オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

Wカード CVSD 10話 雪原の向こうへ・・・ カードゲームライトノベル Wカード

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カードゲームライトノベル Wカード クリエイターVSデストロイヤー
10話 雪原の向こうへ・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「寒い・・・」
 辺り一面は黒い雪景色、日食のような空から降り注ぐ黒い光が雪を黒く染め上げている、
 とゆうか、少し吹雪いているな
 ビュゴー!!ビュゴー!!
 と、
 俺の名は破壊 双我(やぶえ そうが)!!
 創壊小学校4年2組、
 今の服装は左は長袖、右は短めのスウェイハーフコート、
 こいつは長袖の端の方に垂直に傷が入っていたり、左肩に鎖が巻き付いていたり、
 鎖の後ろ側に黒いコウモリの羽のパーツが付いていたり、
 前の胸の方に黒いコウモリの左の羽が黒と灰色で描かれていたり、
 反対側の背中の方には黒いコウモリの右の羽が黒と灰色で描かれていたり、
 左胸の左上の所に濃い灰色で二重円が描かれたりしている、
 もちろん俺のお気に入りだが、かなりボロボロになってきてる気がするな・・・
 で、他の服装といえば、両手に黒い指ぬきグローブ、足には黒の長ジーパンと黒い靴下、黒の革靴をはき、
 コートの下には黒の半そでシャツを着て、腰には黒色の革ベルトを付け、
 頭の左側には横に長い真っ黒なコウモリの羽が縦に三つ並んでくっ付いているような髪飾りを着けている、
 この髪飾りはねぇちゃんがくれたものだが、遠果が気に入ってくれたんで今でも着けている、
 それから左手に白い口紐の先には黒い円柱状の袋を左肩にかけて持ち、
 あとは、浅黒い肌、ボサボサの長い黒髪、持つ黒い瞳はただ目つきが悪いとも言われるな、
 で、俺はとある場所に向かってデェビルに言われるがままに歩いてきている所だ、
 世界樹のある街を出て一か月程、沼地に入り込んだり、変な黒い森を通ったり、火山のある場所を通ったり、
 
名前:沼地・ディスグレシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-500
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘を行うのがこのカードが置かれた場所であった時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500下げる
   相手のモンスターゾーンにいる、コスト1か2のモンスターのパワーを
   このターン、さらに500下げ、
   相手のモンスターゾーンにいる、コスト4のモンスターのパワーを
   このターン、1000上げる
カテゴリ1:沼地 カテゴリ2:不名誉
テキスト:強烈な異臭を発する沼地、
     しかし、近年、有能な成分が沼の泥から発見されたとかなんとか、
     それを求めるもの達が一時殺到した
 
名前:沼カエル ディットケーロ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのコストが4だった時
効果:次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:沼 カテゴリ2:カエル
テキスト:肌がすべすべのカエル、
     その価値を知るものは攻撃をためらった

名前:黒き迷いの森
種類:J ジェイル
コスト:2 パワー:-1400
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘を行うのがこのカードが置かれた場所であった時
        次の戦闘に参加するお互いのモンスターが、
        両方ともコスト2以下だった時
効果:次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:森 カテゴリ2:迷い場
テキスト:生半可な意志しか持たぬものは、
     そこで迷い続け、目的の場所にたどり着けぬという

名前:イガ亀 スパイクタートル
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        ((このモンスターのパワー)+800)以下だった時
効果:相手のプレイヤーは下記の2つの効果の内、1つを選択する
   ・次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る、
   ・次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:スパイク カテゴリ2:亀
テキスト:その亀は植物の棘を見つけ、自らの体に張り付けた!!

名前:ディストリューション火山
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-1900
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動条件:次の戦闘を行うのがこのカードが置かれた場所であった時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターの名前かカテゴリに
        「火山」「かざん」「カザン」
        「火」「炎」「熱」「爆」「溶」「灼」
        「ファイヤー」「フレイム」「マグマ」
        「エクスプロージョン」「ヴォルケーノ」
        いずれかの言葉や文字が入っていない時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで1000下げる、
   パワーを下げた後、パワーを下げた相手のモンスターのパワーが
   0以下だった時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手のトラッシュに送る
   次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーが1500以下かつ、
   「火山」「かざん」「カザン」
   「火」「炎」「熱」「爆」「溶」「灼」
   「ファイヤー」「フレイム」「マグマ」
   「エクスプロージョン」「ヴォルケーノ」
   いずれかの言葉や文字が入っていない時
   次の戦闘に参加する自分のモンスターを自分のトラッシュに送る
   この効果を使った後、次のターンが終わるまで、
   このカードのパワーは-300、コストは0になり、
   維持コスト支払いタイミング、
   効果の発動タイミング、効果の発動条件、効果も無しになる
カテゴリ1:火山 カテゴリ2:蒸留
テキスト:全てを燃やし尽くし、蒸発させる火山、
     ここで取れた水はどこか罪の味がするという

名前:火山虎 ヴォルケーノタイガー
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスター
        のパワーが800以下だった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手のトラッシュに送る
   この効果を発動した時、このモンスターのパワーが500以下だった時、
   このモンスターを自分のトラッシュに送る
カテゴリ1:火山 カテゴリ2:虎
テキスト:誇り高い火山の虎は、己自身ごとあたりを焼き尽くす!!

名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンに1体以上モンスターが存在した時
効果:このターン、相手のモンスターゾーンにいる
   全てのモンスターのパワーを100下げ、
   相手のモンスターのパワーがパワーを下げた後、0以下だった時、
   コストが0、パワーが0以下の相手のモンスターを全て相手の手札に戻す
カテゴリ1:草風 カテゴリ2:スピリット
テキスト:草原に吹いた突風が、相手を吹き飛ばす!!

名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500上げる
   その後、自分のモンスターゾーンにいる、
   他のモンスターのパワーをこのターンの間200上げる
カテゴリ1:粉塵 カテゴリ2:スピリット
テキスト:舞った粉塵は周りを動きの規模を表した!!

名前:戒黒地形隆起!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のチャージゾーンに表側表示で存在する、
        ((次の戦闘に参加する
          相手のモンスターのカードに書かれたパワー)
        ÷1000)以上の数値の
        コストを持つジェイルカード1枚を選択できた時
        次の戦闘を行う自分のモンスターゾーンに
        何のカードも置かれていない時
        相手の何のカードも置かれていない場所より、
        自分の何のカードも置かれていない場所が多かった時
        このカードの効果でライフカードを置いていなかった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを
   相手のデッキに戻してシャッフルし、デッキの上8枚を見る、
   デッキの枚数が足りない時は相手はデッキ全てを見る、
   その後、相手は見たカードの中の1枚を手札にし、
   残ったカードを好きな順番でデッキの下に置く
   前の戦闘で自分がライフカードを取っていた時、
   ランダムでライフカードを1枚、自分の手札から置く
   次にライフカードにダメージを受けた時は、
   この効果で置いたカードから取らねばならず、
   次のターンの終了時、ライフカードからトラッシュに送られる
カテゴリ1:地形 カテゴリ2:ドン!!
テキスト:大きな音がなり、いきなり地形が変わる!!
     その後、飛んで行った奴を探し始める!!

名前:デッドリーディシス
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:前のターンの開始時に、相手のモンスターゾーンに
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターが
        計3体以上存在していた時
        次の戦闘に参加する自分の
        モンスター・クリエイターのパワーが、
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・クリエイター・デストロイヤーのパワーより
        1500以内で下の数値だった時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤーのパワーと同じにする、
   その後、次の戦闘に参加しない相手のコスト2以下の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイター1体をトラッシュに送る
カテゴリ1:アタック カテゴリ2:相打ち!!
テキスト:ハアッ!!セェィ!!デヤァ!!
     渾身の反撃が決まった!!

名前:破壊の世界にすさぶ戦壊の風
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分の戦闘を行うカードが無い場所一つを指定できた時
        相手のモンスターゾーンに1体以上いずれかの
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターが存在する時
        手札に存在するコスト1以下のデストロイヤーカード
        1枚を相手に見せること
        前のターンに自分相手含め、モンスター、デストロイヤー
        スマッシュ、デストロイの全ての効果が
        相殺含め発動していなかった時
効果:発動条件で相手に見せたデストロイヤーを
   発動条件で指定した場所にコスト0扱いで召喚する、
   この効果で召喚したデストロイヤーは
   このターン、相殺を含めて全ての効果を発動することができない
   相手のモンスターゾーンにいる全ての
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   このターン、これから召喚されるものも含め、500下げる
   このカードはターン終了時、自分のチャージゾーンに表側表示で戻る
   自分はライフカード1枚を手札にすることができる、
   次のターンのリチャージ時、
   自分はライフカード1枚を手札にすることができる、
   手札にした場合、手札にしたターン、相手のモンスターゾーンにいる全ての
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   これから召喚されるものも含め、1000下げる
カテゴリ1:戦壊風 カテゴリ2:スピリット
テキスト:その風は破壊者を導く!!

名前:連撃破強襲!!
種類:DS デストロイ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが
        この戦闘で相手の、
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターに敗北、
        または引き分けた時
        この戦闘前タイミングで1回以上
        カードの効果が相殺されていた時
効果:戦闘を行った時のパワーまで戻し、戦闘前に戻りもう一度戦闘を行う、
   この時は戦闘のみ行い他のカードの全ての効果は発動出来ない、
   この時、自分は1枚だけ、
   戦闘前タイミング扱いで、発動タイミングと発動条件とコストを満たした
   リサイクル、スマッシュ、デスティレイブ、デストロイ、
   を相殺されたにかかわらず、コストを支払うことで発動出来る
   戦闘を行った後の戦闘後、相手は1度だけ、戦闘後タイミングの
   リサイクル、スマッシュ、デスティレイブ、デストロイ、
   クリエイティブ、クリエイトのカードを先に発動することができるが、
   発動しなかった場合、これらのカードはこの戦闘後に発動できなくなる
カテゴリ1:連撃 カテゴリ2:まだだ!!
テキスト:倒れそうになりながらも、その拳を幾度も叩き込む!!

名前:デストガオデグリッド
種類:DR デスティレイブ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        の内、1体以上、3体まで選択できた時
効果:このターン、選択したモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを
   ((選択したモンスター・クリエイター・デストロイヤーの
    自身のコスト+1)×300)下げる
   この戦闘前、自分相手に関わらず、相殺関係なく、次に使用するのが
   デスティレイブ・クリエイティブ・デストロイ・クリエイトカードの
   場合、そのカードのコストが2増える
   相殺タイミングのカードをはさんだ場合はコストは増えない
   このカードの発動後、リサイクル・デスティレイブ・クリエイティブ
   が相殺除いて発動した時次の戦闘時のみ
   自分が発動した時は
   自分のモンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを800上げ
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを700下げ
   相手が発動した時は
   自分のモンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを100上げ
   さらに、このカードの発動前に発動した
   リサイクル・デスティレイブ・クリエイティブ分
   自分のモンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを200上げ
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを100下げ
   パワーを増減させる
カテゴリ1:グリッド カテゴリ2:スピリット
テキスト:雷がすさぶ、大地の世界に、雷がすさぶ

名前:黒き大地に迸る力
種類:DR デスティレイブ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのいずれかが参加する時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで1000下げ、
   次の戦闘に自分のデストロイヤーが参加する時、
   そのデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで800上げる
カテゴリ1:大地 カテゴリ2:スピリット
テキスト:湧き上るその力がほとばしり、目の前を横切り断絶していく!!

名前:黒き大地に湧き上る力
種類:DR デスティレイブ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘に参加する自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500上げ、
   上げた後パワー1000以下の時さらに600上げ、
   上げたパワーに関係なくデストロイヤーだった時さらに700上げる
カテゴリ1:大地 カテゴリ2:スピリット
テキスト:湧き上るその力を受け、その力を増していく

名前:デストエナジーアプレース
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このターン、オープン時にオープンしたカードが
        コスト4以上のデストロイヤーで
        モンスターゾーンに存在しており、
        そのデストロイヤーをオープンした自分の場所に
        オープンしたデストロイヤー以外のカードが存在していない時
        自分のチャージゾーンにある裏側表示のカードを1枚表にする
        表にしたカードがコスト2以下のジェイルカードだった時
        この発動条件で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
効果:このターン、オープン時にオープンした
   デストロイヤーのパワーをこのターン500上げる
   このカードのコストとして、発動条件で表にしたジェイルを指定する、
   指定したジェイルはコスト0扱いで
   オープン時にオープンしたデストロイヤーのいる場所に設置する
カテゴリ1:設置 カテゴリ2:場所
テキスト:その力がその場所に広がる!!

 とまぁ、紆余曲折あってここまで来たわけなんだが・・・
 確か、ここに来るまで、昨日までは割と暖かかったはずだ、昨日通った場所も草原だったはずだし、
 「ここいらへん、ゲートに近くなってるからな、前は割と温暖な気候だったんだけど、
  ゲートがお前んとこの世界と繋がって以降、一気に寒冷化してな、
  ゲートの方でもいろんな対策講じてるらしいんだが、温度まで完全に遮断するのは無理っぽくてなぁ・・・」
 いきなり右肩の上から話しかけてきた、小さな黒い、影一つ、
 紫がかった黒い少し長めの髪の上には二股に分かれた濃い藍の三角帽をかぶり、三角帽の先にはそれぞれ金色の逆十時がぶら下がっていて、
 その肌は人間に近く、紫がかった黒い色の瞳を持ち、目つきは少し尖っていて、口元には右の方に八重歯がのぞき、
 体全体を覆う濃い藍の衣を着て、その下に緑色のズボンをはき、
 衣やズボンの上、まず、衣の上、背中の方には小さな黒い羽を生やしていて、
 ズボンの上、衣に下には先の方が三角に膨らみ尖る黒い尻尾がのぞいている、
 さらに、足の先には上の方に曲がり尖った黒い靴を履き、背中の方には穂先を下にして、黒い三つ又の槍を背負っている、
 が、何より問題なのはその体格、頭が少し大きく、胴と足が短い、さながら二頭身のような体格で、大きさも、俺の手のひらより少し大きいくらいの大きさしかない、
 こいつの名はデェビル、俺をこの旅に連れ出した首謀者だと言っていいだろう、
 いや、それより、
 こいつ、今ゲートが近いって言ったか?
 「おお、今少しうれしそうな表情したな、
  ようやく向こうに帰れる、そう思ったか?」
 「悪かったな!!」
 ちっ、表情に出てたか、デェビルめ、すぐに俺の表情を読み解くな・・・
 まぁ、付き合いもそこそこ長くなってきたからな、
 それに、俺は表情を隠せる性分じゃねぇし、
 「残念ながら、もう一仕事してもらわなきゃ帰せねぇ、
  それよりも、寒くないかお前?」
 「寒いに決まってんだろうが!!」
 思わずデェビルの言葉に反応し怒鳴り散らす俺!!
 だってよ、寒いに決まってんじゃねぇか!!ゲートの向こうは南極につながってるって、そう習ったんだから!!
 「まぁ、そう言うなって、この先の町の道具屋で防寒具を買おうぜ!!
  人間用のやつもあったと思う、
  もっとも、子供用のやつがあるかは知らないけどな!!
  ほら、見えてきた!!」
 デェビルが皮肉を言いつつ、左手と左手人差し指を先の方に伸ばした!!
 思わず、先の方に視線を移す、
 そこにあったのは赤いレンガと三角屋根の家が立ち並ぶ街、
 奥に行くように作られた道の左右に並べて建てられた家は赤いレンガで出来、乗った三角屋根の上には雪が降り積もっている、
 ここからだと雪のせいでよく見えないが、奥の方にもなんかでっかい建物が見えるな・・・
 というか、体が震える、本格的に寒いな、早く防寒具が欲しい、
 ・・・よし!!街まで走るか!!
 ザッザッザッザッザッザッ!!
 雪の上を足音を立て走り出す
 「おっ!!そんなに寒くて防寒具が欲しいのか!!
  じゃ、街に付いたらちゃっちゃと道具屋に連れてってやりますか!!」
 駆け出す俺に、デェビルがそう言ってきてくれた、
 よし!!このまま町まで一直線だ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「よし!!ついたぜ!!で、道具屋はどこだ!?」
 着いた場所、そこは黒い雪が左右に避けられた砂地の大通りが中央に走る街だった、
 大通りの左右には大通りに面すように赤いレンガの大体三階建てで三角屋根かつ、一階部分に半円と長方形の直線を合わせた形をした緑色の木の板と木の板の右側中央に付いた四角い長方形の木の輪で出来たドアノブで構成されたドアが付いた建物があり、
 建物の各階には等間隔で田の字の木の枠がはまった窓が並び、
 左右それぞれの建物の裏にも大通りとは別の一本の道がそれぞれあってさらにその裏にも赤いレンガの大体三階建ての建物がある、
 と、いうように赤いレンガの大体三階建ての建物が道を挟みつつ奥に奥に続いており、
 中央の大通りには厚着をした熊や狼やバッタやペンギンの顔をした者たちがそこここに歩いたり、立って立ち話してたりしている、
 そいつらが着ている物はフードの着いたジャケットや分厚いズボンなど、明らかに防寒具なのだが・・・左前に歩いてるオットセイが二本足で立ってるような奴は裸で歩いてるように見えるな・・・
 さらに、街の右奥の方には大きな黒い・・・何だろあれ、デコボコした縦長で上に毛がはえてて上の左右端にちょこんと何かが生えてるやつ、馬の後頭部かな?遠くにあるんでよくはわからんのだけど・・・
 「道具屋はこっちだぜ!!双我!!」
 街の様子を見ていると左前の方からいきなり聞こえたのはデェビルの声!!
 見てみると、デェビルが大通りに面した少し奥の方、赤いレンガの建物一階部分に付いた、半円の下の直線と長方形の上の直線を合わせた形をした緑色の木の板の右側中央に四角い長方形の木の輪で出来たドアノブが付いているドアの前から、左手を広げて俺の方に振ってきていた、
 と、建物の木のドアの右上の方にはランプの絵が描かれた緑色の木の看板も見える、
 上下に薄い皿のような部分が物を乗せる方を中心に向け、上の皿のさらに上の方には針金で作られた輪っかの持ち手が付き、
 下の皿のさらに下には短めの円柱のような物体が付き、
 上下の皿の間には斜め四方に中ほどが外に曲がった針金が付いたガラス球が付き、ガラス球の中、皿の間の中心には火がともっているランプの絵、
 そんな絵が描かれた、上下の中ほどが下に曲がった長方形の木の板の看板が、ドアの右上の所に刺さった鉄の棒の奥と手前に付いた鎖で吊り下げられている、
 なるほど!!あそこが道具屋か!!
 デェビルの方に走って近づき、
 「ありがとな!!デェビル!!」
 声を一つデェビルにかけると、ドアノブに手をかけ、ドアノブを回し、ドアを引く、
 カランカラン・・・
 鈴の音?右上の方か?
 右上の方を見ると、確かにドアの右上の方、店内側に鈴が付いていてその鈴が鳴りながら揺れていた、
 鈴の方を少しだけ見、そのまま正面を向き、店内に入る、
 店内に入ると、そこには、赤いレンガで四方を囲まれた空間に木の棚が並び、その木の棚に所狭しと商品が並べられていた、
 左右に赤いレンガの壁があって、壁の前には奥の方に仕切り板が無い木の棚が並んでおり、その木の棚に様々な商品が並んでいるのだ、
 白く大きい牙や小さい木の棒の先に赤く丸い着火剤の付いたマッチが描かれた箱、分厚く短めの鉄の片刃に木の持ち手が付いた包丁、等、等々、
 下の方には中央が×の形に盛り上がって、左上に小さく短い円柱の白いふたが付いた青く四角形の容器も見える、あれは灯油だろうか?
 さらに、木の棚の奥手前には床に置かれた平たい木の板の上に丸い木の棒を刺してさらにその上に角が丸く縦に長く平べったい長方体を付けた展示台に分厚く青いジャケットがかけられていて、
 天井の方には白い壁紙が貼られており、四方の中ほどにひし形の曇りガラスがはまり、中央からはさっき看板で見た絵と似たランプがぶら下がっている、さすがに火は付いていないが、
 さらに、床の方には濃い色の木の板が貼られていて、
 後ろの方はといえば、左右順々にチラリと見たところドアの周りに赤いレンガの壁があり、赤いレンガの壁、ドアの左右には田の字の木枠のはまった窓があった、
 「いらっしゃい、何をお探しで?」
 店を見回していると、いきなり奥の方から声をかけられた!!
 声がした奥の方を見てみると、そこにいたのは、木のカウンターの奥に立つアザラシ顔の店主、
 禿げあがった灰色の頭、鼻の下あたりから無数のひげが生え、体には白いヤシの模様が入った赤い半袖シャツを着ている、
 その店主は店の正面の方、木のカウンターの奥から俺の方を目を少し細めた不敵な目で俺の方を見てきた、
 っつーよりか、さぶくないのか、そのかっこ・・・
 さらに、店主のいる木のカウンターの上には店主の左前の方に黒いレジが置かれていて、カウンターの奥には店主の真後ろに四角い木のドアがあって、
 木のドアの周りは赤いレンガで囲まれており、ドアの前を除くレンガの壁の前には奥に仕切りの無い木の棚があって、やはり、そこにも商品がそこかしこに並んでいる、
 ついでに、左側の木の棚にはうちのねぇちゃんと創成さんが並んで写るポスターが貼られていた、
 左に写るうちのねぇちゃんは黒いシルクハットに長袖長ズボンの黒のスーツ、右手に持つは、先が180度に丸く曲がった黒い杖、
 対して、右に写る創成さんはうちのねぇちゃんとは対照的に白のシルクハットに長袖長ズボンの白のスーツ、左手に持っているのは先が180度に丸く曲がった白い杖、
 夜の街を背景にして、杖をこちらに向け杖を持たない手でシルクハットを軽く抑えたその姿はさながらマジシャンのようだが・・・
 創成さんはよく知らないからともかく、うちのねぇちゃんはマジック使ってるとこなんて見たことない、
 「そのポスターがお気に入りかい?」
 またも話しかけてきたのはさっきの店主だ、
 ・・・んなわけねぇだろ、
 しゃあねぇ、ちゃっちゃと要件伝えますか!!
 「すまないが、俺用の防寒具とかないか?」
 「防寒具?」
 店主が俺を見て疑問符交じりに聞いてきた、
 事情をさらに伝える必要がありそうだな・・・
 「ああ、これからゲート近くにまで行かなきゃならないんだ」
 「なるほど、そのかっこじゃ、寒そうだ、
  ちょっと待ってろ、倉庫探してくる」
 店主は左の方から後ろを向くと、後ろの方の木のドアに向かって行って右手で右側のあった木のドアの丸い木のドアノブを持って回し、
 ドアをこちら側に開けるとそのままドアの向こう側へと入り、向こう側のドアノブを左手に持ち、そのまま木のドアを後ろ手に閉じた、
 そして、しばらくが立ち、木のドアが開いて店主がドアの中から出てきた、右手に何かを持って、だ、
 店主が右手に持つのは、黒い色のフードつきの分厚いジャケットとズボンだ、
 店主は右手に持つ黒い色のフードつきの分厚いジャケットとズボンを俺の方に差し出し、
 「じゃ、とりあえず試着してみてくれ、人間世界から仕入れた物なんだが、
  今の今まで売れ残ってたんだ、人間世界の南極にだって行けるしろもんだぜ!!」
 試着を進めてきた、
 寒かったし、ちょうどいいな、買えなくなった時に脱ぐのが面倒そうだが・・・
 「その服の上から着れるぞ、そのコートも・・・ま、大丈夫だろう」
 店主が俺の服装を見つつ、アドバイスする、
 おいおい、本当に大丈夫なのかよ、ま、きつそうだったらわかるか、
 両手で店主からジャケットとズボンを受け取り、床にカバンとジャケットとズボンを置きつつ、
 まずはズボンを両手に持ちつつズボンに足を通す、うん、ちゃんと穿けるな、
 続けてはジャケットだ、ジャケットを両手に持ち、まずは右手を離してジャケットを背中の側に持ってきつつコートごと右手を通す、
 よし、ちゃんと入ったな、続けては左手だ、
 左手を左側の袖に通す、よし、大丈夫そうだ、コートについている各種の物に引っ掛かる感じもしない、
 最後に、ジャケットの前、下の方を両手で持ち、チャックを合わせ、閉める、
 デェビルが口を少し開いて、
 「おお、良いと思うぜ」
 店主が首を一つ縦に振り、
 「うん、完璧だ」
 それぞれに意見を述べた、
 よし、それじゃ、このままいくか!!
 そういえば・・・
 「なぁ、店主、あんたは寒くないのか?」
 「はっはっは、寒くねーよ、俺は元々もっと寒いところから越してきたんだ、ゲートの向こうで調査するためにな、
  今じゃ、調査隊はお役御免ってんで、地球全体の調査隊に再編されたよ、ま、俺は寒いとこ以外行く気ないんでなぁ、
  降ろしてもらって、ここで道具屋稼業ってわけだ」
 店主が目じりを下げて笑って話してくれた
 へぇ、この店主、ゲートの向こう、つまり俺たちの世界への調査隊だったのか・・・
 「で、勘定は?
  ちょっと高めだが、金はあるのか?」
 「・・・値段は?」
 「55000」
 たけぇ!!
 店主が切り出してきた勘定の話に返した後、店主が出してきた値段につい驚いてしまった、
 だが、これないと先にすすめそうにないしな・・・
 「ギリギリだな、お前を家に返せるぐらいは行けると思うが・・・」
 ギリギリか・・・
 デェビルが言うんだからそうなんだろうが、寒い中で立ち往生するのは・・・
 ええい!!立ち往生するかどうかはまだわからん!!
 これあれば南極にだって行けるっていうしな!!
 いざという時はここまで戻ってきてジャケットとズボンを中古値段で返金することぐらいはできる金は残るだろ!!
 デェビル、いいか?
 右肩の方にいるデェビルの方を見て首を一つ縦に振ると、デェビルの方も肯定するように首を一つ縦に振って返して来た、
 よし!!それなら!!
 床に降ろしたカバンに右手を突っ込み、カバンの中にある財布のひもを右手で緩めて財布にも右手を突っ込み、
 財布の中から持てるだけ、ありったけの黒いコインを持ち、店の木のカウンターの上に出し、
 さらに、再度カバンに右手を突っ込んで、カバンの中の財布に右手をつっこんでありったけの黒いコインを出し、木のカウンターの上に置く、
 確か、これくらいあればどうにかなると思うが・・・
 店主が俺の出した黒いコインを見た後、数枚、黒いコインを右手に取り、
 「56000、確かに」
 右手に持つ黒いコインを木のカウンターに置き直すと、右手で木のカウンターの上にあるレジのボタンを押すと、レジの下のお金入れの部分を引き出した、
 あれ、このレジ、ケーブルが伸びてる、
 確かに、レジの後方から黒いケーブルが伸びており、黒いケーブルがカウンターの奥、右の方の壁下の方に付いたコンセントにつながっていた、
 これ、電気通ってるよなぁ・・・
 とすると、天井にある四方中ほどのひし形の曇りガラスの向こうは電球か電灯か・・・
 「なぁ、なんで、電気が通ってるのにランプがぶら下がってんだ?」
 「ああ、あのランプはずっとぶら下げているモンでなぁ、外すのがめんどくさくなっちまったんだよ
  天井に新しい埋め込み型の電気の明かりが来てもな・・・」
 そういうもんかねぇ・・・
 レジ打ちながらの店主の言葉にいまいちなんか変な感じを受けてしまった、
 そして、店主がレジを打ち終え、木のカウンターの上の黒いコインをほとんどレジの中に放りこむと、
 レジのお金入れの部分を右手で閉じ、レジから出てきた白い紙を引きちぎり、木のカウンターの上に残った黒いコインと一緒に右手に持ち、俺の方に差し出し、
 「ほれ、レシートとおつりだ」
 差し出されたお金と紙を右手で受け取り、紙だけ左手で取りつつ、
 お金を持った右手をカバンの中に突っ込み、続けて右手をカバンの中の財布に突っ込んでお金を財布の中に入れ、財布から右手を出して財布のひもを持って締め、
 さらに、カバンの中から右手で元々俺が持っていた黒い財布を取り出すと、両手で財布を財布に付いたマジックテープをバリバリとはがしつつ開き、
 左手の紙を黒い財布のポケットの一つに突っ込み、そのまま元々俺が持っていた財布を両手で閉じて、黒い財布を右手で持ってカバンの中に戻した後、
 カバンの口のひもを左手で持って肩に担ぎ、入口の方に振り返って、入口の方に歩き出し、右手を開いて右手の平を後ろに向けつつ上げ、
 「じゃあな、また来るかもしれんがそん時はよろしくな」
 「まいど、また来るのを待ってるぜ」
 店主のふざけ交じりの期待の言葉を聞きつつ、右手で左の方にあるドアノブを持って回して押して外に出ると、右手で後ろ手にドアの外側のドアノブを持ってドアを閉める、
 そして、黒い雪と赤いレンガの街並みを見回す、
 「っさて、次はどっちに行けばいいんだ?」
 「おお、やる気だねぇ」
 「ああ、もうすぐ帰れるかもしれないからな」
 デェビルは質問を茶化したとも期待したとも取れるような言葉をはきつつも、続けての返答を聞き、
 右の方に飛んで右手と右の人差し指を右の方の町の奥に向けた
 「あっちの方だ」
 デェビルが指さした先には、さっきも見た、デコボコ縦長の長方形で上に毛が生えて上の左右端から何かがちょろと生えている、黒くてデカい馬の後頭部のような何かが見えていた・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「これ、なんだ?」
 たどり着いた場所、そこにあったのは、奥に長い建物と線路と馬、
 まず、右の方に赤いレンガの三角屋根を持つ、奥に長い建物がある、
 屋根の上に雪が乗っていないということは定期的に雪を除去しているのだろうか、
 建物の壁は白いが、左の方は床が少し高くなっている代わりに壁が無い、いうなれば駅のホームのようだ、
 が、問題は建物のさらに左の方にあった線路、そう、奥に向かって地面に敷かれた、延々と先に続く二本の鉄鋼、見た通りの鉄の線路だ、なんでここに線路が敷かれてるんだ?
 さらに、線路の上には木の長方体の四角い車両があって、車両の左右には等間隔に四角い窓ガラスがはまっており、
 車両の端に近いところには四角い木のドアが付いていた、そのドアには、楕円の中心をくりぬいて縦に切り、ドアにくっつけたような金属のドアノブが付いていて、ドアの上方中央には。窓と同じ四角い窓ガラスがはまっていて、
 車両の下にはもちろん、斜め四方に二つずつ、レールと接合するかのように鉄の車輪が付いており、
 車両の上の方はなだらかな半円の黒い屋根が付いている、
 そんな車両が線路の上に7、8台ほど続いていて、右の建物もそれに準じた長さを持っている、
 最も、最前列の車両と最後列の車両には窓は付いていない、その替わりにその車両全体を2分するかのような大きなスライド式の木のドアと、車両全体の前後それぞれに端の丸い大きな金属の細長いプレートを縦にくの字に曲げて取り付けたような物があった
 だが、問題はそれらの車両の先、でっかい黒い馬とその車両達の先頭の車両が鉄の鎖で引っ付けているのである、
 ・・・もしかして、あの馬がこの車両引くんだろうか、
 黒い馬は頭の上に黒い毛を生やし、たくましい四肢と短めに切りそろえられた尾を持っている、
 大きさといえば、この辺りの建物の高さを優に超えるだろう、
 「さっさと乗ろうぜ、乗り遅れても面倒だしな~」
 デェビルが右肩の方から掛けられた声にハッと気が付く、
 ・・・まぁ、見た目がどうより、きちんと目的地まで連れてってくれるかどうかだよな!!
 早速、受付口が無いか探すための建物の右の方に走り、建物の中ほどに受付口を見つけた!!
 受付口は建物の中ほどにぽっかりと空いた四角い穴の中にあった、
 さらに、穴の中央に、大きめの木の縦長の箱を箱の上下を取り外して置き、その箱の左側を簡素な仕切り板でふさいでいた、
 上下が取り外された木の縦長の箱、おそらく受付だろう、の中には、
 濃い藍色のクジラの顔したおっさんが、頭の上に黒いつばと何やら金色の文様が中央に入った藍色の帽子をかぶり、
 体の方には、藍色のスーツに白いシャツ、黒色のネクタイに白い手袋を付けていて、
 その顔は、大きな口の上側が藍色になっていて、口の下が白くなっており、顔の上側左右に黒い瞳がのぞいている
 おそらくは、ここの駅員なのだろう、
 ん!?ああっ!!受付口の左側に切符の自動販売機があるぜっ!!
 早速、切符の自動販売機の方に走って近寄る、
 切符の自動販売機は、黒い四角い縦長の鉄の箱に中ほどから上部にかけてたくさんの四角く赤黒い透明なボタンが並んでいて、
 中ほどから下には鉄のトレーが埋め込まれおり、トレーの上、中ほど左側には、縦に穴の開いた鉄の丸いプレートが、中ほど右には、上に平たい穴の開いた四角い鉄のプレートが飛び出てきている、
 が、四角い鉄のプレートの方は赤いテープを計二つ、×型に貼って使えないようになっていた、
 おそらく、左側の方はコインを入れるための投入口で、右側のはお札を入れるための投入口ではないだろうか、
 そのお札を入れるための投入口が赤いテープで塞がれているのは・・・
 そういえば、こっちに来てから、まったくお札を見てないな、
 俺の元々の財布にもお札は元々入ってないし、
 こっちの世界じゃ、お札というものが無いんだろう、
 「なぁ、駅員に言って切符とお金交換してもらおうぜ、
  ほら、他の奴もそうしてるじゃんか」
 デェビルが左の方、受け告げ口の方を右手と右人差し指で指さした
 見ると、三つ口でこげ茶色の毛皮と黒い鼻を持ったリスの顔をして腰を前に曲げてほっかむりをかぶって黒いケープを上に来て厚着して左手に木を編んで作られた半円状のバスケットを持つ女性が、右手に持つ黒い硬貨をクジラの顔した駅員に差し出し、
 クジラの顔した駅員が黒い硬貨を右手に取り、引き換えに左手に持つ切符をリスの顔をした女性に渡し、
 切符を受け取ったリスの顔をした女性が駅員の右側の方から駅の奥に入っていくところだった、
 「いや、俺としては切符は自動販売機で買うほうが一般的だと思うんだが・・・」
 「そういうもんかねぇ・・・」
 そういうもんなんだよ!!
 デェビルの返事に思わず憤ってしまったが・・・
 まぁ、何でもいいや、ともかく、切符の値段は?
 こういう場合、自動販売機の上の天井のちょっと下あたりの壁に線路図が乗っていて、そこに運賃も一緒に乗ってるはずだよな・・・
 そういえば、どこの駅まで行けばいいのか聞いてないが、まぁ、線路図を見てから聞けばいいか・・・
 ・・・え~っと、
 確かに自動販売機の上に線路図はあった、あったのだが・・・
 上の方にあったのは、白い板の左の方に当駅とかかれ、そこから右に黒い線が伸び、ゲート前、100ドミネーション、と書かれてあるのみの、えらく簡素な線路図だった、
 この駅、ゲート前としかつながってないのか・・・
 よく考えてみると、こっちに来てからお札だけでなく線路も見てなかったな、この街に来てからこの世界で初めて見た・・・
 さっきも疑問に思ったが、なんでこの街だけ線路が通ってるんだろ・・・
 ・・・考えるのは後にしよう、電車乗ってから考えても遅くはあるまい、
 いや、電車じゃなくて馬車か・・・
 え~っと、財布財布・・・
 左手に持つ荷物を下しつつ、右手を荷物の中に突っ込み、荷物の中の財布のひもを緩めて、
 財布の中に右手を入れると財布の中の黒い硬貨を1枚右手に持つ、
 たしか、100ドミネーションならこの硬貨で行けたはず・・・
 そのまま右手の中指、薬指、小指、で黒い硬貨を持ちつつ、財布から右手を出して財布のひもを持って閉め、
 さらに、右手を財布の入ったカバンから取り出すと両手でカバンの口のひもを締めて改めて左手でカバンの口紐を持ってカバンを左肩にかけ、
 右手に持つ黒い硬貨を自動販売機の硬貨投入口と思われる場所に放り込むと、自動販売機の一番左上の赤黒い四角いスイッチが光り、四角四面な文字でそのスイッチに100と写し出された、
 そのまま100が写し出されたスイッチを右手の人差し指で押す、
 すると、自動販売機下部のトレーの左側から切符が出てきた、
 肌色の四角い紙にゲート前と書かれている、
 それ以上は何も出てくる気配がない、どうやら、おつりは、なさそうだ、
 右手に切符を取り、そのまま左の方にいるクジラ顔の駅員の方に歩いていき、クジラ顔の駅員に切符を見せる、
 クジラ顔の駅員は俺の切符を左手で受け取ると、右手に金属の板を2枚縦に合せたような器具を取り出し、
 左手の切符をその器具の間に入れ、器具で思い切り切符をはさみ、
 パチン!!
 と、大きな音を立てさせると、そのまま左手の切符を俺に向かって返して来た、
 右手に切符を受け取り、クジラの駅員の左側から駅の中に入る、
 駅の構内は床が硬めの石畳で構成され、壁の方に沿うようにそこここに横に長い焦げ茶の木のベンチが並んでいる、
 木のベンチは単体ではあまり長く無く、両端に金属板でできた足と肘当てが付いている、金属板の肘当てや背もたれの方には、肘当てや背もたれの両端の金属が斜め下の方に行きつつクルクルと回っているような装飾が施されていたり、
 ベンチの足の付け根には、金属板が植物をイメージしたかのように枝分かれしているように見える装飾が施されていた、
 「もうすぐ発車しま~す!!ご搭乗の方は急がず慌てずに車両にお乗りくださ~い!!」
 いきなり右側から大きな声が聞こえた!!
 右の方を見ると、最前列の車両の横に、オットセイ顔で口の上から髭をたくさん左右に生やし、こげ茶色の肌をして、前の方につばが、中ほどに金色の印象が付いた帽子をかぶり、藍のスーツ、藍のズボン、白のシャツ、黒いネクタイ、黒い手袋、黒い靴を身に着けた、おそらく駅員の一人、がいた、
 「もう一度言いま~す!!もうすぐ発車しま~す!!ご搭乗の方は急がず慌てずに車両にお乗りくださ~い!!」
 その駅員が大きく口を開けて叫んだ!!
 いけない!!早く乗らないと!!
 「おい!!前はやめとけよ!!後ろに乗れ!!後ろに!!」
 デェビルが叫んできた!!
 なんで後ろがいいんだ?
 まぁいいか、後で考えよ・・・
 急いで左の方、少し後ろの方の車両に急ぎ、右手で縦長の金属のドアノブをもって車両のドアを左にスライドさせて開け、
 そのまま車両に乗り込んだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「それじゃ、ドアを閉めま~す!!」
 ふぅ・・・
 車内に響く声を聴き、俺は一息つく、
 どうやら、発車する前に乗れたようだ、
 どうにか乗れた列車、その車内は壁、床、天井が木でできていて、入ってきたドアは勝手に閉まって行った、誰も出たり入ったりしない時は勝手に閉まるようになってるんだろう、
 お、左の方、車両の進行方向の逆側の車内左右の壁際に、等間隔で向かい合って座る、四角い木の箱の後ろに背もたれを付けたようなイスが並んでいるな、
 イスは座る場所と背もたれに緑色のクッションがはっついていて、車内の内側の方には手すりが付いており、
 イスの車内外側の方の壁に四角い窓があり、窓の上には木の板を組んで作ったような荷物置き場がある、
 幸い、イスは開いている、なぜか車両の進行方向逆側奥の方は込んでるが、俺に近いほうは空いている、
 これなら、わざわざ荷物を上に上げなくても大丈夫そうだ、
 早速正面、車両の左側のイス、進行方向を窓から望める場所に座り、足元に荷物を置く、窓からは赤いレンガと黒い雪の街並みが見て取れる、
 すると、前の方の壁の中央にあるドアから、黒いつばに中央に印章の入った帽子をかぶり、藍のスーツに白のシャツ、黒い靴下に黒い手袋に黒い靴を身に着けた、
 黒いクラゲ顔の駅員が出てきて、足早に左の壁前の方にあるドアに向かい、ドアの施錠をチェックして、
 ドアの側にある金属でできた棒をドアの端に付いたフックに降ろしたりし、
 同様に、前方右の方のドアや後ろ左右のドアも足早手早に施錠をチェック、ドアの側にある金属でできた棒をドアの端に付いたフックに降ろしたりすると、
 その後、後ろの壁の中央にあるドアの前に立ち、ドアの右側にあるドアノブを右手で持って左にスライドさせて開けた後、ドアの向こうに歩いていった、
 そして、黒いクラゲ顔の駅員が消えたドアが勝手に閉まり、しばらくし・・・、
 「それじゃ、出発しま~す!!」
 ゴトッ!!ガタガタガタ!!
 駅員の声が響くと、次の瞬間、周りに衝撃が走る、
 お!!動き出したな!!
 電車、いや、馬車か、とにかく、こんな乗り物に乗ったのはいつぶりだったろうか・・・
 確かあれは・・・
 ダダン!!ガタン!!
 うおっ!!
 おもわず、腰が浮かび、声を上げてしまった、
 今のは何だ!?大きな馬のひづめの音が響いた次の瞬間、車両全体が大きく揺れたが・・・
 「ここのはこれがあるんだよなぁ・・・」
 おい、何があるってんだ?
 デェビルがあきれたように発した声を聞き、デェビルの方をにらむ、
 「実はな、ここの車両はあのデカい馬がけん引してるんだが・・・あの馬の大きさだろ、走り出す時に大きな衝撃が走るんだよ、
  で、その衝撃が車両に伝わるんで、当然、衝撃は馬に近い前の方が大きくなるってわけ、
  そういうわけだから、慣れてるやつは後ろの方に行きたがるし、
  大切な荷物は後ろの方に置くんだ」
 ああ、なるほど、それで後ろの方に人が集まってたってわけか・・・
 ダダン!!ガタン!!ダダン!!ガタン!!ダカラン!!ダカラン!!ダカラン!!
 数度の衝撃の後、少しずつ衝撃が収まり、ひづめの音も小さくなっていき、少しづつ車両内が穏やかになっていく、
 外の景色は衝撃で窓が上下することなくスムーズに流れ始め、
 後ろの方に固まっていた、狼やらバッタやら熊やらの顔をして厚着していた客人たちは、静かに散らばり始める、
 どうやら、発車時の衝撃とやらは収まったようだ、その衝撃のせいで尻が痛いが・・・
 安堵しつつ、ふと窓の外を見てみると、確かに、車両の先の方であの大きな黒い馬が客車をけん引して走っているのが見え、
 黒い馬の方より左側は、もうすでに街の外に出たのか赤い煉瓦の建物は見えない、かわりにと言っちゃなんだが、黒い雪原が見えていて、
 ちょこちょこ、狼やら兎やらも見える、
 っと、そうだ、安全のために切符は内ポケットに入れておこう、
 右手に持つ切符を左手に持ち替えて、右の内ポケットに入れて、と、
 それから・・・デェビルにちょっとさっき気になったことを聞いておこう、
 「なぁ、なんで線路が敷かれてるんだ?それに自動販売機だって・・・」
 「人間たちが持ち込んだのさ、こっちの方が便利だからってな」
 デェビルが窓の外の景色を見る、
 「もっとも、本当は一緒に電柱や電車も持ち込まれたんだけどな、
  線路沿いに設置された電柱はいつの間にかなぎ倒され、
  町中にあった電柱もデカいモンスターの襲来で張り倒された、
  町中の電柱は電柱を埋め込み式にすることで、街の近くの発電所から電気を送ることが可能になったものの、
  線路の方は地上の線路に電気用の線路を通す案があったが、
  ためしに設置してみたところ、動物たちがちょこちょこ感電して線路をふさいだりすることがあり撤去、
  結果、近くに生息していたあの黒い馬を捕獲、こうして引かせる方式に至ったってわけだ、
  自動販売機の方も同じ理由、人間たちが持ち込んだ、
  見かけはしなかったが、実は、あの町には人間たちも少し住んでいるんだ、
  ゲート近くだと気候がきついこともあってなぁ、少し離れたあの町を住居にしてるやつらも多いってわけ、
  今も人間たちは、あの自動販売機を使って切符を買ってるはずだぜ」
 「お札、というか紙幣が無いのはなんでなんだ?」
 デェビルが俺の質問を聞き、目を見開き首を横に振る、
 「んなもんは知らね~よ、
  そもそも、お札って概念自体の方がおかしいんじゃね~のか、
  なんで、あんな紙っきれがいろんなもんの代わりになるんだよ、
  お前の財布に入ってるその硬貨だって、結構な鉱石使ってるんだぜ、
  集めて鋳造しなおせば、いっぱしの武具の材料ぐらいにはならあな」
 う、そうなのか・・・
 まぁ、確かにお札がいろんな物の代わりになるのは俺達の世界独自の考え方かもしれないな・・・
 そんなことを考えつつ、窓の外を再び見る、雪原が途切れ、代わりに砂浜と大きな・・・海だろうか、黒い大きな水たまりが横たわってみるのが見える、
 「あれは、海か?」
 「ドーイングの海、為すべき事の海、そう呼ばれているな」
 ドーイングの海、為すべきことね・・・
 潮騒と蹄の音を聞きつつ、海が途切れ始め、また雪原に入っていく窓の外の景色を眺め続けた・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ゲート前、ゲート前でございます、お忘れ物ないようにご注意くださ~い」
 駅を出てから2時間弱、見慣れね黒い雪景色を眺めているだけで時間はあっという間に過ぎて行き、
 窓の外、車両の前の方に駅が見えるようになっていく、
 線路の先にあったのは、赤いレンガで作られた円筒状の建物と、三角の緑色の屋根が乗った駅のホームが一体となった建物、
 奥の方にある赤いレンガで作られた円筒状の建物の上には、円錐状の緑の屋根が乗っており、3階建てなのか、縦に3つ、小さな四角い窓が見えている、
 ここからは見えないだけで奥の方にも窓があるんじゃないだろうか、
 そして、駅のホームの方は、三角の緑色の屋根の下、濃い色の灰色の四角い石、あれ、アスファルトじゃねぇかな、で高くなった場所に、
 プラスチックで丸く作られた座る場所に金属の円柱の足が四方に付いたイスが中央に横並びに2つずつ、奥に向かっていくつも並んでおり、
 奥の方、赤いレンガの建物の手前の方左側には、駅のホームと左の方の地面を繋げるように下の方に向くゆったり目の斜めの坂が付いていて、
 坂の向こう、駅のホームの屋根とつながった屋根の下に、上下の開いた大きめの金属の箱があり、その箱の中に犬顔の駅員が見える、服装は黒い雪でよく見えないが、おそらく黒いつばと金の印章が付いた帽子に藍色のスーツ、白いシャツ、黒い革靴に黒いネクタイなんだろう、
 と、車両が駅のホームの右側に入っていき、
 この車両の後ろの方の壁の中央のドアから、足早にクラゲ顔の駅員が出てきて左の方のドアの施錠を外していき、車両の前の方の壁中央のドアを左に開けてドアの向こうに消えて行き、しばらくたつと、
 「ドアを開け終わりました~、足元に気を付けてお降りくださ~い」
 車両中に声が響き渡った、
 よし!!降りるか!!
 左手に荷物のひもを持ち、イスから立ち上がりつつ左の方の肩に荷物をかける、
 と同時に、同じ車両の別の客たちも立ち上がり、手近な左側の壁のドアの方に向かって歩き出す、
 俺は・・・前のイスの後ろの方のドアから降りるか、
 立ち上がった後、前の方のイスのさらに後ろ、左側にあるドアまで歩き、
 ドアノブを持って左の方にスライドさせて開ける、
 わかっちゃいたが、外は黒い大吹雪、おお寒い、こんなんでゲートの近くまで行けんのかな、ま、まずは不安になる前に駅のホームから出るのが先か
 左奥の方、駅の改札口であろう方まで歩きだす、
 ガチャガチャガチャ
 ん、駅の先頭車両で駅員が何かしてる、
 見ると、駅のホームの上でオットセイ顔の駅員が先頭車両と黒い馬をつなぐ鎖を外していて、
 そして、鎖を外すと、急いで先頭車両の奥の方からホームを降り、ホームの反対側の先頭車両の奥の方に向かって行った、
 少しすると、先頭車両の奥の鎖も外れ、黒い馬をつないでいた鎖が完全に外れた、
 と思ったら、黒い馬は車両と駅のホームを避けるようにホームの反対側、車両の奥の方を車両の反対側まで歩いていき、
 そのまま一番後ろの先の方まで歩いて行った、
 何してるんだ?
 疑問に思い、しばらく見ていると、
 ガチャガチャガチャ
 という音が響き、
 オットセイ顔の駅員が一番後ろの車両の向こう側から両手に黒馬と繋がった鎖を持って現れ、
 両手に持った鎖を一番後ろの車両に引っ付け始めた、
 なるほど、こうやって前の駅まで戻れるようにするわけか、
 お!!そうだ!!
 右手で左の内ポケットに突っ込み、デッキケースを取り出す、
 真っ黒な直方体の物体の中央に黒い宝玉のような物を埋め込み、その黒い宝玉の周りを白縁で覆い、
 外縁も白縁で覆い、側部にスイッチを付けたような物だ、
 で、このデッキケースを黒馬に向けて、デッキケースのスイッチを複数回、押す!!
 すると、デッキケースからスーと音を立ててカードが出てきた!!
 さて、どんなカードが出てきたかな!!
 
名前:黒馬 漢志ギヤ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3800
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このモンスターを召喚したターンである時
        自分のモンスターゾーンにこのモンスター以外のモンスターが
        存在している時
        自分のモンスターゾーンに存在している、
        このモンスター以外のモンスターの数以上の
        自分の山札が存在している時
効果:自分のモンスターゾーンに存在している、
   このモンスター以外のモンスターの数分、
   山札からカードを引いて手札にする
カテゴリ1:馬 カテゴリ2:大黒馬
テキスト:その馬は黒い機関車のようにただひたすらに走った!!
 
 ふ~むなるほど・・・
 出てきたカードを左手に取り、そのまま左手でデッキケースのふたを開けてデッキケースの中に今出て来たカードを放り込み、デッキケースを左の内ポケットに戻す
 「カードをとるのは終わったか?
  さ、行こうぜ!!」
 右肩の方から聞こえたデェビルの声に従い、駅のホームの改札口まで歩いていく、
 歩いている間に左手で右の内ポケットから切符を取り出し、
 え・・・無い!?
 ・・・いや、あった!!
 ポケットの奥の方に入ってた!!一瞬ひやりとしたぜ!!
 そのまま駅の改札口まで歩くと、他のお客と同様、犬顔の駅員に左手の切符を見せ、渡す、
 「は~い、いってらっしゃい」
 切符を受け取る犬顔の駅員のやる気のない声が響く、
 いつもこんな感じなんだろうか、この駅員は、
 「さ、ここから右の方にしばらく歩いた先にゲートがあるぜ!!」
 デェビルの言葉を聞き、少し不安になり猛吹雪の周りを見回す、
 「遭難したりしないだろうな?」
 「多分大丈夫だろ、いざって時はデッキケースもあるしな!!」
 まぁ、そうなんだが・・・
 デェビルの返事に一抹の不安を覚えるも、他の客と同様、右の方に歩き出す、
 ・・・この客たちと一緒なら遭難はすまい、多分、
 一抹の不安を覚えつつ歩いていくと、わりにすぐそれは見えてきた、
 いや、黒い猛吹雪のせいで見えなかっただけで、すぐ近くにあったんだろう、
 それは左右を黒い雪山に挟まれた大きな金属の輪っかだった、
 大きな輪っかの内部、輪っかと輪っかの間のような所に青い電撃を帯びた機械の様な石のような物も見え隠れし、下の方に黒い雪に覆われた鉱石のような土台も見え隠れしている、
 が、それよりも目を引いたのは輪っかの中、輪っかの向こう側、
 見えるのは真っ白い雪の世界、ただそれだけ、
 ただそれだけで輪っかの向こう側が俺のいる世界なのだと実感できる、南極なんて、行ったことないのにな、
 さらに歩いてゲートに近づくと、ゲートの全容が見えてきた、
 ゲートのそば右側には四角い見張り小屋があり、小屋の前には全身に黒い鎧を着て、右手に大き目の銃に槍の穂先を付けた銃槍を、
 左手には大型の四角い黒い盾を持つ黒い毛皮のリス顔の兵士がいる、
 と、そこに駅で見かけたリス顔の女性が近づき、左手のバスケットから白い布で包まれた何かを取り出し、
 その荷物を兵士が左手で盾を持ったまま受け取る、と、そこに犬顔で全身に黒い鎧を来た兵士が四角い見張り小屋の中から現れた、
 犬顔の兵士もリス顔の兵士と同じく、右手に銃槍を、左手に大型の四角い黒い盾を持っており、
 リス顔の兵士が犬顔の兵士に2、3頭を下げると、くるりと右の方を向いて右の方に走り出し、途中でリス顔の女性の方に顔を向けて右手を振ったりしつつ、右の方に消えていく、
 そして、リス顔の兵士が消えた後、リス顔の兵士を見送っていたリス顔の女性は、こっちの方を向いて駅の方へと歩いて戻ってきた、
 で、ゲートの左側には犬顔の兵士とは別の兵士がたたずんでおり、
 その兵士は全身に黒い鎧を着ているほかに黒い毛皮を持つ牛のようなの顔をしていて、
 リス顔や犬顔の兵士と同じく、右手に大きな銃槍を、左手に大型の四角い黒い盾を持っている、
 ん?俺と同じように歩いて来た客、その客たちもゲート前にいるのだが・・・
 なぜか一様にゲート前でたたずんでいるだけだ、何してるんだ?
 「どうした?ゲート前の方を見て?
  ああ、あの車両に乗ってた客たちか?」
 デェビルが俺の前まで飛ぶと、左の方から俺の方に振り向きつつ、右手を上げて右手の親指でゲートの方を指し示す、
 「あれは、軍部の関係者じゃなけりゃ、人間世界から物が輸入してくんのを待ってんだろ、
  ゲートの向こう側は許可ないと行けないからな、
  熱心だが許可をもらえない商売人はここで向こうの人間と商売の話をすんだよ」
 ゲートの向こう・・・っておい!!
 「許可ないと行けないのか!?戻れないのかよ!!」
 「お前は問題無いだろ、人間だし、
  人間なら無条件に向こうに行けるんだよ、色々検査は受ける羽目になるけどな、
  それは向こう側に行ったデストロイヤーも同じだ、心配無い、問題無い」
 そ、そうか、ったく、驚かせやがって・・・
 デェビルの返答を聞いて安堵してしまった、
 って、早とちりしていきなり焦っちまったのは俺の方か・・・
 「さて、調査してほしいのはこっちの方、
  お前から見て右の方、さらにその先、奥の方だ、今度は遭難しないようにしろよ、
  いざって時はゲートとゲート横の雪山を目印に戻ってくるんだ、いいな」
 デェビルが右の方を左手と左手人差し指で指し示した、
 これが終われば帰れるんだ!!
 デェビルに向かって首を大きく縦に振って肯定の意を示し、ゲートへの道を外れ、右の方に歩き出す!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「で、どこまで行けばいいんだ?」
 道を右に外れ、歩き続けてしばらくたつが、黒い雪以外は何も見えない、
 一体どこまで行けばいいのやら、デェビルは質問も聞かずに少し上に飛んで左右を見回している、
 ・・・何か、嫌な予感がする・・・
 「もしかして、デェビル、今から行くところ、よく知らないとか?」
 「え・・・?そ、ソンナコトナイヨー」
 デェビルが一時動きを止めて発した声は明らかに上ずっていた、
 ・・・こりゃ、今回はデェビルに頼れそうにないな、
 まぁ、いいさ、それでもどうにかして見せる!!
 って、ありゃ何だ?
 雪の向こう、そこにあったのは一つの基地だ、
 中央に幅広縦狭の円柱状の上に半球を乗せ、半球の前の方の左右に黒い球体を埋め込んだ建物があり
 その建物の円柱状の部分は、正面の方の壁が上下に分割、前方に転回して出入り口になっていて、
 建物から少し奥まったところに、左右に伸びるように少し雪に埋まったような円柱状の通路があり、
 通路の先には前方に入口と同じように幅広縦狭の円柱状の上に半球を乗せたような部屋が付いている、
 が、こちらの方には出入り口は付いていない、そのかわり、円柱状の部分に等間隔で横線が付いていた
 ・・・あ!!さっきリス顔の兵士が右の方に駆けて行ったのって、あの基地に戻るためか!!
 基地の出入り口には、さっきのゲート前と同じく、全身に黒い鎧を着て、右手に大き目の銃に槍の穂先を付けた銃槍、
 左手に大型の四角い黒い盾を持っている、丸みを帯びた逆三角の形をした黒く硬そうな外骨格の顔に、顔の左右に黒い複眼を、顔の上部左右に触角をもつ蟻顔の兵士と、
 蟻顔の兵士と同じ装備をしている、丸みを帯びた逆三角の形で黄色く硬そうな外骨格の顔に、顔の左右に茶色い複眼を、顔の上部左右に茶色い触角を顔の持つミツバチ顔の兵士がいて、
 ミツバチ顔の兵士の背中には申し訳程度に薄く茶色い羽が垣間見える、
 ううん、まずいな、見つかったら銃撃されるかもしれない、
 上空と地上から二面で撃たれたらいくらなんでもきつい・・・
 ・・・もしかして・・・
 「おい、デェビル、もしかして、仕事っていうのはあの基地の調査じゃないだろうな?」
 「いや、実はその通りだったりするんだな、これがまた・・・」
 デェビルが俺の右肩の方に降りてきて耳打ちしてきた、
 「ここだけの話、あの基地の事、おれ様あんまり知らないんだよ」
 「はぁ!?」
 デェビルの進言に思わず声を上げてしまった、
 いかんいかん、兵士たちに見つかるわけにはいかないんだが・・・
 幸い、基地入口の兵士たちに動きは無い、
 距離が遠いのと、着ているのが黒い服であることが幸いして向こうからは見つかりづらいのだろう、
 向こうも黒い鎧だが、あいにくと、基地の前にいるおかげで様子を見るだけなら目を凝らせば様子がわかる、
 次からは声を上げないようにしないと・・・
 俺の声に驚いて少し飛びのいていたデェビルが再び俺の右耳の方に近づいてきた、
 「いや、この基地、最近できた物らしくって、
  怪しいって以外何もわかってないんだよ」
 「怪しいってなんで?」
 「ここ、ゲートに近い場所じゃんか」
 「それがどうかしたか?」
 「海沿いにな、あんのよ、デカい基地が」
 海沿いにデカい基地!?
 だが、よく考えてみれば当然の話だ、
 ゲートは前の戦争の時、デストロイヤーの軍勢の拠点だったはず、
 当然、その近くに基地があってしかるべきだし、基地を作るなら大きな船が入れられる海沿いのほうが良いだろう
 電車・・・馬車越しに海があるのが見えたんだから、この近くに海があるの確実だ、
 ゲートのすぐそばになかったのは海がゲートより少し離れたところにあるせいなのだろう、
 だが、戦争時ならまだしも、最近・・・つまり、戦争が終わったのは7年くらい前で、
 7年前を最近とは言わないし、それなのに最近新しく作った基地ってことは・・・
 「な、怪しいだろ?」
 「確認だが、最近っていうのは戦争が終わった後なんだな?」
 「ああ、間違い無い、戦争が終わったのにゲート前に基地を新造、
  今は向こうに知られてないが、向こうに知られたら何言われるやら・・・」
 デェビルの言いたいことはわかる、また俺達の世界とこの世界の間に火種が撒かれる結果になるかもしれないもんな、
 だが・・・
 「デェビル、お前、あんまり知らないって言ってたが・・・
  もしかして、全く知らないの間違いじゃないのか?
  さっきから上の方を飛んで見回していたのは、基地の正確な場所がわからなかったからじゃないのか?」
 「おお、鋭いねぇ」
 デェビルは両のまぶたを閉じ、右の口角を上げて笑う、
 「その通り、おれ様もこの基地の大雑把な位置しか知らなかった、
  もちろん、内部の事なんぞまったくわからない」
 本当に大丈夫なのか・・・
 「とにかく、調査だよな、それなら・・・」
 右手で内ポケットからデッキケースを取り出し、基地の方に向け、複数回、デッキケースのスイッチを押す!!
 すると、デッキケースからスーと音を立て、カードが出てきた!!
 さて、どんなカードが出てきたかな?
 
名前:要塞ダ・ゴリガントの入口
種類:J ジェイル
コスト:2 パワー:-1400
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このジェイルが置かれている場所以外にいる
        相手のモンスターが1体を指定できた時
        次の戦闘がこのカードが置かれた場所で行われる時
効果:指定した相手のモンスターのパワーをこのターン、300下げる
カテゴリ1:ゴリガント カテゴリ2:入口
テキスト:異常なし!!見張りが点呼した!!
     見渡す限りの雪原を見張り続ける見張り達!!
 
 ううむ、複数回押してもこれだけとは・・・
 だが、基地の名前はわかったな、要塞ダ・ゴリガント、か、
 もうちょっと近くに行けば別のカードも出てくるかもしれないが、さすがに危険だな、
 よし!!別の方法を模索してみよう!!そのために、まずは基地周辺を調べてみるか・・・
 デッキケースから出てきたカードを左手に取って右手に持つデッキケースのふたを開けてデッキケースの中にカードを放りこみ、
 右手のデッキケースのふたを左手で閉めて、そのままデッキケースを左の内ポケットに戻し、右肩にいるデェビルの方を向く、
 「それじゃ、まずは周りを見回ってみるか」
 「おう!!んじゃ、頼んだぜ!!」
 基地の周りを回るように、まずは右の方に歩いていく、
 すると、基地を半周したころ、地面に小さい亀裂を見つけた、
 亀裂は人の入れる大きさではないがというほどの大きさだ、
 亀裂の前には木でできた四角い板を木でできた四角い細長い杭に張り付けて、杭の部分を地面に打ち付けた看板が置かれていて、
 亀裂の周りには亀裂を囲うように、トゲトゲの針金で出来た鉄条網とその鉄条網を巻きつけたいくつもの木の丸い杭が設置され、行く手を阻んでいた、
 亀裂の周りに等間隔に木の丸い杭が置かれ、杭の間を鉄条網が走っている、という感じだ
 おいおい、ずいぶん厳重だな、何々・・・
 近づいて看板の文字を読んでみる、
 「危険、近寄るな!!この先、立ち入り禁止!!
  か・・・」
 そりゃ、こんな亀裂があったら足をはまらせて危ないよなぁ・・・
 思わず亀裂の方を覗き込む、
 そういえば・・・
 突如、思い当たり基地の方を見る、黒い基地は左右に伸びる通路の奥に半球の屋根が乗った3つの建造物が見えるという感じで鎮座している、
 あの基地、裏口が無いな、そして、見ようによっては基地の奥が地下に続いている様にも見える、
 亀裂の下には広い空間があるようだし、地下にあの基地の裏口とか無いだろうか?
 あるとするなら、この下に広がる空間に行くための道があるはずだ、
 あったとしても兵士たちが見張っている可能性が高いが、
 いずれにしても、基地正面から行くよりかは基地侵入の可能性が高くなるだろう、
 こんな小さな亀裂に厳重に鉄条網なんて使ってるくらいだ、地下に出入り口がある可能性は考えられる、
 まさか、ここでピョンっと跳んだだけで跳んだ衝撃で亀裂が広がるわけじゃなし、
 おっと、この亀裂から無理やり下に行くっていう手もあるか、
 いや、無理だな、亀裂の下はかなりの高さがありそうだ、落ちたらただでは済まないだろう、ロープか何か持ってくればよかったぜ
 ピシッ!!
 え・・・?
 ピシッピシッピシッ!!
 辺りに甲高い氷の亀裂音が響き、辺り一帯の亀裂の端が崩落した!!
 当然のごとく近くにいた俺も巻き込まれる!!
 ちょ!!まさか!?ホントにさっき跳んだ衝撃でっ!?
 思わず下を見ると、下にはかなり遠いところに氷の地面が見える!!
 ええっ!!うわぁぁぁ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ええい!!背に腹は代えられん!!」
 鉄条網で傷つくのを覚悟で上から垂れ下がる木の杭を右手でつかむ!!
 幸い、鉄条網が巻かれた部分を握る羽目になるのは避けたが、
 亀裂の崩落と共に少しずつ下に下がっていく、
 どうやら、上に戻るのは無理そうだ、願わくば一気に落ちてつぶれる羽目にだけはならないように、
 ピシッ!!ガラガラガラ!!
 嘘だろ!!おい!!
 一気に亀裂の崩落が進む!!崩落に伴い、掴んだ木の杭も一気に落ちる!!
 う、うぉぉおおおおお!!
 ベチッ!!
 いったあああああぁぁぁ!!
 思い切り尻もちをついてしまった!!いや、痛いだけで済んだだけましか・・・
 で、ここはどこなんだ?下の方に落ちてきたんだよな?
 周りを見渡すと、そこは黒い氷壁に覆われた広い空間、
 そこかしこに氷柱が立っていて、その氷柱が天井を支えている、
 氷柱の周りにはつららと逆さつららも見える
 上の方を見上げてみると、広がった亀裂から黒い光が空間の中に差し込んできており、全ての氷壁が黒い光を反射して黒く光っていて、黒い氷壁に見えている
 とりあえず、地下に来たんだよな・・・
 上には・・・上がれそうにないな、鉄条網をロープがわりに使って、更に上に残った鉄条網の付いた杭の下の地面がまた崩落しなければまた別だが、そういうわけにはいかないだろう、
 いや、これは考えようによってはチャンスかもしれない、
 とにかく、出口を見つけるのと裏口があるかどうかを確かめるのを兼ねて、ダ・ゴリガントの方に行ってみるか、
 後ろの方、ダ・ゴリガントの方を向き歩き出すが、すぐに氷壁にぶつかった、
 ううん、そう簡単にはうまくいかないか・・・
 仕方ない、この氷壁を元の方向に戻るように左の方に行ってみるか、いざって時は黒い光を目印に元の場所に戻って、デッキケースから何か召喚すればいいだけだしな・・・
 ん?
 氷壁に沿って歩いていると、妙な場所を見つけた、
 氷壁の一部分、そこだけ取ってつけた様に少しだけ色が濃い?
 暗がりならわからなかったただろう、今の黒い光がある中だってかなりわかりづらい、
 ・・・まさか!?
 急いで左の内ポケットから右手でデッキケースを取り出し、色の濃い部分に向けてデッキケースのスイッチを複数回押す!!
 スーと音を立て、デッキケースからカードが出てきた!!
 
名前:要塞ダ・ゴリガントの裏口
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手の山札が1枚以上存在している時
        次の戦闘に自分のモンスターと相手のモンスターが存在している時
効果:自分はカードの種類を
   モンスター・リサイクル・スマッシュ・イクイップ・ハンド、
   の内一つを宣言する
   相手は山札の1番上のカードをめくって公開する、
   相手が公開したカードが自分が宣言したカードの種類と
   同じ種類のカードだった時、
   次の戦闘のみスキップする
   その後、次の戦闘のみスキップする、しないに関わらず、
   相手は公開したカードを裏にして山札に戻し、山札をシャッフルする
カテゴリ1:ダ・ゴリガント カテゴリ2:裏口
テキスト:そこはキーをかざした者のみ開く秘密の扉
 
 やっぱり!!ここが裏口だ!!
 だが、キーをかざした者のみって、キーなんてどこにもないぞ!?
 つまり、俺じゃここを開けられないってことか・・・
 他に、何か手は・・・
 って、考える前にカードを仕舞っておこう、
 右手に持つデッキケースから出てきたカードを左手に持ち、カードを持った左手で右手に持ったデッキケースのふたを開け、
 左手に持ったカードをデッキケースに放り込んでデッキケースのふたを閉め、右手に持ったデッキケースを左内ポケットに戻す、
 ガガガガガガ・・・!!!
 いきなり周りの氷壁を削り、目の前の氷壁が左に開き始めた!!
 もしかして、誰か出てきたのか!?
 急いで周りを見回し、後方、右の方にあった氷柱の陰に隠れる!!
 ふう、危ない・・・ったく、誰だよ、いきなり出てきたのは!?
 開いた氷壁の方を見てみると、そこにいたのは人型の紫の全身鎧、
 大人よりも頭一つ分抜けた高い身長、紫の装甲には小さい黄色い斑点が浮かび、腰の左右に付いた逆三角のプレート、肘、膝、それぞれの外側に流線型の刃のような装飾が付き、
 背中からは両側それぞれが1枚のプレートで構成された翼のような物を持ち、
 目に相当する部分には頭頂部と頭の左右から、それぞれの盛り上がりが前方でつながった、一つ尖った装飾があるのみ、
 あれ?どっかで見たな、あの鎧・・・
 そうだ!!確か図書館の奥の工場で作ってた鎧だ!!
 こんなとこに配備されてたのか!!
 ガション、ガション、
 紫の鎧は足音を立てて二歩程前進すると、少しの間顔を右左と左右に回して周りを見ると、回れ右していきなり開いた氷壁の元に戻っていこうとする、
 って、なんでいきなり戻ろうとするんだよ!!
 明らかにおかしい部分があるだろうが!?
 いや、ちょっと待てよ、あの紫の鎧を利用すれば、もしかして基地の中に入れる?
 だが、この位置からだと、紫の鎧が氷壁の中に入って氷壁がいきなり閉まったら、俺が入るのに間に合わなくなる
 ・・・もしかして、崩落した部分に向かわないのは聴力に反してあまり視力はよくないせい?
 それとも、崩落しただけじゃ異常じゃないってか?それなら!!
 俺は急いで辺りを見回すと右側の少し離れたところに崩落した時に飛んできたであろう氷のかけらを発見、
 右の方に飛びだしつつ氷のかけらを右手に取ると、そのまま崩落した部分に向かって放り投げ、急いで氷柱の陰に再び身をひそめた!!
 ヒューン、カーン・・・カラカラカラ・・・
 紫の鎧は氷のかけらが落ちた方にもう一度回れ右して向き、氷のかけらが落ちた方、
 つまり、天井が崩落して俺が落ちた場所にある、氷のかけらのある方まで一直線に向かって歩いて行く、
 ガション、ガション、ガション、ガション・・・
 紫の鎧が歩いていくその間にも、空いた氷壁は閉まっていった、
 いや、もしかして、門の前に監視カメラとかがあって、その監視カメラに俺が写ったから出てきたのか?
 そんなはずないか、それならば真っ先に俺の方に向かってくるはずだ、
 俺が落ちた場所に到達した紫の鎧は、顔を左右に見回して周りを見て、腰をかがめて氷のかけらを右手に取り見、
 そのまま異常無しと判断したのか、氷のかけらをそっと床に戻した
 やはり、俺を探している、というよりかは、俺が投げて音を立てた氷のかけらを調べに来たといった感じだ
 おそらく、亀裂が崩落した時に盛大に音を立てたから、様子を見に来たんじゃないだろうか、
 で、一目見て異常なしと判断、とっとと元の方向に戻ろうとしたと・・・
 「おい!!立ててあった看板と杭が無くなってんぞ!!」
 「本当だ、まったく、無理やり立てるから・・・」
 いきなり上の方から声が聞こえた!!
 知らない声だ、だが、看板を立てたというならこの近隣の奴、おそらく、基地の兵士ではないだろうか?
 「亀裂が見つかったからって大げさすぎんだよな、基地の統括者は、
  どうにかして立ち入り禁止にしろってヒステリックに言いやがってよ、
  こんなとこに杭やら看板やらを打ち込んだらどうなるかわからんかったんかね」
 「本当だよな、いつ崩落するかわかったもんじゃなかったつーに、
  とうとう崩落しやがったか、
  下に誰かいるか?」
 いつ崩落するかわからんかったんならもっと広い範囲を立ち入り禁止にするべきだと思うが、まぁ、そんなことは今はどうでもいいか
 と、いきなり紫の鎧が回れ右して出てきたところに戻って行く!!
 と同時に、崩落した上の天井から黒い鎧がちょろっと見える、
 「いや、まだ見てねーよ、
  お~い!!誰かいるか~」
 黒い鎧の奴が崩落した天井の上から下の方を見る、黒い複眼が顔の左右に付いた蟻顔の兵士だ、多分、基地の入り口にいた奴だろう、
 おそらく、向こうの方も崩落した音を聞きつけて急いで駆け付けたといったところだろう
 いや、それよりも・・・
 紫の鎧は出てきたところに向かって行くと、氷壁に向かって左手を開いてかざす!!
 すると、閉まっていた氷壁が左に開き始めた!!
 今だ!!ここしかない!!
 足音を立てず、蟻顔の兵士と紫の鎧に気付かれないよう気をつけつつ、紫の鎧の背部まで少しづつ忍び足で近づき、
 紫の鎧が開いた氷壁の内部に向かって歩き出し、氷壁の内部に入った次の瞬間、
 紫の鎧が前進していく中で氷壁の内部に急いで入り込む!!
 災い転じて福となす!!
 このまま、紫の鎧の後ろから着いていけば、どうにかなる、かな?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「これは・・・」
 思わず死ぬほど小声でつぶやいた、基地の中が、前に見た別の基地とは全く違ったものだったためだ、
 周りの通路の壁と天井を覆うは薄黄色の隙間の無い綺麗な石材で、床は薄緑色の隙間の無い、こちらも綺麗な石材でできており、壁床天井共に清潔な感じがしていて、
 さらに、上の天井の方は一定間隔で蛍光灯が天井に張り付いていてあたりを照らしている、
 そんな感じの通路が先の方まで続いているのだ、
 その通路を紫の鎧は歩いて進む、
 ガション、ガション、ガション、ガション
 そんな紫の鎧について俺も忍び足で進む、
 そろーり、そろーり、そろーーーり、
 なんていうか、前に見た基地とは違いすぎるというか、まぁ、前に見た基地が不気味すぎただけだろうが、
 こっちの基地は俺達の世界に近いだけあって機械化が進んでるんだろうか、
 そういえば、兵士たちが銃を持ってたな、人間たちが侵入してきた時のための装備だろうが、
 その装備も、どことなく俺達の世界のものを取り入れた感じがするぜ、
 ん?先の方に新しい、別の扉が見えてきたな!!
 その扉は上の両端の方が斜めになった縦に長い長方形の形をした薄緑色の扉だった、
 見たところ、ドアノブの様な物も鍵の様な物も付いていない、
 付いているのは、扉の上の方と下の方それぞれ全体に広がった、斜め右上端だけ斜めになった端がまっすぐな四角形のくぼみ、それだけだ、
 と、紫の鎧は、扉の前まで来ると、またも左手を開いて扉の前にかざす、
 すると、今度もまた、扉が左の方にスライドして開いた!!
 さらに、紫の鎧が左手を下げ前進、扉の中に入って行く、
 ・・・あの左手、もしかして、ここの鍵になってるのか?
 疑問を抱きつつも足を動かし、紫の鎧に続いて扉の向こうに入る、
 な、なんだこれ!!
 部屋の天井はこれまでの通路と同じ、床は少しずつ上の方に坂になっている、
 だが、違うのは左右の壁、いや、壁ではない、牢屋だ!!
 左右に縦に付いた無数の円柱状の鉄の棒、鉄の棒中心に横方向に入った鉄の板、
 牢屋の床は坂によってつながれた段々になっていて、一段ごとに違う牢屋になっており、
 それぞれの牢屋の鉄格子の手前の側の端には、鉄の板で牢をくりぬいたように四角に区切られた場所があり、
 その場所には、中央手前側に鉄の板がついていて、鉄の板の奥の方には黄色い四角い機械が付いており、その機械の上部中央に付いた四角いパネルが、パネル全体から緑の光を放っている、
 しかし、問題は、左右の壁が牢屋になっていることではなく、牢屋の中に無数の人がいることだ!!
 一瞬、不法入国、いや、不法入界か、の犯罪者かとも思ったが、違う、
 不法入界の奴にしては数が多く、老若男女が入り混じって存在しているし、
 そもそも、ここは南極の向こう側だ、不法入界したくてもそんな簡単に来れる場所ではないだろう、
 じゃあ、この人たちは一体・・・
 「おい、君・・・」
 いきなり左側の牢屋から茶色い髪に茶色い髭をぼうぼうに生やしたおっさんが話しかけてきた!!
 着ている服は、上下共に必要最低限の薄茶色いボロイ服だ、
 囚人と言うよりももっと扱いが悪い感じがする、本当に何のためにここの人達はいるんだ?
 ガション、ガション・・・
 いきなり紫の鎧の足音が止まった、
 っつ、まずい!!おっさんが話しかけてきたせいで気付かれたか!?
 紫の鎧は素早く声がを発したおっさんの方を向き、その次の瞬間には俺の方を向いていた!!
 ・・・完全に気づかれたな・・・
 紫の鎧は俺の方を見た次の瞬間には、右手を開いて俺に掴みかかってきた!!
 っつ!!速えぇ!!
 すぐに右の方に跳んで避けるも紫の鎧はすぐに俺の方を向き、今度は両手で掴みかかってくる!!
 速いが、読みやすい!!
 後の方に跳ぶと紫の鎧は掴みを空振り、俺の方を見据えてきた!!
 よし、このまま避け続けて・・・避け続けて・・・どうすればいいんだ?
 あの左手を扉にかざさせて扉を開かせるとか?
 だが、あの巨体とあのスピードじゃ、扉が開いたとしても開いた扉に飛びこめるかどうかわからん、
 第一、ここの人たちをほっぽって置くわけにも・・・
 と、紫の鎧は背中の羽を広げて宙に飛んだ!!
 おい!!そんなのありかよ!!
 紫の鎧は右手を広げて前に出し、空を飛びながら俺の方に突進をかけてきた!!
 さっきよりも速えぇ!!
 あわてて左の方に跳び、事なきを得るが、紫の鎧は再び上に飛び、天井近くから俺の方を見据えてきている!!
 くそっ!!どうすれば!?ええい!!一か八かだ!!
 とっさに右手で左の内ポケットからデッキケースを取り出し、左手の荷物を床に置き、紫の鎧に突きつけ叫ぶ!!
 「2T1S5Tルールでカードバトルだ!!」
 前にカードバトルでこのデッキケースについたウィルスを門の機械に感染させて門を開いたことがあるからな!!今回もそれで行けるかもしれない!!
 仮にウィルスに感染しなくても、デッキケースで何か召喚すればどうにかなるだろ!!
 すると、紫の鎧の胸部中央が一瞬光り、胸部中央から何かがせり出してきた!!
 出てきたの紫の長方体!!長方体にはところどころに小さい黄色い斑点が浮かんでいる!!
 さらに、長方体が出てくると同時に俺と紫の鎧の周りにオーロラのような壁が出現し、
 俺と紫の鎧の前に大きな闇の塊のような闇の板が出現する!!
 紫の鎧からせり出した、紫の長方体、おそらく、デッキケースだろう、は、ひとりでに紫の鎧の前の闇の板、俺から見た右側に移動、
 紫の長方体からデッキが外れ、デッキはひとりでにシャッフルされて山札になり、山札の上から5枚が闇の板の一番奥、紫の鎧の手前で立って状態で置かれ、
 紫の長方体は反転して山札の俺から見た右側に置かれた!!
 あの紫の鎧の手前のカード、あれが手札と見て間違いなさそうだな!!
 よし、こっちも準備するか!!
 右手に持つデッキケースを俺の前の闇の板の左側に置くと、
 デッキケースからデッキがひとりでに外れてデッキケースの方は反転しつつデッキの左側に移動し、
 デッキの方はデッキケースが移動した後、自動的ににシャッフルされて山札になった!!
 そして、山札の上からカードを1枚1枚引いてチラリと見つつ右手で引うて左手に移していき、
 計5枚手札を揃える!!
 さて、俺と牢屋の人達の命運をかけた2T1S5Tルールでのカードバトルの開始だぜ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 まずはカードの置かれていないそれぞれの闇の板右側のチャージゾーンに向かって宣言!!
 「リチャージ!!」
 ん?向こう宣言無しか、まあいい、先に進むぜ!!
 続けて、それぞれ山札から1枚カードを引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 ・・・一応、紫の鎧の方も右手で山札から1枚カードを引いて左手の手札に加えたが宣言はまたも無し、別にいいが・・・
 さて、今引いたカードは何だ?
 引いたカードは・・・針踵の戦士 ハリオトシ!!
 左手の手札に加えつつ今の手札を見る、
 今の手札は、さっき引いた針踵の戦士 ハリオトシに加え、
 暗き左腕の戦士 レフトディム、豪肘の戦士 エルボーバッシュ、
 デモンウォーリアーズ グラップエナジー、黒き鱗の盾、闇夜にすさぶ破壊の風、
 この6枚だ!!
 よし!!この手札なら、コストの見せ合いで2番、3番にモンスターを召喚して一気に攻めるのがいいな!!
 左手の手札から右手で針踵の戦士 ハリオトシのカードを引いて闇の板中央少し奥の1番に裏側で置き、
 続けて、残った左手の手札を1枚1枚、右手でチャージゾーンに裏側表示で置いていき、
 残った全ての手札をチャージゾーンに裏側で置き、宣言する!!
 「セット!!」
 宣言した後、紫の鎧の前の闇の板を見る、
 すると、紫の鎧が右手で左手の手札から1枚のカードを引いて1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から、右手で1枚1枚チャージゾーンに裏側でカードを全て置いた!!
 どうやら、向こうも準備完了したようだ!!
 右手で1番に置いたカードを持つと、
 紫の鎧の方も右手で自身で1番に置いたカードを持ち、
 右手に持ったカードを宣言しつつ表にすると、
 紫の鎧の方も右手に持ったカードを表にしてきた!!
 「オープン!!」
 「来い!!針踵の戦士 ハリオトシ!!」
 
名前:針踵の戦士 ハリオトシ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っていた時
        このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:このターン、次の戦闘に参加する相手のモンスターは
   効果を発動できなくなる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:かち割る!!
テキスト:踵落としを決める正統派格闘脚士!!

名前:黒緑筋種 黒緑象
種類:DM デストロイヤー
コスト:3 パワー:2400
発動前効果 象足圧殺
       発動条件:相殺効果を持たないカテゴリ:黒緑原を持つ
            自分のスマッシュカードの効果が相殺された時
            次の戦闘にこのデストロイヤーと
            パワー2500以下のモンスターが参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        相手と自分のモンスターゾーン全てに
        何のカードも装備・設置されていなかった時かつ、
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターの
        カードに書かれたパワーが
        このデストロイヤーのカードに書かれたパワーを上回っていた時
        もしくは
        相手のモンスターゾーンにいる、
        このモンスターのカードに書かれたパワーを下回っている、
        カードに書かれたパワーを持つ、
        コスト3以下のモンスター1体を指定できた時
効果:相手のモンスターを指定した時は
   指定した相手のモンスターを相手の手札に戻す
   相手のモンスターを指定していない時は
   このモンスターのパワーを次の戦闘が行われるまで300上げる
カテゴリ1:黒緑筋種 カテゴリ2:黒緑原
テキスト:歩き回る象は、寒さが来たることを予感した
 
 俺の前に黒い戦士が現れる!!
 一糸まとわぬ黒い筋骨隆々の肉体と口から上下に伸びる牙を持ち、
 その踵からは赤い針が伸びている!!
 紫の鎧の前に黒い象が現れた!!
 廊下全体を覆うような大きな体、長い鼻に大きな耳、その目は黒く光っており、
 太い4つの足を持ち、
 その鼻先には黒い爪のような物が付いている!!
 あっちはコスト3のデストロイヤー、こっちもコスト3のモンスター!!
 即座に前にチャージゾーンから3枚のカードを出す!!
 すると、紫の鎧の方も前に3枚のカードを出してきた!!
 そして、前に出したカードの1枚を右手で持つと、
 紫の鎧の方も自身で前に出したカードを右手で持った!!
 さらに右手に持ったカードを表にしていくと、
 紫の鎧の方も右手に持ったカードを表にしていく!!
 よし!!コストの見せ合いはあのカードでいいんだな!!
 俺と紫の鎧はそうやって、前に出したカードを右手で順次表にしていく!!
 まずは、俺が前に出したカードから!!
 
名前:暗き左腕の戦士 レフトディム
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:500
効果の発動タイミング:無し 効果の発動条件:無し 効果:無し
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:見えねぇっ!!
テキスト:左腕に闇を集める戦士
     闇を集めるだけだ!!

名前:豪肘の戦士 エルボーバッシュ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが0以下の時
効果:自分のモンスターゾーンにこのモンスター以外の
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つモンスターがいた場合、
   次の戦闘に参加する相手モンスターをトラッシュに送る、
   そうでない場合、次の戦闘に参加する相手モンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:ぶっとばせ!!
テキスト:肘を突出し、相手にぶち当てる戦士!!
     仲間がいれば、ぶち当てた相手に追加攻撃を加える!!

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘をおこなう相手モンスターがコスト1の時
効果:この効果を発動後、戦闘前終了時、
   戦闘をスキップして戦闘後に移行する
   相手のモンスターのパワーが0以下の時は相手モンスターを相手の手札に戻す
   相手のモンスターのパワーが3000以上の時は
   効果の発動後、このカードをトラッシュに送る
カテゴリ1:スケール カテゴリ2:シールド
テキスト:黒き鱗の盾が相手の攻撃を止めた!!
     そして、相手のモンスターをそのまま押し込んでいく!!
 
 続けて、紫の鎧が表にしたカード!!
 
名前:黒緑甲種 黒緑百足
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        相手と自分のモンスターゾーンにいずれかに設置されている、
        コスト0のジェイルカード1枚指定できた時
効果:指定したジェイルカードを持ち主のトラッシュに送る
カテゴリ1:黒緑甲種 カテゴリ2:黒緑原
テキスト:そのムカデはいそいそと地中に向かって潜り始めた

名前:黒緑原力突進!!
種類:S スマッシュ コスト:2
効果の発動タイミング:
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:黒緑原を持つモンスターが参加する時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        相手のモンスターゾーンにいる、
        コスト3以下、パワー2000以下のモンスター1体を指定できた時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを800下げる
   指定した相手のモンスターを相手の手札に戻す
   相手、もしくは、自分のモンスターゾーンに
   コスト2以下のジェイルカードが存在している時、
   1枚を指定して持ち主の手札に戻すか指定することができる
カテゴリ1:黒緑原 カテゴリ2:どどどどどどど~!!
テキスト:寒さを吹き飛ばすため、さらなる勢いで突進していく!!

名前:黒緑原突進
種類:R リサイクル コスト:3
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:黒緑原を持つモンスターが参加する時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        相手のモンスターゾーンにいる、
        コスト3以下、パワー2500以下のモンスター1体を指定できた時
        相手と自分のモンスターゾーン全てに
        何のカードも装備・設置されていなかった時
効果:次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを1500上げる
   指定した相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:黒緑原 カテゴリ2:どどどどど~!!
テキスト:黒緑原に住むものが一気にタックルを仕掛けていく!!
     寒さを吹き飛ばすように!!
 
 こっちが発動できるカードは2枚!!
 向こうはデストロイヤーの召喚なので発動できるカードは無し!!
 すかさず前に出したカードの1枚を右手に持って2番に移動させつつ宣言する!!
 「コストの見せ合いで俺が2枚発動出来る!!
  よって!!俺は暗き左腕の戦士 レフトディムを2番に召喚する!!」
 
名前:暗き左腕の戦士 レフトディム
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:500
効果の発動タイミング:無し 効果の発動条件:無し 効果:無し
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:見えねぇっ!!
テキスト:左腕に闇を集める戦士
     闇を集めるだけだ!!
 
 俺の前、針踵の戦士 ハリオトシの左側に左手に黒い刃のような爪を持つ黒い戦士が現れた!!
 左手に付けた指の1本1本には指に沿うように歪んで作られた爪を付けており、
 筋骨隆々の体に赤い瞳、禿げあがった頭に茶色い皮で包まれた下半身を持っている!!
 
紫の鎧
モンスターゾーン  
黒緑筋種 黒緑象 M コスト:3 パワー:2400
チャージゾーン
表:0枚 裏:2枚

双我
モンスターゾーン
針踵の戦士 ハリオトシ M コスト:3 パワー:2500
暗き左腕の戦士 レフトディム M コスト:0 パワー:500
チャージゾーン
表:2枚 裏:2枚
 
 この状況、暗き左腕の戦士 レフトディムを守り切れば俺の勝ちだが、
 そう簡単にはいかせてくれそうにないみたいだ!!
 紫の鎧が右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言してきた!!
 
名前:黒緑原力走原
種類:S スマッシュ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のチャージゾ-ンにある裏側表示の
        カテゴリ:黒緑原を持つジェイルカード1つを指定できた時
        指定したカードは表にして相手に確認させすぐ裏に返す、
        この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
        次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        コスト3以下のモンスターだった時
効果:指定したジェイルカードのコストを、このターン1減らす、
   この効果で0以下のコストにはできない
   相手、もしくは、自分のモンスターゾーンに
   コスト0のジェイルカードが存在している時、
   1枚を指定して持ち主の手札に戻すか指定することができる
   次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを300下げる
カテゴリ1:黒緑原 カテゴリ2:走り回る!!
テキスト:動物たちが草原をさらに走り回る!!
 
 これは、下手に相殺したほうがまずい!!
 黒緑筋種 黒緑象の発動前効果 象足圧殺が来る!!
 俺は、そのまま黒緑原力走原の発動を黙認する!!
 すると、紫の鎧が右手でチャージゾーンのカードを1枚表にして、2番の場所に置いた!!
 
名前:黒緑原走原
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘がこのジェイルが置かれた場所で行われる時
        このターン、カテゴリ:黒緑原を持つ、
        スマッシュカードが発動していた時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        相手のモンスターゾーンにいる、
        コスト1、パワー800以下のモンスター1体を指定できた時
        相手と自分のモンスターゾーン全てに
        このカードを除いて何のカードも装備・設置されていなかった時
効果:指定した相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:黒緑原 カテゴリ2:走る!!
テキスト:草原を動物たちが早くに走り回る
 
 辺りに黒と緑の混じった原っぱが現れる!!
 さぁ、次は、黒緑筋種 黒緑象の効果だろ!!
 針踵の戦士 ハリオトシを手札に戻させるつもりだろうが・・・
 と、紫の鎧が右手と右手の人差し指を黒緑筋種 黒緑象の方に向け、
 続けて、針踵の戦士 ハリオトシの方にが右手と右手の人差し指を向けた!!
 やっぱり来たな!!これ以上、好き勝手させるかよ!!このカードで相殺だ!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バイスエナジーの効果を発動!!
  黒緑原走原の効果を相殺する!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで200上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを400上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:打て!!打て!!打て!!
     撃ちこみ続け、破壊の力を増幅する!!
 
 よし!!これで1番戦闘は乗り切れるぜ!!
 と、紫の鎧が、突如、1度右手を下げ、そのまま右手を前に振り上げた!!
 
黒緑筋種 黒緑象 DM コスト:3
パワー:2400

VS

針踵の戦士 ハリオトシ M コスト:3
パワー:2500-300 パワー合計:2200
 
 ハリオトシが上に跳び、右足の踵落としを黒緑象に喰らわせようとする!!
 対する、黒緑象はその爪の付いた鼻を振りかざして、ハリオトシを撃ち落とした!!
 撃ち落とされたハリオトシは反転しつつ地上に着地、そのまま左足を振り上げ、右方向に回転し、回し踵蹴りを繰り出した!!
 すると、突如、黒緑象が突進をかけてくる!!
 ハリオトシはその突進に弾き飛ばされる!!
 だが、ハリオトシの背後からいきなり黒い風が吹いてきた!!
 ハリオトシはその黒い風に乗り、その両手を開いて前に出しつつ飛んで突進する!!
 向かってくるハリオトシに対し、黒緑象はその鼻を高くに振り上げ、そのままハリオトシに叩きつけた!!
 しかし、ハリオトシは右足を地上に叩き付けて迫り来る黒緑象の鼻をすんでで左に跳んで避け、続けてその両手で黒緑象の鼻を掴み、右手のみ鼻から離して左足を振り上げつつその右足のかかとを象の鼻に叩きつけた!!
 思わず後退する黒緑象!!
 続けて追撃するハリオトシ!!
 ハリオトシは鼻を踏みつつまたも上に跳ぶとそのまままたも右足を振り上げ黒緑象の頭部に踵落としを喰らわせた!!
 またものけぞり後ろにさがる黒緑象!!
 が、いきなり黒緑象の目つきが変わった!!目じりを吊り上げ怒っている!?
 そのまま蹴り終わり地上に着地したハリオトシに向かって突進をかける黒緑象!!
 対するハリオトシは左足を振り上げ黒緑象の右前足に向かって踵落としを振るう!!
 間合いを完璧にはかった一撃は黒緑象の右前足を貫いた!!だが、止まらない!?黒緑象の突進は止まらない!!
 黒緑象は踵落としをその右前足に喰らいつつもなおも突進を続ける!!
 間合いを完璧にはかった一撃を打ったハリオトシは即座に後ろに跳んで下がるが、ハリオトシが下がる速度より黒緑象の突進の方が速い!!
 ハリオトシは後ろに跳ぶ速度より黒緑象の突進の方が速いことに気付き、そのままくるりと右方向に後ろに回るが時すでに遅し、
 後ろに振り返った瞬間、後ろから黒緑象の突進を喰らい、俺の方へ飛んできた!!
 俺が避ける前にハリオトシは俺の右の方を通り過ぎていった!!
 ズゴン!!
 背後から大きな音が聞こえる中、右の方からおそるおそる後ろを見ると、ハリオトシがものの見事に後ろの扉横の壁に激突、爆発して闇に返った!!
 ハリオトシッ!!
 だが、このまま行けばこれで俺の勝ち!!
 しかし、紫の鎧は右手を黒緑原走原のカードの方に向かてきた!!
 そんなカードを発動させるわけにはいかない!!
 俺もここで引き下がるわけにはいかないんだよ!!
 右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ グラップエナジーの効果を発動!!
  黒緑原走原を相殺する!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで400上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを800上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:叩け!!叩け!!叩け!!
     唸る叫びが破壊の力を増幅させる!!
 
 俺のいきなりの宣言と相殺に、さすがに応えたのか、紫の鎧は後ろに少したじろいだ、気がする
 だが、これで今度こそ!!
 右手を開いて前に出しつつ宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!暗き左腕の戦士 レフトディム!!
  レフトダークグラップクロウ!!」
 
紫の鎧

攻撃

暗き左腕の戦士 レフトディム M コスト:0 パワー:500
 
 レフトディムが紫の鎧の方に向かって走り出す!!しかし、行く手に黒緑象が立ちはだかる!!
 すると、黒緑象も鼻を1度振り上げ、レフトディムに向かって走り出す!!
 黒緑象の走り込みに巻き込まれるレフトディム!!吹っ飛ばされるも、突進より勢いがなかったのか牢に叩きつけられることなく踏ん張った!!
 立ち止まり、レフトディムの方を目じりを上げた目で睨み付ける黒緑象!!
 対して、目じりを上げた真剣な目つきで黒緑象の様子を見て観察するレフトディム!!
 と、突如、お互いに一直線に走りだしていく両者!!
 黒緑象はただがむしゃらに、レフトディムは黒緑象の鼻の方を、見て一直線に!!
 接近していく両者、すると、レフトディムがいきなり右手を振り上げて上に跳び、その爪を黒緑象の鼻の上に突き立てた!!
 あの場所は、ハリカカトが踵落としを喰らわせた場所か!!
 傷のある場所をに爪を立てられのけぞる黒緑象!!
 レフトディムは爪を外して地上に着地しつつ、続けてその右手の爪を黒緑象の右前足に突き立てた!!
 今度もハリカカトが攻撃した場所!!
 またものけぞる黒緑象!!だが、このままでいる黒緑象じゃない!!
 さすがに黒緑象を怒ってさらに目じりを吊り上げレフトディムに向かって走る!!
 すると、レフトディムは両手を握って体の外側に持ってきて、口を大きく開け、吠えた!!
 レフトディムの足元から黒いオーラが吹き上がり、レフトディムは黒いオーラをその身にまとう!!
 さらに、レフトディムは両手を広げて上に跳び、天井に自らの爪を突き立て天井に張り付いた!!
 レフトディムはそのまま黒緑象の頭に向かって右足で頭をかするように勢いよく蹴りを繰り出す!!
 レフトディムの蹴りがかすった場所はまたもハリカカトが黒緑象に踵落としを決めた場所!!
 オーラで蹴りの威力が上がっていたのか、一瞬ひるみ後ろにさがる黒緑象!!
 だが、レフトディムにとってはそれで十分だった!!
 レフトディムはそのまま両足を前上の方に持ってきて天井に着け、右手を天井から外しつつ足を軸にして天井に立つようにした後、体を縮め、
 天井から真下にいる黒緑象の、さらに黒緑象がハリカカトから踵落としを喰らった場所に右手の爪を突き立て、
 さらに、爪を着き立てた状態で思い切り足を延ばした!!
 頭をえぐられたと思うほど深々と爪が突き刺さる黒緑象!!そのまま右の方に体が傾き、
 ズドォン!!
 大きな音と振動を出し、思い切り右の方に倒れた!!
 この状況を作ったレフトディムはそのまま天井から跳んで体を上下反転させつつ倒れた黒緑象の上に両足で降り立つと、
 そのまま黒緑象の奥にいた紫の鎧の方に走っていき、
 まずは右足を上げて蹴りつけ、続けて左足を上げて蹴りつけ、左手を握ってぶん殴った直後にその左手で鎧を握って引き寄せ、
 そのまま頭突きを敢行し、さらに左手を握って下から振り上げて紫の鎧の首元にアッパーを繰り出すと、
 最後に右手の爪を振り上げて、右手の爪を振りおろし、紫の鎧を切り裂いた!!
 
勝者:破壊 双我
決まり手:暗き左腕の戦士 レフトディム
     +デモンウォーリアーズ グラップエナジー
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「よしっ!!」
 左手を握りつつ叫んだっ!!
 これでウィルスによって紫の鎧は動かなくなるはずっ!!
 いや、油断は禁物だ!!
 目の前の消えかかった闇の板の上からカード回収の終わったデッキケースを右手で取り、左手に荷物の口を持ち、紫の鎧を見据える!!
 一方の紫の鎧の方はといえば、何事も無かったかのように立ち尽くしていて、
 立ち尽くす間に紫の鎧の胸部中央に紫の鎧のデッキケースが戻っていく、
 そして、紫の鎧の胸部にデッキケースが戻った後、周りのオーロラの壁や闇の板が消滅し、
 直後、紫の鎧は背中の翼を広げて空に飛び、右手を広げて俺の方に向かってきた!!
 とっさに右の方に跳んで避ける!!
 続けて、紫の鎧は両手を広げて俺を捕まえようとするも、俺は紫の鎧の左わきを抜けるようにして避けた!!
 ウィルスは・・・何か、効く様子が無いなぁ・・・
 前も効くのに時間かかったことあるし、今回もそうなんだろうけど・・・
 ・・・このままだと先に俺の方の体力の方が尽きそうだ・・・
 しゃーない、別の手を考えるか!!
 よし!!デッキケースから何かを召喚して・・・
 紫の鎧はいきなり右手を伸ばしてきた!!
 「うわっ!!」
 とっさに後ろに跳んで避ける!!
 ・・・このスピードじゃ、カードを召喚するのも難しいか・・・
 なら、どうすればいい、問題はあのスピード、それに飛行しているということだ、
 それに中の奴がどういうやつかは知らないが、疲れた様子を見せないのも気にかかる、
 カードバトルの衝撃も効かなかったが、カードバトルのとどめの衝撃の大きさは状況によって変わるっぽいからな、あまり当てにはできないが・・・
 よし、一か八か、衝撃を加えられないかやってみるか!!
 とっさに後ろの方に振り返り、斜めになった床の上を上の方に一気に駆け抜ける!!
 当然のごとく飛んで付いてくる紫の鎧!!
 直線ならあっちの方が早いか、だが!!
 とっさに急反転して飛んでいる紫の鎧の下を思いっきり頭を前にしてヘッドスライディング!!
 上手く紫の鎧の下を抜けた!!そのまま立ち上がり斜めになった廊下を下り、扉の方まで向かい、扉の前に着くと即座に右の方から後ろに向かって振り返る!!
 ちなみに、扉の向こうには行かない、そう簡単に紫の鎧が通してくれるとも思えないしな!!
 後ろの方を向くと、俺に下をくぐられた紫の鎧が、一旦反応が遅れた様子を見せたものの、すぐに状況を把握したのか、すぐに後ろの方、俺の方に振り向くと、翼を動かして飛び上がり、俺を捕まえようと両手を広げて一気に俺の方に飛んできた!!
 紫の鎧の飛行速度は今までで一番速い!!坂の上から坂の下に向かって飛んでいるからだ、だが、その速さが命取りだ!!
 紫の鎧が近づいてきた瞬間、思い切り上前方に跳び、紫の鎧の上の方まで来ると、紫の鎧の首筋を蹴りつつさらに前に跳ぶ!!
 当然、紫の鎧は今までの飛行速度に加え、俺に蹴られたことで止まるタイミングを失いさらに加速!!
 結果、扉に一直線に突っ込んだ!!
 左の方から後ろを振り向き、紫の鎧の様子を見る、
 紫の鎧は床と扉に沿うように上半身がエビぞりになる形でへし折れていた、
 ・・・どんだけ速いスピードで突っ込んだんだ・・・
 もう動かないよな・・・
 3歩ほど歩いて近づくが、動く様子は無い、
 「おおい!!君!!」
 右後ろの方から突如声が聞こえた!!
 この声はさっきのおっさんか、
 あのおっさんのせいでこの紫の鎧との大バトルが発生したんだっけ、まったく、迷惑なおっさんだぜ!!
 右後方を振り向き、おっさんの方を向く、
 「おいコラ!!てめぇのせいで紫の鎧に見つかっちまったじゃねぇか!!」
 「いや、それはすまなかった」
 おっさんが腰を前に曲げ、頭を下げた、
 まぁ、謝ってくれるならそれでいいが・・・
 「ついでと言っては何だが頼みがある」
 「頼み?」
 おっさんが顔を上げ、こっちに近づきつつ、両手それぞれで牢の鉄格子をつかみながら目じりを上げ、真剣な表情で見てきた
 「ここから出してほしい!!お願いだ!!」
 「だがな・・・」
 負けじとおっさんの方を真剣に見る
 「ここから出ても外は極寒の地、それも洞窟の中、
  さらに兵士に見つかったら問答無用で殺されちまうかもしれないぞ、
  それでも構わないのか?」
 「構わない」
 おっさんの真剣な表情のままの言葉をうけ、俺は考える、
 「だが、外に出してほしいと言っても、この牢屋の鍵は・・・鍵は・・・あっ!!」
 急いでドア間近で倒れたままの紫の鎧に近づく、
 もう動かないが、左手のあれの機能はまだ残ってるよな・・・あれで牢屋が開くとも限らんが・・・
 ま、試してみる価値はあるよな!!
 右手のデッキケースを左の内ポケットに入れ、
 紫の鎧の左側に回り、紫の鎧を押して裏返そうとする、
 「ぐっ!!重い!!」
 だが、気合を入れればこれくらいは!!
 「でやぁ!!」
 思わず大きく声を上げて紫の鎧を向こう側にひっくり返す!!
 翼が邪魔で紫の鎧は斜め横といった感じで転がった、
 ふぅ、この調子だと、全ての牢屋のドアの前に左手をかざさせるのも一苦労だな、
 牢屋が一つ解放できたんなら、牢屋の中の人達に鎧を運ぶのを手伝ってもらうか・・・
 もっとも、その一つ目もかなりきつそうだし、これで開くとも限らんがっと・・・
 ん、紫の鎧の胸部が開いてる、さっきの衝撃で壊れたのか?
 そういえば、中の奴はどうなってるんだ?
 けっこうきつい角度でエビぞってたからな、骨折の一つでもしてるかもしれない、
 だが、中の奴から鎧をとっぱずせば、紫の鎧の左手も運ぶのが楽になるかも・・・
 そうだ、紫の鎧ではなく、紫の鎧の左手部分が目的なんだから、中の奴からその部分の鎧を外せばいいんだ、
 それに、紫の中の奴って一体どんな奴なんだ?
 好奇心に負け、まずは紫の鎧の兜を両手で持って上にひっぱってみる、が取れない、
 さっきの衝撃でどっかの鎧の金具が曲がっちまったんだろうか?首元あたりか?
 疑問に思い、鎧の胸部を見てみると、鎧のつなぎ目の金具が曲がって壊れかけていた、
 これなら・・・この鎧の胸部開きそうだな、
 さっそく右手を鎧の首元にかけ、鎧の胸部を開けてみる
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「これは、人間か!?」
 紫の鎧のその胸部、その中にあったのは、青い液体に満たされたタンクと中に入った人間だった!!
 見たところ、茶色の長めの髪を後ろに簡素に束ね、ここの人たちと同じ必要最低限の衣類を付けた20代後半の女性に見える、
 「おい!!大丈夫か!?」
 叫び、タンクに手をかける、
 紫の鎧の中にあったタンクはふにゃふにゃで、ビニールに似た素材で作られているようだ、
 そうだ、このタンク、こいつも図書館の地下の工場で紫の鎧と一緒に見た!!
 くそっ!!こんなことに使うためのタンクだったとは!!
 だが、あの工場はもう無いはずだ、他の所にも似た工場があるかもしれないが、
 とにかく、今はこの人を救い出すのが先決!!
 ここから無理やり出す方が危ないかもしれないが、
 このまま液体に浸けておいても紫の鎧が動かなくなった以上、危ないかもしれないしな
 とりあえず、タンクの両端をそれぞれ左右の手で持ってみる、
 ・・・これ、引っ張ればどうにかならないか?
 一か八か、でりゃ~!!
 バリィイ!!
 タンクが破れ、中から女性が出てくる!!
 両手で女性を揺さぶり、声をかけてみる!!
 「おい!!しっかりしろ!!大丈夫か!!」
 「うう・・・げほっ!!げほっ!!こ、ここは・・・?」
 女性は少し咳き込んだ後、目を開ける、
 そして、俺の方を向いて、いきなり両手で俺の肩を持ってきた!!
 「そうだ!!主人は!?娘は!?」
 「おい!!落ち着け!!」
 とっさに俺が叫んだ大声を聞き、少し引きつつも目を見開き動きの止まる女性、
 「とにかく、ここの牢屋を開けるのが先決だ、そこどいてくれ、動けるか?」
 「え、ええ・・・」
 「あ、あんた・・・この前連れて行かれた人じゃないか!!」
 いきなり右後ろから叫んできたのは牢屋の中のさっきのおっさん、ではなく、牢屋の中の別のおっさんだった、
 頭は禿げあがり、茶色いあごひげが生えていて、女性の方を右手と右人差し指で差している、
 「確か、別の男と女の子と一緒に・・・」
 「ええ、そうです、それが主人と娘です・・・」
 「ああもう!!話は後で聞くから!!
  その鎧が牢屋を開けるのに必要なんだよ!!とっととそこをどいてくれ!!」
 「あ、す、すいません・・・」
 一向に先に進みそうにないのでいらだち、放った俺の言葉を聞き、
 女性は謝りの言葉を吐きつつ軽く頭を下げた後、一歩後ろにさがった、
 まったく、主人と娘が心配なのはわかるが、その前にやることがあるっていうに、
 少々苛立ちを残しつつも、紫の鎧の左腕を両手で持ってみる、
 ・・・この鎧、見た目や大きさに反して死ぬほど軽い、
 さっきの重さのほとんどは女性の重さだったっていうのか、確かにそんな感じの重さではあったけど・・・
 「この鎧、命吸硬石だけじゃなくて浮遊石も使われてるな・・・」
 右肩の方からいきなり聞こえた声はデェビルのもの、チラリと右肩の方を見てみると、俺の右肩の方にいるデェビルが紫の鎧をまじまじと見つめている、
 おいおい、なんだよ、命吸硬石とか浮遊石とか・・・
 と、紫の鎧を運ぶ俺の方をデェビルが横目で見、
 「ああ、そうかそのおれ様を一瞬きょとんと見る表情、
  そういえば、命吸硬石のことも浮遊石の事も知らないんだっけ、
  いいか、まず、命吸硬石っていうのは周りの生命体のエネルギーを吸収して硬度を増す石だ、
  時たま、持ってる奴の感情が高ぶったりすることがあるんでなぁ、
  魔の石だのなんだの呼ばれてた時期もあったなぁ、
  もっとも、かなりのレア物なんで、実物を見れるのは結構マレだったりするんだけど、
  使用用途としては槍の穂先が一番多いかな、後はナイフか、
  めずらしいから、矢に使うとかは論外だな、
  剣や盾にする酔狂な奴もいるけど、
  その場合、吸収される生命力も多くなるから、感情が高ぶったり、時には狂うことも多くなるって言われてたんだが、
  石自体は生命力を直接吸収しているわけじゃなく、生命が行動した時に周りに拡散させている生命エネルギーを吸収しているにすぎないんだと、
  つまり、普通に運動してもこの石付けて運動しても、全く影響無し、
  寿命が縮むとか、無茶苦茶疲れるとかそういう事は無いんだな、
  じゃあ、なんで感情が高ぶったりすることが多いのかといえば、
  あの石、エネルギーが足りなくなると周りに特殊な波長を出して周りの生命の感情を高ぶらせようとする性質があんのよ、
  感情が高ぶれば生命はむやみやたらと行動するようになるからな、
  で、たくさんの石が存在していると、当然のごとく大量のエネルギーが必要になり、
  エネルギーが足りて無かったらよりたくさんの波長を出すって、そういう寸法さ、
  それから、浮遊石の方は、この世界にある石じゃないんだ」
 この世界にある石じゃない!?
 けど、だからと言って俺達の世界にある石でも無いだろうしな・・・
 「浮遊石の方は・・・驚くなかれ、クリエイターの世界にある石なんだ」
 クリエイターのだって!?
 「クリエイターの世界にある、宙に浮かぶ力を持つ不思議な石、それが浮遊石だ、
  高純度のものならかなり重い物でも飛ばすことができる、
  その鎧が軽いのも、さっき翼を広げて空を飛んでいたのも、浮遊石のおかげってわけだ、
  どうだ、わかったか?」
 なるほど、よくわかった、首を少し縦に振ってデェビルび向かって肯定の意を示した、
 さて、俺の方は牢屋を開けてやんないとな!!
 手近な牢屋の扉に紫の鎧の左手をかざす、
 ・・・どうか、開きますように!!
 ガチャン!!
 突如、音がなり、牢屋の扉の右側に付いた黄色いプレートの緑に光っていた部分が赤色に替わる!!
 よし!!これでいけたか!?
 左手で牢屋の扉を握って引いてみる、
 キィ・・・
 牢屋の扉は少しの金属音を発しつつ、こちらの方に開いた!!
 よっしゃ!!成功だ!!
 「やった!!」
 「出られるぞ!!」
 「バンザイ!!」
 口々に牢屋の人達の声を聴きながら、誇らしげな気持ちになりつつも、
 紫の鎧を抱えたまま残りの牢屋の開錠に向かう!!
 次は右の方、更にその奥、その左側、その奥、その右側、続けてその奥、その左側・・・
 「これで全部だな!!」
 全ての牢屋を開錠した後、左の方から後ろの方を向き、
 さっきの女性に話を聞くために戻った!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「あの・・・主人と娘を知らないでしょうか?」
 その女性はある程度落ち着いたのか、つとめて冷静に俺を見据えてたずねてきた、
 だがな・・・
 「すまんが、俺もここに侵入してきたばかりで何も知らねぇんだよ」
 女性は顔をうつむかせ、しゅんとなる、
 おいおい、暗いな・・・仕方ない・・・が・・・しゃあねぇな
 「おい、その旦那さんと娘さん、
  あんたと一緒に連れて行かれたって言ってたな、
  誰に連れていかれたんだ?
  今俺が引きずってる紫の鎧に連れていかれたのか?」
 女性は首を左右に振り、否定の意を示した、
 「いいえ、確か、歯が鋭くて、後頭部にヒレがあって、濃い藍色で・・・」
 「それって、ここの指令のシャグリッツじゃないか?」
 「シャグリッツ・・・?」
 デェビルから聞いた言葉をそのまま俺の漏らした言葉を女性が聞くと、いきなり目を見開き輝かせて俺の方に顔を近づけてきた!!
 「ああ!!そう、確かに、そうだと自己紹介していました!!
  その紫の鎧もそこで主人と娘と一緒に見せられました!!
  そこで、お前達にはこの鎧に入ってもらうとか言って、
  確か、似たようなのが3つあったような憶えがあります、
  でも、その後記憶が無くって・・・」
 なるほど、決まりだな、主人も娘さんもこの鎧と同型の鎧の中に囚われてるってわけだ、
 で、その主人と娘さんを囚えた鎧の居場所を知るには、シャグリッツとやらを探してあったほうが手っ取り早い、か、
 女性の方を見据え、考えをまとめていって、
 「それじゃ、俺はもう少し奥に行ってみる、
  この奥に扉があって、そこから行くことになるが、ま、紫の鎧があれば大丈夫だろ、
  で、その扉の奥に行くのは、まず、みんなを外に送り出してからということになるか・・・」
 「私は残ります」
 女性は俺を見据えたまま、はっきりと言い放った、
 何を考えてるんだ、ま、大体の察しはつくがな、
 「いいんだな?」
 「はい、主人と娘を放っては置けません」
 よし、それなら・・・
 周りに聞こえるよう大声で叫ぶ!!
 「聞いてくれ!!とりあえず俺は奥の扉の先に進んで様子を見る!!
  紫の鎧は残しておくから、
  下の方にある扉の先の先の扉から外に出て行って欲しい、
  扉に紫の鎧の左手をかざせば扉が開く!!
  ただ、扉の先の先の扉のその先は極寒の地だ、耐えられるわけはないと思う、
  寒さに耐えられないと思ったらすぐに基地の方に引き返してほしい、
  で、あんたは外の方にここの人たちを送り出すなり、戻すなりした後、
  この牢屋の部屋まで紫の鎧を持って戻ってきてほしい、
  俺が何事もなければ、部屋の扉を何回かノックするから、
  その時は扉を開けてほしい」
 「わかりました」
 女性は俺を目じりを上げた真剣な目つきで俺を見据えたまま二度ほど首を縦に振って肯定の意を示した!!
 「なぁ、提案しておいて悪いが、仮に向こうを少し見てすぐに引き返したくなったらどうすればいいんだ?」
 今度は正面右の方にある牢屋の中から声がした、そちらの方を見てみると、俺に話し掛けてきた茶色い髪に茶色い髭をぼうぼうに生やしたおっさんが俺たちの方を見ていた、
 俺はさらに考えをまとめていく、
 「それなら、外への扉を開けた後、5分ほど、紫の鎧を持って待機していてもらおう、
  外からノックされたら即座に扉を開けるんだ、
  その後、一定間隔で外への扉とこの牢屋の部屋を往復してもらおう、
  できるか?」
 「はい」
 女性は俺を見据えたまま、再度首を縦に振って肯定の意を示した、
 「よし!!それじゃ行くぞ!!
  紫の鎧を持って、俺についてきてくれ!!」
 「わかりました!!」
 紫の鎧を右手から離しつつ、左の方から後ろに振り返り、部屋の床の上の方へと歩み、前進していく、
 後の方からは、ズルズルと、こちらに向かって何かを引きずるような音が聞こえる、
 おそらくは、女性が紫の鎧を引きずっているのだろう、
 そして、しばらく歩くと、部屋の奥の扉の前に到着する、
 入ってきた扉と同じ、縦に長い長方形の上の右端の方が斜めになった形をして、
 四角く、斜め右上端だけ斜めになった端がまっすぐなくぼみが扉の上の方と下の方に付いている薄緑の扉、
 と後ろの方から、紫の鎧の左手が伸びてきて、扉にかざされた!!
 すると、扉が左の方にスライドして開く!!
 おし、開いたな、
 左の方から後ろの方へ振り向いて・・・
 「じゃ、行ってくるぜ!!」
 そして、また、ドアの方に振り向き、歩き出す!!
 「やはり、あなたは、いえ、
  行ってらっしゃい、・・・れ」
 ん?今何か言ったか?
 後ろにいる女性の声に気が付くも、次の瞬間、後ろの扉が右にスライドして女性との間に割って入りそのまま閉じてしまった、
 ・・・ま、いいか後で聞けば
 「さて、ちゃっちゃと様子見て戻りますか」
 扉の先は牢屋のある部屋の前の部屋と同じ、薄黄色の隙間の無い石材でできた壁と天井に薄緑色の隙間の無い石材でできた床、
 先の方を見ると右の方に曲がっているのが見える、
 先へ進み、角の方まで来ると、おそるおそる角の先の方を見る、
 先に見えたのは、しばらく行くと左に分岐する通路と、さらにその先の行き止まりで右に曲がる、2つに分岐した通路だった、
 とりあえず、進んでみるかな、
 通路を先の方へと歩き出す、
 「・・・れ、
  だって、ありえない・・・いや、ありえない・・・」
 通路を歩く中、右肩の方でデェビルが少しづつ首を左右に振り、ぶつぶつ何かを呟いている、
 ありえないって、何があり得ないんだろ、
 最初の分岐路に来たところで、右肩の方を見て、
 「おい、デェビ・・・うおっ!!」
 いきなり前の方の右の曲がる通路の先から紫の鎧が飛んできた!!
 右手を開いて俺の方に掴みかかってくるのをとっさに後ろに跳んでかわす!!
 紫の鎧の右手を見事に空を掴んだ!!
 いきなりお出ましってことかよ!!
 さっきはウイルス効いたかどうかわかんなかったけど!!
 っていうか、機能停止させちゃってウィルス効いてるかもうすでにわからなくなったけど!!
 今度は早いうちにウィルス撒いておく!!
 左手の荷物を床に置き、
 右手で上着の左内ポケットにあるデッキケースを取り出し、前に向かって突きつける!!
 「2T1S5Tルールだ!!」
 すると、俺のデッキケースと紫の鎧の胸部中央が一瞬光った後、
 紫の鎧の胸部中央から長方体の物体がせり出してきて、
 同時に、俺と紫の鎧の周りをオーロラの壁が覆い、
 俺と紫の鎧の前、それぞれに大きな闇の塊のような闇の板が出現する!!
 そして、俺がデッキケースを俺の前の闇の板の上左の方に置くと、紫の鎧のデッキケースも自然と紫の鎧の前の闇の板、俺から見た右側の方に移動して置かれ、
 さらに、俺と紫の鎧のデッキケースからデッキが外れてシャッフルされて自動的に山札になりその場に置かれ、
 デッキケースの方は反転しつつ、お互いの闇の板の山札のそれぞれ見た側から左、外側の方に置かれ、
 俺と紫の鎧は1枚ずつ山札から右手でカードを引いてチラリとカードの中を見つつ左手に移していって、
 計5枚、カードを山札の上から引いて左手に移して手札にする!!
 向こうの方もライフカードを置かないってことは、2T1S5Tルールいいってことだな!!
 それじゃ、行きますか!!本日2戦目!!2T1S5Tルールでのカードバトルのスタートだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 ターンの最初、まずは何も置かれていない闇の板、お互い見た側から右側にあるチャージゾーンに向かって宣言する!!
 「リチャージ!!」
 紫の鎧はまたも何も言ってこないが、まぁいい、このまま進ませてもらう!!
 右手で山札の一番上のカードを引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 紫の鎧の方はさっきと同じく宣言こそなかったものの、右手で自身の一番上のカードを引いて、
 引いたカードが何か見つつ、左手の手札に移した!!
 向こうも山札からカードを引いたな、よし、このまま行くぞ!!
 今の俺の手札は・・・
 右手に引いたカードを左手の手札に移しつつ、改めて左手の手札を見る、
 さっき、引いたのはダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア、
 他のカードは影鎧狼 シャドーアーマーウルフ、沼地・ディスグレシス、
 粉塵舞い散り進むもの、草風薙衝!!、要塞ダ・パーデルワームの警報装置、
 この5枚だ、
 ・・・ここは適当なカードで相手の様子を見るか、
 モンスターもジェイルもコスト1のカードしかないしな・・・
 右手で左手の手札から要塞ダ・パーデルワームの警報装置のカードを引いて、
 闇の板の中央、少し奥の1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札のカードを1枚1枚俺のチャージゾーンに置いていき、
 残っていた全ての手札をチャージゾーンに裏側で置くと、紫の鎧の方を向き宣言する!!
 「セット!!」
 宣言した後、紫の鎧の闇の板の方を見ると、
 紫の鎧は自身の左手に持つ1枚のカードを右手で引いて1番の場所に置き、
 続けて、左手の手札から右手で1枚1枚、自身のチャージゾーンに置いていき、
 全ての左手の手札をチャージゾーンに裏側で置くと、俺の方を向いてきた、
 どうやら、あっちもカードを1番とチャージゾーンに裏側で置き終えたようだぜ!!
 それじゃあ、1番に置いたカードを表にするぜ!!
 右手で1番に裏側で置いたカードを持つと、
 紫の鎧の方も1番に自身で裏側で置いたカードを右手で持った!!
 そして、右手で持ったカードを宣言しつつ表にすると、
 紫の鎧の方も右手に持ったカードを表にしてきた!!
 「オープン!!」
 
名前:要塞ダ・パーデルワームの警報装置
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のデッキが1枚以上存在している時
        自分のチャージゾーンに裏側表示で存在している、
        カテゴリ:パーデルワームを持つ
        このカードと同名カード以外のカードを2枚指定できた時
        指定したカードは表にして相手に確認させすぐ裏に返す、
        この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
効果:自分のデッキの中からカテゴリ:パーデルワームを持つ
   コスト4のモンスターカードを1枚手札に加え、デッキをシャッフルする
   デッキからコスト4のモンスターカードを加えられなかった時は
   このカードをトラッシュに送る
   このカードのコストには発動条件で指定したカードを含めなければならず、
   発動条件で指定したカードはコストで表にした時に発動することは出来ず、
   コストとして表にした後トラッシュに送る
カテゴリ1:パーデルワーム カテゴリ2:警報
テキスト:その白い床を踏んだ時、連絡が飛んで行く!!

名前:海黒泳種 断海豚
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        2000以下、かつ、
        相手のモンスターのカードに書かれた数値より、
        今現在のパワーが500以上下のパワーだった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:海黒泳種 カテゴリ2:黒晶海
テキスト:暖かい海を優雅に泳ぐイルカ
 
 俺は自身で前に出したカードを右手に取ってチャージゾーンに裏側表示で置く、
 と同時に、紫の鎧の前に黒い光をたたえた水の塊と同時に藍色のイルカが現れた!!
 現れたイルカは流線型の体に先の伸びた口、黒い瞳、白い下腹部、三角の背びれ、左右に分かれた葉っぱ型の尾ヒレ、
 それに、体の上部左側と下部右側にに黒い水晶が張り付いている!!、
 さらに、紫の鎧は右手でチャージゾーンのカードを4枚表にしてきた!!
 
名前:黒晶海 ドーイングの渦
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-900
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手のモンスターが
        参加する時
        相手のモンスターゾーンにいるすべてのモンスターの
        名前かカテゴリに
        「海」「うみ」「シー」「オーシャン」
        いずれかの言葉や文字が一つも入っていない時
効果:相手のモンスターゾーンにいる全てのモンスターのパワーを
   このターン、600下げる
   自分のモンスターゾーンにいるすべてのモンスターの
   名前かカテゴリに
   「海」「うみ」「シー」「オーシャン」
   いずれかの言葉や文字が一つも入っていなかった時、
   自分のモンスターゾーンにいる全てのモンスターのパワーを
   このターン、600下げる
カテゴリ1:黒晶海 カテゴリ2:ドーイング
テキスト:黒き海の渦潮は、
     ただひたすらに回り続ける

名前:海黒泳種 打打々鯱
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        1500以下、かつ、
        相手のモンスターのカードに書かれた数値より、
        今現在のパワーが500以上下のパワーだった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手のトラッシュに送る
カテゴリ1:海黒泳種 カテゴリ2:黒晶海
テキスト:暖かな海を泳ぐシャチ、
     だが、最近少し冷えてきた

名前:海黒衛種 埋もれ蜆
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:200
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する
        相手のモンスターのパワーが
        500以下、かつ、
        相手のモンスターのカードに
        書かれた数値より、
        今現在のパワーが200以上下のパワーだった時
効果:次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:海黒衛種 カテゴリ2:黒晶海
テキスト:表層でのんびりしていたシジミ、
     しかし、最近冷えてきてより深い場所に潜っていった

名前:海黒影種 黒海
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:300
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        1000以下、かつ、
        相手のモンスターのカードに書かれた数値より、
        今現在のパワーが200以上下のパワーだった時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを500下げる
カテゴリ1:海黒影種 カテゴリ2:黒晶海
テキスト:海底で泳ぎ続けていたナマコ、
     寒くなろうと泳ぎ続けた
 
 続けて、紫の鎧は表にしたカードの内、
 黒晶海 ドーイングの渦を紫の鎧の闇の板の1番の海黒泳種 断海豚少し右奥に、
 海黒衛種 埋もれ蜆を紫の鎧の闇の板の俺から見た中央、少し右側の2番に、
 海黒影種 黒海鼠を紫の鎧の闇の板の俺から見た中央、少し左奥の3番に置いた!!
 途端に、海黒泳種 断海豚の下に大きな海と渦が現れ、
 海黒泳種 断海豚の右側に黒い闇の球が地面から出てきたと思ったら、
 闇の球の中から、少し黒い水晶の付いた黒い小さな、上下に中央がそれぞれ上下外側に膨らんだ扇型の貝殻を持つ二枚貝が現れ、
 その二枚貝は即座に地面に潜り、
 海黒泳種 断海豚の左側には藍色で体のところどころに黒い水晶を付けた黒いうねうねして少しトゲトゲしたやわらかい棘の付いた細長い生き物が現れた!!
 
紫の鎧
モンスターゾーン
海黒泳種 断海豚 M コスト:3 パワー:2400
 黒晶海 ドーイングの渦 J コスト:1 パワー:-900
海黒衛種 埋もれ蜆 M コスト:0 パワー:200
海黒影種 黒海鼠 M コスト:0 パワー:300
チャージゾーン
表:1枚 裏:1枚

双我
モンスターゾーン
無し
チャージゾーン
表:0枚 裏:6枚
 
 状況は不利だが、やれるだけやってやるぜ!!
 まず、このカードを発動する!!
 右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は草風薙衝!!の効果を発動!!
  海黒泳種 断海豚、海黒衛種 埋もれ蜆、海黒影種 黒海鼠、
  この3体のパワーを100下げる!!」
 
名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンに1体以上モンスターが存在した時
効果:このターン、相手のモンスターゾーンにいる
   全てのモンスターのパワーを100下げ、
   相手のモンスターのパワーがパワーを下げた後、0以下だった時、
   コストが0、パワーが0以下の相手のモンスターを全て相手の手札に戻す
カテゴリ1:草風 カテゴリ2:スピリット
テキスト:草原に吹いた突風が、相手を吹き飛ばす!!

海黒泳種 断海豚 パワー:2400-100 2300
海黒衛種 埋もれ蜆 パワー:200-100 100
海黒影種 黒海鼠 パワー:300-100 200
 
 紫の鎧の方に動きは無い!!
 草風薙衝!!の効果が通ったと見た!!
 続けて、右手でチャージゾーンのカードを4枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は草風薙衝!!のコストに
  影鎧狼 シャドーアーマーウルフを指定して影鎧狼 シャドーアーマーウルフを1番に召喚!!
  さらに、影鎧狼 シャドーアーマーウルフのコストに沼地・ディスグレシスを指定!!
  沼地・ディスグレシスを1番に設置!!
  もっといくぜ!!沼地・ディスグレシスのコストにダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを指定!!
  ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを2番に召喚!!
  ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアのコストには要塞ダ・パーデルワームの警報装置を指定だ!!」
 
名前:影鎧狼 シャドーアーマーウルフ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1100
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンにカードが全くおかれていない場所が
        一つ以上存在している時
        自分の手札にカテゴリ:ウルフを持つ
        モンスターカードが1枚以上存在している時
        自分の手札にあるカテゴリ:ウルフを持つ
        モンスターカードを1枚相手に見せた時
        相手に見せたカテゴリ:ウルフを持つモンスターカードの
        (召喚コスト分+1枚)分、チャージゾーンのカードが
        裏側表示で存在している時
効果:相手に見せたカテゴリ:ウルフを持つモンスターカードを、
   コストを+1してコストを支払って
   自分の空いているモンスターゾーンに召喚する
カテゴリ1:ウルフ カテゴリ2:影
テキスト:黒い鎧と赤い目を持つ狼、夜の間獲物を追い回す、
     鎧によって攻撃能力と防御能力が向上したが、
     仲間を呼ぶ際に声を出しにくくなってしまった

名前:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
        このカードと戦闘する相手が以下の状態だった時
        ・コスト2以下のモンスター
        ・コスト1のデストロイヤー
        ・コスト1のクリエイター
効果:次に戦闘をおこなう相手モンスター・デストロイヤー・クリエイター
   をトラッシュに送る
カテゴリ1:サンダー カテゴリ2:闇体
テキスト:闇の中を漂う闇の塊、闇の雷で確実に相手の命を奪う

名前:要塞ダ・パーデルワームの警報装置
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘後

名前:沼地・ディスグレシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-500
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘を行うのがこのカードが置かれた場所であった時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500下げる
   相手のモンスターゾーンにいる、コスト1か2のモンスターのパワーを
   このターン、さらに500下げ、
   相手のモンスターゾーンにいる、コスト4のモンスターのパワーを
   このターン、1000上げる
カテゴリ1:沼地 カテゴリ2:不名誉
テキスト:強烈な異臭を発する沼地、
     しかし、近年、有能な成分が沼の泥から発見されたとかなんとか、
     それを求めるもの達が一時殺到した
 
 が、ここで紫の鎧が右手を前に出してきた!!
 続けて、海黒泳種 断海豚が両目の目じりを上げ、キッとこちらの方をにらんできた!!
 海黒泳種 断海豚の効果を発動するっていうのか!?
 それなら!!
 「俺は沼地・ディスグレシスの効果を発動!!
  海黒泳種 断海豚の効果を相殺する!!」
 だが、紫の鎧は続けてチャージゾーンのカードを右手で1枚表にしてきた!!
 
名前:黒晶海の渦潮余波
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:カテゴリ:黒晶海を持つジェイルカードが、
        自分か相手のモンスターゾーンに設置されていた時
        相手のモンスターゾーンにいるモンスターを1体以上指定できた時
効果:指定した相手のモンスターのパワーをこのターン800下げ、
   指定した相手のモンスターのパワーが0以下ならば相手のトラッシュに送る、
   その後、自分のモンスターゾーンにいるすべてのモンスターの
   名前かカテゴリに
   「海」「うみ」「シー」「オーシャン」
   いずれかの言葉や文字が一つも入っていなかった時、
   自分のモンスターゾーンにいる全てのモンスターのパワーを
   このターン、800下げ、
   自分のモンスターゾーンにいるパワー0以下のモンスターを
   自分のトラッシュに送る
カテゴリ1:黒晶海 カテゴリ2:余波
テキスト:その渦潮は余波だけで相手を吹っ飛ばす!!
 
 そんなカード発動させるかよ!!
 右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は粉塵舞い散り進むものを発動!!
  黒晶海の渦潮余波のカードを相殺する!!」
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500上げる
   その後、自分のモンスターゾーンにいる、
   他のモンスターのパワーをこのターンの間200上げる
カテゴリ1:粉塵 カテゴリ2:スピリット
テキスト:舞った粉塵は周りを動きの規模を表した!!
 
 もう発動させるカードは見たところなさそうだ!!
 紫の鎧が右手を勢いよく前に出してきた!!
 
海黒泳種 断海豚 M コスト:3
パワー:2400-100-500 パワー合計:1800

VS

影鎧狼 シャドーアーマーウルフ M コスト:1
パワー:1100-900 パワー合計:200
 
 断海豚がこちらの方に泳いでくる、すると、いきなり風が吹いて周りに粉塵が巻き起こる!!
 粉塵が収まった時、そこには一体の狼が俺の前に立っていた!!
 その目に宿るは赤い瞳、黒く、堅牢な鎧をその身にまとい、鎧の隙間から見える毛皮は漆黒そのもの、
 鎧は体の上半身を覆うように付き、両前足の付け根にも黒い水晶の塊のような鎧が、後ろ足の付け根外側にも、辺の丸い逆三角形のプレートのような鎧が付き、
 頭にも目と耳ににかぶさらないように鼻の上部から頭全体にかけて兜が付いているが、
 反面、両前後足や体の下半身、尻尾などには鎧は付いていない、
 さらに、現れた狼、シャドーアーマーウルフの後ろにはいつの間にか大きな濃い黒色の不気味な沼が広がっていて、
 シャドーアーマーウルフの左側にはいつの間にか微弱な黒い雷を自身に這わすように放つ闇の塊が現れていた!!
 と、突如、シャドーアーマーウルフが大きな口を開け、断海豚に向かって吠える!!
 グァウ!!
 断海豚はひるむことなく口を開け、シャドーアーマーウルフに向かって、
 キュイイ!!
 そう鳴き返した!!
 対峙し、お互いに睨み合って一歩も譲らない断海豚とシャドーアーマーウルフ、
 いきなりシャドーアーマーウルフが上に跳びつつ断海豚に喰らいつこうとする!!
 断海豚の周りの水をものともせずに断海豚に迫るシャドーアーマーウルフ!!
 だが、断海豚はいきなり体をひねってその尾をシャドーアーマーウルフに叩きつけた!!
 少し吹っ飛んだがすぐに着地し、断海豚の方を目を細めてにらむシャドーアーマーウルフ、
 すると、今度は断海豚の方がシャドーアーマーウルフに向かって行く!!
 水をまといつつシャドーアーマーウルフの方に泳いで行く断海豚!!
 今度はシャドーアーマーウルフが迎え撃つ番、と、シャドーアーマーウルフが後ろを振り返り2歩ほど前進、沼の中に四肢を沈めた、
 なにをする気かと思ったらシャドーアーマーウルフはいきなり四肢を動かして後ろにいる断海豚に向かって泥を飛ばし始めたではないか!!
 自身の周りの水に泥が混じり、前を見失い止まる断海豚、
 と、断海豚が止まったのを見逃さず、シャドーアーマーウルフは反転いきなり上に飛んで、断海豚の周りの水に突入、
 水をものともせずに断海豚の背びれに噛みついた!!
 これには断海豚も驚き飛び上がる!!
 しかし、断海豚はすぐに動きを止めて落ち着くと、そのまま体をくるりと回転させて背を下にし、一気に体を落として背びれに噛みついたままのシャドーアーマーウルフを床に叩きつけた!!
 思わず断海豚の背びれから口を離すシャドーアーマーウルフ!!
 すると、この隙に断海豚は体を上下反転させつつシャドーアーマーウルフの後ろに回り、自らの体を横に回転させて自身の尾ヒレをシャドーアーマーウルフに叩きつけた!!
 断海豚の尾ヒレを喰らい、シャドーアーマーウルフはそのまま吹っ飛ばされる!!
 吹っ飛ばされた先は・・・黒晶海 ドーイングの渦の方!?
 吹っ飛ばされたシャドーアーマーウルフはドーイングの渦の上の方に入り、そのまま放射線を描いてドーイングの渦の中に飛び込む!!
 そして、しばらくぐるぐると体が回りつつ渦の中に巻き込まれていき、
 シャドーアーマーウルフの体が見えなくなった後、突如、断海豚がドーイングの渦に入り、渦の中から上に向かってシャドーアーマーウルフの体を丸めて鼻の上で持ち上げてきた!!
 呆然としてしまったが、俺が呆然としている間にも、
 断海豚はシャドーアーマーウルフをボール代わりにして鼻先に乗せて、何度も渦と渦の上を行き来しつつ、シャドーアーマーウルフを鼻先に乗せたまま渦の中に潜って渦の中から渦の上に向かって跳んだり、シャドーアーマーウルフを頭に乗せて渦の端から渦の上に跳びつつ俺の方に左目だけ閉じてウィンクしたり、ポーンポーンとシャドーアーマーウルフをお手玉にして遊んだりした後、
 シャドーアーマーウルフに向かって下から尾をぶち当てて大きく上に上げつつ体を上下反転させ、
 シャドーアーマーウルフが一旦上に上がった後、背を下にして落下してくるのに合わせて自身も上に跳んでシャドーアーマーウルフを飛び越しつつ鼻先をシャドーアーマーウルフの腹に当て、
 そのまま勢いよく落下してシャドーアーマーウルフを背中から床に叩きつけて爆発させ闇に返した!!
 シャドーアーマーウルフ!!すまない・・・
 だが、まだ終わっていない!!
 右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアの効果を発動!!
  海黒衛種 埋もれ蜆をトラッシュに!!」
 
名前:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
        このカードと戦闘する相手が以下の状態だった時
        ・コスト2以下のモンスター
        ・コスト1のデストロイヤー
        ・コスト1のクリエイター
効果:次に戦闘をおこなう相手モンスター・デストロイヤー・クリエイター
   をトラッシュに送る
 
 紫の鎧の動きは無い!!
 よし!!
 右手を前に出し宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
  ダークメドウウィンドサンダースフィア!!」
 
紫の鎧

とどめ

ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアが空中からいきなり渦の中にもぐっていき、何かを探し始める、
 そこに断海豚が向かって行くが、
 先にダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアが水底にぶつかり、周りに砂をまき散らす!!
 砂がまきちらされた渦の底、そこにいたのは埋もれ蜆だった!!
 砂がはがされた埋もれ蜆は渦に巻き込まれて吹っ飛んで行く!!
 吹っ飛んだ埋もれ蜆を必死に追うダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
 渦の中をさらに吹っ飛んで行く埋もれ蜆!!
 その埋もれ蜆にダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアが必死になんとか近づいたりするものの、
 渦の中を吹っ飛ばされているにも関わらず埋もれ蜆が上に移動し、ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを避けた!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは上に移動するも、
 埋もれ蜆は前に移動して避けた!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは今度は前に!!
 埋もれ蜆は下に!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは下に!!
 埋もれ蜆は後に!!
 幾度も幾度も移動を繰り返し追っかけあいする両者!!
 だが、いつまでもそういうわけにはいかない、
 埋もれ蜆の動きが徐々に遅くなってきて、
 次第に体をダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアをかするようになってきて、
 ここで断海豚がダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアと埋もれ蜆の間に割って入った!!
 そのまま埋もれ蜆はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアから離れていく!!
 その間に断海豚が大きな口を開けてダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを丸呑みした!!
 埋もれ蜆とのおっかっけこのしすぎか、動きが遅く、あえなく口の中に捕らえられるダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
 バチッ!!
 大きな放電音が響き、断海豚の体に黒い雷が走ったかと思うと、断海豚が口をぽっかりと開けてダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを開放しつつ下の方にゆっくりと落ちて行った!!
 おそらく、ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアに体内から感電したんだろう、
 そんな推察をする間にも、ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは続けて逃げた埋もれ蜆を追い、
 とうとう埋もれ蜆はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアに背後にピッタリと張り付かれた!!
 そのまま埋もれ蜆はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアの黒い体に取り込まれる!!
 埋もれ蜆を取り込んだダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアはその体から黒い雷を発し、
 黒い雷を発したダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアの下から黒こげになった埋もれ蜆が出てきて下に落ちていき、そのまま埋もれ蜆は海底に落ちると同時に爆発!!闇に返った!!
 さらに、ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは一気に浮上して渦の外に出た後、紫の鎧の方に向かう、
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアの方を見つめる紫の鎧、
 だが、ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアはふよふよと紫の鎧の方に向かい、
 紫の鎧の頭を自身に取りこんだ後、紫の鎧の頭を取り込んだまま、黒い雷を放電した!!
 
勝者:破壊 双我
決まり手:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
     +草風薙衝!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「よし!!勝ったぜ!!」
 叫び、消えかかる目の前の闇の板の上の、カードが回収し終わったデッキケースを右手に取り、床に置いていた荷物の口に付いた紐を左手に取る!!
 同時に、紫の鎧の前にあったデッキケースもカードが回収され、紫の鎧の胸元に戻った!!
 これでウィルスが効いて紫の鎧の動きが止まってくれればいいが・・・
 紫の鎧はカードバトルでくわえられた衝撃をものともせず、背中の翼を大きく広げ、宙に飛ぶ!!
 ・・・まぁ、そうなるわな・・・
 仕方がない!!
 後ろ方向に向き、向こうの壁際に向かって走りだす!!
 向こうはこっちの様子を見定めている、おそらく、俺が何をしようとしているのかわからないのだろう、
 壁際まで来ると、左の方から紫の鎧の方を振り返り、右手の手の平を上にして前に出し、3度ほど右手の4本の指を上後に引くようにして紫の鎧を挑発する!!
 紫の鎧は素早くこちらに飛んできた!!
 だが、まだ速さを抑えている感じがする、これじゃ、ダメだ!!
 紫の鎧が来た直前に右の方を向き、入ってきた扉の方に向かって走り出す!!
 前に見た紫の鎧の速度、その速度で追ってくるとして、後ろの紫の鎧がギリギリ俺が入ってきた扉にたどり着いた俺に迫れる速度で走る!!
 と、右の方から首を回して後ろをチラリと見ると、紫の鎧が速度を上げ、右手を開いて前に出し、俺を捕まえようと飛んできた!!
 さっきの速度で避けられたから速度を上げているのか、はたまた、扉の向こうへと逃がさないように速度を上げているのか、
 いずれにしろ、チャンスだ!!俺を追いかけるために前の紫の鎧と同じだけの速度になっている!!
 扉の前にたどり着いた瞬間、振り返り跳ぼうとする、が、
 紫の鎧の高度、さっきよりも高さがある!?だが、それでも手はある!!
 ここだ!!
 跳ぶのをやめつつ姿勢を下げ、頭を前下に出してそのままヘッドスライディング!!
 さらに、紫の鎧とすれちがった瞬間、思い切り右手を上に上げ、紫の鎧を後ろから押す!!
 紫の鎧は反応が遅れ、前の紫の鎧と同じように扉の方に突っ込んだ!!
 ゴガシャン!!
 前の紫の鎧と同様、ドアと床に沿ってエビぞりになるようにぶっ壊れる紫の鎧!!
 ふう、危ない危ない、
 っていうか、前回と同様、ウィルス、効いてる節が無かったな、どうなってんだろ・・・
 まぁ、今はそれよりも、だ、
 立ち上がって両手で体のほこりを払い、右手のデッキケースを左内ポケットに戻し、
 紫の鎧に両手をかけ、左側にゴロンと転がす、翼のせいで完全に仰向けにはならないが、まぁいい、
 さらに、紫の鎧の首のあたりの方を見てみる、
 前の紫の鎧と同じように首元の金具が壊れてやがるな、よしよし、
 両手で首のあたりの胸部装甲を持って思いっきりこちら側に引いて胸部装甲を引っぺがす!!
 ゴガシャ!!
 胸部装甲がはがれ、紫の鎧内部のタンクが露わになった!!
 前の紫の鎧内部のタンクと同様、青い液体が詰まっており、中には横向きの丸まった姿勢で左の方を向いている誰かが入っている、
 タンク中にいたのは、20代後半の男性、中背で少し筋肉質な肉体が垣間見える、茶髪で少し逆立った短めの角刈りの男だ、
 タンクの両端を握り、思い切りタンクを引き裂く!!
 バリィ!!
 タンクが破れ、中から青い液体が流れ出る、
 タンクを破った後、男の右肩に両手を当て、ゆすり、声をかける、
 「おい!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」
 「う・・・うう・・・ごほっ!!」
 男の目が少し動いたと思ったら、いきなり咳き込んでタンクの中の物と同じものであろう青い液体を吐き出し、両目を開く、
 そして、俺の方に目線を向け、
 「き・・・君は・・・?」
 「俺のことはどうでもいいから、立てるか?立てるならとっとと立ってここをどいてほしいんだが?」
 「え?、わ・・・わかった・・・」
 男は返答を無視しつつの俺の言葉を聞き、
 両手を床の紫の鎧に当てつつ立ち上がり、紫の鎧の上からどくように左の方に移動した、
 よし!!これでこの紫の鎧が使えるな!!
 紫の鎧を荷物を持ったままの左手に持って持ち上げる、
 ・・・やっぱり、この大きさと硬そうな材質にしては死ぬほど軽い、
 っと、それよりも聞かなきゃならないことがあるな・・・
 男の方を見据え、質問する、
 「おい、あんた、妻と娘はいるか?」
 男は俺をみて、両目を見開き、驚く、
 「な、なんで、そのことを?」
 やっぱり!!こいつがさっきの女性が言ってた・・・
 いや、早合点はよくないな、とにかく状況を伝えておこう、
 「夫と娘を知らないかという女にあったのさ、あんたの妻かは知らないがな、
  とりあえず、この扉を開けるから、この扉の向こうにある牢屋の部屋で待機してろ、行ってしばらく待てば会えるはずだ」
 「き、君はどうするんだ?」
 「俺か?俺はこのままもう少し進む、
  もしかしたら、また誰かに会えるかもしれないんでな」
 「だ・・・だが・・・」
 「心配すんな、
  ま、危なそうだったらすぐに戻ってくるさ」
 「だ・・・だったら・・・」
 男は俺を真正面から見据え、左手を広げて右の方の扉を抑え、右手と右手の人差し指で通路の先を差して、
 「憶えが確かで、ここが憶えのある場所で、この扉の先が牢屋のある部屋で、なら、だが、
  あの通路の先を右に曲がった後、しばらく行った先にある分岐路をさらに左に曲がった後にある、上に上がる通路のその先の扉の向こう、
  確かそこに連れていかれて、そこで意識を失ったんだ」
 「わかった、あんがとな」
 荷物を持ったままの左手で紫の鎧の左手を持ち、扉にかざす!!
 扉が開き、牢屋の部屋が見える、
 誰もいない、とりあえず、外の様子を見に行ったのだろう、
 と、男が扉の向こう側に歩いていき、左の方から俺の方を振り返り、俺の方を見据える、
 「幸運を」
 「あんがとよ!!じゃあな!!」
 返し、振り返り、通路の方を歩いていく、
 「で、どうすんだ?」
 右肩の方にいるデェビルが俺の方を向いてきた、
 どうするって言われてもな?
 とりあえずは・・・こうするかな、
 「紫の鎧から出てきた男が言ってただろ、この通路を右に曲がって左に曲がってその先にある扉の向こうまで連れていかれたって、
  そこまで行けば何かわかんじゃねーか?」
 「ま、そうするしかないわな、だが、その前にデッキケースの整理をしとかなきゃならないんじゃねーの?」
 確かにデェビルの話にも一理あるな、どこかで整理しておくか?
 通路を右に曲がり、しばらく歩く、
 出てきたのは左と前に道の分かれた場所、
 たしか、ここを左に行くんだよな、
 左に曲がってすぐに、廊下は上り坂になっていた、
 その上り坂を上りつつ、上り坂の先を目で追うと、そこには大きなドアが存在していた、
 今までと同じく、斜め右上端だけ斜めになった、端がまっすぐなくぼみがあって、
 全体の上の両端の方が斜めになった形をしているが、
 その扉は今までの扉と違い、今まで扉より横に2倍ほど大きく、
 中央に、縦、斜め右下、縦、斜め左下、斜め左下、縦、斜め右下、斜め右下、縦、というように続いていく分け目が付いていて、
 端がまっすぐなくぼみも左上、左下、右上、右下、に付き、
 左上、左下、のくぼみは斜め右上端ではなく、斜め左上端が斜めになっている、
 ずいぶん大仰しいな、どういうことだ?、なんか、扉の上の方中央に四角く横に長い赤いランプも付いてるし、どう考えてもこの先に何かあるな・・・
 よし!!ここで整理しておこう!!
 「んじゃ、ちょっくら、整理しますか」
 「おう!!ちゃんとデッキ調整しとけよ!!」
 斜めの床の左の方にあぐらを組んで座り、左の壁に背を預け、
 そのまま右手から紫の鎧を離して右の方に置いて開いた右手を左内ポケットに突っ込んで左内ポケットからデッキケースを取り出し、
 続けて、左の方に置いた荷物の口に左手を荷物の口のひもから離して突っ込むと、
 荷物の中からカードアルバムを取り出して、両足の上に置いて開き、右手に持つデッキケースのふたを左手で開き、デッキケースの中のデッキを左手で取出し、カードアルバムの上にデッキケースを置く、
 このカードとこのカードはいるよな、こっちはひとまずカードアルバムに入れといて、
 このカードはこのカードと組み合わせて使い、このカードもとりあえずいるとして、
 このカードは枚数減らして、こっちは増やして・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 よし!!出来た!!
 完成したデッキを左手で持って右手に持ったデッキケースに入れ、右手に持ったデッキケースをカードアルバムの上に再度置き、残ったカードを両手を使いカードアルバムの中にしまうと、
 デッキケースをもう一度右手で持って上着の左内ポケットに入れ、
 カードアルバムを左手で持って閉めつつ、左の方にある荷物の中に突っ込み、荷物の口に付いたひもを左手で持って立ち上がり、
 右の方に置いておいた紫の鎧を右手で持つ!!
 「じゃあ、行くぞ!!」
 床の方で暇そうに斜め上を見上げてポケ~っとしていたデェビルが、俺の言葉を聞いて俺の右肩の方に飛んできた
 「よし!!それじゃあ行こうぜぃ!!」
 デェビルが右手と右の人差し指を前にある大きな扉の方に向ける、
 数歩歩き、扉の前に到達すると、荷物を持ったままの左手で紫の鎧の左手を持ち、扉にかざす、
 すると、扉が
 スィー
 と音を立てて中央から左右に分かれ、そのまま左右にスライドして開いた!!
 さて、この先に何が待っているんだ!?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ここは・・・?」
 そこは異様に赤い部屋、赤い光が周りに充満しており、ここが何か危険な場所である風に思える、
 部屋全体は円形で、正面の壁には入ってきたのと同じ、
 横長の長方形で全体の上の両端の方が斜めになっていて、中央に縦、斜め右下、縦、斜め左下、縦、というように続く分け目が付き、
 左上の方と左下の方に斜め左上端が斜めになって端がまっすぐなくぼみが、
 右上と右下の方には斜め右上端が斜めになって端がまっすぐなくぼみがそれぞれについている扉がある、
 そして、問題は部屋の中央、そこには大きな円形の台が置かれていて、
その上を外側から円、八角形、円、全体に大きく意味不明な文字、、円と円の間の斜め左手前と斜め右奥に円、というような陣が描かれている、
 これは、もしかして、ここの基地を維持している陣か!?
 なら、これを壊せばいやがおうにもこの基地が潰れることになるな、
 ここに捕らえられていた人たちは寒空のなかに放りだされることになるが・・・
 いや、そんなのはダメだ、今回はこの陣を壊すことが目的じゃない、出来ればこの陣を壊さずに行きたい、
 一応、周りを首を左右に振って見まわしてみる、
 陣と前後の扉以外は何もない部屋、と思ったら、いつの間にか後ろの扉が無くなっていた!?
 思わず後の壁を左の方から2度見て後ろに振り向く、確かに扉が無い!!あるのは周りと同じ壁ばかり!!
 ・・・壁?もしかして、外の扉と同じように周りの壁に似せて作られているのか!?
 それなら、紫の鎧の左手をかざせば開くはず、
 「はじめまして少年」
 突如、後ろの方から部屋の中に声が響いた、思わず右の方から後ろの方を向くと、後ろ正面の扉が左右にスライドして開き、扉の奥から誰かが出てきた!!
 それは角ばった紫の鎧を着た鮫顔の男、
 着ている紫の鎧は明らかに今までと違うもの、
 体、腰、肩、足などが角ばっていて、頭は鮫顔がむき出し、高さは今までの紫の鎧よりも大きく、背中に大きな四角いでっぱりが付いており、
 鮫顔の男の後頭部にはヒレが見える、おそらく頭部の上部とヒレの色は黒っぽい藍色で、頭部の下側が白・・・に見えるな、部屋の赤い光のせいで判別しずらいが・・・  その鮫顔の男が3歩ほど前に出て部屋に入ってきて、鮫顔の男が出てきた扉がひとりでに閉まる、
 鮫に似た鋭そうな歯、後頭部にヒレ、赤い光に邪魔されてわかりづらいがおそらく藍色の体、
 なるほど、おそらく、こいつが・・・
 鮫顔の男の方を目じりを上げて目を細め、にらみつける、
 「あんたがシャグリッツか?」
 「おやおや、ワタシも有名になったものだ」
 右手を口元に当て、クックックッと笑い、シャグリッツは改めて俺の方を見据えてきた、
 「そうだ、頼みがあるんでした、あなたにはワタシのカードバトルの腕を証明するための踏み台になってもらわねば」
 「はぁ!?」
 おいおい、なんでこいつの踏み台にならなきゃならねぇんだ!?
 だが、俺の考えとは裏腹に、シャグリッツは俺の方を見据えたまま、
 「ディクラインを倒したあなたなら、ワタシのカードバトルの腕が悪くない、
  むしろ、すごいのだと証明できましょう!!」
 両手を開いて外側に広げ、胸を張りつつ目じりを下げつつ目を閉じ、
 「ハ~ハッハッハッ!!」
 笑う、
 ・・・いや、こいつのカードバトルに乗る必要はない、
 そりゃ、カードバトルでこの状況を好転できるのならともかく、
 目の前の陣をウィルスで壊して捕まってた人達を寒空の中に放り出すわけには・・・
 だが、ここから逃げるわけにも・・・
 「黙って、こっちをにらんだまま、ということは、迷っている、と見てよろしいので?」
 シャグリッツが目を細め、どこか愉快そうに俺の方を見る
 ・・・確かに、俺は迷っているが、こいつの言うことに乗るのも癪だ、
 仕方ない、ここはデッキケースで何かを召喚して、一目散に逃げ・・・
 「ワタシに勝ったなら、どうでしょう、
  ここの人間たちを解放するというのは?
  見てきたのでしょう?その右手に紫の鎧を持つということは・・・」
 ・・・どうやら、逃げることは出来ないらしい、
 目じりを上げ、改めてシャグリッツをにらむ!!
 「いいぜ!!その約束、忘れんなよ、
  あと、ここの人たちがなんで捕まってるのかも教えてもらおうか!?」
 「まぁ、考えておきましょう、
  さぁ!!早速はじめますよ!!」
 シャグリッツが左手を開いて前にかざすと、中央の陣が下に下がって床下に収納され、
 最後は床と同じ色のシャッターが左右から出てきて陣を隠す、
 これなら、ウィルスの影響は出ない、か?
 「お前、もしかして、陣にウィルスの影響出んの気にしてんのか?」
 右肩の方からデェビルの声、ほんの少し右肩の方を見ると、デェビルが目じりを下げた心配そうな顔で俺の方を見てきていた、
 「今回は大丈夫だろ、陣にはシャッターがきちんとかぶさってるし、
  そもそも、ウィルスを出すかどうかはおれ様の方で決められるんだって、
  今回はあの紫の鎧があるんで出すけどさ、
  そういうわけだから、安心して行って来い!!」
 ・・・それなら、思う存分やりますか!!
 左手の荷物と右手の紫の鎧をそれぞれの手から離しつつ、右手を上着左の内ポケットに突っ込み、左の内ポケットの中のデッキケースを右手で持って取り出し、シャグリッツに突きつける!!
 すると、俺のデッキケースとシャグリッツの紫の鎧胸部中央部が一瞬光を放った!!
 「通常ルールで行きますよ!!」
 通常ルールでないとなにか問題があるのだろうか?
 ま、すぐ勝負が着くと実力を測れないとかそんな理由なんだろうな・・・
 だが、ルールに関しては特に依存無しだ!!別に他のルールでやる理由も無いしな!!
 「通常ルールだな!!とっととやろうぜ!!」
 叫ぶとほぼ同時に、俺とシャグリッツの周りをオーロラの壁が覆い、
 俺とシャグリッツのそれぞれの前に大きな闇の塊のような闇の板が現れた!!
 シャグリッツの胸部中央から紫の立方体のような形をしたデッキケースが飛び出し、シャグリッツの前の闇の板、俺から見た右側の方にデッキケースが置かれ、
 デッキケースからデッキが外れて自動的にシャッフルされて山札になり、デッキケースは上下右から反転しつつ山札の俺から見た右側に置かれる、
 よし、次は俺の番だな、
 右手に持つデッキケースを闇の板左側に置く、すると、デッキケースから自動的にデッキが外れてシャッフルされて山札になり、
 デッキケースは右から上に回転して上下反転しつつ山札のさらに左側に移動した、
 そして、俺は右手で山札から1枚1枚、カードを引いて俺の前の闇の板手前の方にカードを裏側で置いてライフカードとしていくと同時に、
 シャグリッツの方も山札から1枚1枚、カードを右手で引いて、俺の方から見たシャグリッツの前の闇の板、奥の方に裏側で置いていってライフカードとしていって、
 俺とシャグリッツはお互いに5枚ずつライフカードを置き終えると、
 今度は山札から1枚1枚右手でカードを引いてチラリと見つつ左手に移して手札にして行き、
 お互いに5枚ずつ手札を引き終え、
 シャグリッツが俺の方を改めて見据えてきた!!
 「カードバトルのスタートです!!」
 「望むところだ!!」
 シャグリッツの宣言に、思い切り叫び宣言し返す!!
 さぁ!!俺と囚われの人達の命運をかけた、カードバトルのスタートだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 1ターン目!!行くぜっ!!
 俺とシャグリッツはお互いの闇の板、自身から右側にある何のカードも置かれていないチャージゾーンに向かって宣言!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、お互いに山札の1番上のカードを右手で引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 引けたカードは・・・粉塵舞い散り進むもの!!
 引いたばかりの粉塵舞い散り進むもののカードを左手の手札に加えつつ、改めて左手の手札を見る、
 今の手札は、さっき引いた粉塵舞い散り進むものに加え、
 手杭の戦士 パイルハンダー、ライフ・ロック・ショット、肩棘の戦士 シャープニードル、
 要塞ダ・パーデルワームの警報装置、追加連撃超音波!!
 この6枚だ、
 今の手札なら1番に召喚するのは手杭の戦士 パイルハンダーがいいか、
 それで、チャージゾーンに置くのは・・・
 この手札の中で1番発動できそうかつ、コストの低い粉塵舞い散り進むものがいいだろう、
 左手の手札から右手で手杭の戦士 パイルハンダーのカードを引いて、
 俺の前の闇の板中央、少し奥の1番の場所に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から粉塵舞い散り進むもののカードを右手で引いてチャージゾーンに裏側で置いて宣言する!!
 「セット!!」
 「セット!!」
 宣言すると同時にシャグリッツの方も宣言を返して来た!!
 シャグリッツの方の闇の板を見ると、確かに1番とチャージゾーンにカードが1枚ずつ裏側で追加されている!!
 そして、シャグリッツの方も俺の方の闇の板を見て、俺が1番とチャージゾーンに裏側でカードを追加しているのかを確認していた、
 さらに、シャグリッツの方の闇の板を確認し終え、右手で自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持つと、
 シャグリッツの方も俺の闇の板の1番とチャージゾーンを確認し終えたのか、右手で1番に裏側で置いたカードを右手で持った!!
 右手で持ったカードを表にしつつ宣言する!!
 と、シャグリッツの方も右手で持ったカードを表にしつつ宣言してくる!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!手杭の戦士 パイルハンダー!!」
 「出番です!!銃獣兵 アリーテ!!」
 
名前:手杭の戦士 パイルハンダー
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1200
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        このカードと戦闘する相手モンスターがコスト2以上だった場合
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを600上げる
   自分のチャージゾーンにカテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが
   表側表示で存在していた時
   次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーをさらに400上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:撃ちつけろ!!
テキスト:手を握ると杭のようになる戦士、
     その一撃は相手の命を貫く

名前:銃獣兵 アリーテ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘前、相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを600下げる
   パワーを下げた後、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが300以下の時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:あの時は驚いたさ、急に冷えてきたんだもんなぁ・・・
     思い出を語りだす兵士
 
 俺の前に左ほほに傷を負った黒色の戦士が現れる!!
 漆黒の筋肉質の体を持ち、その両手には指のように縦に切ったような杭が物が付いていて、
 足裏には棘が生えていた!!
 シャグリッツの前に黒い鎧に身を包んだ兵士が現れる!!
 その右手には槍のような穂先が付いた長い銃を持ち、その左手には大きな四角い黒い盾を持ち、
 体にまとったその鎧は黒く重厚で、背中に灰色のマントを付けていたりする、
 そして、その顔、それは丸みを帯びた三角形で、両目が黒い複眼になっていて、頭の上に2本の触角が生え、口元は、黒く、両側から挟み込むような小さなはさみになっている、黒い外骨格の顔、
 って、ここの入口を守ってた兵士の1体じゃねぇか!!
 向こうもこっちもコスト1のモンスター!!
 これは・・・コストの見せ合いが始まる!!
 俺とシャグリッツはお互いに右手でチャージゾーンのカードを1枚前に出した!!
 「そのカードでいいのか?じゃあ!!表にするぜ!!」
 「いいでしょう!!表にしましょう!!」
 シャグリッツは問いかけに答え、右手で前に出したカードを表にする!!
 じゃあ、こっちも前に出したカードを表にするぜ!!
 右手で、前に出したカードを持って、表にするっ!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで500上げる
   その後、自分のモンスターゾーンにいる、
   他のモンスターのパワーをこのターンの間200上げる
カテゴリ1:粉塵 カテゴリ2:スピリット
テキスト:舞った粉塵は周りを動きの規模を表した!!
 
 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!
 
名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:銃獣兵を持つ、
        自分のモンスターが参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで600上げる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:弾丸を詰め、待機する兵士たち

 こっちも向こうも発動できるカードは無しだ!!

シャグリッツ
モンスターゾーン  
銃獣兵 アリーテ M コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
表:1 裏:0

双我
モンスターゾーン
手杭の戦士 パイルハンダー M コスト:1 パワー:1200
チャージゾーン
表:1 裏:0
 
 1番戦闘、こっちの手杭の戦士 パイルハンダーの方がパワーは大きいが、さて、どうなる!?
 と、シャグリッツが右手を前に出しつつ宣言してきた!!
 「ワタシは銃獣兵 アリーテの効果を発動!!
  手杭の戦士 パイルハンダーのパワーを600下げる!!
  相殺は?」
 
名前:銃獣兵 アリーテ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘前、相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを600下げる
   パワーを下げた後、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが300以下の時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
 
 ちぃ、やっぱりそう来たか!!
 「ねぇよ!!」
 シャグリッツの質問に吐き捨てるように答えた!!
 すると、答えを聞いたシャグリッツが右手を前に出したまま続けて宣言してくる!!
 「ならば1番戦闘!!行け!!銃獣兵 アリーテ!!
  J&GRS・スリーポイントアサルト!!」
 
銃獣兵 アリーテ M コスト:1
パワー:900

VS

手杭の戦士 パイルハンダー M コスト:1
パワー:1200-600 パワー合計:600
 
 アリーテが右手の銃槍を両手で構え、パイルハンダーを狙う!!
 狙われたパイルハンダーはいつの間にか右の方に動く!!
 ダダダッ!!
 3発ほどの銃弾がアリーテの右手の銃槍からパイルハンダーの方に飛んで行くも、パイルハンダーが元いた場所を打ち抜いたのみ!!
 パイルハンダーはすぐさま左前に方向転換!!アリーテの方に近づいていく
 アリーテはさらに銃槍をパイルハンダーに向けるが、次の瞬間にはパイルハンダーはまたも右に方向転換してアリーテの周りをぐるりと走り、狙いをつけるアリーテの背後に回り込んだ!!
 右手を握って勢いよく前進し、アリーテに右拳をぶつけようとするパイルハンダー、これをアリーテは振り向きざまに振りかざした左手の盾で何とか防いだ!!
 すぐさまアリーテは右手の銃槍の穂先でパイルハンダーを突くも、パイルハンダーは自身から見て右に避け、右側面から左手を握って叩きつける!!
 だが、アリーテは銃槍の穂先を突き出した後、銃槍をパイルハンダーに向かって振り回す!!アリーテの銃槍の中ほどとパイルハンダーの左手がぶつかる!!
 お互いに威力が損じて一瞬硬直した後、後ろに跳んで距離を取る両者、と、ここですかさずアリーテが銃槍を両手で持ってパイルハンダーに向けた!!パイルハンダーはまたも右の方に走る!!
 すると、アリーテは右手を銃槍から離して銃槍の持ち手の下の方に入っていた黒い四角い玉入れを右手で持って取り出すと、
 その玉入れを左手の盾の裏側に入れ、すぐさま、左手の盾から右手で灰色の四角い玉入れを取り出し、銃槍の黒い玉入れが付いていた場所に入れた!!
 そして、アリーテは両手で銃槍を持ち直し、慎重にパイルハンダーの向かった方に狙いを動かす、
 が、パイルハンダーはすでにアリーテの背後に回っていた!!右手を握り再度アリーテに殴り掛かるパイルハンダー!!
 と、アリーテがいきなり銃槍から左手を外して右手のみで持ちつつ自分の左わきの下に入れ、そこから引き金を引いた!!
 バン!!
 足に銃弾を受け、のけぞるパイルハンダー!!
 そのままアリーテが振り返る!!そして、両手に銃槍を構え、パイルハンダーを狙う!!
 しかし、パイルハンダーもあきらめてはいない!!そのまま左手で銃槍の穂先下の銃身を握り、再度右手を握ってアリーテに殴り掛かる!!
 すると、不意にアリーテが左手の盾でパイルハンダーに殴り掛かった!!
 パイルハンダーの右手が、アリーテの左手の盾が、それぞれぶつかり、火花を散らす!!
 勝ったのはパイルハンダー!!アリーテは右手の銃槍を離しつつ吹っ飛ぶ!!
 さらに、パイルハンダーは左手の銃槍を床に捨てつつ右手を握って走る!!
 アリーテの方も左手に盾を前に出しつつ走る!!
 パイルハンダーの右手とアリーテの左手の盾がまたもぶつかる!!が、今度はアリーテが左の方に跳んだ!!
 パイルハンダーの右手の勢いを右の方に受け流しつつ、受け流した反動を利用して左の方に移動したのだ!!
 そのままアリーテはパイルハンダーとすれ違いつつ走る!!アリーテの盾に右手が受け流されたパイルハンダーも右の方から振り返ってあわててアリーテを追う!!
 アリーテが走って目指した先、そこにはアリーテの銃槍が!!
 アリーテは自身の銃槍を右手に取って両手で構い直しつつ右の方から回って振り返り、即座にパイルハンダーに受かって発射!!
 ダダダダダ!!
 アリーテを追っていたパイルハンダーだが、このタイミングでは銃撃を避けれない!!
 両腕を顔の前で交差させ、顔面を銃撃から守るパイルハンダー!!銃弾がパイルハンダーの両手足をかすめていく!!振り返りつつで狙いが甘かったのか!?
 すると、銃撃がいきなり止んだ!!おもわず、両腕を顔から外して前を見るパイルハンダー、
 銃弾が無くなったのか?とも思った、だが、それは俺の思い違いだった!!
 アリーテは銃撃を辞めていつの間にかパイルハンダーの前まで距離を詰めていたのだ!!、さらに、アリーテはその両手の銃槍を前に突き出してパイルハンダーの腹に突き刺し、その状態で銃弾を乱射した!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 銃撃で腹が吹っ飛び、爆発して闇に返るパイルハンダー!!
 パイルハンダー、すまない・・・
 「ターンエンド!!」
 「ターンエンド!!」
 俺は悔しながら、とシャグリッツは淡々と、お互いに相手の方を見据えて宣言した!!
 これで1ターン目は終わり、
 状況は俺に不利な状況だ、
 だがな!!負けるわけにはいかないんだよ!!
 ここからどうにか逆転して勝ってやる!!
 
シャグリッツ
デッキ:29枚 手札:4枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:0枚
モンスターゾーン  
銃獣兵 アリーテ M コスト:1 パワー:1100

VS

双我
デッキ:29枚 手札:4枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン
無し
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 2ターン目!!ここから逆転してやる!!
 俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言する!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 さらに!!右手でお互いの山札の1番上のカードを引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは黒き鱗の盾!!
 このターンはこのカードをチャージゾーンに置きつつ、
 相打ちになるかもしれないが、一か八か、肩棘の戦士 シャープニードルを召喚して攻め込むぜ!!
 引いたばかりで右手に持つデモンウォーリアーズ バーストエナジーのカードをチャージゾーンに裏側表示で置きつつ、
 続けて、左手の手札から、右手で肩棘の戦士 シャープニードルのカードを引きつつ
 「セット!!」
 いきなり、シャグリッツの方から声が響いてきた!!
 シャグリッツの方を見ると、シャグリッツの前の闇の板、俺から見た闇の板の中央、少し右側にある2番の場所と、チャージゾーンにカードが裏側で追加されていた!!
 じゃあ、こっちもさっさとしないとな!!
 右手に持つ肩棘の戦士 シャープニードルのカードを1番に裏側で置きつつ、
 「セット!!」
 宣言し返し、1番に置いたカードを右手で持ったままにする、
 すると、シャグリッツが俺の闇の板、1番とチャージゾーンに裏側でカードが追加されているか目で見て確認、
 続けて、俺の闇の板の1番とチャージゾーンを確認し終えたのか、右手で自身で1番に裏側で置いたカードを持った!!
 そして、右手に持ったカードを俺が表に返しつつ宣言すると、
 シャグリッツの方も右手に持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!肩棘の戦士 シャープニードル!!」
 「招来!!銃獣兵 ハチガラ!!」
 
名前:肩棘の戦士 シャープニードル
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなう相手モンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っている時
        次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
効果:次の戦闘が行われるまでこのカードのパワーを600上げる
   チャージゾーンにカテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが
   表側表示で存在していた時、このモンスターのパワーをさらに300上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:突き詰めろ!!
テキスト:彼のタックルが扉を破壊し、向こうへと貫通していく!!

名前:銃獣兵 ハチガラ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のカテゴリ:銃獣兵を持つコスト1の
        このモンスター以外のモンスターが
        戦闘で敗北するか引き分けた時
        この戦闘に参加した相手と自分のモンスターのコストの差が、
        +-1以下だった時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘の戦闘前か戦闘後に相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:この戦闘に参加した相手のモンスターをトラッシュに送り、
   この戦闘に参加した自分のモンスターを手札に戻す、
   手札に戻したモンスターと同名のモンスターはこのターンと次のターン、
   オープンとコストによって召喚することが出来なくなる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:門が開いたとき、そこから吹き出してきたのは極寒の吹雪・・・
 
 俺の前に左肩に赤い棘の生やした戦士が現れた!!
 筋肉質で漆黒の体、禿頭の頭に黄色い瞳を持ち、全身から赤い血管の様な物が浮き出ている!!
 シャグリッツの前、アリーテの右側に黒い鎧を着た戦士が現れる!!
 右手に長い銃口銃口の先に槍の穂先が付いた銃槍を持ち、左手に黒い四角い盾を持ち、
 重そうな黒い鎧を全身に付け、背中に黄色いマントと、薄く、透明な黄色い羽を4枚持ち、
 その顔は角の丸い逆三角の形をして、硬そうな黄色い外骨格に覆われ、目の部分は茶色い複眼、頭の上左右に1本ずつ触角が生え、口元は黄色い小さいはさみになっており、
 お尻の方から黄色と茶色の縞模様の長い球体が垣間見えていて、その球体の先には黒焦茶の鋭い針が見える
 こっちはコスト2のモンスターあっちはコスト1のモンスター、
 つまり、コストの見せ合いが起こる!!
 右手でチャージゾーンから裏側表示の2枚のカードを前に出すと、
 シャグリッツの方も右手でチャージゾーンから裏側表示の1枚のカードを前に出してきて、俺の方を見据える、
 「そのカードで、いいですか、それじゃあ表にしますよ?」
 「いいぜ、表にしようじゃねぇか!!」
 シャグリッツは俺に問いかけた後、右手で前に出したカードを表にする!!
 こっちも表にするぜ!!
 右手で前に出したカードを表にする!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘をおこなう相手モンスターがコスト1の時
効果:この効果を発動後、戦闘前終了時、
   戦闘をスキップして戦闘後に移行する
   相手のモンスターのパワーが0以下の時は相手モンスターを相手の手札に戻す
   相手のモンスターのパワーが3000以上の時は
   効果の発動後、このカードをトラッシュに送る
カテゴリ1:スケール カテゴリ2:シールド
テキスト:黒き鱗の盾が相手の攻撃を止めた!!
     そして、相手のモンスターをそのまま押し込んでいく!!

 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!

名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:銃獣兵を持つ、
        自分のモンスターが参加する時
        自分の山札が5枚以上存在する時
効果:自分の山札の上5枚を見て、
   カテゴリ:銃獣兵を持つ、コスト0のリサイクルカードがあった時、
   そのカードを1枚相手に見せて、見せたカードを手札に加え、
   残ったカードは山札に戻して、山札をシャッフルする、
   カテゴリ:銃獣兵を持つ、コスト0のリサイクルカードが無かった場合、
   見たカードを全て山札に戻し、山札をシャッフルする、
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:なにかねぇかな~っと、お!!これなんかどうだ?
     倉庫を詮索して何かを見つけたようだ・・・
 
 こっちもあっちも発動できるカードは無し!!
 
シャグリッツ
モンスターゾーン 
銃獣兵 アリーテ M コスト:1 パワー:900
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800
チャージゾーン
表:1 裏:1

双我
モンスターゾーン
肩棘の戦士 シャープニードル M コスト:2 パワー:1500
チャージゾーン
表:2 裏:0

 と、シャグリッツがいきなり右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしてきた!!
 「ワタシは装填・銃獣兵の効果を発動!!
  肩棘の戦士 シャープニードルのパワーを600下げる!!」

名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:銃獣兵を持つ、
        自分のモンスターが参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで600上げる

 どうする、この効果は・・・引き分けになるかもしれないが、とりあえず、通す!!
 だが、ここから一気に行くぜ!!
 右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺は肩棘の戦士 シャープニードルの効果を発動!!
  これでパワー900アップだ!!」
 しかし、シャグリッツが右手を前に出しつつ宣言して来た!!
 「ワタシは銃獣兵 アリーテの効果を発動!!
  肩棘の戦士 シャープニードルの効果を相殺!!」
 くぅ!!そう来たか!!これで相打ちだが・・・
 シャグリッツは俺を見下しつつ、右手を前に出し、自信たっぷりに宣言してきた!!
 「もう発動するカードがなさそうですから先に進ませましょう!!
  1番戦闘!!行け!!銃獣兵 アリーテ!!
  J&GRS・パワードアサルト!!」
 
銃獣兵 アリーテ M コスト:1
パワー:900+600 パワー合計:1500

VS

肩棘の戦士 シャープニードル M コスト:2
パワー:1500
 
 アリーテが右手の銃槍を両手で構え、銃槍の銃口をシャープニードルに向けて、何発も発砲する!!
 ダダダダダ!!
 対するシャープニードルは左肩の棘をアリーテの方に出して突進を開始する!!
 このままだとシャープニードルは銃弾の餌食か?
 そう思った次の瞬間、
 カチュン!!カチュン!!カチュン!!カチュン!!カチュン!!
 シャープニードルは左肩の棘の上下に位置を変えて、左肩の棘でアリーテの銃弾を弾いた!!
 アリーテはあわててシャープニードルの左肩の棘が届かない足元の方に銃槍の照準を向け、数発発砲した!!
 ダダダ!!
 だが、シャープニードルが不意に上に跳び、アリーテの銃弾を避けた!!そのまま着地し、アリーテへの突進を続行するシャープニードル!!
 あわてて再度銃槍の引き金を引こうとするアリーテだが、時すでに遅し、いつの間にか目の前までシャープニードルが来ていた!!
 引き金が引かれる銃槍を左手で払いつつ、左肩の突進をぶち当てようとするシャープニードル、あわてて銃槍から左手を離し、そのまま左手の盾を前に出そうとするアリーテ!!
 しかし、なんと、アリーテの前に出そうとしていた左手の盾がシャープニードルの体に当たり、シャープニードルがたたらを踏み、アリーテの左手の盾がアリーテの左腕から抜けて俺から見た右の方に吹っ飛んだ
 一瞬、盾の方とシャープニードルの方を交互に見て、盾を拾うか、シャープニードルに追撃するか迷うアリーテ!!
 その迷いが命取り!!迷っている間にシャープニードルは姿勢を戻しつつ、アリーテの方に左肩の棘を向けつつ突進を再開した!!
 アリーテは一瞬の迷いの末に両手に銃槍を構え、シャープニードルに突き出した!!
 シャープニードルはこの銃槍を少し左に動いただけでかわした!!だが、アリーテは力ずくで左の方に銃槍を振るう!!
 シャープニードルは銃槍に少し押されるもそのまま突進を続ける!!
 シャープニードルの突進が迫るアリーテは、慌てて右に跳び、シャープニードルの突進を避ける!!
 シャープニードルは突進を避けられるが、なおも右に曲がってUターンしつつ突進を続ける!!一方、アリーテの方は、素早く、再度シャープニードルの方に銃槍の照準を合わせ、銃槍の引き金を引いた!!
 ダダダダダ!!
 今度こそ、足元に照準を向けた銃弾だ、さらにアリーテは続けて、上の方に角度を変えつつ発砲していく!!シャープニードルがさっきと同じように上に跳んでも銃撃が当たるようにだ、シャープニードルに防ぐすべはない、が、
 カンカンカンカンカン!!
 なんと、金属同士が弾きあう音がして、アリーテの銃弾が弾かれた!!
 シャープニードルはいつの間にか、左手に紫の盾を持っていた!元々アリーテが左手に持っていて、さっきシャープニードルに弾かれた盾だ!!
 盾を左手に持ったままシャープニードルは突進していく!!一方のアリーテの方はさらに銃撃を続ける!!
 ダダダダダダダダダダダダ!!
 カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン!!
 金属が弾きあう音がして、紫の四角い盾がアリーテの銃弾を弾いていく!!
 と、いきなりアリーテの銃音がやんだ、いつの間にか銃弾が尽きていたんだ!!
 だが、1ターン前の戦闘を見る限り、アリーテの銃の予備はあの盾の裏にある、どうするアリーテ、
 等と考えていると、アリーテはいきなり銃槍を前に出して突撃していった!!
 とうとう、銃撃を辞めて近距離戦をするのか!?
 左肩の棘と四角い盾を前にして突進するシャープニードル!!銃槍の穂先を前に突進していくアリーテ!!
 ガキィン!!
 大きな音を立て、ぶつかる両者!!
 ・・・よく見ると、紫の盾をアリーテの銃槍の穂先が貫通していた!!さっき、むやみやたらと銃を乱射していたのは紫の盾耐久力を下げ、紫の盾を貫通するためだったか!!
 しかし、銃槍の穂先が貫通したとはいえ、シャープニードルは無傷、貫通が少し中央より右にずれている上に浅く、銃槍の穂先がシャープニードル本体に届いていないのだ!!
 さらに突進の勢いではシャープニードルの方が上なのか、シャープニードルが徐々にアリーテを押し始めている!!よし、このまま・・・
 と、思ったら、アリーテがいきなり何も持っていなかった左手で銃槍の持ち手の下の方から黒い長方形の玉入れを持って外し、そのまま左手をシャープニードルが持つ紫の盾の裏側に伸ばして紫の盾の裏から黒い長方形の玉入れを取って、さっき黒い長方形の玉入れを外した場所に入れた!!
 再び引き金を引くアリーテ!!何発もの銃弾が紫の盾にぶつかる!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 突如、シャープニードルが紫の盾を離した!!
 どうしたんだ?
 あ!!いつの間にか紫の盾を銃弾が貫通している!!
 シャープニードルは銃弾が盾を貫通することを察して紫の盾を手放したのか!!
 ガウン!!
 大きな音を立て地に落ちるアリーテが右手に持つ銃槍と銃槍の穂先が貫通した紫の盾、
 次の瞬間、シャープニードルがアリーテに向かって左肩の棘を前に出して再度突進する!!
 またも右手に持った銃槍を構えようとするアリーテ!!だが、紫の盾が穂先に刺さっているせいで照準を合わせるのが遅れた!!
 そのまま紫の盾と銃槍ごと突進を喰らうアリーテ!!アリーテはそのまま後ろにぶっ飛んだ!!
 紫の盾と銃槍を介していたからなのか、ダメージは少ないらしくすぐに立ち上がるアリーテ、
 と、さっきの突進のショックからか、いつの間にか銃槍の穂先から紫の盾が外れている、
 しかし、その突進のショックは銃槍にかなりのダメージを与えたのか、銃槍の銃口がかなり曲がっている、
 無理矢理撃つこともできそうだが、照準を合わせることはかなり難しいだろう、
 が、アリーテの銃槍の事などお構いなしに、シャープニードルは左肩の棘を前に出して突進をかける!!
 対する、アリーテもとっさに銃口が曲がった銃槍を両手で構えた!!
 「ワタシは銃獣兵 ハチガラの効果を発動!!
  銃獣兵 アリーテを手札に戻し、肩棘の戦士 シャープニードルをトラッシュに送る!!」
 いきなりシャグリッツの大声での宣言が聞こえた!!
 
名前:銃獣兵 ハチガラ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のカテゴリ:銃獣兵を持つコスト1の
        このモンスター以外のモンスターが
        戦闘で敗北するか引き分けた時
        この戦闘に参加した相手と自分のモンスターのコストの差が、
        +-1以下だった時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘の戦闘前か戦闘後に相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:この戦闘に参加した相手のモンスターをトラッシュに送り、
   この戦闘に参加した自分のモンスターを手札に戻す、
   手札に戻したモンスターと同名のモンスターはこのターンと次のターン、
   オープンとコストによって召喚することが出来なくなる

 ハチガラが上の方に飛んできて、腰元の鎧の隙間に左手を滑り込ませると、
 鎧の隙間から上に鉄の輪っかと鉄の台形円状のふたが付き、緑色で四角い凹凸の入った縦に長い球状の物体を取り出し
 物体の鉄の輪っかの部分を何かのピンのように口に引っ掛けて抜く、
 ・・・もしかして、あれは手榴弾!?
 ハチガラは手榴弾をシャープニードルの上に放り投げる!!
 手榴弾は爆発し、シャープニードルは爆発に巻き込まれて爆発し、闇に返る、
 と、その爆発にアリーテも巻き込まれたのかアリーテも後ろの方に吹っ飛んだ!!
 が、シャープニードルとは違い、アリーテはよろよろと立ち上がると、自分の左前の方に一緒に飛んできていた紫の盾を左手で無造作に持って回収し、
 ハチガラが左手の親指を伸ばして左手を肩まで上げ、後ろにいるシャグリッツの方を親指で示す中、
 アリーテは後ろを向いてよろよろと歩いてシャグリッツの方まで歩いていき、いつの間にか消えた・・・
 くそう!!あんな手があるなんて!!相打ちに見せかけつつ自分だけ銃獣兵 アリーテを手札に戻しやがった!!
 さらに、シャグリッツは右手を広げて前に出し、宣言してくる!!
 「2番戦闘!!行け!!銃獣兵 ハチガラ!!
  J&GRS・ボムチェーンクラッシュ!!」
 
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

攻撃

双我
 
 ハチガラが右前空中から両手で俺の方を銃槍で狙ってきて、銃槍の引き金に右手の人差し指をかける!!
 ダダダダダ!!
 銃音が響く一瞬前、俺の右前に薄い闇の壁が現れ、ハチガラが発射した銃弾をすべて受け止めた!!
 が、薄い闇の壁は銃弾が当たった場所に丸い小さな跡ができその後から周りに細かいひびが無数に走った!!
 と、いきなり、ハチガラが左手で腰元の鎧の隙間から緑色で縦に長い球状で、四角い凹凸が付き、丸い鉄の輪っかと台形円状のふたが上部に付いた手榴弾を取り出し、
 口の部分で手榴弾のピンを外し、俺の方に投げて来た!!
 手榴弾は俺の前ある薄い闇の板にぶつかり、爆発する!!
 爆発に巻き込まれた薄い闇の板は何とか爆発に耐えきるも、余すところなくひびが入り、ひびの部分から崩壊、崩壊したところから衝撃波をまき散らした!!
 ちぃい!!
 薄い闇の板から出た衝撃波を軽く右手を顔の前に持ってきて耐え、
 衝撃波が収まった後に右手で闇の板手前並べた中の1番左のライフカードを取る、
 出てきたのは・・・ラッタード チューデ!!
 これでこのターンは終わりだな、
 「ターン・・・」
 「ワタシは銃獣兵の連鎖爆発の効果を発動!!
  相手のライフカードを1枚削る!!」
 突如、シャグリッツが右手で左手の手札から1枚のカードを引いて俺の方に見せて宣言してきた!!
 
名前:銃獣兵の連鎖爆発
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このターン、カテゴリ:銃獣兵と発動タイミング:戦闘後を持つ、
        自分のスマッシュもしくはモンスターカードの効果が発動していた時
        次の戦闘を行う場所に何のカードも置かれていなかった時
        相手のライフカードが1枚以上あった時
効果:相手のライフカードを1枚、相手の手札に加えさせる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:仕掛けられた罠が、爆発によって起動、
     相手を襲う!!
 
 な!!あんなカードが!!
 さらに、さっきのハチガラの手榴弾の爆発が地面の爆弾か何かに引火したかのように、なぜか連続した爆発し、その爆発の連鎖は左の方に向かって、左の方から回り込みながら俺の方に向かってきた!!
 と、いきなり俺の左の方に薄い闇の壁が現れ、爆発に巻き込まれる!!
 爆発に巻き込まれた薄い闇の壁は崩壊しつつあたりに衝撃波をまき散らす!!
 こんちきしょう!!
 顔の前に軽く右手を出して衝撃波に耐え、
 衝撃波が収まった後、右手に持っていたさっきのライフカードから引いたカードを左手の手札に移し、
 こんどは1番右側のライフカードを右手で取る!!
 出てきたのは草風薙衝!!
 「ターンエンド!!」
 シャグリッツが俺の方を見据え宣言してきた、
 これでこんどこそこのターンは終了だな・・・
 右手に持ったカードを左手の手札に加えてシャグリッツを見据え、
 「ターンエンド」
 宣言を返す、
 さて、これで2ターン目は終わり、
 だが、今の手札で召喚できるのはラッタード チューデのみ、
 ラッタード チューデのみでこの状況をどうにかできるとは思えない、
 次のターン、何か戦闘を行えるカードを引ければいいのだが・・・
 
シャグリッツ
デッキ:28枚 手札:3枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン  
無し
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

VS

双我
デッキ:28枚 手札:5枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:2枚
モンスターゾーン
無し

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 3ターン目、何が引けるか!?
 俺とシャグリッツはお互いに右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 さらに、お互いに右手で山札の1番上のカードを引き、
 「ドロ-!!」
 「ドロ-!!」
 と、宣言する!!
 俺が引いたカードは頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド!!
 このカードで一気に攻める!!
 チャージゾーンに置くのは・・・
 ここはコスト0のラッタード チューデをチャージゾーンに置いてライフカードを削る!!
 そう決めると、右手に持つ頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのカードを1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札からラッタード チューデのカードを右手で引いて、チャージゾーンに裏側で置き宣言する!!
 「セット!!」
 宣言が終わり、シャグリッツの方を見ると、
 自身の左手の手札から右手で1枚のカードを引いて1番の場所に裏側で置き、
 さらに、左手の手札からもう1枚、右手でカードを引くと、
 チャージゾーンに裏側表示で置いて、俺の方を見据え、
 「セット!!」
 と、宣言を返して来た!!
 シャグリッツが1番とチャージゾーンにカードを裏側で置き終えたのを見て、俺は1番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 すると、シャグリッツの方も俺の闇の板の1番とチャージゾーンをカードが裏側で追加されているかどうかを見て確認し、
 自身で1番に裏側で置いたカードを右手に持った!!
 そして、俺が右手に持ったカードを表にしつつ宣言すると同時に、
 シャグリッツの方も右手に持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来ぉい!!命削りし頭刃の戦士!!ライフブレイカーヘッド!!」
 「来たれ、銃者のリス!!その弾丸を撃ち尽くし、来たる敵を撃ち貫け!!
  銃獣兵 アーマードスクリュール!!」
 
名前:頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で相手モンスターに勝利した時
        相手のライフカードが1枚以上ある時
効果:相手のライフカード1枚を相手の手札に加えさせる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:ブレイカー
テキスト:その黒き刃で相手の命を削り取る恐れられる戦士

名前:銃獣兵 アーマードスクリュール
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:900
戦闘直前効果 銃獣兵強化
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:銃獣兵を持つコスト1以上の
            自分のハンドカードもしくは
            自分のデストーションカードの効果が
            この戦闘前に相殺含めず発動していた時
            次の戦闘にこのデストロイヤーと
            相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを
   ((自分がこの戦闘前に相殺含めず発動した
   ハンドカードもしくはデストーションカードの合計コスト)
   ×800上げる)
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が次の戦闘に参加する時
        次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘の戦闘前か戦闘後に相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを次の戦闘が行われるまで600下げる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:なんでゲートから吹雪が出てくんだよっ!!
     彼らは知らなかった、門が開いたとき、極寒の地と繋がったことに・・・
 
 俺の前に黒い戦士が現れた!!
 黒い刃が頭の上からてっぺんに向かって伸び、
 赤い瞳と黒い筋肉質な体を持っていて、左肩や右足が硬く、硬質化している!!
 シャグリッツの前で黒い力が集まり、大きな水平の翼を持つ姿を持ち具現化する!!
 その顔は黒い毛皮のリスのもの、丸く鼻から口元が少し前に出た顔に上唇の周りが左右に分かれた三口、黒光りする鼻と、丸く黒い両の瞳を持ち、体にまとうは重厚な黒い鎧、右手に持つは大き目の銃の先に槍の穂先が付いたもの、左手には黒く大きな四角い盾、
 だが、その背に持つ物が違う、
 水平で灰色の硬質のその翼は戦闘機を思い浮かべ、後ろの方に付く左右の2つの筒はジェットエンジンのようで、
 翼の下には左右に2基ずつ、計4基の、細い鉄の筒が円状に5つ配置されて筒の中ほどに付いた円状のパーツが筒を繋げ、筒の奥の方に緑の四角い機械の付いた銃が張り付いている!!
 あれって、もしかして、ゲート前で見たリス顔の兵士か!?
 いや、そんなこと、今は考えても仕方ないか・・・
 向こうはコスト1のデストロイヤー、こっちはコスト3のモンスターだ!!
 コストの見せ合いが起きるが、あっちはデストロイヤー、こっちの召喚の邪魔は出来ない!!
 右手でチャージゾーンのカードを3枚前に出す!!
 すると、シャグリッツの方も右手で1枚のカードを前に出してきた!!
 「そのカードでいいか!?じゃあ、表にするぜ!!」
 「いいでしょう表にしましょう」
 シャグリッツは俺の問答に答え、右手で前に出したカードを表にする!!
 対する俺の方も右手で前に出したカードを表にして行く!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:ラッタード チューデ
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
        次の戦闘に参加する、
        相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        のコストが1以下の時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   このデストロイヤーのパワーを100上げる
   自分のチャージゾーンに裏側表示のカードが1枚以上存在し、
   次の戦闘に参加する、
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーが500以下の時、
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る、
   その後、自分のチャージゾーンのカードを1枚表側表示にする、
   この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
   カードの効果の発動や召喚等を行えない
カテゴリ1:鼠 カテゴリ2:叩く
テキスト:その四肢と尾で叩いて戦う!!

 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!

名前:銃獣兵 アリーテ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘前、相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを600下げる
   パワーを下げた後、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが300以下の時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:あの時は驚いたさ、急に冷えてきたんだもんなぁ・・・
     思い出を語りだす兵士

 右手で前に出したカードの1枚を3番に置きつつ宣言する!!
 「俺はラッタード チューデを3番に召喚!!
  コストには黒き鱗の盾を指定!!」
 
名前:ラッタード チューデ
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このデストロイヤーと同じ番号に
        相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が存在していた時
        次の戦闘に参加するこのデストロイヤー以外の自分の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが、
        装備設置されているカードに書かれたパワーを含めて、
        書かれたパワーと違うパワーだった時
効果:このデストロイヤーのパワーをこのターン、
   ((次の戦闘に参加する自分の
    モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワー)
   -
   (設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた、
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワー))
   分、上下させる、この時、このデストロイヤーのパワーが0以下になった時、
   このデストロイヤーを自分のトラッシュに送る、
   その後、次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを、
   設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワーにする
   この効果を使った後、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスターのパワーがこのデストロイヤーのパワー以下だった時、
   または、同じ番号に存在している
   相手のデストロイヤー・クリエイターのパワーが
   (このデストロイヤーのパワー÷2(小数点以下切り捨て))以下だった時、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る、
カテゴリ1:鼠 カテゴリ2:叩く
テキスト:その四肢と尾で叩いて戦う!!

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 俺の前、頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドの左側に薄黒い鼠が現れる!!
 鼠と言ってもその体躯はそれなりに大きく、俺の足よりもかなり大きい、
 その手足は薄紅色に染まり、同じ色のしなやかな尻尾に、黒い爪を持っている!!
 
シャグリッツ
銃獣兵 アーマードスクリュール DM コスト:1 パワー:900
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800
チャージゾーン
裏:2表:0

双我
モンスターゾーン
頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド M コスト:3 パワー:2800
無し
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:1000
チャージゾーン
裏:0表:1
 
 この状況、このままなら、1番戦闘で勝てるが・・・
 と、シャグリッツがいきなり左手の手札から1枚のカードを右手で引いて宣言してきた!!
 「ワタシは、銃獣兵の援護射撃の効果を発動!!
  頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのパワーを900下げる!!
  コストには装填・銃獣兵と銃獣兵の倉庫詮索を指定!!」
 
名前:銃獣兵の援護射撃
種類:H ハンド コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに、
        カテゴリ:銃獣兵を持つモンスターが1体以上存在している時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで900下げる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:助けに来たぞ!!
     ダダダダダ!!
     一斉の援護射撃が鳴り響く!!

名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 さらに、シャグリッツは右手を前に出し宣言する!!
 「さぁ!!1番戦闘ですが、その前に銃獣兵 アーマードスクリュールの
  戦闘直前効果 銃獣兵強化が発動!!
  この戦闘前に発動した銃獣兵の援護射撃のコスト2×800、
  合計1600分、銃獣兵 アーマードスクリュールのパワーを上げる!!」
 
名前:銃獣兵 アーマードスクリュール
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:900
戦闘直前効果 銃獣兵強化
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:銃獣兵を持つコスト1以上の
            自分のハンドカードもしくは
            自分のデストーションカードの効果が
            この戦闘前に相殺含めず発動していた時
            次の戦闘にこのデストロイヤーと
            相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを
   ((自分がこの戦闘前に相殺含めず発動した
   ハンドカードもしくはデストーションカードの合計コスト)
   ×800上げる)
 
 ちぃ!!打つ手は・・・ない!!
 シャグリッツは右手を前に出したまま宣言を続ける!!
 「さぁ、行きますよ!!1番戦闘!!銃獣兵 アーマードスクリュール!!
  J&GRSG・ガトリングチェーンクラッシャー!!」
 
銃獣兵 アーマードスクリュール DM コスト:1
パワー:900+1600 パワー合計:2500

VS

頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド M コスト:3
パワー:2800-800 パワー合計:2000
 
 ライフブレイカーヘッドがアーマードスクリュールに向かっていく!!
 が、次の瞬間、アーマードスクリュールは背中のジェットエンジンから火を出して空に飛んだ!!
 ごぉぉぉおおおおおお!!
 思わず上を見上げ、目を見開き唖然とするライフブレイカーヘッド、
 一方、空に飛んだアーマードスクリュールは、空を飛びつつ大きく旋回、ライフブレイカーヘッドの方を向き、突如、右手の銃槍を構え、ライフブレイカーヘッドに向かって銃弾を発射した!!
 ダダダダダダダ!!
 思わず右に向かって走るライフブレイカーヘッド!!
 ライフブレイカーヘッドのいた場所に銃弾が着弾する!!
 逃げたライフブレイカーヘッドを追ってアーマードスクリュールが飛ぶ!!
 そして、追いかけたままライフブレイカーヘッドに向かって両手に構え直された銃槍から弾丸を撃ち続ける!!
 ダダダダダダダダダダ!!
 しかし、ライフブレイカーヘッドは右に左に動き、アーマードスクリュールの銃弾を何とかかわし続ける!!
 と、いきなり目の前からハチガラが飛んできて、その両手に銃槍を構え、ライフブレイカーヘッドに向かって銃弾を撃ち込んだ!!
 ダダダ!!
 ライフブレイカーヘッドは大きく左に動いてこの銃弾を何とか避けた!!
 と思ったら、ハチガラがアーマードスクリュールの方に飛んで行って、左手で銃槍を持ちつつ、アーマードスクリュールの左肩を右手でたたいた、
 肩を叩かれたアーマードスクリュールはいきなりやる気を出したように両手を両腰から少し外側に広げ、
 両手の銃槍を左手のみで持ち、右手で銃の銃口の中ほどの下についていた黒い長方体の玉入れを取り外すと、
 黒い長方体の玉入れを左手の盾の裏側に隠し、続けて、左手の盾の裏側から右手で中央にさらに濃い黒の線が付いている黒い長方体の玉入れを取り出すと、
 その黒い長方体の玉入れを左手に持つ銃槍に装填、再び両手で銃槍を持ち、ライフブレイカーヘッドに向かって銃弾を発射した!!
 ダダダダダ!!
 ライフブレイカーヘッドはこの銃撃を右に跳んで避ける!!
 だが、次の瞬間、アーマードスクリュールの翼に付いた五つの銃口が円状に付いた銃全てが、銃口が円を描くように回転、
 それらの全ての銃の銃口から銃弾が一斉に連続発射された!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 これにはさすがにライフブレイカーヘッドも逃げ切れずにハチの巣になり、
 続けて、アーマードスクリュールが右手の銃槍を前に出して急降下!!
 ライフブレイカーヘッドの体を銃槍の穂先で貫き、ライフブレイカーヘッドは爆発、闇に返った!!
 ライフブレイカーヘッドォォォ!!お前の負けは無駄にはしない!!
 と、シャグリッツが右手を前に出したまま宣言してきた!!
 「2番戦闘!!行ってこい!!銃獣兵 ハチガラ!!
  J&GRS・ボムクラッシュ!!」
 
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

攻撃

双我
 
 ハチガラが空を飛び、俺の方に向かってくる!!
 すると、俺の前に薄い闇の壁が現れた!!
 ハチガラは両手で銃槍を構えて俺の前の薄い闇の壁に向かって銃弾を撃ち込む!!
 ダダダダダ!!
 俺の前の薄い闇の壁はハチガラに銃弾を撃ち込まれ、
 銃弾の当たった場所には丸い跡が、銃弾の当たった場所の周りは一気にひび割れる!!
 そして、ハチガラは左手を自身の鎧の腰元の隙間に伸ばすと、鎧の隙間から手榴弾を取り出し、
 手榴弾のピンを口で外し、薄い闇の壁に向かって手榴弾を投げつけた!!
 ズガーン!!
 手榴弾の爆発を薄い闇の壁はなんとか耐えるものの、
 薄い闇の壁は爆発が収まった直後にひび割れていた部分から崩壊、辺りに衝撃波をまき散らす!!
 くそっ!!
 薄い闇の壁が崩壊した時に出た衝撃波を右手を軽く顔の前に出して耐え、
 衝撃波が収まった後に、元は左から2番目にあった今は1番左にあるライフカードを右手で引く、
 出てきたカードはデモンウォーリアーズ バイスエナジー!!
 さて、このカードがどう影響しおてくるのやら・・・
 右手に持つ、デモンウォーリアーズ バイスエナジーのカードを左手に加え、
 右手を前に出し、続けて宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!!ラッタード チューデ!!
  テイルデッシュ!!」
 
シャグリッツ

攻撃

ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
 チューデがシャグリッツの前まで駆けていく!!
 すると、シャグリッツの前に薄い闇の板が現れた!!
 チューデはそのままシャグリッツの前の薄い闇の板の所までかけていくと、
 四肢を抑えて姿勢を低くした後、四肢を伸ばし上に跳んで後方に1回転、その勢いのまま自身の尻尾をシャグリッツの前の薄い闇の板にぶつけた!!
 シャグリッツの前の薄い闇の板はチューデの尾の一撃を受けてそのまま縦に真っ二つになり崩壊、あたりに衝撃波をまき散らした!!
 チューデはその崩壊した薄い闇の板の衝撃波を受け、俺の方まで飛ばされて戻ってきて、
 一方のシャグリッツはこの衝撃波を左腕を顔の前に出し耐える!!
 そして、衝撃波が収まった後、右手で自身のライフカードの中の右から2番目のライフカードを取り、そのまま取ったカードをチラリと見つつ左手の手札に加え、目を細めて俺の方を見据えるようににらみ、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言してきた!!
 よし!!今回はハンドカードの発動とか無さそうだ!!思い切り宣言を返してやる!!
 「ターンエンド!!」
 ・・・さて、これで3ターン目は終わりだ、
 ようやく、シャグリッツのライフカードを1枚削れたが、いぜん、こっちの方が不利だ、
 だが、絶対に逆転して勝ってやるぜ!!
 
シャグリッツ
デッキ:27枚 手札:2枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:3枚
モンスターゾーン  
銃獣兵 アーマードスクリュール DM コスト:1 パワー:900
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

VS

双我
デッキ:27枚 手札:5枚 ライフカード:2枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:4枚
モンスターゾーン
無し
無し
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:1000

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 4ターン目!!ここから、逆転する!!
 俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言する!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 さらに、右手で山札の一番上のカードを引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは・・・黒き拳の闘士 クライフィストー!!
 とりあえず、1番に置いておくか!!
 右手に持ったままの黒き拳の闘士 クライフィストーを1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札を見る、
 今の手札なら、デモンウォーリアーズ バイスエナジーをチャージゾーンに置いておくのがいいか、
 右手で左手の手札から、デモンウォーリアーズ バイスエナジーのカードを引くと、
 チャージゾーンに裏側で置き宣言する!!
 「セット!!」
 「セット!!」
 宣言と同時にシャグリッツの方も宣言を返して来た!!
 シャグリッツの闇の板の方を見ると、確かに3番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されていた!!
 と、俺が確認すると同時にシャグリッツの方も俺の1番とチャージゾーンを見て確認してきていた!!
 シャグリッツの闇の板の3番とチャージゾーンを確認して、右手で1番に裏側で置いたカードを持つ、
 すると、シャグリッツの方も右手で自身で3番に裏側で置いたカードを持った!!
 右手に持ったカードを俺が表にしつつ宣言すると、
 シャグリッツの方も右手で持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!黒き拳の闘士 クライフィストー!!」
 「行け!!銃獣兵 コアターラ!!」
 
名前:黒き拳の闘士 クライフィストー
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを500上げる
   自分のチャージゾーンにカテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが
   表側表示で存在していた時、このモンスターのパワーをさらに300上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:叫べ!!
テキスト:叫びの闘士、己を鼓舞し、敵を打つ!!

名前:銃獣兵 コアターラ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘前、相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを800下げる
   パワーを下げた後、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが500以下の時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:ちょ!!寒!!ゲートの向こうどうなってんだ!?
     もしかして、妙な所に繋がったんじゃないだろうな!!
     周りの植物が凍りついていく、ここの生態系はもう維持ではしない・・・
 
 俺の前に漆黒の肉体を持つ戦士が現れた!!
 その両の拳は大きな鉄球のようで、
 臀部から先の方に毛の生えた尻尾が生え、
 頭の上部左右からは赤い角は内側の方に曲がっていて、
 その口の下部からは大きな白い牙が上に向かって左右に1本ずつ計2本生え、
 瞳孔の無い赤い瞳を持つ!!
 シャグリッツの前に黒い重厚な鎧をまとい、大きなしずく型の鼻と赤みを帯びた黒いつぶらな瞳と丸い耳を持ったコアラ顔の兵士が現れる!!
 その顔は黒灰色の毛皮に覆われ、
 右手に持った長い銃槍の穂先の部分には少し装飾が施され、先端も他の兵士より鋭くなっていて、
 左手の大きな四角い盾にも植物の蔦のような装飾が斜め右下から広がるように付き、
 背中には黒灰色のマントを羽織っている、
 向こうはコスト2のモンスター、こっちはコスト1のモンスターだ!!
 コストとして右手で1枚のカードをチャージゾーンから前に出すと、
 シャグリッツの方も右手でチャージゾーンから2枚のカードを前に出してきた!!
 あの2枚がコストでいいんだよな?
 「おい!!その2枚がコストでいいんだな?」
 「いいですよ、それじゃあ、表にしましょう」
 シャグリッツが右手で前に出したカードを表にしていく!!
 俺の方も右手で前に出したカードを表にする!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!
 
名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の威嚇射撃
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:銃獣兵を持つ、
        自分のモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのコストが、
        コスト2以下だった時
効果:次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:それ以上は近寄るな!!
     大きな声で威嚇する!!
 
 向こうもこっちも発動できるカードは無い!!
 
シャグリッツ
銃獣兵 アーマードスクリュール DM コスト:1 パワー:900
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800
銃獣兵 コアターラ M コスト:2 パワー:1500
チャージゾーン
表:2裏:1

双我
黒き拳の闘士 クライフィストー M コスト:1 パワー:1000
無し
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
表:1裏:1
 
 「それにしても残念ですねぇ」
 いきなりシャグリッツが俺を見下し話しかけてきた!!
 「なんだ?何が残念なんだ?」
 「ワタシが勝てなかったあのディクラインを破ったと聞いたから、どんな手練れかと思ったら・・・」
 質問に答えたシャグリッツがさらに鼻を高く上げ両手を広げて外側に広げ、余裕綽々の態度で、
 「このような雑魚では・・・ワタシの方が圧倒的優勢ではありませんか!!
  その腕のせいでこんなところまで連れ去られたというのに・・・」
 「ああ、そうらしいな」
 「そう!!Wカードで強い腕を持つということは、地位も名誉も思いのまま!!
  それにこの鎧のエネルギー源としても最適だ!!」
 鎧のエネルギー源!?
 「おい!!どういう事だ!?鎧のエネルギー源っていうのは?」
 思わず、語気を強めてしまった、
 「おや?知りませんか?」
 シャグリッツが右の口の端をゆがめて笑い、
 「単純な話ですよ、カードバトルが強いということはカードを実体化させた時に強い、
  そして、それらは気の総量が多いということ!!
  この鎧は気の力で動くのですから、気の総量が多いほうが動くそういう事です!!
  もっとも、人間の場合は気の総量はそんなに増えないらしいですがね、
  人間の場合は気の総量より気のコントロールの方が強くなる傾向にあるらしい、
  それでも、弱い人間より何度もカードバトルした奴の方がいいのは事実だ!!」
 な・・・!!俺があの鎧に入れられるはずだったって!?冗談じゃないぜ!!
 シャグリッツが俺の方を目を細めてにら
 「さぁ!!このカードバトルに勝って、君もあの紫の鎧に放りこんであげましょう!!
  ワタシに及ばないとはいえ、その力、存分に利用してあげます!!」
 「そんなことさせるかよ!!このカードバトル!!絶対に勝ってやる!!」
 「ほう、ですが・・・」
 シャグリッツが俺の方を笑うように目を細めてにらんできた!!
 「このカードバトル、ワタシの方が圧倒的優勢!!
  これでは勝負になりません!!」
 優勢か・・・だがな!!
 「勝負にならないだなんてそんな言葉は勝ってから言うんだな!!」
 「なんとでも言うがいい、ワタシの優勢は変わらん!!」
 「後で後悔するぜ!?」
 問答の中で俺の挑発を聞いたシャグリッツが俺の方を目じりを上げてにらみ、
 「後悔させてみるがいい!!」
 「いいぜ!!やってやらあ!!」
 シャグリッツに向かって叫ぶ!!
 まだ勝負は終わっていない!!逆転の目は必ずあるはずだ!!
 と、シャグリッツが右手で左手の手札から1枚のカードを引いて俺に見せ、宣言してきた!!
 「ワタシは銃獣兵の援護銃撃の効果を発動!!
  黒き拳の闘士 クライフィストーのパワーを400下げる!!」
 
名前:銃獣兵の援護銃撃
種類:H ハンド コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに、
        カテゴリ:銃獣兵を持つモンスターが1体以上存在している時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで400下げる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:喰らえぇ!!
     ダダダ!!
     援護射撃が鳴り響く!!
 
 ハンドカードをまだ持ってたのか!!
 だが、これで反撃の芽ができた!!
 すかさず右手を前に出し、宣言し返す!!
 「俺は黒き拳の闘士 クライフィストーの効果を発動!!
  銃獣兵の援護銃撃の効果を相殺!!」
 「だが!!黒き拳の闘士 クライフィストーが生き残っただけだ!!」
 シャグリッツが俺を見据え叫ぶ!!
 「3番戦闘、ラッタード チューデは生き残れまい!!」
 いいや!!違う!!
 右手と右手の人差し指をシャグリッツに突きつけ、叫ぶ!!
 「いいや!!お前は3番戦闘も落とすのさ!!」
 「何を言っているんだ!?」
 シャグリッツが叫び返す中、右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バイスエナジーの効果を発動!!
  黒き拳の闘士 クライフィストーのパワーを600上げる!!
  相殺は!?」
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで200上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを400上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:打て!!打て!!打て!!
     撃ちこみ続け、破壊の力を増幅する!!
 
 「1番戦闘は決した!!そんなもんに相殺などせんわ!!」
 よし!!予想どうりだ!!
 ハンドカードを相殺すれば銃獣兵 アーマードスクリュールの戦闘直前効果は発動しない、
 これで1番戦闘はいい、問題は3番戦闘、
 だが、こちらもどうにかできる!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「俺はラッタード チューデの効果を発動!!
  黒き拳の闘士 クライフィストーが上がった600分のパワーをラッタード チューデに分け、
  さらに、ラッタード チューデのパワー以下のパワーに銃獣兵 コアターラのパワーがなったため、
  銃獣兵 コアターラをトラッシュに送る!!」
 「な、なんだと・・・」
 シャグリッツが目を見開きつぶやく、
 
名前:ラッタード チューデ
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このデストロイヤーと同じ番号に
        相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が存在していた時
        次の戦闘に参加するこのデストロイヤー以外の自分の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが、
        装備設置されているカードに書かれたパワーを含めて、
        書かれたパワーと違うパワーだった時
効果:このデストロイヤーのパワーをこのターン、
   ((次の戦闘に参加する自分の
    モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワー)
   -
  (設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた、
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワー))
   分、上下させる、この時、このデストロイヤーのパワーが0以下になった時、
   このデストロイヤーを自分のトラッシュに送る、
   その後、次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを、
   設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワーにする
   この効果を使った後、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスターのパワーがこのデストロイヤーのパワー以下だった時、
   または、同じ番号に存在している
   相手のデストロイヤー・クリエイターのパワーが
   (このデストロイヤーのパワー÷2(小数点以下切り捨て))以下だった時、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る、
 
 さらにダメ押しの一言!!
 「さぁ、相殺は!?」
 シャグリッツが歯を食いしばり、目を細めて俺の方をにらむ!!
 「ぐ・・・無い!!」
 よし!!それならこのまま行くぜ!!
 右手を一度降ろし、再度右手を上に上げ、宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!黒き拳の闘士 クライフィストー!!
  バイスチューデクライムフィスト!!」
 
銃獣兵 アーマードスクリュール DM コスト:1
パワー:900

VS

黒き拳の闘士 クライフィストー M コスト:1
パワー:1000+600-600 パワー合計:1000
 
 アーマードスクリュールが宙に飛ぶ!!と思ったら、いきなり正面からクライフィストーがアーマードスクリュールに跳びかかった!!
 そのままアーマードスクリュールはクライフィストーを右肩に捕まらせたまま空に飛び、ロケットエンジンを最大限噴射してかなりの勢いで飛び、クライフィストーを振り下ろそうとする!!
 だが、クライフィストーも必死にアーマードスクリュールに両手を使い喰らいつき、喰らいついたままアーマードスクリュールの後ろの翼に右手をゴンゴンと叩きつける!!
 と、いきなりアーマードスクリュールが壁に向かって一直線に飛んで行く!!
 このままでは壁にぶつかる!!クライフィストーは巻き添えを喰らうまいとあわてて地上に降りる!!
 しかし、アーマードスクリュールはいきなり後ろを向いてロケットエンジンを噴射して勢いを殺しつつ、足を壁に向けて壁に着地するかっこうで足を着け、
 壁に足を着けた状態から地上に降りたクライフィストーの方に一気に飛んで行く!!
 銃槍をクライフィストーに向け、発砲するアーマードスクリュール、慌てて銃撃を避けるクライフィストー!!
 クライフィストーが右に避けた時、銃弾がクライフィストーのいた所に着弾すると共に、アーマードスクリュールがクライフィストーのいた所を通り過ぎて行った!!
 アーマードスクリュールはそのまま上の方に飛んで行く、クライフィストーは避けた先で顔を上に上げて大きく口を開け、大きく吠える、
 すると、クライフィストーの足元から黒いオーラが発生した!!
 クライフィストーはそのまま黒いオーラを身にまとい、
 さらにアーマードスクリュールに向かって大きく吠え、さらに足元から発生した黒いオーラをその身にまとい、その力を増していく!!
 が、アーマードスクリュールはお構いなしに右手の銃槍を両手で構え、クライフィストーに向かって、翼に付いたガトリング獣と共に発砲する!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 クライフィストーはあわてて右の方に走る!!
 黒いオーラのおかげで走力が上がっているのか、銃弾の銃撃が来る前にどうにか銃撃を避けられたものの、このままではらちが明かない、
 ん?いきなりチューデが動き出したぞ、何をする気だ?
 チューデは黒いオーラをまとったクライフィストーの所まで行くと、クライフィストーを見上げ、何かを手早く話しかけている、
 首を素早く5度ほど縦に振り、チューデの話を聞くクライフィストー
 クライフィストーはすぐにチューデの話を聞き終えたのか、チューデの方から視線を外し、アーマードスクリュールの方を見据えた、
 クライフィストーの方に向かってくるアーマードスクリュール、
 と、チューデがいきなりクライフィストーの背後でクライフィストーの黒いオーラを喰っている!!クライフィストーの黒いオーラを口を上下に動かしほおばるチューデ、
 チューデはクライフィストーの黒いオーラを一通り飲み込むと、黒いオーラをその身に宿した、
 さらに、チューデがその身に宿した黒いオーラがチューデの尻尾に集まっていく!!
 そして、チューデの体に宿った黒いオーラがほぼ全てチューデの尻尾に集まると、
 いきなりチューデはその尻尾を大きくクライフィストーの方に振ってクライフィストーを吹っ飛ばした!!
 一直線にアーマードスクリュールの方に向かって行くクライフィストー!!
 突如吹っ飛んできたクライフィストーに対応が遅れるアーマードスクリュール!!
 クライフィストーは空中を飛びながらも右手を握り、アーマードスクリュールをぶん殴った!!
 空中から、吹っ飛びながら攻撃を受けるとは思ってなかったのか、クライフィストーの右の拳を避けきれずに顔面に受けるアーマードスクリュール!!
 そのまま吹っ飛びつつバランスを崩し、背中の羽から煙を出して墜落し、地上に激突!!何とか両手をついて立ち上がるも、
 目の前に着地したクライフィストーのとどめの右ストレートを喰らって吹っ飛び、黒い爆発を起こして闇に返った!!
 あれ?チューデがコアターラの元に走っていってる、
 が、さっきのクライフィストーとアーマードスクリュールの戦いに見入っていたコアターラはチューデの動きに気付いていない、
 チューデはそのままコアターラの後ろまで走っていって、不意に上に跳び、そのまま後ろの方に体を一回転させて、黒いオーラをまとった尻尾を振り上げると、
 そのまま尻尾をコアターラの頭に向かって叩きつけた!!
 コアターラは完全に不意打ちを喰らい沈黙、前のめりに倒れ、爆発して闇に返った!!
 よし!!2体撃破だ!!
 だが、往生際悪く、シャグリッツが右手を前に出して宣言してきた!!
 「まだ、まだだ!!2番戦闘!!行け!!銃獣兵 ハチガラ!!
  J&GRS・ボムクラッシュ!!」
 
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

攻撃

双我
 
 ハチガラが俺の方まで飛んできた!!
 すると、俺の前に薄い闇の壁が現れる!!
 ハチガラは空中から右手に持った銃槍を両手で構えて、俺の前にある薄い闇の壁に向かって銃を乱射!!
 銃撃を喰らった薄い闇の壁には銃弾で丸い跡をつき、丸い跡の周りにはひびが広がる!!
 そして、ハチガラは銃槍を左手の方に持ち替え、開いた右手を黒い鎧の右腰の方に持ってきて、
 黒い鎧の右腰の方から手榴弾を取り出すと、
 手榴弾のピンを口で引っこ抜き、薄い闇の壁に向かって放り投げた!!
 手榴弾は地上に落ちて爆発し、
 爆発に巻き込まれた薄い闇の壁は爆発に何とか耐えたものの、
 爆発が収まった直後、ひび割れた部分から崩壊し、崩壊した部分から衝撃波があたりに広がった!!
 くそっ!!
 広がった衝撃波を右手を軽く顔の前に出した姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後に、右手で元は右から2番目にあった一番右にあるライフカードを取る!!
 引いたカードはポーク定食屋日替わりおかず!!
 俺は引いたばかりのポーク定食屋日替わりおかずのカードを左手の手札に移す、
 ・・・このカードだけじゃ、追加のドローは難しいな、別のカードが無いと・・・
 だが、その前にやることがある!!
 右手を前に出し、やることを宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!ラッタード チューデ!!
  テイルバイスイラスティックデッシュ!!」
 
シャグリッツ

攻撃

ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
 黒いオーラを尻尾に溜めこんだチューデがシャグリッツの前まで駆けていく!!
 すると、シャグリッツの前に薄い闇の板が現れた!!
 チューデはシャグリッツの前の薄い闇の板まで走っていくと、宙に飛びつつ後方に一回転して尻尾を振り上げ、、
 そのまま上の方から黒いオーラを溜めこんだ尻尾を叩きつけた!!
 チューデが叩きつけた尻尾は薄い闇の板を真っ二つに叩き割り、
 さらに、地上にチューデの黒いオーラを溜めこんだ尻尾が達した途端、黒いオーラをあたりにまき散らし、黒い衝撃波を発生させる!!
 この衝撃波をシャグリッツは左手を顔の前に出して耐える!!
 すると、真っ二つになった薄い闇の板からも、真っ二つになった状態から崩壊しつつ衝撃波が発生し、その薄い闇の板から発生した衝撃波によってチューデが俺の方に吹っ飛ばされて戻ってきた!!
 一方、シャグリッツの方はといえば、2つの衝撃波を顔の前に左手を出したまま耐え、
 2つの衝撃波が両方とも収まった後、右手で俺から見た左から2番目のライフカードを取り、
 右手に取ったライフカードをチラリと見て左手の手札に移すと、俺の方を見据え、
 「ターンエンド!!」
 と宣言してきた!!
 「ターンエンド!!」
 負けじと宣言を返してやったぜ!!
 「貴様、よくもやってくれたな!!」
 シャグリッツが目じりを上げて俺をにらみ、口を大きく開け吠える!!
 「絶対に貴様を倒してくれるわ!!」
 「その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ!!」
 さぁ、これで4ターン目は終了だ!!
 シャグリッツがあんな理由でカードバトルを仕掛けてきた理由なんてな!!あんな奴の狙いになんて絶対に乗るもんか!!
 このカードバトル、絶対このまま押し切ってやる!!
 
シャグリッツ
デッキ:26枚 手札:2枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:5枚
モンスターゾーン
無し
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

VS

双我
デッキ:26枚 手札:5枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:4枚
モンスターゾーン
黒き拳の闘士 クライフィストー M コスト:1 パワー:1000
無し
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 5ターン目、このまま一気に押し切る!!
 俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、右手で山札の1番上のカードを引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは、火山虎 ヴォルケーノタイガー!!
 よし!!このモンスターで攻め続けてやる!!
 右手に持つ、火山虎 ヴォルケーノタイガーのカードを2番に裏側で置くと、
 改めて、左手の手札を見る、
 ・・・今の手札なら、草風薙衝!!をチャージゾーンに置いておいたほうがいいだろう、
 左手の手札から、右手で草風薙衝!!のカードを引き、
 右手に持つ草風薙衝!!のカードをチャージゾーンに裏側で置き宣言する、
 「セット!!」
 宣言した後、シャグリッツの闇の板の方を見る、
 すると、シャグリッツが自身の前の闇の板の1番に右手に持っていたカードを裏側で置き、
 続けて、左手の手札から右手で1枚のカードを引いて、チャージゾーンに裏側で置くと、俺の方を見て、
 「セット!!」
 と宣言を返して来た!!
 宣言を返して来たを俺は聞き、即座に右手で2番に置いたカードを右手で持ち、
 シャグリッツの方も、俺の前の闇の板の2番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されているか目視で確認すると、
 右手で自身で1番に裏側で置いたカードを右手に持つ、
 そして、俺はシャグリッツが自身で1番に裏側で置いたカードを右手に持つのを確認すると、右手に持ったカードを表に返しつつ宣言する!!
 すると、シャグリッツの方も右手で持つカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「召喚!!火山虎 ヴォルケーノタイガー!!」
 「来なさい!!銃獣兵 スティングレイ!!」
 
名前:火山虎 ヴォルケーノタイガー
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスター
        のパワーが800以下だった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手のトラッシュに送る
   この効果を発動した時、このモンスターのパワーが500以下だった時、
   このモンスターを自分のトラッシュに送る
カテゴリ1:火山 カテゴリ2:虎
テキスト:誇り高い火山の虎は、己自身ごとあたりを焼き尽くす!!

名前:銃獣兵 スティングレイ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2300
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のカテゴリ:銃獣兵を持つコスト3の
        このモンスター以外のモンスターが
        戦闘で敗北するか引き分けた時
        この戦闘に参加した相手と自分のモンスターのコストの差が、
        +-1以下だった時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘の戦闘前か戦闘後に相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:この戦闘に参加した相手のモンスターをトラッシュに送り、
   この戦闘に参加した自分のモンスターを手札に戻す、
   手札に戻したモンスターと同名のモンスターはこのターンと次のターン、
   オープンとコストによって召喚することが出来なくなる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:あれは・・・海が凍っていく!?
     極寒の地となっていく中、近くの海が凍り始めた!!
 
 俺の前にいきなり炎が吹き上がり、炎の中から薄く赤がかった黄色い虎が現れ、口を大きく開け、吠える!!
 白い牙が垣間見える大きな口、縞模様の薄く赤がかった黄色の毛皮、力強いその四肢の前部は溶岩が固まったかのような石で覆われ、
 溶岩で覆われた部分の先から毛皮と赤い爪が垣間見え、尻尾の先の方にも溶岩が固まったかのような石の輪っかが付き、赤い光を放っていて、
 その鋭い目の細長い瞳孔でハチガラの方を見据えている!!
 上の方から黒い鎧を着た誰かが、右手の銃槍で地上に銃撃を乱射しつつシャグリッツの前に降りてきた!!
 右手に持つは長い銃の先に槍の穂先を付けた銃槍、左手に持つは黒い四角い盾だが、盾にはいくつもの傷が付いていて、
 背中からは広がった青いマントのようなヒレが見え、ヒレの後ろの方には長い針が見えており、
 その鎧の上に見える顔は、鎧の上の方に黒い丸い目のみが垣間見える平べったい顔をしている!!
 あっちもこっちもコスト3のモンスターか!!
 俺とシャグリッツは即座に右手でチャージゾーンのカードを前に出すい、
 いきなりシャグリッツが目を細めて俺をにらんできた!!
 「それでは、表にしますよ、そのカードでいいですか?」
 「いいから早くしろ!!」
 「わかりました、では、表にしましょう!!」
 シャグリッツが俺の返事を聞いて、右手で前に出したカードを表にしていく!!
 よし!!それじゃあ、俺の方も前に出したカードを表にするぜ!!
 右手で前に出したカードを表にして行く!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンに1体以上モンスターが存在した時
効果:このターン、相手のモンスターゾーンにいる
   全てのモンスターのパワーを100下げ、
   相手のモンスターのパワーがパワーを下げた後、0以下だった時、
   コストが0、パワーが0以下の相手のモンスターを全て相手の手札に戻す
カテゴリ1:草風 カテゴリ2:スピリット
テキスト:草原に吹いた突風が、相手を吹き飛ばす!!

 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!

名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の威嚇射撃
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 お互いに発動できるカードは無し!!
 
シャグリッツ
銃獣兵 スティングレイ M コスト:3 パワー:2300
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800
チャージゾーン
表:3 裏:1

双我
黒き拳の闘士 クライフィストー M コスト:1 パワー:1000
火山虎 ヴォルケーノタイガー M コスト:3 パワー:2400
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
表:3 裏:0
 
 さて、問題はここからだ、
 1番戦闘はどうあっても逆転できない、
 黒き拳の闘士 クライフィストーの効果でパワーを800上げても、
 銃獣兵 スティングレイのパワー2400には届かないからな・・・
 等と考えていると、シャグリッツが右手を前に出して宣言してきた!!
 「発動させるカードが無いならこのまま行くぞ!!
  1番戦闘!!行け!!銃獣兵 スティングレイ
  J&GRS・フライングソクドアサルト!!」
 
銃獣兵 スティングレイ M コスト:3 パワー:2300

VS

黒き拳の闘士 クライフィストー M コスト:1 パワー:1000
 
 スティングレイがマントを広げふわりと浮かぶ!!
 だが、クライフィストーはこの瞬間を見逃さずに跳び、スティングレイに掴みかかる!!
 しかし、スティングレイは右手の銃槍を左に大きく振るい、クライフィストーを弾く!!
 あえなく地に落ち背中を打つクライフィストー、次の瞬間にはスティングレイが上空で両手に銃槍を構え、クライフィストーに銃撃を浴びせてきた!!
 両手を地に着け跳びはねるように起き、あわてて右の方に走り銃撃を避けるクライフィストー!!
 クライフィストーの体にいくつかかすりはしたものの、狙いが甘かったのか外れるスティングレイの銃撃、
 スティングレイは続けて、両手で銃槍を構え直し、今度こそ、しっかりとクライフィストーを狙う!!
 クライフィストーは今だに走り回っている、ただ、さっきよりは余裕が出てきたのか、足を速めたり遅めたり、ジグザグに走ったりして、狙いを定めさせないようにしている、
 めちゃくちゃに走るクライフィストーを狙いあぐねているのか、はたまた、空を飛んで余裕があるためか、ある程度猶予を持ってクライフィストーを狙うスティングレイ、
 すると、いきなりスティングレイが発砲した!!クライフィストーの方に銃弾が向かう!!
 が、クライフィストーはいきなり足を速めてスティングレイの銃弾をかわす!!
 銃撃を避けられ、一度銃槍を目元から外してクライフィストーを見直し、もう1度クライフィストーに銃槍の狙いを定めるスティングレイ、
 と、クライフィストーが少し走った後、方向転換していきなりスティングレイの真下に向かって走り始めた!!対するスティングレイは照準がまだクライフィストーを狙いきれていないようで、銃口が上下左右に微妙に動いている
 突如、スティングレイが狙いも定まらぬまま銃弾をクライフィストーに向かって撃つ!!が、銃弾はクライフィストーの左側の床に着弾しただけ!!
 その間にもクライフィストーがスティングレイの真下に走り込み、スティングレイに向かって跳躍した!!
 スティングレイは真下からの跳躍に、ここぞとばかりに銃を乱射する!!だが、クライフィストーが握って勢いよく前に出した鋼鉄の右手に全て弾かれた!!距離が近かったせいで狙いがわかりやすかったのだ!!
 クライフィストーはそのまま右手でスティングレイを掴もうとする!!
 対するスティングレイは両手の銃槍を前に突いてクライフィストーを突き落とそうとする!!
 しかし、クライフィストーは銃槍が前に突き出された瞬間を狙い、銃槍を右手で握りしめ、さらに銃槍の銃口を左手を握ってふさいでしまった!!
 スティングレイは銃槍の引き金を右手の人差し指で引くが、発射された銃弾はすべてクライフィストーの鉄球な左手に弾かれ、あらぬ方向に飛ぶ!!
 銃槍の銃口が塞がれ、スティングレイは万事休すか!?対して、スティングレイの樹槍を両手で握ったクライフィストーは、そのままスティングレイに頭突きをかまそうと頭を突き出す!!
 あえなくクライフィストーの頭突きを頭に喰らうスティングレイ、すると、その頭突きを喰らって何かをひらめいたのか、スティングレイが大きく目を見開いた!!
 スティングレイがいきなり右手の銃槍を離した!!銃槍と共に地に落ちていくクライフィストー!!
 銃槍を離したスティングレイは、いきなり左手の盾を前に構え、クライフィストーに向かって突進していく!!
 そして、クライフィストーに左手の盾をぶち当てて、そのまま下の方へと方向転換して進み、クライフィストーを左手の盾と地上に板挟みにした!!
 さらに、スティングレイはすぐさま左手の盾をクライフィストーからどけて、クライフィストーが落とした自身の銃槍を取り戻し、もう一度クライフィストーの方を見る、
 が、クライフィストーは顔を左に向けて伸び、動かない、
 クライフィストーは気絶したらしい、スティングレイが立ち上がり、後ろを向く、
 すると、クライフィストーが突如立ち上がって右手を握り、スティングレイの後ろの方から殴り掛かる!!
 次の瞬間、スティングレイの銃槍の穂先がクライフィストーの左わき腹に突き刺さっていた!!いつの間にかスティングレイが自身の左わき腹から後ろに銃槍を通していたのだ!!
 クライフィストーに銃槍の穂先を突き刺したスティングレイはそのまま右回りに後ろの方を向きつつクライフィストーに左足で足払いをかけて倒した、
 左わき腹に銃槍の穂先が突き刺さったダメージからか、いとも簡単に仰向けに倒れるクライフィストー
 仰向けに倒れたクライフィストーに向かって、スティングレイはクライフィストーの左わき腹に刺してある銃槍の引き金を引き、銃槍から銃弾を連射!!
 クライフィストーは左わき腹に銃弾を受け、爆発!!闇に返った!!
 クライフィストー・・・すまない、だが、お前が負けたことは決して無駄にはしない!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「俺は火山虎 ヴォルケーノタイガーの効果を発動!!
  銃獣兵 ハチガラをトラッシュに送る!!」
 しかし、シャグリッツは左手に持つ手札を俺に見せ、宣言を返して来た!!
 「おおっと、ワタシは銃獣兵の援護銃撃を発動!!
  当然のごとく、火山虎 ヴォルケーノタイガーの効果を相殺します!!」
 だが、2番戦闘に負けたわけじゃない!!
 「効果で銃獣兵 ハチガラをトラッシュに送る事は出来なかったが、
  まだ2番戦闘が残ってるぜ!!」
 「どうぞ、お好きなように、用のすんだ兵隊など必要ありません!!」
 おいおい、ちょっとひどい言い草だな、まぁ、こっちとしては発動するカードが無いってわかったんで別にいいんだが・・・
 シャグリッツの言い捨てるような言葉を聞いた後、
 右手を前に出して宣言する!!
 「2番戦闘!!!行け!!火山虎 ヴォルケーノタイガー!!
  ヴォルケーノバーニングストライク!!」
 
銃獣兵 ハチガラ M コスト:1 パワー:800

VS

火山虎 ヴォルケーノタイガー M コスト:3 パワー:2400
 
 ハチガラが宙に飛び、両手の銃槍でヴォルケーノタイガーを狙い打つ!!
 ダダダダダ!!
 すると、突如、ヴォルケーノタイガーの四肢から火が噴き、銃弾を吹き飛ばした!!
 吹き飛ばされた銃弾がハチガラの方に飛んで行く、が、ハチガラは上下左右にジグザグに動いてこの銃弾を避ける!!
 続けて、ハチガラは、今度は左手を鎧の左腰のあたりに伸ばして、鎧の隙間から手榴弾を取り出した!!
 手榴弾のピンを口で外し、ヴォルケーノタイガーの方に放り投げるハチガラ!!
 だが、ハチガラの手榴弾はヴォルケーノタイガーの四肢の炎に吹き飛ばされ、炎に引火、あえなく爆発する!!
 ダダダダダダダダ!!
 突如、ヴォルケーノタイガーの背後から銃声が鳴り響く!!いつの間にかヴォルケーノタイガーの後ろの方に回り込んでいたスティングレイが、両手に銃槍を構えてヴォルケーノタイガーに向かって銃撃を放ったのだ!!
 しかし、この銃撃を、ヴォルケーノタイガーの尻尾の石の輪から吹き出した炎が弾き飛ばす!!
 弾き飛ばされた銃弾を避けるスティングレイ、すると、ヴォルケーノタイガーがいきなり右方向に回って反転、スティングレイの方に走っていき、その四肢を覆う石から炎を吹き出し、スティングレイに向かって跳んだ!!
 そのまま右前足を振り上げるヴォルケーノタイガー!!銃弾を避けていて反応が遅れたスティングレイだが、この炎の右前足をなんとか左に飛んで避ける!!
 が、次の瞬間、スティングレイは左腕を右手で抑えた!?、ヴォルケーノタイガーの炎の勢いがすごかったためか、ヴォルケーノタイガーの炎で左腕にやけどでも負ったのか!?
 スティングレイはあわてて右の方から後ろを向き、撤退していく、スティングレイの撤退を見送ったヴォルケーノタイガーは、改めて右の方からハチガラの方に振り返り、ゆっくりと歩き出す、
 ヴォルケーノタイガーが向かってくるのを見て、両手に銃槍を構え、ヴォルケーノタイガーに向かって銃を乱射するハチガラ、
 だがしかし、ハチガラの銃弾は全て、ヴォルケーノタイガーの四肢を覆う石から出た炎に遮られ、吹きとばされた!!
 銃弾が弾かれたのを見て、慌ててハチガラは左手に銃槍を持ち替えつつ、右手で右腰の鎧の隙間から手榴弾を取り出して、
 手榴弾のピンを口で外し、手榴弾を下の方からヴォルケーノタイガーの足元に向かって投げた、おそらく、ヴォルケーノタイガーの四肢の炎に手榴弾を吹き飛ばされないようにだろう、
 ヴォルケーノタイガーの前に転がる手榴弾、次の瞬間、ヴォルケーノタイガーの前に転がった手榴弾が爆発した!!
 チュドーン!!
 爆発によって煙が広がる、さすがにこの爆発にはヴォルケーノタイガーも堪えたか!?
 と思った瞬間、爆発によって広がった煙に虎の影が写り、すぐに煙が晴れ、煙の向こうからヴォルケーノタイガーが姿を現した!!ダメージを受けている様子は無い!!
 ヴォルケーノタイガーはそのまま悠然とハチガラの方に歩いていく、
 対して、ハチガラの方はこれはかなわないと思ったのか、右の方から後ろを振り向き、背中の羽を動かし飛び立とうとする、
 次の瞬間、ヴォルケーノタイガーが突如、走り出した!!
 そして、ヴォルケーノタイガーは、そのまま走って飛び立とうとするハチガラの背に飛びつく!!
 ヴォルケーノタイガーに背に飛び付かれてあわてるハチガラは、肩を動かしてヴォルケーノタイガーを振り落とそうとすると同時に、背の羽も動かして飛び立とうとする、
 が、
 ゴオォオオオオオ!!!
 突如、ヴォルケーノタイガーの四肢にまとった石から放出された炎がハチガラを包み、
 その炎が収まった時にはハチガラは灰になって崩れ落ち、支えを失ったヴォルケーノタイガーが前のめりに前足を着き、右側から後ろに振り向いて俺の方に走って戻ってくる中、ヴォルケーノタイガーの後ろの方で灰になったハチガラが爆発!!闇に返った!!
 さぁ、まだ3番戦闘があるぜ!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!!ラッタード チューデ!!
  テイルデッシュ!!」
 
シャグリッツ

攻撃

ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
 チューデがシャグリッツのところまで駆けていくと、シャグリッツの前に薄い闇の壁が現れた!!
 チューデはそのままシャグリッツの前に現れた薄い闇の壁の前まで駆けていくと、
 一旦、姿勢を低くした後、四肢を伸ばして上に大きく跳び、空中で縦に一回転しつつ、その尾をシャグリッツの前の薄い闇の壁に叩きつけた!!
 シャグリッツの前の薄い闇の壁はチューデが叩きつけた尾によって縦に真っ二つに割れて崩壊、周りに衝撃波をまき散らす!!
 この衝撃波を受けたチューデが俺の方に飛ばされて戻り、
 一方のシャグリッツはこの衝撃波を左腕を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後、右手で俺から見た1番左のライフカードを取り、取ったカードをチラリと見つつ左手の手札に加え、俺の方を見て、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言してきた!!
 よし、向こうがそう宣言してきたのなら・・・
 「ターンエンド!!」
 思いっきり叫んで宣言を返す!!
 さて、これで5ターン目は終了だ、
 よし!!今のところはこっちが押してるな!!このまま勝つまで押し切ってやるぜ!!
 
シャグリッツ
デッキ:25枚 手札:2枚 ライフカード:2枚
チャージゾーン:4枚 トラッシュ:6枚
モンスターゾーン
銃獣兵 スティングレイ M コスト:3 パワー:2300

VS

双我
デッキ:25枚 手札:4枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:5枚
モンスターゾーン
無し
火山虎 ヴォルケーノタイガー M コスト:3 パワー:2400
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 6ターン目!!攻め続けるぜ!!
 まず、俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 さらに、お互いに右手で山札の1番上のカードを引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードはポークジンジャーセット!!
 よし!!早速、使うぜ!!
 ポークジンジャーセットを持つ右手で左手の手札からポーク定食屋日替わりおかずを引いて持ち、
 右手に持った2枚を見せつつ宣言するっ!!
 「俺は!!ポークジンジャーセットを発動!!
  手札にあるポーク定食屋日替わりおかずを見せてトラッシュに送り、
  山札から3枚引く!!」
 
名前:ポークジンジャーセット
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分の手札にカテゴリ:ポークを持つカード
        もしくは名前にポークが入るカードが
        このカード以外に1枚以上存在し、
        さらに手札にあるカテゴリ:ポークを持つこのカード以外の
        カードを1枚、相手に見せる
        自分の山札が3枚以上ある時
効果:自分の手札のカテゴリ:ポークを持つカード
   もしくは名前にポークが入るカード1枚をトラッシュに送って
   自分の山札から3枚のカードを引いて手札にする
カテゴリ1:ポーク カテゴリ2:ジンジャー
テキスト:ジンジャーの香りが聞いた豚の焼き物に
     ライス、スープ、キャベツが付いたセット

名前:ポーク定食屋日替わりおかず
種類:H ハンド コスト:2
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに
        カテゴリ:ポークを持つ
        もしくは名前にポークが入るモンスター1体以上いる時
        山札が1枚以上ある時
効果:自分のモンスターゾーンに存在するカテゴリ:ポーク持つモンスター
   もしくは名前にポークが入るカード1体をトラッシュに送る
   トラッシュに送ったモンスターのコストと
   同じ枚数まで自分の山札からカードを引いて自分の手札にする
カテゴリ1:ポーク カテゴリ2:日替わり
テキスト:日によって変わるおかずメニュー、スープやライスを別個注文する人向け、
     毎日おすすめとかそんなんではないと思う
 
 俺の目の前に突如、赤い生の豚のこま切れ肉と生姜と醤油が現れる!!
 さらに、豚のこま切れ肉はそばに現れた鉄のボウルの中に放り込まれ、
 続けて、ボウルの上に鉄のすりがねが現れて、鉄のすりがねの上に生姜が移動、生姜がすりがねによってすり下ろされていく、と同時に、
 すり下ろされた生姜が醤油と共に混ざりながら落下して、ボウルの中で豚のこま切れ肉と混ぜ合わされて!!
 そこに突如、鉄のフライパンが現れ、ボウルの中にあったすり下ろされた生姜が醤油が混ざった豚のこま切れ肉が鉄のフライパンに放り込まれ、
 鉄のフライパンの下に火が付き、その火によってフライパンが熱せられ、フライパンの中の豚のこま切れ肉がジュージューと音を立て焼かれていく!!
 とここで、もう一度、鉄のすりがねと生姜が、今度は鉄のフライパンの上ですられ、醤油と混ざりながらフライパンの中に落下していく!!
 肉と醤油の焼けるいい匂いがしてきた!!
 ・・・前も似たような光景を見たが・・・やっぱりうまそうだなちくしょう!!
 さらに、大きな豚の一枚肉が現れると、さっきとは別のボウルが現れ、中に卵が入れられ、泡立て器によってかきまぜられると、
 ボウルの中に1枚肉が放りこまれて卵をまとわされ、
 続けて、四角い鉄のタッパーが登場し、なかにパン粉が敷き詰められて、卵の付いた肉が放りこまれてパン粉が付くと、
 大きな鉄なべが現れ、鉄なべがの中に油がなみなみと注がれて、鉄なべの下に火が付き、油のそそがれた鉄なべの中にさっきのパン粉の付いた1枚肉が放りこまれ、
 ジャアーという音と共にこんがりと揚げられていく!!
 こちらも油のいい匂いといい音がしてうまそうだぜ!!
 さらに、千切りのキャベツが中央奥に、輪切りにされたキュウリが奥左側に乗せられた白い皿が登場すると、
 鉄なべで揚げられたとんかつが宙に登場した包丁にザクッザクッと音を立てて縦に切り分けられて白い皿の左側に置かれ、フライパンで焼き上げられた生姜焼きが白い皿の右側に置かれ、
 白い皿の左前にはわかめと2分割されたしいたけが入った味噌汁の入れられた赤い椀が現れ、
 白い皿の右前には縦に青い縞模様の入った椀の中にたかれた白いお米が現れ、
 青い縞模様の椀の左前には抹茶色の小皿の上に黄色い大根の漬物が切り分けられて乗せられていた!!
 と、いきなりそれらの皿や椀の一番手前に持ち手を右にして横置きにされた木の箸が現れ、
 とんかつの一切れの上にソースがかけられ、箸が宙に浮いて、そのとんかつの一切れを取りつつ、そばにあった生姜焼きの一切れも一緒に取った後、俺の方に飛んできて、俺の口の中にとんかつの一切れと生姜焼きの一切れを放り込む!!
 うぐっ!!もぐもぐ・・・
 とんかつのサクサクが!!ソースのコクが!!生姜焼きのうまみが!!
 口の中で渾然一体となる!!
 ちくしょう!!ご飯が欲しいぜ!!
 だが、俺がそう思った瞬間、皿に盛られた定食一式が露と消えた!!
 「そうか!!貴様が今まで勝ってきた理由がわかったぞ!!」
 いきなりシャグリッツが叫び、右手と右手の人差し指を俺に向け、
 「そうやってうまそうな飯を見せ、相手の心をかき乱してきたのだな!!
  だが、ワタシはそんな手には屈しないぞ!!」
 あ、シャグリッツの俺から見た右の口元からよだれが垂れてる、
 っていうかなぁ!!
 いらいらし、右手と右の人差し指をシャグリッツに突きつけ返す!!
 「言いがかりも大概にしろ!!
  今まで俺がカードバトルやってきたやつらは飯の事で頭がかき乱されるような奴らじゃねぇっての!!」
 「ふっ!!だが、飯などに心乱されないワタシがこのカードバトルに勝てば、ワタシの言っていることが正しいと証明されるに違いない!!」
 「言ってろ!!勝つのは俺だ!!」
 「はん!!そんなものワタシに決まっているだろう!!
  さぁ!!山札からカードを引くがいい!!」
 けっ!!絶対勝って今までの俺のカードバトルが実力によるものだって証明してやるからな!!
 シャグリッツと舌戦を演じ、
 続けて、右手で山札の上3枚を引き、引いたカードを見る、
 今引いたカードは・・・黒馬 漢志ギヤ、デモンウォーリアーズ バーストエナジー、バックダッシュアンドダッシュ
 この3枚だ!!
 よし!!このまま、黒馬 漢志ギヤを1番に、デモンウォーリアーズ バーストエナジーをチャージゾーンに置くぞ!!
 右手に持つ3枚のカードを一旦左手の手札に移し、
 続けて、左手の手札から黒馬 漢志ギヤを右手で引いて1番に裏側で置き、
 さらに、左手の手札からデモンウォーリアーズ バーストエナジーのカードを右手で引き、チャージゾーンに裏側で置き、宣言する!!
 「セット!!」
 「おや、もう発動するカードは無いんですか?
  それじゃ、ワタシも・・・」
 宣言を聞いたシャグリッツが、左手の手札から1枚のカードを引いて2番の場所に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から、右手で1枚のカードを引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 俺の方を見据え宣言を返して来た!!
 そして、俺はシャグリッツが宣言を終えた後、右手で1番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 すると、シャグリッツの方も右手で2番に裏側で置いたカードを持ち、
 俺が右手に持ったカードを表に返しながら宣言すると、
 シャグリッツの方も右手に持ったカードを表にしながら宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「行くぞ!!黒き力の馬よ!!黒馬 漢志ギヤ!!」
 「来なさい!!銃獣兵 レーテッド!!」
 
名前:黒馬 漢志ギヤ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3800
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このモンスターを召喚したターンである時
        自分のモンスターゾーンにこのモンスター以外のモンスターが
        存在している時
        自分のモンスターゾーンに存在している、
        このモンスター以外のモンスターの数以上の
        自分の山札が存在している時
効果:自分のモンスターゾーンに存在している、
   このモンスター以外のモンスターの数分、
   山札からカードを引いて手札にする
カテゴリ1:馬 カテゴリ2:大黒馬
テキスト:その馬は黒い機関車のようにただひたすらに走った!!

名前:銃獣兵 レーテッド
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2200
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた
        自分のリサイクルカードが
        この戦闘前、相殺を含めて発動をしていた、
        もしくは、自分のチャージゾーンで表側表示になっていた時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを1200下げる
   パワーを下げた後、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが1000以下の時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:氷原の世界、これがゲートの先、これじゃ、俺達は住めないんじゃないか?
     彼らは当初、そう考えた、だが、氷原を超えた先、
     別世界が広がっているのだと、すぐに知ることになる
 
 突如、俺の前に上の方から線路が降ってきて、目の前に敷かれ、
 ダカラッ!!ダカラッ!!ダカラッ!!
 と、右の方から大きな蹄の音が響いてきた!!
 そして、右の方から壁をぶち抜き、俺の前の線路を右の方から大きな黒い馬とたくさんの客車が横切っていき、
 俺の左側で1番後ろの客車が突如止まると、左の方から黒い馬が反転して、自身の後ろの客車を引きつつかけてきて、俺の前に止まった!!
 黒い馬は頭の上に黒い毛を生やし、尻尾の方は短く切りそろえられている巨大な馬だ!!
 シャグリッツの向こうの方から、黒い鎧を着た奴が走ってきた!!
 黒い鎧を着た奴は頭の前の方にのこぎりのような長い鼻を持ち、
 走ってきた黒い鎧を着た奴は右手に持った銃槍からを俺から見た右から左にの地面に向かって弾丸を乱射すると、
 頭の前の方にあるのこぎりのような鼻を思い切り俺の方から見た右から左に振りかぶる!!
 右手に持つは大きな銃の先に槍の穂先を持つ銃槍、左手に持つ四角い黒い盾は傷だらけで、
 体にまとった黒い鎧はところどころに傷がつき、背中にはくすんだ赤色のマントを羽織っていて、
 その顔に付く黒い目は目つきが鋭く、口上部より上はマントと同じくくすんだ赤色をしていて、口下半分より下の方は白くなっていて、
 頭の上には縦方向を向く三角のヒレの様な物を持っている!!
 こっちはコスト4のモンスター、あっちはコスト3のモンスターか、コストの見せ合いが起きるな!!
 右手で4枚のカードをチャージゾーン前に出すと、
 シャグリッツの方も右手でチャージゾーンのカードを3枚前の方を出してきた!!
 そして、シャグリッツが目を細めて俺の方をにらみ、
 「そのカードでいいな、じゃあ、表にするぞ!!」
 「ああ!!いいぜ!!」
 返事を返すと、シャグリッツが右手で前に出したカードを表にしてきた!!
 よし!!それじゃ、表に返すか!!
 右手で前に出した4枚のカードを表にする!!
 まずは、俺が表にしたカードから!!
 
名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで600上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワー1200上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:叩きつけろ!!叩きつけろ!!叩きつけろ!!
     唸る叫びが、衝動が、意思が、破壊の力をさらに増幅させる!!
 
 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!
 
名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の威嚇射撃
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:ダ・ゴリガントの戦闘場
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-600
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このジェイルを置いた場所で
        カテゴリ:ゴリガントを持つ自分のモンスターが
        相手のモンスターに戦闘で勝利した時
効果:このジェイルを自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   その後、自分のデッキから、このカードと同名のカードを探して、
   自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   この効果で置いたこのカード以外のジェイルは
   チャージゾーンにそのまま置かれる限り、
   コストで表にしても設置することができず、
   次のターンの終了時にチャージゾーンに残っていた場合、トラッシュに送られる
   このカードと同名のカードをデッキから置いても置かなくても、
   自分はデッキをシャッフルする
カテゴリ1:ゴリガント カテゴリ2:戦闘場
テキスト:戦場は移ろいゆくもの・・・
     要塞の前、モンスターが襲ってきた時、
     手に入れた銃器の試し打ちも兼ね、一斉に乱射した!!
 
 発動できるカードはこっちは0、あっちは1か!!
 シャグリッツが右手でチャージゾーンのカードを一枚表にし、
 続けて、前に出したカードの1枚を右手に持って2番に置きつつ宣言してきた!!
 「そっちが発動できるカードは0枚、対して、ワタシが発動できるカードは1枚、
  よって、ワタシはダ・ゴリガントの戦闘場を2番に設置!!
  コストには装填・銃獣兵を指定!!」
 
名前:ダ・ゴリガントの戦闘場
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-600
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このジェイルを置いた場所で
        カテゴリ:ゴリガントを持つ自分のモンスターが
        相手のモンスターに戦闘で勝利した時
効果:このジェイルを自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   その後、自分のデッキから、このカードと同名のカードを探して、
   自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   この効果で置いたこのカード以外のジェイルは
   チャージゾーンにそのまま置かれる限り、
   コストで表にしても設置することができず、
   次のターンの終了時にチャージゾーンに残っていた場合、トラッシュに送られる
   このカードと同名のカードをデッキから置いても置かなくても、
   自分はデッキをシャッフルする
カテゴリ1:ゴリガント カテゴリ2:戦闘場
テキスト:戦場は移ろいゆくもの・・・
     要塞の前、モンスターが襲ってきた時、
     手に入れた銃器の試し打ちも兼ね、一斉に乱射した!!

名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 銃獣兵 レーテッドの周りに突如、黒い雪が舞い散り、
 向こうの方に黒い雪で出来た雪璧が現れた!!
 さらに、雪壁の向こうには大き目横太の円柱状の物体の上に半球状の物体を乗せ、円柱状の物体の中央に円柱の3分の1ほどの長さの黄色い光の漏れる横線と、横線の左右から、円柱状の物体下端まで届き、上は端に届かない位の長さに伸びる上下に伸びる横線と同じく黄色い光の漏れる縦線があり、円柱状の物体の上の半球状の部分に黒い球体を少し左右に埋め込んだような建造物が存在し、
 その建物から少し奥に向かって通路が続き、その入り口の少し奥まったところから左右に通路が伸び、通路の先には大き縦狭の円柱状に物体の上に半球状の屋根を乗せ、縦方向に等間隔で横線の付いた建物が立っていた、
 あれは、この要塞の入り口か!?
 なるほど、つまり、この要塞の入り口も雪璧の向こう見えるってわけだ、もっとも、入口の部分は今は閉まってしまっているのか見えず、かわりに横線と横線の左右の端からそれぞれ伸びる縦線が見えるだけだが・・・
 そういえば、黒馬 漢志ギヤのオープン後効果があるんだったな!!早速使ってみるか!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「俺は黒馬 漢志ギヤの効果を発動!!
  俺のモンスターゾーンには黒馬 漢志ギヤの他のモンスターとして火山虎 ヴォルケーノタイガーがいるから、
  火山虎 ヴォルケーノタイガー1体分、
  つまり、山札から1枚のカードを引く!!」
 
名前:黒馬 漢志ギヤ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3800
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このモンスターを召喚したターンである時
        自分のモンスターゾーンにこのモンスター以外のモンスターが
        存在している時
        自分のモンスターゾーンに存在している、
        このモンスター以外のモンスターの数以上の
        自分の山札が存在している時
効果:自分のモンスターゾーンに存在している、
   このモンスター以外のモンスターの数分、
   山札からカードを引いて手札にする
 
 漢志ギヤの引いてきた1番後ろの車両の側面半分ずつに付く扉の右側の扉が左にスライドして開き、扉の中から大きな黒いカードの様な物が出てきて消えた!!
 お、おし!!ちゃんと発動したんだよな!?
 まぁ、ダメだったら誰かがなんか言うだろ!!
 覚悟を決め、右手で山札の1番上のカードを引く!!
 ・・・俺が引いたカードは、
 ・・針踵の戦士 ハリオトシ!!
 引いたばかりで右手に持つ針踵の戦士 ハリオトシのカードを左手の手札に加える、
 さて、こいつが後でどういう影響を与えるのか・・・
 
シャグリッツ
銃獣兵 スティングレイ M コスト:3 パワー:2300
銃獣兵 レーテッド M コスト:3 パワー:2200
 ダ・ゴリガントの戦闘場 J コスト:1 パワー:-600
チャージゾーン
表:4 裏:1

双我
黒馬 漢志ギヤ M コスト:4 パワー:3800
火山虎 ヴォルケーノタイガー M コスト:3 パワー:2400
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
表:4 裏:0
 
 さて、向こうはどう出てくるんだ?
 とにかく、探りを入れるのも兼ねて宣言しているか!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!黒馬 漢志ギヤ!!
  爆走列車馬!!漢志ギヤ!!」
 ・・・シャグリッツからの反論は、無し!?
 パワー差がありすぎると見て勝負を放棄したか!?
 
銃獣兵 スティングレイ M コスト:3 パワー:2300

VS

黒馬 漢志ギヤ M コスト:4 パワー:3800
 
 スティングレイが空に飛ぶ!!そして、右手の銃槍を漢志ギヤに向け、銃弾を発射した!!
 ダダダダダ!!
 だが、漢志ギヤは体に銃弾が当たっても漢志ギヤは微動だにせず、
 銃弾を撃ち込んできたスティングレイを目じりを上げにらむ、
 にらまれたスティングレイはひるみ、少し後ろに飛ぶも、改めて狙いを定め、今度は漢志ギヤの顔の方を狙って銃撃する!!
 ダダダダダダダダダダ!!
 思わず目をつぶり、のけぞる漢志ギヤ、
 しかし、漢志ギヤはすぐに持ち直して、さらに目じりを上げた目つきでスティングレイをにらんだ!!
 スティングレイは漢志ギヤがひるんだのを見て、もういちど顔の方に銃槍を向ける、
 次の瞬間、漢志ギヤがスティングレイに向かって勢いよく走り出す!!
 スティングレイは向かって来る漢志ギヤを見て、その速度に目を見開いて驚くも、即座に銃槍を漢志ギヤに向けたまま後ろに向かって飛びつつ漢志ギヤに向かって銃撃する!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 漢志ギヤにいくつもの銃弾が着弾する!!が、漢志ギヤには効いていない!!
 漢志ギヤはそのままスティングレイに向かって走り続ける!!
 対するスティングレイは銃撃を続けつつ後ろにさがる!!
 と、いきなりスティングレイの背中が壁に付いた!!行き止まりまで移動してきてしまったのだ!!
 あわてて左右を見回し、空いていると判断したのか銃撃をしつつ右の方に飛ぶスティングレイ!!
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
 が、漢志ギヤは意に返さず、そのままスティングレイに向かって突進を続け、スティングレイごと壁に激突した!!
 だが、漢志ギヤと床の間に挟まったはずのスティングレイが、挟まれたはずの場所から外れていて、ゆっくりと床の方に落ちていった!!漢志ギヤの突進を何とかかわしたのか!?
 しかし、スティングレイが床に落ちた瞬間、漢志ギヤの足が上に迫り・・・
 次の瞬間、漢志ギヤの足と床の間で爆発が起きた!!
 スティングレイが漢志ギヤの足と床の間に挟まれ爆発、闇に返ったのだ!!
 とりあえず、1番戦闘はどうにかなったが、2番戦闘はどうしようもない、発動できるカードが無い!!
 すると、俺に動きが無いと見て取ったのか、シャグリッツが右手を前に出して宣言してきた!!
 「発動するカードが無いなら先に行きますよ、
  2番戦闘!!行け!!銃獣兵 スティングレイ
  J&GRS・ソーサードアサルト!!」
 
銃獣兵 レーテッド M コスト:3
パワー:2200

VS

火山虎 ヴォルケーノタイガー M コスト:3
パワー:2400-600 パワー合計:1800
 
 レーテッドがヴォルケーノタイガーに向かって銃槍を向け、銃弾を乱射する!!
 ダダダダダダダ!!
 が、ヴォルケーノタイガーの四肢の岩から炎が吹き出し、レーテッドの銃弾を吹き飛ばしてしまった!!
 しかし、レーテッドはヴォルケーノタイガーの方を見て左の口元をゆがめて笑い、右手の銃槍の穂先をヴォルケーノタイガーの方に向け、ヴォルケーノタイガーに向かって走り出す!!
 一方のヴォルケーノタイガーの方もレーテッドが向かって来るのを見て、レーテッドの方に向かって走り出す!!
 先に仕掛けたのはレーテッドの方!!走りながらもヴォルケーノタイガーの方に向けていた銃槍の穂先をヴォルケーノタイガーに向かっていきなり突きだした!!
 だが、ヴォルケーノタイガーはこの突きをなんと、口ではさんで咥えこんだ!!
 銃槍を受け止めたものの、銃槍の銃口が口の中に、いくらヴォルケーノタイガーでも口内に銃撃はきついだろう、案の定、レーテッドがその右手の人差し指で銃槍の引き金を引こうとする、
 次の瞬間、レーテッドが炎で吹き飛ばされていた!!レーテッドが引き金を引く前にヴォルケーノタイガーが四肢から炎を発射、レーテッドを吹き飛ばしたのだ!!
 口に加えていた銃槍を右の方にプッ、と吐き出すヴォルケーノタイガー、そのまま吹き飛ばされたレーテッドに向かって走り出した!!
 片やヴォルケーノタイガーの炎で吹き飛ばされたレーテッドは目前にヴォルケーノタイガーが迫ってくるのを見て、後ろの方に振り向き、急いで走り出す!!
 レーテッドが向かった方にあるのは、黒い雪の雪壁!!
 レーテッドは雪壁のそばまで走っていくと、ヴォルケーノタイガーの方に振り返り、左手の黒い盾をヴォルケーノタイガーに出して防御姿勢を取る!!
 ヴォルケーノタイガーはそんなレーテッドを見て、いきなりレーテッドに向かって跳びかかった!!
 ヴォルケーノタイガーの飛びかかりを左手の黒い盾で防御するレーテッド!!縦の向こうからレーテッドに果敢に迫るヴォルケーノタイガー!!
 すると、ヴォルケーノタイガーの四肢の岩から炎が吹き出した!!炎でレーテッドを焼き尽くすつもりか!?
 が、そこは雪壁のそば、炎は雪壁のせいで冷え、思ったように威力が出ず、代わりに周りに水蒸気が蔓延する!!
 と、水蒸気が蔓延して周りが見えなくなっていく中、レーテッドが左手の盾を思い切り押してヴォルケーノタイガーを弾き飛ばし、後ろの方を向いて逃げた!!
 水蒸気が蔓延し、レーテッドを見失うヴォルケーノタイガー、
 ヴォルケーノタイガーは周りの水蒸気を四肢の炎で吹き飛ばしながら歩き出す、
 徐々に晴れていく水蒸気、すると、水蒸気の向こう側にレーテッドの影か見えた!!
 思い切り走りだし、レーテッドの影に組み付くヴォルケーノタイガー!!
 ガシャン!!
 レーテッドの影はあっさり倒れふした!!さらに、徐々に水蒸気が晴れていく!!
 水蒸気が晴れると共に勝利を確信したためか四肢の炎を消していくヴォルケーノタイガー、
 すると、いきなりヴォルケーノタイガーのわき腹を右の方から何かが刺し貫いた!!
 ヴォルケーノタイガーのわき腹を刺し貫いたのは、レーテッドののこぎり状の鼻!!
 次第に水蒸気が晴れ、状況が明らかになっていく!!
 なんと、レーテッドの影と思っていた物はレーテッドの鎧のみのフェイク!!
 フェイクの中身であるレーテッドは、見えづらい水蒸気が蔓延する中でいつの間にかヴォルケーノタイガーの右の脇の方に回り込んで、自身の鼻でヴォルケーノタイガーの脇を刺し貫いたのだ!!
 鎧を脱いで上下の長袖長ズボンの赤くくすんだ衣服を晒したレーテッドの攻撃を受け、四肢の炎を出そうとするヴォルケーノタイガー、
 だが、今度はヴォルケーノタイガーが炎を出す前にヴォルケーノタイガーの右のわきに別のものが突き刺された!!
 いつの間にかレーテッドが拾い直していたレーテッドの銃槍だ!!おそらく、水蒸気で隠れている中、鎧のみのフェイクを組み上げた後に拾いに行ったのだろう、
 そして、レーテッドは突き刺した銃槍から銃撃を乱射した!!
 これにはさすがにヴォルケーノタイガーも応えたのか、
 グオォォォ!!
 と、大きな叫び声を上げ、四肢と尾から大きく炎を吹き出した!!
 銃弾を浴びせ続けるレーテッド!!炎をあたりに放射し続けるヴォルケーノタイガー!!
 辺りが炎に包まれ、レーテッドとヴォルケーノタイガーの姿が見えなくなった後、
 炎の中に揺らめき現れた2つの影、一方の影が倒れ、一方の影が立ち上がった!!
 炎が消え、露わになったのは、倒れ伏したヴォルケーノタイガーと、そのそばに立つレーテッドの姿!!
 ヴォルケーノタイガーは爆発して闇に返り、レーテッドはいそいそとそばにあった自身の鎧を着直し始めた!!
 おそらく、レーテッドの姿勢が低く、炎の向こうで後から立ち上がったのは、レーテッドが鼻をヴォルケーノタイガーに突き刺した関係上、姿勢が低かったうえ、炎のダメージで立っていられなくなり、自然と体が下がっていたが、ヴォルケーノタイガーが倒れたことで炎が途切れ、炎にあぶらされることが無くなって立ち上がったというところではないだろうか、
 と、いきなりシャグリッツが右手を1度降ろして再び右手を前に出し宣言してきた!!
 「ワタシはダ・ゴリガントの戦闘場の効果を発動!!
  ダ・ゴリガントの戦闘場をチャージゾーンに戻し、
  デッキから、同名のカードをチャージゾーンに置く!!」
 
名前:ダ・ゴリガントの戦闘場
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-600
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このジェイルを置いた場所で
        カテゴリ:ゴリガントを持つ自分のモンスターが
        相手のモンスターに戦闘で勝利した時
効果:このジェイルを自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   その後、自分のデッキから、このカードと同名のカードを探して、
   自分のチャージゾーンに表側表示で置く、
   この効果で置いたこのカード以外のジェイルは
   チャージゾーンにそのまま置かれる限り、
   コストで表にしても設置することができず、
   次のターンの終了時にチャージゾーンに残っていた場合、トラッシュに送られる
   このカードと同名のカードをデッキから置いても置かなくても、
   自分はデッキをシャッフルする
 
 ・・・が何も起きない、
 いや、多分ここでさっきまであった黒い雪壁に何かあったりするんだろうけど、
 黒い雪壁はすでにヴォルケーノタイガーの炎で跡形も無くとけ切っている、
 いや、宣言してた通りの事は起こってるんだろうけど・・・
 ・・・何も起きないなら次に行くぞ、
 右手を前に出し、宣言する!!
 「3番戦闘だ!!行け!!ラッタード チューデ!!
  テイルデッシュ!!」
 
シャグリッツ

攻撃

ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
 チューデがシャグリッツの方に駆けていく!!
 すると、シャグリッツの前に薄い闇の壁が出現した!!
 チューデは変わらずにシャグリッツの前の薄い闇の壁の前にまで駆けていくと、
 四肢を抑えた後、思い切り上に跳び、縦に回転しながら自身の尾を薄い闇の壁に叩きつけ、貫通させた!!
 チューデの尾の一撃を受け、縦に真っ二つに割れ、辺りに衝撃波をまき散らしながら崩壊する薄い闇の壁!!
 チューデは薄い闇の壁が崩壊した時の衝撃波を受け、俺の方に吹き飛んで戻ってきた!!
 一方、シャグリッツの方はといえば、薄い闇の壁が崩壊した時の衝撃波を顔の前に左腕を出して耐え、
 衝撃波が収まった後、右手で1番右にあったライフカードを取り、
 取ったライフカードの中身をチラリと見つつ、左手の手札に移し、俺の方を見据え、
 「ターンエンド!!」
 と宣言してきた!!
 じゃあ、俺の方も宣言しないとな!!
 「ターンエンド!!」
 思い切り大声で宣言を返してやったぜ!!
 さて、これで6ターン目は終了だ、
 だが、このまま攻めきれば勝てる!!
 そう簡単にはいかないだろうが、絶対に勝ってみせるぜ!!
 
シャグリッツ
デッキ:24枚 手札:2枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:6枚 トラッシュ:7枚
モンスターゾーン
無し
銃獣兵 レーテッド M コスト:3 パワー:2200

VS

双我
デッキ:21枚 手札:5枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:4枚 トラッシュ:8枚
モンスターゾーン
黒馬 漢志ギヤ M コスト:4 パワー:3800
無し
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 7ターン目、このまま行けるか!?
 まず、俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、右手で山札の1番上のカードを引きつつさらに宣言!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは絶戒の草原 デトリシス!!
 このカードは・・・とりあえず、チャージゾーンに置いておこうか、
 右手に持つ、絶戒の草原 デトリシスのカードをチャージゾーンに裏側表示で置く、
 さて、2番には何を置くべきか・・・?
 改めて左手の手札を見てみる、
 ここはやはり、針踵の戦士 ハリオトシを2番に置いておくか!!
 左手の手札から針踵の戦士 ハリオトシのカードを引き、2番の場所に裏側で置き、
 「セット!!」
 いきなり、シャグリッツの方から声が聞こえてきた!!
 シャグリッツの闇の板の方を見ると、確かに1番とチャージゾーンに裏側表示でカードが追加されていた!!
 よし、じゃあ、こっちも宣言するぞ!!
 「セット!!」
 宣言を聞いたシャグリッツが俺の闇の板、2番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されているか目視で確認している、
 シャグリッツが確認している間に、2番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 すると、シャグリッツの方も俺の闇の板、2番とチャージゾーンを確認し終えたのか、右手で自身で1番に裏側で置いたカードを持った!!
 そして、右手に持ったカードを俺が表に返しつつ宣言すると、
 シャグリッツの方も右手に持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!針踵の戦士 ハリオトシ!!」
 「はっはっはっ!!その力を振るい、鉄槌を落とせ!!破壊界 最高統議長 デグゼクト!!」
 「なにっ!!」
 デェビルが大声で叫んだ!!
 
名前:針踵の戦士 ハリオトシ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っていた時
        このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:このターン、次の戦闘に参加する相手のモンスターは
   効果を発動できなくなる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:かち割る!!
テキスト:踵落としを決める正統派格闘脚士!!

名前:破壊界 最高統議長 デグゼクト
種類:DM デストロイヤー
コスト:5 パワー:0
発動前効果 大地の力を
      発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
           自分、相手問わずにこの戦闘前、戦闘前タイミングを持つ、
           このデストロイヤー以外の
           モンスター・リサイクル・スマッシュ
           イクイップ・ハンド・ジェイル
           デストロイヤー・デスティレイブ・デストロイ
           デストレイド・デストーション
           いずれかのカードの効果が相殺含め発動した時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
   相殺が行われた時は自分と相手、両方のカードが発動したとし、
   1000ではなく、2000このデストロイヤーのパワーを上げる
   ただし、このカードの効果が相殺された時は1000である
   この発動前効果は発動条件を満たす限り何回でも発動する
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが
        このデストロイヤーのパワーを下回っていた時
効果:次に戦闘をおこなう
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
カテゴリ1:破壊界 カテゴリ2:その力、如何なるものぞ
テキスト:さて、統議を下してやろう
     その力は大地を揺るがす!!
 
 俺の前に黒い筋骨隆々の体を持つ戦士が現れた!!
 一糸まとわぬ筋肉の肉体、口からは上下に白い牙が生え、
 その両かかとそれぞれに赤い針が生えている!!
 シャグリッツと俺のいる辺り全てにいきなり衝撃が走り、一帯が全て粉々になり黒い背景が露わになる!!
 足場が無くなり、宙に浮かぶ錯覚を感じる中、向こうの方に右の拳を地面に打ち付けている巨人の影が見えた!!
 その巨人の影は禿頭の頭に筋骨隆々の肉体を持っているように見える、
 と、その巨人の影が俺の方に一歩一歩歩いてきて、シャグリッツの前に立った!!
 その姿は、黒く、こちらをゆったりと見る目、禿げあがった頭、両手を腰に当てた前傾姿勢、しわくちゃの顔、細く頼りない体躯、
 心なしか大きさも俺より少し高いぐらい、って、本当にそのぐらいの大きさじゃねえか!!
 その老人は顔を上に上げ、右手でVサインを見せつつ朗らかに笑った!!
 ・・・あれでいいのか?本当に・・・?
 「やっぱり、デグゼクトか・・・」
 右肩の方でデェビルがつぶやいた、
 一体どんな奴なんだ、小声でデェビルに聞いてみるか、
 「誰なんだよ、デグゼクトって・・・」
 「国家を取りまとめている司令部、その中で内政を司る所の最高責任者さ、
  この部門の長が司令部全体の最高責任者を兼ねるってんで、一応はあれがこの世界のトップということになってる」
 「偉いのか?」
 デェビルが召喚されたデグゼクトの方を見る、
 「偉いさ、それにくえないところも多い、
  この世界の事考えてるし、悪い奴じゃないのだが、
  いまいち、何考えてるのかわからん」
 へーそうなんだ、っていうか、やけに詳しいな、デェビルがいろんなことに詳しいのは今更だが・・・
 そういや、前は元軍部っていってたな、内政部にもいたことあんのかな?
 今は俺のそばにいるが・・・
 「はっはっはっ!!」
 いきなりシャグリッツが顔を上げ、大口を上げ、高笑いをした!!
 「どうだ!!この世界の一番偉い奴を使役するワタシは!!
  さぁ、おびえるがいい!!」
 「カードを使うだけならどんな奴だってできるぜ?」
 「なに!?」
 俺の言葉を聞いたシャグリッツが目じりを上げ、俺の方をにらんできた!!
 「貴様、あまり調子に乗ってると天罰を下すぞ!!」
 「下せるもんなら下してみやがれ!!
  てめぇなんぞに負ける俺じゃねぇ!!」
 言い合い、俺とシャグリッツは目じりを上げ、にらみ合う、
 と、少しの間にらみ合った後、
 「まぁいい、にらみ合ったところで何も進展しない、
  カードバトルを進め、さっさと貴様よりワタシの方が上だと証明してやろう!!
  さぁ、コスト見せ合い用のカードを前に出すがいい!!」
 「望むところだ!!」
 向こうはコスト5のデストロイヤー、こっちはコスト3のモンスターだからコストの見せ合いが起きる!!
 チャージゾーンから3枚のカードを前に出すと、シャグリッツの方も右手でチャージゾーンから5枚のカードを前に出してきた!!
 「それじゃあ、表にするぜ!!」
 「望むところだ!!」
 シャグリッツが答え、前に出したカードを右手で表にしていく!!
 こっちも表にする!!
 右手で前に出した3枚のカードを表にする!!
 まずは俺が表にしたカード!!
 
名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:絶戒の黒原 デトリシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:この戦闘前に自分のモンスターが
        トラッシュに送られていた時
効果:この戦闘前にトラッシュに送られたモンスターと
   このジェイルをチャージゾーンに表側表示で置く
カテゴリ1:草原 カテゴリ2:絶戒
テキスト:そこは厳しさと優しさが同居する場所、
     戦い、傷ついたものは、必要以上に追われないと言われている
 
 続けて、シャグリッツが表にしたカード!!
 
名前:銃獣兵の倉庫詮索
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の威嚇射撃
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:ダ・ゴリガントの戦闘場
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-600

名前:ダ・ゴリガントの戦闘場
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-600

名前:銃獣兵の援護銃撃
種類:H ハンド コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 向こうはデストロイヤーだから発動出来るカードは無し!!
 俺は右手に前に出したカードを1枚を持って1番に移動させつつ宣言する!!
 「俺は絶戒の黒原 デトリシスのカードを1番に設置!!
  コストには粉塵舞い散り進むものを指定!!」
 破壊界 最高統議長 デグゼクトの発動前効果、大地の力をの事を考えると、相殺もあまりできないからな、
 とりあえず、相手の戦闘できるカードのパワーを無条件で下げることのできるジェイルカードの、絶戒の黒原 デトリシスを置いておくぜ!!
 
名前:絶戒の黒原 デトリシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:この戦闘前に自分のモンスターが
        トラッシュに送られていた時
効果:この戦闘前にトラッシュに送られたモンスターと
   このジェイルをチャージゾーンに表側表示で置く
カテゴリ1:草原 カテゴリ2:絶戒
テキスト:そこは厳しさと優しさが同居する場所、
     戦い、傷ついたものは、必要以上に追われないと言われている

名前:粉塵舞い散り進むもの
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 俺の前、黒馬 漢志ギヤの周りに黒緑と緑の草が入り混じった草原が広がった!!
 
シャグリッツ
破壊界 最高統議長 デグゼクト DM コスト:4 パワー:0
銃獣兵 レーテッド M コスト:3 パワー:2200
チャージゾーン
表:0 裏:2

双我
黒馬 漢志ギヤ M コスト:4 パワー:3800
 絶戒の黒原 デトリシス J コスト:1 パワー:-700
針踵の戦士 ハリオトシ M コスト:3 パワー:2500
ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
表:2 裏:1
 
 と、いきなりシャグリッツが右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言してきた!!
 「まず、ワタシは銃獣兵の援護弾の効果を発動!!
  装填・銃獣兵のカードを表にして、
  黒馬 漢志ギヤのパワーを700下げる!!」
 
名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:銃獣兵の援護弾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに、
        カテゴリ:銃獣兵を持つモンスターが1体以上存在している時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        自分のチャージゾーンに裏側で存在する
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた、
        リサイクルカード1枚を指定できた時
        指定したカードを1度表にして、
        相手にカードの中身を確認させた後すぐ裏に返す
        この時表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行なえない
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで700下げる
   その後、発動条件で指定したカードを表にする
   この時表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
   カードの効果の発動や召喚等を行なえない
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:そこだ!!
     一発の銃弾が、その運命を分ける!!
 
 さらに、シャグリッツが右手を前に出して続けて宣言してきた!!
 「この瞬間、破壊界 最高統議長 デグゼクトの発動前効果、大地の力をが発動!!
  破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーを1000上げる!!」
 
名前:破壊界 最高統議長 デグゼクト
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:0
発動前効果 大地の力を
      発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
           自分、相手問わずにこの戦闘前、戦闘前タイミングを持つ、
           このデストロイヤー以外の
           モンスター・リサイクル・スマッシュ
           イクイップ・ハンド・ジェイル
           デストロイヤー・デスティレイブ・デストロイ
           デストレイド・デストーション
           いずれかのカードの効果が相殺含め発動した時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
   相殺が行われた時は自分と相手、両方のカードが発動したとし、
   1000ではなく、2000このデストロイヤーのパワーを上げる
   この発動前効果は発動条件を満たす限り何回でも発動する
   ただし、このカードの効果が相殺された時は1000である
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
 
 くっ!!だが、まだまだ、パワーには届いていない!!
 「それがどうした!!」
 「ふふ、まだカードはあるぞ!!」
 さらに、シャグリッツが右手で左手の手札から、1枚のカードを見せて宣言してきた!!
 「ワタシは銃砲・号砲・乱弾の効果を発動!!
  発動前効果 力を受けよでワタシのチャージゾーンにあるカードの数×1000、破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーを上げる!!
  つまり、破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーを2000上げる!!
  コストには銃獣兵の援護弾を指定!!」
 なっ!!あんなカードがっ!!
 
名前:銃砲・号砲・乱弾・銃獣兵
種類:DH デストーション コスト:1
発動前効果 そこ!!やれ!!そこだ!!
      発動条件:このデストーションが発動する時
           自分のチャージゾーンに1枚以上、カードが存在している時
      コスト:無し 発動後:このカードをトラッシュに送る
   次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((このカードのコスト含めた
     自分のチャージゾーンにあるカードの数)×1000)上げ、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((このカードのコスト含めた
     自分のチャージゾーンにあるカードの数)×1000)下げる
   なお、双方共に2000までしか上げ下げできないこととする
   パワーを下げた後、次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下だった時
   そのモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーが
        コスト3以上で、
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターより
        パワーが2000以上、下だった時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:銃獣兵を持つ
        モンスターかデストロイヤーが1体以上存在している時
        自分のチャージゾーンに存在する、
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた、
        リサイクルカード1枚を指定できた時
        裏側だった場合、指定したカードを1度表にして、
        相手にカードの中身を確認させた後すぐ裏に返す
        この時表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行なえない
        自分のモンスターゾーンの何のカードも
        置かれていない場所があり、その場所に相手のコスト3以下の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターが存在している、
        という場所を1つ指定できた時
効果:このターン、指定した場所で相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターが、
   戦闘によって自分のライフカードを自分の手札にさせた時、
   一度のみ、戦闘を行った相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターを
   即座に相手のトラッシュに送る
   この効果を使った後、一度のみ、自分のモンスターが戦闘に敗北した時、
   即座に敗北したモンスターと同じ場所にいる
   相手のモンスターを相手のチャージゾーンに表側表示で置かせる
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:爆風
テキスト:爆風、銃弾、砲撃
     様々な攻撃が、様々に交錯する
     それは仲間の力を信じたからこその作戦

名前:銃獣兵の援護弾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 さらに!!シャグリッツは余裕綽々といった感じで右手で前に出して宣言してきた!!
 「銃砲・号砲・乱弾・銃獣兵の効果が発動したことで、破壊界 最高統議長 デグゼクトの発動前効果、大地の力が発動!!
  破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーをまた1000上げる!!
  そして!!」
 シャグリッツは右手を前に出したまま宣言を続ける!!
 「ワタシは破壊界 最高統議長 デグゼクトの効果を発動!!
  黒馬 漢志ギヤをトラッシュに送る!!」
 
名前:破壊界 最高統議長 デグゼクト
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:0
発動前効果 大地の力を
      発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
           自分、相手問わずにこの戦闘前、戦闘前タイミングを持つ、
           このデストロイヤー以外の
           モンスター・リサイクル・スマッシュ
           イクイップ・ハンド・ジェイル
           デストロイヤー・デスティレイブ・デストロイ
           デストレイド・デストーション
           いずれかのカードの効果が相殺含め発動した時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
   相殺が行われた時は自分と相手、両方のカードが発動したとし、
   1000ではなく、2000このデストロイヤーのパワーを上げる
   ただし、このカードの効果が相殺された時は1000である
   この発動前効果は発動条件を満たす限り何回でも発動する
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが
        このデストロイヤーのパワーを下回っていた時
効果:次に戦闘をおこなう
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る

 ちぃい!!カードを大量に発動させて、無理やり破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーを黒馬 漢志ギヤのパワーを上回らせやがった!!
 だがな!!それならこっちもやれることをやるだけだ!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「俺は絶戒の黒原 デトリシスの効果を発動!!
  絶戒の黒原 デトリシスと黒馬 漢志ギヤをチャージゾーンに戻す!!」
 
名前:絶戒の黒原 デトリシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:この戦闘前に自分のモンスターが
        トラッシュに送られていた時
効果:この戦闘前にトラッシュに送られたモンスターと
   このジェイルをチャージゾーンに表側表示で置く

名前:黒馬 漢志ギヤ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3800
 
 「だが!!もう発動するカードは無いだろう!!」
 くそ!!確かにもう無い!!
 シャグリッツの問いかけに思わず黙ってしまう、
 すると、シャグリッツが右手を前に上げ、宣言してきた!!
 「発動するカードが無いなら先に行かせてもらうぞ!!
  1番戦闘!!行け!!破壊界 最高統議長 デグゼクト!!
  破壊と報復の右手!!」
 
破壊界 最高統議長 デグゼクト DM コスト:4
パワー:0+1000+2000+1000 パワー合計:4000

攻撃

双我
 
 漢志ギヤがデグゼクトの方に走っていく!!
 このままだとデグゼクトが轢かれる!!
 漢志ギヤに向かってレーテッドが両手で銃槍を構え、銃弾を発射するが、漢志ギヤには全く効いていない!!
 と、次の瞬間、あたりから銃弾が何処からか飛んできたり、どこかで爆発が起きまっくたりということが連続で起こり、あたりの様子が一変する!!
 しかし!!漢志ギヤは止まらずにデグゼクトに向かって行く!!
 ズン!!
 大きな音を立て、デグゼクトが轢かれた・・・わけではない!!
 なんと、デグゼクトが漢志ギヤの身長の半分ほどにまで筋骨隆々になりつつ大きくなって、その左手一本で漢志ギヤの体を受け止めていたではないか!!
 デグゼクトは続けて、足元からあふれてきている黒いオーラ全身にまといつつさらに巨大化し、とうとう、漢志ギヤと同じぐらいの大きさにまで大きくなった!!
 おいおい、マジかよ・・・
 そう思い、驚いていると、デグゼクトがいきなり右の拳を握り、漢志ギヤの顔をぶん殴った!!
 思わず後ろにぶっ飛び横倒しになる漢志ギヤ!!
 しかし、漢志ギヤは横倒しになるものの、必死に立ち上がる!!
 すると、いきなりデグゼクトがおもむろに漢志ギヤに近づき、立ち上がった漢志ギヤの背中に飛び乗った!!
 慌ててデグゼクトを振り落とそうと走り回る漢志ギヤ!!
 だが、デグゼクトは余裕綽々に両足で漢志ギヤの胴をはさむだけで漢志ギヤの振り落としに抵抗している!!
 先に値を上げるのはどっちだ!?
 少しするとその結果が出た!!先にばてたのは漢志ギヤの方!!
 漢志ギヤは走り回った後、立ち止まって休憩している!!
 漢志ギヤ立ち止まったのを見て、漢志ギヤの背から降りるデグゼクト
 さらに、デグゼクトは漢志ギヤの前まで歩いていくと、その右手を握り、右手の筋肉を思い切り膨張させ、漢志ギヤを思い切りぶん殴った!!
 漢志ギヤは思い切り後ろの方にぶっ飛ぶ!!
 が、漢志ギヤは、またも横倒しになりつつも、偶然、そばにあった草原の中に落ち、素早く立ち上がりつつ後ろの方に振り向いて、デグゼクトから離れるように草原の中を走り出した!!
 デグゼクトはあわてて漢志ギヤを追うものの、草原の中では漢志ギヤの方が足が速いのか、次第に追いつけなくなり、漢志ギヤはどこかに消えてしまった!!
 と、漢志ギヤを見失ったデグゼクトが、俺の方を向き、俺の方に走ってきた!!
 そして、デグゼクトが俺の前まで来ると、俺の上の方から巨大な右の鉄拳を振り下ろしてきた!!
 おい!!これはきついだろ!!
 と思った次の瞬間、俺の上に薄い闇の壁が現れ、デグゼクトの右の拳を受け止めていた!!
 しかし、すぐに薄い闇の壁全体にひびが無数に入り、薄い闇の壁は衝撃波をまき散らしながら崩壊した!!
 デグゼクトは薄い闇の壁が崩壊した時の衝撃波を受け、少しだけ右の拳が上に浮き上がった!!
 デグゼクトはその後、しょうがないといった感じで後ろの方を向いてシャグリッツの方に戻っていった!!
 一方、俺の方はといえば、衝撃波を右手を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後に、右手で元々真ん中にあった、最後のライフカードを取る、
 ・・・出てきたのは、デモンウォーリアーズ ブレストエナジー!!
 さぁて、このカードを手札に加えることによって、この先どうなるのやら・・・
 右手に持つデモンウォーリアーズ ブレストエナジーのカードを左手の手札に加える、
 と、いきなりシャグリッツが右手を前に出して宣言してきた!!
 「ワタシは、銃獣兵 レーテッドの効果を発動!!
  針踵の戦士 ハリオトシのパワーを1000下げる!!」
 おっと!!そうはいかないぜ!!
 右手を前に出し、宣言する!!
 「俺は針踵の戦士 ハリオトシの効果を発動!!
  銃獣兵 レーテッドの効果を相殺する!!
  さぁ、発動するカードはもう無いか!?」
 「くっ!!無い!!」
 シャグリッツの悔しそうな声が響く!!
 よし!!それなら次行くぜ!!
 続けて、右手を前に出し宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!針踵の戦士 ハリオトシ!!
  ハリカカト!!」
 
銃獣兵 レーテッド M コスト:3 パワー:2200

VS

針踵の戦士 ハリオトシ M コスト:3 パワー:2500
 
 ハリオトシとレーテッドが対峙する!!そして、レーテッドが右手の銃槍を両手で構え、ハリオトシを狙う!!
 レーテッドに狙われたハリオトシがいきなり右の方に向かって走り出した!!あわてて銃槍の引き金を引き、銃弾を発射するレーテッド!!
 ダダダダダダダダダ!!
 ものの見事にレーテッドの銃弾は外れる!!
 だが、レーテッドは改めてハリオトシを狙おうと銃槍を構えたまま左右を見回す、
 しかし、はたと気づく、
 一気にハリオトシが走り去ったせいか、いつの間にかハリオトシがいない、
 レーテッドはハリオトシを探し、左右をもう一度見回す!!
 が何処にもハリオトシはいない!!驚き、更に速く左右を見回すレーテッド!!
 すると、レーテッドの頭上から影が差す!!影が差すのに気付いて上を見上げたレーテッド、そこには踵落としを決めようとしているハリオトシの姿が!!
 ハリオトシは銃弾を避けた走りぬいた次の瞬間、レーテッドに向かって高く跳び、踵落としを決めようと右足を振り上げていたのだ!!
 レーテッドはあわてて右に転がり、ハリオトシの踵落としを避け、続けて、両手の銃槍をハリオトシに向けるが、ハリオトシはすぐさまレーテッドに体当たりをかましてレーテッドを吹き飛ばした!!
 少し吹っ飛ばされただけでしりもちをついてしまったもののすぐに立ち上がるレーテッド、しかし、すぐ前には右の拳を握って突出すハリオトシがいた!!
 素早く左手の盾を前に出し、ハリオトシの右の拳を防ぐレーテッド!!
 盾に右の拳を防がれたハリオトシだが、突如、左の踵を振り上げた!!
 その隙に盾で自身を守りつつ右手の銃槍でハリオトシを狙おうとするレーテッド、
 しかし、ハリオトシは自らの左の踵の棘をレーテッドの盾にひっかけ、レーテッドを前に引き倒した!!
 思わず前につんのめるレーテッド!!すぐ横には左足で盾を抑えたハリオトシが、レーテッドを見下ろしつつ右の踵を振り上げた!!
 がむしゃらに右手の銃槍を振り回すレーテッド!!振り回された銃槍を右の踵の棘で受け止めたハリオトシ!!
 すると、レーテッドが自らの銃槍の引き金に右手の人差し指をかけた!!あの姿勢で銃槍を撃つつもりか!?
 銃槍の引き金を引くレーテッド!!しかし、ハリオトシに銃弾は当たらない!!
 が、次の瞬間、レーテッドは思い切り左手の盾を振り上げ、ハリオトシを持ち上げていた!!今度はハリオトシが後ろにつんのめる!!
 銃槍を撃ったのはハリオトシの注意を銃槍に向けるためのおとりだったか!!
 背中から床に倒れるハリオトシ!!倒れたハリオトシに右手の銃槍を突きつけるレーテッド!!
 レーテッドに銃口を突きつけられてしまったハリオトシ!!が、次の瞬間、ハリオトシは両足を思い切り振り上げ、レーテッドの右手と銃槍を上にはねとばしていた!!
 さらに、ハリオトシはそのまま両足を勢いよく下げて反動で立ち上がりつつ左の拳を握り、レーテッドをぶん殴った!!
 ぶん殴られ、後ろにさがるレーテッド、だが、すぐに両手で銃槍を握り、ハリオトシに狙いを定め、ハリオトシに向かって撃った!!
 銃弾の迫るハリオトシ、今度はよけないのか!?
 等と思った次の瞬間、レーテッドの銃弾はハリオトシがいきなり上げた右の踵の棘に弾かれ、レーテッドの右目に直撃した!!
 反射した銃弾が当たり、ハリオトシは一気にレーテッドの方に走り、レーテッドとの距離を詰める!!
 対して、右目にダメージを受け、錯乱するレーテッドは、左手で右目を抑えつつ、ハリオトシを見定めずに鼻ののこぎりと右手の銃槍をめちゃくちゃに振るう!!
 このめちゃくちゃな攻撃に対しハリオトシが銃槍を避けようと上に舞った!!そのまま右の踵を振り上げるハリオトシ!!
 この瞬間、レーテッドがいきなり右手の銃槍を上にいるハリオトシに向かって突きだした!!さっきの錯乱は演技か!?
 レーテッドは突きだした銃槍から銃弾を発射しようと右手の人差し指を銃槍の引き金にかけた!!
 が!!
 ハリオトシが不意に下の方に突きだした左足が、銃槍に当たって銃槍の狙いがそれ、レーテッドの銃槍は真上の方に暴発する!!
 さらに、ハリオトシの右の踵が迫り、ハリオトシの右の踵は先に付く針と共に、銃槍が後ろに動いた影響で首元の前の方ががら空きになっていたレーテッドの首の付け根にクリーンヒット!!
 そのまま下までハリオトシの右の踵の棘が貫通し、レーテッドは無残に爆発!!闇に返った!!
 と、いきなりハリオトシの周りでいきなり大きな爆発が起き、ハリオトシが俺の後ろの方に吹っ飛んで行った!!
 ハリオトシっ!!
 これは、銃砲・号砲・乱弾・銃獣兵の効果か!!
 ・・・ぐっ、ハリオトシがいなくなったが、このままいくぞ!!
 右手を振り上げ、宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!!ラッタード チューデ!!
  テイルデッシュ!!」
 
シャグリッツ

攻撃

ラッタード チューデ DM コスト:1 パワー:900
 
 チューデが四つの足で駆け、シャグリッツの方に向かって行く!!
 そして、シャグリッツの前に薄い闇の壁が現れた!!
 チューデはシャグリッツの前に出現した薄い闇の壁の前まで走ってくと、
 薄い闇の壁の前で四肢を低く抑え、そのまま真上に跳躍、縦に回転してその尻尾を薄い闇の壁に叩きつけ、
 薄い闇の壁に尻尾を叩きつけたまま尻尾で薄い闇の壁を砕き裂きつつ地上に着地した!!
 砕き裂かれた薄い闇の壁が崩壊していく、すると、崩壊する薄い闇の壁から衝撃波が発生した!!
 薄い闇の壁から発生した衝撃波を受けたチューデは後の方に吹っ飛んで俺の方に戻ってきた!!
 と思ったら、いきなりチューデをどこから来た銃弾が貫いた!!
 銃弾に貫かれたチューデは黒い爆発を起こし、闇に返る!!
 チューデっ!!
 くそっ!!またも銃砲・号砲・乱弾・銃獣兵の効果か!!
 だがっ、一方の、シャグリッツの方はといえば、薄い闇の壁から出た衝撃波を左腕を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後、右手で元は左から2番目にあった最後のライフカードを取り、
 取ったライフカードをチラリと見て左手の手札に加えている!!よし!!ダメージは通っているな!!
 さらに、シャグリッツは俺の方を見据え、
 「ターンエンド!!」
 と宣言してきた!!
 よし、宣言を返すぞ!!
 「ターンエンド!!」
 さて、これで7ターン目は終了だが、
 お互いにライフカードは0、次のターンで勝負は決まる、
 次のターン、いったいどうなるんだ!?
 
シャグリッツ
デッキ:23枚 手札:1枚 ライフカード:0枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:14枚
モンスターゾーン
破壊界 最高統議長 デグゼクト DM コスト:4 パワー:0

VS

双我
デッキ:20枚 手札:4枚 ライフカード:0枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:9枚
モンスターゾーン
無し

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 8ターン目!!決着が、着くかっ!!
 俺とシャグリッツは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏側表示にしつつ宣言するっ!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、山札の一番上のカードを引きつつ宣言!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 引いたカードは・・・よし!!来たぜ!!
 右手に持つ、今引いたカードを1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札を改めて見る、
 やはり、ここはデストロイヤーに対応したこいつだろう!!
 左手の手札から1枚のカードを引き、チャージゾーンに裏側で置き、宣言する!!
 「セット!!」
 「セット!!」
 宣言すると同時に、シャグリッツの方も宣言してきた!!
 と、シャグリッツの方が俺の方の闇の板の1番とチャージゾーンを見て、カードが裏側で追加されているか確認している!!
 その間に俺の方もシャグリッツの闇の板の方を見る、確かに、2番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されていた!!
 そして、シャグリッツ俺の方の闇の板の1番とチャージゾーンを確認し終えたのか、右手で自身が2番に置いたカードを持ち、右手に持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 俺の方もシャグリッツの闇の板の2番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されていたか確認し終え、右手で1番に裏側で置いたカードを持ち、表に返しつつ宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!勝利の破壊者よ!!シャグリッツの勝利を破壊しろ!!
  ビクトリーデストロイウォーリアー!!召喚!!」
 
名前:報復は重く デグゼクト
種類:DS デストロイ コスト:1
発動前効果 我が力を受けよ!!
      発動条件:このデストロイが相殺のぞいて発動する時
           自分のトラッシュに3枚以上、
           モンスター、もしくはデストロイヤーが存在している時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   このカードの効果後、
   次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((このターン相手が相殺されずに発動したカードの数
    -
    このターン自分がこのカードと相殺されずに発動したカードの数)
    ×1000)+1000)上げる 
    ただし、上げるパワーの量は0より下にはならず、
    0より下になる時には0になる
効果の発動条件:次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーが
        破壊界 最高統議長 デグゼクトという名前だった時
        このターン、発動前タイミング以外のカードが発動していなかった時
効果:次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで
   (((自分のトラッシュに存在している、
     モンスター、もしくはデストロイヤーの総数)/2)×1000)上げる
カテゴリ1:破壊界 最高統議長 デグゼクト カテゴリ2:これでとどめだ
テキスト:さぁ、この力を受けるがいい!!
     その拳で戦いを挑んできたものを木端微塵に砕いた!!

名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このデストロイヤーが戦闘で相手の
        モンスター、クリエイター、デストロイヤー
        いずれかに勝利した時
        相手のライフカードが0枚以下だった時
効果:このカードバトルに勝利する
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:勝利
テキスト:敵の勝利を破壊する黒き戦士!!破壊の力は我らの勝利のために!!
 
 シャグリッツが表にしたカードを右手に持ち、チャージゾーンに裏側表示で置いた!!
 俺の前に大きな雷が降ってきて、ビリビリとした音と、あたりに響く衝撃波と共に回りを真っ白に染め、あたりの大地を砕いていく!!
 そして、砕かれた大地の底から黒い右手が現れ、続けて、右手のそばから一本の角が出てきた!!その角は、斜め上に向かって伸びた後に前の方に向いていて、さらに、その角の根元が側頭部に付き、反対側にも同じように一本の角が生えた頭が出てきて、
 その頭には、赤く鋭い目、高めの鼻、上下に長く生える牙を持った、彫の深い鬼のような顔が付いている!!
 そして、大地にひっかけた右手を支えにその頭の下が引っ張り出されあらわになっていく!!
 筋肉質な肉体を見せた後、背中に生えた3つ股の黒い骨と4枚の灰色の膜で構成された両翼を出現させて、
 続けて、黒い右足を大地の端にひっかけ、
 引っかけた右足を伸ばすように上に体を引っ張り上げ、その全身を表した!!
 現れたのは筋肉質な黒い戦士!!
 その黒い戦士は、背中の両翼を羽ばたかせて浮き、
 両腕を両腰に構え、両手と両足を後ろに引きつつ口を大きく開けた!!
 すると、黒い戦士の上空にいきなり黒い雲が現れ、あたり一帯にいくども雷を降り注がせた!!
 が、黒い戦士が両手と両足の構えを解き、大口を開けるのをやめると、
 雷が次第に収まり、上空の黒い雲も消え去った!!
 さらに、俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺はビクトリーデストロイウォーリアーのコストに
  デモンウォーリアーズ バーストエナジー、絶戒の黒原 デトリシス、
  針踵の戦士 ハリオトシ、草風薙衝!!を指定!!
  そして・・・」
 
名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:絶戒の黒原 デトリシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700

名前:針踵の戦士 ハリオトシ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500

名前:草風薙衝!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 「ビクトリーデストロイウォーリアーの召喚効果・チャージデストロイ1を発動!!」
 だが、どのカードを狙えばいい?
 今出したばかりの報復は重く デグゼクトか?
 いや、それよりも、今まで散々、装填の言葉を含めた自分のリサイクルカードが必要なカードばっかり発動してきたにも関わらず、
 なんで、このターンだけ必要ないカードを出して来たんだ?
 不意を突くなら、報復は重く デグゼクトの方をチャージゾーンに置いて隠した方が・・・
 ・・・そうか!!
 右手を前に出したまま宣言する!!
 「俺は!!ビクトリーデストロイウォーリアーの召喚効果・チャージデストロイ1で装填・銃獣兵をトラッシュに送る!!」
 「なにっ!!」
 
名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る

名前:装填・銃獣兵
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 シャグリッツが目を見開き驚く中、ビクトリーデストロイウォーリアーが背中の翼を動かして宙に浮き、両腕の筋肉に力を込めて膨張させる!!
 すると、ビクトリーデストロイウォーリアーの膨張した筋肉に黒い雷が宿った!!
 そして、ビクトリーデストロイウォーリアーが両腕をいきなり前に出し、両腕に宿った黒い雷を縦にほとばしらせて前方に発射する!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーが発射した黒い雷はシャグリッツの前の闇の板のチャージゾーンの1枚のカードを直撃!!
 黒い雷を受けたそのカードはシャグリッツの前の闇の板のチャージゾーンからトラッシュに向かって飛んだ!!
 
シャグリッツ
破壊界 最高統議長 デグゼクト DM コスト:4 パワー:0
チャージゾーン
表:0 裏:2

双我
ビクトリーデストロイウォーリアー DM コスト:4 パワー:4000
チャージゾーン
表:0 裏:3
 
 さぁ!!1番戦闘だ!!
 と、意気込んで宣言しようとするが、その1歩前にシャグリッツが右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言してきた!!
 「仕方がない!!ワタシは、報復は重く デグゼクトを発動!!
  コストには銃獣兵の置き土産を指定!!
  今、ワタシのトラッシュには6体のモンスターとデストロイヤーがいるから、
  破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーを3000上げる!!」
 
名前:報復は重く デグゼクト
種類:DS デストロイ コスト:1
発動前効果 我が力を受けよ!!
      発動条件:このデストロイが相殺のぞいて発動する時
           このターン相手が相殺されずに発動したカードの数が、
           このターン自分がこのカードと相殺されずに発動したカードの数を
           1枚以上が上回っていた時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   このカードの効果後、
   次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((このターン相手が相殺されずに発動したカードの数
    -
    このターン自分がこのカードと相殺されずに発動したカードの数)
    ×1000)+1000)上げる 
    ただし、上げるパワーの量は0より下にはならず、
    0より下になる時には0になる、
    カードの枚数はこのカードの効果後に数える
効果の発動条件:次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーが
        破壊界 最高統議長 デグゼクトという名前だった時
        このターン、発動前タイミング以外のカードが発動していなかった時
効果:次の戦闘に参加する自分のデストロイヤーのパワーを次の戦闘が行われるまで
   (((自分のトラッシュに存在している、
     モンスター、もしくはデストロイヤーの総数)/2)×1000)上げる
 
名前:銃獣兵の置き土産
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:1ターン前に自分のモンスターゾーンの
        カテゴリ:銃獣兵を持つ
        モンスターもしくはデストロイヤーが
        1体以上存在していた時
        次の戦闘に相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターが参加する時
        今の自分のモンスターゾーンに、
        カテゴリ:銃獣兵を持つ
        モンスターもしくはデストロイヤーが存在していない時
        自分のチャージゾーンに裏側で存在する
        名前かカテゴリに「装填」の言葉を含めた、
        リサイクルカード1枚を指定できた時
        指定したカードを1度表にして、
        相手にカードの中身を確認させた後すぐ裏に返す
        この時表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行なえない
効果:次の戦闘が行われるまで次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   ((自分のトラッシュに存在しているカテゴリ:銃獣兵を持つ、
     モンスター、もしくはデストロイヤーの数)×800)下げ、
   さらに、次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下だった時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターを
   トラッシュに送る
カテゴリ1:銃獣兵 カテゴリ2:ゴリガント
テキスト:ズガン!!
     いきなり置いてあった箱が爆発した!!
 
 あんなカード発動させてたまるか!!相殺を・・・いや、ちょっと待て!?
 確か、破壊界 最高統議長 デグゼクトには発動前効果 大地の力をがあったよな・・・
 「どうした!?相殺しないのか!?」
 シャグリッツが大声を上げ、挑発してくる!!
 だが、その手には乗らないぜ、このままだと相打ちになっちまう!!
 それなら、こうだ!!
 右手でこのターンにチャージゾ-ンに裏側で置いたカードを表にしつつ、宣言する!!
 「俺は!!デモンウォーリアーズ ブレストエナジーの効果を発動!!
  報復は重く デグゼクトの効果を相殺する!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ ブレストエナジー
種類:DR デスティレイブ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまで1200上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーが
      カテゴリ:デモンウォーリアーズを持っていた時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを1000上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:叩きつける!!叩きつける!!叩きつける!!
     叫びが、唸りが、破壊の力を呼び覚ます!!
 
 「これで相打ちだな!!」
 シャグリッツの大きな声が辺りに響く!!
 「報復は重く デグゼクトの効果で破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーが3000上がり、
  さらに、破壊界 最高統議長 デグゼクトの発動前効果、大地の力でさらに破壊界 最高統議長 デグゼクトのパワーが2000上げる!!
  これで相打ちだ!!」
 「いいや、まだだぜ!!」
 シャグリッツの声に叫んで答え、左手の手札から右手で1枚のカードを引いて、シャグリッツに見せ宣言する!!
 「俺はバックダッシュアンドダッシュの効果を発動!!
  報復は重く デグゼクトの効果の発動後、
  デモンウォーリアーズ ブレストエナジーの効果を発動する!!
  発動前効果 我が力を受けよ!!はこれで無意味だ!!」
 
名前:バックダッシュアンドダッシュ
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:相殺時
効果の発動条件:無し
効果:相殺を無効化して、相殺が行われた2枚のカードのうち
   相手のカードを発動させた後、自分のカードを発動させる、
   相手のカードの効果で自分のカードの発動条件が満たせなくなった場合
   自分のカードは発動しなくなる
   この効果の発動後、相殺した自分のカードも相手のカードも
   一度発動したものとして扱う
   相殺されたカードのコストが合計4以上なら、
   相殺を無効化する前に自分は手札1枚を相手に見せる、
   自分の手札が0の場合は何もしない
   相殺されたカードのコストが合計0なら、
   相殺を無効化する前に相手は手札1枚を自分に見せる、
   相手の手札が0の場合は何もしない
カテゴリ1:後 カテゴリ2:先
テキスト:うおっ!!後ろに下がったと思ったら、いきなり突進してきやがった!!
 
 さらにシャグリッツに向かって問う!!
 「さぁ!!もう発動するカードは無いよな!?」
 「くそぅ・・・無い・・・」
 シャグリッツが歯を食いしばって目じりを上げて俺をにらみ、ひねり出すように出した声を聞いた後、
 右手を前に上げて思い切り宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!ビクトリーデストロイウォーリアー!!
  ビクトリーブレストバックフェイントアンドダッシュザンダー!!」
 
破壊界 最高統議長 デグゼクト DM コスト:4
パワー:0+3000+1000+1000 パワー合計:5000

VS

ビクトリーデストロイウォーリアー DM コスト:4
パワー:4000+2200 パワー合計:6200
 
 デグゼクトがいきなり巨大化し、巨人になる!!
 対するビクトリーデストロイウォーリアーは、その背の翼を羽ばたかせて宙に飛ぶ!!
 宙に飛び、空中から目じりを上げて巨大化したデグゼクトを見上げにらむビクトリーデストロイウォーリアー、
 その巨大な眼をビクトリーデストロイウォーリアーに向けて見下ろすデグゼクト
 と、デグゼクトがその巨大な右手を広げ、ビクトリーデストロイウォーリアーに掴みかかる!!
 しかし、ビクトリーデストロイウォーリアーも簡単には捕まらない!!背の翼を大きく動かし、左の方に飛んでデグゼクトの掴みかかりを避けて、大きく飛んでデグゼクトの視界から外れた!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーはそこで空中で右腕に力を込めて黒い電気を溜め、右手を振りかぶって思い切り突き出し、右腕の黒い電気をデグゼクトに向かって撃ち込んだ!!
 黒い電気はデグゼクトの左頬に直撃する!!が、デグゼクトは自身の右手で左頬をさすったのみ!!全く効いていないのか!?
 デグゼクトは電気の来た方に目線を向け、そこでビクトリーデストロイウォーリアーを見つけ、今度は右手を握ってビクトリーデストロイウォーリアーに殴り掛かる!!
 この一撃、喰らったらただじゃ済まないぞ!?
 だが、そんな心配をよそに、ビクトリーデストロイウォーリアーは背中の翼を大きく動かして上に飛び、この拳を避ける!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーは今度こそといった感じで、今度は両腕に力を込めて両腕に黒い電気を溜め、今度も右腕を振りかぶって突出し、右腕から黒い電気を撃ち出す!!撃ち出された黒い電気は、デグゼクトの額に直撃する!!
 が、デグゼクトの額を撃ったこの黒い電気の一撃も、まったくデグゼクトには効いていない!?
 と思ったが、ビクトリーデストロイウォーリアーは右腕から電気を発射した後、今度は左腕を振りかぶって突出し、左腕から黒い電気を撃ち出した!!
 さらに、ビクトリーデストロイウォーリアーは空中で両腕を振りかぶってその両腕を右左右左と交互に何度も突出し、黒い電気を連続発射、デグゼクトにぶつける!!
 これならデグゼクトにも効くか!?
 そう思ったのだが、デグゼクトは少しのけぞったのみ、さらに、デグゼクトは目じりを大きく吊り上げて怒り、
 右手を握ってビクトリーデストロイウォーリアーに向かって大きく突きだしてきた!!この右腕も翼を大きく動かして左に避けるビクトリーデストロイウォーリアー!!
 すると、デグゼクトが左手を握り、続けてビクトリーデストロイウォーリアーに向かってこの左の拳で殴りかかってきた!!今度はこの左の拳を左に避けるビクトリーデストロイウォーリアー!!
 しかし、まだ終わりではなかった!!今度は右手を握って殴り掛かってきて、これもビクトリーデストロイウォーリアーが下に避けると、休む間もなく左手で殴り掛かってきた!!これも上に飛んで避けるビクトリーデストロイウォーリアー!!
 その後も、デグゼクトは両腕で何度も何度も連続で殴りかかってくる!!宙を飛び、この攻勢を避け続けるビクトリーデストロイウォーリアーだが・・・
 この大きすぎる拳の連続攻撃に対し、大きく飛んでいるせいなのか、徐々に飛ぶスピードが落ちてきた、すると、
 チッ!!
 かするような大きな音がビクトリーデストロイウォーリアーの左の翼の先から聞こえてきた!!次の瞬間、徐々に地上に落ちていくビクトリーデストロイウォーリアー!!拳を避けそこなったのか!?
 そして、地上に降り、デグゼクトの方を見上げるビクトリーデストロイウォーリアー、
 と、いきなりデグゼクトが右足を振り上げ、ビクトリーデストロイウォーリアーを踏みつぶそうとしてきた!!
 上を見上げるビクトリーデストロイウォーリアー、このデグゼクトの踏みつけを・・・避けない!?
 ん?ビクトリーデストロイウォーリアーの足元から黒いオーラが!?
 ズン!!
 黒いオーラを見た次の瞬間には、ビクトリーデストロイウォーリアーはデグゼクトの右足に踏みつぶされていた!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーァァァ!!
 と思ったら、いきなりビクトリーデストロイウォーリアーを踏みつぶしていたデグゼクトの右足が少しずつ宙に浮いていく!!なんと、ビクトリーデストロイウォーリアーが黒いオーラを身にまとい、両腕を上に上げてデグゼクトの右足を浮かび上がらせていたのだ!!
 そのままビクトリーデストロイウォーリアーはデグゼクトの右足を持って上に上げ、デグゼクトをひっくり返す!!
 しかし、デグゼクトはすぐに右足を振ってビクトリーデストロイウォーリアーを振り払いつつ、再び立ち上がった!!
 再び空中から目じりを上げ、デグゼクトにらむビクトリーデストロイウォーリアー、
 デグゼクトの方も、ビクトリーデストロイウォーリアーを目じりを上げてにらんだ!!
 にらみ合う両者、すると、突如、両者右手を握って振り上げ、一気に殴り掛かった!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーは右腕にこの戦闘で1番電気を溜めて!!
 デグゼクトもその右腕に今までで1番力を込めて!!
 空中で激突する両者の拳!!ぶつかった後拮抗する両者の拳!!
 すると、いきなりビクトリーデストロイウォーリアーの右腕の筋肉と電気が増量し、次の瞬間、ビクトリーデストロイウォーリアーが右腕から電気を放射!!デグゼクトの右腕を押し始めた!!
 徐々に押していくビクトリーデストロイウォーリアー、が、いきなりデグゼクトが右腕に力をさらに込めて右腕の筋肉を膨張させ、さらに、ついでとばかりに両足の筋肉も膨張させる!!
 しかし、この力押しでも、ビクトリーデストロイウォーリアーの拳を遅めることすれ、押し返すことも、完全に止めることすらできない!!
 自身を押すビクトリーデストロイウォーリアーに驚き、目を見開くデグゼクト!!
 次の瞬間、デグゼクトはその右手ごと、ビクトリーデストロイウォーリアーの右腕に吹き飛ばされていた!!
 そのまま右腕からデグゼクトに向かって電気を放射するビクトリーデストロイウォーリアー!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーの電気に押され、壁まで吹っ飛ぶデグゼクト!!
 デグゼクトはそのまま小さくなって元に戻り、
 パタッ!!
 っと、音を立てて前のめりに倒れ、黒い爆発を起こし、闇に返った!!
 「くそっ!!デグゼクト!!」
 シャグリッツが目を見開き、口を大きく開け、叫ぶ!!
 よし!!このままいくぞ!!
 右手を1度下げ、再び前に上げて宣言する!!
 「俺はお前の勝利を破壊する!!
  ビクトリーデストロイウォーリアーの効果を発動!!
  ビクトリーデストロイ!!」
 
名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このデストロイヤーが戦闘で相手の
        モンスター、クリエイター、デストロイヤー
        いずれかに勝利した時
        相手のライフカードが0枚以下だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 ビクトリーデストロイウォーリアーがシャグリッツに向かって飛んで行く!!
 そして、シャグリッツの前まで飛ぶと、シャグリッツに向かって目じりを吊り上げ鋭くにらみ、
 自身の右手を思い切り握り、右腕から黒い電気を発生させ、その黒い電気の宿る右腕を大きく振りかぶり、
 「ちょ、ちょっと待って!!」
 シャグリッツが目を見開きうろたえるが、
 その黒い電気の宿った右の拳で、シャグリッツを思い切り殴り飛ばした!!
 「ぐわあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
 
勝者:破壊 双我
決め手:ビクトリーデストロイウォーリアー
    +デモンウォーリアーズ ブレストエナジー
    +バックダッシュアンドダッシュ
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「よっしゃ!!勝ったぜ!!」
 叫び、即座に目の前の闇の板の上にある、カードが回収されたデッキケースを右手に取って、
 さらに、左手と左の人差し指をシャグリッツに突きつける!!
 「さぁ!!ここの人達を開放してもらおうか!!」
 シャグリッツの紫の鎧の胸元に、カード回収の終わったデッキケースが戻り、
 そのままシャグリッツが立ったまま、目を細め、俺の方を見る、
 「ああ、考えると約束してましたかね、
  もちろん、お断りします!!」
 そう、叫んで返して来た!!
 「約束が違うじゃねぇか!!」
 「ワタシは考えると言ったのですよ、開放するとは言ってません!!」
 「まぁ、そうだろうな~」
 シャグリッツの言葉を聞き、のんきに言い放つデェビル!!
 ええい!!こうなったら!!
 左手に足元に転がっていた紫の鎧を手に取り、
 「おっと、逃げるつもりですか?」
 おだてるようなシャグリッツの言葉、
 何だ?一体何が言いたい?
 シャグリッツの方を警戒しながら見、
 「だからなんだ?逃げちゃいけないとでもいうのか?」
 シャグリッツが右手を伸ばして顔の前で振ると、
 「いえいえそんな、ただ・・・」
 左の方から、鎧の後ろの出っ張った部分をチラリと見る、
 何だ?あの鎧がどうかしたのか?
 そういえば、牢屋の部屋でカードバトルした紫の鎧の中に閉じ込められていた女性、夫と娘がどうのこうのって言ってたな、
 で、夫と思われる男性は、もうすでに女性が閉じ込められていた紫の鎧とは別の鎧から救出して・・・
 ん?、ちょっと待て、ちょっと待てよ、女性も男性も紫の鎧に閉じ込められてたんだよな、
 てっきり、救出してない最後の1人の娘は、ここにはいない紫の鎧の中に放りこまれているのかと思っていたが・・・
 シャグリッツが俺の方を見つつ、目じりを下げてにたりと笑う、
 「そう、この鎧の動力源、それは、人間の女の子だ!!」
 な!!なんだって!!
 じゃあ、その女の子が、恐らく、紫の鎧の中に閉じ込められていた女性の娘かっ!?
 「さぁ!!かってに逃げるといい!!娘の命がどうなってもいいのならな!!」
 ぐっ!!だが!!時間が来ればウィルスが発動する!!
 ここは、時間稼ぎをするしかない!!
 左手から紫の鎧を離す、うかつな行動は出来ないが・・・どうする?
 「隙あり!!」
 シャグリッツが右手を広げ、掴みかかってきた!!
 速い!!あんな鎧を着てるのに!!
 いや、あの鎧がシャグリッツの速さを増しさせているのか!?
 だが、動き自体は一直線、簡単に読めるぜ!!
 「おっと!!」
 左の方に跳んでシャグリッツの右手を避ける!!
 だが、シャグリッツはあきらめていない!!
 俺の方を向き、今度は両手を広げて掴みかかってくる!!
 しかし、甘い!!
 シャグリッツが近づいたところすんででしゃがみつつ、頭を前に出しつつそのまま右斜め前に跳び、シャグリッツの右後ろの方まで跳ぶと、両手を地につき立ち上がって振り返り、シャグリッツの方を向く、
 「ええい!!ちょこまかと!!」
 シャグリッツが俺の方を向き、目を細め、目じりを上げて俺の方をにらみ付ける!!
 こいつ、本当に軍事関係者か?動きも読みやすいし、何より、この場で子供一人捕まえられないとは・・・
 ま、子供一人捕まえられないような能無しだから、子供を人質に取ったりするんだろうが・・・
 おそらく、実戦経験とかが無いんだろう、動きの読みやすさから、訓練もろくにしてこなかったに違いない、
 だが、読みやすいのは好都合、このまま、シャグリッツがつかみかかったりするのを避け続ければ、そのうちウィルスが効いて・・・
 「ウィルス、ですか?」
 シャグリッツが両の口角を上げにたりと笑った!!
 な!!なんでシャグリッツがウィルスの事を!?
 「その驚愕の表情、やはり図星だったようですねぇ、
  さっきからニタリと笑って何かを待っているようでしたから、
  それが何かを予想、指摘してあげたまでですよ」
 くそ!!どこでウィルスの事を知ったんだ?
 って、今まで散々ウィルスでやらかして来たからな、どこからかウィルスの事を聞いたって不思議じゃない、
 しかし・・・
 「だがな、ウィルスの事を知ってたって、どうにもならねぇぞ
  ウィルスに感染しているのは事実なんだからな!!」
 「もちろん、知っているだけならどうにもならないでしょう、知っているだけなら、ね」
 シャグリッツが顔を上げ、俺を見下し、両手を広げて両腕を外側に広げ、
 「そう、知っているだけではない、
  すでにこの基地一帯は、ウィルスに対するワクチンによって守られているのだ!!」
 んな!!もうすでにウィルスが全部対策されているのか!?
 それなら、この状況、いったいどうすれば!?
 デッキケースから何かを召喚して・・・いや、ダメだ、シャグリッツに感付かれちゃ元も子もない!!
 「さぁ!!いつまで逃げ回っていられるかな!!」
 シャグリッツが右手を広げて前に出し俺の方に向かって掴みかかってくる、が、
 「よっと!!」
 やはり動きは直線的、左の方に跳ぶだけでひょいと避けられてしまった、
 ・・・ん?シャグリッツの来ている紫の鎧の後ろの出っ張りの根元、、
 なんか、隙間みたいなものが見えるな、それに、その隙間が青く見えるような・・・
 ん!?これならどうにかなるかもしれない!!
 「ええい!!すばしっこい奴め!!」
 シャグリッツが今度は左手を広げて俺の方に向かってきた!!
 いや、両手広げても捕まえられなかったようなもん、左手一本で捕まえられるわけないだろうが、
 だが、これは好都合だ!!
 シャグリッツが来るのを見計らい、大きく真上に跳び、向かって来るシャグリッツの紫の鎧を両手を使って上り、紫の鎧の後ろの方に体を回しつつ、紫の鎧の後ろの出っ張りに張り付く!!
 「ええい!!離せ!!」
 うるせえ!!離すかよ!!
 そして、シャグリッツの紫の鎧の後の出っ張りの隙間に両手を入れ、その両手に力を込める!!
 「何をしている!!離せ!!」
 嫌だね!!絶対に離すもんか!!
 「おい!!この鎧を引き裂くつもりか!?そんなの無茶だ!!」
 デェビル!!無茶かどうかは、やってみないと分からないぜ!!
 この鎧、さっきの2つの紫の鎧よりいろいろぼろが目立ってる、
 そもそも、さっきの2つの紫の鎧は飛んだのに、この紫の鎧は飛ぶための翼すらついていない、
 おそらく、シャグリッツが着こむために色々無茶な改造をしたんじゃないだろうか、その時に翼も使えないからでとっぱずしてしまったんだろう、
 そして、こんなところに隙間が残っていたのが無茶な改造をしたという何よりの証拠!!
 たぶん、シャグリッツが激しく動く間に、改造した部分の隙間が開いてしまったんだ!!
 それなら!!行ける!!
 「うぉぉぉおおおおおお!!!」
 「こら!!とっとと離せぇぇぇえええ!!」
 ギギギギギギギ・・・・・・・
 シャグリッツが叫び激しく動く中、紫の鎧がきしむ音がする!!俺の手元にも、はっきりと鎧が開く手ごたえを感じる!!
 「な!!この音は!?おい!!やめろぉ!!」
 もう遅いぜ!!シャグリッツ!!
 でやぁぁぁああああああ!!!!!!
 「やめろおぉぉぉおおお!!!」
 ガシャン!!
 大きな音を立て、シャグリッツの着ていた紫の鎧の背中のでっぱりが外れ、でっぱりの中から女の子が入った青い液体の満ちる袋が出現する、
 女の子は大体5歳くらいだろうか、ボロボロのワンピースを着て、後ろに左右一つずつ、髪を軽く縛っおさげにした女の子だ!!
 続けて、紫の鎧に一部張り付いたままのでっぱりの中にある、女の子が入った青い液体の満ちる袋を両手で握り、
 そのまま、両手を使い、左右に引き裂く!!
 「おりゃあ!!」
 ビリッ!!
 袋の中から青い液体が流れ出る、と同時に、
 「ぐおぅ!!」
 シャグリッツがいきなり気の抜けた声を上げ、ゆっくりと前のめりに倒れていく!!
 急いで袋の中にいた女の子を左手に抱えて跳び、シャグリッツの紫の鎧の上から退避する!!
 ずうぅううん!!
 シャグリッツが紫の鎧を着たまま前のめりに倒れる!!紫の鎧の重みに耐えられなくなったのか!?
 「やったぜ!!」
 右肩の方からデェビルの喜びの声、
 見てみると、目じりを下げた笑顔で、右手を握って振り上げ、喜んでいた、
 おいおい、まだ女の子を助けただけだぜ、まぁいいや、とりあえず、ここから脱出を・・・
 「許さんぞ!!許さんぞ貴様ぁ!!」
 おいおい、まだやる気かよ!?
 シャグリッツの叫び声が部屋に響き、シャグリッツがゆっくりと立ち上がる!!
 しつこいな、まったく・・・
 「逃がさんぞぉおおお!!!!」
 両手と両腕を外側に広げ、俺の方に向かって来るシャグリッツ、
 ・・・あいつを倒すのに、もうデッキケースは必要無い、
 左手の女の子を床に置き、右手のデッキケースを左の内ポケットに入れ、右手を握り、シャグリッツに向かって走りこむ!!
 そして、右の拳をシャグリッツの左ほほに向かって叩き込んだ!!シャグリッツの鮫肌が俺の右手の指を削るが、そんなことを言っている場合じゃない!!
 俺はさらに右の拳に力を込めシャグリッツを吹っ飛ばした!!
 「がぁっ!!」
 シャグリッツは声を上げ、ゆっくりと、後ろに倒れて行った!!
 ふぅ・・・どうにかなったな・・・
 シャグリッツの動きは一直線、軍属とは思えないほど読みやすい、ましてや、今は動力源を失った紫の鎧を着ている、
 紫の鎧は前の二つは軽かった筈だが、さすがに動力源を失ったにも拘らず動きが前より良くなるということは無いだろう、
 こんなに状況が揃っているのだ、これで拳を叩き込めないわけがない、
 さて、シャグリッツも吹っ飛ばしたことだし、ここから脱出を・・・
 「げほっ!!ごほっ!!」
 ん?後ろの方から女の子の声?
 後を振り向くと、さっき紫の鎧から助けた女の子が、咳き込んで青い液体を口から吐き出し、ゆっくりと目を開けて行っている所だった、
 思わず駆け寄り、声をかける
 「おい!!大丈夫か!!」
 「お兄ちゃん?だあれ?」
 女の子が俺を見上げて質問をぶつけてきた、
 が、今は質問に答えている暇も惜しい、
 「俺の事はいい、それよりも立てるか?すぐにこの部屋から出るぞ」
 「お母さんとお父さんは?」
 「さっき、それらしいのに会った、お前の両親かはわからんが、
  両親か確認するためにも早くここを出よう」
 両親の質問への返事を聞いた女の子は、首を縦に振り
 「うん!!わかった!!」
 「よし!!とりあえず、こっちだ!!付いてこい!!」
 右手に紫の鎧を持ち、歩き出す、
 「そっちは牢屋の方だよ?」
 後の方から女の子の声がする、ええい!!早くこの部屋出たいんだけどな・・・
 「さっき言ったお前の両親かもしれない奴らがこっちにいるんだよ、
  ついでに出入り口もな!!いいからこっちにこい!!
  シャグリッツが目覚めないうちにな」
 女の子は左に小首を傾げ、
 「シャグリッツ?」
 ええい!!寝ぼけてやがんのか!?聞いた話じゃシャグリッツの自己紹介をこいつも聞いたはずだが・・・
 この状況でシャグリッツの事も説明せにゃならんのかよ!!
 とりあえず、今はとっととここを離脱するのが先だっつーの!!
 「そこに倒れてる紫の鎧の奴だよ、いいから早く来い!!
  詳しいことやお前が聞きたいことは後でたっぷり話してやっから!!」
 「はぁ~い!!」
 シャグリッツの方に目線を送りつつ説明すると、ようやく俺の後ろの方に付いてきた、
 左の方に顔を向け、チラリと後ろを見て確認する、確かに女の子は後ろの方に付いてきていた、
 まったく、今はここを脱出しなきゃならんていうのに、
 紫の鎧を引きずって扉があったであろう場所まで来る、
 って、正確にはどの辺に扉があるんだろ、適当にやってみればわかるか・・・
 紫の鎧の左手を持ち、適当に壁にかざして、色々な方向に向けてみる・・・
 と、その前に正面に紫の鎧の左手を向けた時、いきなり壁が左右にスライドして開いた!!
 よし!!一発で開いたぞ!!
 勇んで先に進もうとする、が、扉の先には3つの存在がいて、
 その3つの存在が俺達に立ちはだかったのだった!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「やっと見つけたわ」
 扉が空き、3つの存在の内、俺の目の前にいたその人物がつぶやく、
 それは冷酷な光を放つ、藍色の瞳を持つ女性、
 その頭には左から右に向かって色の濃くなっていく光の粒がキラキラ光っている短めの藍髪を持ち、
 背中には、3つ股の黒い骨格と3枚の赤い膜でできた両翼を有し、
 その顔つきは精悍な女性その物で、肌の色は人間に近いものを持ち、、
 体には金縁の付いた黒いワンピース水着のような露出度の高い服を着ており、
 その体型はスポーティでグラマラスな女性のもので、
 両腕前腕にある金縁の付いた黒いウォーマーには、両の中指に付いた金の輪っかから、前腕の方に広がる三角の黒い布が手の方に付いていて、
 その三角に広がる黒い布が、前腕を手の部分を除いて覆っている金縁の付いた黒いウォーマーにつながっていて、
 両足には金の縁が付いた黒い厚底のブーツを履いている、
 こいつは・・・殲滅姫 スペーシア!?なんでこんなとこにいるんだよ!?
 「タリア!!」「タリア!!」
 と、扉の向こうにいた3つの存在のうち、スペーシアの左右後ろの方にいた2人が、いきなり俺の後の方に駆けていく!!
 「お父さん!!お母さん!!」
 後ろの方から女の子の声がする、左の方から振り向くと、女の子とさっきの2人が抱き合っているのが見えた、
 さっきの2人、俺から見た左側にいるのは中背で少し筋肉質な20代後半の男性、少し逆立った茶髪の角刈りの男性だ、
 で、俺から見た右側にいるのは、こちらも20代後半の、女性、長めの茶色の髪を後ろでひもを使い簡素に束ねている、
 どちらも服装は必要最低限の薄茶色い、ボロイ服、
 そう、この二人は俺が紫の鎧から解放した二人、やはり、女の子、タリアって呼んでたが、そのタリアの両親だったのだ、
 「タリア・・・」
 「タリア、よかった・・・」
 再開の喜びで涙を流す3人・・・
 ま、とりあえずこれで家族と再会・・・
 「逃さない・・・!!」
 あれは!!シャグリッツ!!気が付きやがったのか!?
 3人から少し離れた場所で倒れていたシャグリッツが右の方から仰向けに転がり床に両手をつけ立ち上がろうとしている!!
 3人は気付いていない!!再開の喜びで周りの注意がおろそかになってるのか!!
 しゃーねーな!!もう一回ぶん殴って気絶させてやるか!!
 「死んどけ・・・」
 聞こえた声は背後からのもの、次の瞬間、右の方から俺の前にスペーシアが飛んで行く!!
 そして、シャグリッツの顔面をその右足で思い切り踏み、
 「家族の再開を邪魔するやつは、今ここで、死んどけっ!!」
 一旦右足を離すと、その右足で思い切りシャグリッツの顔面を蹴り飛ばした!!
 「ぐああぁぁぁぁ!!!!!!」
 ドガシャン!!
 悲鳴を上げながら鎧ごと吹き飛んだシャグリッツはそのまま顔面から壁に激突、動かなくなる、
 「確保だ!!」
 スペーシアが右手を振り上げ声を上げると、背後の扉から黒い鎧を着て右手に槍を持つ兵士と黒い厚めの服を着た黒い鬼の形相の戦士が現れ、両側からシャグリッツの両手を持って持ち上げ、
 「連れて行け!!」
 スペーシアの指示に従い、後の方の扉から出ていく兵士と戦士と二人に抱えられたシャグリッツ、
 と、スペーシアが右の方からこっちを向く、目じりを上げた真剣な顔つき
 「とりあえず、この基地の人質は全員救出しました、
  ですので、ここから裏に回って外に出ます、
  後方はうちの兵士たちが守りますので、
  とりあえず、基地の外に出ましょう、防寒具の手配もすでに終わっています、
  今頃、裏手に防寒具を持った戦士たちが着いているはずです」
 そして、スペーシアがカッカッっと足音を立てて歩き出し、
 後ろにある扉の前まで歩くと、何かが足に当たり、下の方を向く、
 向いた先にあったのは、さっき俺が扉を開けるのに使った紫の鎧だ、
 スペーシアはその紫の鎧を右手に持つと、右の方から俺達の方に振り向き、
 「さぁ!!早く来てください!!」
 俺達に自分に付いてくるように促す、
 さて、どうするか・・・
 そう考え、後ろの三人はどうするのか気になってチラリと左の方から後ろを向くと、
 スペーシアの声を聞いてスペーシアの方を向いていた三人は、順番に顔を見あわせた後、立ち上がって、俺の右の方からスペーシアの方に歩いて行き、スペーシアの向こうの方まで歩いて行く、
 と、三人を見送ったスペーシアが、突如、右の方から俺の方を向いて、
 「次は君よ!!さっさと来なさい!!」
 「その前に聞いていいか?」
 「何?」
 一応、いくつか気になってることがある、これを聞かないと、こいつに付いていくかどうか決めかねる、
 「さっきあんたはやっと見つけた、って言ってたな、
  あれはどういう意味だ?誰かを探してたのか?それとも、何かの物か?
  後、神殿の時に俺はあんたの前から逃げ出したわけだが、
  あんたは俺を捕まえに来たのか?」
 「なんだ、そんな事か・・・」
 スペーシアは目の力を抜き、改めて俺の方を見据える、
 「まず一つ目、やっと見つけたっていうのはね
  私は間違いなく、あなたを探していて、あなたをやっと見つけたって言ったのよ」
 やっぱり、俺の事を言ってたのか!!
 俺の事じゃなくて、あのタリアって女の子の事かとも思ったが、
 部屋に入ってきた時、スペーシアは明らかに俺の方を見てたからな、
 俺の事を探してたんじゃないかって、思ったんだが・・・
 と、いう事は、俺を探していたのは神殿でスペーシアの前から逃げ出したことが原因か、というか、それ一つしか思い浮かばない、
 ダーティルナがどう俺の事を言ったのか、ごまかし切れたのか、
 ま、俺がダーティルナに指示した言現じゃ、どうあったって、俺の方を捕まえに来るが・・・
 「でもね、あなたを捕まえるつもりはないわ」
 「どういう事だ?」
 スペーシアが続けて発した声に、思わず返してしまった、
 「それは歩きながら話しましょう、
  と、その前に・・・」
 スペーシアが改めて俺の方を見据え、
 「あなた、前に要塞の陣を壊して、要塞を元の生物に戻したそうじゃない、
  ここではそんなことしないでね」
 「ここじゃ、んな事はしね~よ、する必要が無いしな」
 そうだ、前のダ・パーデルワームの時は脱出するためにダ・パーデルワームの陣を壊したが、
 ここでそんなことをすれば、捕まってた人達を寒空や極寒の氷の洞窟に放り出すことになる、んな無茶なマネはさせたくない
 「それを聞いてとりあえず安心したわ、
  さ、来なさい」
 スペーシアは俺の答えを聞いてさらに返しつつ、右の方から後ろに振り返り、そのままカッカッっと足音を立て、歩き始めた、
 どうする・・・?
 チラリと右肩のデェビルの方を見る、
 「どっちでもいいんじゃね、ここまで来たら最後までお前に決断を任せるさ」
 任せる・・・か・・・
 ・・・よし!!スペーシアを信頼できるかどうかはわからないが、あの三人も行っちまったしな!!
 ここは、監視も兼ねて、スペーシアの後を追う!!
 急ぎ、スペーシアの後ろに向かって走る、
 そして、扉をくぐり、スペーシアの後に付いて歩く、
 ん?先の通路の先の方に人だかりが、あれは、捕まってた人達か!!
 捕まってた人達は、スペーシアが歩くと、スペーシアの邪魔をしないようにか、左右に別れ、スペーシアに道を開ける、
 人が分かれた先をスペーシアが歩き、俺も後について歩いていく、
 右の方にはさっきの三人の家族も見える、
 ・・・そういえば、あの女の人、前に牢屋の部屋から俺が出た時になんて言ったんだろ?
 「おい!!あんた!!」
 「さっさと来なさい!!」
 声を上げた瞬間、先を歩いていたスペーシアが立ち止まり、右の方から俺を見て、目を細め、にらんできていた!!
 うう・・・仕方ない、また今度か・・・
 さっきの女性に質問するのをあきらめ、再び前の方に歩き出す、すると、俺の様子を見ていたスペーシアも、前の方を向き、カッ、カッ、と足音を立てて再び歩き出した、
 と、そのままスペーシアの後ろを歩いていくと、スペーシアが通路を左の方に曲がる、
 そういえば、まだあっちの方には行ってなかったな、出入り口は右の方にあるはずだが・・・
 不安に駆られつつ左の方に曲がる、
 すると、捕まってた人達が俺とスペーシアの後ろに付いて歩き始める、
 おそらく、この人だかりの後ろにさっきの兵士や戦士と同じような兵士たちや戦士たちがいるのだろう、
 そして少し歩くと、右の方への曲がり角が見え、スペーシアが右に曲がる、
 本当に大丈夫なんだろうな、この道・・・
 不安に思いながらも、スペーシアの後ろに付き、右に曲がる、
 通路の先にあったのは下り坂、さらに、その先には一つの扉、
 斜め右上端だけ斜めになった、端がまっすぐな四角のくぼみが上の方と下の方についた、
 縦に長い長方形の上の両端が斜めになった形をした薄緑の扉、
 あれは、牢屋の部屋の前後にあった扉と同じものじゃないか!!
 という事は、もしかして、あの扉の先にあるのは・・・
 スペーシアが扉の前まで行き、右手に持った鎧の左手を自身の左手を使って扉の前にかざす、
 すると、扉が左の方にスライドして空き、スペーシアが扉の中に入っていく、
 さて、この先にあるのは何だ?
 扉の中に入ると、扉の先にあったのはやはり、牢屋!!
 先の方には段々になっているゆったりめの下り坂の通路があるが、その通路の左右には無数の円柱状の鉄の棒が並び、その鉄の棒の中央低めの場所に鉄の板が通っていて、
 鉄格子の通路奥の方には牢屋それぞれに四角で区切られた場所があり、
 四角で区切られた場所に通った鉄の板の奥の方には、上部中央に緑の光を放っている四角いパネルの付いた黄色い四角い機械が付いていて、
 牢屋の中は通路のそれぞれの水平の部分を基準に通路の斜めの部分から下に段差が存在している感じでまっ平らな床が存在している、
 そんな牢屋が通路に沿って段々に作られているのだ、
 だが、前の牢屋と違うのは、前の牢屋は様々な人が入っていたが、この牢屋には誰もいないということだ、
 「なぁ、もしかして、この牢屋にも人がいたのか?」
 「知らなかったの?いたわよ、全員救出したけどね」
 そうか、よかった・・・
 スペーシアの歩きながらの返事を聞き、ほっと胸をなでおろす、
 そして、スペーシアが牢屋の部屋の先にある扉の前まで歩き、
 その扉、入ってきたのと同じ、縦に長い長方形の上の両端が斜めになった形をして、
 上の方と下の方に端がまっすぐで斜め右上端だけ斜めになったくぼみが付いた薄緑の扉に向かって、
 右手に持つ紫の鎧の左手を自身の左手で掴んでかざす、
 薄緑色の扉は左の方に開き、スペーシアは扉の中に入っていく、
 とっとと入るか、
 スペーシアに続き、扉に入る、扉が閉まる気配は無い、
 左の方からチラリと後ろを見ると、こっちの牢屋の部屋に入るのに使った扉もまだ閉まってはいないようだ、人が大勢通行しているからだろう、
 「そういえば・・・」
 ん?なんだ?
 スペーシアが歩きながら何かを話し始める
 「あなたが救出した人たちだけどね、結局、外には出なかったみたいよ、
  ま、当然なんだけどね、外は極寒の大地だし、私でも少し寒いわ」
 少し寒いで済むのか、こいつは・・・
 と、そう話している間に、また前方に別の扉が見えてきた、
 全体的に橙色で、中ほどに太めの赤い横線が入っており、赤い横線の中央上側には横一線にくぼみが入っており、中央右側には四角く、緑色に光るパネルの付いた黄色い機械が付いている、
 明らかに今まで扉と違うあの扉・・・
 だが、おそらく、今までの部屋の構造からすると、あの扉の先は・・・
 「さぁ!!開けるわよ!!」
 スペーシアが右手に持つ紫の鎧の左手を自身に左手で持って、前の方の扉にかざす、
 すると、扉が左にスライドして開き、扉の向こうから極寒の冷気が入って来た!!
 っつ!!寒い!!
 だが、俺はまだいい、俺よりも、防寒具を着ていない後ろの人達は大丈夫なのか!?
 右の方からチラリと後ろを見ると、案の定、後ろの人達は両腕を体に回して寒そうにしている!!早く扉を閉じないと!!
 等と考えた次の瞬間、黒い鎧を着た兵士や、黒い厚めの服を着た黒い鬼の形相の戦士が、両手に色とりどりの防寒具を持って通路の中に入ってきた!!
 「大丈夫ですか!!」
 「これをどうぞ!!」
 黒い鎧を着た兵士や黒い鬼の形相の戦士は持ってきた防寒具を後ろの人達に配り始めた!!
 すると、スペーシアが左の方から俺の方に振り返り、
 「私達は先に行きましょう」
 もう一度向こうの扉の方に向き直ると、そのまま扉の向こうに歩いて行く、
 チラリと右の方からもう一度後ろの方を見ると、
 後ろの方にいる人たちは、順次、防寒具を受け取り、その身に纏っていっていた、
 ・・・これで、この人たちはとりあえず、大丈夫か・・・
 意を決し、前を向き、扉の向こうに向かって歩く
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「これはここに置いておくわね」
 扉を出て、左の方から聞こえたのはスペーシアの声、
 左の方を見てみると、スペーシアが右手に持っていた紫の鎧を氷壁に立てかけているところだった、
 ま、あの紫の鎧の左手は、ここの扉を開くのに必要だからな、とりあえず、ここに立てかけて置けば、ここの扉が閉まってもすぐに開けられるだろ、外からのみ、ではあるが・・・
 さて、それで、ここは一体どこだ?
 改めて前の方を見る、周りに広がるは氷壁と氷の柱が彩る黒い光が満ちる氷の洞窟、
 氷の柱の周りにはつららと逆さつららが見え、
 さらに、前の方には黒い日がさしている場所があり、そこには鉄でできた長いはしごが付いていたりして、
 はしごの周りには右手に黒い槍を持って黒い鎧に身をまとった兵士や、黒い衣服に身を包んだ黒い鬼の形相の戦士が守っていたりしている、
 って、ここは俺が基地に入ってきた場所じゃねぇか!!
 ということは、ここまでの基地の通路の位置関係からすると・・・
 チラリと右の方を見る、すると、俺が基地に侵入してきた時、氷壁にカモフラージュした扉のあった場所が見えた、
 なるほど、二つの出入り口は結構そばにあったのか・・・
 で、たまたま紫の鎧が出てきたのがここから右の方の扉だったと・・・
 と、スペーシアが俺の前に歩いて出てきて、左の方からチラリと俺の方を向き、
 「さ、行くわよ!!」
 前の方を向いて、前方にあるはしごに向かって歩き出した!!
 あのはしごから上に行くのか・・・
 そう思って急いでスペーシアを追いかける、
 スペーシアがはしごに近づくと、はしごの周りの兵士達と戦士達がスペーシアの方を向き、右腕を外側に伸ばした後、
 右前腕と右手を額に伸ばして敬礼する、
 兵士達と戦士達の敬礼を見たスペーシアは兵士達と戦士達の方を改めて見据え
 「ごくろう、私は上に上がるわ、引き続きはしごの見張りをお願いね
  この子も・・・」
 スペーシアは左の方からチラリと俺の方を見て、兵士達と戦士達の方に向き直り、
 「私と一緒に上に上るから」
 兵士達と戦士達は敬礼したまま少し体を伸ばし、
 「「「了解しました!!」」」
 大声で返答した、
 兵士の返答を聞いたスペーシアは、背中の羽を動かし空に飛び、上に向の方に飛んで天井の穴を抜けて行く、
 ・・・まぁ、確かに羽があったらこんなはしご必要ないか・・・
 なにかぶぜんとしたものを感じつつ、はしごに近寄り、はしごの裏に回り込む、俺に近かった方の面は洞窟の天井に接していて、こっちの方から出ないと穴の上に出られないためだ、
 そして、はしごに手をかけ、右手と左手、右足と左足を交互に上に持って行き、はしごを上る、
 はしごをしばらく上った先、黒い光が近くなってきて、
 「さ、こっちに」
 スペーシアの声が聞こえたと同時に、金の輪っかが中指に付いた右手が俺の方に差し出された、
 その右手を右手を使って掴むと、一気にひっぱり上げられ、地上に出た、
 地上は相変わらず、黒い雪に覆われている、
 「あんがとな」
 「どういたしまして」
 スペーシアに放った礼を、スペーシアはあっさりと返してくる、
 「さて、どこから話そうかしら、とりあえず、ゲートの前まで行きましょう」
 スペーシアが俺の正面の方を向き、歩き出す、
 どこから・・・か・・・とりあえず、そうだな・・・
 スペーシアの後ろに着いて歩きながら考えをまとめ、スペーシアに向かって話しかけてみる、
 「なぁ、なんで俺を捕まえないんだ?」
 「ああ、じゃあ、そこから話しましょうか」
 スペーシアはザッザッっと、雪を踏む音を足元から出しながら歩き続ける、
 「私の仕事の中にはね、こっちに来た人間を元の世界に送り返すって仕事があるのよ、
  で、人間の子供であるあなたを放っておくことなんてできないじゃない、
  それで探してたってわけ、
  でも、もう捕まえたりなんてしないわ、
  ここまで来たってことは、元の世界に帰るつもりなんでしょ、
  私が送れるのはここまでだから、ここで帰る意志のある人間捕まえたって意味ないの」
 なるほど、帰りたいって思ってて、ゲートのところまでたどり着いたやつは、わざわざ捕まえたりしないってわけだ、
 「まったく、ここまで手こずらされたのはあの子以来だわ」
 ん?あの子?そういえば、仕事の中に人間を元の世界に送り返すっていうのもあるんだよな、
 それじゃあ、影山先生の事も知ってるのか?
 確か、影山先生もデストロイヤーの世界に来たことあるんだよな、ちょっと聞いてみるか
 「なぁ、影山先生って知ってるか?
  確か、フルネームは影山絵見、うちの学校の図工の先生なんだけど・・・」
 「ああ、あの子か・・・」
 スペーシアは空を見上げ、何かを思い出すようにしている、
 「確か、世界樹の近くで見つかったのよ、
  当時は芸術大学の学生だったって言ってたわ、夏休みを利用してこっちに来たみたい、
  もっとも、後で方法を聞いたら違法真っただ中の密航行為、
  その時は厳重注意で済ましちゃったけどね、
  で、なんで人間がここにいるのか、問い詰めたら、あっさりとこう言ったわ、
  Wカードの絵は誰が描いているのか?それを突き止めに来た
  ってね、
  Wカードが世界樹世界樹の眷属に関連したものだから、世界樹の所に行けば、なにかわかるかもしれないと思ったのね、
  でも、Wカードの絵は誰かが描いたものじゃないわ、世界樹世界樹の眷属が生み出したものよ、
  木の木目や葉っぱの葉脈を誰が描いているのか、って問われて誰も答えられないのと一緒、
  誰かが描いているわけじゃないから当然よね」
 まぁ、確かにそうだな・・・
 Wカードの絵は誰かが描いたものじゃない、世界樹世界樹の眷属、それらの木の実から生み出されたデッキケース、
 これらから作り出された物なんだから、誰かが描いてる物じゃない、
 「で、せっかく世界樹の近くまで来てるんだから、
  まだ見てないっていう世界樹を見せて返そうって思い立って、で、世界樹を見せたの、
  あの子、目を見開いて驚いてたわ、同時に、現実を受け入れられない感じもしたわね」
 へぇ、あの影山先生が、ねぇ・・・
 Wカードの事、結構信じてる感じがするから、すぐに世界樹の事も受け入れたと思うんだが・・・
 いや、俺ですらも驚いたんだから、そんなもんなのかもしれないが・・・
 「で、世界樹を見せて、その後、ゲートに送り届けたわ、
  あの子、元気にしてる?」
 「ああ、この世界に来る前に見た限りではな」
 「そ、わかったわ」
 スペーシアが素っ気なく返す、
 もうちょっと気になんないのかな?
 それとも、そんな付き合いないとか?
 いや、そんなに付き合いがあるわけじゃない、か・・・
 ん、あれは・・・要塞ダ・ゴリガントの入り口か?
 右手の方に見えてきた建物、
 幅の広い円柱の上に半円球を乗せた黒い建物、その建物の上前の方、左右には黒い球体を埋め込んだようになっていて、
 柱状の部分は壁が上下に分割され、前方に転回して出入り口になり、
 出入り口の少し奥まった所には、左右に伸びるように少し雪に埋まったような通路が伸びていて、
 通路の先には出入り口と同じように、しかし、出入り口そのものは無い、幅広縦狭の円柱状の上に半球を乗せたような部屋があり、
 その左右の部屋には、円柱状の部分に等間隔で横線が付いている
 そして、要塞ダ・ゴリガントの出入り口の前には、蟻顔で黒い鎧を着て、右手に銃槍、左手に黒い四角い盾を持った奴と、
 蟻顔と同じ装備で蜂顔をしている奴がいて、
 さらに、今回は、その2体に加え、その2体を見張るように、黒い鎧を着て右手に黒い槍を持つ兵士と、黒い鬼の形相をして厚着をしている戦士が居、
 蟻顔と蟻顔に対し、右手に黒い槍を持つ兵士と鬼の形相の戦士、それぞれがお互いににらみ合うような格好になっている、
 何やってるんだろうか?あれ・・・
 「もうちょっと気を引いておいてもらおうかしら・・・」
 え?あれで気を引いてるのか?
 スペーシアの言葉を聞き、再度基地の方を見て、疑問符が浮かぶ
 「まぁ、それはとにかく・・・」
 基地の方を見ていたスペーシアが俺の方を向き、
 「あなたをゲートの向こうに帰すわ、
  でも、その前に検査を受けてちょうだいね、
  あと、荷物検査も、向こうに持ってけない物も多いから、
  それから・・・・」
 スペーシアがなぜか、俺の右手の方に目線を向ける、
 「その右手も、治療しないとね・・・」
 指摘され、今更ながらに、
 シャグリッツを殴り飛ばした時にシャグリッツの鮫肌で傷ついた右手がジンジンと痛み始めてきた・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「それじゃ、ここでお別れね」
 呆然とゲートの向こうの方を見ていると、後ろの方からスペーシアの声、
 左の方から振り返ると、スペーシアに加え、色とりどりの防寒具を着た基地に捕まっていた人々、
 ここは黒い雪山に挟まれた鉄の輪のようなゲートの前、
 ゲートは基地に入る前と同じく、大きな金属の輪っかのようなものが黒い雪に覆われた鉱石のような土台の上にあり、金属の輪っかの間には、青い電撃を放つ機械のような物が見え隠れしている、
 しかし、ゲートそのものは同じでも、ゲートの前、左右にいる兵士は違う、
 前にいた兵士は、重厚な黒い鎧を着て、右手に大きな銃槍を、左手に大型の四角い黒い盾を持っている、
 リス顔やら、狼顔やら、牛顔の奴だったが、
 今、ゲートの前、左側を守るは、そこそこの黒い鎧に全身を包み右手に普通の黒い槍を持っている兵士で、右側の方を守るは、黒い厚着に身を包んだ、鬼の形相を持つ戦士、
 ここのゲートを守っていた者たちは、ダ・ゴリガントの基地の所属だったので、人間の監禁に加担していたか否か、調べてる最中とのこと、
 そんな奴らに大切なゲートの守備など任せておけないのだろう、
 そして、ゲートの向こうは、こちらの黒い雪原とコントラストを描くように白い雪原が広がっている
 ダ・ゴリガントの基地から出た後、一旦ダ・ゴリガントの基地から離れ、
 あの漢志ギヤの駅の奥にあった宿舎を借りて、簡易的な検査をした、あの、緑の円錐状の屋根が乗った、赤いレンガで出来ている円筒状の建物だ、
 そこで、気が付くと割と血だらけだった右手の治療もおこない、今の俺の右手には包帯が巻かれている、
 俺の方は治療も簡易的な物ですんで、その場で血液検査や荷物検査なども終えたが、
 捕まっていた人たちはもう少し詳しい検査が必要なのだそうだ、栄養失調など起こしていないかも見るとのこと、
 不当に基地に放り込まれ、すぐに帰りたいだろうにな・・・
 「ありがとうございました」
 「ありがとうございました」
 いきなり基地に捕まっていた人々の一団から一歩前に出て俺に向かって腰を前に曲げ、頭を下げたのは、20代後半で赤い分厚い防寒具を着て、茶髪を後ろにまとめているはずの女性と同じく茶髪でこっちは短髪、角刈りの20代後半の青い防寒具に身を包んだ中背の男性、
 女性の方は頭に赤い分厚いフードを付けているため、後頭部の方が見えず、茶髪を後ろでまとめているかは判別できない、男性の方もフードで後頭部は判別できないが、別に前と一緒だろう、と思うだけだ、
 いや、そんなことはどうでもいい
 「俺はただあんたらを閉じ込めてた紫の鎧をはっ倒しただけだ、
  防寒具を持ってきてあんたらをここまで連れてきたのはスペーシアの一団だ、
  俺だけじゃ、ここまでは出来なかった、礼なら、スペーシアたちにも言ってくれ」
 女性と男性は一度頭を上げた後、俺の右前にいるスペーシアの方に顔を向け再び頭を下げ、
 「ありがとうございました」
 「ありがとうございました」
 「いえいえ!!そんな!!」
 スペーシアがあわてて両手を広げて顔の左右で振り、
 「お礼なら、あなた達を元の世界に返した後で言ってください!!
  あなた達を元の世界に返すまでが、私の仕事ですから」
 スペーシアは、更に右手と右手の人差し指を向こうの方に出し、
 「さ!!駅の方に戻りましょう!!
  基地は嫌でしょうから、駅に来る、大型の馬車を使って街までご案内します、
  街の方には温かい食事や、宿泊施設もございます、
  全員の検査を終えて、元の世界に戻すまで、きちんと、私達がお守りします」
 スペーシアの言葉を聞き、向こうの方、漢志ギヤの駅の方に向かって歩き出す、基地に捕まっていた人々、
 と、基地に捕まっていた人々の一団から、俺の方に走ってくる一人の少女
 「お兄ちゃん!!」
 見た目は5歳くらい、分厚い黄色い防寒具を着た女の子だ、名前はタリア、
 無論、シャグリッツの紫の鎧に閉じ込められていた女の子だ、
 「ありがとうございました!!」
 タリアは腰を前に曲げ、頭を下げる、
 と、
 「ええっと、こっちの方がいいかな?」
 タリアは頭を上げた後、左右それぞれの手で防寒具の上着の端を持ち、
 左足を前、右足を後ろに移動させ、防寒具の上着の端を広げるようにしつつ腰を前に曲げて頭を下げ、
 「ありがとうございました」
 おいおい、お姫様みたいだな・・・
 なんか、遠果のこと思い出しちまったぜ、ふざけてお姫様の真似事とかしてたんだよな、
 ・・・もうすぐ、会えるんだよな・・・
 「タリア!!早く来なさい!!」
 向こうの捕まっていた人々の一団の中から、さっきの女性、タリアの母親がこっちの方を見て、両手をそれぞれ顔の方に伸ばして親指の付け根を口の両端に当て叫んできていた、
 「はーい!!」
 タリアは急いで母親の方を向き、母親の方に駆けていく、と、いきなりこっちの方に顔を向け、右手を開いてこっちに向けて振り、
 「バイバイ!!」
 「じゃあな!!」
 思わず右手を広げて上げて振り、返事を返した、
 タリアはそのまま母親の方に向き直り、母親の方まで駆けて行き、
 母親が右手で、自身が左手で、その手をつなぎあい、黒い雪の中を駅の方に歩いて行った、
 「あの人たちは、ちゃんと元の世界に戻れるんだろうな?」
 スペーシアが目を閉じ、少し肩をすくめ、目を少し開けて俺の方に目線を送り、
 「ええ、保証するわ、外交部の長、魔天姫、スペーシアの名に賭けてね、
  なんなら、後でこっちの方に戻ってきて、思う存分調査してくれて構わないわ、
  でも、今は家に帰った方がいい、家族や友達も心配してるでしょう、捜索願も出てるって話だし、
  それでも気になるっていうなら、まだこっちに残ってる?」
 「いや・・・」
 スペーシアの方を、目じりを上げ、最大限ににら
 「一度、家に帰るさ、だがな、あの人たちに何かあったら承知しないからな!!
  後で調査しに戻ってくるからな!!
  後、持ってけないって言ってたやつ、闇黒洞石のランプやらなんやら、
  部品ばらして、持ってけるやつだけ家に送るって約束も忘れんなよ!!」
 「はいはい、わかってますよ、
  ああ、住所とかは大体わかってるから心配無く、
  捜索届出てたからね、そのあたりは一応、わかってんのよ」
 スペーシアは半分呆れたように目を閉じ、少し上の方に顔を上げた、
 まったく、本当にちゃんとしてくれるんだろうな・・・
 心配だが、でも、今は・・・
 意を決し、後ろを向く、
 目の前には、ゲートの向こう側には、白い雪原が広がっている、
 向こうが、本来、俺がいるべき世界、
 創造、宏也、魔子、敏、姉貴、親父、お袋・・・そして、遠果・・・
 今、帰る!!
 一歩、ゲートを向こう側に足を踏み入れた!!
 
 WカードCVSD10話 雪原の向こうへ・・・
 終了!!
 WカードCVSD11話 氷晶大塊、そして・・・に続く!!
 
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 カード紹介コーナーCVSD 第十回
 破壊界 最高統議長 デグゼクト
 
 破壊 双我(以下 双我)「さぁ!!カード紹介コーナー!!行ってみるぜぇ!!」
 デェビル(以下 デェ)「お~!!」
 双輝 創造(以下 創造)「お~」
 空相 遠果(以下 遠果)「お~!!!」
 双我「声が小さい!!行ってみるぜー!!!」
 デェ「お~!!!」
 創造「お~!!」
 遠果「お~!!!!!」
 双我「お~し!!声を上げたところで、今回のゲストを紹介するぜ!!」
 シャグリッツ(以下 シャ)「めんどくさい・・・」
 デェ「え・・・こいつ、こんな奴だったっけ?」
 シャ「鎧無いと動きたくない・・・」
 デェ「ええ~」
 遠果「狼女の次は鮫、鮫肌、
    鮫肌・・・鮫肌に触るのはごめんかなぁ・・・痛そうだし・・・」
 デェ「ええっと、鮫肌って、痛いのかな・・・」
 シャ「まぁ、痛いんですけどね!!」
 デェ「ああ、痛いの?それならいいんだけど・・・」
 双我「よしそれじゃ、注意事項だ!!
    このコーナーのキャラクターは本編と一切関係ない!!
    あらかじめ了承しておけよ!!」
 シャ「めんどくさい・・・」
 創造「まぁ、関係ない・・・でいいんだよね?」
 双我「そして、今回紹介するカードはこれ!!」
 
名前:破壊界 最高統議長 デグゼクト
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:0
発動前効果 大地の力を
      発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
           自分、相手問わずにこの戦闘前、戦闘前タイミングを持つ、
           このデストロイヤー以外の
           モンスター・リサイクル・スマッシュ
           イクイップ・ハンド・ジェイル
           デストロイヤー・デスティレイブ・デストロイ
           デストレイド・デストーション
           いずれかのカードの効果が相殺含め発動した時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
   相殺が行われた時は自分と相手、両方のカードが発動したとし、
   1000ではなく、2000このデストロイヤーのパワーを上げる
   この発動前効果は発動条件を満たす限り何回でも発動する
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが
        このデストロイヤーのパワーを下回っていた時
効果:次に戦闘をおこなう
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
カテゴリ1:破壊界 カテゴリ2:その力、如何なるものぞ
テキスト:さて、統議を下してやろう
     その力は大地を揺るがす!!
 
 双我「このカードは確か、効果が発動するたびに、パワーが上がっていくカードだったな」
 創造「上手く効果を使われたら厄介だな」
 遠果「基本的には、相殺を狙って行く形にあるのかしら?」
 デェ「大抵の場合、向こうよりパワーが低いのからそうなるんじゃないか
    どうなんだよ、おい・・・」
 シャ「まず、こっちが色々なカードでパワーを上げていく、
    相手が相殺を発動して来たら思う壺で、
    一度の相殺で一気に2000も上げられる、
    ただ、そのために色々カードを揃えなきゃならんのがめんどくさい」
 双我「きちんと場を整えてやる必要があるわけだな」
 遠果「なるほど、このカードを出すまでに、
    どういった流れでカードバトルが進行していたのかが重要にもなるのね」
 創造「たしかに、チャージゾーンにあるのが、モンスターやイクイップやハンドカードばかりじゃこのカードは生かせないな」
 シャ「めんどくさいが、一度調子に乗れば無類の強さを発揮する、
    それに、相手のモンスター、デストロイヤー、クリエイターをトラッシュに送る効果もあるからな、
    パワーを上げれさえすれば強いカードだ」
 デェ「パワーを上げさえすれば、だけどな」
 遠果「上手くプレイングしろってことかしら?」
 創造「だが、弱点もある、それは同じ発動前効果を持つカード群だ、
    発動前効果を相殺されたら一気に弱体化してしまう」
 双我「このカードはパワーが0なだけあって、特に効果への依存が大きいからな」
 遠果「なるほど、きちんと弱点を把握しておけってことね」
 デェ「結局、このカードはその場の流れに強さを左右されやすい、
    このカードをうまく使える状況まで持って行けるか、
    持って行けなかった場合、それでも使うのか、
    判断が求められるな」
 シャ「めんどくさいな・・・」
 デェ「きちんと判断しないと、カードバトルに負けてしまうぞ」
 双我「毎ターン、何をチャージゾーンとモンスターゾーンに置くのか、
    戦闘前に何のカードを使うのか、
    流れだけでなく、自分も相手もその場その場の判断も求められるな」
 シャ「きちんと考えなきゃいけないか・・・」
 創造「そうだね、だが、さっきも言ったように使いこなせば強いカードだ」
 遠果「結局はそこに行きつくわけか・・・」
 双我「そう、だが、このカードは効果に、必要最低限のパワーすらも依存している
    さっきも言ったように、パワーが0だからな、つまり・・・」
 デェ「今までのカードは、少なくともパワーはあったからな、
    格下相手にはまず負けなかった、
    だが、このカードは違う、うまく効果を使わないと格下にすら負けてしまう」
 シャ「きちんと・・・考えよう・・・
    このカードの使い道を・・・生かし方を・・・」
 双我「ああ!!効果への依存度が高いが、使えるカードではあるからな!!」
 創造「じゃあ、使い方やら注意点が出そろって、結論らしきものが出たところで、そろそろ次に行かせてもらおう、
    改めて、WカードCVSD11話 氷晶大塊、そして・・・
    に、続く!!」
 デェ「それにしても、なんでこんなにめんどくさがってるのやら」
 双我「まぁ、それでもカードバトルは出来るっぽいが・・・」
 遠果「努力しなくても強いカードがあればぁ~ってやつ?」
 創造「強いカードだけあっても意味がない」
 双我「使うやつが相応に強くなけりゃあな!!」
 デェ「結局、強くなるためには勉強して努力するしかないのさ、
    でなけりゃ、自身を激戦の真っただ中に置き続けるしかないな
    いずれにしても、カードバトルは頭を使うから、
    めんどくさいから頭を使う、てならいいんだが、
    思考を放棄するほどに、
    本当にめんどくさがってちゃ、強くはなれない」
 シャ「めんどくさい・・・」
 デェ「めんどくさいとか言ってるやつが実際はめんどくさくて厄介だったりするもんだが、
    まぁいい、めんどくさいとか連発するような大人にはならないように、
    実際、めんどくさい時もあるけどな、めんどくさがらずに動こう、な!!」
 双我「おうっ!!」
 遠果「はいっ!!」
 創造「うんっ!!」
 デェ「よし!!いい返事!!
    その調子で、めんどくさい奴にはなるなよな!!
    ・・・本当に大丈夫だよな?
    ま、いい返事も聞けたし、この勢いがあれば、大丈夫だろ!!多分!!」
 
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