路に向かって走って行った、
 なんだ、一体・・・?このテレビの映画を見続けていればわかるかな・・・?
 そういえば、ただの宣伝にしてはむやみやたらと長いな、これ、もう十二分は流れてると思うんだけど・・・
 「す・ませ・」
 あれ、今度は通路の方から轟さんの声が・・・
 轟さん、慌ててたのからあまり離れてない場所で電話を始めちゃったのか、それともよほど大声で話してるのか、ここからじゃ姿は見えないけど・・・
 「け・むし・のほ・につ・いで・」
 ・・・
 今、断片的にだけど、刑務所、って聞こえた、
 どういうことだろ、この有家 深沙容疑者の事を話してるのかな、
 でも、これって映画でしょ、カーディンの言ったようにノンフィクション物なのかな、
 それだと、轟さんとこの有家 深沙容疑者が知り合いってことになるけど?
 「ダ・!?・メでも・ないで、え!?だ・・く、だ・が」
 一体何を話してるんだろうか?
 「ああ~!!」
 今度は博士か、一体何だってんだ?
 「あれは、カーディンタイプのロボットじゃないか!?なんで映画に!?許可なんぞ出した覚えはないぞ!!」
 カーディンタイプ?もしかして、カーディンと同系統のロボットってこと?一体どんなロボットだろう・・・
 テレビの方を見ると、確かに、カーディンに似たロボットが、それも大量に映し出されていた、
 カーディンと全くと言っていいほど同じ外見をしている物もあれば、濃紺と黒を基調にした装甲車の外装に似た感じに換装したもの、ビクトリーカーディンに似ている物などもいる、
 だが、写し出されたのはそれだけではない、
 戦車が立ちあがったようなロボット、トラックの外装が全身に付いたロボット、
 背中に戦闘機の羽を、胸部に戦闘機のコクピットを付けたような空飛ぶロボット、背中にスペースシャトルの羽を、両肩にスペースシャトルコクピット部を分割して付けた、こちらも空飛ぶロボット、
 その他にも大量の様々なロボットが地に空に映し出され、それらが一様に剣や銃や斧や弓や槍なんかを持って、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの前に立ちふさがっているのだ、大きさこそ黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに遠く及ばないが、それが巨大な相手に立ち向かう兵士たちのように映える、
 おお!これはすごいな!!
 ずいぶんと迫力のあるシーンだ、よくこんな予算あったな・・・
 と、ロボット達の中で遠距離武器を持っている者たちが一斉に黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに向かって攻撃を開始した!!
 銃弾、矢、ミサイル、幾々条ものそれらが飛びゆき、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットにぶつかり、辺りを覆い隠すほどの爆発を起こし、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが爆発による炎と黒い煙と爆風によっておこった砂煙に包まれる
 が、炎と黒い煙と砂煙のところどころに赤い光が灯ったと思ったら、
 炎と黒い煙と砂煙の向こうから、大きなズドンという足音と共に、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが前進しつつ姿を現し歩いてくる!!
 どころか、傷一つついてないような感じすら見受けられる
 そこに、今度は近接武器を持ったロボット達が黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに向かって行き、
 剣で斬り着け、斧で叩き斬り、槍で突き、拳を叩きつける!!
 しかし、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットはそれらを無視するかごとく左足を上げ、ロボット達を踏みつけつつ前進した!!
 さらに、今度はロボット達が黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに組みつき、動きを封じようとする、しかし、右足に組み付いたものたちは、右足が振り上げられると同時に吹き飛ばされ、
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットは組み付いたものたちを意に介さず、今度も、立ちふさがるロボット達を踏みつけながら前進した!!
 そうして、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットは、ロボット達のあらゆる攻撃を無視して進む、
 って、いきなり黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットのすぐ左側にあるビルの根元が爆発して、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに向かって倒れこんできた!?
 今度は右側のビルの根元の方で爆発が起きる!?
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットは自身に張り付いたり辺りにいたロボットごと二つのビルの下敷きになり、辺りを砂煙が覆う!!
 と思ったら、砂煙にいくつもの赤い光が浮かび上がり、
 ズドンという足音と共に砂煙の向こうから黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが瓦礫を体に乗せたまま前進してきた!!
 すると、今度は黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの前左側のビルの根元から爆発が起きて、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの目の前にビルが倒れてきた!
 あ!続けて前右の方のビルの根元が爆発して、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの目の前、倒れた左のビルの上に倒れてきた!!
 そして、左右から倒れたビル二棟が、巨大な壁となって、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの前を阻む!
 とは言っても、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの身長よりギリギリ高い程度だけど・・・
 「ずいぶんと豪快で非効率な事をするもんじゃのう」
 確かに、博士の言う通りだ、
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが両手をかければすぐに上れるような高さ、これでは何の意味もない、
 やはりというべきか、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットはその右手を倒れたビルの上にかけ、
 あ!倒れたビルの上に空を飛んでいたロボット達が集まってきた!!
 そして、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの右手に攻撃をしかけて、
 右手付近のビルが崩れて黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの右手が外れた!
 ・・・
 せこい!なにこれ!?
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの右手を攻撃したと見せかけて、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの右手の下にあるビルを攻撃して崩したんだろうけど、
 単なる時間稼ぎにしかならないじゃないか!進撃を防ぐ手が無くなったとはいえ、こんな脚本書いた人間は何考えて・・・
 と、いきなり黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが一つ一つの黒い鉄球に分離して行き・・・
 一つ残らず分離した黒い鉄球が、黒い嵐の様に回転して飛び回る!
 そして辺りを黒い嵐が支配した!!
 しかし、すぐに黒い嵐は収まり、辺りを飛んでいた黒い鉄球は集まって再び人型の形に戻る、
 が、その周りには、ビルも、ロボットも全て無くなり、瓦礫しか残っていなかった、
 そのまま黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットは右足を前に出し、進む、
 
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Wカードフュージョン 4話/4 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 4

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 「双歩君!博士!状況は!?」
 あ、轟さんが戻ってきた、
 ええっと、そうだね、大体・・・
 「あのロボットの防衛に出てきたたくさんのロボットが全滅したシーンかな
  っていうか、状況っていう言い方は違うんじゃない?」
 「え?あ、うん、そうだね、あ、博士!!」
 なんだ?轟さん、少し戸惑ってる感じだけど・・・
 「なんじゃ?」
 「ロボットが全滅したってどれくらいの数でした?」
 「ええっと、そうじゃのう・・・」
 博士が腕組んで考え込んでるな、僕はただ単にぎっしりしたぐらいにいっぱいいた、ぐらいの感覚なんだけど・・・
 「大体、五百は下らんかのう」
 「五百!?本当ですか!!」
 「あ、ああ、もしかしたらもっといたかもしれんが・・・」
 博士がとまどいながら返す、すると、轟さんが口元に右手を当てて何か考え込み始める
 「五百・・・確か警察庁自衛隊が全国で配備してるのが・・・
  すぐに集められるとして・・・五百は、現時点で・・・」
  なんだろ、轟さん、一体何を考え込んてるんだ・・・?
 「それでは、なぜ、このような事態になったのか、おさらいしてみましょう」
 いきなりテレビのアナウンサーがかしこまって台詞をはいた後、画面が切り替わる、
 そこには、青空のもとで、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが山の方から歩いてくる様子が映し出されていた
 お!映画のあらすじでもやるのかな?
 「お昼を少し過ぎたあたりで、この黒いロボットは突如、郊外の方に現れ、侵攻を始めました」
 青空の下で、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが、街の道路横いっぱいに陣取り、下の車その他を無視して道路を歩いていく様子が映し出されている
 「そのロボットが大きな声を上げ、すぐに要求が判明しました、あ!今、ロボットが声を上げたようです!!お聞きください!!」
 画面がさっきの夕日の街の中を歩く黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに切り替わる、
 「私は霧ヶ関の全てを叩き潰す、
  そこに生きる、物、人、全てだ」
 聞こえたのは、ノイズ混じりだが、きれいな女性の声、
 「っ・・・!?」
 いきなり轟さんが震え、動きを止めた、
 「こちらが、あのロボットに搭乗してると思われる、有家 深沙容疑者です」
 またも画面が切り替わって、中央に、白い机とすぐ奥に黒髪短髪で紺色のスーツを着て赤いネクタイを締めた男性のアナウンサーが、背後にたくさんの画面がありあわただしく人が動く部屋と共に写し出され、
 そのアナウンサーが左の方から差し出されたパネルを両手に持って前に出してきた、
 そのパネルには、下の方に白ふち赤字で有家 深沙と書かれ、横に小さく同じように白ふち赤字で容疑者と記されていて、
 パネル全体に、肩ほどに伸びた髪をまっすぐに切った切れ長の目をした黒髪黒目の綺麗な女性の写真が載っていた
 「なっ!嘘だ!!」
 突如、轟さんが両手でテレビに掴みかかる!
 そこに博士が轟さんの腰を持ち、引きはがそうとかかる!!
 「ええい!落ち着かんかい!!」
 「嘘だ!!嘘だ!!嘘だ!!そんな・・・そんな、嘘だぁっ!!」
 ええっと、僕じゃ轟さんを引きはがすなんて、博士と一緒でも、轟さんは新人でも警察官だ、そう簡単には・・・いや、そうだ!
 「カーディン!補助アームで轟さんを引きはがして!!」
 カーディンがビシッと伸ばした右手を額につける!!
 「了解した!!」
 そして、右手を轟さんに向け、その右手の人差し指の先から、細い棒と丸い関節で繋がった先が丸いバナナ状の形で上右下左下三つに分かれたアームが出てきて、
 そのアームが轟さんの後ろの襟首をつかむ!!
 「博士!テレビを!!」
 「おう!!任せろ!!」
 博士がテレビを右側から両腕を使い包む様に持ち、
 次の瞬間、轟さんをカーディンの補助アームがテレビから引きはがす!!
 「う、うわあああ!!」
 ズリズリズリ・・・・・・
 轟さんの足を引きずり、さすがに宙ぶらりんにするわけにはいかなかったか、カーディンが自身の足元にまで轟さんを移動させた、
 と、博士がテレビを机の上に置いて両腕を離し、轟さんの方を見据え、
 「まったく!少しはそこで反省せい!!」
 「そんな・・・そんな・・・」
 ううん、轟さんが愕然とした表情を浮かべて右手をテレビの方に伸ばしているな、
 って、そうだ、補助アーム、
 何かいいカードが手に入るかも!!
 右手でジャケットの左内ポケットからデッキケースを取り出し、補助アームの方に向け、デッキケース右上のスイッチを複数回、押す!!
 
名前:バトルマシンズ 補助アーム
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンかチャージゾーンに、
        カテゴリ、名前に「機」「マシン」のいずれかの言葉を持つ
        モンスターかリサイクルカードが存在していた時
効果:このターンと次のターンの間、
   自分のモンスターゾーンやチャージゾーンにある、
   モンスターとリサイクルカード全てに、
   以下のいずれか1つの効果を選択し、発動させ、
   効果文に応じて書き換える
   ・カテゴリ、名前に「機」「マシン」のいずれかの言葉を持つ、
    自分のモンスターとリサイクルカード全ての
    発動条件文にある、3桁の数字に100数値をプラスする、か
    効果文にある、3桁の数字に100数値をプラスする
   ・カテゴリ:バトルマシンズを持つ
    自分のモンスターとリサイクルカード全てに
    発動条件文にある、3桁の数字に500数値をプラスする、か
    効果文にある、3桁の数字に500数値をプラスする
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:補助
テキスト:そのアームは、ロボット達の動きをきめ細やかにサポートした!!

名前:バトルマシンズ サポートエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
        ・自分のチャージゾーンにリサイクルカードが存在している時
効果:このターンと次のターンの間、
   自分のモンスターゾーンやチャージゾーンにある、
   モンスターとリサイクルカード全てに、
   以下の二つのいずれか1つの効果を選択し、発動させ、
   効果文に応じて書き換える
   ・カテゴリ、名前に「機」「マシン」のいずれかの言葉を持つ、
    自分のモンスターとリサイクルカード全ての
    発動条件文にある、3桁の数字に100数値をプラスする、か
    効果文にある、3桁の数字に100数値をプラスする
   ・カテゴリ:バトルマシンズを持つ
    自分のモンスターとリサイクルカード全てに
    発動条件文にある、3桁の数字に200数値をプラスする、か
    効果文にある、3桁の数字に200数値をプラスする
   その後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで100上げる
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:サポート
テキスト:そのアームがもたらした補助で、適格に動く、動く、動く!!
 
 ・・・え~っと、どう使うんだろう、このカード達・・・
 っと、そうだテレビ!!
 左手親指でデッキケースのふたを左側から指を入れて引いて開け、デッキケースから出てきたカードを左手で取り、デッキケースの中に放り込んでデッキケースのふたを閉じ、
 デッキケースをジャケットの左内ポケットに戻し、テレビの方を見る!!
 「黒いロボットは宣言通り、霧ヶ関に向かって一直線に進路を取り・・・」
 お、まだやってる!!よかった・・・アナウンサーがシーンの説明を続けてる!!
 「数々の迎撃をもろともせずに突き進み・・・」
 そこで、画面が切り替わり、警官が拳銃を黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに向かって撃ち込むシーン、
 その拳銃の銃弾を黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの装甲が弾くシーン、
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットにミサイルを打ち込んでいるシーン、
 ミサイルで出来たであろう爆炎と黒い煙と砂煙の向こうから黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが歩いて現れるシーン、
 黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットに向かってカクカクした大きな白と青と黄色のロボットがライフルを打ち込むシーン、
 いつの間にか黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットがカクカクした大きな白と青と黄色のロボットの顔を右足で踏みつぶしているシーン、
 そして、さっきの黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットの前に幾多のロボットが集まったシーンが映り、
 そのすぐ後、黒い鉄球状の機械が集まってできたロボットが黒い嵐と化し、まわりの建物ごとそのロボット達を吹き飛ばしたシーンが映り出て、
 すぐにアナウンサーのいる部屋にシーンが戻る
 「警察庁、および、自衛隊が防衛のために配備したロボットは全滅、
  ロボットに装備させていたミサイルや重火器など全て効かなかったためロボットに効く可能性のある兵器はすでに大量殺戮兵器しか残っておらず、霧ヶ関の次は最高裁判所を壊滅させるという情報もあり、
  現在、国会は大混乱に陥っています、
  霧ヶ関に最高裁判所、それに、国会議事堂、距離的に非常に近いため、闘いの余波が来る可能性もあり、対策本部を他の場所に移すべきだという議論で紛糾していて、
  そもそも、国会議事堂と近い場所に各省庁を置いたのが間違いだという声も聞かれます、
  また、皇居も非常に近い場所にあるため、ただ今、皇居の関係者の避難が行われております」
 うへぇ、こりゃあもう、いよいよもってクライマックスだね、
 さて、こっからどうあのロボットを退けて
 「そうか、全滅なんだ・・・」
 ん、轟さんの声?
 「どうしたの轟さん、そんなに落ち込んで」
 轟さんがカーディンの足元で顔を上に上げ、覇気なく天井を見ている、
 なんでまたこんな気落ちしてんだこの人は・・・
 と、不意に轟さんがテレビの方を向く、
 「さっきのテレビに出たビデオに写ってたのが、警察庁の今出せる最大戦力、
  当然、周辺の都道府県警からも相当数出されてるだろう、
  いや、そこそこ時間があったから、高性能なロボットもかなり出てたはず、
  自衛隊からも来てたって行ってたな、
  今来の偏重予算を鑑みれば、警察庁周辺に高性能なロボットが大量に出ているはず、
  ということは、今、この国に残ったロボット戦力ではどうにもならない可能性が高い、
  自衛隊の方も、霧ヶ関周辺に、数は置けないにしてもそれなりのロボットを防衛用に置いているって聞いたことがある、
  カモフラージュもしてない戦車のロボットがいくつか来ていたところから、周辺の自衛隊の基地からも応援に来ていると見たほうがいいだろう、警察は戦車のロボット持ってないし、そんなに目立つの、霧ヶ関周辺に配備してるとは思えないしね、
  自衛隊は国境線の方に色々置いてるけど、キリヶ関周辺の方にも相当数置いてる、
  数が置けない以上、性能はこちらの方が上だと聞いたことがあるな、
  国境線付近の基地から動かすのにも限度があるし、なによりこちらは遠すぎる、
  仮に国境線付近から相当数のロボットが来たとしても、そのころには霧ヶ関は宣言通り壊滅してるだろう、
  来た側から攻撃していくという手もあるが、それではかなわないであろうことはさっきの戦闘で証明済みだ」
 でも!!
 「それは現実に当てはめた場合でしょ
  今のは映画じゃない、なんでそんなこと考えるのさ」
 轟さんが、ゆっくりと、僕の方を向く、
 「今のが、現実だからさ」
 「え・・・」
 う・・・そ・・・
 「教えてくれるか、」
 博士が、轟さんを見据える、
 「知ってることを、全部な」
 轟さんが首を力なく縦に振った、
 「まず、先輩、有家 深沙容疑者の事から・・・」
 轟さんがまたも上を見上げた、ただ、今度はどこか懐かしむような顔で、
 
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Wカードフュージョン 4話/5 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 5

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 「あれは、僕が高校に入った時のこと」
 え?そんなとこから話が始まんの?
 「登校初日で、部活動の勧誘をやってた人がいたんだ、きれいな人で、結局、その人に説得されて」
 「その女性が、有家 深沙容疑者じゃな?」
 またも、轟さんが力なく首を一つ縦に振る、
 「でも、その人、付き合ってる人がいたんだ、警察官志望の人でさ、
  結局、その人には一回も勝てなかったな・・・」
 轟さんが懐かしむ様に上をもう一度見上げる、
 「二人とも三年で、僕が一緒に柔道部にいたのは一年ほど、
  すぐに二人とも卒業して行って、
  一年後ぐらいかな、結婚したって・・・」
 今度は、力なくうなだれた
 「卒業した後、警察官に就職したから、結婚したんだって、
  僕も、あの二人に触発されてさ、卒業したら警察官になるって二人に言って・・・」
 「それで終わりなら、こんなことにはなっとらんじゃろう、
  聞くべきはその先の話じゃ、話してくれるか?」
 轟さんが、今度は、うつむいたままの視線で、僕たちを見据えてきた、
 「二人が結婚して一年後、事件は起きた」
 ゴクリ、
 思わずのどを鳴らしてしまった
 「殺されたんだ、首をつって、自殺に見せかけて、その警官になった、柔道部の先輩がね」
 な・・・
 「先輩はある事件を追っていた、不正選挙、一年前に大騒動になったアレさ」
 え・・・?
 「ちょっと待って、そんな大事件をその先輩が追ってたの?」
 「いいや」
 カーディン!?
 「双歩、不正選挙を暴いたのは一般の市意の人たちだ、
  警察の人間は不正の側にいて関わっていて、暴く側に関わっていたという情報は無い、
  実際に誰かが追っていたとしても、それは・・・」
 轟さんが力なく首を縦に振る
 「その通り、先輩は結局、何の力にもなれなかったのさ、
  そればかりか、その入手した不正選挙の資料を、家族に見られた」
 「それが、どうして?」
 「口封じさ」
 轟さんが、目を細め、どこか宙をにらむ、
 「どうやら、先輩が見つけた資料を、先輩がいない時に、
  深沙先輩と両親が一緒にいる時に見つけたって話だ、それらしい話を深沙先輩から聞き出した、
  それで、後で僕が調べたところ、どうやら、
  資料から先輩のみならず、深沙先輩と先輩の両親の指紋も見つかったらしい、
  結果、犯人の一味は自殺で押し通そうとしたところ、急遽変更、
  先輩の両親を殺し、その罪を・・・深沙先輩に擦り付けた」
 ・・・
 轟さんが目を伏せる、
 「凄惨だった、僕が調べた時にはすでに遅く、
  深沙先輩の両親すら自殺に見せかけて殺されていた、
  こちらは自殺として処理されたよ、
  深沙先輩が罪を否定したので、その見せしめか、
  はたまた、深沙先輩の両親が何かを知っていたのか・・・」
 「な・・・そんな・・・でも、それでなんで、霧ヶ関の全てを叩き潰すって」
 「知らんのか、双歩君?」
 「・・・不正選挙を、全国規模で、国政すら操り間接的に国民を殺戮するほどの大犯罪を犯していた首謀者は・・・」
 「霧ヶ関の上層部だ」「霧ヶ関の上層部じゃ」 
 「霧ヶ関の・・・上層部?」
 上層部って、どういう事?いくらなんでも上層部全員ってことは・・・
 「ええっと、霧ヶ関の上層部って、いくらなんでも、上層部全員ってことはないんでしょ?」
 「双歩君、君が考えていることはとても甘い」
 え、轟さん・・・?
 「そうじゃ、その通りじゃ」
 博士・・・?
 轟さんが、意を決したように僕の方を見据えてくる
 「確かに上層部全員ではないかもしれない、
  ただし、それはきちんと調査出来ればの話だ」
 「なんせのう、調査しようにも資料は隠蔽、処分する、
  出てきたものはミスリードを誘うように改ざんされたり、ひどい物では全く別の物にすり替えられておる」
 「それらを第一に調査するべき警察も、自身の上層部が関わっている可能性が極めて高いために動かない、下手をすれば向こう側に付く」
 「これでは誰が悪くて誰が悪くないのか誰にもわからん、
  結果、霧ヶ関の上層部は、一年前から誰も変わっていない、双歩君と同じように考えたのか、犯人捜しをしようとして、
  霧ヶ関の人間全員から妨害されて・・・大犯罪の主犯達であるにもかかわらず、じゃ」
 「これじゃ、最近政府が出してきた、
  霧ヶ関と最高裁判所の人間を総入れ替えする法案も冗談じゃなく笑えない」
 「もっとも、下っ端の人間、地方で不正選挙を実行しとった公務員のやつらや協力しとった警察官や裁判官は次々逮捕されておる、
  が、霧ヶ関の上層部の奴らはのらりくらりと避けておってのう、全国規模の不正選挙なら、そいつらの指示が無い方がおかしいのにも関わらず、じゃ」
 「証拠も見つからない、おそらく、彼らが隠したか、処分したか、霧ヶ関の上層部全員が関わっていて、その全てが犯罪の隠ぺいに回っているって話も聞いたけど、ここまで来ると、もしかしたらそれが正しいのかとすら思えてくる、
  そう考えると、深沙先輩がどうして生き残れたのかもわかる」
 え・・・?
 「生き残れたって、なに?轟さん」
 「言葉どおりの意味だよ、多分、深沙先輩は有罪判決を受けた後、
  自殺に見せかけて殺される予定だったんじゃないだろうか」
 「な・・・なんで!?」
 「死人に口無しだよ、双歩君、そうやって罪をなすりつけた後、口封じするつもりだったんだ、有罪に絶望したとかいう筋書きでね、
  ただ、深沙先輩を殺す前に、不正選挙が発覚した、
  結果、深沙先輩の事を後回しにしてでも、やらなければならないことが出てしまった、
  いや、それよりも、深沙先輩を処分する必要性が無くなった、と言ったほうが正しいか」
 っつ!!
 「そういえば、ずいぶん綺麗な人じゃったが、女優さんじゃなかったんじゃのう」
 「そうですよ、深沙先輩は女優なんかじゃありません、
  それに、お腹に赤ちゃんがいますしね、自殺する理由に乏しかったんでしょう」
 あ、赤ちゃん!?
 「ま、待って?!お腹に赤ちゃんがいるのにあんなロボット操縦してるの!?」
 「ああ・・・そういえば、まだ話してなかったっけ」
 いきなり轟さんが朗らかに笑う、
 「あの日、実は深沙先輩に会ったんだよ、産婦人科の病院から出てくるところでね、
  聞いてみたら、妊娠したかもしれないから、確認に行ったんだって、
  警察官の先輩もまだ知らないから、秘密にしといてくれって言われてね
  そのすぐ後に事件にあったって、深沙先輩、言ってたんだ・・・」
 「で、でも、話からするとその事件、一年以上前・・・」
 「ああ、そういえば、そうだったね」
 轟さんは突如、右手を口元に当て、考え込む、
 「そういえば聞いてないな、大方、どこかの孤児院にでも、預けて・・・」
 バババ・・・
 なんだ、これは、ヘリのローター音?
 ババババババババババババババババババ・・・・・・・・・!!!!!!
 段々大きくなってる!?
 
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Wカードフュージョン 4話/6 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 6

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 「博士?今日、ヘリが来る予定でも?」
 このヘリのローター音、明らかにこの研究所か、この近くに着陸しようと近づいてきている、
 だとするなら、一応、ここの責任者である博士が知っていると思うのだが・・・
 「いいや、わしは知らんぞ?」博士が顔を少し左右に振り「一体誰じゃ、この研究所にヘリなんぞ飛ばしてきたのは!!」
 大声を上げ怒る、
 博士が知らない?
 この研究所にはヘリのロボットもいるけど、そのロボットのプロペラとローター音より明らかに大きいし、
 一体、誰のヘリだろう?
 「とにかく二人とも」
 「何?轟さん」
 「ここは一度様子を見に行ってみないか?」轟さんが少し表情を崩す「ここに居続けるのも飽き飽きしてたとこだし、いざという時のために、カーディンも」
 「了解した」カーディンが首を縦に振った
 「そうじゃのう、そうしたほうがいいかのう」
 「僕も、そうしたほうがいいと思う、カーディンと轟さんがいれば、何かあった時に警察の方からもすぐ連絡取れると思うし、そもそも、そんなに遠くに行くわけじゃないし」
 「決まりだな、行こう!!」
 「了解しました!」
 「そうじゃな」
 轟さん、博士、カーディンが僕たちが入ってきた方の通路に向かって歩いていく、
 にしても、このタイミング、あまりにもよすぎやしないだろうか?
 「双歩!早く行こう!!」
 カーディンが通路の方から僕の方を向いて急かしてきた、
 「あ、うん、今行く!!」
 行くか・・・
 嫌な予感を胸に抱きつつ、僕も通路の方に向かって歩き出し通路の中に入って行く、
 そして、通路を歩く中で途中の左と前の分かれ道を左に曲がり、その先にあった巨大なシャッターを轟さんが下から持って一気に上に上げると、僕達四人はそこから外に出る、
 外はすでに夕日が沈みつつあり、辺りを暗く染め上げていた、
 正面の錆びた鉄の棒が三角らせんに組み合らされ作られた門とその門の左右の白い塀、
 それに、門の向こう側の左右に伸びる道路と道路向かいの四角く平べったい自転車屋、
 それらを、全て暗く・・・
 バババ・・・というヘリ音は背後から聞こえる、間違いない、この研究所の中に着陸しようとしているな
 「私が外からシャッターを閉めておきます」
 カーディンがシャッターの方を向き、右腕を伸ばして人差し指先から補助アームを展開、
 補助アームの先でシャッターの端を掴むと、
 右腕を一気に下に下げ、シャッターを閉じた、
 そして、カーディンは補助アームを収納しつつ右腕右手を横に伸ばした後、僕たちの方に振り返りながら額の方に持ってきて、目を光らせつつ、
 「シャッター閉めました!!」
 大声で宣言した!
 「それじゃあ行こう!!」
 轟さんが建物左の方のコンクリートに包まれた通路から研究所の奥に向かって進む、
 確か、この先は、バトルポリストレーラーの入れられた車庫があったはずだ、で、さらにその先は比較的広い広場になってる、ヘリが着陸するとするならば・・・
 僕の記憶通り、進んだ先左側に、車庫に入れられたトレーラーが見えてきた、
 全体がポリスカラーで塗られていてその中で、前部は少し低い全高をしていて上が白、下が黒に塗り分けられており、上部中ほどに狭い窓が付き、それらの上には赤いパトライトがあって、
 後部にある前の方が白で左右上下に少し細く後ろが黒で真四角な荷台を繋いでいる、
 しかし、心なしかバババ・・・というヘリの音も大きくなっていっている、先の方から風も吹いている気がするが・・・
 そうして、左側の視界の端に車庫とトレーラーを入れつつ先に進んでいく、
 あ!なんか、先の方に人だかりができてるな!!
 白衣や青いつなぎを着た人、それに何体か今まで見た大きなロボットも集まってる!!
 その人だかりを、轟さんがを両手でかき分けつつ
 「はいはいごめんよ~」
 先に進んでいき、博士もそれに続いていく
 「すまんの~通してくれんか」
 じゃ、僕も、
 「はいはい、ごめんね~」
 人を主に轟さんがかき分けてたどり着いたのはこの研究所中央にある広場、
 以前はここでエンジンの試験やカードバトルなどしたのだが・・・
 ババババババババババ・・・・・・・・
 そこに大きなプロペラ音をたてて左真上側から降りてきていたのは前後にプロペラを備えた迷彩色の大型のヘリ、
 四角い大形の箱の周りを流線型に削り、前後の大型プロペラの下の接続部を太く前後に出っ張らせ、下に四つの車輪を持ち、
 前に大型の窓を、両サイドに四角い小さ目の窓を並べ、後ろの方には下に開くタイプの出入り口を備えている、
 と、そのヘリが広場の中央まで下りてきて着陸した!
 そして、ヘリの左側前の方の窓周辺の装甲が前に出て、下の方に開いていってついには階段と化し、誰かが下りてきた、
 カンカンカン!!と足音を立てて降りてきた人、それは真面目そうな男の人だ、
 顔立ちは普通なのだが、口を真一文字に閉じ、真剣な目で周りを見るその表情により、真面目な印象が際立って感じる、
 が、問題はその服装、
 全身を迷彩服で包み、頭には迷彩色のヘルメット、左肩に担いでいるのは上に黒い銃口が見えるアサルトライフルだ、
 あれは、軍人なのか、実物見るのは初めてだけど・・・
 「この中に!!北井 轟!!鉄工 蔵磁!!カーディン!!そして、鋼野 双歩殿はいられますか!!」
 ・・・大声で名指しされてしまった、にしても、鉄工 蔵磁って、誰だ?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
Wカードフュージョン 4話/7 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 7

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 「はい!!轟は僕です!!」
 轟さんが右手を上げ、群衆の中を進んでいく!!
 「ほいで、鉄工 蔵磁はわしじゃ!!」
 え!?
 「博士!鉄工 蔵磁って名前だったの!?」
 「そうじゃ、知らんかったんか?」
 「いいや、ぜんぜん」思わず首を左右に振る
 「かーっ!!これだから最近の若いもんは・・・」
 いきなり博士が右手に額を当てて悩み始めた、
 昔の若いもんはエスパーだったんだろうか、
 僕が博士の名前を知らなかったのは今の今まで聞かされてなかったせいだけど、
 知らなくて不都合があったわけじゃなし、さすわし博士で通ってたし、
 まぁ、そんなことより、
 「呼んでますよ!さすわし博士!!先に行ってください!!」
 「今わざとあだ名で呼んだな、まったく、というか、おぬしも呼ばれとったじゃろう・・・ほれ、とっとと行くぞ」
 「・・・行かなきゃ、ダメ?やな予感しかしないんだけど・・・」
 「ダメ」
 仕方なく、博士と、轟さんと共にヘリに近づく、
 そういえば、カーディンは・・・?
 カーディンを探し、後ろの方を見る、
 あ、群衆の向こう側で足元を見ておろおろしてる、
 後で博士に頼んで群衆をどけてもらおう
 「北井!!鉄工!!鋼野!!ここに揃いました!!」
 「ごくろうさまです!!」
 今の声は、轟さんとさっきの軍人さんか、
 正面の方に顔を戻すと、轟さんとさっきの軍人さんが向かい合い敬礼していた、右ひじを外側に出しつつ右手を伸ばして額に当てながら、
 「で、わしが鉄工 蔵磁じゃ」
 と、さっきの軍人さんが敬礼したまま博士の方を向き、
 「よろしくお願いします!!鉄工博士!!」大声で叫びあげ、
 「うむ」
 博士が満足げにうなずく、
 次は僕の番、か、気乗りしないけど・・・
 「初めまして!!鋼野 双歩です!!」
 「は、はぁ・・・」
 軍人さんが敬礼を力なく解きながら僕の方に顔を近づけてくる
 「あれ?上に提出した報告書には、カーディンのロックの一緒に、確かに彼の事も、小学生の少年と記載したはずだけど?」
 「いえ・・・わかってたんですけど・・・」
 轟さんの言葉に、軍人さんが力なく答え、呆れたような顔を僕の方に向けてくる、っていうか!!
 「轟さん!!報告書ってなに!!」
 「報告書は報告書だよ」
 轟さん、呆れて目を閉じてため息なんてついてるな!!
 「僕だって警察官なんだ、何かあったら、上に報告しなきゃいけないの」
 「いや、そりゃそうなんだろうけど、一言言ってくれても・・・」
 「で、わしらを呼んだ理由は何じゃ?」
 僕と轟さんが言い争う想定を見せ始めた瞬間、博士が軍人さんの方に質問をぶつけた、
 そうだ、言い争う必要なんてなかったな、
 自然と僕と轟さんの視線も軍人さんの方に向かう、
 当の軍人さんは、ふたたび右手を外側にのばして額に当て、敬礼をした、
 「はっ!!今現在、霧ヶ関に襲来しているロボット、隊称、ブラックスフィアの迎撃に参加してほしいとの要望です!!」
 「ブラックスフィア?」「ブラックスフィア?」「ブラックスフィア?」
 僕と轟さんと博士の声がハモった
 いや、いきなり知らないロボットの名前を言われても・・・ううんと・・・
 「ねぇ、そのロボットって、一体どんなロボットなの?」
 「はっ!!黒い球体が集まって人型となったようなロボットとなっております!!正式名称は不明ですが、自衛隊内ではブラックスフィアと呼んでおります!!」
 えっと・・・
 「それって、あのテレビに出てた?」
 「はっ!!それで間違いないと思われます!!」
 僕の質問に馬鹿正直に軍人さんが答える、
 やっぱり、あのロボットかぁぁぁああああああ!!
 いや、わかってたんだよ、こういう予感はしてたさ、でもね、な「なんで僕たちなんだい?」
 轟さんが僕に先んじて発言し、軍人さんを目を細めて睨む
 「僕たち以上に実績のあるロボットチームや高性能なロボットを擁するところはいくらでもあるだろう、それに君、所属は?」
 「はっ!!陸上自衛隊のヘリコプターチームに所属しております!!」
 「陸上自衛隊のヘリコプターチームって言ったら、重火器を備えたヘリロボットもいっぱいいるじゃないか、ここの研究所の非効率にも冷気を操るように調整されたヘリロボよりも、実戦的な奴がいっぱいね」
 「聞き捨てならないな!!その話!!」
 あ、右側の方に水色でヘリの胸部を持ったロボット、フロストジャイロヘリコプターがこちらの方を覗いてきている、
 その姿は、全体的に細身で、両肩にヘリのローターを着け、ヘリの前部をイメージした水色の兜をかぶり、水色の氷瞳を持っている、
 「そうだぜ!!こいつを馬鹿にすると俺がゆるさねぇぞ!!」
 今度は、サンダースパイクダンプか・・・
 確かに、フロストジャイロヘリコプター、ジャイロの右側にそれはいた、
 全体が黄色く、大柄で、胸部にダンプカーのコクピットがあり、
 その顔は、ダンプカーの下半分を模して造られ、ダンプの前部上をイメージしたような黄色い兜をかぶり、
 その兜の下の黄色い鉱目でこちらをにらんでいる、
 「ああ、残念ながらのう・・・」
 博士が目じりを下げて心底残念そうな顔で、ジャイロとサンダースパイクダンプ、スパイクの方を向く、
 「おぬしらは、純粋に戦闘用に作った物じゃないんじゃ、知っとるじゃろう」
 「うっ・・・」「そりゃあ・・・」
 ジャイロとスパイクがうめき、動きを止める
 「冷気や電気を変形するロボットに操らせることが第一の理念にあったんじゃ、大体、戦闘用にロボット作ったって面白くないしのう、じゃが・・・」
 博士が改めてジャイロとスパイクを力強く見据える、
 「おぬしらはわしらの自信作じゃ、安心してよい!!」
 「博士・・・」「博士・・・」
 「それに、じゃ・・・」
 ジャイロとスパイクが感動したのか、博士の方をじっと見つつ、博士が軍人さんの方を向いた、
 「わしには、なぜヘリコプターチームのロボットを出したくないかわかるぞ、大方、一番高性能で金をかけた奴らは一通り、やられてしまったから、そうじゃろう」
 「う・・・」
 軍人さんがたじろぎ、顔をひきつらせた、右の口角を上げ、固まったりなんかしている
 「その様子だと図星じゃな、
  わしらがテレビで見たカーディンタイプは、口が動いておった、
  だが、うちのカーディンは口が動かん、なぜって、予算が無かったからじゃ」
 「ええっ!!」
 後ろの群衆の向こうにいるカーディンが声を上げ、思わず、右手人差し指を自分の口の方に向ける中、全員の視線がカーディンの方を向き
 「私の口が動かないのって、予算が無かったからなんですか!?」
 「そうじゃ」
 博士がこともなげにカーディンの質問に答えた、
 「もっとも、他の奴らもそうじゃぞ、基本的にうちでは口を動かせるロボットは作っとらん、存外金がかかるし、そんなもん付けるぐらいなら、もっと他の事に金をかける、じゃがな、」
 博士が、再度軍人さんの方を向く、
 「わしらはこうじゃが、テレビで映った黒いロボットを迎撃したのは、おそらく、国の予算を直接付けて作られたロボット達じゃろう、当然、カーディンより高性能、口を動かす装置付ける予算も余裕綽々、というわけじゃな、」突如、博士が目じりを吊り上げ「まったく、わしの作ったカーディンタイプを馬鹿にしたくせしてちゃっかり自分たちの方で同タイプを作るとは、何たることじゃ!!」
 怒り、怒鳴る、いや、そうじゃなくって、
 「博士、今怒ってる場合じゃない」
 「おっと、そうじゃったのう、双歩君」
 にしても、テレビに映った多数のロボットの一部のやつの口が動いただけでかけた金がわかるなんて・・・
 さすが博士って呼ばれてるだけの事は
 「私も・・・」
 ん?軍人さん?
 「私も、一応、意見したのですよ、でも、派遣した分がダメならどうにもならないって、
  他のロボットチームに任せた方がいいって、上の方が・・・
  それで、こうして、各地の実績あるロボットチームを霧ヶ関の方に送るように、と」
 なるほど、自分たちがダメだから、とにかく、他をぶつけるしかないと、
 ヘリのロボは僕はあのテレビの中で見た記憶が無いが、それ以前にも迎撃していた節があるし、そこでやられてしまったんだろう、
 でも・・・あのテレビに映った大群のロボットでもダメだったのに、カーディン一体ぶつけてもどうにもなんない気がするけど・・・
 「行こう、双歩君」
 轟さんの決意を込めた声が響く、
 轟さんはそう言うよなぁ、知り合いが関わってるっぽいし・・・
 「ま、どうせ行くしかないんじゃろうのう」
 博士のため息交じりの声も聞こえた、
 あきらめるのはよくないよ、博士・・・
 「双歩」
 「何?カーディン」
 後ろの方を振り向くと、確かに群衆の向こう側で、カーディンが僕の方を見据えてきていた、
 「私も、人々を守るため、戦いたい、大丈夫だ!君と一緒なら!!」
 「僕も、力及ばずながらサポートするよ」
 「わしもおることを忘れんようにのう、故障してもすぐ直してやる!!」
 ああ、やっぱりそうなるのか・・・仕方ないなぁ!!
 「ダメだって思ったら、すぐ逃げるからね!!僕は!!」
 「ああ!!」
 「うん!!」
 「おう!!」
 ああ、結局行くことになるのか・・・こうなったら、その、他のロボットチームとやらが頼りだなぁ・・・
 「それでは、カーディン殿はヘリの後ろの方に、ハッチ開けますので!!おい、頼む!!」
 と、ウィーーンとヘリの後ろの方から、何かが空く音が響き、続けて、
 カシャン!!と何かが床に叩きつけられる音が聞こえた、
 と同時に、博士が人ゴミの方に出て両手を何かをかき分けるように動かし、
 「ほれほれみんな!!カーディンを通さんか!!」
 博士が呼びかけると同時に、カーディンの前の人垣が左右に分かれて行く、
 「ありがとうございます、博士!!」
 「礼はいいから、早くカーモードの戻らんかい、それではヘリに乗れんじゃろう」
 「了解!とうっ!!」
 カーディンの両肩が上に閉じ、両腕が180度回りつつ両肩の中に入りパトカーの前部を形成、、腰が180度回転したと思ったら、
 カーディンが前の方に倒れつつ両足が一気に膝を曲げるように折り曲げられてパトカーの後部と化し、上の方のパトライトの後ろ二つが出てきてX字のパトライトと化し、完全にX字のパトライトを持つパトカーとなった後、タイヤのある前の方に倒れた、
 そして、カーディンが少しずつ前進してヘリに近づき
 「それでは、私は後部ハッチに」
 「ちょっと待った!!」「ちょっと待った!!」
 今度は何、ジャイロ、スパイク・・・
 「僕達も連れて行ってくれ!!」「俺達も連れて行ってくれ!!」
 「ダメじゃ」
 こともなげに言い放ったのは博士だ、博士は、ジャイロ、スパイクの方を向き、
 「そもそも、このヘリでは三体どころかカーディン一体が限界じゃろう、連れては行けん」
 「だが、ジャイロなら」
 しかし、博士は顔を左右に振り、
 「ダメじゃ」改めてジャイロとスパイクの方を見る、
 「そもそも、これは軍用の輸送用ヘリじゃ、ジャイロでもスピードでは追い付けん、どうせ霧ヶ関前まで一気に行くんじゃろうしな、黒いロボットが迫っとる以上、あまり時間もない、お前達はここで待機しとれい」
 「だが!!」
 「スパイク、もういい」
 ジャイロが右側にいるスパイクを、伸ばした左手で制止し、そのままその右腕右手を外側に伸ばして額に持ってきて敬礼する、
 「御武運を」
 と、スパイクも渋々といった感じで右腕右手を外側に伸ばして額に持ってきて敬礼する
 「御武運を」
 博士が大仰しく、首を縦に振る
 「うむ!!」
 そして、カーディンは改めてヘリの後ろに回り、
 「轟殿、鉄工博士、双歩殿はこちらに!!」
 軍人さんが左手をヘリの開いた階段に向けで指示した、僕たち三人は指示通りに空いたヘリの階段の上を上ってヘリの中に入り、一方のカーディンはヘリの後部ハッチからヘリ内部に乗り込み、
 僕達とカーディンがそれぞれヘリの中に入った後、軍人さんが僕達と同じようにヘリの階段を上がってヘリに搭乗し、
 ウィイーーーン、と大きな音を立ててヘリ左側に開いた階段と後部ハッチが閉まって行き、
 ガシャン!!と鳴り響かせつつ完全に閉まった!
 ババババババババババババババ・・・・・・・・!!
 ヘリのローター音が発生し、そして、大きくなると共に、出入り口のあったヘリ右側の窓の外の風景が下へ下へと下がりながら次第に上空にある雲に近づいて行った、
 ・・・これから、一体どうなるんだろうか・・・
 僕が不安を抱いたまま、ヘリは風を切り、目的地へ飛んで行く・・・
 
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Wカードフュージョン 4話/8 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード


カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 8

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 「だんだん明かりが少なくなってきた」
 夜空の中、ヘリの右側の窓から下を見ると、ビル群の明かりが少なくなってきたのが見える、
 その上、少し前までは眼下の道路には自動車が渋滞するぐらいいたのだが、それももう、まったく見えないと言っていいぐらい、少なくなってきている、
 「恐らく、目的地に近づいてきているのだろう」ということは、ブラックスフィアも近いと・・・
 「うん、そうだね」
 後ろにいるカーディンの言葉を聞き、僕は少しあきらめつつ、カーディンの方に向く、
 ここは大型輸送ヘリの中、広い大きながらんどうの部屋になっていて、左右の壁には一定間隔で角の丸い窓が並び、その下に、壁と一体化した引き倒すタイプの赤いイスがズラッと備え付けられていおり、
 ヘリの中には僕、轟さん、博士、カーディンの他に、右の方とカーディンを挟んで左前の方に計二人ほどの兵士が座り、
 一番右にある運転席と助手席の方にもそれぞれ別の兵士が座っていた、
 僕達を迎えてくれた兵士は今、左の助手席の方に座っている、ああ見えてそこそこ偉いのだろう、
 だが、問題はこちらの方にいる、右と左前の二人の兵士の視線、
 時々、僕の方に不審がった目線を向けてくるのだ、
 まぁ、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね、
 轟さんは警察官で、今でも警官の制服を着ている、
 博士は一目見てその手の技術者か研究者という服装だし、
 カーディンはカーモード、つまり、パトカーの姿になっている、
 その中で、僕だけが年相応の小学生の姿だ、不審がられても仕方あるまい、
 もっとも、自衛隊のヘリコプターに警察官やパトカーが乗るということもかなり奇怪な事だろうが・・・
 僕がいなければ一番不振がられた視線を向けられるのは轟さんだろう、多分、
 「とりあえず、異常は無し!!じゃ!!」
 「終わったの、博士?」
 「おう!」
 と、博士がカーディンの前の下の方から顔を上に向け、ズリズリと背中を擦って出てきて、体を完全に出した後、両手を地に付け、立ち上がる、
 「異常は無し、工具が無いから異常があったらどうしようかと思ったが、大丈夫じゃな、しっかし、わしとしたことが工具を忘れるとは、これじゃあカーディンに何かあった時修理を・・・」
 「問題ないと思います!」
 左前の方から声が聞こえたと思ったら、いきなり左前の兵士がイスから立ち上がり、右手右腕を外側に伸ばして額に当て、敬礼をした!!
 「このヘリには工具はありませんが、向こうの方には方々のロボットチームの方々もおりますし、いざという時は、防衛省警察庁のロボットチームから借り受けることもできます!!」
 「ふむ・・・ま、今回はそれで我慢するしかないか」
 「だって、カーディン」
 「うむ!それは良かった!!」
 ギーコーギーコー
 ん、何の音?金属がゆっくりこすれ削れ合うような音だけど、カーディンの向こう側から聞こえてくるような・・・
 ギーコーギーコー
 イスに座ったまま見ても、カーディンの向こう側の見えてる部分には不審な点は無い、
 「博士?この音、なにかわかる?」博士がカーディンの向こう側を見る、
 「ん?なんか、床から白い物が生えてるのう・・・」
 白い物って、何だろ?ちょっと見てみるかな・・・
 ギーコーギーコー
 音が響く中でイスから降り、カーディンの前の方から音が聞こえた方に歩いて行ってみる、
 ギーコーギーコー
 って、アレ、カーディンの後ろのタイヤの前に、白く、平べったく、左右が幾重にも尖っている何かが上下しつつゆっくり動いている、もしかして、白い何かって、これ?
 白い鋼のような質感で薄くて、上が平らで、左右がギザギザになっているこれは・・・
 「なんか、僕にはノコギリの頭に見えるんですけど・・・」
 「おう!言われてみればそうじゃのう!!」
 言われてみればって、博士、あれは見る限りノコギリの頭にしか見
 ギー、ピタッ!!
 あれ、白い何かが止まった?なんでだろ?ギコギコギコギコギコ・・・!!
 うわっ!白い何かが一気にカーディンの周りを一周し・・・
 ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ!!
 ガコッ!!
 いきなり床が、抜け落ちた!!
 「うっぎゃああ~~!!」
 僕とカーディンが落ちる!!
 と、ヘリの下で確かに僕は見た、右手にノコギリを持つ、丸っこい体に丸い仮面をつけた奴を!
 それは、丸く黒い体に、下の両足に先が上尖った黄色い靴を履き、白い手袋な宙に浮く両手を持っていて、上に中がピンクの猫耳を、臀部に黒い猫の尻尾を着け、背中左右に鉄の羽つきのジェットエンジンを一機ずつ背負い、
 その顔に着けた仮面は、白を基調とし、シンプルに黒い笑い顔の口と左目が施され、それに、右目の部分に黒猫の顔のシルエットが描かれている、
 「双歩!プログレスチェーーンジ!!」
 カーディンの前部が開いて肩になり、開いた場所から黄色い目に鋼の顔をもつ先の切り取られたような三角頭が出て、額に着けたパトライトと羽のエンブレムがきらりと光り、
 後部が、曲げていた足を伸ばすように外装ごと伸び、腰が180度回転、
 肩となった前部から、脇を閉めるように両腕が出て来て、その両腕が180度回転してタイヤの部分が外側となり、
 胸の部分となったX字のパトライトの下の二つが根元から下に回転して収納され、胸のパトライトが緩いV字のパトライトとなり、パーポーパーポーと音を出しながら光る!!
 って、カーディン、変形してどうする気うわっ!、突如、カーディンが右手で僕を引き寄せ、頭の後ろに持ってきた!!
 「双歩、済まないが、そこに掴まっていてくれ」
 「わ、わかった」
 思わずカーディンに額に着けたパトライトと羽のエンブレムを両手で持つ、
 カーディン、一体どうするつもりなんだろう・・・
 次の瞬間、カーディンが両手を前に伸ばし、前のビルの端に掴まった!
 だが、ビルの端はカーディンの勢いと重量に耐えきれず、カーディンの指をくいこませつつズガガガガ・・・!!とコンクリートを破砕する音を立てカーディンが落ちて行く!!同時に、僕の体にコンクリートを破砕するときにできたとてつもない振動が襲ってきた!!
 「うがががががが!!」
 「うぉおおおおお!!」
 とてつもない振動とコンクリートの破砕音を立てつつもカーディンはビルに指をくいこませ、ビルからその手を離すことは無く、
 落ちる速度が徐々に徐々に減速していき、その地に両足をドガァーン!!と大きな音と衝撃を発しながら着いた!!
 「大丈夫か!双歩!!生きてるか!?」
 「な、何とか・・・」
 ビルで落ちる速度を減速する時にものすごい振動がやって来たけど、
 カーディンが着地した時もものすごい衝撃だったけど!!
 「とりあえず、地上に降りるか!」
 と、カーディンが右手を開いて、その右手の甲を頭の、僕のそばまで持ってきた
 「そーする・・・」
 カーディンの右手の甲に飛び移り、カーディンは僕の乗った右手の甲を地上近くまで下ろした、そこで僕はカーディンの右手の甲から降りる、
 「よっと」
 そして、地上に着地し、改めて、カーディンが着地の衝撃緩和に使ったビルを見る、
 そのビルは、縦に長く、今は電気も付いていないものの、コンクリートと縦横に並ぶ四角いガラス窓と下にある四角いガラスの出入り口で構成されたちょっと高めの普通のビルだ、
 だが、そのビルには、いましがたついたであろう、大きな二本の破砕線が、上からカーディンの真ん前辺りまで入っていた、
 「仕方ないとはいえ、これは・・・」
 「緊急避難だ、仕方がない、少なくとも、双歩が気に病む必要は無いさ」
 う・・・確かにそうなんだけどさ・・・
 ピルルルル!!ピルルルル!!
 あ!デッキケースの着信音・・・
 右手で上着の左内ポケットからデッキケースを取り出し、左手人差し指でデッキケースの中央のエンブレムを押す、
 ピッ!
 「双歩君!カーディン!大丈夫か!!」
 デッキケースから聞こえたのは、轟さんの声だ
 「大丈夫です」
 「私も大丈夫だ!!」
 「カーディン!無茶をしたようだが体は大丈夫か!!修理の必要は無いか?」
 今度は博士の声、
 カーディンがさっき使った両手を見つつその両手を曲げ伸ばししたり、右足を上げて振ったりしたり、その後、右足を地に付けつつ反対側の左足も同じように上げて振ったりしたりして、
 「大丈夫です!!各部、異常ありません!!」
 「そうか、それはよかった・・・」
 博士がホッとした声を返して来た
 「ムハハハハ!!」
 後ろから笑い声がっ!?
 だ、誰だっ!?思わず、後ろの方を向く!!
 
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Wカードフュージョン 4話/9 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード


カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 9

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 「初めまして」
 そこにいたのは、右手にノコギリを持っていて丸っこい体に丸い仮面に猫耳猫尻尾を着けた黒いやつ
 「あ、お前!ヘリの底に張り付いてた!!」思わずそいつの方をにらみ右手人差し指を突き付ける「お前がヘリの底を落として僕たちをここに落としたんだな!!」
 「御名答」
 と、いきなり丸っこい奴は僕たちの方にお辞儀し、
 改めて、僕達の方を見据えてきた、
 「どうも、わたくし、ジョーカー・ブラックキャットと申します、残念ながら、あなた方をノワールの元に向かわせるわけにはまいりませんで」
 ノワール・・・?
 あ!あの黒いロボットの事か!!
 でも、なんで僕たちだけ、そもそも、大量のロボットを一蹴出来るような奴にカーディンと僕が挑んでも・・・あ、そうか!!
 「お前!リュッケンとアリスの仲間だな!!」
 「お前!リュッケンとアリスの仲間か!!」
 「御明察」
 僕とカーディンの指摘に、ジョーカー・ブラックキャット、ジョーカーは笑うように顔を上に、両手を左右に上げて思い切りふざけた態度をとり始める!
 ううむ、リュッケンとアリスの仲間のロボットなら、あれだけの大攻勢でも攻撃が効かないわけだよ・・・
 でも、なんで深沙さんがリュッケンとアリスの仲間のジョーカーと関係のあるロボットに乗ってるわけ?
 他にも、あいつらと関係あるロボットっでことは、向こう側から持ってきたってこと?
 あんなに巨大なロボットどうやってこっちに持ってきたんだ?リュッケンやアリスの開けたあの穴、そんなに大きくないよねぇ・・・
 「なるほど、一週間前の反応はそういう事か」
 ん?博士の声がデッキケースから・・・
 一週間前の反応って、あのいきなり深夜にカーディンが連絡かけてきたアレの事?
 「恐らく、一週間前、あのロボットの球体を穴を通じて一気に運び込み、その後、こちら側のトラックなんかでここの郊外まで球体を運んで隠し、組み立てて巨大なロボットとした、という事じゃな!!」
 「御明察御名答」ジョーカーが唐突にこちらを真正面に見据える
 あ、なるほど、確かに、あのノワールってロボットの球体一つ一つなら、確かにリュッケンやアリスの開けたあの穴でもこっちに持ってこれるか・・・
 それで、その後、一週間かけてこっちの方に移動させ、組み立てたってわけかな
 「渋い声でお答えいただき恐縮ですが」ジョーカーが不意に左手を少し上げた「残念ながら、いくら名解答と名推理を御披露していただいても、ここを通すわけにはいかないのですよ」
 ジョーカーがいきなり左手を掲げ、人差し指を伸ばし親指を中指の上に乗せ、
 パチッ!
 一気に中指を弾いて音を出した!
 と同時に突如、カーディンが後ろのビルの方に倒れ伏す!!
 「うわっ!!」
 ドガァン!!
 な、カーディン!?
 思わずカーディンの方を向くと、なんといつのまにかカーディンの上に黒いゴムスーツをまとった大きな豹が乗っていた!!
 顔以外の全身がゴムスーツに覆われ、右目はアメジストのように紫に輝く鉱瞳となっている!!
 「カーディン、いける!?」
 カーディンがその目を光らせる「あ、ああ、多分な!!」
 よし、やってみよう、
 右手のデッキケースをカーディンの方に出す、すると、僕の前に緑で半透明で角の丸い板と緑の画面が現れた!
 おし、やれるな!!
 デッキケースを緑で半透明の板の左の方に置く、
 すると、デッキケースからデッキが外れ、シャッフルされて山札となってその場に置かれつつ、デッキケースが山札の左側に移動しつつ上下反転して設置され、
 同時に、緑の画面には五枚手札を引けと表示された、
 2T1S5Tルールだな!!
 右手で山札から一枚カードを引き、チラリと見つつ左手の手札に移し、
 それを五回繰り返して、計五枚のカードを手札にする!!
 よし、カーディン、待ってて、今助けるから!!
 
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Wカードフュージョン 4話/10 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 10

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 行くぞ!まずは、何も置かれていない、緑の半透明の板右の方のチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!!」
 「ほらほら、抵抗しないとかみ砕かれますよ!!」
 カーディンの首筋にゴムスーツ黒豹の牙が迫る!!
 ええい!次は山札の一番上のカードに右手をかけて、引く!!
 「ドロー!!」
 「そらそら、どうしました!!」
 「うぐぐぐぐ・・・」
 ゴムスーツ黒豹の顔に両手を押し当て、必死に離そうとするカーディン!!
 ええっと、僕が引いたカードはバトルマシンズ ブースターブレード!!でもこれ、1番に置いておけないよなぁ・・・
 引いたばかりのバトルマシンズ ブースターブレードを左手の手札に移し
 「あなた、そこで何してるんです?」
 げっ!ジョーカーがこっち見た!!
 「あやしい、あやしいですね、アリスがあのロボットとの戦闘を面白がっていたことといい、なにか、なにかありますね、あなたには!」
 うわ・・・本格的にヤバい・・・
 「少し、妨害させてもらいましょうかっ!それっ!」
 こっちの方にノコギリ持つ右手を僕の顔目がけて飛ばしてきたっ!
 飛んできたノコギリ持つ右手をなんとか右の方に跳んで避ける!
 たあっ!
 そして、そのまま左手の手札を見る!!
 今の手札はバトルマシンズ ビックハンド、バトルマシンズ ワイルドハンド、マシンクールウインド、マシンスパークグリリアス、バトルマシンズ ギャリット・ザムライ、
 それに、さっき引いたバトルマシンズ ブースターブレード!!
 ここはバトルマシンズ ビックハンドを1番に置いて、後は後で考える!!
 うわっ!またノコギリ持つ右手がこっちに飛んできた!!
 ええいっ!今度も右の方に跳んで避け、左手の手札からバトルマシンズ ビックハンドのカードを右手で引き、緑の半透明の板、中央少し奥の1番の場所に裏側で置き、
 残りの手札をチャージゾーンに一気に置き、
 「セット!!」
 「そらそら、避けないとバラバラになっちゃいますよ」
 今度は大上段からノコギリ持つ右手が来たっ!
 ええい、こうなったらギリギリまで引きつけて、
 右に避けるっ!てぃ!!
 ガッ!!
 やった!鈍い音を立てて降ろされたノコギリが道路に刺さった!!
 「あらら、刺さっちゃいましたか」
 ジョーカーがどうしたもんかと左手で頭上の方をかく、
 よし、チャンスだ、このまま、
 「なーんちゃって」
 右手がノコギリを離してこっちに飛んできた!!
 でも、甘いよ!
 左に跳び避けながら右手で1番に裏側で置いたカードを表にする!!
 「オープン!!」
 「おやおや、避けられてしまいましたよ」
 いきなり巨大な鉄の右手が手首のあたりに付いたジェットエンジンカッ飛ばし、右の方から飛んできた!
 そして、カーディンの右手にくっ付く!!
 「よし来た!どりゃあ!!」
 カーディンがその鉄の右手を振るい、ゴムスーツ黒豹、ラパードを殴りつけた!!
 ラパードは吹っ飛ぶものの、くるりと回ってスタっと道路に着地する!!
 そして、カーディンが颯爽と立ち上がる!!
 カーディンの右手に付くのは、多数の丸い穴の空いた四角い鉄骨で手の骨格を大雑把に再現したもの、
 手首の部分にジェットエンジンが付いていて、あれで飛行してきたようだ、
 「おやおや、援軍ですか?」
 ジョーカーが呆れたように両手の平を上に上げてヤレヤレと頭を左右に振った、
 っていうか、いつの間にか右手が戻ってるな、道路に刺さったノコギリもいつの間にか消えてるし、
 「それでは、こんなのはどうです!!」
 ジョーカーがいきなり右手を上げ、人差し指を伸ばして親指を中指の上に当て、
 パチンッ!!
 指を鳴らしたと思ったら、いきなり上から格子が降ってきて、
 ズガンッ!!
 と重軽い音が響き渡り、カーディンとラパードを閉じ込めた!!
 って、どうなってんのこれ!?
 「ふんっ」カーディンがその巨大な右拳を振り上げ檻に向かって振るう!!「たぁ!!」右拳が檻にぶつかる!
 ガンッ!!
 がっ!その檻はただ鈍い音を立てたのみ!
 どうしよう・・・いやいや、
 こんな時こそ援護のためにやれることをやるだけだ!
 まずは、バトルマシンズ ビックハンドのコストを、コストの見せ合いで一枚右手で表に!
 ええっと、とりあえず、これ!!バトルマシンズ ブースターブレード
 緑の画面でも向こうのチャージゾーンのカードが四枚表になった!!逃走防止のマジック檻、ジョーカートリック・黒獣・黒機・速効、ジョーカートリック・黒獣・黒機・即設置、ジョーカー獣士お手製入れ替えマント
 ええっと、これはどう解釈したらいいんだろ、
 檻が出てきてるけど、あれは逃走防止のマジック檻でいいんだよね、
 でも、ジェイルって一体なんだ?緑の画面を触ったら・・・あ、出てきた出てきた!
 ふむふむ、ジェイルは指定した場所に設置するカード、
 設置した場所にいる相手の戦闘を行うカードのパワーを、自身のパワー分減らす、
 で、設置したカードは、維持コスト支払いタイミングにコストを支払えないとトラッシュに送ると、
 つまり、とりあえず、逃走防止のマジック檻を設置したって解釈でいいのかな?
 「さぁ!楽しい猛獣ショーの始まりですょお!!」
 ジョーカーが両手を外側に広げてふざけた台詞を吐いたとたん、ラパードがカーディンに飛びかかっていく!!
 「来い!!」
 対するカーディンがその右拳を突き出す!!
 「なーんちゃって!!」
 ラパードがとけるように消え、そこに残ったのは小さなラパードのぬいぐるみのみ、
 「えっ!?」「えっ!?」
 僕とカーディンが同時に驚愕の声を上げる中、カーディンの右拳がぬいぐるみに触れ、そのまま、ぬいぐるみがカーディンの右拳に引っ付いた!!
 「い、一体どうなってるんだ!?」
 カーディンが右手を振ってぬいぐるみを取り外そうとするが、とれない!!
 「ええい、仕方ない!!」
 突如、カーディンが走り出し、檻に向かって思い切り右手を突出し、檻にぬいぐるみを叩きつける!!
 ゴン!!
 鉄と鉄がぶつかる鈍い音を響かせつつそのまま右の方に動かして檻にぬいぐるみをこすりつける!!
 が、とれない、
 ピーーーーーー!!
 ん?何の音だ、あのぬいぐるみから聞こえるようだけど・・・
 「はい時間切れ!!」
 「え?」
 「なにっ!?」
 いきなりぬいぐるみが光り出した!?
 ズッガァアアアアン!!
 ぬいぐるみが檻ごと大爆発したっ!?
 「カーディイイイン!!」
 「ほらほら、次はあなたの番ですよぉ、ねぇ、ラパード」
 ジョーカーが僕の左の方に目線を向ける、
 そっちに、何かあるのか?
 おそるおそる左の方を向くと、そこには右目が紫の宝石になった豹の顔、
 「う、うわっ!!」
 思わず後ろに跳びのき、尻もちをついてしまった、
 い、一体いつの間に!?
 あ!緑の画面!!ジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグ、ジョーカー獣士 パペット・アートルムディザルグ
 こ、これは、つまり、ジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグの効果でジョーカー獣士 パペット・アートルムディザルグを召喚、
 緑の画面では向こうの緑の板中央少し僕から見た右側の2番の場所にジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグのカードが置かれているから、
 ジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグ自身は2番に移動したってことか、
 っていう事は、これまでの流れを総括すると、
 向こうはジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグを召喚後、そのコストで、
 つまり、檻が出てきているけど逃走防止のマジック檻はコスト3でコスト支払えないから、ジョーカートリック・黒獣・黒機・即設置の効果で設置して、
 マントは出て来てないからジョーカー獣士お手製入れ替えマントはバトルマシンズ ブースターブレードとコスト相殺、
 最後に、ジョーカートリック・黒獣・黒機・速効を発動して、1番の戦闘前にジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグの効果を発動、
 ジョーカー獣士 ラパード・アートルムディザルグを2番に移動しつつ、1番にジョーカー獣士 パペット・アートルムディザルグを召喚したってことか、
 と、ラパードがこっちにゆっくりと近づいて、吠えてきたっ!!
 思わず、手足を地に付け動かして後ろの方に下がる、
 カーディン・・・僕は、やれることをっ!!
 まずは、このカードを発動する!
 右手でチャージゾーンのカードを1枚表に!!マシンクールウインド
 突如、ラパードに向かって僕の上から吹雪が降り注ぎ、ラパードの足元を凍りつかせていく!!
 これで、時間稼ぎを
 「行けません、そんな小細工は」
 ジョーカーが自身の両手を、爆発して煙を上げる檻が合った方に飛ばし、
 煙の中から数本の檻の棒をまとめて持ってきて、
 吹雪が来ている上の方にその檻の棒を向け、
 檻の棒ごと、その両手を氷漬けにしつつも、吹雪からラパードを守る!!
 くそっ!吹雪を防がれた!!
 ラパードが足元の氷をものともせずに足を上げて引き裂きつつこっちの方に歩いてくる!
 でも、向こうの方には使用できるカードは無いはず!!
 一気に、決める!!
 右手でチャージゾーンのカードを四枚表に!!マシンスパークグリリアス、マシンクールウインド、バトルマシンズ ギャリット・ザムライ、
 そして、バトルマシンズ ワイルドハンドのカードを右手で持って緑の板中央左側の2番に移し、
 続けて、右手でバトルマシンズ ギャリット・ザムライのカードを持って、緑の板中央右手前の3番に移す!
 つまり、マシンスパークグリリアスのカードを発動しつつ、そのコストでマシンクールウインドとバトルマシンズ ワイルドハンドを表に、そこからバトルマシンズ ワイルドハンドを2番に召喚、
 そのコストでバトルマシンズ ギャリット・ザムライを表にして3番に召喚だ!!
 と、いきなり上から白い侍みたいな何かが降ってきて、その右手の刀をラパードに振り下ろした!!
 ズバッ!!
 白銀の軌跡と共にラパードが思わず後ろに引き、口を大きく開け、吠えた!!
 僕の前に降ってきたそれは、黒い前髪が顔前面を覆っていて、後ろの方は長髪を付け根部分から伸ばした風に無造作に縛った様に作られ、
 上半身に白灰の着物を、下半身に灰色の袴を着て、腰に銀の帯を巻き、左腰の方に黒灰色の鞘を付け、
 右手に黒灰色の持ち手と黄色い鍔の刀を持ち、衣服の下に銀色の体を持っていて、足元に草履をはいたふうな意図が施されている、
 ずんぐりな体型の手のひらに乗るほどの小型のロボット、
 そう、ギャリット・ザムライだ!!
 一体どうしてギャリット・ザムライが?、疑問に思って上の方を見る、
 あ!ヘリが待機してる!!
 恐らく、僕たちを心配して、上の方で待機してたんだろう、
 「双歩君!!双歩君!!」
 ん?博士の声がデッキケースから
 「双歩君!!今、ギャリット・ザムライがいきなり動いてそっちの方に落ちて行ったんじゃが・・・」
 なるほど、あのギャリット・ザムライ、一度見せてもらった後、ずっと博士が持ってたのか、
 多分、白衣のポケットにでも入れてたんだろう、
 「大丈夫です、博士、今、ギャリット・ザムライに助けてもらいましたから」
 「ぐぬぬ、また援軍か!キィーッ!!」
 ジョーカーが右足を地に叩きつけ悔しがる!
 「いいからやってしまいなさい!ラパード!!」
 ラパードがいきなり僕に向かって跳びかかってくる!!と同時に、ラパードに向かってギャリット・ザムライ、ギャリットが刀を両手に持ち、立ち向かう!!
 だが、ギャリットはラパードに自慢の刀を振るうも、ラパードの歯にガギィ!!と音を立て受け止められそのまま体当たりを喰らい簡単に吹き飛ばされた!!
 やっぱり、質量が足りてないのか!?
 ぐっ!こっちに、ラパードが跳んでくる!!
 左右とか後ろに跳んで、避けられる間合いじゃない!!
 これまでかっ!!
 思わず、右手で顔を覆い、
 「させるかぁ!!」
 煙立つ檻の大爆発後からカーディンが飛び出し、その巨大な鉄左拳でラパードを殴り飛ばした!!
 「カーディン!!」
 「双歩!無事か!!」
 よかった、カーディン、無事だった・・・
 「でも、どうして、あのタイミングで?無事だったら、もうちょっと早くに出てきても・・・」
 「すまない、檻が頑丈でな、爆発で吹っ飛ばなかったんだが、いきなり檻が回収されてな、それで出てこられるようになった、で、その後、相手の不意を突けるタイミングをうかがってたというわけだ」
 なるほどね、あの檻が回収されなきゃきつかったと、これにはあっちに感謝だな
 「キーッ!!キーッ!!キーッ!!」
 ジョーカーが右足を幾度も叩きつけ悔しがっている、
 大方、今のカーディンの話を聞いて、自分のミスに気が付いたせいだろう、
 「こうなったら、もう一度檻を、ああっ!両手がっ!!」
 そういえば、ジョーカーの両手、吹雪からラパードを守ったまま上の方で氷漬けになってるな、氷漬けのままじゃ、少なくともあの指ぱっちんはできないだろう、
 って、なんか、吹雪に電気が混ざり始めた!?
 バリバリ・・・!!
 吹雪に混ざった電気は次第に電力を増して、一気に弾けて閃光と化し、凍った檻とジョーカーの両手を貫通、ラパードに直接ぶち当たる!
 ラパードが口を大きく開け、顔を限界まで上げて、苦しみだす!!
 「そこだぁー!!」
 そこに、カーディンが巨大な左拳でラパードを殴り飛ばした!!
 「ラパードォ!!」
 ジョーカーが叫ぶも、ラパードは吹っ飛ばされ横倒しにされたあとも電撃を浴びせかけられ続けており、簡単に動けそうにはない!!
 同時に、ジョーカーの両手もポトッっと落ちて黒い煙を上げ動かなくなった、
 「さぁ!観念するんだジョーカー!!」
 カーディンがジョーカーに向かって叫ぶ!!
 「観念・・・しませんよ~ん、それじゃ!!」
 ジョーカーが後ろを向いて走り出す、と、その先には、いつの間にか回り込んだのか、ギャリットが立っていた
 「あの、そこどいてくれませんかね?」
 ジョーカーが語りかけ、ギャリットが両手の刀を右手のみに持ち左腰の鞘に納めた、
 「あ、通してくれるんですか?」
 だが、ギャリットは無言で左手を使い左腰の鞘を持ち、右手は刀の柄を持ったまま静かにジョーカーを見据え、構える、
 「あ、もしかしてそれって、居合ってやつですかねぇ」
 しかし、ギャリットは答えない、
 「あの、えっと・・・ムハハハハ!!」
 ギャリットが足を摺り寄せ前に出し、
 「あ、これ、ダメな奴ですね」
 一気に刀を抜いて通りすがりつつジョーカーを斬った!ジョーカーがその衝撃でか右足を上げてくるっと回り、
 「ぎょえ~!え・え・え」
 だが、ジョーカーは斬られて回りつつも、地に付けてない右足の方をバタバタと動かす!
 「それ!!」
 と、左足でピョンと宙に跳んだ!!そのままピョンピョンと続けて連続で宙に跳ぶ
 「残念でしたねぇ~ムハハハハ!!」そして、ジョーカーは大きく笑う!!
 体がどこか斬れてる様子は無いし、どうやら、十分に刀が入らなかったようだ、
 そこにカーディンが走り込み、
 「そこだぁああああ!!」
 ジョーカーにその左拳を叩き込んだ!!
 「ぎょうぁ~!!」
 ジョーカーは吹っ飛んで行って、正面の方にあるビルの窓を三つほど
 ガシャンガシャンガシャン!!
 と音を立てて突き破り、ビルの壁にドガ~ン!!と大きな音を立てて激突!砂煙を上げ、そのまま、ビルの壁に埋まった!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
Wカードフュージョン 4話/11 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 11

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 「いやったぁ!!」
 ジョーカーをふっとばし、思わず歓声を上げる、
 今回、ジョーカーが僕に警戒感をむき出しにして、あまつさえ攻撃までしてきたから、相当危なかった・・・
 「いえいえ、よかったですねぇ」いきなり左の方からジョーカーの声!
 うわっ!!
 見ると、そこにはジョーカーがしっかりと二本足で立っていた!!
 「な、なんで!?」
 「あのパンチはまともに喰らうわけには行きませんでね、ジェットでとっさに後ろに飛んで受けた衝撃を和らげて、ビルにぶつかった時の砂煙に紛れて脱出してきたしだいでして、」
 確かに、ジョーカーがぶつかったビルの砂煙が消えると、そこには、ジョーカーがぶつかったであろう丸い跡しか残ってはいなかった、
 でも、それだけだと、どうやってここまで・・・
 「あとは、ほら、あそこにマンホールがあるでしょう、」
 ジョーカーが右の方にチラリと目線を送ると、確かに歩道の所にマンホールが埋め込まれていた、
 「私がぶつかった場所にもありましたよ、マンホール、あれを使ってここまで気配を消して移動してきたしだいでして」
 いや、確かに、それなら僕の左にも回り込めるけど・・・
 いや、それよりも!!
 カードの回収し終わったデッキケースを緑の半透明の板の上から右手に取り、後ろに跳ぶ!!
 さらに、僕の前にギャリットが、そのそばにカーディンも立ちふさがった!!
 「貴様!また双歩に手を出そうとは」
 「いえいえ、そのような事は、あ、戻ってきた」
 突如、ジョーカーに向かって白い両手が飛んできて、ジョーカーの両手位置に収まる、
 あの両手、確か凍ってたうえ電撃喰らって動かなくなっていたはずだが、もう復帰したのか・・・
 「ふう、ようやく両手が動きましたよ、では、改めて、」
 ジョーカーが両手を広げ前に出し白々しく左右に振る、
 「いえいえ、そのような事は、わたくしももう限界でして、戦いは控えたいなーと、それでは!!」
 いきなりジョーカーが後ろに振り向き、背中のジェットで飛んで行く!!
 ちょっ!!
 「ああそうだ」
 と思ったら、こちらの方を向き、戻ってきて、僕の方を睨む感じで見据える!!
 「わたくしを追おう、だなんてお考えにならないように、ノワールがこの国の最高権力機関に向かっておりますよ~それでは~ムハハハハハハハハ!!」
 笑い声を残し、ジョーカーが夜空に飛んで行く、
 うっだぁああ!!普通に逃げられた!!普通にっ!!
 「双歩!仕方がない、今はあのジョーカーとかいうやつの言う通りだ、あの黒いロボット、ノワールとかいったか、あいつがリュッケンやアリスの仲間である以上、止められるのはおそらく、私達だけだ」
 思わずため息をつく「はぁ、わかったよ、カーディン」
 そうだ・・・カーディンの言う通り、今は、あのノワールとかいうロボットを止めないと、
 僕達にしか、きっと、止められないんだから!!
 「双歩君!!双歩君!!」
 おっと、デッキケースから轟さんの声だ
 「なんですか?轟さん」
 「双歩君、なんか、大変そうだけど、大丈夫かい!?」
 「僕は大丈夫です、轟さんの方は?」
 「ヘリの床に穴が開いた以外は何ともないよ」
 「そうですか、それは良かったです」ほっと少し安堵する、いやそれよりも話しておかなきゃいけないことが、
 「轟さん、ところで、僕たちのそばから何か飛び立って行きませんでしたか?」
 「ああ、見えづらかったけど、何か飛んでったみたいだね、それが?」
 「そいつ、リュッケンやアリスの仲間です、追えますか?」
 「ああ、確かにそんな話をしてたね、通信機を通して聞こえていた、でも、このヘリじゃ無理だ、曲がりなりにも床に穴が空いて、みんな早めに修理したがってるみたいだからね、目的地の方で機械工具を用意してるって話してたから、僕たちはこのまま目的地に向かうよ、目的地近くで合流しよう、その替わり、自衛隊に言って、今言ったジョーカー、だっけ、そいつを探してもらうよう、手配してもらう」
 「わかりました、ありがとう轟さん、じゃ、僕たちは地上から向かいます」
 「了解、早めにお願いね」
 「じゃ、切ります」
 デッキケース中央のエンブレムを右手親指で、押す、
 ピッ!!っと音を立て通信が切れる
 「双歩!さぁ行こう!!」かけられた声に、カーディンの方を向く、
 「うん!行こう、カーディン!!」
 カーディンの肩が上に扇が閉じるように閉じて腰が180度回って両足がひざを曲げるように後ろに行って、
 両腕の方も180度回りつつ上がるようにして両肩に収納、胸のパトライトからパトライトが前後対象となるように後ろの方からパトライトが根元から回転して出てきて、パトライトが特徴的なX型になり、
 カーディンが完全にパトカーの姿となり、タイヤのある前の方に倒れ、ドガッと音を立て着地、
 同時に、カーディンの左側前の助手席のドアがガチャ!っと開く、
 「乗れ!!」
 「おう!!」
 僕は開いたドアに向かって後ろの方から走り込んで入り込み助手席に座って僕の上にギャリットが乗ってきた!!
 うわっ!!
 ・・・よく考えたら、このままギャリットを置いてきぼりにするわけにもいかないか・・・
 「双歩、早くドアを」
 「あ、うん、わかってる」
 カーディンに促され、ドアの内側ノブを左手で持ってドアを閉じ、
 そのまま右手で座席左の方にあるシートベルトを右下にある金具まで引っ張って行って締める、と、そうだ、ギャリット、ちょっと邪魔なんだよね・・・
 「とりあえず」ギャリットを両手で持ち、「こっちにいててくんない?」前の方、左隅に置き、両手を離す、
 これでとりあえず、よし!!
 「飛ばすぞ!!双歩!!」
 「わかってる!!行って!!カーディン!!」カーディン、発進!!
 ブロロロロ・・・
 エンジン音を響かせカーディンが夜の街をカッとばし、霧ヶ関へと、ノワールのいる場所へと、向かう!!
 
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Wカードフュージョン 4話/12 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 12

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 「いた!!あそこだ!!」
 「任せろ!!」
 ブロロロロ・・・
 僕とカーディンが走り来たのは夜のビル街の前、警官の格好をした人と白衣につなぎを着た老人のいる場所、
 と、注意しておくが、夜のビル街といっても小さなビルが並んでいるわけではない、
 大きなビルが一区画ごとにそびえたっているのだ、
 暗い夜空の中、ビルたちはただ、シンとそびえたっている、
 だけど、なんだろうこの、人がいないのではなく、たくさんの人達が息をシンとひそめている感じは、
 いったい、どうなってるんだ?
 ブロロロロ・・・キキッ!!
 ブレーキの音と同時にカーディンが停止する
 「着いたぞ、双歩」
 「え、あ、うん、わかったよカーディン、行こう、ギャリット」
 右手で右下の金具からシートベルトを外し、左手でドアを開け、カーディンの外に出る、と同時に、前右の方にいたギャリットも外に出た
 「双歩君!!カーディン!!」「双歩君!!カーディン!!ギャリットォ!!」
 あ、警官の格好をした人と白衣につなぎを着た老人がこっちにかけてきた!!
 もちろん、轟さんとさすわし博士である、
 「轟さん!!博士!!」
 「どうやら、きちんとたどり着いたようだね」
 「うむ、さすがカーディンじゃ!こんな複雑な都市のを駆け抜けられる人工知能を作るとは、さすわし!!」
 博士が自身に親指を向け、満面の笑顔を浮かべる、
 ドガン!!突如、何かが踏み出す大きな音が聞こえ、同時に地から大きな振動が響く、
 なんだ、今の音と振動は?
 「双歩君、向こうだ」
 轟さんが、右手の人差し指で左後ろの方、僕達が来た道のちょうど左の方を指した、
 そちらの方に振り返ると、遠くの方から、黒い球体が集まって人型となり、球体一つ一つから一つずつ赤い光を放つロボット、
 ジョーカーが言っていた、ノワールが、左右のビルに両肘を当てつつゆっくりとこちらに足を出す、そして、ノワールが足で地を踏みつけると、大きな音と地響きがまるで地震のように轟き渡る!!
 さっきの衝撃は、あのノワールが踏み出した時に生み出された地響きか!
 ノワールはそんな地響きを発生させながら悠然と、こちらの方に歩いてくる!
 「ここが霧ヶ関の端っこだ、ここから先に入られたらアウト、わかってるね」
 「わかったよ轟さん」
 「了解した!!」
 「ま、壊れたらわしに任せろい」
 そうか、ここから先に入られるわけにはいかないんだ、
 って、ん?左の方、僕達が来た方から高級そうな黒い車が走ってきた!!
 ブロロロロ!!
 「うわわわわ!!」
 その車は一瞬のうちに僕達の右を通り過ぎ、霧ヶ関のビル群の中に向かう、
 その車は大きく、つやのある黒色で、形は少々角ばっていて、値の張っている車に見え、
 中には、黒いスーツを着て黒髪をオールバックに決めて黒縁のメガネをかけた男性が乗ってその黒い車を運転していた、
 ・・・
 一体何だってんだ?
 「あれは、戸鐘金!?」
 「え?轟さん、知り合い?」
 「知り合いってわけじゃないよ、ただ、僕が調べたところ、深沙先輩周辺の殺人の実行犯、ってだけでね」
 「なっ!?」
 「何じゃとぉ~!!」
 「それは、本当か、轟巡査!?」
 「ああ、僕の捜査が正しければ、だけどね」
 轟さんが、じっと、走り去った車の方を見据え、悔しそうに右手をぐっと握る
 「あいつは、事件があった後、すぐに本庁の方に行って、出世していったらしい、僕が警察官になって、深沙先輩の事件を調べた始めた時にはすでにね、でも、それでも警察は僕が疎ましかったらしく、僕に研究所の監査を押し付けたり、工業学校でのロボットの勉強を命じられて、事件を調べる時間が減らされていった、ま、あいつが指示したかはわからないし、ロボットに関わるそんな生活も割と楽しかったけどね、でも、あんな事件を調べてきた僕が、妨害交じりでも今まで生きてこられた辺り、何かしかの力関係が変わってるらしいことはわかるが・・・」
 轟さんの表情が少し疑問を浮かべたようにゆがむ
 「でも、なんであいつがここに来たんだ?あんなロボットが来て、この辺りは危険だっていうのに・・・」
 それは、確かに轟さんの言う通りだ、ビル群の中にある気配といい、一体どうなってるんだ?
 「のう、もしかして、警察庁防衛省に用があったんじゃないか?」
 博士の言う通り、ここの省庁に用があった可能性も確かにあるが・・・
 「ちょっと、確認してみよう、カーディン、君に搭載した無線を経由して、近くの警官か署に、状況確認の連絡を取る」
 「了解した」
 轟さんが、左肩の無線機をとって口元に持ってきて、カーディンが・・・無線を広げている合図だろうか、パトカーのヘッドライトをチカチカ点滅させる
 「こちら轟巡査、現在、ブラックスフィアの応戦のため、霧ヶ関の近くまで来ている、霧ヶ関周辺の情報が知りたい、霧ヶ関に防衛要因とは思えない人間を数名見かけたが、関係者か、それとも、保護したほうがいいのか?」轟さんが少し驚いたように目を見開いた「え、なに!?わかった、情報ありがとう」
 一体何を聞いたんだろう?
 僕が疑問に思う間にも、轟さんは口元から無線機を離して左肩の方に戻し、僕達の方を見据えてきた
 「最悪だよ、近くの地方警察所属のロボットチームからの情報だ、現在、霧ヶ関の人間達が、家族もろとも、霧ヶ関に籠城しているらしい」
 「な・・・!?」
 「何っじゃとぉ~!?」
 「それは本当か、轟巡査!?」
 「ああ、連絡の情報が正しければだけどね」
 あまりの事に、さっきと同じようなリアクションを取ってしまった僕と博士とカーディン、
 でも、僕としては、情報の正確さとは別に、知りたいことが一つある、
 「で、そのロボットチームは?」
 「撃破・・・されたようだ、ノワールにね」
 やっぱり・・・
 「じゃが、わざわざ家族を呼んでまで立て籠もるということは・・・」
 「多分、切り札があるんでしょう、絶対的にどうにかできる」
 それだけ?本当にそれだけで家族を呼び寄せたり、するの?
 僕だったら、いくら切り札があろうと、決戦の地に家族を呼んだりしない、というか、出来れば遠くまで逃げてほしいと思うけど・・・
 いや、中に人がいようといまいと関係ない、僕たちのすべきことは
 突如、道路の向こうにいたノワールが天高く跳ぶ!こちらに向かって!!
 え、ちょっと待って!?
 そして、僕達のそばに降って来て、着地した!!
 ズッドォオオオン!!
 ノワールが着地し、巻き起こり迫り来た衝撃波に僕達は吹っ飛ばされる!!
 「うわぁあああ!!」
 「うぐぁあああ!!」
 「うおぉおおお!!」
 「ぬわぁああああ!!」
  
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
Wカードフュージョン 4話/13 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 13

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 「っつ、あぁ・・・」
 「どうも~」
 へたり込み全身が痛む僕の正面に、憎たらしい仮面の顔がドアップに迫ってきていた
 「お前、ジョーカーァアアア!!」「わたくしは戦うつもりなどもうとうありませんよ、ただ、ノワールに乗るお人に少し入れ知恵しただけで、ね、」
 ノワール、あの黒いロボットか!!
 そういえば、僕たちを吹き飛ばしたあのロボットは今どこに!?
 「ああ、わたくしがいては見ずらいですよねぇ、それでは、どうぞ」
 仮面の顔が、左の方にどかれ、その先にある景色が露わになる、
 そこでは、ノワールと呼ばれた黒いロボットが、その右拳を振り上げ、一番近くにある巨大なビルに、その拳を突き立てようと力を溜めているところだった!!
 まずいっ!!
 「カーディン!!」
 「双歩!大丈夫か!!」
 左の方からカーディンの声!!
 見ると、カーディンは衝撃波に吹っ飛ばされたせいか、さかさまになってタイヤをぐるぐると回している、
 「何やってんのさカーディン」
 「いや、不意を突かれて・・・」
 「いいから、ロボットモードになって僕と一緒にノワールを」
 ノワールの右拳がビルに向かって振り下ろされる!!
 「あ・・・」
 バチッ!!
 が、突如電撃音と共にノワールの右拳に電撃が走ったと思ったら、その右拳がビルに触れる前に弾かれる!!
 嘘!?なんで!?
 ん・・・?
 ビルの周辺、よく見ると、ドーム状に、なにか薄い防御膜のような物が貼ってある、さっきまでは無かったのに、あれは、一体・・・
 「ふむぅ・・・もしやあれは、電磁バリアじゃあるまいな!?」
 「電磁バリアぁ!?」
 「電磁バリアぁ!?」
 右の方にいた博士の言葉に、僕と博士と同じく右の方にいた轟さんが同時に声を上げる、
 でも、電磁バリアなんて、僕、実物は初めて見るんだけど、アニメとかなら見るけどさ・・・
 「しかしですね博士、僕は電磁バリアが実用化されたなんて話は、聞いたことがないんですけど」
 「わしもじゃ、だが、現実に目の前に電磁バリアが張られているではないか」
 確かに、轟さんの質問に答えた博士の言う通りだ、
 ショックを与えた時に電気が飛び散るバリアのような物、と言ったら、大抵電磁バリアって呼ばれるよなぁ・・・
 「カーディンは?電磁バリア知ってる?」
 「いや、創作上の存在としては知っているが、開発されたという話は私も知らない」
 「大方、わしらが知らんうちに省庁の誰かが秘密裏に開発したんじゃろう、じゃが、あんな大発明をしたら普通はその研究者なり研究チームが何かに取り上げられるはずじゃ、なのに・・・はて、あんなものが開発されたなどと、わしはとんと聞いたことが無い、このこと、議会の奴らは知っているのかのう」
 確かに、秘密裏にしてはすごすぎる発明だ・・・
 「それに、あの電磁バリア、一体どれだけ広がっとるんじゃ?、あのビルだけではない、ここいら一体、すべてが覆われてる感じがするが・・・」
 何だって?
 上を見上げ、防御膜を目で追うと、確かに、あのビルだけじゃない、もっと広範囲に広がっている、
 ええっと、誰かに聞けば状況がわかるかな、
 轟さんや博士じゃ、ダメか、正直僕と知ってることは変わらない気がする、ここは・・・
 「カーディン、なにかわからない?」
 「電磁バリアと思われるエネルギーを感知、どうやら、霧ヶ関全体を国会議事堂を除く形で最高裁判所付近も一緒に覆っているようです」
 「なっ!?」
 「なんじゃとっ!?」
 どうしたの轟さん、博士、確かに異常なほど広いとは思うけど・・・
 「電力は!?あんな金属の塊を弾くほど強力なもの、ビルを覆うだけの電力でも相当なものなのに、霧ヶ関全体を覆う!?」
 「少なくともじゃ、この都市と、この都市周辺の電気はあれに注ぎ込まれていると見て間違いないのう」
 確かに、言われてみれば・・・
 「あ!だからこの周辺は暗いのか!!電気を全部あの電磁バリアに注いでいるんだ!!」
 「恐らくね」
 「恐らくのう」
 なるほど、そこまで心血注いだ切り札なら、確かに、自信を持てるだろうけど・・・
 いや、やっぱり何か引っかかる、そもそも、あれってバリアなんだよね?
 「単なる、時間稼ぎにしかならないのに・・・」
 「あ・・・」
 「うむ・・・」
 僕が不意を突いて放った一言に、轟さんも、博士も息を飲む、
 「イヤーブラボーブラボー」
 ふざけた声を放ったのは、ジョーカー!!
 声がした右の方を見ると、ジョーカーが両手を叩いて拍手していた
 「あんな物を出されては、いくらノワールでもお手上げお手上げお手上げ、降参降参」
 ジョーカーがふざけて両手を上げつつ顔を左右に振る、
 その姿は、誰の目にも降参などしていないのは明らかだ、
 それに、さっき言ったように、あれは時間稼ぎ、電力の供給が止まればおしまい、
 もし内部に電力の供給元があれば時間稼ぎでもそれなりに持つだろうが、外部供給なら、その外部からのケーブルなりなんなりをノワールが断ち切ればアウト、
 と、ノワールが再び右拳を振り上げ、その右拳をビルに叩きつけようとする!!
 だが、その右拳は電磁バリアに阻まれ、辺りに電撃が飛び散る!!
 バチィィイイイ!!
 そういえば、さっき、ジョーカーはノワールの搭乗者に入れ知恵したって言ったけど、今は余裕ぶっこいて動こうともしない、僕達の時は入れ知恵までしたのに、
 まてよ、僕たちの時は予想できなかった事で、今回の事は想定済みだったんじゃ、
 だとしたら、僕たちの時は入れ知恵に行ったのに、今回はいかないことの説明が付く!!
 あ!ノワールが右拳の球体をそれぞれ回転させてこすりあわせつつ、周辺に電気を放電し始めた!!
 一体何をするつもりなんだろう・・・
 「くそっ!こうしちゃいられない!!」
 轟さんが突如、ノワールに向かって走り出した!
 「轟さん!どうするの!?」轟さんが走りながら首を左に向ける
 「僕が止める!!僕の言葉なら聞くかもしれない!!」
 でも、轟さんの言葉、聞くのかな・・・
 「深沙先輩!!」
 「・・・轟君?」
 な!?届いた!!
 「深沙先輩!!こんなことはもうやめてください!!あなたは利用されているんです!!」
 「いいえ、やめられないわ、もう私には帰る場所なんて無いもの・・・」
 ノワールから聞こえたのは、ノイズ交じりだが悲しい声、とても、巨大ロボットで街を襲う人の声だとは思えない・・・
 「帰る場所ならあります!!全ての罪は、僕が無実だって証明して見せます!!でも、ここでここを破壊したら、それこそ牢屋から出られなくなってしまう!!」
 「轟君、残念だけど、ここに来るまでにたくさんの人を傷つけたわ、いまさら、ここを破壊するかしないかで罪の重さが変わるとは思えない」
 「でも、でも・・・あなたには子供がいるじゃないですか!!こんな大破壊をしたら、子供さんだって悲しむ!!」
 突如、ノワールの右拳の球体の回転が上がり、大量の電気が放出される!!
 バチバチバチバチバチ!!
 「な、なんで・・・深沙先輩」
 ・・・もしかして、僕の考え通りあの電磁バリアがジョーカーの想定通りなら、あの電磁バリアは、轟さんや、博士すら知らなかったあの電磁バリアは・・・
 「あの電磁バリアは、ジョーカーが提供した技術だ!!」「あの電磁バリアは、ジョーカーが提供した技術!!」
 「何っ!?」
 「何じゃとっ!?」
 「いやいや、すごいすごい」
 僕とカーディンが同時に放った推論に、ジョーカーが両手を叩いて拍手をする!!
 「そうそう、一つ言わなければならないことが」
 ジョーカーが僕達を唐突にじっと見つめる
 「あの電磁バリア、わたくし達の世界では三世代前の欠陥品でして、防御能力は確かに高いのですが・・・」
 高いのですが、なんだ?
 「ある一定量の電気を受けると、内部に向かって大量に放電するようになってしまっているんですよ」
 なっ!?
 「もっとも、あの省庁の人達には、街百個程破壊するほどの大放電が起きると説明しておりますがねぇ、ほら、見えるでしょう、内部からも電気が大量に供給されてるのが」
 確かに、電磁バリアの内部の建物群から、大量の電流が上に向かい、電磁バリアに流れて行ってる!!
 バチバチバチバチバチバチ!!
 「もちろんわたくし達の世界ではあんな欠点、克服してるんですけどね、ああ、後、あのビル群の内部にあったシェルター、ですか、電気を防げそうなものはすべて細工して防げないようにしておきました、あの電磁バリアの内部にいる限り、逃げ場無し、です」
 「轟君、そういえば、言いそびれてたことがあったの」
 「深沙・・・先輩?」
 轟さんの、絶望に染まったつぶやきが聞こえる、
 その表情は、愕然と、目と口を開いてノワールの方を見上げている
 「轟君、私ね、流産したのよ」
 「う・・・そ・・・」
 ノワールの右拳の球体の回転数が上がり、更に大量の電流が発生する!!
 そして、その右拳がいったん離れた後、思い切り電磁バリアに向かって叩きつけられた!!
 
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Wカードフュージョン 4話/14 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 14

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 「な・・・」
 言葉が出なかった、
 電磁バリアの内部がのたうつ大量の電流で白に染まる、
 電流の隙間から見えるビルは崩れて行っているのだが、崩れた時の音は電流の音に遮られ、聞こえない、
 右の方にある車は手前側にあったせいなのか、中の人が炭化しつつ車が吹っ飛んでいるのがわかる、
 ただただ、そこには慈悲なき破壊があるのみ、
 そして、誰もがかたずをのんで見守り幾星霜、
 長い長い破壊の時は終わり、それは唐突に消え去った
 電磁バリアが消え、中の様子が見えるようになる、
 中の様子と言っても、そこにはビルどころか、草一つ生えていない瓦礫の平原が広がるのみ、
 ・・・ようやく理解した、なぜ、ここの人たちが家族を電磁バリアの中に入れたのか・・・
 単純な話だ、ジョーカーからあの電磁バリアが暴走すればこの街が吹っ飛ぶ、
 そう聞かされたのなら、その暴走に巻きこないため、一番安全な、電磁バリアの中に家族を誘い入れようとするだろう、
 そして、その電磁バリアの暴走で、ノワールを吹き飛ばすつもりっだったんだ、この街と引き換えに、
 しばらく、動けなかったんだと思う、だが、その時は、またしても唐突に訪れた
 「双歩!!轟!!博士!!しっかりしろぉ!!」
 はっ!カーディン!!
 思い切り顔を左右に振り、両手で両頬を、叩く!!
 そうだ!僕はノワールを、有家 深沙を止めに来たんだっ!!
 が、ノワールは両手を降ろしたまま動かない、一体どうして・・・
 「もう、目的を果たしたからね、動く必要なんてないんだ」
 あ、そうか、轟さんの言う通りだ、
 有家 深沙さんの目的はここ霧ヶ関を跡形もなく壊すこと、もう、ノワールを動かす必要なんてないんだ、
 ということは、このまま轟さんが有家 深沙さんを逮捕して終わりかな
 「死にたい・・・」
 え?今なんて?
 「もう、死にたい、あの子のあの人のお父さんのお母さんのいる場所に、逝きたい」
 ゴゥウウウウウ
 な、何だ、何の音!?
 ノワールから有家 深沙さんの悲しげな声が聞こえた直後、ノワールから奇妙な音が聞こえ、ノワールのところどころにある赤い光が、突如、光量を増す!!
 「おやおや、死にたいと、願ってしまいましたか」
 「ジョーカー!何を知ってる!?」
 ジョーカーがいきなり右手を口元に持ってきて、笑う!!
 「なに、ノワールには暴走用のコードがいくつかしこまれてましてね、その一つが、搭乗者が心の底から死にたいと願うこと、こうなっては、わたくしもあの女性は必要なくなってしまうのでね、ついでに、この周辺の破壊でもしてってもらおうかなあと、ではでは、さらば!!」
 ジョーカーが背のジェットエンジンから炎を吹かせて向こうにむかって上昇、そのまま夜空の彼方に飛んで行く!!
 くそっ!追いかけたいけど、今は!!
 と、ノワールくるりと右の方に回り、ゆっくりと、右奥の方に歩き出す!!
 「まずいぞ!!あっちは国会議事堂がある!!不正選挙が暴かれ、通常の選挙で選ばれた議員たちには、不正選挙に対して何の罪もないぞ!!」
 「不正選挙に関与してた人達は全員とっ捕まりましたからねぇ、海外に高跳びしてたのを捕まった人たちもいるけど・・・」
 「わかってます、博士!!轟さん!!行こう!!カーディン!!」
 「おう!!」
 カーディンの後部が曲げていた両足を伸ばすように展開し、カーディン自身をひっくり返すと、再度、両足を曲げ、元の状態に戻る!!
 そして、カーディンの助手席のドアが開いた!
 急いで助手席に乗り込む、
 と、轟さんがいきなり駆け寄ってきた!
 「双歩君、深沙先輩を、頼む」
 「わかってます」
 轟さんが後ろに引き、僕は左手で助手席のドアの持ち手を持ってドアを閉め、ついでに座席左側からシートベルトを引きだし、右下の金具に入れ、シートベルトを締める!!
 「行こう!カーディン!!」
 「おう!!」
 走り出したカーディンは瓦礫の間を縫うようにして、瞬く間にノワールの左の方を追い抜く、
 すると、ノワールの動きが止まる、どうやら、カーディンを見ているようだ、
 更に、カーディンがノワールのかなり先へと回りこんで、止まる!!
 僕はシートベルトを右下の金具から両手で外し、左手で助手席のドアを開け、外に出て、右手で助手席のドアを閉める、
 「プログレス、チェーンジ!!」
 カーディンが叫び、カーディンの前部が開いて肩になりつつ、開いた前部から顔が出て、額に着けたパトライトと羽のエンブレムがきらりと光る、
 続けて、後部が外装ごと曲げていた足を伸ばすように伸びて、伸びた足が地に付いてカーディンが宙に飛びながら腰が180度回転、
 両肩の部分から脇を閉めるように両腕が出てきて、両腕がそれぞれ180度回転し、タイヤの部分が外側となり、
 胸部となったX字のパトライトの下二つが根元から下に回転して収納され、胸のパトライトが緩いV字のパトライトとなってパーポーパーポーと音を出しながら光らせながら着地、
 その右手を握り、前に突き出した!!
 よし!!次は僕の番!!
 右手で上着の内ポケットからデッキケースを取り出し、前にかざす!!
 すると、僕の前に、緑で半透明の角の丸い板と緑の画面が出現した!!
 さらに、僕は緑で半透明の板の左側にデッキケースを置く
 デッキケースからデッキが外れてシャッフルされて山札となりつつその場に置かれ、
 デッキケースの方は上下反転しつつ山札の左側に置かれた、
 山札の上から右手で一枚引いて緑で半透明の板の手前の側に置き、
 それを繰り返して計5枚のカードを緑で半透明の板の手前に並べ、
 山札の上からさらに右手で一枚引いて、今度はそのカードを左手に移して手札にし、
 それを計5回繰り返して5枚のカードを手札にする、
 ・・・霧ヶ関は守れなかったけど、今度は、止める!!絶対に!!
 「カーディン!止めるよ!!」
 「うむ!任せろ!!」
 カーディンがノワールに向かって駆けだした!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 Wカードフュージョン 4話/15 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 15

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 まずは、緑の半透明の板右側にあるチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!!」
 ズドン!!
 ノワールが右足を前に出し、一歩、前に出た!!
 そこにカーディンが駆けて行く!!
 「うぉおおおお!!」
 カーディン、焦んないでね、すぐ援護するから!!
 続けて、山札の一番上のカードにに右手をかけ引く!
 「ドロー!!」
 ズガァン!!
 カーディンがノワールが左足を振り降ろした瞬間、上げようとしていた右足を両手で抱えて止めた!
 ノワールは右足を上げようとするが上げれてない!
 カーディン、足止めできてる!!
 やっぱり、僕とカーディンなら止められるんだ、ノワールを!!
 止めるためにも、ええっと、今引いたのはバトルマシンズ サポートエナジー!!
 左手の手札にあるのは、
 バトルマシンズフルブースト、バトルマシンズ ライフブレイカーS・L、バトルマシンズハイパーフルブースト、バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチ、バトルマシンズ スケルトンキューブ、
 ここは召喚できるバトルマシンズ ガール・ズ・クノイチと、
 今右手に持つバトルマシンズ 補助アームで様子を見る!!
 右手に持つバトルマシンズブーストをチャージゾーンに裏側で置き、
 さらに、左手の手札からバトルマシンズ ガール・ズ・クノイチを右手で引いて、緑の半透明の板、中央少し奥の1番の場所に裏側で置き、
 「セット!!」
 ドガシャン!
 「なにっ!!」
 大きな音と共に発せられたカーディンの声を聞き前を見ると、なんと、カーディンが抱えてる部分のノワールの右足の部分が外れ、外れた部分が上の方から新しい右足の形となりつつカーディンを踏みつぶさんと迫っている所だった!!
 「くそっ!仕方がない!!」
 右足がカーディンに振り下ろされ、土煙が舞う!!
 ズガーン!
 カーディン!踏みつぶされちゃった!?
 「カーディン!!」
 ・・・
 土煙が晴れた時、カーディンは、ノワールの右足の前で尻もちをついてノワールを見上げている所だった!!
 よかった、踏みつぶされてなかった、
 だが、その両手には、ノワールの右足は抱えられてはいない、
 どうやら、外された右足から両手を離し、あわてて後ろに跳んだんだろう、尻もちをついているのはよほど強く後ろに跳んだせいに違いない、
 とにかく、少しは時間稼ぎできたわけだ、今のうちに!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!!」
 と、突如、ノワールがその右拳を振り上げた!!
 
名前:バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:500
効果の発動タイミング:無し
効果の発動条件:無し
効果:無し
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:忍者
テキスト:人形に変化し待ち構え、
     ただ主のためにその身を投げ打つ!!

名前:ノワール・メガトン・スマッシュ
種類:S スマッシュ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このカードのコストに、
        このカードがカテゴリ、名前に「黒」「ブラック」「ノワール
        のいずれかの言葉が入るカードが指定できた時
        ・次の戦闘で戦闘を行える自分のカードが参加しない時
効果:発動条件で指定した場所の自分のモンスターゾーンにこのターンの間、
   ・名前:ノワール・メガトン・スマッシュ
    種類:M モンスター
    コスト:4 パワー:3000
    効果の発動タイミング:戦闘後
    効果の発動条件:この戦闘で相手のモンスターに勝利するか、
            相手のライフカードを手札にさせた時
            ・自分のトラッシュに
             カテゴリ:黒獣・黒機を持たないカードが
             存在していない時
    効果:このカードはこのターンに消滅せず、
       次のターンまで持続する
    カテゴリ1:メガトン カテゴリ2:黒獣・黒機
    テキスト:無し
   をこのカードのコストを除き、召喚時のみコスト0扱いで召喚する、
   このカードは召喚された場所を移動すると移動した後、消滅する
カテゴリ1:メガトン カテゴリ2:黒獣・黒機
テキスト:その拳は、すべてを破壊し、押しつぶす
 
 突如、カーディンの右肩の車の装甲の裏側から薄紅色の何かが飛びだす!
 あれは、薄紅色の頭巾、忍の蜂金、黒髪のポニーテール、薄紅色のリボン、
 薄紅色の目だけを出して、口元には薄紅色の布を付けていて、手の甲に金属の板が付き、
 体には薄紅色の忍者装束を着ていて、足に草履のような意図があり、
 ずんぐりとした体型で手の平に乗る位の大きさ、
 って、あれはガール・ズ・クノイチじゃないか!いつの間にカーディンの左肩に入ってたんだ!?
 いいや、今は驚いてる場合じゃない!
 この状況、恐らく、さっき画面の中で表になったノワール・メガトン・スマッシュが、
 あ、やっぱり、ノワール・メガトン・スマッシュのカードともう一枚が画面の中のチャージゾーンに行った後も表になってる!!
 ええい、ままよ!こいつで相殺だ!!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!!
 と、さっき飛び出してきたガール・ズ・クノイチ、クノイチが地上に着地した後カーディンの後ろに回って、カーディンの背中に向かい一足飛びに跳び、カーディンの背中に跳び蹴りをかます!
 「うわぁ!!」
 カーディンがその反動で立ち上がる、と同時に、ノワールがその右拳を振り下ろしてきた!
 「なんのぉ!!」
 カーディンとクノイチが共に後ろに跳び右拳を回避!!
 ズガン!!
 ノワールの右拳が勢い余って地面に埋まった!!
 「反撃だ!でぇりやあああ!!」
 カーディンが右拳を握り走り出す!!
 と同時に、クノイチが右手で背中の刀を抜き、ノワールに向かって跳ぶ!!
 そして、カーディンが右拳を繰り出すと、ノワールの右拳の球体の一つを中央を打ち抜きながら跳ねとばし、
 クノイチが刀を振るうと、ノワールの右拳の球体の一つが真っ二つに斬り裂かれる!
 そして、跳ね飛ばされ、斬り裂かれた球体は、突如、光を放ち、赤く膨張すると、爆発!
 ズッガアアアン!!
 跡形もなく消え去った!!
 って、あの中に深沙さんいないだろうな・・・一応、言っておこう
 「カーディン!深沙さんが何処にいるかわからないんだから、慎重にね!!」カーディンがチラリとこちらの方を向く
 「わかった!生命反応サーチ機能でそれらしいのを探しつつ戦闘を・・・」カーディンが目を光らせ、ノワールの方を見上げる「うん!?ノワールの中央部、心臓のある場所あたりに人のいる反応が見える!!」
 なるほど、心臓付近か!!
 「ありがとうカーディン!反応のある場所付近はなるだけ狙わないようにお願い!!」
 「了解、ガール・ズ・クノイチを始めとした、召喚される仲間にも、逐一通信で位置同期し、伝えるようにする!!」
 と、突如、先ほど地上に埋まったノワールの右拳の球体の一つがカーディンに跳んできた!
 カーディンがモロに球体を顔面に喰らいひるむ!!
 「ぐはぁ!!だが、まだだぁ!!」
 しかし、カーディンはこれをチャンスとし、顔面に当たった球体を両手でガッキと掴んだ!!
 よし!両手でこのまま押しつぶせば・・・
 ん?なんか、いきなり球体が赤く光り始めたぞ!?一体何が・・・
 次の瞬間、今し方と同じようにノワールの右拳から四つの球体が跳んできた!!
 「ちょっとま・・・」最初の一つがカーディンの顔にぶち当たる!!
 「ぐはぁ!!」
 二発目がカーディンの右肩に当たり、
 「ぐほぉ!!」
 カーディンが両手に持った球体から右手を離した!!
 さらに三発目がカーディンの左肩に当たる!!
 「ぐほぁ!!」
 その衝撃で、カーディンは球体から左手も離し、球体を完全に手放した!!
 そこにとどめとばかりに四つ目の球体がカーディンの腹に叩き込まれ、カーディンが吹っ飛んだ!!
 「ぐはぉおおおお!!」
 「カーディィィィイインン!!」
 
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Wカードフュージョン 4話/16 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 16

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 「ぐぬおぉおおお!!」
 が、カーディンが吹っ飛ばされつつも両足を地に再度着けて踏ん張り、腹の球体の吹き飛ばしに耐え抜いた!!
 そして、腹の球体を右手で持ち、左手でも持って、両手に力を籠め、両手に持った球体を押しつぶした!!
 「ぬん!!」
 ドグシャア!
 「し、死ぬかと思った・・・」
 ま、まぁ、僕は心配してないけどね!!ははは・・・
 にしても、あの球体、どうやら、個々だとあまりパワーは無いみたいだ、
 恐らく、リュッケン達と同質の防御能力のみでここまで進んできたみたいだな、
 もしかして、その防御能力って、さっきのあの電磁バリアの技術が関係ある?
 でも、それじゃあ、それに対抗できるデッキケースって一体・・・
 ・・・考えるのは後にしよう・・・
 あ!緑の画面でライフカードをとれって出てる!!
 さっきの球体、ダメージ扱いだったみたいだね・・・こっちに戦闘を行えるカードを2番に置いてなかったんだから当然か、
 それじゃ、左から二番目ライフカードを右手で、引く!!
 出てきたのはマシンクールウインド!
 このカード、後で役に立つか?
 いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない、
 「うぉおおおお!」
 またカーディンがノワールに駆けてってる、僕がしっかり援護しないとね!
 そのためにも、まずは、裏に返すカードの無いチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!!」
 ノワールが唐突に左足を上げ、一歩前進する!!
 ズガン!!
 やっぱり、僕とカーディンの方に向かってきてるな、でも、僕とカーディンで止めてみせる!
 とにかく、続けて、山札から右手で一枚カードを引き、
 「ドロー!!」
 またもノワールが右拳を勢いよく振り上げた!
 グォン!!
 そして、カーディンに向かって振り下ろす!
 「見え見えだ!!そんなものは喰らわない!!」
 カーディンが左に跳んで避け、その右拳にカウンターの右拳を打ち込んでいく!!
 ガン!!
 その拳は、確かにノワールの右拳の球体の一つに当たったが、同時にカーディンの右拳が半分、ノワールの右拳に埋まる格好となった、肝心の球体には、傷が少しついたのみだ、
 どうやら、当たった球体の周りの球体が分散するように動いたことで衝撃を吸収されたらしい、
 「くそっ!やはりダメか!!」
 カーディンが慌てて後ろに跳んでノワールの右拳から距離をとる、
 っと、さて、僕がさっき引いたのは、マシンスパークグリリアス!!
 今は・・・使えないか、
 引いたばかりのマシンスパークグリリアスのカードを左手の手札に加え、改めて左手の手札を見る、
 よし、ここは2番にバトルマシンズ スケルトンキューブを召喚して、
 チャージゾーンにはコストの低いバトルマシンズフルブーストを置いておこう、
 ノワール・メガトン・スマッシュが怖いけど、その場合は、一旦受けて次の次のターンに返す!
 右手で左手の手札からバトルマシンズ スケルトンキューブのカードを引いて2番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から右手でバトルマシンズフルブーストのカードを引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 突如、ノワールがひざを曲げ、上に跳んだ!
 ドォオォ!!
 まずい!カーディンを踏みつぶす気だ!
 なら、早い目にカードを表に!
 「オープン!!」
 ノワールが・・・降ってくる!!
 突如、カーディンの前に向かって穴あきの鉄骨で出来た立方体が飛んできた!
 「こいつだ!!」
 カーディンが急いでその鉄の箱を両手で受け取り、両手に持ったその箱を右手に持ちかえて振りかぶり、
 「いっけぇえええええ!!」
 上空にいるノワールに向かって放り投げた!!
 そして、鉄の箱がノワールにぶつかり、ノワールの内部で
 ビヨヨ~ン!!
 突如、バネの様に弾け伸びて、人型となる!
 それは、穴あきの鉄骨が無作為に集められて人型のようになった存在だ!
 スケルトンキューブ、キューブが内部で弾け伸びたノワールは、その体が周囲に広がった!
 「下がるぞ!」
 カーディンが叫び、後ろを向いて走りだす!
 同時に、そばにいたクノイチも後ろに向かって跳んだ!
 そこにノワールが着地する!
 ズガガガン!
 だが、スケルトンキューブのおかげで体が広がったノワールは、いくつもの球体の着地音を連続して立てつつ、前回ほどの衝撃も無く、地上に分散着弾した!!
 ふぅ、危ない・・・
 踏みつけに失敗したノワールが集まっていき、再び人型を形成していく、
 と、二つだけ、黒い球体が残された、電気で繋がった、二つの黒い球体、
 緑の画面にあいつらのカードが出てるな、
 つまり、あれが今回召喚されたモンスターか、
 コスト2同士の見せ合いだけど、とりあえず、こっちにはチャージゾーンにカード二枚しかないし、ちゃっちゃと表にしちゃおう、
 右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!!
 続けて、緑の画面の中で表になったカード!!
 な!向こうに発動できるカードが一枚ある!ノワール・ビット・スクラムシア!!
 ノワール・ビット・スクラムシアの効果でノワール・ワンドーグ・ビット・セミテートタイプが召喚された、はずなんだけど・・・一体どこにいるんだ・・・?
 左右を見渡してもどこにもそれらしいものはいない・・・
 っと、さっき召喚された二つの黒い球体、ノワール・ツードーグ・ビット・ロープス、ロープスが手前の方にいるクノイチの方に向かって跳んで行った!
 だけど、今の僕に、援護に出せるカードは、無い!!
 ロープスがクノイチの方に向かって跳んで行く
 そして、クノイチがその右手の刀を構え、ロープスの間の電気の糸を切る!!
 が、電気の糸に触れた瞬間、クノイチの体に電気が走る!
 バリバリバリッ!!
 ・・・よく考えりゃ当然か・・・
 その後、クノイチは刀を引き、後ろに跳ぶ、
 そこにロープスが左右に分かれつつ、一気にクノイチに向かって跳ぶ!
 クノイチがスライディングで電気の糸を下に避けてくぐり、
 お返しとばかりにロープスの左の方に向かって走りだした!
 と、いきなりロープスが左の方を中心に右の方が回り始める!!
 電気の糸が横から迫り、あわてて宙に跳ぶクノイチ!!
 そのまま電気の糸が通り過ぎた時に着地しつつロープスの左の方に向かって跳び、その刀を突き立てる!
 よし!ロープスが左の方に刀が通った!!
 が、その後ろにロープスの右の方が迫る!!
 あわてて刀を抜こうとロープスの左の方に両足を当てて必死に刀を引くクノイチ!!
 スポン!!
 刀は案外あっけなく抜け、クノイチは地に落ち、そこにロープスの右の方が迫って
 ゴチン!!
 左右のロープスがぶつかった!!
 が、今度はロープスが上下に重なるように変化して上下に重なったまま動きだし、  まるで雪だるまの下だけが転がって行くように、クノイチの方に向かって転がり始めた!!
 ゴロゴロゴロゴロ!!
 後ろを向き、走り、逃げ出すクノイチ!!
 しかし、次の瞬間、上の方のロープスが跳ぶ!!
 気付かずに走るクノイチ!!
 が、ロープスの上の方が着地したのはクノイチの前!!
 ズドン!!
 大きな着地音と共に目の前に現れた存在にあわてて足を止めるクノイチ!!
 だが、クノイチは後ろから迫ってきていたロープスの下の方に追いつかれ、引き潰
 ベチャ!!
 そこにいきなりノワールの体内からさっきノワールに突入したキューブがノワールに右足をかけて跳んできて、
 その勢いのまま右拳を前に出し、クノイチに迫ったロープスの下の方を吹っ飛ばした!
 が、引きつぶされかけてたせいか、クノイチはどうやら、右足の方がぺしゃんこになってしまっている、
 クノイチはそのまま背中の鞘に刀を収めると、後ろに跳び、夜の闇に消える、
 しかし、それを追おうと、一つの黒い球体、ワンドーグが跳んできた!
 キューブがそれを右拳で突き飛ばして弾き、阻止する!
 が、地上に落とされたワンドーグはその体に灯る赤い光を点滅させ、向こうのノワールから四つの球体を跳ばさせてきた!
 あ!緑の画面にノワール・ワンドーグ・ビットのカードの表示が、そっか、これ効果か、それなら!右手を前に出し、宣言!!
 「バトルマシンズ スケルトンキューブの効果を発動!ノワール・ワンドーグ・ビットの効果を相殺する!!」
 だが、なおもノワールから四つの球体がキューブに迫る!
 しかし、キューブはこの向かいきた球体一つ一つを、
 右拳を前に思い切り出して一つ目を落とし、
 左足を振り回して二つ目を下に落とし、
 左手を手刀のように上から振り下ろして三つ目を落とし、
 左足を下から振り上げて四つ目を上の方に蹴り上げた!!
 再び人型となっていたノワールが完全に人型に戻り、カーディンの方に歩いて向かって行く!
 「うぉおおおお!!」
 対するカーディンもノワールの方に向かう!
 そして、カーディンがその右手を伸ばし、ノワールの右足の球体の一つを掴んで握って潰す!
 その間にも、ノワールはとっさにその右拳をカーディンに振り下ろす!!
 「当たらないと言ったはずだ!!」
 この右拳をカーディンは寸でで後ろに跳んでかわした!!
 一方、キューブとワンドーグが睨み合う、
 そこにロープスが二つとも上に跳び、上の方から左右に分かれて電気の糸を伸ばし、キューブを感電させようとしてきた!
 すると、キューブが少し左に跳びつつ右拳を上の方に伸ばし、ロープスの左の方を吹っ飛ばす!
 当然、ロープスの間同士の電気の糸はキューブから離れて行く、
 しかし、その隙に乗じてか、ワンドーグがキューブに向かって跳ぶ!!
 この体当たりを腹にもろに喰らって吹っ飛ぶキューブ!!
 が、キューブは頭が地にぶつかりぐるんと転がりつつも、何とかワンドーグを両手で掴み、両足で着地し
 上に振り上げ、床に叩きつけ、
 その上から右足を振り下ろす!!
 バキッ!!
 ワンドーグは踏みつけられて真っ二つに割れ、
 そのまま赤い光が消え、爆発した!
 いきなりさっきノワールの右拳を避けたカーディンに向かい、そのノワールの右拳から黒い球体の一つが飛び出した!
 「なんの!」
 カーディンが叫び、両腕を顔の前に出して防御する!
 ガン!
 鉄同士が激しくぶつかる音を出し、黒い球体は弾かれ、地に落ちる!
 が、その黒い球体に続くように、ノワールの体から二つの球体が跳んできた!!
 「ぐっ!!」
 ガンガン!!
 カーディンがそのまま防御して二つの球体を弾き飛ばし、いきなり後ろからの一撃に吹き飛ばされ倒された!
 「ぐはぁ!!」
 後ろから攻撃をかましたのは、さっき最初に攻撃を防御されて落とされたはずのノワール・ワンドーグ・ビット・セミテートタイプ!!・・・セミテ!!
 いつの間に後ろに回り込んだんだ!?
 セミテはそのままカーディンの背中に乗り、背中に両手を回したカーディンにとっ捕まった!
 ガシッ!!
 カーディンはそこから両腕を前に回して地に付け立ち上がり、両手に力を込めセミテを握りつぶそうとし、
 突如、横からさっきの二つの黒い球体が跳んできて、カーディンの体を跳ね飛ばした!
 「ぐはぁ!!」
 そのままカーディンの両手を逃れたセミテがさっきの二つの黒い球体と共にノワールの元に跳んで行き、ノワールと一体化した!!
 ううう、逃げられた・・・
 ってああ!!緑の画面にライフカードを取れって表示が!
 さっきの連続攻撃もダメージ判定か・・・ああもう、しかたないなぁ・・・
 右手で一番右のライフカードを取る!
 出てきたのはスライスフィッシュ&フィッシュボーンスープ!
 これで残り一枚出てきたら追加でドロー出来るかなぁ・・・っと・・・
 とにかく、次のターン、バトルマシンズ ライフブレイカーS・Lでノワール・ツードーグ・ビット・ロープスを倒して、勢いに乗ってやる!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Wカードフュージョン 4話/17 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 17

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 一気に攻める!
 まずはチャージゾーンで表になっているカードを裏に返し、
 「リチャージ!!」
 ノワールがまたも右足を前に出し、
 ズドン!
 一歩進んだか!僕も距離とったほうがいいかもだけど、今はこっちを優先!!
 右手で山札の一番上のカードを引き、
 「ドロー!!」
 今度はノワールが左足を上げる!
 「うぉおおおお!!」
 そこにカーディンが走り込んでいき、
 「どりゃあ!!」
 すれ違いざまにノワールの右足から左手で球体を一つ奪い、その球体を握りつぶした!!
 「ふん!!」
 バキィ!!
 ズドン!!
 その間にもノワールはゆっくりと一歩前進する!
 が、その足音を聞いたのか、最初からそうするつもりだったのか、カーディンが後ろを向いて駆けだし始めた!!
 さて、僕が今引いたカードはバトルマシンズストロングバトラーズ!
 とりあえず、これはチャージゾーンに置いておいてっと、
 引いたばかりで右手に持つバトルマシンズストロングバトラーズをチャージゾーンに裏側表示で置き、改めて左手の手札を見る、
 よし!こいつで一気に攻める!
 右手で左手の手札から一枚のカードを引いて1番に裏側で置き、
 「セット!!」
 と、ノワールが一旦立ち止まった!!
 その前にはカーディンが立ちふさがっている!ノワールの足の間から抜けてきたんだろう
 よし!それじゃ呼ぶぞ!!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!!」
 ノワールが右拳を振り上げた!!
 突如、右から、ところどころが黄色で縁取られた藍色蒸気機関車が上の煙突から煙を吐きながら走ってきた!
 そこにノワールの右拳がカーディンに振り下ろされる!
 いきなり機関車の機首の上に機体の方から白銀で内側が藍色に塗られた刃が立ち上がり、
 さらに、機体の中部から後部にかけて上下に分割し、
 分割した上の方が左右に分かれ、機首部分を胸部として、両肩を広げる様に展開しながら、端の部分が拳の様に開きつつ、腕を下に降ろすように中ほどから曲がり、両手が地について機体全体を浮かせ、
 そのまま中部から後部の下の方が両足を下に出すように展開し、中ほどから下が左右に別れて両足となって、その上が腰部を形成、
 機首の上の方から、前から上に立つように顔のようなものが立ち上がり、その後頭部から額に向い、白銀で内側が藍色に塗られた刃が斜め前上に向かって立ち、
 そのロボットが両手を斜め上に出してノワールの右拳を受け止めた!!
 そのロボットは、兜に胸部、腹部、両肩、手と足の中程から下が黄色で縁取られた藍色で、
 両手両足の中ほどは白く、顔には灰色の金属マスクに兜には内側が藍色で塗られた白銀の刃が付き、胸部にはパトランプと翼が象られた金のエンブレムが付いていて、緑の機瞳でノワールを見、その両手でノワールの右拳を抑えている!
 だが、その現れたライフブレイカーS・L、S・Lでは、パワーが足りてないらしく、徐々に徐々にノワールの右拳に押され、後ずさっている!
 ズ、ズズズズズ・・・
 「ライフブレイカーS・L!今助けるぞ!!」
 そこにカーディンがノワールの右腕に向かって右足を突出し蹴りを繰り出した!
 蹴りはノワールの球体を捕らえなかったものの、蹴りでノワールの右腕の球体群の動きが乱れ、
 それによってノワールの右拳に力が入らなくなったのか、
 S・Lの後ずさりは止まり、S・Lが思い切り両手を前に振り、ノワールの右拳の黒い球体達をバラバラに吹き飛ばす!
 そこにS・Lがすかさず右拳を打ち込む!
 ノワールがあわてて後ろに跳んで避け、そこでとっさに左拳を繰り出し返す!
 しかし、S・Lもこれを後ろに跳んで避け、S・Lとノワールにらみ合いを開始する!!
 よし、少しだけ、ノワールを下がらせることができた!
 ってあれ、そういえば、さっきオープンで表になったノワールスリードーグ・ビット・トリプルタートルガード、に該当するようなのが何処にも出てきていないけど、もしかして隠れてるのか、後から出てくるのか・・・
 あ!そうか、ノワールスリードーグ・ビット・トリプルタートルガードはコスト3、
 今、緑の画面の向こうのチャージゾーンには裏側表示のカードが二枚しかないから召喚できないんだ!
 ノワール・ビット・スクラムシアは自身の効果で、効果を発動した次のターンに裏側表示にならないから!
 よし、この調子なら、行ける!今度こそ、S・Lを戦闘で勝利させることができる!!
 向こうにいるのはコスト2、パワー1400のノワール・ツードーグ・ビット・ロープスのみ!!
 それなら、まずはS・Lの召喚コスト!
 右手でチャージゾーンのカードを三枚表にして、
 よし!このまま一番戦闘だ!!
 と、いきなりノワールの体の球体の赤いランプが一様に点滅し、二つの黒球体、ロープスがノワールの方に跳んでいった!!
 同時にキューブもカーディン達の方に走ってくる!!
 まさか、ロープスを呼び戻した?一体なんで・・・
 ロープスが戻ってきた瞬間、ノワールの体の黒い球体の一つが突如飛び出し、ロープスの右の方とぶつかった!!
 ぶつかり合い、ぶつかった二つの黒い球体たちはケンカで反発し合う様に飛び跳ねたものの、その間にロープスの左の方が入り込み、三つ共に頭を下げるように互いに向かいお辞儀した、
 ・・・???
 一体何をしてるんだろうか・・・
 そう思った次の瞬間、三体の間にそれぞれを頂点とした電気の糸の三角形が形成された!
 えっ!?まさか、あれでノワールスリードーグ・ビット・トリプルタートルガードになったの!?そんな!!
 だけど、こっちのS・Lの方がノワールスリードーグ・ビット・トリプルタートルガード、タートルガードよりもパワーは上のはずだ!!
 と、タートルガードがいきなりノワールの周りを囲み、回りだす!
 一体どうして?そう思った次の瞬間には、ノワールがもう一度上に跳んでいた!
 もう一度、こっちを踏みつぶしてくる気かっ!!
 カーディンがとっさにキューブの方を向く「させないぞ!スケルトンキューブ!変形だ!!」
 カーディンの言葉を聞き、キューブが箱状に戻る!!
 そして、カーディンが右手にキューブを持ち、もう一度振りかぶって思い切り分投げた!!
 「でりゃああああ!!」
 が、タートルガードにぶつかって弾かれた!!
 ガン!!
 「何だとっ!?」
 その間にも、ノワールが地上に着地し、まわりに大きな衝撃波が走る!
 ズッドォオオオオン!!
 早々何度も吹き飛ばされてたまるか!
 姿勢を低くし、右手を地に着け、衝撃波に耐える!!
 しかし、カーディンとキューブは吹き飛ばされ、S・Lも吹っ飛び地にドガンと転がる!!
 と、緑の半透明の板のカードが一枚宙に飛んだ!
 あっ!!
 慌てて左手で無理やり地面に押さえつける!
 ・・・
 少しすると、衝撃波も収まった、
 だが、そこでノワールがS・Lに向かって走り込み、その右拳を振り上げ、なんと、右拳に体の黒球体のビットを集め、
 S・Lに向かって振り下ろした!!
 S・Lはあわてて立ち上がって避けようとするも、思い切りぶん殴られ、吹っ飛ばされる!
 だが、吹っ飛ばされた先でもS・Lは両手を地に付け立ち上がり、ノワールに立ち向かっていく!
 すると、タートルガードの一つがS・Lの方に飛んできた!
 S・Lは右拳を振り上げ、そのタートルガードに一つに向かって突出し、弾く!
 そこに右からタートルガードのもう一つが飛んできた!
 これを右手で受け止めるS・L!
 そこにノワールが右拳を再度振り上げた、
 それに気づき、ノワールを見上げるS・L、一瞬、そのせいでS・Lの動きが止まった、
 その間にノワールの右拳が突き出されS・Lに直撃!S・Lをを吹っ飛ばした!!
 ガッ!!
 しかし、S・Lは吹っ飛ばされながらも両足で踏ん張った!
 S・Lは踏ん張ったまま、ノワールの方に向かおうと正面を向く、
 が、ノワールが何処にもいない!?
 慌てて左右に顔を振って視線を辺りに向け、ノワールを探すS・L、そこに、ノワールが上から降ってきた!!
 ズッドォオオオオン!!
 またこの踏みつけか!!
 身を屈めたまま衝撃波に耐える!!
 衝撃波は、やはりすぐに収まった、
 そうだ、S・Lは!?
 唐突に、着地したノワールがその右足を後ろにのけた、
 そこには、両手足を放りだし、伸びたS・Lがいたのだった!!
 と、ノワールがその右手でS・Lの残骸をわし掴み、
 「大丈夫か!ライフブレイカーS・L!!」
 カーディンがノワールに向かって走っていく!!
 「貴様ぁ!ライフブレイカーS・Lを離せ!!」
 カーディンが足に力を込めて留まってノワールの前に立ちはだかりその右手と人差し指を突き付ける!!
 「そいつは、たとえ幻影でも、私達の仲間だ!!」
 ノワールが無言でカーディンの方を向く、
 そして、唐突にS・Lの残骸をカーディンに向かって投げつけた!!
 「ぬぉ!!」
 カーディンはそのS・Lの残骸を両腕で受け止める!!
 「大丈夫か、ライフブレイカーS・L!!」
 そこにノワールが右拳を振りかぶる!!
 グォン!
 大仰しい風の音を聞き、カーディンがノワールの方を向く、
 「しまっ・・・」
 驚く暇もあればこそ、
 ノワールは一気に下の方に拳を向かわせ、そこから拳を振り上げ、カーディンをS・Lの残骸ごと吹き飛ばしていた!!
 「ぐはぁああああ!!」
 そして、空中で、S・Lの残骸が爆発する!!
 ドシャア!
 カーディンが落ち、鈍い音を立てる!!
 しかし、カーディンは体を上に上げて起き上がり、両足二本で立ちノワールを見上げ、見据える!
 「私はまだ、負けていない!!」
 そうだよカーディン!まだ負けてない!!
 っと、緑の画面にライフカードをとれっていう表記が、
 右手でさっき左手で抑えてたカードを持って回収して左手の手札に移しつつ、体をきちんと上げてっと、
 ええっと、そうだな取るライフカードは・・・真ん中だ!
 右手で真ん中のライフカードを取る、と、出てきたのは機木の盾!
 このカードが、逆転のキーカードとなるか・・・
 手に取ったカードを左手の手札に移す、
 とにかく、状況はこっちの方が圧倒的に不利!!
 次のターンにモンスターを召喚されたら目も当てられない、召喚されてもどうにかできるようにして、できれば相手のカードによる召喚も阻止しないと・・・
 次のターンが、正念場だ!!
 
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Wカードフュージョン 4話/18 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 18

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 まずは、チャージゾーンにある、表側表示のカードを右手で裏に返し、
 「リチャージ!!」
 ノワールが右足を出し、前進する
 ズドン!!
 「っ!」カーディンが一瞬ひるみながらもノワールに向かって走り出す!「うぉおおお!!」
 ・・・場は揃ってる、でも、まだ、決められるか、確証が無い・・・
 この状況、乗り切れるか、この引きで、決める!
 山札の一番上のカードを、右手で、引く!
 「ドロー!!」
 その間にも、今度はノワールは左足を前に出して踏み込み、前進する!
 ズドン!!
 「はぁあああ!!」
 カーディンがそこに走っていく!
 さて、僕が今引いたのは、バトルマシンズ バッテリーリクリエイト!
 これなら、どうにかできる!
 引いたばかりのバトルマシンズ バッテリーリクリエイトを1番に裏側に置いて召喚!!
 じゃなくて、チャージゾーンに裏側で置き、
 左手の手札から、バトルマシンズ バッテリーリクリエイトよりもコストの多い、
 バトルマシンズ スケルトンキューブを引いて1番に裏側で置き、
 「セット!!」
 ノワールが突如、右拳を振り上げた!
 そして、向かって来るカーディンに振り下ろす!!
 「うわわわわ!!」
 ズドン!!
 大きな音が響き、大地にノワールの右拳が埋まるも、間一髪、カーディンは急停止し、難を逃れていた、
 だが、ノワールはまたも右拳を振り上げ、カーディンに向かって振り下ろす!!
 「おっと危ない!!」
 これをカーディンは右に跳んで避ける!
 と、今度はノワールが、そばにいたタートルガードの一体を持ち、カーディンに投げつけた!
 「甘い!!」
 カーディンはそのタートルガードを付いていた電気の糸ごと半歩左に動くだけで避けた!
 「その程度の命中精度では私をクラッシュさせることなどできはしない!!」
 カーディンの雄々しき宣言を聞いたのか、ノワールはまたも別のタートルガードの一体を右手に持ち、カーディンに向かって投げつけた!
 「甘いと言っている!!」
 これをカーディン、またも左に半歩動くだけで避ける!
 よしよし、このまま避け続けてよ、カーディン!!
 右手で1番に裏側に置いたカードを持ち、表に!
 「オープン!!」
 またもノワールが右手に別のタートルガードの一体を持って、振りかぶって、投げた!!
 「そんなもの!!」
 カーディンが投げられたタートルガードの一体を両手で上下からキャッチした!!
 って、あれ、画面の方にカードが映らない・・・?
 あ、そっか、画面の向こうの方はもう手札が一枚しかないんだ、だからセットとオープンができない、これは、チャンス!!
 まずは、バトルマシンズ スケルトンキューブのコストとして、右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!
 さらに、表にしたバトルマシンズ バッテリーリクリエイトを2番に召喚!
 そのコストとしてチャージゾーンのバトルマシンズフルブーストを右手で表に!!
 そこからバトルマシンズストロングバトラーズも発動!
 「こんなもの!!」
 カーディンが両手に持ったタートルガードの一体を上下から力を入れ潰そうとする!!
 すると、タートルガードのもう一体がノワールに向かって跳んでいき、ノワールがそれを受け取って、カーディンに向かい、放り投げた!
 「ぐっ!!」
 両手がふさがったまま半歩左に動いて避けるカーディン、そこに続けてノワールが右拳を繰り出してきた!
 「くそっ!!」
 カーディンは両手に持ったタートルガードの一体を左手で持ち直しつつタートルガードの一体を投げ捨てようとする!!
 ・・・ここだ!!
 僕は右手でチャージゾーンのカードを一枚表にする!!
 「うおっ!なんだいきなり!!」
 突如、カーディンの右腕から細い棒と球関節で構成された先が三つ又に分かれた細いアームが展開する!!
 そして、そのアームがカーディンの両手のタートルガードの一体をガッキと掴んだ!!
 「はっ!そうか、このまま避ければいいんだな!!」
 そのままカーディンはノワールの拳を右に避ける!カーディンの横で、ノワールの右拳が通り過ぎて行く・・・
 よし、避けられた!!
 と思ったら、ノワールの右拳が開いて少し引き、人差し指と親指でカーディンの補助アームが掴んでいたタートルガードの一体をつまみ、思い切り引っこ抜いた!!
 バシュ!!
 「うお、しまった!!」
 カーディンが大きく驚く!
 さらに、ノワールは取り戻したタートルガードの一体を指から離すと、不意に大きく跳躍した!!
 まずい!また踏みつけをやらかす気か!!
 と、そこに、カーディンの前方から唐突に四角い鉄の箱と黒いふたの付いた四角い白い箱が転がってきた!
 鉄の箱はスケルトンキューブだとして、もう一方は・・・
 そう思った次の瞬間、黒いふたの付いた四角い白い箱の左右から飛び出るように鉄の両手が出てきて、
 下の方からも飛び出るように金属の両足が飛び出し、ふたの中央が少し開いて、そこから両目がのぞき出す、
 ま、まさか白い箱の方、バッテリーリクリエイトか!
 ええい!なんか変な奴が来ちゃったけど、これならどうにかなるか!!
 「バッテリーリクリエイトの効果を発動!その効果でもう一度バトルマシンズ 補助アームを発動!カーディン、補助アームでスケルトンキューブを掴んで、思い切り上にぶん投げて!!」
 「なるほど、わかった!!」
 カーディンが補助アームを使って前にあるキューブを掴み、補助アームを思い切り伸ばす、
 と、バッテリーリクリエイト、バッテリーがその両手をカーディンに向け、微弱な電流を発生させた、
 「うぉおおおおお!!」
 発生した電流は、徐々にカーディンの体に纏っていき、
 その電気によって力を得たカーディンが思い切りキューブを掴んだ補助アームを振りかぶり、思い切り放り投げる、
 「でぇりぁああああああ!!」
 そして、キューブが一気にノワールの元に飛んで行く!
 そこに、タートルガードの三体が立ちふさがる!!
 ガンッ!!
 が、固いものがぶつかる大きな音を立ててキューブがタートルガードの一体をふっとばしばがらそのままノワールに突っ込んでノワールの中に入り込み、
 ビヨヨ~ン!!
 バネの様に伸びて人型となる!!
 同時に、ノワールの体が吹っ飛び、球体たちがバラバラになり、そのまま地に落ち、一緒にキューブも地上に落ちた、
 しかし、キューブが着地した場所をいつのまにかタートルガード達が囲っていた!
 「スケルトンキューブ!!」
 カーディンがキューブに向かって走る!だが、そこに黒い球体が集まりつつある不完全なノワールが立ちふさがった!!
 「このぉ!」
 対して、キューブの周りをタートルガードが徐々に回りながら近づき、その範囲を縮めてきた、
 どうするべきかと周りを見渡すキューブ、
 すると、いきなりキューブが走り出し、タートルガードの一体をその右拳で殴りつけた!!
 その衝撃で一気に離れて行くタートルガードの一体!
 だが、それに連動して、残りのタートルガード達も吹っ飛んで行った方に向かい、キューブの後ろにそのタートルガードの残り二体の間の電気の糸が迫ってきた!!
 危ないっ!
 そこでキューブがいきなり鉄の箱に変形!!電気の糸の下をくぐり、やり過ごした!
 ビヨヨ~ン!!
 さらにキューブが人型に変形し、右の方にいるタートルガードの一体の元に走り、その両手でタートルガードの一体をガシッと掴み、ぐるぐると回りだした!!
 やはり、タートルガードの動きが連動し、残りの二つも一緒に大きく回り始める!!
 キューブとタートルガード達はそのまま回りながらノワールとカーディンの方に向かって行き、集まりかけていたノワールを吹っ飛ばした!
 ドンガラガッシャーン!!
 「スケルトンキューブ!よし、そのままそいつを下に叩きつけろ!!」
 カーディンの指示を聞き、キューブが下にタートルガードを叩きつけた!
 ドガン!!
 そこで、タートルガード達の動きが止まった!!
 「行くぞ、跳べ!スケルトンキューブ!!とぅ!!」
 カーディンとキューブが上に跳ぶ!!
 そして、それぞれ一番近いタートルガードの別々の一体に向かって行き、タートルガードの二体をそれぞれ踏み潰した!!
 ズガシャア!!
 「まだだ、行くぞスケルトンキューブ!!」
 キューブがカーディンの方を一瞬向きつつその首が縦に振られ、キューブとカーディンの視線が残ったタートルガードの方に向き、
 そして、キューブとカーディンが残ったタートルガードに向かって走り出す「蹴りだ、スケルトンキューブ!!挟み込むぞ!!」
 キューブがカーディンの方を向き、もう一度一瞬首を縦に振ると、その左足を後ろに振り上げた!!
 慌てて狙われたタートルガードが逃げようと後ろに跳ぶ!
 「逃がさない!!」
 そこでカーディンが残ったタートルガードを左手で上から押さえつけるように掴みながらそのタートルガードをキューブとの間に移動させつつ右足を後ろに振り上げた!!
 「行くぞ!スケルトンキューブ!!」
 キューブの左足とカーディンの右足が一気に振り回され残ったタートルガードを前後から強烈に挟み込んだ!
 残ったタートルガードは、その前後の蹴りの圧力に耐えられずに潰れ、爆発!
 ズッガァアアアン!!
 と向こうでノワールが再び再生してゆく中、そのノワールが蠢きながらこちらの方にいるバッテリーの方に向かって行く!
 「な、しまった!!」
 そのノワールの様子を見て、カーディンが駆け出す!!
 カーディン、間に合うの!?
 バッテリーの方にノワールが向かい、人型となりつつ、その右拳を肥大化させ、バッテリーを殴りつける!
 そこにカーディンが駆けつけ、バッテリーに向かってヘッドスライディングをかける!
 ズザザァアア!!
 バッテリーを抱え、何とかノワールの右拳を避けるカーディン!
 「ふぅ、何とか間に合ったな!!」
 そして、バッテリーを床に降ろしつつ立ち上がり、ノワールの方を向いてノワールと対峙する!
 ノワールがカーディンを見据え、右拳を振り上げ、右拳に球体を集め、と、ノワールの右踵の方で、キューブがノワールの球体の1つを取り、地に叩きつけ、その右足で踏みつぶしていた!!
 ガッ!ズシャッ!!
 ノワールがそれをチラリと見、右踵を後ろに一気に出してキューブを吹っ飛ばす!
 「今だ!!」
 カーディンがバッテリーを再び抱え、ノワールに向かって跳ぶ!
 そして、その右足を前に出して飛び蹴りを喰らわし、ノワールの体を貫通!
 貫通した先で出てきた後には、その右足の先にノワールの球体の一つを捉え、その両手にもそれぞれ球体を持っていた、が、なぜかバッテリーはいなくなっていた、一体どこに・・・
 そんなことを考える暇もなく、カーディンは地に着く直前に、両手の球体も右足の先に合わせて下に出し、球体三つを一気に地に押し潰し、破壊する!!
 グググシャア!!
 「ぐっ!生体反応のある球体を救出できればよかったのだが、避けられてしまった!!」
 ううん、確かに、今の跳び蹴りは惜しかった気がするなぁ・・・
 だけど・・・バッテリーはどこ行った?
 すると刹那、ノワールが後ろにいるカーディンの方を振り返り、その右拳を振り上げながらまたも肥大化させる!!
 そして、カーディンに向かって振りおろし、
 バリバリバリバリバリバリ!!
 突如、ノワールの右拳から放電が発生!!
 なんだ、何が起こった!?ノワールは確かに前に拳から電気を出してたけどそれとは違うような・・・
 あ、ノワールの右拳の球体の隙間から見えるあれは、バッテリーか?バッテリーが右拳の中から放電しているのか!?
 いきなりの放電のせいか、ノワールの右拳の動きが一瞬乱れる!!
 そこにカーディンが振り返りつつノワールの右拳に向かって跳ぶ!!
 「そこだぁああああ!!」
 カーディンはノワールの右拳に近づくと、左手を前に出して振るいながらバッテリーを掴んで救助しつつ、その右拳を真っ向からノワールの右拳に叩きつけた!!
 カーディンの右拳の拳圧を受け、ノワールの右拳が様々な方向に吹っ飛ぶ!!
 カーディンが下に落ちる、そして、吹っ飛ばされ先に下に落ちていたノワールの球体二つをその両足で踏みつぶしつつ着地する、
 ググシャ!
 ・・・
 とにかく、このターンで一気に形勢が逆転した、バッテリーもバトルマシンズストロングバトラーズとバトルマシンズ 補助アームの効果で何とか戦闘に勝てたし、
 どうやら、カーディンも、ノワールと戦うことに慣れてきたようだ、
 攻撃が通じなければ確かに恐いけど、相手の攻撃を避けつつ、相手の球体を一つ一つ潰していけば確実に相手を削れるんだから、リュッケンとか防御能力が無くなっても高い攻撃力から多彩な攻撃を仕掛けてくる一撃必殺な底のわからない相手よりは楽かもしれない、
 いや、そんなこと言って油断するのはよくないな、あんな戦いは僕にはできないんだ、僕は出来ることをしてカーディンをサポートしないと、
 さぁ、このまま油断せず、傷つかず、この戦いを終えられるように、戦おう!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Wカードフュージョン 4話/19 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 19

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 行くぞ!まずはチャージゾーンの表側表示のカードを右手で裏に返し、
 「リチャージ!!」
 ノワールがカーディンを踏みつぶそうと左足を上げる!
 と同時に、カーディンがノワールの右足の外側の方に回り込み、
 「はぁあぁあああ!!」
 その右拳をノワールに叩きつける!
 が、右拳が当たったノワールの左足の球体の一つは、後ろの方に下がって難を逃れた、
 次は、右手で山札の一番上のカードを引いて、
 「ドロー!!」
 ノワールが仕方なく左足を降ろす、
 と同時に、カーディンが握っていた右拳を開き、近くにある球体を手に取りつつ引きよせ、
 右手に取った球体を両手ではさみ、
 「ふんっ!!」
 グシャ!!
 そのまま潰した!
 さて、僕が今引いたのは・・・こいつは、バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプター!
 よし、召喚して、ここまで来られなかったうっぷんを晴らさせてやるぞ!!
 こいつを3番に裏側で置き、一緒にチャージゾーンに置くのは・・・どれにしよう・・・そうだ!このマシンクールウインドにしよう!!
 左手の手札からマシンクールウインドのカードを右手で引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 ノワールがその右拳を振り上げつつカーディンの方を向く!
 それじゃあ、こっちは3番に置いたカードを右手で表に!
 「オープン!!」
 ノワールがその右拳をカーディンに振り下ろす!!
 そこに右の方から水色のヘリコプターが飛んできた!
 ところどころ凍っている氷のような水色のボディを持ち、そのボディの上には白い二連プロペラが付き、
 後ろの方には三角の上尾翼のような後ろ部分の中央に白いローターが組み込まれており、ローターとボディとの接続部分は細めにできている、
 と、ローター部分が上下180度反転して斜め上下左右に4つに分かれ、
 下の方に分かれた部分が下に足を伸ばすように移動して両足となり、
 上部のローターを擁する部分が後ろから左右に両腕を伸ばすように移動、そこから両肘を下に曲げるように変形して、前部と後部の接続部が両腕となり、ローター部が両肩となる、
 さらに、プロペラ部分が後ろの方に移動しつつ、プロペラのあった部分に前の方から顔を起こすように顔が出現した!
 その体は左足と右腕がちょっと凍り、その顔は、ヘリの前部をイメージした水色の兜をかぶった精悍な鋼の顔で、その水色の氷瞳でノワールの方を見ている、
 と、そのフロストジャイロヘリコプター、ジャイロが両肩のローラーから吹雪をノワールに向かって吹きかける!
 ノワールのその右拳が凍っていくが、ノワールはお構いなしにその右拳をカーディンに向かって振り下ろす!
 「ナイスだ!フロストジャイロヘリコプター!!」
 カーディンが右足を後ろに出し、そのまま右足で回し蹴りを繰り出す!
 繰り出された回し蹴りは、ノワールの右拳にぶち当たる!!
 バキィ!
 そのまま凍った拳の前半分を吹き飛ばした!
 だが、カーディンが残った拳の後ろ半分に当たって吹っ飛ぶ!!
 ガツッ!!
 「グッ!!」
 しかし、カーディンは蹴りの直後の不安定な姿勢で吹き飛ばされたにもかかわらず、すぐに両足を地に着け、着地した!
 「大丈夫だ、双歩!!拳の一番ダメージの大きいところは吹き飛ばした後だ、おかげであっちは目測を誤っている、こんなカス当たりでダメージを受ける私ではない!!」
 そ、そう、カーディンがそう言うなら・・・
 っていけない、僕はこっちをしないと、
 右手でバトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターのコスト三枚を表に!
 コストにはマシンクールウインド、バトルマシンズフルブースト、バトルマシンズストロングバトラーズの三枚を指定、ただし、バトルマシンズストロングバトラーズは発動条件を満たしていないため発動できない
 向こうの方、なにしてくるかわからないけど、でも、今の布陣なら、とりあえずは大丈夫なはず・・・
 と、いきなりキューブがノワールの方に向かって走り出す!
 そして、箱状になりつつノワールに突っ込んでいき、ノワール内部に入り込んだ!
 ビヨヨォオオン!
 ノワールの内部に入り込んだ瞬間、キューブは人型に変形、ノワールの球体を吹っ飛ばす!
 吹っ飛ばされた球体を、周りにいるカーディンとジャイロが両手に受け取り、両手に力を込め、挟み切って潰す!
 さらに、キューブ自身も吹っ飛んだものの一つを追いかけ、その両手に取り、
 その足元に叩きつけ跳躍、落下の勢いを利用し右足で踏み潰す!
 そこでキューブの方を向くノワール、右足を後ろに振り上げ、キューブに向かって蹴りを繰り出す!
 その蹴りを後ろに跳びつつ箱状に変形してかわすキューブ、
 対してノワールは思わず蹴りを空振りし、思い切り右足を振り上げた格好になる、
 次の瞬間、軸足となっていたノワールの左足に向かって、ジャイロが両肩のローターから冷気を放出!ノワールの左足が凍りついた
 「今だ!うおぉおおおお!!」
 その左足に対してカーディンが走り込み、左足を両手で押してノワールを押し倒した!!
 ドグシャアアアン!!
 ノワールの体がまたもばらける!
 だが、凍った左足を起点に、また球体たちが集まっていく・・・
 しかし、その場に向かってバッテリーが走り込み、その球体の一つを両手に持った!!
 バッテリーが破壊できるとは思えないけど・・・
 「まかせろ」
 そこにカーディンが駆け寄ってきて、バッテリーの球体を右手に取り、両手ではさみ、
 「ふんっ!!」両手に持った球体を潰す!!
 バキュ!
 しかし、今度は、なんと、凍った左足が飛んできた!!
 「なにっ!?」
 それは、集まったノワールの球体たちが投げつけたものだ!!
 「ちぃい、ぐわぁ!!」
 カーディンが左足にぶつかり吹っ飛んだ!!
 と、今度はカーディンが吹っ飛ばされて守りが希薄になったバッテリーを起点にノワールの球体が集まっていく!!
 バッテリーは走って逃げようとするも、球体たちが邪魔で逃げられない!!
 慌ててジャイロが両肩のローターからの吹雪で球体たちを凍らせたり、キューブが球体たちが集まるのを阻止しようと両手でいくつか球体を持って向こうにぶん投げたりしてみるが、
 そのままバッテリーの元に球体が集まって行きつつ、バッテリーが球体たちに上へ上へと持ち上げられていき、そのまま球体たちがノワールの形に戻って行って・・・
 結果、バッテリーを左手に持つノワールが現れた!!
 そして、ノワールは次の瞬間、周りが止める間もなく、左手のバッテリーを上に放り投げて右拳を振りかぶり・・・右拳で落ちてきたバッテリーを吹っ飛ばした!バッテリーは抵抗するまもなく空の彼方へと消える!!
 くそっ、バッテリーが飛んでった!!
 でも、戦いはまだ終わっていない!!
 「うぉおおおおお!!」
 カーディン!?
 カーディンが、こっちに走りこんでくる!!
 そして、ノワールの前まできて立ち止まり、振り返ってノワールに対峙した、
 「ぐ、一歩遅かったか、バッテリーリクリエイト・・・だが、君の分まで私達は戦う!行くぞ、スケルトンキューブ!!フロストジャイロヘリコプター!!」
 カーディンが、キューブが、ジャイロが、ノワールに向かって走っていく!
 そこからジャイロが両肩のローターから吹雪を放出し、ノワールの全身を凍らせる!
 「スケルトンキューブ、フロストジャイロヘリコプター、胸部を狙うな!生体反応がある、他の場所を狙うんだ!!」
 ジャイロが空を飛びつつ右拳を前に出し、突進する!そして、ノワールの右肩を貫いた!!
 その右肩から下が地面に落ち、砕けて黒い球体が飛び散る!
 キューブが走り込んでいく、その先には、ノワールの左足!
 そのままキューブは右拳を前に出して走り込み、ノワールの左足を貫通、左足を砕き、辺りに黒い球体を散らばらせる!!
 ノワールは左足を失いバランスを崩す!!
 そして、カーディンが跳ぶ、狙いは、ノワールの頭部!!
 「でぇりゃああああ!!」
 カーディンが右拳を前に出し、ノワールの頭部を貫通させ、ノワール東部の黒い球体を吹っ飛ばす!
 そして、ジャイロが、キューブが、カーディンが、それぞれ貫いた場所から、爆発が発生した!
 ズッガァアアアン!!
 その衝撃でまたもノワールの黒い球体が方々にはじけ飛ぶ!
 が、ノワールの黒い球体はすぐさま元の状態に戻ろうとそれぞれが跳びはねたり転がったりして集まっていく、
 だけど、猛攻に次ぐ猛攻で、徐々に徐々にノワールの球体は減って行っている、
 さっきの爆発も凍って動けない状態で貫かれた球体たちが起こしたものだろう、そのおかげで、また黒い球体が減ったに違いない、
 このまますんなりいければいいんだけど・・・そう簡単には行かないんだろう・・・
 けれど・・・行って欲しいなぁ・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Wカードフュージョン 4話/20 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 20

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 このまま、とどめをさせるか!?
 チャージゾーンの表側表示のカードを右手で裏にし「リチャージ!!」
 ノワールの氷が爆発の熱で溶け、ノワールが崩れていく、
 それをカーディン達が、警戒しながら見つめている、
 よし、次だ、
 右手で山札の一番上のカードを引き「ドロー!!」
 ノワールが崩れ、地に黒い球体を含んだ氷の残骸が散らばる、
 「今だ!!」
 カーディンが叫び、ジャイロ、キューブと共にその残骸に向かって行く!
 ええっと、今僕が引いたのはフィッシュフライ・タルタル、よし、こいつを使って今のうちに手札補充だ!
 フィッシュフライ・タルタルを持つ右手で新たにスライスフィッシュ&フィッシュボーンスープを引き、前に出して宣言!
 「僕はフィッシュフライ・タルタルの効果を発動!スライスフィッシュ&フィッシュボーンスープをトラッシュに送り、山札から三枚のカードを引く!!」
 上の方から銀に光る魚が宙に飛んでくる、
 あれはおそらく、スズキ!
 そこに上空から包丁が現れ、スズキの頭部分を斬り落とす!
 ザシュ!
 さらに、スズキの前方から包丁が向かいゆき、切り裂き行き過ぎた後に反転、一気にスズキを三枚に降ろした!
 ザザシュ!!
 続けて、そのスズキの下に木のまな板が現れ、三つの切り身が外側を上にして落ちてまな板に並び、
 まずは、右の切り身の上に包丁が移動して、
 包丁が横にスライド!魚の鱗が一気にはがされた!!
 続けて、鱗をはがしたその切り身の上に塩コショウが振られ、白い薄力粉がかかって、まな板の横に卵とボールが現れ、卵がボールにぶつかって、
 ガッ!
 卵にひびが入ったかと思ったら、卵がボールの上に移動して、卵が割れ、
 パカッ
 卵の中身がボールの中に入り、そこに箸が現れてボールに差しこまれて、
 チャチャチャチャチャチャ
 ボールの中で卵をかき混ぜる!
 ここで、切り身がボールの中に放り込まれて、ボールをなでるように卵がたっぷりとつけられ、箸に挟まれて上に上がり、さらにその上に四角いパン斤が出現、そのパン斤に向かって包丁が振り下ろされ、パンが粉みじんに斬られ、
 ザシュ!ザザザザザシュシュシュシュシュ!!
 卵がついた切り身の上に降り注ぎ、
 その下に油がたっぷり張られた黒い大なべが出現、黒い大なべの下にはすでにきっちり火が付いており、そこに魚の切り身が投入される!
 ジュウウウウウ!!
 黒い大なべの中で魚の切り身が、こんがりときつね色に染まっていく!
 ううん、この状況でもおいしそうなものはおいしそうだなぁ・・・
 と、今度は魚の左の切り身の上の皮の方に包丁が移動していき、包丁が切り身の上を勢いよくスライド、右の切り身と同じように鱗を取られた後、包丁が上に浮かび上がり、包丁が残光と共に切り身を薄く切る!
 シュ、シュシュシュシュシュ!
 薄く切られた切り身の乗った木のまな板が斜めに傾き、包丁が切り身を上から下の方に押していくと、
 その下にはいつの間にか青と白で海の高波が描かれた四角い皿が存在し、その上に切り身がゆっくりと乗せられる、
 その四角い皿の上にはすでに少し奥の方に細く斬られた大根が、右手前に少し盛られた薄緑のわさびが存在していた、
 刹那、今度は真ん中の切り身の下に大きな水を張った鉄鍋が出現、その鉄鍋の下に火が付いて、まな板の上の真ん中の切り身が頭部と共に放りこまれ、
 そこに味噌が入れられたお玉が出現、お玉が鍋の中に入って、そこに箸が差し込まれ、味噌を箸がかき回して味噌が鍋に溶かされていき、
 チャチャチャチャチャチャ
 鍋の上にネギと白菜が出現、そのネギと白菜に向かって包丁が飛んで行き、ねぎは斜め均等に、白菜は四角四面に斬られ、
 サシュ!ザザザシュ!
 鍋の中に投入され、続けて鍋の中に塩がパラパラと振りかけられ、
 さっき味噌を入れていたお玉が、もう味噌をとき終え無くなった状態で鍋の味噌汁を掬い上げ、
 すぐ横に唐突に現れた外が黒、内が赤の木の椀に注ぎ入れ、
 さっきの刺身を乗せた青と白の皿が左手前に置かれつつ味噌汁を入れた木の椀が右手前に置かれながら、
 ごはんが盛られた白い椀が一番左に現れ、ナスときゅうりの漬物と黄色いたくあんが短冊切りされて置かれた白い丸小皿が一番右に置かれ
 その奥に黒い黒い醤油が入れられた白と青の丸小皿が出現し、
 それらの中央に、キャベツの千切りが奥に、八等分されたトマトが右奥に二切れ置かれた白い大きな皿が出現、
 さっきの油の張られ下に火の付いた大なべに箸が入れられて、
 その箸に挟まれてこんがりときつね色に揚がった魚のフライが上げられ、白い皿の中央にドッカと置かれる!
 と、その魚のフライ中央にに卵の切り身とピクルスの切り身が混ぜられたマヨネーズソースがかかり、
 料理群の少し手前左の方に茶色い木の箸置きが現れ、その上に鍋から上げられたのとは別の木の箸が置かれた、
 すると、その木の箸が浮かんで魚のフライの左端を刺して左右に開き、
 ザクッ!
 っと身を分けて左側の身の小さい方を持ち、
 右側の身に付いたマヨネーズソースをまとわせて、僕の方に飛んできた!思わず、口で受け止める!!
 パクッ!
 ううむこのサクサク感、魚のうまみ、癖になりそうだ!!
 が、即、目の前の豪華セット一式が消え失せる!!
 ううう、やっぱり、もうちょっと食べていたいなぁ・・・
 「うぉおおお、せい!」
 カーディンが目の前の氷柱となった黒い球体にその右拳を繰り出した!
 その拳は氷柱を砕きつつ、黒い球体の一つを捉え、叩き潰す!
 キューブが近くで氷漬けになっていた黒い球体を右足を振り上げ振り降ろして踏んで潰し、
 ジャイロは空から左足を下に出して急降下し、下にあった黒い球体の一つを潰した!
 ・・・
 誰も見てない・・・そうだ、あのノワールのコックピットにいた人なら・・・期待したって無意味かな、先にすすめよ、
 右手で山札から三枚のカードを引く!!
 僕が引いたのはバトルマシンズ サンダースパイクダンプ、機鱗の盾、バトルマシンズ バトルポリストレーラー!!
 ようし、ここはバトルマシンズ サンダースパイクダンプを召喚し、チャージゾーンにはマシンスパークグリリアスを置いておくか!!
 右手に持つ三枚を一旦左手の手札に移し、
 右手で左手の手札からバトルマシンズ サンダースパイクダンプのカードを引いて2番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から右手でマシンスパークグリリアスのカードを引いてチャージゾーンに裏側で置き「セット!!」
 すると、黒い球体たちが氷の中で動いて氷にひびを入れて砕き凍った部分を残しつつノワールの下に集まり、再び人型と化す!
 いや、でも、大きさはさっきより少し小さくなってるかな?
 ところどころに氷も残ってるし、もう一回凍らせれば・・・
 って、それは僕の仕事じゃない、僕がすべきはこっち!
 右手で2番に裏側で置いたカードを持って、表に!
 「オープン!!」
 ノワールが両の拳を腰だめに構える!!
 「ジャイロ、もう一度ノワールを凍らせてくれ!」
 そこにカーディンの声が飛んだ!
 次の瞬間、ノワールが右拳を一気に前に出し、球体の一つをジャイロに向かって撃ち出す!
 そこに黄色いダンプカーが割り込んできた!
 さらに、ダンプカーの荷台が後ろの方から上がると、
 後ろの方の部分が思い切り曲げていた足を延ばすように変形して両足となり、荷台が下がって両足の先で台形の板の様な足先が前に倒れるように変形、反対側の踵の部分にこちらも倒れるように棘のような物が展開、
 続けて前の方のタイヤの付いた部分が左右に広がるように展開して両腕となり、その両腕を地に付けてダンプカー全体を起こし両足を地に付けて立ち上がると
 コクピットの部分が前に倒れるように変形して胸部となり、その上に顔が出てくる!
 その顔はダンプカーの前下半分のようになった口部を持ち、上にはダンプの前部上をイメージしたような黄色い兜をかぶっており、
 体の手足の関節は白めの鉄色で作られていて、その先の両腕両足に配されているのはタイヤの付いた部分で、拳と足先は黒色で塗られており、その黄色い鉱目でまっすぐに飛んでくる黒い球体を見、
 背中の方に右手を伸ばしたと思ったら、背中の荷台を外して前に出し黒い球体を防御した!
 さらに、防御され弾き飛ばされた黒い球体はすぐさまキューブがジャンピングキャッチして両手に収めた後、そこから床に叩きつけられ右足で踏みつぶされて爆発する!
 なんと、ジャイロがいきなり背後から黒い球体にぶち当たって倒れた!
 ガン!!
 えっ!?
 何が起きたんだ!?そう思ってノワールの方を見ると、右拳ではなく、左拳が前に出ていた!
 あ、なるほど、右拳を出して召喚したさっきの黒い球体、ノワール・ワンドーグ・ビット・セミテートタイプを飛ばした後、
 飛ばしたセミテートタイプに周りが気を取られている隙に、左拳の方を出して、もう一つ、球体を飛ばしてジャイロに攻撃したわけか、
 って、感心してる場合じゃない!
 右手でバトルマシンズ サンダースパイクダンプのコスト三枚を表に!
 続けて、緑の画面でノワール・ワンドーグ・ビット・セミテートタイプ
のコストが表になる!
 表になったのは、ノワール・ビット・スクラムシア!
 なるほど、あのノワール・ビット・スクラムシアのカードを発動させて、今、3番にいるノワール・ワンドーグ・ビット・セットアップタイプを召喚したんだな!
 あれがジャイロを攻撃した黒い球体に違いない!
 ノワールが発射した球体を後頭部に喰らい、倒れこむジャイロ、
 だが、すぐに気が付いて、さっき頭にぶつかり目の前に転がっていた球体を両手で掴んではさみこみ、押しつぶし、立ち上がった!
 そして、ノワールの方を向き、
 続けざまにカーディン、キューブ、スパイクもノワールの方を向いて、
 カーディン、キューブ、スパイクが走って、一方のジャイロは飛んで、それぞれノワールの方に向かって行く!
 そこで、ジャイロが両肩のローターを回して吹雪をノワールに向かって出し、
 次の瞬間、ノワールが右手を広げて勢いよく上に上げて右手の球体を拡散させつつ投げ、その球体をばらけらせながらジャイロに向かって降り注がせる!
 ジャイロはそのままローターを回して冷気を放出しようとするもいくつもの黒い球体にぶち当たり断念したのか後ろの方に引く、
 だが、それでもカーディン、キューブ、スパイクは止まらない!
 ジャイロのとばっちりを受けて体に黒い球体が降り注ごうともノワールに向かって走る!
 対するノワールも、今度は左拳を振り上げ突き出すと、一気に散弾の様にカーディン、キューブ、スパイクに向かって黒い球体を飛ばす!
 「ぐっ!!」
 一旦足を止め、右腕で防御するカーディン!
 球体の一つに当たり、吹っ飛ばされるキューブ!
 すると、カーディンの前に、背中の荷台を前に構えるスパイクが立った!
 「スパイク、よし、このまま行くぞ!!」
 ノワールが再び左拳を振り上げた後突き出して、カーディンとスパイクに向かって散弾の様に黒い球体を飛ばす!
 だが、カーディンとスパイクはスパイクの荷台の盾で防御しつつ徐々に徐々に先へと進んでいく!
 そして、ノワールの球体が途切れた!
 「今だ!!」
 カーディンとスパイクが一気にノワールに向かって走る!!
 すると、その後を追う様にジャイロが飛び、キューブが走る!!
 と、ノワールが両手を下に構え、向かい来るカーディンとスパイク
 ではなく、その後ろのジャイロとキューブの方を見据える、あの二体から狙う気か!?
 「させん!」
 カーディンが両腕を左右に広げてノワールの腰部に向かって跳び、ノワールの腰部をノワールの球体を盛大にまき散らしつつ貫通!!
 ズガーン!!
 ノワールがバランスを崩す!!
 そこにジャイロがローターを回して吹雪を発生させノワールを氷漬けに、
 スパイクが右拳を凍ったノワールに叩き込んでノワールに向かって電流を流し、
 カーディンがノワールの後ろからノワールに向かって降り返る、
 「私と同じ場所を狙え、キューブ!」カーディンがノワールに向かって、ジャンプ!
 同時に、キューブもジャンプした!
 そして、カーディンとキューブは右拳を振りかぶり、ノワールの腰の少し上あたりを挟み込みように、その右拳を打ち込んだ!
 ズガシャ!
 挟まれた地点の黒い球体が爆発し、
 ドガン!
 全ての球体がバラバラに飛んで跡形もなくなる!!
 って、こっちにも飛んできた!
 何とか、右の方に跳ぶ!
 うわっと!!
 飛んできた球体が、僕のいた場所でバウンドして跳び去って行く・・・
 ほっ・・・どうにか、事なきを得て、何とかなった・・・にしても・・・
 あの黒い球体、間近で見たら、本当に人一人が優に入れる大きさをしてるんだなぁ・・・他の球体も・・・
 おもわず、まわりの方を見渡してみる、
 この辺りの瓦礫の間などに、広い範囲で黒い球体が散らばっているのが見えるな、
 って、ここから有家 深沙さんを探すのか、大変だなぁ・・・
 いや、カーディンの生体反応サーチ機能があれば楽勝かな・・・
 「おーい、双歩、大丈夫か~!」
 あ、カーディン達がこっちに向かって来てる、思わず右手を上げ
 「大丈夫だよ!!カーディン!!」手を大きく振る、
 そして、カーディン達が僕の前まで来て、僕を見据え、
 「それはよかった、それじゃあ、これから黒い球体を潰しつつ有家 深沙の捜索を・・・」
 バチバチッ!!
 ん、なんだこの辺りに充満してるしびれるような空気は?電気を帯びているのか?
 もしかして、またスパイクが漏電して・・・って、スパイクはカーディンの後ろにいるな、もしスパイクが漏電してるなら、間にいるカーディンも気付くはずだけど・・・
 「カーディン、この電気、スパイクが漏電してるってことは・・・」
 カーディンは静かに首を横に振った、
 「いや、私の後ろのスパイクからは電気は感じられない、むしろ、まわり全体から電気を感じる」
 周り全てから・・・?一体何を・・・
 ん?
 視界の右端に光る何かを見つけそちらの方を見ると別の光る何かを発見、嫌な予感がして思わずそのまま光る何かを追うように周りを見渡し、そして、その光る何か・・・あれは・・・電撃か!電撃が、上空に向かっていくつも発せられているのに気付く、
 そう、まわりの黒い球体が、なぜか電気を発生させて上の方に発射しているのだ!これは、いったい!?
 
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Wカードフュージョン 4話/21 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 21

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 まわりの電気が、辺りに充満していく、
 だが、この状況でも、僕がやれることは、一つ!!
 右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し「リチャージ!!」
 満ちた電気が徐々にカーディン達に迫っていく!
 山札からカードを引き「ドロー!!」
 ガシャン!
 ん、何の音だ?
 な!?キューブがひざをついている!?
 あ、今度はジャイロが空から落ちてくる!
 ヒュルルル~ドガシャン!!
 ジャイロが頭から地面に激突した、
 って、カーディンが右手を頭に当てて苦しそうにしてる!?
 「ううぅ、ぐぅ」
 この異常、みんな、この電気のせいか!?
 蹴れど一方、スパイクは電気に耐性があるのか、何とか立っている・・・けど、荷台を杖代わりに右手で持ったりしつつ足を振るわせたりして、どうやら、無事で済んでいるわけではないようだ・・・
 今引いたカードはマシングラシスオード!
 ううん、このカードで、この状況をどうにかできるとは思えない、
 今は、手札の中に入れて、手札の中から・・・よし!
 とりあえず、バトルマシンズハイパーフルブーストを予の場所に置いて、チャージゾーンには、バトルマシンズ バトルポリストレーラーを置いておこう!
 右手で左手の手札から、バトルマシンズハイパーフルブーストを引き、緑の半透明な板の中央手前の予の場所に裏側で置き、
 続けて、同じように左手の手札から右手で、バトルマシンズ バトルポリストレーラーを引いて、チャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!!」
 黒い球体が、前の方に集まっていく・・・
 「ぐぁああ!!」
 カーディン!?
 見ると、カーディンの体に電撃が走り、両手を地に着け苦しんでいた!!
 他のキューブ、スパイク、ジャイロも同様、
 ええい!とにかく、あっちのライフカードは0だ、このカードバトルに勝てば、少なくとも状況は好転するはず、今までだってそうだったんだから・・・
 それなら、やるべきは一つ!
 右手で予の場所に置いたカードを表にし、
 「オープン!!」
 黒い球体が、集合して、人型を形成していく・・・
 
名前:バトルマシンズハイパーフルブースト
種類:R リサイクル コスト:3
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで1800上げる
   ・次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:バトルマシンズだった時、
    さらにパワーを次の戦闘が行われるまで2100上げる
   戦闘後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーはターン終了時まで0になる
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:これ以上ない位にこれ以上ない位にこれ以上ない位にパワーが上がる!!
     半分暴走したまま、相手を叩き潰す!!

名前:ノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3700
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このカードの召喚コストとして、
        コスト4でカテゴリ:黒獣・黒機を持つ
        スマッシュカードを1枚以上好きな枚数指定できた時
        ・このモンスターを召喚したターンだった時
効果:指定したスマッシュカードを発動時のみコスト0扱いで裏表関わらず、
   発動タイミングと発動条件等、発動するための全ての事象
   を満たした瞬間に発動しなければならなくなる
   この時、相手はカードの効果で相殺を行う事が出来ない
   同時に発動する場合は発動する順番は相手が選ぶ
   ・指定したスマッシュカードは発動時にトラッシュに送られず、
    リチャージ時に裏にならず、
    裏になった時はこの効果の対象から外れる
   ・指定したスマッシュカードはこの効果で毎ターン1回発動しなければならず、
    効果の発動しなかったターンの終了時、トラッシュに送られる
カテゴリ1:ビット カテゴリ2:黒獣・黒機
テキスト:集まりし球体は人型となり、人々を守る、
     球体は一つ一つが救命ポッドであり、
     時に人々を守る盾となる
 
 そして、黒い球体が一つに集まり、巨大な人型となる、それは球体の一つ一つに赤い灯が付いており、体中に電気が走っていて
 それだけでなく、唐突に、その右足を、こちらに向け、踏み出した!!
 ズドン!!
 「ぐっ!動けない!!」
 カーディン!くそっ、緑の画面には、ようやく、ノワールと思われるコスト4のカードが映っているのに、今僕には何もできない、
 とにかく、右手で表にしたバトルマシンズハイパーフルブーストをチャージゾーンに置いて裏にして先に進める!
 緑の画面にはノワールのコストとして、どんなカードが映ってる?
 ・・・
 ええっと・・・前まで見たノワール・ビット・スクラムシアに加え、自分のモンスターのパワーを一気に上げる黒鉄球力・ブラックパワー、相手のモンスターのパワーを結構な量下げる黒鉄球撃・ブラックアタック、相手のモンスターを複数トラッシュに送る黒鉄球嵐・ブラックストームという、見たことも無い三枚がチャージゾーンから表になって並んでいる・・・?
 一体あれらは・・・?
 そんなことを考えている間にも、突如、ノワールの体が電撃を発しながら分離し、僕達の周りを取り囲む様に広がりつつグルグルと周り始める、
 これは、ブラックストーム!?いくつもの黒い球体が回りその勢いを増し黒い嵐を形成していく・・・まずい!相殺は・・・できない!?カードが動かない!?そうか、ノワールの効果で相殺は無理ってことか!
 「カーディン!」
 「わかっている、全員!身を低くしろ!!」
 カーディンが、キューブが、スパイクが、ジャイロが、両手を頭にとり、地に伏せる、
 迎撃でも、回避でもなく、身を低くするように指示したのは、この電撃で動けないみんなを考えての事だろう、
 さて、僕は、どのカードを使えばいい?
 さっきの相殺は無理だったけど、この状況、総合的に考えれば・・・
 まずは、これ!
 右手を前に出して指示を出す!!
 「スケルトンキューブの効果を発動!、ノワールノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒのパワーを1000下げる!!」
 キューブが箱状に変形する、これで避けられる確率が上がったはず!!
 次、右手でバトルマシンズ 補助アームを表に!
 「双歩、右上だ、避けろ!」
 カーディン?え、右上!?
 右上を見ると、僕の方に黒い球体の一つが向かってきているのが見えた!
 「うっだぁああああ!!」
 思い切り前に走る!!
 ドン!!
 背後で大きな音が聞こえる!!
 おそるおそる後ろを見ると、そこには僕よりも大きなクレーター出来ていた、
 っつ、危ない、カーディンに言われて無きゃ潰されてるところだった、周りに注意しつつ、カードを素早く動かしていかないと、
 ってどうやら、さっきのバトルマシンズ 補助アームは緑の画面を見ると相殺扱いになったみたいだから、
 次に発動すべきはこっちかな!!
 右手で手早く、チャージゾーンのカードを1枚表に!!
 「僕はバトルマシンズハイパーフルブーストを発動!!」
 うーむ、一応、周りの球体やらなんやらに動きは変化は無し、どうやら、相殺はなさそうだが段々と勢いを増して行ってもはやすでに台風と化している、でも、それなら早い内にやることやっとかないとな!右手でチャージゾーンのカードを三枚表に!!
 「僕はバトルマシンズハイパーフルブーストのコストに、マシンスパークグリリアス、マシンクールウインド、バトルマシンズストロングバトラーズを指定!さらに、バトルマシンズストロングバトラーズを発動!!」
 「うぉおおおおお!」
 カーディンが力強く立ち上がり、右拳を前に突き出す、そこには、黒い球体が横から流れてきているところだった!
 「でりゃあああ!」
 ゴン!
 右拳に当たった黒い球体が潰れ、爆発する!!
 ドガァン!
 よっし!
 「双歩、うぉおおおお!!」
 突如、カーディンが僕の方を向いて走ってきて、左手を広げ僕の上を振るう!
 ゴィン!!
 いつの間にか僕の上の方に来ていた黒い球体がその左手で吹っ飛んだ!
 「ありがとう、カーディン!」
 「礼などいい、それよりも」
 「わかってる!」
 と、ジャイロの上の方から黒い球体が吹っ飛んできて、ジャイロの背中にしたたかに打ち付けた!
 ゴィン!!
 「ジャイロ!」
 「フロストジャイロヘリコプター!」
 僕とカーディンが叫ぶ間にも、ジャイロの上の方から幾多の球体が飛んできた!!
 ゴン!!ゴン!!ゴィン!!ゴィン!!ガコ!!ガコ!!ガン!!ガン!!
 ジャイロがいくつもの黒い球体に背中を打ち付けられ、最後にとても勢いのある黒い球体が飛んできて、
 ・・・ズドン!!
 もろに背中に喰らい爆発!消滅した!!
 「ジャイローーーーーー!!」
 「フロストジャイロヘリコプターーーーーーー!!」
 ガゥン!!
 今度はスパイクの方から音がっ!?
 見ると、スパイクが黒い球体に下から吹っ飛ばされ、宙を舞っている所だった!!
 そこに、風に乗り、多数の黒い球体が迫る!!
 ガッ!!ガッ!!ドッ!!ドガッ!!ガガッ!!スガッ!!ズガスッ!! 迫り来た幾多の黒い球体を浴び、最後に真正面から一気に迫り来た黒い球体とぶつかり
 ・・・ドガカン!!
 吹っ飛び、爆発する!
 「スパイクーーーーーー!!」
 「サンダースパイクダァーーーーーーーンプ!!」
 だけど、まだだ!!
 今度は視界のなかで、キューブが黒い球体にぶち当たる!!
 ドガッ!
 くそっ!キューブまでっ!
 だが、キューブが何かに引き寄せられるように、こっちの方に戻ってきた!
 一体なんで!?
 いや、待てよ、この電気の空気、まさか、磁力か!?
 電気は磁力を発生させることがあるって聞いたことがある、そうか、電気の嵐で磁力を発生させていたのか!?
 キューブがいたのはこの嵐の中心点に近い場所、おそらく、そこに磁力を集めているんだ、
 だから、金属で全体ができたキューブは、磁力に引き寄せられて戻ってきた、
 ・・・ってちょっと待て、中心で、戻ってきたってことは・・・
 上空に、黒い球体たちが集まっていく!!
 そうだ、キューブを磁力の嵐の中心に置いたのは、これを狙って!?
 そして、黒い球体たちは一体となり、再び人型を形成する!
 くそっ、間に合え!右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!!
 「僕はバトルマシンズフルブーストの効果を発動!!」
 ビヨヨ~ン!!
 キューブが人型となって、前に跳ぶ!だが、磁力に引き寄せられ、戻ってしまう!!
 その間にも、上からノワールが降ってくる!!
 キューブがもう一度、今度は両手両足をしっかりと地に着け・・・
 「落下速度計算、残り、3・・・2・・・」
 ん?カーディン?
 「1・・・今だ!!」
 キューブが両手両足を使い、しっかりと前方に飛ぶ!!
 ズドーン!!
 次の瞬間、ノワールが上から降ってきた!!
 だが、キューブはタイミングよくしっかりと前に跳んだおかげで、ノワールの落ちてきた衝撃と相成り、前に吹っ飛ぶ!
 そして、吹っ飛んだ先で体を打ち付け転がる
 ガン!!ガン!!ゴロゴロ・・・
 が、転がった後、両手を地に付けしっかりと立ち上がり、ノワールの方に振り返る!
 ってそうだ、ついでに右手でチャージゾーンのカードを一枚表にして・・・
 「僕は、バトルマシンズフルブーストのコストに、バトルマシンズ 補助アームを指定!」
 カーディンがキューブに向かって走っていき、その右手をキューブの左肩にかける
 「行くぞキューブ、あいつを、止める!!」
 カーディンとキューブが、ノワールに向かって走る!
 対して、ノワールがその右拳を振り上げ突き出した!すると、右拳が勢いよく分離し、カーディン達の方に向かう!
 「なんのっ!!」
 カーディンが体を右に動かし、ノワールの右拳を避ける!
 だが、ノワールは続けて左拳を勢いよく上に構え上げて前に一気に出す!
 こちらも右拳と同じく、散弾のように分離!
 キューブがこれを左に移動して避ける!
 って、分離したあの右拳と左拳、こっちに向かって来る!?ええい、避けられるかっ!?まずは右から来る、思わず左に跳ぶ!
 「うわっ!!」
 ビュオウ!
 大きな空気を切る音を出して過ぎ去った、
 だけど、今度は左からくる、続けて右に跳躍して避ける!
 「うわわっ!!」
 ゴォウ!
 今度は大きく風を巻き起こす音を出して飛び去って行った・・・
 ふぅ、どうにか跳んで避けられた・・・
 「双歩、大丈夫か!」カーディンが右の方からチラリとこちらの方を見てきている、
 「大丈夫、行って!」
 「了解!」
 カーディンが正面の方に向き直り、走る!
 そこにノワールがキューブに向かい、その左拳を振り下ろす
 ズドン!!
 キューブは間一髪、後ろに跳んでこの左拳を避けていた
 「スケルトンキューブ、箱状になって、あいつの中に入りこめないか!?」
 カーディンの声に応えたのか、キューブは一つ首を縦に振ると、箱状に変形する
 「よし!」
 カーディンが箱状のキューブを右手に拾い、ノワールに向かって投げた
 しかし、前までは弾かれなかったキューブが、いとも簡単に弾かれた!
 ガン!!
 あえなく、人型に変形しつつ地上に着地するキューブ、
 「くそっ、だめか・・・スケルトンキューブ、こうなったら同時攻撃だ!後ろに回れ!」
 キューブが走ってノワールの後ろに回り込む!
 「行くぞ!」
 カーディンの掛け声に合わせ、カーディンとキューブが跳躍しつつ右拳で殴って行く!狙いは、ノワールの胴と背!!
 この同時攻撃、いくらなんでも分離しなければどちらかの拳を受けずにはいられまい!
 が、ノワールはいきなり両手を合わせ、地面にたたきつけた!
 叩きつけたられた地面から、半球状の電気の衝撃波が広がる!
 「なにっ!?ぐわっ!」
 電気の衝撃波にかかり、カーディンとキューブの動きが鈍る!!
 そこにノワールが両拳を左右に広げ、いきなり回転!ラリアットをぶちかました!
 「がはぁ!!」
 そのラリアットを受け、カーディンとキューブが右左に吹っ飛ぶ!
 すると、ノワールが二体に分身して、右左に天高く跳んだ!?
 右の方に跳んだ一体はカーディンを狙い、左に跳んだ一体はキューブを狙う!
 そして、カーディンとキューブが地面転がった後、右左に飛んだ二体が空中から落ちつつその右拳を突き出した!
 「まだだ!」
 カーデインとキューブが倒れたまま両腕を胴の上前に出し、防御を計る!
 ガッ!!
 カーディンはこのノワールの一撃を両腕で防ぎ切った!!キューブは!?
 ・・・!?
 なんと、キューブは防御ごと、ノワールの右拳にその胴をつぶされていた、
 キューブを貫いたノワールは地上に着地して両手でキューブを抱えると二体のノワールの中間地点へと投げる、
 さらに、キューブを投げたノワールは右腕を奥側に出し、
 対して、カーディンに向ったノワールも地上に着地し右腕をこちらは手前側に上げようとし
 「させん!!」
 カーディンに右拳を掴まれ、右拳を上げられなくなる、が、すぐに右拳を分離させて再生させつつ右拳を上げる
 「しまった!!」
 カーディンの声を聞きつつも、カーディンの方のノワールも改めて右腕を手前側に出し、二体は、互いの中間地点に落ちて行くキューブに向かって走り出した!!
 そして、二体のノワールはキューブを右腕で勢いよく挟み込み、キューブを上下に寸断させ、爆発させた!!
 「キューブゥウウウウ!」
 「スケルトンキューブゥウウウウ!うぉおおお!!」
 叫んだまま、カーディンが二体のノワールの下に走る!
 ぐっ、これは、ノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒのコストで
 黒鉄球力・ブラックパワー、黒鉄球撃・ブラックアタック、黒鉄球嵐・ブラックストーム、ノワール・ビット・スクラムシアを表にして、
 ノワール・ビット・スクラムシアの効果でノワール・ワンドーグ・ビット・アタックサポートタイプを2番に召喚、
 その後、ノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒの効果を発動させたってこと!?
 加えて、マグネティック・ノワール・ビット・フィイールドで戦闘を盤石にし、ノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒの効果で確実に黒鉄球力・ブラックパワー、黒鉄球撃・ブラックアタックを発動して戦闘に勝つように仕向け、おまけに同じように確実に黒鉄球嵐・ブラックストームを発動してこちらを壊滅状態にまで追い込んだってっことか!?
 と、いきなり二体のノワールが左右に分かれて走り、カーディンを挟み込む!
 立ちどまり、左右のノワールの様子をうかがうカーディン、
 「そんな姿では私は倒せないぞ」
 この言葉が効いたのか、左右のノワールがカーディンに向かって走り込む!
 「そこだ!」
 カーディンがいきなり右の方のノワールに向かって走り出すと、その両手でノワールを掴み、振り返って後ろの方のノワールに投げつけた!
 ぶつかった二体のノワールが地に転がる、
 「どうだ、これで文句あるまい!」
 カーディンが台詞を吐くと同時に、二体のノワールは混ざり合い、一つの巨人へと戻る、
 そして、またもその右拳をカーディンに向かい振るう!
 「そんな攻撃は効かない!」
 カーディンが右の方に跳んで避け、
 「うわっ!」
 なんと、いつの間にか足元に埋まっていたノワールの球体に足元をすくわれた!
 そこにノワールの右拳がもう一度振るわれ迫る!
 「だが、まだだ!」
 慌てて右足を下前床に向かってに突きだし、後ろに跳ぶカーディン!
 だが、完全には避けきれず、少しタイミングを外させながらもその身にノワールの右拳を浴びた!
 「ぐほあ!」
 さらに、吹っ飛んでいる途中で後ろの方からさっきの散弾とばしで散々分離していたノワールの球体たちが飛んできて、カーディンを背後から前の方に吹っ飛ばす「ぐはぁ!」
 そして、前の方、そこには、左拳を振り上げ絶好の時節で突き出すノワールが!
 カーディンはこの左拳を受け、あえなく上に吹っ飛んだ!
 「ぐぉおおお!!」
 「カーディィイイン!!」
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Wカードフュージョン 4話/22 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 22

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 「まだだぁあああ!」
 吹っ飛び叫ぶカーディンの背後のノワールの方から、二つの黒い球体が飛び出し迫る!
 が、カーディンは無理やり後ろに体を回し、その両手にそれぞれ黒い球体を掴もうと手を伸ばす!
 しかし、二つの黒い球体は体を横に回転させて、自身をカーディンの手から左右に弾いて脱出させた!
 外側に飛んだ黒い球体に対し、上に吹っ飛んだままのカーディンは、そのまま下に落ちて行って頭から地上に突っ込んだ!!
 「カーディン!」
 思わず、カーディンに駆け寄る!
 「大・・・丈夫だ」
 カーディンが体の前の方に倒れた後、両手を地に着け、体を起こす、
 「もう少し・・・なんだろう、さぁ、戦おうじゃないか、君と私の戦いを!」
 カーディンは立ち上がり、僕の後ろのノワールを見据える、
 カーディン・・・うん!
 思い切り首を縦に振り、まずは状況の把握のため、緑の画面を見る、
 ライフカードを二枚とれって出てるな、なら、まずは取らないと、
 まずは一番左の方を右手で、取るっ!
 出てきたのは、インテリジェンス オールド&ニュー!
 次は、元は右から二番目の最後のライフカード
 左手の手札に右手に持つインテリジェンス オールド&ニューを移し、取るっ!
 出てきたのは、バトルマシンズ カーディン カーモード!
 この二枚と残りの手札じゃ、勝つのは難しいだろう、でもっ!
 まずは、チャージゾーンの表側表示のカードを右手で裏にする「リチャージ!」
 と、ノワールが右足を前に出してきて踏み込んだ
 ズドン!
 辺りに地響きが起き、思わず、息を飲む
 とカーディンがいきなりこっちに視線を向けるように顔を右に向ける
 「信じているぞ、双歩」
 「努力する」
 精一杯の返事を返し、右手を山札の一番上のカードにかけ、引くっ!
 「ドロー!」
 今度は、ノワールが左足を前に出して前進!
 ズドン!
 「ぐっ!」
 カーディンが少し引く、
 体中に傷ができ、もうボロボロだ、引きたくなるのも無理はないだろう、だが、カーディンは右足を前に出し、
 「うぉおおおお!」
 大声で叫び、ノワールに向かって走り出す!
 ・・・今、僕が引いたカードは・・・来たっ!
 引いたばかりのカードをチャージゾーンに裏側で置き、
 続けて、左手の手札から、バトルマシンズ カーディン カーモードのカードを引き、1番に裏側で置いて、
 「セット!」
 ノワールがその右拳を振り上げる!
 「そんなものは、喰らわない!」
 カーディンが拳を避けようと立ち止まる、
 と思ったら、ノワールが左手を振り上げて左手の黒い球体をばらけさせ、カーディンの周りにその黒い球体を降り注がせた!!
 「なにっ!?ぐっ!?」
 上から降り注ぐ黒い球体を右腕で防ぐカーディン!
 が、まわりに降り注いだ黒い球体が、カーディンの周りの四方八方から襲い掛かってきた、カーディンに黒い球体たちがぶつかる!
 「がっ!ぐはっ!!」
 くそ、このままじゃ、急いで右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!」
 ノワールが右拳を振り下ろす!!
 
名前:バトルマシンズ カーディン カーモード
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分のモンスターゾーンにこのカード以外に
        カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスター存在している時
効果:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:車
テキスト:走り込む、機心の力!!

名前:ノワール・ワンドーグ・ビット・アタックサポートタイプ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:700
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分と相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを200減らす
カテゴリ1:ビット カテゴリ2:黒獣・黒機
テキスト:そのビットは相手に果敢にぶつかっていく!!
 
 「チェンジ!」
 カーディンが叫ぶと、カーディンの両肩が上に閉じて頭を隠しつつ腕が180度に回りながら上に上げられて両肩に収納されパトカーの前部を形成し、
 腰が180度回ってひざを曲げるようにして両足が後ろに行ってパトカーの後部を形成、
 胸のパトライトの下の方から上下対称となるようにパトライトが振り子が上がるように飛び出してきて特徴的なX型のパトライトとなって、
 カーディンが完全なパトカーとなり、後ろに倒れていきなり全速力で走り出す!
 そこにノワールの右拳が振り下ろされる!!
 ズドン!
 しかし、カーディンは走り去った後だ!
 さぁ、ここからだ、僕が出したカードはバトルマシンズ カーディン カーモード
で、緑の画面が提示したのはノワール・ワンドーグ・ビット・アタックサポートタイプ
ってカード、どちらもコスト1のモンスター、
 一世一代の賭け、あっちがコストで発動できるカードを出して来たら・・・
 って、そんなこと考える必要性なんてないや、もうどうにもできないし、とっとと表にしよう!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚、表に!
 
名前:バトルマシンズ バトルポリストレーラー
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2600
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスター以外の
        自分のモンスターゾーンのモンスター1体を指定出来た時
効果:このモンスターを手札に戻す
   さらに、以下の効果の内1つを選択し、発動しなければならない
   ・指定したモンスターを手札に戻す
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ、名前に「機」「マシン」の
    いずれかの言葉を持っている時
    指定したモンスターをチャージゾーンに裏側表示で置く
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ:バトルマシンズだった時、
    指定したモンスターはこのターン、
    戦闘での敗北、引き分けでトラッシュには送られない
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:トレーラー
テキスト:何かが走ってきた!!あれは、巨大なトレーラー!?
 
 画面に映った向こうのコストは!?
 
名前:ノワール・ビット・スクラムシア
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:コストで表になった時
効果の発動条件:このカードのコストとして指定したカードが、
        カテゴリ、名前に「黒」「ブラック」「ノワール
        のいずれかの言葉が入るモンスターカードの召喚コストだった時
        ・モンスターゾーンに存在する、
         戦闘を行える自分のカードが存在していない場所1つを
         指定できた時
        ・自分の手札にある、カテゴリ:黒獣・黒機を持つ、
         コスト1以下の召喚条件の無い
         モンスターカード1枚を指定できた時
        ・このターンか前のターンに自分が
         自分のライフカードを手札にしていた時
 
 よし、向こうはのカードは発動タイミング、コストで表になった時だけど向こうに手札が無ければ発動できない効果だ、そして、向こうにはもう手札は無い!
 それなら、バトルマシンズ バトルポリストレーラーを右手で持って、2番に移動!
 右の方からトレーラーが走っていた!
 前部が上が白、下が黒に塗り分けられていて、全高が低く、上にパトライトが付いていて、中部少し上に狭い窓が付いている、
 さらに、その前部が大きな荷台をけん引している、前の方が白で上下左右に少し細く、後ろが黒で真四角な荷台だ、
 「バトルポリストレーラー!」
 カーディンが叫び、バトルポリストレーラートレーラーの方に走っていく、
 よし、それじゃあ、次だ!
 右手でバトルポリストレーラーのコストとしてチャージゾーンのカードを三枚表にする!
 内容は、マシンクールウインド、マシンスパークグリリアス、そして、ビクトリーカーディンだ!
 
名前:マシンクールウインド
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:マシンスパークグリリアス
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:勝利
テキスト:鋼の肉体に勝利への意志!!電気の心は勝利を渇望する!!
 
 「カーディン、行って!」
 「よし!フュージョン合体だ!!」
 バトルポリストレーラーの窓が一瞬光り、トレーラーの下部から炎が吹き出して、トレーラーの前部が上に上がって行き、トレーラーの前部が上に、後部が下になる、
 すると、トレーラーの後部が左右に割れ、後部端上から上の方に曲げていたつま先を伸ばすように黄色いつま先が現れ、
 続けて、トレーラー前部の後ろ下部分が両腕を後ろに伸ばすように飛び出て、トレーラー前部から白く四角い兜が飛び出し、
 トレーラー前部が左右に割れてそれぞれ外側横の方に回転し、さらに、飛び出た後ろ下部分を、両腕を降ろすように回転し、
 後ろ下部分がタイヤを外側に回すように回転しつつ、下の方に拳が飛び出して、
 トレーラー前部前の方が肩に、後ろ下部分が両腕となる、
 そこにカーディンが走り込み、瓦礫の坂を利用し、トレーラーに向かって跳ぶ!
 「とぅ!」
 カーディンは前部を左右に開いて頭部分を出しつつ、頭部分をパトライトごと上に回転させ、その後、頭とパトライト以外を180度回転、
 前部を閉じつつ後部ごと真っ二つに二つに折れ、そのままトレーラーの胸部に収まり、
 さらに、X型のパトランプの下から黄色い翼のようなパーツが出て、
 パトランプの下二つが上に上って、上下にVが重なったVVの形となり、一気パトライトが頭ごと下に押し込まれて胸部となり、
 上からさっきトレーラー前部から飛び出して来ていた兜が覆いかぶさる!
 その兜は、無骨なかどの目立った白い金属の兜、
 四角いダクトが頭の上と左右に付き、兜の下の方には白い金属のマスクが付き、その白い金属のマスクの下には、白い四角いでっぱりのようなパーツが着いていて、
 その兜の額には、パトランプと羽を模した金のエンブレムが装着されている!
 そして、合体したカーディンが目を思い切り光らせ両腕を上げた後、左拳を下げつつ右拳を少し前に出し構えつつ、
 「ビィクトリーィイイイカァーディィイイイイン!!」
 叫んだ!!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
 
 よし、ビクトリーカーディン合体完了!そして、Vカーディンの召喚効果・合体適応!!が発動した!!
 これで、こっちのチャージゾーンのリサイクルカードが発動出来る!!
 ビリビリとした感覚が走り、辺りに突如、電気が増す!
 この磁力のフィールド、まだ効力が続いてたのか!
 だけど、ビクトリーカーディン、Vカーディンは、そんな磁力もものともせず、平然とノワールに向かって歩いていく!
 カーディン、がんばれ、今援護を出す!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 すると、ノワール全体がが分離し、辺りを回るように回転し始めた!
 まずい、そう思った刹那、案の定、僕の方に一つの黒い鉄球が飛んできた!
 うわっ!
 ズゴン!
 ・・・
 黒い鉄球は危うく避けたが、どうやら、画面によると今ので僕が表にしたカードは相殺されたようだ、
 くそっ!相殺された!!
 だけど、Vカーディンは平然と立ったまま、突如、その右手を右に出し、その手に飛んできた黒い球体を握り、そのまま、黒い球体を握りつぶした!
 「ふんっ!」
 グシャ!
 その後もVカーディンは、体に黒い鉄球が向かってきてぶつかり続けるもものともせず、
 その両手でぶつかってきた黒い球体を掴んでは握りつぶしていく!
 そして、さすがに効かないと悟ったのか、黒い球体がVカーディンの前に集まり人型に戻る、
 だが、その姿は、明らかにさっきより小さくなっていた、
 よし!この調子だ、こんどこそ、援護する!
 右手でバトルマシンズ 補助アームのカードを表に!
 と、Vカーディンの右手から、先が二股に分かれた巨大な補助アームが展開する!!
 ・・・っていうか、
 あったんだ、Vカーディンに、補助アーム、
 が、そこを狙い、ノワールが左拳に黒い球体を集めて巨大化させつつ突き出す!
 あれは、ノワール・グランシスト・スマッシュ!?
 相殺狙いでこのマグネティックフィールドの効果で無理やりコストを減らして発動してきたな!
 だが、そうはさせない!
 左手の手札から、右手で一枚のカードを引いて、前に出し、宣言!
 「僕はインテリジェンス オールド&ニューを発動!ノワール・グランシスト・スマッシュを発動させた後、バトルマシンズ 補助アームを発動!!その後、互いの山札を、シャッフル!!」
 ノワールの左拳を、カーディンの右手が受け止めた!!
 「ぬん!」
 そのまま、カーディンはその右手で掴んだノワールの左拳の球体を無理やり引っ張って外し「でりゃあ!」握りつぶす!
 グシャ!
 ようし、このまま、行ける!
 さらに、チャージゾーンのカードを一枚右手で表にする!
 「僕はバトルマシンズフルブーストを発動!Vカーディンのパワーを1200上げる!!」
 相殺するかんじ、無し!
 そのままバトルマシンズフルブーストのコストをチャージゾーンから一枚表にする!
 「僕はバトルマシンズフルブーストのコストにバトルマシンズストロングバトラーズを指定し、発動!Vカーディンのパワーをさらに上げる!!」
 これで、どうだ!?
 僕が見守る中、Vカーディンとノワールが対峙する、
 そして、Vカーディンが走りだし、ノワールが待ち構え、その右拳を撃ち込んできた!
 「効かん!」
 Vカーディンの左手の一振りにより、ノワールの左拳は黒い球体となってバラバラに吹っ飛ぶ!
 そこにノワールが左足を振り回して蹴りに入り、Vカーディンに直撃!
 ドガッ!
 これはVカーディンでも効いたか!?
 だが、Vカーディンは何事もなかったようにノワールの左足をその右腕で掴み、引いて、
 「ぬん!」
 ノワールの左足を分離させ、右腕を離し、下に落とし、ノワールがバランスを崩しかける、
 と、下に落とされたノワールの左足が、黒い球体と化し、ノワールの元に戻り、左足を形成しなおしてバランスを戻す、
 と、今度はノワールが上に跳んだ、上空からVカーディンを踏みつぶす気だ!
 だけど、Vカーディンはあわてず騒がず、思い切り左拳を上に上げつつ上に跳ぶ!
 ドガァ!
 ノワールがその拳を受け、バラバラに吹っ飛んだ!
 だが、すぐに地上に落ちて、人型に戻っていく、
 「そこだ!!」
 突如、Vカーディンが叫んだ後、地上に着地しつつ、ノワールに向かって降り返って走り出し、その右手を開いてノワールに向かって突き出す!
 ガッ!
 しかし、伸ばした右手はむなしく、ノワールの両手に掴まって動きが止まり、
 次の瞬間、Vカーディンの右腕の補助アームがノワールの胸元に向かって伸び、ノワールの黒い球体の一つを掴み、引っこ抜いた!
 すると、突如、ノワールがうろたえたように補助アームに捕まれた黒い球体に右手を伸ばす、
 が、とっさにVカーディンが後ろに跳んだことにより、その右手は宙を切るのみだった!
 もしかして、あの黒い球体は!?
 「カーディン!その黒い球体は!?」
 「間違いない!この中にのみ、あの黒い球体群の中で、生体反応がある!」
 「それじゃあ、その中にいるんだね、有家 深沙さんが!」
 「ああ、私のセンサーが壊れていなければな!」
 カーディン、それ、シャレになってないって・・・
 カーディンが補助アームを後ろに下げ、補助アームの先の黒い球体を右肩辺りまで移動させる、
 「さぁ!これで遠慮する必要性は無い!」
 と、右足の中ほどが外側にスライドして中から剣が現れた、
 つばの部分にVカーディンのパトランプと羽の意図が施された、白銀の刃の剣!
 Vカーディンはそれを右手に持って引っこ抜くと、スライドした部分を押して戻した後、正面に構えつつ両手に持ち直し、
 そこにノワールが走ってきて、右拳で殴り掛かり、Vカーディンが左手に剣を持ち替え振るう!
 「でぇい!」
 右肩の黒い球体に考慮したのか、左手一本で握って放たれた斬撃に、ノワールの右拳の黒い球体たちが斬り裂かれる!
 だが、ノワールはあきらめずに左足を振り回す!
 「でぇりゃあ!」
 しかし、カーディンの左手の剣によって、いとも簡単にノワールの左足の黒い球体たちが斬り裂かれる!
 もう、ノワールでは、Vカーディンに届かない!
 と、画面に戦闘終了の判定が出た、今なら、やれる!
 「行こう、カーディン!」
 「行くぞ、双歩!」
 右手を使いトラッシュにある、バトルマシンズ カーディン カーモードとバトルマシンズ バトルポリストレーラーを横にしてそのまま右手を前に出し宣言する!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ、勝利を導け、僕とカーディンに勝利をっ!ビクトリーカーディンの効果発動、ビクトリースラッシュ!!」
 剣を振り降ろすように両手を振り上げ振り降ろす!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 Vカーディンが左手の剣を正眼に出す同時に、ノワールがその両手を勢いよく前に突き出す!
 すると、黒い球体たちがVカーディンの向かって飛んできた!
 「貴様の黒い球体は全てロックオンしたぞ!」
 Vカーディンが左手の剣を振りまわし始める!
 左から右の疾風のごとき一閃で向かい来た左右並列の二つの黒い球体を切り、返しの一閃で同じようにまた二つ、
 左上からの袈裟懸けで三つを叩き斬り、そのまま上に振り上げた時に二つ、
 さらに、そこからの大上段からの振り下ろしで三つを叩き切った!
 「これで、終わらせる!」
 Vカーディンがノワールに向かって走る!
 対するノワールもVカーディンが向かって走る!
 Vカーディンが剣を右上に振りかぶり、そこから左下に袈裟懸けに切る!
 ザシュ!
 続けざまに返す刃で左下から右中の方に剣を向け、斬る!
 ザシュ!
 右中から左上に向かって斬る!
 ザシュ!
 さらに、左上から右下に向かって斬る!
 ザシュ!
 右下から左中に斬り、左中から右上に斬る!
 ザシュ!ザシュ!
 右上から下に向かって斬り、下から上に振り上げ、斬る!
 ザシュ!ザシュ!
 そこからVカーディンが残った黒い球体を、縦一文字に一気に斬り裂いた!
 ズバシュ!
 Vカーディンがノワールに背を向けるように振り返る、その背後で、立っていたノワールの全ての球体から一直線上に光が放たれ、その光が増大していき、
 ズッガァアアアアン!
 爆発!
 
勝者:鋼野 双歩&カーディン
決まり手:ビクトリーカーディン
     +バトルマシンズフルブースト
     +インテリジェンス オールド&ニュー
     +バトルマシンズハイパーフルブースト
     +バトルマシンズ 補助アーム
     +バトルマシンズストロングバトラーズ
 
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Wカードフュージョン 4話/23 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 23

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 「やった・・・」
 思わず体から力が抜ける、ただ、力が抜けたのは、戦いが壮絶だったからだけではないだろう、
 実際、カードバトルの規模じゃ、これぐらいのは前にもやったし、リュッケンとか・・・
 あ、緑の半透明の板の上のデッキケースにカードが回収されていって、全てのカードが回収され終えたのか、デッキケースが上下反転した、
 うん、とりあえず取っておこう、
 カードが回収され終えたデッキケースを右手で取る、
 ん、何かが震えるような音?
 ガタガタ、ガタガタ、
 なんか、Vカーディンの方から聞こえてくるな・・・
 Vカーディンの方を見上げると、右肩の方でVカーディンの右腕の補助アームに掴まれた黒い球体が小刻みに動いてる、
 ガタガタ、ガタガタ、
 このままだと、Vカーディンの補助アームから外れるかもしれないな・・・
 「カーディン!その補助アームに掴んでる黒い球体、掴んだまま下に降ろしてくれない?」
 「まかせろ」
 Vカーディンが黒い球体を補助アームで掴んだまま、右肩の方から右手の辺りを経由し下に降ろす、
 「おーい、双歩君!カーディン!」
 「おぉ~い、双歩君!カーディン!」
 ん、この声?
 声が聞こえた右後ろの方を見ると、轟さんと博士がこっちに向かって駆けてきている所だった、
 「二人とも、どうしてここに?」
 博士が僕達の前まで来て立ち止まる「隠れて様子を見ておったんじゃよ、で、戦いが終わったと判断したんで、こうして出て来たんじゃ」
 あ、なるほど、そりゃ、戦いに手出しできないからって様子を見てない、なんてことは無いよね
 「カーディン!この中に、深沙先輩が!?」
 「生体反応はこの球体にしかなかった、おそらくは」
 「くそっ、どうにかならないのか!」
 声が聞こえた黒い球体の方を見ると、いつの間にか轟さんが黒い球体にのそばまで行き、黒い球体を見て、歯を食いしばって悔しそうに全身をこわばらせる
 「博士、どうにかなんない?」
 「見たこともない機械じゃからのう、時間があればどうにかなるかもしれんが、どれくらいかかるかはわからん」
 ふむ・・・博士でもすぐには無理か・・・ううん・・・何かいい手は・・・
 近づいて、黒い球体をよく見てみる、ん?
 黒い球体の真ん中の方、横方向に斜めと直線が組み合わさったジグザグな線がうっすらと見える、
 多分、これがこの球体の分割線か、でも、補助アームに左右を掴まれてて、いや・・・
 「カーディン、補助アームで掴んだまま黒い球体を上下で持つことはできる?」
 「やってみよう」
 Vカーディンは、補助アームで持った黒い球体を一旦持ち上げると、
 黒い球体を右腕の所に移動させ、右手で上の方を、左手で下の方を持つ、
 「おおい、無理をして爆発でもしたらどうするんじゃ?」
 「でも博士、あれ、動いてんですよ、それに、解析にも時間かかるんでしょ?」
 「う・・・それもそうじゃが・・・ううむ・・・」
 博士が僕の反論を聞き、うめく、
 いや、反論したって博士の言ったことが変わるわけじゃないんだけど、
 でもどうしよう、博士の言う通り爆発する可能性が、あ、そうだ!
 「カーディン!地上付近で黒い球体を上下に持ったまま左右に向けて、そこから黒い球体を卵の様に左右に分割して、中にいる有家 深沙さんには僕たちが飛び降りるように言って、降りてもらい、有家 深沙さんが降りたらすぐに割った黒い球体を投げ捨ててもらうってのは」
 「おいおい、ずいぶん乱暴な方法だな」
 「じゃあ、轟さん、他に案は?」
 「・・・思いつかないな」
 「カーディン、お願い」
 「任せろ」
 Vカーディンがまで両手に持った黒い球体を地上すれすれまで持ってきて、
 補助アームを外しつつ、卵を割る要領で黒い球体を二つに割る!
 バキッ!
 ドサッ!
 「いっ!」
 黒い球体の間から、一人の女性が降りてきて尻もちをつく、
 肩ほどの髪をまっすぐに切った、切れ長の目の黒髪黒目のきれいな女性、
 今は黒い薄手のセーターに黒いジーパンなどを着て、足には黒いスニーカーを履いている、ってそうだ!
 「カーディン!黒い球体!!」
 「わかっている!!」
 Vカーディンが両手の割れた球体を右の方に投げ捨てた、
 「ああ、貴重な研究材料が・・・」
 博士が残念そうに飛んでった黒い球体を見つめる、
 もしかして、あの黒い球体を無傷で確保したいがために爆発するとか言いだしたんじゃあるまいな・・・
 「深沙先輩!」
 「轟君・・・それに・・・」
 ん?有家 深沙さんが僕の方をまっすぐ見てる、なんだろ、一体?
 「あなたね、私と、あのロボットを止めてくれたのは」
 「ええっと、止めたのは、カーディン達です!」
 そうだ、僕はただカードを動かしていただけ、本当に頑張ったのは、カーディン達だ
 「そんなことはない」
 え、カーディン?
 「私だけでは勝てなかった、君の協力があってこそだ、これまでもそうだったはずだ、卑下する必要は無い」
 「そうね、私とあのロボットを止めるために、あなたが何か色々やってたのがコックピットから見えたもの」
 有家・・・深沙さん
 「私を止めた人間はあなただけだわ、そして、私のわがままを聞いてくれそうなのも・・・」
 「わが・・・まま・・・?」
 一体、どんなわがままなんだろ?いい予感はしないけど・・・
 「私をね、死なせてほしいの、もう、逝きたいのよ」
 「そんな、深沙先輩!」
 轟さんが有家 深沙さんに詰め寄る、が、有家 深沙さんはその目に涙を浮かべている
 「もうね、ここになんて居たくないの、あの人とあの子のいる場所に逝きたいの、だって、あの子は、私を迎えに来たんでしょう?」
 「何を言ってるんですか!深沙先輩!!」
 「だって、流産した時に見たのよ、あの子の髪は、あの人と同じ、茶色の髪で、あの子は・・・男の子で、」
 「うっだぁあああああ!!」
 思わず大声を上げてしまった、まわりのみんなが目を点にして僕の方を見ている、
 正直、暗いのは性に合わない!そうせざるを得ない状況だと分かっていてもだ!!
 「うるさい!僕は人殺しになりたくないし、知り合いが死ぬのはごめんだ!!だから、あんたも殺さない!!」
 「知り合い、私が?」
 「こうやって話してんのに知り合いじゃないのか?」
 「プッ、フフフフフ」
 有家 深沙さんが吹き出し、突如、笑い始めた、何処か解放されたような、でも、悲しみから解き放たれきれていない、そんな笑い、
 まったく、何なんだ一体・・・
 「知り合い、知り合いね、そうね、知り合いね」
 「そうだよ、知り合いだよ、知り合いを殺したら目覚めが悪いし、何より悲しいじゃない、一体、何の得があって・・・」
 「今会ったばかりなのに、私が死んだら悲しいの?」
 「悲しいに決まってるじゃない、なにを当たり前のことを」
 「そっか、悲しいか、そっか・・・悲しいんだ私が、死んだら・・・」
 なぜか、顔をうつむかせる有家 深沙さん、その声には、どうしてだろう、嗚咽が混ざっていた
 「ねぇ・・・」
 「なに?」
 有家 深沙さんがゆっくりと顔を上げ、僕の方を見つめる
 「教えて、私が死んだら、あの人も、私の子供も、悲しい、かな」
 「僕は、その二人じゃないからわからない、でも・・・」
 息をのみ、有家 深沙さんを正面から見据え返す、
 「僕は、あなたが死んだら、僕があの世にいても、悲しいと思う」
 正直、本当の所はどうかわからない、
 もしかしたら、喜ぶかもしれない、でも、ううん、
 「人はいずれ死ぬんだ、だから、早くに死んでほしいなんて、絶対に思わない!!早くに死んだら、絶対に悲しい!!」
 「そっか・・・悲しいんだ、私が死んだら、きっと、あの人も、あの子も・・・」
 有家 深沙さんが星空を見上げる、いや、星空よりももっと遠い、何かを見てるんだろう
 「結局」
 博士?
 「結局、刑務所に行って罪を償うやつらが生き残り、刑務所に行かずに罪から逃げようとするやつらはこの瓦礫の下、自業自得というにはあまりの物を巻き込んで、」
 「それでも、僕は・・・」
 「何じゃ、双歩君」
 そうだ、それでも、僕は・・・
 「生きて、前に進む、それしか、出来ないから」
 「・・・そうじゃな」
 
Wカードフュージョン4話 黒鉄球の衝撃
FINISH!!
Wカードフュージョン5話 リュッケン、襲来!!に、続く!!
 
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Wカードフュージョン 4話/24 黒鉄球の衝撃 カードゲームライトノベル Wカード

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン
4話 黒鉄球の衝撃 24

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カード紹介コーナーフュージョン 第4回 ノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒ

 鋼野 双歩(以下 双歩)「げふっ、重い、展開が重い!」
 カーディン(以下 カー)「重さに耐えてよく頑張ったな、双歩!」
 ジョーカー・ブラックキャット(以下 ジョ)「いえいえ、私からも拍手を送らせていただきましょう、パチパチパチ」
 双歩「ジョーカー!?」
 カー「どうしてここにいるんだ!?」
 ジョ「いえいえ、勘違いなさらず、ゲストとして呼ばれたからここにいるんですよ」
 双歩「あ、そうなんだ」
 カー「そーなのかー?」
 双歩「んじゃ、そろそろ注意事項行くよ~、このコーナーのキャラクターは本編と一切関係がないです、あらかじめご了承してほしいです!」
 双歩「続けて、今回、紹介するカードはこれ!」
 双歩「名前はノワール・プレンティドーグ・ビット・リージィヒ、コストは4、パワーは3700、スマッシュカードを中心とした効果を持つ、明らかにコンボ用の効果のカード・・・」
 カー「双歩、詳しい説明を」
 ジョ「これは私からさせていただきましょうかねぇ、ええ、この霧ヶ関絶対ぶっ潰すロボのことを!」
 双歩「あ、ジョーカー、解説やるんだ」
 ジョ「ムハハハハ、えぇ、やらせていただきますよ、まずはコスト4で大きめですが、それでも、パワー3700は魅力です、しかしながら、やはりその効果」
 双歩「コスト4のスマッシュカードを、コスト無しで、おまけに、使ってもトラッシュに送られず、相殺もされない」
 ジョ「いえいえ、そこまですごくありませんよ」
 カー「ただし、色々制約が付く、まず、同時に発動させる場合、相手が発動させる順番を選ぶ」
 ジョ「この場合、相手のモンスターをトラッシュに送るカードを使った後に、相手のモンスターが発動条件に含まれるカードが使えなくなるんですよねぇ」
 カー「他にも、発動させられなかった場合トラッシュに送られる」
 ジョ「さっきの発動させる順番を選ぶの合わせ、発動できないように順番を調整、トラッシュに送られるという状況になりますね」
 双歩「ふうん、つまり、カードの色々なルールを逆転させてるってことでいいのかな、コストを支払うから支払わないに、相殺出来るから相殺できないに、発動させたらトラッシュに送るから、発動できなかったらトラッシュに送るに」
 ジョ「まぁ、解釈次第ではそうでもいいでしょう」
 双歩「なんか曖昧な言い方だなぁ」
 ジョ「あなたがそんな変なこと言い出すからでしょう」
 双歩「まぁ、そうなんだろうけどね」
 カー「双歩、これでカードの説明は一通り終わったと思うが」
 双歩「わかったよカーディン、それじゃ、改めて、Wカードフュージョン5話 リュッケン、襲来!!に、続く!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 映命「あの・・・双歩さん、私も、重い展開に耐えてよく頑張ったと・・・」
 双歩「遅い」
 映命「あ、あぁ・・・」
 双歩「次は、出番がある時に、ベストタイミングで言ってね、その方が、その・・・きっと、僕にとっても、映命さんにとっても、いい結果をもたらすから!」
 映命「あ・・・!は、はい!頑張ります!!」
 
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