オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

カードゲームライトノベル Wカード CVSD 8話 図書館の冒険

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カードゲームライトノベル Wカード クリエイターVSデストロイヤー
8話 図書館の冒険

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「あとどれくらいで目的地に着くんだ?」
 暗い森の中、俺は進む、木々の葉っぱの色の濃い緑で、空にある明るい太陽の光を受けてもなお暗い、
 俺の名前は破壊 双我(やぶえ そうが)、
 創壊小学校4年2組所属、
 お気に入りの黒のスウェイハーフコートは左半身が長いコートの様になっていて、裾と袖に盾の長い傷が入っており、
 右半身はベストの様になっていて、
 左の方の肩には黒い鎖が巻き付き、鎖の後ろにはコウモリの黒い羽のような飾りが付き、
 左胸の上の方に濃い灰色で2重円が描かれており、
 コートの右と左をつなぐように黒と灰色のコウモリの左の羽が胸部前全面に描かれていて、
 後ろの方には前と対を成すようにコウモリの羽が黒と灰色で描かれており、
 頭の左上の方に真っ黒な横に長いコウモリの羽を縦に3つくっつけたような頭飾りをつけ、
 コートの下には黒の半袖シャツ、腰には黒色の革ベルトを付け、下半身には黒の長ジーパン、手には黒の指出しグローブ、足には黒い靴を履いており、
 左手には先の方を結んだ黒い円柱状の袋の白い紐を持ち、
 それから、目つきはよく悪いと言われる、髪は、元からボサボサだったのがさらにボサボサになっているな、
 「あとどれくらいだろうな~、予想以上に時間がかかっているから・・・」
 俺の右肩の方にいるデェビルがそう言って愚痴った、
 紫がかった黒い色の瞳に同じ色の少し長めの髪、
 肌の色は人間のそれに近く、
 目じりの方が少し尖った目つきに、口元には八重歯がのぞいている、
 背中には小さ目の黒い羽、尻からは先の方が三角に尖った黒い尻尾、
 体全体を覆う藍色の衣に緑色のズボン、先の方が上の方に尖った黒い靴、
 頭にかぶる二股に分かれた緑の帽子の先には両方に金色の逆十時がぶら下がっており、背中からは黒い三つ又の槍を槍の穂先を下にして背負っており、
 2頭身で俺の手のひらより少し大きいぐらいの大きさだ、
 「おっかしぃな~、3日でつけるはずなんだけど・・・」
 「それはどこ基準の話なんだよ・・・」
 こいつの口車に乗って兵士たちが追いかける中、からがら逃げ延びてから大体1週間、
 俺はこの森をひたすら突き進んでいた、
 いや、実の所、1週間、というのもここの時間間隔が俺の所と同じならばの話だ、
 まぁ、極端に時間間隔が違う、ということはないだろう、数分単位で誤差があるかもしれないが、
 こういうことになるんなら、もっとデストロイヤーの世界の事を事前に調べておくんだったぜ・・・
 帰るついでと言ったデェビルの頼みごととはいえ、
 この1週間、変な鎧をまとった狼に追いかけられたり、遠吠えが聞こえたり、でっかい蟹に出くわしたり、変な花の花粉に当てられそうになったり、黒くて大きな音を出すワニのいる川を横断したり、黒い雷球がいきなり出現したり、刃の付いた黒い球に追っかけられたり、蟻みたいなものを見たり、どっかから妙な音が聞こえてその音から逃げたり、黒い草原に出たり、黒い平原に出たり、遠くに黒い山を見かけたり・・・
 とにかく散々だったもんなぁ・・・
 「まぁ、いいじゃねぇか、今日はお前の世界と同じような青空だし、いいこと起こりそうな気がしないか?」
 「そういえば、空の色がコロコロ変わってるような気が」
 「学者たちに言わせると、太陽の周りに大きな衛星があって、
  その衛星の大気やら地質の影響でこっちに降り注ぐ光の質が変わるんだと」
 「へ~、そうなのか」
 俺が感心してる間にデェビルはさらに話を続ける、
 「昔は青空なんてあまり好きじゃなかったなぁ、明るすぎてさ、まぁ、今そうでもないけど」
 そうなのか?まぁ、世の中には雨や曇り空の方が好きってやつもいらぁな、
 いや、俺にとってはこいつの好みなぞどうでもいいのだが・・・
 ん、前の方、森が開けてる!!
 俺は急いで森を抜けようと走り出した!!
 「おい待てって!!」
 デェビルの言葉も聞かず、俺は森の外に飛び出した!!
 そこにあったのは眼下に広がる遠くの方に町を抱く風景、
 町の手前の方には、濃い緑の森の中にクリーム色の煉瓦の壁とオレンジの三角屋根とクリーム色の煙突が立ち、壁の方には濃い色の木のドアに同じ色の田型の木枠に透明なガラスをはめた窓を持つ家がポツリポツリとあり、
 奥の方にある街には町の手前の森の中にあったクリーム色の壁とオレンジの三角屋根の家が密集して存在し、さらに、それらの家々の奥の方には、クリーム色の煉瓦で出来た四角の土台と同じ色の壁と同じ色で薄っぺらい半球の、ベレー帽のような形の屋根の乗った大きな建物があって、
 その大きな建物と手前の家々の周りを縦長でジグザグに配置された大きな塀が囲っていた、近づけばもっといろいろわかるだろう、
 だが、問題は街のさらに奥、
 「なんだよ、あれ、」
 俺はその奥にあるものを見てつぶやいた
 そこにあったのはとてつもなく大きな木、黒に近い色の葉っぱの木だった、
 さらに、木の周りにはそのデカい木の仲間だろうか、同じような葉っぱの色をした木々の森が広がっている、
 あの森の中央の大きな木、パーデルワームもデカかったが、それよりもはるかに大きい、あの木に比べたら街の奥の一番大きな建物でも小さい小屋に見えるぜ
 「あのデカい木が世界樹だよ」
 「世界樹!?」
 いきなり話しかけてきたデェビルの言葉に俺は驚き、さらに言葉を返す、
 なるほど、あそこまでデカいのなら色々信仰の対象になったり、すべての命を司るとか言われてるのも分かる気がするな、だが・・・
 「あれが世界樹か、だが、想像していたのとは葉っぱの色が違う気が・・・」
 俺の想像していたデストロイヤーの世界の世界樹っていうのは、葉っぱが真っ黒だと思っていた、
 聞いた話だと、黒い葉っぱの世界樹っていう話だしな、
 でも、実際に見た感じだとちょっと白っぽい気がするぜ、
 「ま、それには色々あるのさ、近くに行けばわかる、
  それよりも、先に飯を済ませないか、ここから街に行くまでの間にとっときの飯屋があるんだ」
 「え、あぁ、そうだな!!」
 考え事をしている最中にデェビルに言われ、思わず返事を返す俺、
 「決まりだ、確か、あっちの方にあったはずだ」
 デェビルはそう言って、右手と右手の人差し指でふもとにある森の中の一軒家を指さした、
 「おし!!んじゃ、行ってみるか!!」
 俺はそう言って、デェビルの指した家の方に向かって駆けだした!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「とりあえず、ここに入ればいいんだな?」
 俺が来たのは森の中にある一軒家、
 クリーム色の壁が四方を囲み、オレンジの三角屋根が上についており、三角屋根の左奥の方には四角いクリーム色の煙突が見え、
 目の前の壁、右側に付いているドアは上が半円になっている細長いドアで右側に縦に長い黄色い金属のドアノブが付き、ドアの上部中央には田の字の木枠と共にすりガラスの窓が付いている、
 ドアの反対側、壁の左側には、田の字の木枠のはまった大きめの窓が二つ横に並んでおり、窓から見える家の中には、どうやら色々なやつがいるようだ、
 さらにドアの横には側面がAの形をした立て看板があり、
 左右と足の部分が薄い色の木の枠で出来ていて、枠の間には緑色の黒板のような看板の部分があり、その部分には、
 今日のおすすめは日替わりランチ、
 等と書かれている、
 年がら年中日替わりランチがおすすめ、だなんていうのんじゃあないだろうな、
 「まぁ、とにかく入れや、人間にも食えるメニューだったはずだから」
 本当だろうな
 俺はデェビルの言葉に一抹の不安を覚えつつもドアノブに右手をかけてドアを向こう側に押して開き、店の中に入る、
 中はそれなりに繁盛していた、
 四方を囲む薄茶色の壁紙、茶色の木の床、奥の壁の左端には奥に行くための通路が上から垂れ下がった少し短めの黒い布の向こうにあり、
 左側の壁の手前の側には四角い木の扉が、横に長い金属の取っ手を右側中央に持って存在しており、
 部屋のところどころに置かれた濃い色の木の丸テーブルとテーブルの前後左右に置かれた長めの背もたれと丸い座る部分を持つ椅子には様々なメンツが座っている、
 漆黒の肌に頭に角を持ったこわもての形相をした筋肉質の体を持つ者、頭に半透明水色の笠を付き、傘と同じ色の髪を垂らしたに青い簡素なワンピースをまとった女性、
 両手が紫色のコウモリの羽の様になっていて鼻の穴が若干左右にずれ、縦に長く濃い灰色の毛におおわれた耳を持った黄色い服を着た濃い灰色の髪持つ女性、
 緑の鱗が全身を覆い、腕や背中にヒレの付いた青い目をしたやつに全身を紫の外骨格で覆われ、腕がはさみ、臀部に先に針の付いた尾を持ったもの、
 漆黒で葉っぱの無い木がそのまま動き出したようなものや頭に外側が赤、内側が白の花を乗っけた緑の肌と緑の衣の女性、
 などなどなど、
 他には左奥に薄い色の木のカウンターが存在しており、
 手前にテーブルと同じ椅子を持つ少し高めの木のカウンターの仕切り板の向こう側では、
 短いこげ茶色の毛に覆われ、丸くて黒い目と大きな口、上にちょこんと飛び出た耳を持つ、カバのような頭に、
 緑のベストを着てと緑のズボンを穿いた男性が両手に持つ薄い色の木のコップを白い布で磨いていた
 ずいぶんとバラエティに富んだメンツだ・・・
 だけど、え~っと、ここからどうすればいいんだ?
 「ボク、一人?」
 あん?誰だ、俺にそんな言葉づかいをする奴は?
 声の聞こえた右の方を見ると、そこにいたのは、
 青いイルカの顔と黒いフリル付きのワンピースをまとった女性、
 前に伸びた口を持つ顔は口の上が水色、口の下が白とはっきり分かれてて、つぶらな青の瞳を持ち、
 着ている黒のフリル付きのワンピースは胸元のみ薄茶色のフリル付きシャツが垣間見え、
 ワンピースからは両腕の部分に青いヒレがのび、右のヒレには茶色い板の様な物を持っており、下からは中途半端にヒレが下に伸び、足の様になっている、
 「えー、あー、あ、あぁ」
 俺は思わず気の抜けた声で肯定の返事を返す、と、
 「え~っと、お金は持ってるかな?」
 「持ってるぜ」
 俺はそう言って返し、左手に持つ黒い袋を下す、と、
 「あんまり大金持ってるふうに見せるなよ、大切な旅費なんだからな、いらん世話を持ち込まれるのはかなわん、
  お金を入れた袋は入れたまま、大体手の平に少なめに乗せるぐらいの小銭を乗せて、袋から手のみを出して見せるんだ」
 へぃへぃ、わかりましたよっと、
 俺はデェビルの指示通り、黒い袋の中に右手を突っ込むと、
 お金の入った袋を右手で見つけ、そのままお金の入った袋の口を右手で広げ、
 デェビルの言った通り、少な目のお金を持って、袋から取り出し、さっきのイルカ女に見せる、
 イルカ女は俺の持つお金を目を細めて見て、
 「う~ん、とりあえず、大丈夫かしら、じゃ、こっちにどうぞ、
  あ、今は混雑してるから、後から来たのと相席になっても勘弁してね」
 イルカ女はそう言って、左側の奥、誰も座っていないテーブルの方を向いて歩いていく、
 俺もその様子を見ると、急いで右手に持ったお金を元に戻して袋の中の財布のふたを財布に付いた紐を引っ張って閉め、
 そのままイルカ女の方に歩いていく、
 実は、さっきのお金、財布ごと森の中に落ちていたのだ、
 誰かの落とし物か、はたまた何かの意図があって置かれた物か、
 デェビルが積極的にもらっとけ、とか言ってたから、おそらく、今回の頼みごとの必要経費兼報酬のような物だと推測しているのだが、
 実際の所はどうなんだろうか?
 まぁ、いいか、いずれにしてもこうして役に立っているわけだし、
 「じゃあ、どうぞ」
 イルカ女はそう言って、テーブルの壁の方の椅子を下げ、俺から見た右のヒレを向ける、
 俺はイルカ女に促されるまま、椅子に座ると、
 「メニューが決まったら呼んでね!!」
 イルカ女はそう言って、右のヒレに持っていた茶色い板を俺の前のテーブルの上に置いて振り返り、
 右奥にある通路の奥に入って行った、
 俺は左手の荷物を床に置き、俺の前に置かれた茶色い板の方を見る、
 俺の前に置かれた茶色い板には上部中央に端が円形の横に長い鉄のプレートに黒でMENUと書かれていた、
 おそらく、これがメニューなのだろう、
 「なぁ、デェビル、自由に選んでいいのか?」
 「予算の範囲内ならな」
 俺が左肩のほうにいるデェビルに問いかけると、デェビルは素っ気なく答えてきた、
 予算の範囲内か、何を選んだらいいんだ?
 ま、決めた都度にデェビルに聞けばいいか、
 「いらっしゃいませ~、こちらの席にどうぞ~」
 いきなりさっきのイルカ女の声が部屋中に響く、
 おいおい、さっきの俺の時の態度とずいぶん違う、
 って、さっきの俺は金を持ってるかどうかすらわかんなかったんだからある意味当然か、
 と、さっきのイルカ女が俺の前の席を右のヒレで持って後ろに下げ、
 って、あれ、こいつ!?
 俺は俺の前の席にすわったやつを見て、おもわず驚愕してしまった!!
 「あんたは、ダーティルナ?でも、髪の感じが・・・」
 「あら、どちら様かしら?」
 俺の声を聞き、その女性が俺をきょとんと見つめる、
 間違いない、髪の色がほとんど黒、一部金色なのを除けば、
 三日月の付いた黒い三角帽子、人間に近い肌の色、髪に絡め取られた多数の三日月に黄色い瞳、それに三日月模様の入った黒字のローブの下に三日月がたくさん描かれた黒地のローブを着て、
 その女性の座った椅子の左側には三日月がたくさんからめ捕られた箒が立てかけられている、
 「あなた、わたしに会ったことあったかしら?」
 「え、あ~いや~」
 俺はしどろもどろに事情を説明する、
 「実は、知り合いがあんたのカードを使ってて、でも、そのカードじゃ、髪色は黒と金が半々だったような・・・」
 「あら!!」
 ダーティルナはそう言って右手を開いて口に当てつつ驚き、
 右手を口から離しつつ、俺に話しかけてくる、
 「この髪はね、月の状態によって髪の色の割合が変わるの、不思議でしょう!!
  今日は繊月だから、ほとんど黒なのよ!!
  で、わたしのカードを使ってるのって、もしかして、わたしのファン?
  あ、でも、わたしのカードを悪用してるってことも・・・」
 「いや、悪用はしてないと思うが・・・」
 俺がしどろもどろに返すと、ダーティルナは続けて顔を左の方に向け、
 俺の方を横目で見つつ話してくる、
 「じゃあ、わたしのカードを使ってるのって、男の子、女の子」
 「女だけど・・・」
 「それなら、別にいいか」
 何がいいんだろうか、
 ダーティルナは一人納得する、
 「どうでもいいが、早くメニュー決めねぇか?」
 「メニューをどうぞ!!」
 俺とダーティルナお会話が途切れた瞬間にデェビルが話しかけてきて、
 間髪入れずにダーティルナは右側にいたイルカ女から茶色い板の様なメニューを受け取り、
 「ありがとう」
 「ご注文がお決まりでしたら呼んでくださいね!!」
 ダーティルナが返した礼に、イルカ女は目をつぶった笑顔、だと思うが、で答え、右の壁の奥の方の通路の方を向くと、そちらの方に歩いて行った、
 「さて、それじゃあ、何にしましょうかね」
 ダーティルナはそう言って、持っていた茶色い板の様なメニューを開き、中を見始める、
 おおっと、俺も何食うか決めないとな、
 俺の方も目の前にあった茶色い木の板のメニューを開いて中を見る、
 ポークステーキ、ポークスープ、ポークトマトパスタ・・・
 って、ここは豚肉の専門店か!?
 「おいおい、何驚いた顔してんだよ」
 デェビルが左肩の方から意見してきた、
 俺はデェビルの方を向きつつ答える、
 「いや、普通の食事処だと思ってたから・・・」
 「普通の、ねぇ、ま、この店が豚の専門店だというのは認めるが、嫌いか?豚?」
 「いや、嫌いじゃないけど・・・どっちかっていうと牛の方が・・・」
 「好き嫌いしてると大きくなれないぜ、
  ここの料理の豚の様に一トンクラスにはな!!」
 「そこまでデカくなるつもりは無い」
 デェビルの指摘に思わず返す俺、
 っつかーここの豚、一トンあるのか?
 俺の知ってる豚と明らかに異なる、っていうより人間が食えるんだろうな、その豚!!
 俺の心配をよそに、デェビルはさらに話を続けてきた、
 「ま、今回はこのメニューの中から注文するやつを選んでくれ、そのかわり、高いもの以外は好きなの頼んでいいから、
  ああ、人間が食えそうにないもんが入ってそうなのはちゃんと指摘してやるから心配すんな!!」
 大丈夫なんだろうな、おい、
 俺は一抹の不安を抱えつつもメニューを見る、
 と、これなんかいいんじゃねぇか、
 「これはどうだ?」
 「ああ、値段的にもいいし、人間が食えない物は使ってないだろ」
 俺が右手の人差し指で差したメニューにデェビルがお墨付きを与えてきた、
 じゃあ、とりあえず、今回はこれにしてみるか、
 俺はメニューが決まったので、右手を上げ、
 「すいませーん!!」
 と、大声を出して、さっきのイルカ女を呼ぶ、
 「はいはいは~い」
 大声で返事を出しつつ、さっきのイルカ女がこっちの方に寄ってきて、
 右ヒレに黒いペンを、左ヒレに縦に長いクリーム色のメモ帳を出してきて、
 「ご注文は何ですか?」
 と問いてきた
 俺は素早く注文を伝え、
 「こちらでよろしいですか?」
 「ああ、それでいいぜ」
 イルカ女の復唱に答えると、
 「すみません、こっちも決まったんですけど」
 ダーティルナがそう言って、イルカ女に話しかけ、
 「はいはい!!」
 イルカ女がダーティルナの方を向きつつそう言う、
 そして、ダーティルナの方もメニューを右手で指さしつつ注文をイルカ女に伝え、
 イルカ女は先ほどと同じように注文を復唱すると、
 俺とダーティルナの方を見つつ頭を下げ、
 「それではしばらくお待ちください」
 と、言い放つと、右手の壁の奥の通路の方を向き、
 通路の方へと小走りで走って行った・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ところでさぁ・・・」
 注文が終わってしばらくした後、ダーティルナが俺の顔を見て話しかけてきた、
 「あなた、子供よねぇ、このあたりに何しに来たの?
  観光?親御さんは?」
 どう答えたらいいんだ?デェビルは黙ったまんまだし、適当に答えていいってことか?
 まぁいいか、適当で、
 「この辺りには用事があってきただけだ、この店もその用事をくれた奴からここがいいって紹介されたんだよ
  親父とお袋は・・・今頃家でのんびりしてんだろ」
 もしくは俺を心配して大騒ぎしてるか、
 ま、過保護気味な姉貴じゃあるまいし、そんなことは無いか、
 創造と遠果は、さて、何やってるかな、創造が遠果にアプローチでもかけてるか、けっ、この話受けない方が良かったかもしれねぇな、
 だが、一度受けた話だ、それに、デストロイヤーの世界を見れるなんて、そうそうあることじゃない、
 帰ったら、この旅の話をたっぷり聞かせてやるぜ!!
 「と、いうか、一目見たらデストロイヤーだと思ったけど、ちょっと感じが違う気が・・・」
 いきなり、ダーティルナが俺の方に顔を近づけてきて話出し、
 「もしかして、あなた、人間?」
 「おい、その女の口をふさげ」
 いきなり言ったその言葉にデェビルが反応、俺は慌ててダーティルナの口を右手でふさぐ、
 周りを見渡すと、回りがこちらの方をじろじろと見ていた、
 すると、ダーティルナが俺の右手を自身の右手で持って外し、
 「すいません、何か勘違いしたみたいです」
 と、慌てて言い繕うと、周りが元の食事をして会話する風景に戻った、
 ・・・いったいなんだってんだ、俺が人間だと何か不都合でもあるってか?
 「はい、どうぞ~、ポークジンジャーセット、ポークミソスープ、ポーク日替わりおかず、ポークライスボール」
 俺の考えをよそに、いつの間にかイルカ女がテーブルのそばまで寄ってきていて、俺の前にポークジンジャーセットを置いた、
 が、イルカ女の目が少し目を細め、こちらを警戒するように見ている、どうなってんだ一体、
 だが、料理はきちんと運ばれてきている、
 手前には白い布の上に鉄のナイフとフォークとスプーンが置かれており、
 左の方には赤いトマトベースのスープが白い平皿の上の平べったく白いスープ皿に注がれている、
 右の方には白い平皿の上に白いコメが乗っており、
 中央の皿には薄茶色に炒められた、薄切りの豚肉と薄切りの玉ねぎ、その後ろに千切りにされたキャベツが乗っており、キャベツの右に切られた赤いトマトが、左側には細く輪切りにされたキュウリが乗っている、
 異世界の料理なのにどことなく懐かしい、甘いにおいがって、豚の生姜焼きじゃねぇのかこれは!?
 ちくしょう!!別のやつ頼めばよかった!!異世界感とかまったくねぇ!!
 じゃあ、ダーティルナが頼んだポークミソスープとポーク日替わりおかずっていうのは・・・
 ダーティルナの前、俺から見た奥の方には、白い布の上に鉄のナイフとフォークとスプーンが置かれ、
 俺から見た右の方には白い平皿の上の白く平べったいスープ皿の上、黄色と茶色を混ぜたような色のスープの中には茶色い薄切りの豚肉と薄切りの玉ねぎ、角切りのにんじんとジャガイモが入れられ、
 俺から見た左の皿には茶色く炒められた薄切りの豚の丸い塊が見え、
 その二つの皿の間の中ほどの皿には、黄色く揚げられた平たい豚肉の上に黒いどろりとした液体がかかっており、俺から見た皿の手前の方には千切りのキャベツが、キャベツの俺から見た左側には切られたトマトが、同じく右側には薄く輪切りにされたキュウリが乗っている、
 あっちの方は、まさか、豚汁と肉巻きおにぎりととんかつ!?
 「ごゆっくり~」
 ガラガラガラガラ・・・
 俺がハッとしてガラガラと音のなった方を向くと、
 イルカ女が両のヒレを使って、下に車輪の付いた木でできた四角いカーゴの持ち手を両のヒレで持って右の方の通路に運んで行く様子だった、
 大方、あのカーゴを使って俺とダーティルナの料理を運んできたんだろう、
 しっかし、
 俺は俺の前の方に並ぶ料理を見て考える、
 せっかく異世界まで来たっていうのに目の前に並ぶは元いた世界と変わり映えのしないメニュー・・・
 ま、いいさ、久々のまともな飯だ、
 ここに来るまでは食える山菜やら果物やら、デェビルの指示に従って取って食ってたようなもんだったしな、
 そうだ、この料理、カードにして残せないだろうか?
 いざという時の食事代わり、にはならんとおもうが、3分で消えるしな、
 記念という分にはいいだろう、
 俺は、右手で左の胸ポケットから、
 真っ黒な直方体の前面中央に黒い宝玉を付けその宝玉の周りと直方体の外側を白縁で覆い、側部にスイッチを付けた格好のデッキケースを取り出すと、
 目の前のテーブルの上の料理に向け、デッキケースのスイッチを複数回押した!!
 スーと音を立てて、デッキケースの中からカードが出てくる、
 さて、いったいどんなカードが出てきたのやら・・・
 
名前:ポークジンジャーセット
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分の手札にカテゴリ:ポークを持つカード
        もしくは名前にポークが入るカードが
        このカード以外に1枚以上存在し、
        さらに手札にあるカテゴリ:ポークを持つこのカード以外の
        カードを1枚、相手に見せる
        自分の山札が3枚以上ある時
効果:自分の手札のカテゴリ:ポークを持つカード
   もしくは名前にポークが入るカード1枚をトラッシュに送って
   自分の山札から3枚のカードを引いて手札にする
カテゴリ1:ポーク カテゴリ2:ジンジャー
テキスト:ジンジャーの香りが聞いた豚の焼き物に
     ライス、スープ、キャベツが付いたセット

名前:ポークミソスープ&ポークライスボール
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分のチャージゾーンにカテゴリ:ポークを持つカード
        もしくは名前にポークが入るカードが1枚以上存在する時
        カテゴリ:ポークを持つカードが裏側なら1枚表にして
        相手にカードを確認させ、裏側に戻す
        自分の山札が3枚以上ある時
効果:自分のチャージゾーンに存在するカテゴリ:ポークを持つカード
   もしくは名前にチキンが入るカードを1枚トラッシュに送る
   自分の山札から3枚のカードを引いて手札にする
カテゴリ1:ミソスープ カテゴリ2:ライスボール
テキスト:米を丸く握った物とスープのセット
     スープには味噌と呼ばれる不可解な物と豚のこま切れと野菜が入っていて、
     米を握った物は全体が焼かれた豚肉で包まれている

名前:ポーク定食屋日替わりおかず
種類:H ハンド コスト:2
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに
        カテゴリ:ポークを持つ
        もしくは名前にポークが入るモンスター1体以上いる時
        山札が1枚以上ある時
効果:自分のモンスターゾーンに存在するカテゴリ:ポーク持つモンスター
   もしくは名前にポークが入るカード1体をトラッシュに送る
   トラッシュに送ったモンスターのコストと
   同じ枚数まで自分の山札からカードを引いて自分の手札にする
カテゴリ1:ポーク カテゴリ2:日替わり
テキスト:日によって変わるおかずメニュー、スープやライスを別個注文する人向け、
     毎日おすすめとかそんなんではないと思う
 
 ・・・うん、まぁ、これでいいか、
 「ちょっと」
 いきなりダーティルナが小声で話しかけてきた!!
 「今回は定員さんにばれてないからいいけど、
  あんまり、カードにとるの嫌う店もあるんだから、むやみやたらととらないようにね」
 そ、そうなのか・・・
 「次からは考えておく・・・」
 「考えといてね!!
  それじゃ、いただきましょうか!!
  いただきます!!」
 ダーティルナはそう言って両の手のひらを合わせて言うと、
 右手にナイフを、左手にフォークを持ち、そのまま、日替わりおかず、というか、とんかつをナイフで切り、切った部分にフォークを刺して口へと運び、
 目じりを下げ、両の口角を上げた笑顔で
 「う~ん、おいし~」
 と、のたまった
 そうだよな、ちゃっちゃと食っちまうか!!
 俺はそう決意すると、左手にデッキケースから出てきたカードを持ち、
 急いでカードを持った左手で右手のデッキケースのふたを開けると、
 デッキケースの中に左手に持ったカードを放りこみ、
 右手のデッキケースを左の内ポケットにしまう、
 そして、まずは両手の平を合わせ、
 「いただきます!!」
 と言うと、まずは右手にスプーンを持って、トマトのスープをすくい、口に運ぶ、
 うまい、トマトの酸味のスープだ!!
 俺はそうやって、トマトのスープを飲み、スープが少なくなったら、両手にスープ皿を持って、口に当て、一気に残りのスープを飲み干すと、
 続けて、右手にフォークを持って豚の生姜焼きの一部のお肉を突き刺し、口に運ぶ、
 濃い味付けがいい感じだ!!
 さらに、俺は千切りのキャベツにフォークを突き立て、口に持ってくる、
 生姜焼きの濃い味付けを相殺していい感じの味に薄まる、
 俺はとどめに白いご飯を右手のフォークですくい、喰う、
 やっぱり、生姜焼きにはごはんだよなぁ!!
 ご飯のほんのりした甘味に生姜焼きの濃い味付けにがいい感じに絡んでくるぜ!!
 俺は続けて、キャベツの横に添えてあるトマトにフォークを突き立てると、食う、
 うん、ほのかな甘みとさわやかな酸味が口に広がる!!
 さらに、今度は、生姜焼きにフォークを突き立てて口に運び、続けて、キャベツと共にキュウリも口へと運ぶ、
 さっきと違い、キュウリのカリポリとした触感が何とも言えないぜ!!
 そして、俺は生姜焼きに3度フォークを突き立てて口に持ってきて、続けて、ご飯をフォークですくい食う、
 この組み合わせだよ!!これ!!
 キャベツなどの無い、ご飯の甘みと淡白な味と生姜焼きの濃い味付けがよりど直球に口の中に広がっていく!!
 そうして、俺は残った生姜焼き、キャベツ、トマト、キュウリ、ご飯を食いつくす!!
 ふう、腹いっぱいだな、少ししたら、この店を・・・
 わ~たし~たちは~
 いきなり女の声で歌が聞こえてきた!!
 げっ!!この歌は!!ブラッディアッシュの歌!!
 俺が周りを見渡すと、周りの奴らは右手を振り上げて
 イェ~イ!!
 等と言いつつ、曲に乗っている、
 姉貴たち、ここでも人気者だなぁ、
 等と俺は考えつつも、俺は音が聞こえてきた方見る、すると、音が聞こえてきたカウンターの右端で、黒い小型の陣の上で、銀色の薄い円盤、CDが、宙に浮きながら横向きにクルクル回りながら、
 さっきの歌を流し続けている!!
 ・・・何じゃありゃ、なんであんなとこでCDが回ってんだ?
 俺があっけにとられてCDの方を見ていると、俺と同じく食事を終えたダーティルナがチラリと俺が見ている方を見て、俺の方に視線を移し、俺の方を見つめながら話しかけてきた
 「ああ、あれ、陣の上で回ってるやつね、CDっていうのよ、
  人間の世界の道具で、なんでも他に別の道具と組み合わせて使うらしいんだけど、
  こっちの方に来た時にね、CDを再生するための陣っていうのが開発されて、
  みんなその陣を使ってCDを聞いてるわ、もっとも、わたしは今流れてるこの曲しか知らないけど・・・」
 「じ、陣?」
 俺はCDの方よりも陣の方に驚いて思わず声を上げる、
 すると、ダーティルナは俺の方を見て続けて話しかけてきた、
 「知らない?陣?
  特定の染料と特定のパターンで図形を描いて作った陣の中に集中して力を注ぎこむといろんなことが起こるの
  場合によっては時や場所が必要になったり、染料は必要ないけど、陣を書いた地面の材質が重要だったり、
  染料も地面の質も重要になったり・・・」
 「へ~そうなんだ~」
 俺は思わず気の無い返事を返す、
 陣って、何気無くそんな技術をカードなりパーデルワーム砦なりで見てきたが、
 そんな技術があったんだ・・・
 俺が感心する間にもダーティルナはさらに話を進めてきた、
 「あの陣はきっと、ここのマスターが書いたのね」
 あのカバみたいなマスターがねぇ・・・
 まぁ、そんなことは今はどうでもいいんだけど・・・
 あまりこの歌を聞き続ける気にはどうにもなれないんだよな・・・
 別に姉ちゃん達の歌を否定する気はないのだが、身内の歌をこんなところで延々と聞く気にはなぁ・・・
 え~っと、勘定は・・・
 俺は右肩の方にいるデェビルをちらりと見て、
 「なぁ、勘定はどうすればいいんだ?」
 「勘定?ウェイトレス呼んで金を渡せばいいと思うが、
  もう出るのか?この歌をもうちょっと聞いていけば?」
 「わりぃな、この歌は家で散々聞いて聞き飽きてるんだ」
 俺はデェビルにそう言って返すと、右手を上げて、
 「すいませ~ん!!勘定!!」
 「は~い!!」
 俺の言葉を聞いたイルカ女が俺の方に駆け寄ってきて、俺の方を見て、右のポケットからメモ帳を出し、
 メモ帳をちょいちょい見つつ口を開く
 「ポークジンジャーセット一つで750ドミネーションになります!!」
 ええっと、どれぐらいなんだ?
 ま、足りないって言われたらその時に足せばいいか、多すぎるならそう言ってくるだろうし、
 俺は適当に床に降ろした荷物に左手を突っ込むと、荷物の中の財布に左手を入れてさっきよりも少し多めに黒い硬貨を出し、
 テーブルの上に出す、すると、
 「じゃあ、この分だけ受けとりますね!!」
 そう言って、イルカ女がヒレで黒い硬貨の大部分を分ける、
 俺は残った分の黒い硬貨を左手に取り、袋の中の財布に戻すと、財布の口からつながったひもで財布の口を閉め、
 そのまま荷物のひもを左手で持って立ち上がり、
 イスから左に移動すると、右手でイスを持ってテーブルに押して戻し、左の方の壁をつたい出入り口に歩いていく、と、
 「ありがとうございました~」
 という、イルカ女の声と、
 「ああ、待って!!ええと、お勘定!!」
 という、ダーティルナの慌てた声が聞こえてくるが、
 俺はそのまま、左の方の壁の先の店の出入り口まで歩くと、出入り口のドアの左側にあるドアノブを右手で引いてドアを開けて外に出て、
 出てきた方と反対側にあるドアノブを右手で後ろ手に持って引き、ドアを閉じた!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ねぇ、待ってよ!!」
 店を出て、俺が街に向かう道筋を向かう中、俺に声をかけながら後を追いかけてくるやつが一人
 「着いてくんな」
 俺はそう言って、時計回りに後ろを振り向く、
 そこにいたのは多数の三日月が絡んだ、かなりの割合を黒髪が占める黒髪と金髪をしていて、
 ところどころに三日月があしらわれた三角帽子とローブを着ており、
 三日月が絡んだ箒にまたがって空を飛ぶ魔女、ダーティルナだ、
 ダーティルナは箒から降りて俺の方に歩いて駆け寄りながら口を開いた、
 「あなた人間なんでしょう?デストロイヤーじゃなくって、
  人間の子供がこんなとこで何してんの?」
 「頼まれごとを果たしに来た、それだけだ」
 俺が返した言葉に、ダーティルナはじ~っと俺を見ながらさらに口を動かし、言葉を続ける、
 「頼まれごとって、何?」
 「話すなって言われてる」
 「そうなんだ~」
 ダーティルナは俺の返事に満足したのかしてないのか、俺の方から目線を外し、顔を上げる、
 その様子を見た俺は、またも時計回りに反転し、街の方を向いて歩き始める、
 「でもさ、人間の子供がここにいるなんて不自然よ、
  人間の世界との行き来は基本的に許可が無いとできないし、
  世界樹の所まで来た人間はほとんどいないし、
  まぁ、あなたはデストロイヤーの子供に見えるから大丈夫かもしれないけどさ」
 「っだぁ~!!」
 俺は思わずもう一度時計回りにダーティルナの方にふり向き話し始める!!
 「さっきから何なんだ!!デストロイヤーだの人間だの!!
  俺は人間だ!!そんなにデストロイヤーに見えるか!!」
 「見えるな」
 「見えるっ!!」
 俺の言い放った叫びに、デェビルとダーティルナが同時に声を上げる、
 唖然として声を失う俺にダーティルナとデェビルが声をかけてくる、
 「だって、ほら、デストロイヤーの中にも人間と似た容姿のはいるわけじゃない、
  だから、そういうのに似てるかなぁって」
 「ぶっちゃけるとさ、最初見た時からデストロイヤーっぽいなぁとは思ってたんだよ、
  性格とか趣向とかさ、実際こうして食堂に入ってもデストロイヤーの子供として認識されてたっていうのは、まぁ当然というか、そんな感じだよな~」
 ・・・あ、そうかい、
 俺はあきれ返って物も言えずくるりと時計回りに後ろを向いて街の方へと歩き始める、
 「で、さぁ、頼まれごとが何かは言わなくていいからさ、
  どこに行くのかは教えて欲しいなぁ、ほら、わたしも街の方に向うからさ、
  で、わたしは街の図書館に用があるんだよね、
  新しい魔術書が無いか探しに行きたいのよ」
 「図書館?」
 ダーティルナの言葉にデェビルが反応し、右手を口元に当てて目線を少し下に向けて何かを考え始め、
 「あの街の図書館といえば一か所しかないな、おれ様達が行く場所もそこだ、
  一般区画に魔術書は・・・確か置いてなかったんじゃないか、魔術の対策書ならたくさん置いてあった気がするが」
 「そもそも、魔術ってなんだよ・・・」
 俺がこぼした言葉にダーティルナが反応し、意気揚々と話し始める、
 「わたし達の血族なんかがが使う、自然や土地の力を借りて色々な作用を起こさせる術なの!!
  とはいっても、デストロイヤーが本能的に持つ自然や土地の力を操る力を単にまとめただけらしいんだけど、
  わたし達の血族はその自然や土地の力を操る力を体系化して理性で操ることにより様々な形で力を発現させることができるってわけ!!」
 「へぇ~」
 俺はまたも気の無い返事を返す、
 魔術や陣、それらは人間でも使えるもんなのか、はたまた使えないもんなのか、う~ん、ようわからん
 ま、俺なんかが考えててもわかることは無いか、
 俺にはデッキケースがあるんだから、何かあった時はこれに頼るしかないが・・・
 と、右肩にいるデェビルが口元から右手を外し、前にある町の方に目線を向け、
 「ま、とりあえず、目的地は一緒なんだから、そこまではついて来れられるのを覚悟したほうがいいな
  もっとも、図書館に行くことぐらいなら隠す必要性も無いし、言っちゃっていいんじゃないか、あまり隠すと逆に怪しまれるしな」
 「で、あなたの目的地は?」
 デェビルがあきれてものを言った後、ダーティルナはさらに話しかけてきた、
 俺は歩きながら呆れたように話す、
 「図書館だ、たぶん、あんたの言ったところと同じだな」
 「そうなんだ!!じゃあ、そこまで一緒に行きましょう!!」
 ダーティルナはなぜか嬉しそうに言葉を紡ぐ、
 大丈夫なのかこんなんで・・・
 というか、図書館での頼みごとってなんだ、本を探してほしいとか、そんなんじゃないよなぁ・・・
 俺はあきれつつも改めて街のある前の方を見る、
 おい!!なんだあれ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「なんだよ!?あれ!!」
 俺の前にあるのは左右に開いた高い門、
 クリーム色の素材で作られた左右の門の前には、それぞれに黒い槍を持って簡素な黒い鎧に身を包みんだネズミの顔をした小さい兵士と、象の顔をした大柄な兵士が立ち、
 門の中にはクリーム色の外壁を使い、オレンジ色の三角屋根を上に乗せ、田の方の木枠とガラスで作られた窓が付いている3から5階建てぐらいの建物が左右に並び、
 濃い灰色の石が敷き詰められて作られた中央の大通りにはさっきの店の中と同じようにイルカが立って服を着て歩いてるような奴や薄い色をした木に顔のような洞があるもの、
 灰色の鎧を見に纏い、両手がはさみで臀部には先に針の付いた尻尾を持つ者、両腕が蝙蝠の羽のようになっていて花が左右に少し出っ張ったもの、
 体が植物で出来た袋を重ねて人型を形成したような奴や背中に茶色く丸い甲羅を持ち、顔の鼻と口が先に伸びたような奴、
 肌が真っ黒で頭から角を前頭部左右から一本ずつ生やしているような奴、黒くて顔が蟻っぽく腕が4本ある奴、
 などといった個性的なメンツにあふれており、
 大通りの道の一番先には階段の上の茶色の木の扉の前に4本の灰色の柱が横並びに着き立ち、上の方が三角の黒い屋根の乗った黒い神殿のような建物があった、
 だが、俺が目を奪われたのはこの街の光景にではない、この街の奥にある神殿の奥上の方に突き立つ世界樹についてだ、
 ここまで近づくと分かる、あの世界樹の葉っぱ・・・全部Wカードだ!!
 遠くから見た時灰色っぽかったのも何のことは無い、Wカードの裏の白い部分が反映しての事だったんだ!!
 俺は思わず唖然と世界樹を見上げ続ける、
 「どうしたの、そんなに驚いて」
 「いや、だって、あれ・・・」
 ダーティルナから掛けられた声に、俺は思わず世界樹の葉っぱの方に右手と右手の人差し指を向ける、
 「ああ、もしかして、世界樹を見るのは初めて?
  わたし達は幼いころから世界樹について知ってるけど、人間の方は違うのかしら、
  じゃあ、これは知ってる?
  実は、デッキケースっていうWカードに関連してるものがあるんだけど・・・」
 「ああ知ってるぜ、いま現に持ってるし・・・」
 ダーティルナからの質問に、右手と右手の人差し指を世界樹に向けたまま答える俺、
 ダーティルナはそのまま俺の方を見つつ
 「ああ、持ってるのね、
  実はそのデッキケース、世界樹の、
  正確には、世界樹の眷属の物もあるんだけど、
  その世界樹、あるいは世界樹の眷属の木の実から出来てるのよ」
 「えっ!!」
 「全部の部分ってわけじゃないけどな」
 ダーティルナの発言に俺の驚いた声にデェビルが反応し、デェビルが続けて話し始める、
 「でも、デッキケースの核となる部分を世界樹の木の実から作ってるのは事実だ、
  Wカードの生成、カードの実体化、カードバトル、
  世界樹の木の実以外の部分は世界樹の木の実の部分を補助するためのものに過ぎない」
 なるほど、葉っぱがWカードの世界樹の木の実から作ったから、デッキケースはカードの生成ができるのか、
 じゃあ、カードの実体化とかは?
 「なぁ、デッキケースが世界樹の木の実から出来てるっていうのはわかったけど、
  それじゃあ、カードバトルやカードの実体化はどうしてできるんだ?」
 「ええっと・・・確か、世界樹の防衛本能が関わってるのよ、どう説明したらいいかなぁ・・・」
 「世界樹がWカードを葉っぱとして作っているのはさっき説明したな、
  世界樹やその眷属は外敵から襲われた時に、自身の葉っぱ、つまり、自身のWカードを消費することによって、
  消費したWカードに対応した実体を一定時間出現させて自身の身を守るんだよ、
  おれ様は一度この近くで、世界樹の眷属が実体を出現させたのを見たことがある、
  いきなり複数体実体化させてきて、おれ様も驚いたがな、
  で、だ、デッキケースのカードの実体化っていうのは、その実体化をカードを消費しないように再現させたものさ、
  そして、カードバトルっていうは、その実体化を極限まで薄めてカードバトルのルールを付けたものだよ、
  どうしてあんなルールなのかはおれ様も知らないがな」
 俺の疑問にダーティルナがどう説明すべきか悩む間にデェビルがとうとうと説明しきる、
 俺はデェビルの答えを聞き、さらなる疑問をデェビルとダーティルナにぶつける、
 「じゃあ、世界樹ってなんなんだ?ただのでっかいWカードの木なのか?」
 「さぁ」
 「え?」
 俺の質問にデェビルはあっけなく知らないそぶりで答え、もう一方のダーティルナは疑問形交じりに答える、そして、ダーティルナがさらに話し始めた、
 「え~っと、神話とかなら色々言われてるなぁ、
  いわく、この世界の創生者が作ったとか、この世界の始まりから存在していたとか・・・」
 「実際問題、詳しいことはわかってない、この世界の一番古い石碑が掘られたころにはすでに世界樹が存在していたらしいとは聞いたけど、その石碑の割れ目にWカードが挟まってたらしいからな、
  調べてみたら石碑が掘られたと思われる年代のWカードでほぼ間違いないそうだ、最近人間世界から来た技術でわかったんだと、
  おれ様も昔は神話うんぬんが関係してると思ってたんだが、
  世界樹の生えてる別世界と生えてない別世界を見て考えが変わった、
  ま、おれ様がどう考えてもどうでもいいさ」
 「そ、そうよ!!」
 デェビルが説明してくれる中、突如、ダーティルナが叫び、俺の方に顔を近づけ目を見開き大声で話し出す、
 「図書館よ!!図書館に行けば世界樹の事もわかるはずだわ!!
  さぁ!!行きましょう!!」
 ダーティルナはそう言って、俺の方から顔を離すと、街の奥に向かって大通りを意気揚々と歩き出した、
 俺はどうすべきか迷い、チラリと右肩のデェビルの方を見ると、デェビルが目じりを下げてあきれたような表情になりながら口を開く、
 「まぁ、いいんじゃねぇの、世界樹の事なんざろくに知らない俺達より、
  世界樹のそばにある図書館の方が世界樹の事、色々わかるかもしれないからな、
  ほら、とっととあの女を追って行け」
 デェビルのそう言われた俺は、ダーティルナを追って走り、ダーティルナの後ろにピタリとつく、
 街の中は住人達が談笑したりしていたりしていたって平穏だ、デストロイヤーというからにはもっと殺伐とした街だと思ったんだが・・・
 「や~、さすがに観光地だけあってこの辺りは治安いいわね~」
 「観光地?」
 「そうよ~」
 俺が思わず反応した言葉に、ダーティルナは楽しそうに話し出す、
 「この辺りは世界樹信仰の中心地だからね、世界樹を見に観光客が多いってわけ、
  それに、このあたりは軍部が統括してるわ、
  だからなのか、凶暴な奴らとかもあんまりいないのよね」
 凶暴な奴らとかいないって、俺はここに来るまでに散々色々な奴に追っかけられたわけだが・・・
 
名前:影鎧狼 シャドーアーマーウルフ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1100
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンにカードが全くおかれていない場所が
        一つ以上存在している時
        自分の手札にカテゴリ:ウルフを持つ
        モンスターカードが1枚以上存在している時
        自分の手札にあるカテゴリ:ウルフを持つ
        モンスターカードを1枚相手に見せた時
        相手に見せたカテゴリ:ウルフを持つモンスターカードの
        (召喚コスト分+1枚)分、チャージゾーンのカードが
        裏側表示で存在している時
効果:相手に見せたカテゴリ:ウルフを持つモンスターカードを、
   コストを+1してコストを支払って
   自分の空いているモンスターゾーンに召喚する
カテゴリ1:ウルフ カテゴリ2:影
テキスト:黒い鎧と赤い目を持つ狼、夜の間獲物を追い回す、
     鎧によって攻撃能力と防御能力が向上したが、
     仲間を呼ぶ際に声を出しにくくなってしまった

名前:黒狼の遠吠え
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:コストで表になった時
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンにいる
        カテゴリか名前に「ウルフ」もしくは「狼」
        の言葉を持つモンスターがいる時
        相手のモンスターゾーンにいるモンスターを1体指定できた時
効果:このターン、指定したモンスターのパワーを500下げる
カテゴリ1:ウルフ カテゴリ2:声
テキスト:その遠吠えは、相手の感覚を一瞬麻痺させ、
     その隙にウルフたちは近づいた!!

名前:ビッグレフトクラブ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        このモンスターのパワーがこのカードに書かれた数値を
        500以上下回っていた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを
   このカードに書かれた数値とこのモンスターの現在のパワーの差500に付き
   600上げる
カテゴリ1:蟹 カテゴリ2:右のはさみ
テキスト:大きな右のはさみでバランスを崩しつつ相手に叩きつけた!!

名前:ビック花粉撒きラフレシア
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
        相手のモンスターゾーンに戦闘前タイミングを持つモンスターが
        一体以上存在した時
効果:このターン、効果が発動したときに
   相手のモンスターゾーンに存在している全てのモンスターのパワーを
   500下げ、戦闘前タイミングを持つモンスターの効果を発動できなくする
カテゴリ1:ラフレシア カテゴリ2:ポーレン
テキスト:あたりに花粉を撒き続ける大きな花、
     その花粉は吸い込んだものをしびれさせる

名前:黒鎧鰐 ブラックアーマードクロコダイル 
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        効果は効果:無し、以外、かつ
        このターン、効果を相殺含め発動したことがある時
        このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで次の戦闘に参加する
   相手のモンスターのパワーを300下げる
カテゴリ1:鰐 カテゴリ2:硬い!!
テキスト:うおぉぉぉぉ!!
     川の中に潜み、獲物に迫る黒い影!!
     その肉体は如何なる攻撃をも跳ね返し、その声は獲物に恐怖を与える!!

名前:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
        このカードと戦闘する相手が以下の状態だった時
        ・コスト2以下のモンスター
        ・コスト1のデストロイヤー
        ・コスト1のクリエイター
効果:次に戦闘をおこなう相手モンスター・デストロイヤー・クリエイター
   をトラッシュに送る
カテゴリ1:サンダー カテゴリ2:闇体
テキスト:闇の中を漂う闇の塊、闇の雷で確実に相手の命を奪う

名前:アリ擬態虫
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:300
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを200下げる
   次の戦闘終了後、このターンの間このモンスターのパワーを500下げる
カテゴリ1:アリではない カテゴリ2:アリのよう
テキスト:アリ、だよね?
     アリ、かな?
     アリ、なのか?

名前:スラッシュピィルバグ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:このカードがある場所と同じ番号にある相手の場所に
   何のカードも置かれていない時、次の戦闘のみスキップする
   次の戦闘に参加するモンスターが
   このモンスターよりパワーが下の時、
   相手モンスターをトラッシュに送り、次の戦闘のみスキップする
   相手モンスターをトラッシュに送らず、
   このカードがいる同じ番号の相手の方の場所に
   コスト0のジェイルカードが置かれている時は、
   相手の方のジェイルカードをトラッシュに送り、
   次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:ダンゴムシ カテゴリ2:刃付き
テキスト:その背に付いた刃で周りを壊しつつ転がり、突き進む!!

名前:追加連撃超音波!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する自分のモンスター、
        もしくは、
        自分のチャージゾーンで存在するカードに
        「相手」「手札」「戻」のすべての言葉・文字が
        効果に入っているこのカードと同名カード以外の
        カードが存在し、それらのカードがこのターン、
        1度でも相殺含めて発動していた時
        チャージゾーンで裏側表示で存在している場合は、
        表にして確認させた後すぐ裏に返す、
        この時、表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
        次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        パワー500以下の時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:超音波 カテゴリ2:アウェイ
テキスト:いきなり聞こえた超音波はいきなり相手を吹っ飛ばした!!

名前:黒の原 ダゥアイグラス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘を行うのがこのカードが置かれた場所であった時
        このカードが置かれた場所の自分の方に
        このカード以外のカードが置かれていなかった時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        自分のチャージゾーンに存在する、
        コスト1以下のモンスターカードを1枚指定できた時
        指定したカードが裏だった時は
        表にして相手に確認させすぐ裏に返す、
        この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
効果:発動条件で指定したカードをコスト0扱いで
   このカードが置かれた場所に召喚する
   この効果を使用したターンと次のターン、
   このカードのコストは4として扱われ、
   このカードの効果で召喚した後、自分のチャージゾーンが2枚以上の時
   このターン、このカードのパワーを-1200として扱う
カテゴリ1:黒原 カテゴリ2:生き場
テキスト:そこには様々な生物が生息していた!!


名前:黒い陸原 ディサラワイドスポット
種類:J ジェイル
コスト:2 パワー:-1400
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘がこのジェイルが置かれている場所で行われる時
        次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを200上げる
カテゴリ1:陸原 カテゴリ2:スポット
テキスト:その場所はどこか生命が微妙に息づく場所

名前:高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-2100
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のモンスターががこのジェイルが置かれている場所にいる時
        自分と相手のモンスターがいる場所を1つ指定できた時
効果:指定した場所にいる自分のモンスターのパワーをこのターン、
   (このジェイルが設置された場所にいるモンスターの
    カードに書かれたのパワー÷2)
   分、パワーを上げる
   その後、このジェイルが設置された場所にいる自分のモンスターを
   自分の山札の一番下に戻す
   この効果を使った後、次のターンが終わるまで、
   このカードのパワーは-300、コストは0になり、
   維持コスト支払いタイミング、
   効果の発動タイミング、効果の発動条件、効果も無しになる
カテゴリ1:山 カテゴリ2:マウンテン
テキスト:時として、その山は厳しくそびえたつ!!
     おっと、危ない!!襲われた時に助けてくれた奴と共闘
     助けてくれた奴は病院送りになったが、しばらくすると退院だそうだ

名前:パワーアプレースエナジー
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
        自分もしくは相手のモンスターゾーンに
        ジェイルカードが存在している時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに500上げる
   次の戦闘の行われる場所の相手か自分の場所に
   ジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに600上げる
   次の戦闘の行われる場所の自分の場所にジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに700上げる
カテゴリ1:パワースポット カテゴリ2:スピリット
テキスト:その場所の力を受け、更にその力を増していく!!

 それに・・・
 「俺は世界樹は黒い葉っぱだって聞いてたんだが・・・
  それに、この辺りを軍部が統括って、どういう意味だ?」
 「あら、黒い葉っぱだって聞いてたんだ?」
 俺が発した言葉に、ダーティルナは立ち止まって時計回りに俺の方を見て顔を近づけて疑問形で言葉を交わした後、
 「まぁ、黒い葉っぱだって聞いてたことも図書館に行けばわかるでしょ
  軍部は軍部よ、わたしが生まれる前からこの辺りは軍部が統括してたし、
  あ、もしかして、軍部の意味を知らない?」
 「知らん、この辺りの国や統治者の軍部じゃないのか?」
 「う~ん、そこから説明しなきゃならないか・・・」
 ダーティルナはそう言って、悩みつつ、
 「まぁ、いいわ、これも歩きながら話しましょ!!」
 そう言って、再び時計回りに半回転、奥に向かって歩きつつ話し始めた、
 「いい?、デストロイヤーの世界は無数の大小さまざまな国家によって成り立ってるの、
  で、その国家を取りまとめる司令部みたいなところがあるわけ、
  もっとも、実権を持ってるわけじゃなくて、何かあった時に助けたり、調停してくれる、って感じかな、
  この司令部みたいなものが、3つの組織に分かれてるわけ、内政部、外交部、軍部の3つね、
  この辺りは世界樹があるせいか、特定の国とかには属さず、その司令部、とりわけ、軍部が統治してるのね~」
 へ~そうなのか
 「本当は・・・」
 すると、ダーティルナの話を聞き、今度は左肩にいるデェビルが話し始めた、
 「人間の奴らに世界樹を黒い葉っぱだって教えたのはあいつらが信じようとしなかったからだ、
  でも、信じなかったからといって、そう簡単に世界樹に人間を近づけ、世界樹を見せるわけにもいかない、
  世界樹とその眷属はその情報量の膨大さから、おれ様たちの世界でも割と利用されたり問題視されるほどなんだ、
  なんせ、世界樹とその眷属はこの世界の世界中の物の情報を読み取ってカードにしちまうからな」
 「こ、この世界の物全てか!?」
 俺は思わず小声で驚いた、
 にしても、世界中の物か、それはすごいな、じゃあ、色々隠し事できないってわけだ、
 例えば俺が何かやらかしたとして、それがカードに出るかもしれないんだから・・・
 俺の反応を聞いたデェビルは少し首を縦にふって、
 「そうそう、もっとも、デッキケースを近づけてとったものより情報量が劣る場合がほとんどだけどな、
  色々大雑把にしか情報が出ないってわけだ、
  ちょっとした悪事程度ならカードに出ることは無いと思うぜ、
  もっとも、大悪人なら話は別だし、運が悪けりゃ、そのちょっとした悪事程度もカードに出るけどな、
  で、世界樹とその眷属を軍部が統治してるのだってそういった情報量が多いからなんだ
  それに、人間の方に黒い葉っぱだと伝えてる件についてだけど、結局人間が信じないならそれでいいやってことになって、世界樹は黒い葉っぱだっていう事にして人間たちに伝えて、今日に至ると」
 なるほど、確かに、いきなりカードが葉っぱの木って言われても、なかなか信じられないような気が・・・
 「なぁ、何話してるの?」
 「うわっ!!」
 いつの間にか、俺の前にはダーティルナが俺の方に顔を向けていた、
 「え、別に俺は何も話してないぜ」
 俺は思わずしどろもどろになりながらダーティルナに応えると、
 「だって、さっき、いきなりあなたの話し声が聞こえたんだもの、思わず振り向いちゃったわよ、
  そしたら、左の方を見て・・・」
 「ああ、左の方の建物を見てたんだよ、ほら、あそこの・・・」
 俺はそう言って、適当に左の方にあった建物の看板に右手と右手の人差し指を向ける、
 「え~っと、なんか、パンの絵が描いてあるなぁって、パン屋なのかなぁって」
 俺が右手と右手の人差し指を向けた先には、確かに上の方が膨らみ切れ目の2つ入った、楕円形のパンが描かれた木の看板が下に付いた鉄の棒が外側右上の方に付いた扉があった、
 「ああ、確かにパン屋かもね、でもさ、さっきご飯食べたばかりじゃない、
  それに、この辺りはいろいろ高いよ、観光地だから
  さっきの店が郊外なのに流行ってたのも街中に比べてずっと安いからよ、
  あなたもそれを知ってさっきの郊外の店に入ったんじゃないの?」
 「いや、俺はあの店は紹介されて入っただけだからな、
  それに、初めての街なんだから色々目移りするだろうが!!」
 「ふ~ん、ま、いいや」
 俺がまたもしどろもどろに言い放った言い訳に、ダーティルナは目を細めて疑いの眼差しでそう言い放つと、
 続けて、右手を広げて、後ろの建物を強調するように、
 「とにかく、着いたよ!!ここがわたし達の目的地、図書館!!」
 と、言い放ったのだった・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ここが、図書館?」
 俺の目の前にあったのは、世界樹のその根元に存在する神殿のような建物だった、
 十数段のクリーム色の階段、階段の上には左右横並びに灰色の柱が4本並んでいて、柱の上には黒い三角屋根が乗っており、
 階段の上中央奥にある茶色の木でできた両開きの扉の中央には左右に一つずつ丸いドアノブが付いていて、
 扉の周りから続く神殿の壁は全体的に黒く、神殿の左右には上が半円、下が四角形、中央に縦、中央の木枠の中央少し上と少し下に木の棒が付いたような両開きの窓が横と縦に何列か一定間隔で存在しており、
 神殿の前にある低めの塀の前には、左右に背中から薄い羽の生えた外骨格を持つ兵士がそれなりに見栄えのいい黒い鎧を見に纏い、神殿から見た外側の手に片刃の黒い槍を持ち、立っている、
 「さぁ、早く行きましょう!!」
 ダーティルナはそう言って、階段を上に駆け上がっていく、
 「俺にはここは図書館じゃなくて神殿かなんかに見えるんだが・・・」
 「神殿なのさ」
 俺がつぶやいた言葉に、デェビルが左肩から話しかけてきた、
 俺はダーティルナに怪しまれないようにチラリとだけ左肩の方を見ると、デェビルは続けて話し出してきた、
 「知りたいか?
  この図書館は元々世界樹信仰の中心地、当然、世界樹信仰のための神殿があったって寸法さ、
  だが、世界樹世界樹の眷属からいの一番にWカードを取れるこの場所は、当然のごとく、この世界を統括する司令部から狙われ、徴収されることになった、
  ついでに、その時の世界樹信仰の奴らのその後のことも言っておくと、
  まぁ、当然のごとくこの街で今だに元気に世界樹信仰のための活動を続けてたりするわけだがな、
  話を戻すぞ、神殿は当初、ただ軍部が管理するってだけの話だったんだが、
  それだと、さっき言った世界樹信仰をしてる奴らや、世界樹の情報を独占しようとしてるんじゃないかと疑う奴らから批判は免れなかった、
  そこで、ここをWカードを始めとした知識の場とし、一般に開放することにした、
  でも、ただWカードを公開したんじゃ芸が無いし、カード以外の知識もある程度必要なんじゃないかって話になって、
  結果、Wカード以外の知識として、いろんな本を収集、公開する図書館としても機能するようにしたのさ」
 なるほど、それで図書館ね、
 「ちょっと!!早く来なさいよ!!」
 階段の上、扉の前でダーティルナが両手で輪っかを作って口元に当てながら俺に向かって叫んできている、
 「今行く!!」
 俺はそう言ってダーティルナに答えると、足早に図書館の階段を駆け上がっていく、
 俺が階段の上へ上り詰めると、ダーティルナが俺の方を見て、右手を右側のドアのドアノブに手をかけ口を開き、
 「それじゃ、中に入りましょう!!」
 少しふざけた口調でそう言ってドアを中に開き、ドアの方を向いてドアの中に入っていく、
 一方の俺の方も、ドアが閉まり切る前に図書館の中に入る、
 図書館の中は静謐な雰囲気に包まれていた、
 とはいっても、俺の目の前に現れたのは本棚の詰まった部屋では無く、
 灰色の狼の顔をした女性が木のカウンターの向こうにいる受付のような部屋だ、
 床は藍色の石材で出来ており、天井と壁はクリーム色の石材で出来た壁、だが、床壁共に磨き上げられ、どこかから入っている光を反射し、光っている、
 さらに、部屋の壁、斜め4方向には柱のような装飾があり、
 奥の方の壁には左右に上の方に上る階段が見え、
 左右の壁の方には四角の上に半円を乗っけたような形をした空洞があって、その空洞の先にはたくさんの本棚が見える、
 が、その空洞の前には、重そうな黒い鎧を見にまとい俺の方から見た奥の方の手に豪著な槍を持ち手前の方の手には大きな黒い盾を装着した兵士が左右それぞれに立っていて道をふさいでいる、
 「どちら様ですか?」
 俺とダーティルナの方に向かってカウンターの向こうにいる女性が話しかけてきた、
 後ろの壁と密着しているUの字型の薄茶色の木のカウンター、そのカウンターの中にいるのは灰色の毛皮をした黒く長い髪を持つ灰色の狼の顔を持つ女性、
 白いシャツと黒いベストにタイトスカートのスーツに身を包んでいてその体型は女性的に見えるがその手は黒い毛皮に覆われている、
 スーツの中に入っている毛皮が、幾分か体型を良いように見せているのは間違いないだろう、
 そして、カウンターの上にふと目をやると、カウンターの上に乗った白い石でできた立て札にリア・ライトレフトと書かれている、あの受け付けの姉ちゃんの名前だろうか、
 「あの!!ダーティルナっていいます!!
  久しぶりにここの図書を閲覧したいんですけど!!
  三級図書!!」
 「サンキュー図書?」
 なんだ、お礼を言う本か?
 って、そんなわけないか・・・
 「違うよ!!サンキュー図書じゃなくて三級図書!!許可証取るのにすっごく苦労したんだから!!」
 「え~っと・・・」
 「三級図書とは・・・」
 俺の悩む顔に呆れたのか、狼の顔をした受付の女性が話しかけてきた、
 「この図書館では本の危険度によって本の階級が決まり、閲覧できるものが変わってきます、
  一般の人間に危険な魔術や陣の本を見せるわけにはいきませんから、
  階級としては下から一般図書、三級図書、二級図書、一級図書、特一級図書となっています、
  一般図書は誰でも閲覧可能、
  ですが、三級図書以上はそれぞれ対応する許可証以上の級の許可証が必要になります、
  ちなみに、三級図書は試験に合格すればだれでも閲覧できます」
 「じゃあ、俺も試験に受かれば・・・」
 「ダメです、年齢制限に引っ掛かります」
 「う・・・」
 俺の質問にむげに返してくる受付の女性、思わずうめく俺、
 すると、右肩の方にいるデェビルが俺に目線をチラリと向け、
 「ま、そうだよな、それに、受けるとなるとどの道、身分を提示せにゃならん、
  そうすると人間だってばれて大騒ぎになるぞ、
  今はとりあえず諦めなよ双我、年齢制限より上の年齢になったら、改めて受けに来ればいいさ」
 うう、まぁ、確かにそうなんだけどさ・・・
 「じゃあ、わたしは二階の三級図書の部屋に行くね!!
  え~っと、許可証はっと・・・」
 俺がうめいてる間にもダーティルナはそう言って自身の上の方のローブの裏、左の胸のあたりを右手で探って何かを取り出し、受付の女性に見せる、
 ダーティルナが右手に持って取り出したのは、灰色の分厚い紙に何やら文章が書かれたものだった、
 「ダーティルナ、ダークウイッチの方ですね、
  それでは、上にお進みください」
 「じゃ、とりあえず俺は一般図書だな」
 受付の女性がダーティルナに向かってそう言い放ったのを聞き、俺もダーティルナに向かって行き先を告げる
 「ダメです」
 「へ・・・?」
 俺が一般図書の方に向かうといった瞬間、即座に受付の女性が否定の言葉を出してきた、
 俺はすっとんきょうな声を上げ、固まってしまう、
 俺が固まっている間にも、受付の女性はさらに言い募る、
 「一階の一般図書室はただ今改装中なのです、ですので、閲覧はご遠慮いただきます」
 「ああそう・・・」
 俺はあきれて気の抜けた返事を返した、
 左右の壁の兵士が立っている空洞の先が一般図書なのだろうが、改装しているようには見えないな、
 見えないところで改装してるんだろうか・・・
 ズウゥゥゥ・・・・・・ン
 いきなり左の方から少しの音が聞こえた、
 あれ?改装の工事の音か?
 ならやっぱり改装してるのかな?
 じゃあ、これから一体どうすれば・・・
 「一旦ここは退こう」
 俺が悩み始めるといの一番にそう言ってきたのはデェビルだった、デェビルは続けて話し出す、
 「図書館の中をちょっとでも見ておきたかったが仕方がない、
  まぁ、見なくても大丈夫だろ、
  ここは退くぞ、双我」
 「お、おう」
 俺は小声でデェビルに返した後、右手を広げて上げ、受付の前にいるダーティルナに向かって話しかける、
 「じゃあ、俺はここで!!」
 「えぇ~行っちゃうの~!!」
 「本が見れないんだからしゃ~ないだろうが!!」
 「うぅ~!!」
 ダーティルナが口を大きく開けて残念そうにいろいろ言い、頬をふくらませ何やら不満そうな声を上げるも、
 俺は右手を挙げたまま時計回りにくるりと回り、
 「じゃあな!!」
 そう言って右手を振った後、扉の方に向かって行って左側の扉のドアノブを右手に持って左側の扉を内側に開けて外に出て、
 後ろ手に左側の扉のドアノブを持って扉を閉め、左肩にいるデェビルに話しかける、
 「で、これからどうすんだ?」
 「とりあえず、どこかの雑貨屋でランプを買おう、
  先の事はその後だ、確かあっちの方に良い雑貨屋があったはず」
 俺はデェビルが左手と左の人差し指で差した方向に向かって、歩き始めた・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ここが雑貨屋か」
 俺が扉を開け中に入ったのは、クリーム色の壁と、天井と床が濃い色の木で出来た、四角く左に寄った部屋の中に様々な物がたくさん入った黒い木の棚が並ぶ店、
 店内は田の字型の木枠の窓が奥の壁の方にあるのでわりに明るく、右の方の壁の前には、木でできた少し高めのカウンターとカウンターの奥にも別の黒い木の棚が存在しており、
 カウンターの中には赤いとさかに黒い羽毛、短めの黄色いくちばしにでっぷり太った体を持った、
 何だろう、黒い鶏を大きくして緑のベストと茶色いズボンをはかせたような、そんな店番がいる、
 「ここは中古の品もあって安く買えるんだよ」
 右肩の方にいるデェビルがそう言った、
 へぇ、そうなのか、
 俺はそう思いつつ、棚の並ぶ店内を左側の方に曲がり、棚を眺めて歩いていく、
 短めに切られた麻のロープ、木でできた四角いブロックや長方形、球体は、積み木だろうか、
 鉄の平べったい棒の先に木の持ち手、反対側には鉄で出来た中に空洞のある半球状の物体が付いている、これはお玉だろう、たぶん、
 それぞれの商品には黄色い紙に赤い文字で値段の書かれたものが張り付いている、おそらく値札だ、
 こうやって、棚には品が所狭しと並んでいるのだが、
 ここに来たのはランプを探しにだ、残念ながらこれらの品に今は用は無い、
 俺は木の棚をくまなく見て、っとこれなんかどうだ、
 俺は窓のそばで窓の方を背にして、棚の中ほど下の側を見ている時にある物を見つける、
 黄色い鉄のひらべったいお椀を広い方を中心にしてそれぞれ上下に付け、椀の間、斜め前後左右に細い鉄の柱を付け、鉄の柱の間には円柱のようにガラスが貼られており、
 ガラスの向こう側には中央に長めの長方形の穴を開けた灰色の平べったい皿が反転させて存在していて、
 下のお椀の底には円形で黄色い鉄の板が、上のお椀の底からは奥の下の方に向かって湾曲して伸びる持ち手が付いている、
 「ごく普通のランプだな、中に芯と油を入れて火をつけるタイプだ、値段は?」
 デェビルがそう言ってくるので俺はランプに付いた値札の方を見る、
 「5000」
 「高い」
 え?高いの?俺はよくわからんのだが・・・
 デェビルの即答に俺は唖然とするが、
 デェビルはさらに話を進める、
 「新品なら少し高い程度だろうがここは中古も扱う店、
  さらにこの位置なら新品とも中古とも取れん、
  しかも、少し型が古そうだ、
  いくら人間世界やクリエイターの世界から技術が遅れているデストロイヤーの世界の物だからってこれは無い
  他にこの店になかったら時間とかかけたくないし、検討の余地はあるが、高い」
 そ、そうなのか?
 俺は目の前のランプから視線を外し、小声でデェビルに話しかける、
 「なぁ、懐中電灯とかないのか、
  確か、飯を食ったところじゃCD回ってただろうが・・・」
 「あるにはあるが、少なくとも一般庶民に出回ってるわけじゃないぞ」
 「じゃあ、なんでCDは存在してんだよ・・・」
 俺の疑問を聞いたデェビルは俺の方を見て話しを続けてくる、
 「あのCDは穏健派の奴らが大量に持ち込んで、音楽を聞く陣と共に売り込んできたんだよ、
  デストロイヤーの世界にも音楽の文化はあるが、あんまり録音とかはされないんだ、
  録音するといった陣や魔術は、陣や魔術が解けると同時に中の音楽も喪失するものだったからな、
  独自に音を出す陣や魔術も多いが、
  その性質上、一つの魔術や一つの陣に一つの音楽といったもので、
  陣や魔術を行使した奴ややり方の差異によって音楽の質が変わる場合も多かった、
  だが、あの陣とCDは多少の違いはあれど同じ音楽を提供する場合がほとんどだし、
  CDを変えれば違う音楽も聞けたし、中に入っているのが魔術や陣じゃ再現しづらい歌ってのもあって、
  それでパーッと広まったんだよ、ほら、ここからなら見えるだろ、カウンターの方見てみ」
 カウンターの、方?
 俺がおそるおそる左の方にあるカウンターの方を見ると、カウンターの奥、入口からは黒い棚で見えなかった位置の壁に、
 黒髪で黒っぽくミニスカワンピースの動きやすそうな衣装を着て、左腕に黒い骨と赤い膜のコウモリの羽が描かれた腕章をつけ、頭に付けた黒のカチューシャの両端に付いた、腕章と同じ黒い骨と赤い膜のコウモリの羽とその下の赤いリボン、さらに、そのカチューシャの右側の方の黒い骨と赤い膜のコウモリの羽の下から一筋の白い髪の毛を伸ばした少女と、
 白髪で白っぽいミニスカワンピースの動きやすそうな衣装を着て、右腕に上が白、下に行くほど赤くなる羽が描かれた腕章をつけ、頭の左右に付けた腕章と同じ上が白、下に行くほど赤くなる羽とその下の赤いリボン、さらに、その左側の方のリボンの下から黒髪を一筋垂らした少女が、
 ピンク色の煌めく背景の前でそれぞれ一つずつマイクを両手持ち持って仲睦まじく歌っている様子が描かれ、下には黄色で大きくブレイドクレイドルと書かれたポスターが張られており、
 そのポスターの右側にはご丁寧に縦に長い白紙に赤文字で売り切れましたと書いてあった
 う、これは、異世界まで来てあのポスターを見る羽目になるとは・・・
 あのポスター見るたびに体が固まるんだよな、当人の現実を知ってるから、あんなかわいらしい顔しないっつーの
 「ここの店主、あのポスターに書いてある片一方の方の弟がここにいると知ったらなんて言う事やら・・・」
 「と、とっととランプ見つけてこの店出よう」
 俺はそう言って、棚の方を再度見つつ右の方、店の端の方へと進む、
 とはいえ、もうほとんど見終わったぞ、
 後、ランプっぽいのは下にあるこれぐらいか、とはいっても、ここで棚は最後なわけだが、
 俺はしゃがみ、そのランプっぽいのを手にする、それは、棚の下の方にあった、中に黒い石の入った奇妙な物体、
 上に反転させた広めの黒い鉄で来たお椀、下も同じようなお椀を上下逆にせずに置き、なぜか下のお椀にはつまみが付いていた、
 お椀の間には円球状で大きめのガラスがあり、そのガラスは左右に縦に切れ目がある、おそらく、ばらすと中の物を取り出せるようになってるんだろう、
 お椀の下の方には円状の黒い鉄板が付き、上のお椀の方の上には黒い鉄の輪っかが付いている、
 で、奇妙なのがお椀の間の円球状で大きめのガラスの中のものだ、
 黒い石がごろりと入っているだけなのだ、これが、
 「おいそれ!!闇黒洞石のランプじゃねぇのか!!」
 いきなり、右肩の方にいるデェビルが大声を上げた!!
 そして、続けて、
 「とにかく、つまみ回してみ!!」
 と言うので、俺は左手の荷物を降ろしつつ左手にランプを持ち、右手でランプの下の方にあったつまみを右に回してみる、
 カチッ!!
 という音がするものの、何も起きない、どうなってるんだ、
 「間違いない!!闇黒洞石のランプだ!!値段は!?」
 デェビルの興奮気味の言葉を聞き、俺は値札の方を見て言い放つ、
 「500」
 「よし、買った!!」
 俺が値札を見て言い放った言葉にデェビルが興奮気味に返して来た
 「これでいいのか?」
 「いい!!とっととカウンターに持って行け!!」
 しゃーねーな、俺はランプを右手に持ち替えつつ、左手に荷物を持ち、立ち上がってカウンターの方を向いて歩いていき、
 鶏のような店番にランプを見せ、
 「これが欲しいんだが」
 「500だ」
 俺が話しかけた言葉に鶏のような店番はあっけらかんと答えてきた、
 俺はランプをカウンターの上に置き、右手を荷物の中に突っ込んで財布の中から大体500であろう黒い硬貨を取り出し、
 そのまま、カウンターの上にのせる、と、
 鶏のような店番が、
 「じゃ、こんだけね」
 と言って、右の羽で黒い硬貨をとりわけ、自身の方に引き寄せた、
 その様子を見た俺は、残った黒い硬貨を右手に持って左手の荷物の中の財布に戻し、財布のひもを締め、右手にランプを持って、左手の荷物の中にしまい、
 カウンター左側の出口に向かって歩き始める、
 「そんなもんのどこがいいんかね」
 鶏のような店番が独り言の様にボソッと質問してきたので俺は即座に返す、
 「さぁな、少なくともアイドルのポスターよりは価値があるんじゃないのか?」
 「な!?ブラッディアッシュを馬鹿にするのか!!」
 「ははっ!!じゃあな!!」
 俺は思わず笑ってしまう、姉達の人気はここでも健在なのか、
 俺はそんなことを考えつつ、右手で目の前の田の字の木枠の窓が付いた木のドアの中央右にある鉄の丸ノブを持って扉を外に開け放ち、店の外へと出て行った・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前:闇黒洞石のランプ
種類:DE デストレイド
コスト:3 パワー:0
戦闘直前効果・闇に浮かびし相手の真実
      発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードを
           装備しているモンスターまたはデストロイヤーだった時
           次の戦闘に参加する相手の
           モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが
           装備・設置されたカードのパワーを加味した数値と違う時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
      次の戦闘に参加する相手の
      モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
      カードに書かれたパワーと
      装備・設置されたカードのパワーを足した数値に戻す
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードを
        装備しているモンスターまたはデストロイヤーだった時
        次の戦闘に参加する相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが
        装備・設置されたカードのパワーを加味した数値と違う時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   カードに書かれたパワーと
   装備・設置されたカードのパワーを足した数値に戻す
カテゴリ1:闇黒洞石 カテゴリ2:ランプ
テキスト:さまよう闇の中、真実を照らすランプ、
     闇が見えると言われる
 
 「あの店主、最後まであのランプの価値に気付かないでやんの」
 街の裏路地、誰もいないその場所で、デェビルがボソッとそう言った
 いや、俺もあのランプの価値がわからんのだが、
 「で、周りに誰もいないよな、周りに見つかると割と嫌なんだけど・・・」
 右肩の方にいるデェビルに言われ、俺は周りを見渡す、
 ここは街の裏路地、町中央の大通りから外れ、いくつか込み入った通路を入った場所だ、
 周りに誰かいる気配はなく、目の前にはクリーム色をした家の壁がそびえたっている、
 「誰もいないぜ」
 「よし、だがその前にデッキケースの整理をしておかないか、ここから図書館に入ったら、デッキケースの整理、する暇ないだろうし」
 う、確かに、デェビルの言う通りだ、仕方ない、整理しておくか、
 俺は左手の荷物を床に降ろすと、そのまま左手を荷物の中に突っ込んでカードアルバムを取り出すと、
 床に座り込んでカードアルバムを広げ、続けて、右手で左の内ポケットからデッキケースを取り出し、左手でデッキケースのふたを開け、
 そのまま、あーでもないこーでもないと試行錯誤を重ねてデッキを調整してデッキケースに入れた後、
 右手でデッキケースを左の内ポケットに戻し、続けてカードアルバムを左手に持って荷物の中に突っ込んで、荷物のひもを左手で持ち、立ち上がり、
 「じゃあ改めて、周りに誰もいないな」
 そう、デェビルが問いかけてくるので、俺は周りを確認し、
 「誰もいないぜ」
 と、デェビルに向かって返す、
 「よし、右手にランプを持って、目の前の壁、少し下の方を押せ、そこにある」
 と言って、デェビルは続けて指示を出してきた、
 俺は半信半疑ながらも左手に持つ荷物の中に右手を突っ込んでさっき雑貨屋から買ったランプを取り出して右手に持ち、
 そのままデェビルの言う通り目の前の壁の少し下をランプを持ったままの右手で押す、
 確かに少し押せる場所がある、がそれだけ、
 すぐに押し込みは止まる、
 単なる壁の劣化で割れ目ができてるだけじゃないだろうかこれは、
 「よし、その場所だ、もう少し押しておけ、
  しばらく押さないと起動しない仕掛けになってるんだ」
 デェビルがそう言って指示を出してくる、
 はぁ、そうなのか、
 等と考えつつ数刻、突如、
 ガコッ!!
 と、音をたて、俺が右手で押していた場所が押し込まれる!!
 その直後、
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 と右側から少し小さめの音をたて、右側の壁の一部が四角に切り取られたように下の方に下がって行き、奥から通路が現れた!!
 「ほら!!さっさと入る!!」
 デェビルがいきなり催促してくる!!
 俺はデェビルに言われるまま下がった右側の壁の中に入る、
 壁の向こうの通路、壁天井共に灰色の石材で作られた通路だが、
 先の方は暗くてよく見えないな、
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 後ろの方からいきなり少し小さめの音が聞こえてきた!!
 あわてて後ろを振り向くと、さっき下がった壁が上に上がっていくではないか!!
 そして、間髪入れずに壁は閉まり、あたりは闇に閉ざされた!!
 いや、正確には壁の隙間からほんのわずか光が漏れているのだが、
 それでも辺りはほとんど真っ暗だ、通路の先の方など全く見えない、
 おいおい、こっからどうすればいいんだよ・・・
 って、ランプがあるんだったな、さっきはつまみ回しても何も起きなかったけど、
 もしかしたら、暗いところでは何か起きるかも、
 俺はそう考えて冗談交じりで荷物を持ったままの左手で右手に持つランプのつまみを回す、
 カチッ!!
 っと、ランプからの音がなるも、何も違いは・・・違いは・・・
 な、何だこれ!!光が少ないのに先の方の通路までくっきりと見える!!
 「驚いたか」
 左肩の方からデェビルの声が聞こえる!!
 「それは、闇黒洞石のランプ、
  闇黒洞石は特殊な刺激を与えるとしばらく特殊な波長を発して、
  ランプを持つ者とその周辺の者に暗闇でも物を見れるようにしてくれるんだよ」
 「は~」
 俺は思わず感嘆の声を上げる、
 と、俺の反応に気を良くしたデェビルがさらに話し出してくる、
 「でさ、これのすごいところは全く光も熱も出さないところ、
  さらに、恩恵をランプを持つ者とその周辺の者のみに限定している所だな、
  もっとも、その特性のせいでもっぱら良からぬことにランプが使われていたり
  割と闇黒洞石自体がレア物で、闇黒洞石を取れるところが各国で秘密にされてることもあって、
  闇黒洞石そのものが知られてないんだよな」
 ああなるほど、それでさっきの雑貨屋の店主、このランプにそんな安値を付けてたわけだ、
 このランプ、明るいところでを点けても何の意味ないから、壊れたものか、ランプの形をした単なる飾りだとでも思ったんだろう
 さらに言うなら、そもそも闇黒洞石自体を知らない可能性も高いってわけか、
 「さ、先に進もうぜ、進む間にここでして欲しいことを説明するから」
 俺は、デェビルに促されるまま、先へと進む、まず来たのは下への下り階段、
 暗闇なら足を踏み外しそうだが、このランプがあるなら楽勝だ、
 「もう勘づいてると思うが・・・」
 俺が通路の先に進む中、デェビルが話し始めた、
 「今回して欲しいのは図書館の調査だ、
  最近、一般図書を置いてある場所の改装、っつって、図書館への立ち入りが制限されてるんだが、
  改装にしては妙に長いし、積極的に改装が進んでるわけでもない、
  どうにも違和感があるらしい、ってんで、こうして調査する必要性が出てきたんだな」
 そういえば、結局、こいつの口車に乗った後、ダ・パーデルワームにいたはずの救助隊とは合流できなかったな、
 救助隊がダ・パーデルワームの兵士たちを抑えてるって考えもできるが、
 まぁ、ここまで来た以上、元の場所に戻るより、
 デェビルの仕事をこなしつつ、とっとと帰るのが一番いいんだろうが、
 等と俺は考えつつ、
 「へぇ~でもさ」
 とそう言って、デェビルの話に関心を示しつつ反論する、
 「もし仮に何かあったとしてだぜ、この通路って図書館に通じてるんだよなぁ、
  だったら、図書館の方にも知られてるんじゃないのか?」
 「大丈夫だ、この通路は図書館が神殿だった時から存在していたもので、
  知っているのは神殿を統括していた一部の奴らと、
  神殿を接収した時にこの通路を見つけた奴のみ、
  それに、仮に知ってたとしてもここに見張りを置くようなことはしないだろ、なぜなら・・・」
 と、階段を降りきり、通路を右に左に突き進んでいた俺の前に、
 突如、土砂で出来た壁が立ちふさがった!!
 「この通路はすでに通行止めだからだ」
 デェビルの声が重なる、
 目の前の土砂の壁、見た目には左の壁が崩れ、そこから岩や土がなだれ込んでいるように見える、
 これじゃあ、先には進めねぇじゃねぇか!!
 「と、言いたいところだが・・・」
 デェビルがさらに話し出す、
 「実は、右上の方、落ちてた岩をただ乗っけただけだったりするんだなこれがまた」
 「はぁ!?」
 俺は思わず驚きの声を上げた、小声で
 俺の声を聞いたデェビルが話を続ける、
 「いやぁ、この通路を見つけた時さ、
  隠し通路かって意気込んで調べて見たら途中で土砂崩れで通行不可、
  脱力しちゃって報告する気も失せちゃったわけ、
  でも、崩れた壁の反対側の上側が誰も通れそうにないくらい中途半端に開いてたからさぁ、
  適当に土砂崩れで完璧に塞がってるようにして、
  報告しなかったことがばれても怒られないようにして、
  そのままにしちゃったわけ、
  いやぁ、それがこんな形で役に立つとは、正しく怪我の功名ってやつ、うんうん」
 なんだそりゃ、いや、今は脱力してる場合じゃないか、
 俺は土砂崩れの右上の方に上り、適当に岩を押してみる、
 グラグラと揺れてる、確かに適当に置いた感じっぽいなこりゃ、
 周りの土砂も一緒にどければ俺ぐらいなら通れそうだ、
 俺は土砂崩れを一度降り、土砂崩れの手前に左手の荷物と右手のランプを置くと、
 もう一度土砂崩れを右上の方に上り、適当な岩を両手に持って下に降りつつ岩を横に置く、
 そして、もう一度土砂崩れの右上の方に上り、適当な岩を持ち、下に降りて岩を横に置く、
 そうやって、往復しながら岩を移動させる中、デェビルに話しかける、
 「さっき言ってた、神殿を接収した時にこの通路を見つけた奴ってお前の事か?
  口ぶりがそんな感じだったな、
  神殿の接収に関わったっていう事はお前は軍部の奴なのか?
  お前、一体何者なんだ?」
 俺の質問にデェビルが答えてきた、
 「元軍部のデッキケースの精霊、それでいいだろ、
  デッキケースの精霊が、軍部に関わってたり、
  世界樹のある街の事に関わってちゃいけないかいっていうのかい、
  ま、これ以上は答える気はねぇよ、また今度、てな」
 「元軍部、ね、よし、これで通れるだろ」
 俺はそう言って、両手に持った岩を横に置き、改めて土砂崩れ右上の方を見る、
 ぽっかり空いた小さ目の穴、俺みたいな子供なら通れるが、それ以上は無理だ、
 時間をかければもっと大きな穴も作れそうだが、周辺の岩や土ががっちりとはまっていて重機な何かを持ち込まないとこれ以上穴は広がらないと思うぜ、
 なるほど、デェビルが俺を図書館の調査に向かわせたのは、この穴を通すためか、
 「さ、先に進もうぜ!!双我!!」
 俺はデェビルに言われ、左手に荷物を、右手にランプを持ち、
 土砂崩れ右上の穴まで行くと、穴の向こうにも通路が広がっていることを確認し、
 まずは、両足から穴の向こうへと入れ、続けて体、両腕、両手とランプ、最後に荷物を通りぬけさせる、
 そして、足元に両手の荷物を置くと、穴の岩を取り除いたのとは逆にあたりの岩を両手に持って通ってきた穴の方に向かい、
 通ってきた穴のそばに岩を置き、もう一度穴から下に降りてあたりの岩を両手に持って穴の所に岩を置き、穴を軽めにふさぐ、
 これで俺がここを通ってきたかどうかがばれない、はず、
 「おお、気が利くじゃん!!」
 デェビルにそう言われ、俺は得意げに左手に荷物を、右手にランプを持つ、と
 「じゃあ、その通路のその左下辺りに、ここに入ってきた時と同じスイッチがあるはずだから、それ押してくれ
  ああ、壁の向こうに何か気配はするか?」
 壁の向こうか、物音もしないし、気配みたいなものも感じないが・・・
 「いや、そんな感じはしない」
 俺は壁の向こうに何の気配も感じなかった旨をデェビルに言って返す、
 もっとも、物音がせず、気配を感じないだけではあるため、気配を殺して潜んでいた、とかもあるかも知れないから、先に誰もいないと断言できるわけではないのだが・・・
 「じゃあ、さっき言った通りにスイッチを押してくれ!!」
 俺は続けてデェビルにそう言われ、通路の壁の左下の方をランプを持った右手でランプを腕の上に持ってきつつさっと触ってみる、
 と、確かに少し押し込めるところがある、
 俺はその場所を右手で少し間押すと、
 ガコッ!!
 と、いう音を立ててその場所が押し込まれ、
 ゴゴゴゴゴゴ・・・・・
 という少し小さめ音と共に通路の行き止まりの壁の中ほどが四角に切り取られたように下に降りていく、
 どうか、この先にいきなり誰かいたり、この音を聞いて誰かきたりしませんように、
 俺はそう祈りつつ、開いた通路の先へと踏み出した!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「で、ここは一体図書館のどこらへんなんだ?」
 出た場所は廊下の少し奥まった場所、右を除く四方を暗め灰色の石材が覆い、
 目の前の廊下の反対側には四角い通路が開いており、奥には木の本棚と本棚に並ぶ大量の本が垣間見える、
 「地下の倉庫の前だな、目の前にあるのが倉庫だ」
 なるほど、これだけ奥まった場所なら、用事でもない限りめったに誰か来ることなんてなさそうだ、
 目の前の倉庫も頻繁には使われないのかほこりが中にたまってるっぽいしな、
 中に入ってる本は重要度の低い本なのだろう、
 「元から、目の前の倉庫はいらない物ばかりでほっぽってたような倉庫でな、
  隠し通路の存在を知られないようにわざと誰も行かなそうな場所を作ったらしい」
 「ということは・・・」
 俺は右側の通路を見る、あっちの方が図書館に通じてるってことでいいんだよな、
 今は誰も来ていない感じだが、黙って突っ立ててもらちが明かないしな、
 「とにかく先に進むぜ」
 「おう、慎重にな」
 俺は小声でデェビルに言い、少しづつ右側の廊下を先へと進む、
 廊下を右に左に曲がってなお進んだ後、少しずつ明るくなってきた、見ると、廊下の正面の方の壁、上の方に付いた逆三角のでっぱりに火の付いた松明がひっかけられている、 
 これならランプはいらなそうだ、
 俺は右手のランプを左手に持つ荷物の中に入れると、改めて左手の荷物を担ぎ直し、先へと進む、
 ズウゥゥゥ・・・・・・ン
 いきなり前右の方から少しの音が聞こえた、
 改装の工事音か、こんなところまで響いてきてるとはな、心なしか受付にいた時の物より大きい気がするが・・・
 等と考えつつ、出てきた場所はT字路、正面には松明のひっかけられた壁、左側にはUターンするようにすこし左に曲がったところに階段があり、
 右側の先には四角い通路の先、左側に部屋の入り口のような四角い穴があって、その穴の前に豪著な黒い鎧に右手に片刃の槍、左手に大き目の四角い盾を持った兵士が左手を口元に持ってきてあくびするかのように伸びをしていた、
 ううむ、どうするべきか、
 今一番怪しいのは改装中だって言っていた一階だが、
 兵士が立っているっていう事は怪しい部屋なんだろうか?
 「あそこは確か祭儀場だったはず」
 「祭儀場?」
 俺が思わず返した言葉にデェビルはさらに解説しだす、
 「もともと、ここが神殿だって話しただろ、
  本当は5階に祭儀場があって、そこで表だった儀式をしてたんだが、
  古い時代には、言えないような儀式も色々やってたんだと、
  で、その儀式をやっていた、いわば、裏の祭儀場が今兵士が守っている場所というわけ、
  もちろん、神殿を接収した時代にはもうそんな儀式はやってなく、半ば倉庫と化していたけどな、
  中には歴史的に貴重な品が多く、内部の物を接収した後はそのままにしてあるはずだ」
 へぇ、そんな場所に兵士を置いておくなんていかにも怪しいが、
 まぁ、あそこに行く、イコール兵士に見つかるってことだよな、
 ここは・・・
 「先に別の階を見ていいか?
  特に一階」
 「おれ様もそれがいいと思うな、いくら怪しくても兵士に見つかるのはまずい」
 よし、それじゃさっそく、
 俺は足音を立てないように左に曲がり、さらに左側にある階段を慎重に上っていく、
 左側階段の踊り場を左にUターン、って、まだ先があるな、
 俺は同じように階段を上り踊り場をUターン、それを15、6回繰り返した後、上の方が明るくなってきた、と思ったら、
 いきなり階段の上に黒い鎧を着た兵士が左から現れ、右の方へと歩いていく!!
 俺はとっさに階段の下に戻り身を隠す!!
 ・・・足音が右の方に向かって行った、
 おそるおそる階段の上をのぞくとそこにはさっきの兵士が廊下の右側から顔を覗かせていた!!
 俺は慌てて一度顔を引っ込める、しばらくすると、ふたたび足音が右の方に向かって行った、
 再び俺が顔を上げると、そこには誰もいなかった、
 っつ、あぶねぇ、
 俺はおそるおそる階段を上へと歩いていく
 階段を登った先には左右に長い廊下が伸びていた、廊下の石材は濃い藍色、壁はクリーム色の石材で出き、
 壁のところどころには柱のような半円柱が埋まっていて、同じようにところどころに部屋の入り口のような半円と四角がそれぞれ上下で引っ付いたような形の空洞があり、壁の上部には松明を入れるためだろうか、ひし形を半分にして下半分だけにしたようなでっぱりがあり、廊下の左右の端には田の字型の木枠の窓がある、
 辺りにいる兵士の様子はっと、どうなってんだ・・・
 おそるおそる階段から廊下の方に顔を出し、あたりを見回す、
 右の方の廊下に黒い鎧をまとったゆっくりとあるく兵士が一人、右遠くの前の方にも兵士が一人、こちらは歩かずに部屋の入り口のような空洞の前に立ち、周りを見張っている、左遠くの前の方にも兵士が一人、こちらも部屋の入り口のような空洞の前に立って、周りを見張っている、
 ふむ、ここが一階だろうが、やっぱり兵士がいるなぁ、
 仕方ない、二階の様子も見るか、
 と言っても、このまま移動し続けても見つかる確率が上がるだけだが・・・
 いいや、二階、行っちゃおう、いざって時はデッキケースであたりをけむに巻けば大丈夫だろ、
 俺はそう呑気に思い、右にいる廊下の兵士がこちらに背を向けている間に左側にある二階だと思われる階への階段を慎重に上り、階段の踊り場をUターンする、と、
 ん?階段の先に立て看板?
 「そこで何してるの?」
 廊下の右側から出てきたやつから、いきなりかけられた声に驚き、俺は階段を一気に駆け上がり、声をかけてきた相手の口を右手でふさいだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ムグムグムグ・・・」
 「お前こそ、ここで何してやがる」
 俺があわてて口をふさいだ相手、ほとんどの黒髪に一筋の金髪、髪に多数からんだ三日月、
 三日月の多数描かれたローブ、三日月の付いた三角帽子、三日月が多数絡んだ箒、
 そう、ダーティルナだ!!
 「ムグムグムグ・・・はなしてー」
 「ちっ、しゃあねぇな」
 俺はダーティルナに言われ、渋々ダーティルナから右手を離す、
 「ぷっはぁ!!」
 ダーティルナはそう言って顔を上に上げた後、一呼吸おいて俺の方を再び見て口を動かし、言葉を発す、
 「で、何してるの?」
 「ちょっとな、図書館で調べ物をな」
 「調べもの、ねぇ・・・」
 俺の返答にダーティルナは目を細めて疑り深い目で見る、
 うう、どうしよう、
 「今は周りにいないけど、この辺りを見張ってる兵士さんにあなたの事、言ってもいいんだけど?」
 ダーティルナは俺にそう言って脅しをかけてくる、
 ううむ、仕方ないか、
 俺は左肩の方にいるデェビルの方にチラリと目線を送る、
 すると、デェビルは両手の平を上に上げ、指を外側に広げて、やれやれという顔で首を一つ縦に振る、
 俺は再度ダーティルナの方を見ると、
 「実は・・・」
 「しっ!!」
 ダーティルナはそう言って右手の人差し指を伸ばして口元に当てると俺から見て右側に目線を送る、
 兵士か!!
 俺は慌てて姿勢を下げる!!
 ダーティルナは右の方を向いて目じりを下げ、両の口角を上げて作り笑いを浮かべて首を一つ縦に振る、
 このまま兵士が近づいてくるなら一旦階下に退避しないと、だが、下の方にも兵士がいたら?
 ええい、その時はその時だ、うまい具合にタイミングをずらせばどうにかなるだろ!!
 「いったよ~」
 ダーティルナが小声で俺に言ってきた、
 っつ、あぶねぇ・・・
 「で、何を言おうとしてたの?」
 ダーティルナが姿勢を低くした俺の方に顔を向け問いかけてきた、
 俺は姿勢を戻しつつ、ダーティルナの方を向いて小声で話し出す、
 「実はな、この街の図書館の様子がおかしいってんで、調べてほしいって依頼を受けたんだよ」
 「なるほど、あなたがここに来た理由はそれか、なんで人間の子供に依頼したのかはよくわからないけど・・・」
 ダーティルナが口元に右手を当て何かを考えだす、何を考えているのやら、
 「一応、言っておくが・・・」
 ダーティルナが考え事を始めた次の瞬間、デェビルが何かを話し出す、
 「お前をおれ様が選んだのはあの穴を抜けられたそれもあるが、
  お前のカードバトルに才を感じたからだぞ、
  でなけりゃ、こんな危険な事はさせん」
 へっ、そりゃあありがたいぜ、じゃ、いっちょ期待に応えますかね、
 だがその前に、だ
 「おい、2階より上はどうなってるんだ?」
 俺はダーティルナにそう言って問いかけた、
 見つかるから、俺は出来る限り動き回りたくない、
 ダーティルナから情報を得られるならそれだけ見つかる確率も減る、ここに来てから見つかるか見つからないかのニアピンばっかりだしな、
 「どうなってって・・・」
 ダーティルナは目線を上に上げ、何かを思い出しながら口を開く、
 「え~っと、なんでか知んないけど、兵士が見回ってるのよね、
  わたし以外にも何人か図書館にいるんだけど、
  なんか、全員を見回ってる印象」
 「他には?他に変わったとことか?以前とは違うとことか?」
 俺はデェビルの発した言葉をダーティルナに伝える、
 「以前とは違うとことかは何かないか?」
  すると、ダーティルナは俺とダーティルナの間にある看板を見て、
 「そうよ!!この看板!!前は無かった!!」
 「看板ねぇ・・・」
 俺は改めて階段の上にあった看板の方を見る、
 どこからどう見てもただの看板の裏側だ、白く塗られた四角い木に白く塗られた四角い木の棒が裏にはっつき、木の棒の方の下が重しとなる短めの円柱のような石に突き刺さっている看板の裏側にしか見えない、
 俺が少し首を伸ばして看板の表側の方を見ると、STAFF ONLY と黒字で大きく書かれていた、
 単なる関係者以外立ち入り禁止の看板なだけだが・・・
 「なぁ、兵士って、この階にどれだけいるんだ?」
 へ、兵士の数?いきなり思いついたかのようなデェビルの言葉に、俺は戸惑いつつダーティルナに質問をぶつける、
 「2階に兵士ってどれだけの数いるんだ?」
 「ん?え~っと、一じゃないかなぁ・・・
  あんまり頻繁に見回ってる感じじゃないし・・・」
 おい、一しかいないって、明らかに一階と比べて警備が軽すぎるじゃねぇか!!
 「決まりだな、一階に戻るぞ」
 デェビルの言葉に従い、俺は
 「じゃあな!!」
 と、ダーティルナに言い、階下に戻る、
 「あ、ちょっと!!」
 ダーティルナはそう言って俺を追いかけてくる、俺は1階と2階の階段の踊り場に止まる、
 なんでついてくるかな・・・
 俺はダーティルナに振り向き、話しかける、
 「あのなぁ、危険な事なんだぞ」
 「でも、このままじゃほっとけないもん・・・」
 ダーティルナは両手を胸の前で合わせ、俺の方に頭を下げ、
 「お願い、危なくなったらすぐに逃げるし、それに、わたしの魔術の力、絶対役に立つから!!」
 「って、言われても・・・」
 どうすれば、って、悩む必要ないか、このまま見過ごしたら兵士に訴えられそうだし、このまま悩んでも時間の無駄だし、こいつはすぐに逃げるって言ってるしな、
 よし、少しだけ、力を貸してもらうか、
 「何があっても恨むなよ」
 「もちろん」
 よし、そうと決まれば、俺はチラリと階下を見る、階段から見える1階の廊下を兵士が右から左に向かって歩いて行った、
 俺は慎重に下の方に歩いていってチラリと廊下の様子を見る、
 廊下の様子はどこも変わっていない、兵士が左右の通路の壁に空いた半円と四角を合わせたような形の空洞の前にいて、更に左の方の通路に兵士がいる、
 「あの、右前の部屋、あそこに何かあると思うんだよな・・・」
 俺の感覚と記憶が正しいなら、振動と音があの部屋の方向からした、あの部屋の方向が一番怪しいんだが・・・
 「・・・じゃあさ、こういうのはどう、ごにょごにょ」
 いきなり一緒に一階の様子をうかがっていたダーティルナが何かを俺の耳に話し始めた、
 俺はダーティルナの提案を聞いた後、左の方からチラリと後ろにいるダーティルナを見つつ話す、
 「大丈夫なのか、その方法?」
 「大丈夫、危険はないと思う」
 まぁ、危険はないだろうが・・・
 ええい、危険が無いなら失敗しても大丈夫か
 「じゃあ、早速」
 「待った」
 俺がダーティルナに指示を出そうとするのを止めたのはデェビル、
 デェビルは続けて話し始める、
 「焦るな双我、それなら、まずはつじつま合わせをした方がいい、
  ダーティルナと一緒に2階前の階段までいったん戻って、
  あの看板を2階と3階間の踊り場、それも2階から見えないように3階の側に移動させるんだ、
  ダーティルナに疑いの目を向けさせてもいいのか?」
 なんでそんな面倒なことを、と俺は思い、デェビルに抗議しようかとも思ったが、
 まぁ、やれることはやっておいた方がいいか、ダーティルナに疑いがかかってもまずいし、と思い直し、デェビルの言葉に従うことにした、
 それに、デェビルが目を細めてにらんできてるし・・・
 「ほら、とりあえずこっちだ」
 「あっ」
 俺はダーティルナの右手を取って引っ張り、2階前の階段まで移動し、ダーティルナに
 「すこしここで待ってろ」
 と、制止すると、
 続けて、2階に上ると廊下に誰もいないのを確認し、
 2階にあるSTAFF ONLYの看板を一旦左手の荷物を話して両手で持ち、左側にUターンしつつ3階側への階段を上がって2階と3階の間の踊り場の3階に近い方にに看板を置くと、
 慎重に2階まで降りて戻りつつ、もう一度2階の廊下に誰もいないのを確認し、
 右側にUターンして一階の方に行く階段を降りつつ左手に荷物を取り戻して、ダーティルナの所まで戻り、
 ダーティルナの右手を取って、
 「ほら、行くぞ」
 そう言って1階と2階の間の踊り場まで移動すると身を隠しつつ1階の様子を見る、
 少しすると、1階の廊下を左から右に兵士が移動して行った、
 いや、今はダメだ、あの兵士とダーティルナを鉢合わせるわけにはいけない、
 もう少し、待つんだ、
 ・・・数刻後、ようやく兵士が引き返して来たのか、兵士が1階の廊下を右から左に移動して行った、
 ・・・今だ!!
 俺はダーティルナの腕を引きつつ1階に降り、
 「頼む、ダーティルナ」
 「わかった」
 ダーティルナはそう言うと、1階右前の部屋の前に立つ兵士の方に向かって行って兵士に話しかける、
 「あの!!」
 「何か御用ですか?」
 兵士はそう言ってダーティルナに返す、ダーティルナは続けて話し出す、
 「ま、迷ったんです!!あの、2階まで案内してくれませんか!!
  また、迷ったらいけませんので!!」
 「声が上ずってるなぁ、ま、こんな演技、普通やんないんだから当然だが・・・」
 デェビルが感想を漏らす、まぁ、声が変な感じになってるのは俺も同意するが・・・
 俺とデェビルがそんな感想をいだいている間にも
 「おかしいですね、たしか、2階には1階に行くための階段に立て看板があったはずですが・・・」
 「そ、そんなもの、ここに来るまでには見ませんでした!!」
 兵士が発した低い疑いの声にダーティルナが上ずった声で返す、大丈夫か?
 「・・・わかりました、看板の様子を見るのも合わせてあなたをご案内しましょう、どうぞ、こちらへ」
 兵士がダーティルナを先導してくる!!
 あの兵士、いい人だなぁ、って、そんな事考えてる場合じゃないか、
 俺は急いで一階から地下へと降りる階段を降り、一番最初の踊り場の所で1階から見えないように体をひそめ、様子をうかがう、
 ダーティルナと兵士は階段を上って2階に向かって行く、今だ!!
 俺は階段を音を立てないように素早く駆け上がると、1階の廊下の様子をうかがう、
 通路を見回りしている兵士は今は通路の左の方で背を向けている、他の兵士は正面しか見ていない、これなら!!
 俺は音をたて無いように素早く、兵士がいない右前の半円と四角が合わさったような形の空洞の中に滑りこんだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ダーティルナの作戦、案外うまくいったな」
 本棚の並ぶ暗い空間の中、俺の右肩の方でデェビルがつぶやいた、
 「で、ここからどうすればいいんだ?」
 俺はデェビルに向かって話しかける、
 俺が滑り込んだ半円と四角がくっついた形の空洞の中、そこは本が隙間なく入れられた本棚の並ぶ空間だった、
 横並びにいくつも並んだ木の本棚には隙間なく本が詰められており、本棚の左右の端上側には何の本が入れられているかが白帯に書いてある、
 もっとも、部屋の中はそれなりに広いらしく、光が入ってきてるのはわかり、真っ暗ではないのだが、ぼんやりと薄暗い、
 とにかく、このまま歩いてても後ろの通路の方から兵士に見つかるだけだ、
 俺は適当に右に曲がり、通路の方から見えない位置に移動する、
 「とにかく、振動と音の正体を調べないとな、この様子だと本当に改装しているかは怪しいし」
 確かに、デェビルの言うとおりだ、図書館の部屋の中は受付にいた時に振動と音を感じたにもかかわらずどこも変わった様子はない、
 ズウゥゥ・・・ン
 いきなり音が響き渡った!!
 こっちか!!
 俺は入ってきた入口から見えないように気を付けつつ、音の聞こえた方から本棚に沿って右に歩き、本棚の端まで歩いていくと、そこから左に曲がって音のした方に進み、
 ズウウウゥゥ・・・・・・ン
 また音!!
 俺は前の方に歩いていく、
 この音、受付にいた時は弱かったから気付かなかったけど、
 強弱の違いはあれど、定期的になってるんだな、
 たまたま強い音の時は受付の方にまで響いてくる、ってわけだ、
 ふむ、この辺りかな、
 俺は本棚の並ぶ中、音の出ていたと思われるあたりまで来ると、しばしの時を待つ
 ズウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・ン
 一際大きな音だ!!音に伴って多少の振動もする!!
 ・・・間違いない、この音と振動、下の方から響いてきてる!!
 この下にあるものといえば・・・
 「この下にはちょうど祭儀場があるな・・・」
 デェビルがつぶやいた、
 やっぱり、地下の祭儀場か!!
 「決まりだな・・・」
 俺はデェビルに向かって話しかける、すると、デェビルも覚悟を決めた様に声を低くして、
 「ああ、地下の祭儀場だ、さっさと行くぞ!!」
 と、返して来た、
 よし、とっとと戻るぞ!!
 俺は左の方に歩いていって、入口につながる通路のそばの本棚の端から入ってきた入口の方を見る、
 まずい、いつの間にか兵士が戻ってきてる、
 幸い、部屋の外の廊下の方を向いていてこっちの方は向いていないが、下手に動けばこの本棚が並ぶ部屋の中に入ってくるに違いない
 さて、どうやってここから脱出すればいいんだ?
 「入ってきたなら出るのは楽だろ、双我、
  なんで、出られないんだよ、まぁ、色々勝手に出来ないのもわかるが・・・」
 デェビルがいきなり話しかけてきた、
 出るのは楽って、なんで出られないって、色々勝手に出来ないって・・・
 ええっと、俺が出られないのは部屋の前に兵士がいるからで、
 あ、そうか!!
 あの部屋の前の兵士をどうにかしてどかせばいいわけだ、
 じゃあ、兵士をどかすにはどうしたらいいか、ええと、この部屋に使えそうなものは、
 ・・・ある、周りにたくさん、ここは時々振動が来てるから、それらが勝手に落ちても不思議でもなんでもないだろう、
 俺はいきなり思い立つと左方向に反転して取って返し、
 そのまま入口につながる通路と反対側の本棚の端まで行くと、本棚の中の少し高くにある本を1冊右手に取り、
 反転して入り口につながる通路のそばの本棚の端まで歩き、入口の兵士に気付かれないように気を付けて通路を越えて前の本棚の端まで行き、
 本棚の端まで行った後、左方向に通路があるのを確認し、またも右方向に反転、
 入り口につながる通路のそばの、こちら側の本棚の端まで歩くと、
 右手に持った本を、本を取った本棚の所まで縦回転に投げる!!
 ゴッ!!バサッ!!
 「ん!!なんだ!!」
 「おい!!どうした!!」
 本が床に落ちた音が響くと、いきなり入口の兵士がこっちの方を向いて、誰かと会話を始める、
 「部屋の中から変な物音が!!」
 「本当か、よし、見に行こう!!」
 よし!!チャンスだ!!
 俺は急いで反転して本棚の端まで移動すると注意深く左方向に曲がって歩き始める、
 と、入口の方から本棚の間をまっすぐに二人の兵士が走ってきた!!
 どうやらさっきの会話、あの二人の兵士の物だったらしい、
 二人の兵士は俺の方には気付いていない、
 ・・・気付かれてたらすこぶる困るのだが、
 俺は兵士たちが走ってきた通路とは横方向に本棚をはさんだ通路を前へと歩き、
 壁にぶつかったところで左に曲がり、入ってきた入口の方まで歩く、
 っと、入口の向こうの通路の穴の前の兵士がこっち見てら!!
 俺はとっさに入ってきた入り口の方の壁の方に背を付けて身を隠す!!
 だが、入口の向こうの通路の穴の前の兵士はすぐにこっちの方を見るのにあきたのか、俺が続けて様子を伺った時にはすでに正面の方を見て俺の方から視線を外していた、
 ふぅ、危ない、危ない、
 俺は急いで入口まで走り、外の通路の様子をうかがう、
 通路の兵士は誰もこっちを見ていない、それどころか通路を巡回していていた兵士もいない、
 どうやら、さっきの二人の兵士、一人はこの部屋の入口を見張る兵士で、もう一人は通路を巡回していていた兵士だったようだ、
 俺は急いで通路の方に出ると、足音を立てないよう急いで左の階段の方に向かう、
 「じゃあ、とっとと地下に行くか!!」
 階段の場所にたどりつくと、デェビルが俺に話しかけてきた、
 だが、地下の方にも兵士はいるんだ、味方は一人でも多いほうがいい、それに正直なところ、ちょっと心配なんだよな、
 「その前にダーティルナの様子を見に行く」
 俺はデェビルにそう答えると、右の方にある上り階段を2階に向かって上り始めた!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「あっ!!来た来た!!」
 俺が2階に上ったところ、STAFF ONLYの看板の向こう側にそいつはいて、俺にそう言って話しかけてきた、そう、ダーティルナだ
 「何も無かっただろうな?」
 「ううん、何も」
 ダーティルナは首を横に振りつつ答え、続けて話し始める
 「看板を動かしたのがわたしじゃないかってちょっと疑われたけど、
  でも、わたしがこんなことして何になるの
  って、主張したら、納得して、下に降りてったよ
  なぁに、心配してくれたの?」
 「そんなんじゃねぇよ」
 「えぇ~」
 俺の返事に、なぜか目じりを下げ、少し笑いながらダーティルナは答えた、
 ・・・何なんだ一体、
 「おっと!!危ない!!」
 いきなり、左の方を見て何かに感付いたダーティルナはつぶやく!!
 俺は頭を下げて身を伏せる!!ちくしょう!!また兵士か!!
 ダーティルナは目じりを下げた作り笑いで左の方を向いて右手を開いてひらひらさせると、
 少し経ってオレの方を向き口を開く、
 「もういいよ~」
 「ちくしょう、兵士か?」
 俺が思わずつぶやくと、ダーティルナは右手を伸ばして顔の前に持ってきて左右に振り、
 「違う違う、ここの図書館の別の閲覧者、ほら、他の閲覧者に感づかれたらまずいでしょ」
 「まぁ、それはそうだが・・・」
 俺はそう言って体を上げる、
 「で、これからどうするの?」
 ダーティルナはなぜか目を輝かせた期待を込めた目で俺の方を見据えて問いかけてくる、
 ううん、話していいのか、いや、離さなかったら兵士にチクられるかもしれないし、
 ・・・しかたない、か、
 俺はダーティルナを真正面に見据え、答える、
 「これから階段を下りて地下に行く」
 「地下?」
 ダーティルナは少し声を上げて意味が分からないといった声を上げるが、
 「じゃあ、地下が怪しいっていうのね!!」
 と、すぐに俺の言葉に理解を示し、目じりを下げた満面の笑みで話を続ける、
 「もちろん、わたしも連れてってくれるのよね!!
  連れてってくれなきゃ兵士に・・・」
 「わかったわかった」
 俺はダーティルナの期待を込めた言葉に力なく返した後、極力棘を含んだ声で
 「何があっても」
 「責任はとれない、でしょう!!
  さぁ、行きましょう!!今なら周りに誰もいないし!!」
 ダーティルナは俺の言葉を遮り、そう言って、看板を左に避けて階段を下りる、
 ったく、しょうがねぇなあ・・・
 俺はあきれつつもダーティルナに続いて階段を下りる、
 ダーティルナは階段の踊り場から一階の様子を伺った後、小声で
 「巡回の兵士、行った、行こう」
 と言うと、足音を立てないように階段を下りていく、俺もダーティルナに続き、踊り場の方まで移動すると、
 一階の廊下に巡回の兵士がいないのを確認しつつ、足音を立てないように階段を下り、
 そのまま地下への階段を下りる、
 そして、くるくる階段を回るように踊り場を15、6程経由しつつ降りていくと、
 先が廊下になっている場所で右の廊下の方をダーティルナがうかがっているのが見えた、
 俺も、ダーティルナの後ろから注意深く右の廊下の方を見る、
 見ると、さっき図書館の地下に来た時と同じく、兵士が一人、四角い穴の前で見張りをおこなっている、
 ズウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・ン
 この音、地下にいる時は大きく響いてくるな、やっぱり、地下の方に何かあるんだろうか、
 だが、
 俺はもう一度注意深く右の廊下の方を見る、
 やっぱり、兵士がいるなぁ、どうしよう、さっきと同じようにダーティルナに兵士をどかしてもらうか?
 いや、ダメだな、さすがに2回目は厳しい、
 一階のさっきの兵士に見つかればダーティルナは怪しまれ、最悪、拘束されてしまうだろう、
 だとするなら、俺の存在が見つかるのもすぐだ、何よりダーティルナの身があぶない、
 この方法はダメだ、何か別の手は・・・
 「ねぇ、わたしが魔術をぶつけるのはどう?グラビティホーミングっていうんだけど・・・」
 いきなりダーティルナが俺に向かって話しかけてくる、
 俺は兵士の方を見ながら思わず返す
 「その魔術で、危険無くやれるのか?」
 「もちろん!!さっきもわたしの案、うまく言ったでしょ」
 ダーティルナが得意げに俺の方に返して来た、
 ううん、魔術か、実物は見たことないが、ダーティルナが言う通り、さっきもダーティルナの案でどうにかなった、
 それに、危険も無いっていうし、
 ・・・よし、ここは任してみるか、
 「俺が危険だと判断したらすぐやめろよ」
 「任せて!!それじゃ、やるよ!!」
 ダーティルナは小声でそう言うと、懐から右手に三日月の飾りが先に付いたステッキを取り出し、
 「万有の力、重力よ」
 そうぶつぶつと言い始め、
 「我が意に従い、追いし追われ、」
 そう言葉をつづけ
 「かのものを捕らえ、縛り、叩きつけよ・・・ぶつかり合え」
 さらに続けてそう言うと
 「グラビティホーミング」
 と言って、ダーティルナは右手に持ったステッキを持っていた兵士の方に向ける、
 すると、ステッキの先からプラズマの走る紫の球が現れ、兵士の方に向かって行き、
 兵士の側面にぶつかると
 「うわぁ!!」
 ゴン!!
 いきなり兵士が悲鳴を上げて前の方にずっこけ、頭を盛大にぶつけて動かなくなる、
 おい、今何やった?今のが、魔術?
 「うまくいった!!さぁ、行きましょう!!」
 ダーティルナはそう言って意気揚々と歩き始める、
 「あ、ちょ!!」
 俺は急いでダーティルナを追いかけつつダーティルナに小声で話しかける、
 「今のは一体・・・」
 「言ったでしょ、グラビティホーミング、わたしの得意の魔術の重力魔法の一つ、
  今のはパワーを弱めて、体の重心の少し前方を狙ったものだけどね」
 「そ、そうか・・・」
 俺は意気揚々と兵士をまたいで兵士の後ろの穴に入っていくダーティルナに向かってそれ以上何も言えなかった、
 あれが、魔術か・・・
 「恐いだろ、魔術って、今回はちゃんと発動するって前もって言われたけどさ、不意打ちであれ撃たれたらたまったもんじゃない」
 いきなり右肩の方からデェビルが話しかけてきた、俺は首を一つ縦に振りつつ兵士をまたいでダーティルナに続いて四角い穴の中に入っていく、
 穴の中は袋小路になっていて、少し進んだところで左下に降りるための階段があり、更に地下へと続いていた、
 「この先に祭儀場が・・・」
 「そうだ、階段を降りた先に世界樹の根の一部が露出する場所があるんだ、
  そこのあたりの広場が祭儀場になってる、
  もっとも、今はもう、世界樹に悪影響があるんじゃないかって危惧されて、世界樹の根は露出しないように埋められちゃったけどな」
 俺のつぶやいた言葉にデェビルが律儀に答えてくる、と
 「なるほど、この先の祭儀場が怪しいのね
  兵士がいつ起きてくるかわからないし、行きましょう」
 俺の言葉を聞いたダーティルナが自身にこの先にある場所を教えてくれたんだと勘違いし、急いで階段を降りていく、
 俺もダーティルナに続いて階段を降りていく、
 そして、階段の踊り場を5回ほどそれぞれくるくるとUターンしつつ経由した後、
 ダーティルナが階段を降りた先の右の方の様子をうかがっているのを目にする、
 この先は分岐とかは無いし、この先が祭儀場だと思うのだが・・・
 俺はダーティルナの後ろから祭儀場と思われる場所の中を伺う、
 ・・・誰か、いる!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「一つ聞いていいかしら?」
 そう発言したのは祭儀場にいる3つの影の一つ、
 灰色の毛皮を持つ狼の顔に黒く長い髪、黒のスーツにタイトスカート、白のシャツに黒いストッキング、黒いハイヒール、
 あれは、図書館の受付にいた女?、受付にあった名前が正しいなら、名前はたぶん、リア・ライトレフト、
 だが、問題は残りの二つの影、っつーか、なんであいつらがここにいるんだよ・・・
 「何だ」
 そう答えたもう一つの影は俺と同い年ぐらいの少年、
 少し長めの黒い髪、少し丸みを帯びている目力のある目、シュッとした鋭い顔立ち、
 額の部分に黒いバンダナを巻き、上半身には前開きの黒紫のジャケットを着て、そのジャケットの中には黒いシャツ、
 下半身には薄青いジーパンを着て、足元には黒いスニーカーをはき、
 腰元には黒い革ベルトに右腰には黒皮のウェストポーチを付け、ウェストポーチには銀のドクロと銀の剣のストラップがついている、
 「話なら早くしてやってくれ、頭を冷やせって言われてるのに、会話して変な気でも起こされたらかなわん」
 さらにそう言いつつ、少年の後ろで左に顔を向け寝ころぶ4つ足の巨大な影が口を開く、
 全身を覆った鮫の肌、獰猛な狼の顔、その目は黄色い複眼で、胴体はしなやかな獅子の物、
 両のわき腹からはカマキリの鎌が生えており、右前足は力強い熊の手、左前足は何でも挟めそうな蟹のはさみ、
 右後ろ脚は俊敏そうな馬の足、左後ろ脚は高く跳べそうなバッタの足、
 尾は先に棘の生えた蠍の物で、背中に生えた右の黒い翼はコウモリの物で、左の黒い翼は魚のヒレのよう
 あれは、ディクラインとデットブレイダー ギガトメラ!?
 そうだ、あれは確かにディクラインだ、俺と同い年ぐらいの奴、前に創壊市のある店で行われたカードバトルの店舗大会でカードバトルしたことがある、
 デカい方のは見た限り、確かにデットブレイダー ギガトメラだ、こっちはディクラインが使ってきたカードに出てたやつ、
 だが、なんであいつらがこんなところにいるんだ?
 っていうか、ギガトメラ、一体どうやってここに入った!?
 この祭儀場は床、壁、天井に石が敷き詰められた空間で、壁の高めの所に一定間隔で作られたひし形を上下に切って下半分だけ付けられたような出っ張りに火のついた松明が飾られていて、ところどころに何かの荷物が置かれている、
 そして、地下にあるだけあり、俺達が来た以外に出入り口はおろか窓すら・・・
 いや、暗くてよく見えないが、ギガトメラの背後にギガトメラを超えるほどの大きさの鉄の扉が見える、もしかして、あそこから入ったのか?
 「あまり話したくないしね、早めに切り上げるわ」
 と、俺が部屋の様子を見まわっている間に、リアが俺達に背を向けたまま、ディクラインに話しかける、
 「なんであなた達はあの方のそばにいるの?」
 「どういう意味だよ?」
 「そのままの意味よ」
 ふてくされた口調で答えたディクラインに対し、リアはそう言ってそのまま話を続ける、
 「あなた達は5年前、突然あの方のそばに現れ、あの方から様々な戦術を教わり、訓練を受け始めた、
  なぜ、あなた達はあの方のそばに現れたの、なぜ、あなた達はあの方にそんなに贔屓にしてもらえるの?」
 「なんだ、単なる嫉妬か?」
 「違うわよ!!」
 ギガトメラからの言葉に、リアは怒ったような口調で返ると、
 続けて、ディクラインが口を開く、
 「とっとと、告白しちまえばいいじゃねぇか、あいつは独身だぞ、恋人もいない、
  遠慮する理由なんてない、
  まったく、なんであんな奴がいいんだか、戦いしか能が無く、何かにおびえてるようなあいつが」
 「だから、違うって言っているでしょう!!」
 リアひとしきり怒ったような口調話すと、更に口を開き話し出す、
 「私は、あの方を敬愛しているの!!
  恋愛感情なんかじゃ断じてないわ!!」
 「その割にはディクラインの事気にかけて、おお、怖い怖い!!喧嘩、厄介事はお断りだぜ!!」
 ギガトメラがそう言って話すのを取りやめた、よく見ると、リアがギガトメラの方を目を細めてにらんでいる、
 「大体!!」
 リアはそう言って声を荒げ、続けて話し出す、
 「そんな、デカい図体して、喧嘩、厄介事はお断りなんて、デストロイヤーらしくないこと言ってんじゃない!!
  その調子だと、狩りの一つもしたことないんでしょう!!」
 「狩り?」
 俺は思わずつぶやいてしまうと、
 「人間のあなたは狩りとかやったことないんでしょうけど・・・」
 ダーティルナが耳ざとく俺の声を聞き、俺の方を向いて話し出す、
 「デストロイヤーの世界では狩りは幼いころから割とよくするの、
  強力な野生動物とかとの戦い方を知っておかなきゃいけないし、
  わたしは女の子だからそんなにやらなかったけど、
  男の子は格闘術や武器の使い方まで叩き込まれるみたい」
 「まぁ、デストロイヤーは狩りやってナンボだからな、
  デストロイヤーの祖先は強力な奴らが跋扈する中、戦って戦って戦って強力な奴らに喰らいついて、そして喰って生き抜いてきた、
  強力な奴らを倒し、喰らう事こそ日常だったのさ、
  だから、今の時代も幼いころより狩りのやり方を叩き込まれる、 
  強力な奴らに喰われ無いように、逆に喰えるように、な」
 ダーティルナの言葉に、デェビルが解説を加える、
 そういえば、そんな話を学校で聞いたっけ、それに、俺自身、ここに来るまでに様々な動物にもおっかけられた、追っかけられたときは命の危険すら感じたものだ・・・
 まぁ、そういうやつらに負けないように戦い方を覚えるっていう話は分かるし、そういうやつらを喰えるように狩りをするって話も分からんではない、
 だが、まさか狩り一つしないだけであそこまで言われるとは思わなかったぜ・・・
 「狩りならしたことあるぜ、ディクラインも一緒にな
  こう見えて、一応、この俺もディクラインもデストロイヤーなんでな」
 ギガトメラがリアに向かってそう言って話し出す、
 「だが、生きるための狩りと喧嘩厄介事は違うだろう、
  この俺は無闇に他者の命を奪うのはお断りだ、人間の命でもな」
 「無闇に奪う気はないわ、必要とあらばという場合のみよ、けど・・・」
 「そこにいるんだろう!!出てこいよ!!」
 リアの話をさえぎり、いきなり、ディクラインが俺達の方を向いて大声を上げてきた!!
 げっ!!ばれてたのか!!
 「これは人間の匂いね、前に嗅いだことがあるものとは違うけど、間違いなく人間の物だわ」
 「人間ね、他にもデストロイヤーの匂いがするな」
 リアが行ったこと言葉に便乗するようにギガトメラも口を開く、
 「どうする?」
 ダーティルナが俺の方を向いて問いかけてくる、
 逃げたって兵士を呼ばれるのが関の山、ここから逃げ切れる保証は、無い、
 仮に戦うなら、狭いよりも広いほうがいい、それなら、
 「行くしか、ないだろ」
 「だな」
 「わかった、行きましょう」
 俺の決意を込めた言葉に、デェビルとダーティルナが同意の意を示し、
 俺達はディクライン、ギガトメラ、リアの前に向かって歩き出した
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「親父に頭を冷やせと言われたが・・・」
 ディクラインは俺の方を見て、目じりを上げ、目頭を下げ、どこか楽しそうに、目つきをわるくして
 「こいつは、頭を冷やすひまもないようだぜ!!」
 大声でそう言い放った!!
 ディクラインの言葉を聞き、俺はディクラインに大声で返す!!
 「ひさしぶりだな、ディクライン!!こんなとこで何してやがる!!」
 「オレは親父に頭を冷やせと言われただけだぜ!!
  お前こそこんなとこで何してやがる!!双我ァ!!」

 「へぇ、こいつがディクラインをカードバトルで負かしたっていう」
 ディクラインと俺が吠えあう中、ギガトメラが冷静に口を開く、
 と、リアが俺の方を見て目を細め、口を開き話し始めた、
 「信用ならないわね、ディクラインは軍部のカードバトラーの中で1、2を争う腕前なのよ、それを打ち負かしただなんてね」
 え、そうなの?
 とてもそうには思えないんだけど・・・
 「ディクライン、お前、そんなに強かったのか?」
 「さぁな、オレはただ、親父に言われた相手とカードバトルしただけだぜ」
 俺の質問に、ディクラインは呆れたような口調で返して来た、
 すると、リアが今度はディクラインの方に目線を向け、口を開いて話し出す、
 「何を言ってるの、その言われた相手である軍部のカードバトルの強豪、ほとんど全部打ち倒したくせに」
 「おい、おれ様、そんな話聞いたことないぞ!!」
 ここで慌てたのはなぜかデェビルだ、
 おいおい、軍部に所属してたからって、軍部のすべてを知ってるわけじゃないだろうが、
 だが、ここで変な動きをすると周りから怪しまれることになる、
 俺はデェビルに口出ししたくなるのを必死に耐える、
 「どういう事だ、今軍部にいる古い知り合いからもそんな話は聞いたことが無い、
  それどころかディクラインの存在すらおれ様は知らなかった、
  周りに漏らさいように言い含められていた?
  それとも、おれ様の古い知り合いは全て蚊帳の外か?
  いずれにしても、軍部が裏で何かたくらんでるとは思ってたが、想像以上にヤバい状況みたいだな」
 デェビルは何かを一通り話した後、勝手に納得する、
 「さぁ、カードバトルだ双我ぁ!!」
 「待ちなさい」
 ディクラインが俺にカードバトルを挑んで来ようとするのを体を出して止めたのはリア、
 リアは俺の方を目を細めてにらみ、話を続ける、
 「カードバトルなんてする必要はないわ、ここで叩きのめしてしまえば済むこと」
 そして、リアは左手を伸ばし、左足と左手を前に出し、右手は握って胸元に構え、右足は後ろの方に出した構えを取り、俺の方をにらんできた、
 げ!!いくらなんでも2対1、おまけに、向こうは構えから見て格闘のスペシャリストっぽいのがいるのが相手かよ、
 いや、ギガトメラも含めりゃ3対1か、
 こうなりゃ、一か八かで広範囲に攻撃できそうなカードを具現化させて一気にどうにかするしか・・・
 「わたしの事忘れてない?」
 そう言って、俺の右前の方に出てきたのはダーティルナ!!
 「そこの男の子は任せたわよ」
 ダーティルナはそう言って、宙に浮いた箒に座り左手で箒の先の方を握り、右手に持ったステッキをリアの方に向け、
 「あなたの相手はわたし!!」
 声を低くしつつそう言い放ち左の方に飛んだ、
 ダーティルナの移動に伴い、リアの方も目線をダーティルナの方に向け、口を開き、舌なめずりしながら話し出す、
 「あら、あなたが相手なの?
  ま、子供をいたぶる趣味は無いし、たっぷり楽しませてもらおうかしら・・・」
 「格闘に魔法が負けるはずない、ダークマター魔法学園所属の実力を見せてあげる」
 「あら面白い、その傲慢、叩き伏せてあげるわ」
 リアの言葉にダーティルナが声を低くしたまま返し、更にリアの方もダーティルナに向かって挑発する、
 すると、ギガトメラがリアの方を見て、
 「お、おい、この俺も」
 「ギガトメラ、お前は手ぇ出すな、扉を守ってろ」
 「そうよ、これは私達の戦いなんだからね」
 ギガトメラが慌てて行った援護の申請もディクラインは一蹴し、リアも即座に却下する、
 「く・・・」
 ギガトメラは歯を食いしばり、目を細めて周りをにらみ、動きを止める、
 と、
 「万有の力、重力よ、我が意に従い、追いし追われ、
  かのものを捕らえ、縛り、叩きつけよ・・・ぶつかり合え」
 ダーティルナがいきなりぶつぶつと唱え、右手のステッキをリアに向けながら
 「グラビティホーミング!!」
 と叫ぶ、
 すると、ダーティルナの背後にいくつもの紫の重力球が現れ、リアの方に向かって行く、だが、
 「そんなもの!!」
 リアはそう言って叫び、両腕を後ろに出しつつ高速で前方に向かって走り始める!!
 しかし、これは重力球の餌食!!
 いくつもの重力球がリアにぶつかるが、何も起きなかった、
 いや、正確には、一瞬、リアの動きが遅くなった気がしたのだが・・・
 「くっ!!」
 得意の魔法を破られ、ダーティルナも歯を食いしばり、声を上げる、
 だが、すぐにまた何かをぶつぶつと言い始めた、
 「どうなってんだ?」
 「おそらくは」
 俺のつぶやきにデェビルが反応し、話し出す、
 「おれ様も魔法魔術には詳しくないんだが、
  ダーティルナが使ったグラビティホーミングっていうのは多分、あの重力球がぶつかった場所かその周辺の重力を強くするんだろ、
  だが、その重力のみを操るという性質故に直接相手を傷つけることは出来ないはずだ、
  つまり、重力球がぶつかった場所やその周囲から高速で逃れることができれば、
  グラビティホーミングが強めた重力の影響を極力抑えることができるんじゃないかと、
  術者の力が大きかったり、走ってるやつの足が遅ければそんなことは起きないんだろうが、
  あのリアってやつはたぶん、グラビティホーミングか重力魔法の特性を本で読むなりして知っていたんだろうな、で、それを利用してグラビティホーミングを突破した、
  まぁ、今回は相手が悪かった、といったところか、素人考えだけどな」
 「魔の炎よ、我が意に従い、全てを巻き込み、すべてを焼き尽くせ!!」
 デェビルの解説の間にも、ダーティルナは呪文を唱え、続けて、リアに右手のステッキを向け、
 「ブレイズグロウ!!」
 と叫ぶ!!すると、ダーティルナの背後にいくつもの炎の帯が現れた!!
 「行け!!」
 炎の帯は、ダーティルナが命じると、リアの方に向かって突き進む!!
 リアは炎の帯を見て即座に後ろに跳ぶ!!
 さすがにこの炎の帯は受ける気にならなったか!!
 「突き進め!!」
 炎の帯はダーティルナの指示を受け、
 炎の帯は一つにまとまりつつ、リアに向かって突き進む!!
 だが、
 「調子に乗るな!!」
 リアはそう言って跳躍し、左手の爪で炎の帯の真上を切り、炎の帯の真後ろに着地した!!
 炎の帯を飛び越えた?だが、あの炎の帯はダーティルナの指示を受けているはず、そんなことして何になるんだ?
 「後ろの方に戻ってこい!!」
 ダーティルナは右手のステッキを後ろに引きつつ炎の帯に指示を出す、だが、炎の帯は後ろに戻らず、そのまま前の方に突き進み、壁に当たって消滅した!!
 「何、だって!?」
 またもダーティルナは驚き叫ぶ!!
 「今度はいったい何が起こったんだよ・・・」
 「これも多分になるけど・・・」
 俺のつぶやきにまたもデェビルが反応を示し、話し出した
 「魔術っていうのはデストロイヤーが本能的に持つ自然や土地の力を操る力をまとめた物、っていうのはダーティルナから聞いたな、
  つまり、言いかえると、デストロイヤーは本能的に魔術と同質の力を持ってるっていうわけだ、
  そして、それらの力を集めれば魔術その物に干渉できるんじゃないかと、
  で、ダーティルナが使った魔術は放った後でも軌道をコントロールできるところを見るに、
  何らかのダーティルナとダーティルナの放った魔術の間に糸か電波か、魔術を操る何かがあるわけで、
  リアは左手の爪にデストロイヤーの力を集めて、ダーティルナの放った魔術を操る何かに干渉、
  結果、ダーティルナが魔術を操っている何かを断ち切ることに成功したんじゃないかと、
  もっとも、理論的にはこうなるが、実際に見たのはおれ様も初めてだ・・・」
 「そこだっ!!」
 デェビルが解説している間にもリアはそう言ってダーティルナに跳びかかる!!
 「くっ!!」
 リアの飛びかかりを悲鳴上げつつも後ろに避け、上空に退避するダーティルナ、だが、
 「逃がさない!!」
 リアはそう言って上空に跳ぶ、しかし!!
 「凍えし雪よ!!冷たき風よ!!白き吹雪よ!!ここに顕現し、敵を撃て!!ブリザードスキン!!」
 ダーティルナが早口で呪文を唱えると同時に右手のステッキを思い切り右から左に振るった!!
 すると、ダーティルナを覆い隠すように白い吹雪が吹き荒れた!!
 「ちぃ!!」
 リアは舌打ちしつつ、吹雪に吹き飛ばされ地に落とされ、着地する!!
 さすがに吹雪には左手の爪も無力だったか!!
 だが、吹雪が現れたのはほんの一瞬、すぐにダーティルナは吹雪の中からその姿を現した!!
 どうやら、そんなに持続時間のある魔法じゃないらしい、
 「このぉ!!」
 リアはダーティルナをにらみ、宙に跳ぶ、ダーティルナはそれを魔法で迎撃するも、大したダメージは与えられない、
 ダーティルナも天井があるからあまり上には飛べない、
 かくて、不毛ないたちごっこが幕を開けた!!
 「じゃあ、こっちもそろそろ始めますか!!」
 いたちごっこをする女性陣をしり目に、ディクラインはそう言って、右手で右腰のウェストポーチの金の丸い留め具の付いたふたを開け、
 ウェストポーチの中から右手で黒い長方体を基調とした物体を取り出してきた、
 角や端が銀のような金属でコーティングされていて、銀色の十時の剣が刃を下にして取り付けられており、
 赤い宝石のような物が銀色の十時の剣の中央に埋まり、銀色の十時の剣の背後には銀糸でドクロが描かれ、ドクロの目の部分にも赤い宝石がはめ込まれていた、
 あれは!!確か俺が回収したデッキケース!!
 何処にもないと思ったら、いつの間にディクラインの手に戻ってたんだ!?
 「そのデッキケースは!?」
 俺が叫ぶと、ディクラインが俺の方を見据え、話し出す、
 「ああ、親父が取り返してくれたのさ」
 親父親父って、あいつの親父は一体どんな奴なんだ?
 軍属のやつらを一切合財カードバトルで倒したとかいう話から推察する限り、軍の所属みたいだが・・・
 「お前の親父って一体どんな奴なんだ!?」
 「答える義理なんてないだろ、
  さぁ、とっとと、カードバトルを始めようぜ!!今度は2T1S5Tルールだ!!」
 俺の問答をとっとと切ってルールを提案してくるディクライン、
 あいつの親父がどんな奴かは気になるが、今はカードバトルが先だ!!
 しかし、ルールを変えてきたか、前は通常ルールで負けたから変えてきたのか?、だが、ルールを変えたからといって勝てるようになるわけじゃない!!
 ダーティルナも頑張ってるんだ、俺も負けちゃいられないぜっ!!
 俺は右手で左の内ポケットに右手を突っ込むと、中からデッキケースを取り出し、前に構える!!
 すると、俺とディクラインの四方をオーロラのような壁が取り囲み、
 続けて、俺とディクラインの前に大きな闇の塊のような闇の板が出現する!!
 そして、俺とディクラインが闇の板のそれぞれ左側に自分のデッキケースを置くと、
 デッキケースからデッキが外れてシャッフルされて山札となり、デッキケースは反転しつつ山札の左側に移動し、
 俺とディクラインは山札からそれぞれ5枚のカードを引いて左手に移し、手札とした!!
 「カードバトルに勝って、その親父がどんな奴なのかも吐かせてやる!!
  ルールを変えたからって、勝てるようになるわけじゃねぇぞ!」
 「そっちこそ、オレの新しいデッキにひるむんじゃねぇぞ!!」
 俺の挑発にディクラインが反応し、言葉を返してくる
 「なぁ、この俺は」
 いきなりギガトメラが文句をつけてきたが、即座にディクラインが俺から見た左の方から後のギガトメラをちら見して大声で、
 「黙ってこの戦いを見守ってろ!!」
 と言葉をかけ、ギガトメラはやる気なく、
 「へいへいりょーかい」
 そう言って、返して来た、
 「喧嘩も厄介事も御免なら別にいいんじゃないかしら!!」
 いきなりリアが戦いの合間を縫って話しかけてきて、
 「ケッ!!」
 そう言って、ギガトメラは頭を伏せ、ふてくされてしまった、
 まぁ、当人が喧嘩も厄介事も御免って言っていたから、この扱いがいいのかもしれないが、
 ストレスたまらないのか、まぁ、こっちは戦闘するやつが一人減って助かるが、
 「仕切り直しだ!!」
 ディクラインが俺を目を細めてにらみ、叫んできた!!
 「改めていくぜ!!」
 続けてのディクライン言葉の言葉を聞き、俺もディクラインをにらみ叫び返す!!
 「それじゃあ行くぜ!!カードバトル・・・」
 「スタート!!」
 「スタート!!」
 さぁ、この波乱の状況下で、カードバトルのスタートだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 2T1S5Tルール、これがどう転ぶか!?
 俺とディクラインはカードの置かれていない闇の板右側のチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と、宣言し、
 続けて、闇の板左側にある山札にそれぞれ右手を伸ばして山札の一番上のカードを引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺あ引いたカードは要塞ダ・パーデルワームの見張り口!!
 俺は引いたばかりの要塞ダ・パーデルワームの見張り部屋を左手の手札に加えつつ改めて左手の手札を見る、
 今の俺の手札は、今引いた要塞ダ・パーデルワームの見張り口に、
 黒き拳の闘士 クライフィストー、見張り ミ・ハーリ、闇夜にすさぶ破壊の風、黒雷球!!デトロサンダーボール!!、ライフ・ロック・ショット、
 さて、この手札でどうする、
 ここはとりあえず、コスト付きの黒き拳の闘士 クライフィストーのカードを1番に置き、
 コストとして、要塞ダ・パーデルワームの見張り口を選ぶのがいいか?
 よし、とりあえず、黒き拳の闘士 クライフィストーを1番に置くか、
 俺は、左手の手札から黒き拳の闘士 クライフィストーのカードを引いて、
 闇の板中央少し奥にある1番の場所に裏側で置き、
 残った左手の手札を1枚1枚チャージゾーンに裏側で置いて行き、
 残った左手の手札をチャージゾーンに全て裏側で置き終えると、
 「セット!!」
 と宣言する、と同時に、
 「セット!!」
 そう言って、ディクラインの方も宣言を返して来た!!
 ディクラインの闇の板の方を見ると、確かに、ディクラインの1番に1枚、チャージゾーンに5枚のカードが裏側で追加されていた、
 と、同時に、ディクラインも俺の方の闇の板を見てチェックしてきている、
 俺がディクラインの闇の板を見てカードがちゃんと追加されているのを確認して俺が1番に裏側で置いたカードを右手で持つと、
 ディクラインも、俺の闇の板の方を確認し終えたのか、自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持った!!
 そして、俺とディクラインはお互いに相手が1番に置いたカードを右手で持ったのを見ると、
 お互いに目を細めてにらみ合いつつ、右手に持った1番のカードを表にしながら宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 まずは俺が表にしたカード!!
 「来い!!黒き拳の闘士 クライフィストー!!」
 
名前:黒き拳の闘士 クライフィストー
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを500上げる
   自分のチャージゾーンにカテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが
   表側表示で存在していた時、このモンスターのパワーをさらに300上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:叫べ!!
テキスト:叫びの闘士、己を鼓舞し、敵を打つ!!
 
 俺の目の前に、漆黒の肉体と鉄球の様な両手を持った戦士が現れる!!
 漆黒の肉体は一糸まとわず、臀部からは先の方に毛の生えた尻尾が生え、
 その赤い両の瞳は瞳孔が無く、口の下部からは上に向かって2本の牙が生えていて、頭の左右からはは内側に曲がる赤い角が生えており鬼のような印象を受ける、
 続けて、ディクラインが表にしたカード!!
 「設置!!デットブレイダーフィールド!!」
 
名前:デットブレイダーフィールド
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-300
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このカードが設置されている場所で
        自分の方はこのカード以外何も置かれておらず、
        相手の方はモンスターが存在している時
        このカードが設置されている場で次の戦闘が行われる時
        自分のチャージゾーンにある裏側表示のカードの枚数以下のコストの
        カテゴリ:デットブレイダーを持つモンスターカードが
        自分のチャージゾーンに表側表示で存在し、
        このカードが設置されている場所にいる相手のモンスターが
        自分のチャージゾーンにある
        裏側表示のカードの枚数以下のコストだった時
効果:このカードが設置されている場所にいる相手のモンスターをトラッシュに送り、
   自分のチャージゾーンにある裏側表示のカードの枚数以下のコストの
   カテゴリ:デットブレイダーを持つモンスターカードを、
   このカードが設置されている場所に召喚し、
   自分のチャージゾーンにある裏側表示カードを全てトラッシュに送る
   このターンの間、この効果で召喚したモンスターの名前とカテゴリ1は、
   この効果でトラッシュに送った相手のモンスターと同じになる
カテゴリ1:デットブレイダー カテゴリ2:魔方陣
テキスト:現れた陣は相手を闇へといざない、
     相手の一人が狂った!!
 
 レフトディムの下に紫の2重円と2重円の中に三角を互い違いに合わせたような魔方陣が出現し、
 続けて、レフトディムの周りを黒い鉄格子が取り囲み、レフトディムの上も黒い鉄の板でふたがされた、
 黒い鉄格子の周りにも心なしか紫の炎が取り囲んでいるように見える!!
 デットブレイダーフィールドか!?
 こっちもあっちもコスト1でコストの見せあいが起きるが、
 コストの見せあいで打ち勝ってモンスターを召喚したりできる確率は薄い、か、
 相手のモンスターの追加召喚とかを阻害できる可能性もあるが、
 これは、へたにカードを出さずに様子を見たほうがいいな、とするならば、
 俺はチャージゾーンから1枚のカードを右手で持って前に出す、
 すると、ディクラインも右手でチャージゾーンのカードを右手で1枚のカードを前に出し、俺に向かって話しかけてきた!!
 「さぁ!!表にするぜ!!」
 「わかった!!」
 俺はディクラインの言葉に答え、右手で前に出したカードを表にする!!
 すると、同時にディクラインも前に出したカードを右手で表にしてきた!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:ライフ・ロック・ショット
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:相手のライフカードを1枚指定出来た時
効果:以下の効果の内、いずれか一つが発動する
   ・発動条件で指定した相手のライフカードが表側表示だった時、
    そのライフカードを相手の手札にする
   ・発動条件で指定した相手のライフカードが裏側表示だった時、
    そのライフカードを表側表示にする
カテゴリ1:ブレイカー カテゴリ2:ライフロック
テキスト:相手の命を打ち抜く!!
     からがら避けられたが次は当てる!!

 続けて、ディクラインが表にしたカード!!

名前:デットブレイダー デットガーホーン
種類:DM デストロイヤー
コスト:2 パワー:1400
発動前効果 デットブレイバーカーシス
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:デットブレイダーを持つ
            モンスター・デストロイヤーの効果が相殺含め発動した時
            次の戦闘に相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを300下げる
   パワーを下げた後、
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動条件:相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が次の戦闘に参加する時
        自分のチャージゾーンに1枚以上裏側表示のカードが存在した時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   トラッシュに送られなかった時、次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを700下げる
   自分のチャージゾーンの裏側表示のカードを1枚表にする
   この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
   カードの効果の発動や召喚等を行えない
カテゴリ1:山羊頭 カテゴリ2:デットブレイダー
テキスト:周りの者に呪いの力与える黒き山羊
     その呪いで敵の力を弱める
 
 ディクラインが、続けて右手を前に出しながら宣言してくる!!
 こっちは発動できるカードが0!!
 あっちは発動できるカード1枚!!
 ディクラインはすかさず前に出したカードのうちの2枚を右手に持ち、
 1枚を俺の方から見た闇の板中央少し右側に置きながら宣言してきた!!
 「オレはデットブレイダー デットガーホーンを2番に召喚!!
  コストにはデットブレイダークリアウォールとデットブレイダー ピックボアを指定!!
  山羊頭の呪術者よ!!その呪いを敵対するものに降り注がせよ!!」
 
名前:デットブレイダー デットガーホーン
種類:DM デストロイヤー
コスト:2 パワー:1400
発動前効果 デットブレイバーカーシス
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:デットブレイダーを持つ
            モンスター・デストロイヤーの効果が相殺含め発動した時
            次の戦闘に相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを300下げる
   パワーを下げた後、
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動条件:相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が次の戦闘に参加する時
        自分のチャージゾーンに1枚以上裏側表示のカードが存在した時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   トラッシュに送られなかった時、次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを700下げる
   自分のチャージゾーンの裏側表示のカードを1枚表にする
    この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
   カードの効果の発動や召喚等を行えない
カテゴリ1:山羊頭 カテゴリ2:デットブレイダー
テキスト:周りの者に呪いの力与える黒き山羊
     その呪いで敵の力を弱める

名前:デットブレイダークリアウォール
種類:J ジェイル
コスト:0 パワー:-100
維持コスト支払いタイミング:無し
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンにコスト3以上の
        カテゴリ:デットブレイダーを持つモンスターがいた時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが2000以下だった時
        次の戦闘が行われるのがこのカードが設置されている場所だった時 
効果:次の戦闘のみをスキップする
   このカードをトラッシュに送る
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが0以下だった時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:デットブレイダー カテゴリ2:一時シールド
テキスト:いたっ!!この野郎!!
     透明な壁に頭をぶつけるも、
     力を込めた一撃で、その壁は簡単に崩れ去った!!

名前:デットブレイダー ピックボア
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        このターン、相手が1枚以上、
        スマッシュかリサイクルカードの効果を
        相殺含めて発動していた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを200上げる
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが0以下だった時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
テゴリ1:猪豚 カテゴリ2:デットブレイダー
 テキスト:その突進力で相手を叩く!!
 
 ディクラインの俺から見た右前に黒い塊が現れたと思ったら、黒い塊の中から、山羊の頭蓋骨のような装飾が先に付いた杖を右手に持つ、黒い山羊の頭を持つ魔術師が出現し、その右手の杖を外側に振り上げた!!
 その体は黒い毛皮に覆われ、その目は赤黒く、後頭部左右に少し細めで鋭利な山羊の角を持ち、
 胴部に黒い鎧を、黒い鎧の上に黒のローブを付け、
 黒のローブの内側、腰部には前後左右に鎧の一部であろう、逆三角のプレートを付けており、
 右手に持つ杖には山羊の頭蓋骨が付いているが左側の少し細めで鋭利な角の先が欠けている!!
 ディクラインが、続けて右手を前に出しながら宣言してくる!!
 「オレはデットブレイダー デットガーホーンの効果発動!!
  さらに、デットブレイダー デットガーホーンの効果発動時、
  この瞬間、デットブレイダー デットガーホーンの発動前効果、デットブレイダーカーシスが発動!!」
 
名前:デットブレイダー デットガーホーン
種類:DM デストロイヤー
コスト:2 パワー:1400
発動前効果 デットブレイバーカーシス
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:デットブレイダーを持つ
            モンスター・デストロイヤーの効果が相殺含め発動した時
            次の戦闘に相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを300下げる
   パワーを下げた後、
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
 
 「は、発動前効果?」
 俺が上げた声にデェビルがすかさず反応して話し出す!!
 「特定の条件を満たすことで、指定したカードが発動する前に割り込んで発動する効果だよ!!
  この時、注意してほしいのは条件を満たせばどんな効果でも割り込んで発動するってことだ、
  今回はデットブレイダー デットガーホーン自身の効果に割り込んで、
  デットブレイダー デットガーホーンの発動前効果が発動したけど、
  デットブレイダー デットガーホーン以外のカードの効果でも、条件を満たせば発動するから注意な!!」
 な、なるほど、
 俺が感心している間にも、ディクラインは右手を前に出し、さらに宣言してくる!!
 「オレは暗き左腕の戦士 レフトディムのパワーを計1000下げ、
  さらに、チャージゾーンのデットブレイダー サケビードラウネを表にする!!」
 
名前:デットブレイダー デットガーホーン
種類:DM デストロイヤー
コスト:2 パワー:1400
発動前効果 デットブレイバーカーシス
       発動条件:発動タイミング:戦闘前と
            カテゴリ:デットブレイダーを持つ
            モンスター・デストロイヤーの効果が相殺含め発動した時
            次の戦闘に相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
            が参加する時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを300下げる
   パワーを下げた後、
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   この発動前効果を発動するために発動した
   効果は発動条件を満たせなくなった時に発動できなくなる
   ただし、この発動前効果は発動したままとなる
効果の発動条件:相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が次の戦闘に参加する時
        自分のチャージゾーンに1枚以上裏側表示のカードが存在した時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが0以下の時、
   次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る
   トラッシュに送られなかった時、次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
   のパワーを700下げる
   自分のチャージゾーンの裏側表示のカードを1枚表にする
   この効果で表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
   カードの効果の発動や召喚等を行えない

名前:デットブレイダー サケビードラウネ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        自分のチャージゾーンに
        裏側表示のカードが1枚以上存在している時
効果:自分のチャージゾーンある裏側表示のカードを
   1枚以上、好きな枚数表にする
   (この効果で表にしたカード1枚×100)
   このカードのパワーをアップする
   この効果で表にしたカードはコストで表にしたではなく
   それによりカードの効果の発動や召喚等を行えない
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが0以下の時、
   相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:木人 カテゴリ2:デットブレイダー
テキスト:グルオォォォ!!グルオォォ!!
     その叫び声は何かを誘うように悲しげな時も
     何かを威圧するように恐ろしい時もある

 さらに、ディクラインは右手を前に出したまま宣言を続ける!!
 「まだまだ行くぞ!!オレはデットブレイダーフィールドの効果を発動!!
  チャージゾーンで裏側表示で存在するデットブレイダー グローパワーをトラッシュに送り、
  そっちの暗き左腕の戦士 レフトディムをいただくぜ!!」
 
名前:デットブレイダーフィールド
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-300
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このカードが設置されている場所で
        自分の方はこのカード以外何も置かれておらず、
        相手の方はモンスターが存在している時
        このカードが設置されている場で次の戦闘が行われる時
        自分のチャージゾーンにある裏側表示のカードの枚数以下のコストの
        カテゴリ:デットブレイダーを持つモンスターカードが
        自分のチャージゾーンに表側表示で存在し、
        このカードが設置されている場所にいる相手のモンスターが
        自分のチャージゾーンにある
        裏側表示のカードの枚数以下のコストだった時
効果:このカードが設置されている場所にいる相手のモンスターをトラッシュに送り、
   自分のチャージゾーンにある裏側表示のカードの枚数以下のコストの
   カテゴリ:デットブレイダーを持つモンスターカードを、
   このカードが設置されている場所に召喚し、
   自分のチャージゾーンにある裏側表示カードを全てトラッシュに送る
   このターンの間、この効果で召喚したモンスターの名前とカテゴリ1は、
   この効果でトラッシュに送った相手のモンスターと同じになる

名前:デットブレイダー グローパワー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで100上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デットブレイダーだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを500上げる
カテゴリ1:スピリット カテゴリ2:デットブレイダー
テキスト:はぁああああああ!!
     紫の力が、その身に宿る!!

 ディクラインは右手を前に出したまま宣言してきた!!
 「さぁ、これで終わりだ!!1番戦闘!!」
 いいや、終わりじゃない!!
 俺はチャージゾーンのカードを右手で1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は闇夜に薙ぐ破壊の風を発動!!」
  さぁ、相殺は!?」
 
名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンに1体以上モンスターが存在した時
効果:このターン、相手のモンスターゾーンにいる
   全てのモンスターのパワーを100下げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターが
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持っていた時
   相手のモンスターのパワーがパワーを下げた後、0以下だった時は
   0以下の相手のモンスターを全てトラッシュに送る
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:無慈悲な風があたりを薙ぐ、弱い風なれどあたりを薙ぐ風
 
 ディクラインが俺を見据え口を開く!!
 「ねぇよ!!」
 よし!!このままいくぞ!!
 俺は続けて、チャージゾーンのカードを2枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は闇夜に薙ぐ破壊の風のコストに要塞ダ・パーデルワームの見張り口を指定!!
  さらに要塞ダ・パーデルワームの見張り口を2番に!!
  コストには見張り ミ・ハーリを指定し、見張り ミ・ハーリも2番に!!」
 
名前:要塞ダ・パーデルワームの見張り口
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手モンスターが
        コスト1以下かつ、パワー1000以下だった時
        このカードが置かれている場所にモンスターがいる時
        モンスターゾーンの
        このカードが置かれている場所と
        次の戦闘に参加する相手モンスター以外に
        モンスターが存在していない時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを
   相手のチャージゾーンに裏側表示で置く
カテゴリ1:パーデルワーム カテゴリ2:見張り
テキスト:君待ちたまえ!!この先は行けないぞ!!
     彼はそう言って通せんぼした!!

名前:見張り ミ・ハーリ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:400
効果の発動タイミング:無し 効果の発動条件:無し 効果:無し
カテゴリ1:見張り カテゴリ2:やる気0
テキスト:やる気のない見張り、名前もやっぱりやる気が無い
 
 俺は2番の場所に右手で2枚のカードを置きながら続けて宣言する!!
 「さらに、俺は要塞ダ・パーデルワームの見張り口の効果を発動!!
  これで1番戦闘は無くなった!!」
 
名前:要塞ダ・パーデルワームの見張り口
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手モンスターが
        コスト1以下かつ、パワー1000以下だった時
        このカードが置かれている場所にモンスターがいる時
        モンスターゾーンの
        このカードが置かれている場所と
        次の戦闘に参加する相手モンスター以外に
        モンスターが存在していない時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを
   相手のチャージゾーンに裏側表示で置く

 「なにっ!!」
 ディクラインの声が響いた!!

ディクライン
 
無し
 
破壊 双我
 
 デットガーホーンが右手の杖を振り上げると、
 レフトディムの檻の周りの紫の炎がクライフィストーを覆い尽くしていく!!
 そして、レフトディムが炎に覆い尽くされると檻が外れ、俺の方に襲い掛かってきた!!
 がしかし、いきなり俺の前に紫の壁で四方を囲まれ、一方に半円と四角が上下にくっついたような形をした扉の無い入り口とガラスついておらず四角い見張り窓のついた見張り小屋が降ってきて、レフトディムの前に着地!!
 レフトディムは小屋が落ちた時の衝撃をもろに受け、どこかに吹っ飛ばされていった!!
 そんなこんながあった後、ディクラインが俺を目を細めてにらみ、口を開く!!
 「だが、まだ2番戦闘がある!!
  それにさっき、闇夜に薙ぐ破壊の風を発動したが、もしかして、
  その後に黒雷球!!デトロサンダーボール!!でも使うつもりか!?
  だが、パワー1400のデットブレイダー デットガーホーンに黒雷球!!デトロサンダーボール!!は使えない!!
  パワーを減らそうにも、リサイクルカードじゃデストロイヤーのパワーは減らせないんだよ!!」
 ディクラインが吠えてくる!!
 だが、甘いぜ!!
 「確かに、闇夜に薙ぐ破壊の風じゃ、デットブレイダー デットホーンガーのパワーは減らせない!!
  だが、これならどうだ!!
  俺が闇夜に薙ぐ破壊の風のコストに選択カードをよく見ろ、
  それは要塞ダ・パーデルワームの見張り口!!
  コスト1の・・・ジェイルカードだ!!」
 「なにっ!!」
 ディクラインが目を見開き驚く!!
 俺チャージゾーンのカードを右手で表にしつて右手で持って移動させつつ続けて宣言していく!!
 「ジェイルカードなら、デストロイヤーだろうとパワーを減らせる!!
  俺は黒雷球!!デトロサンダーボール!!の効果を発動!!
  デットブレイダー デットホーンガーホーンをトラッシュに送る!!
  コストには闇夜に薙ぐ破壊の風を指定!!」
 
名前:黒雷球!!デトロサンダーボール!!
種類:DS デストロイ コスト:1
相殺効果・撃滅 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:1
        発動後:このカードをトラッシュに送る
   次に戦闘をおこなう相手の
   モンスターまたはデストロイヤーまたはクリエイターをトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する
        相手のモンスターまたはクリエイターまたはデストロイヤーが
        パワー1000以下だった時
効果:次に戦闘をおこなう
   相手のモンスターまたはクリエイターまたはデストロイヤーをトラッシュに送る
カテゴリ1:サンダー カテゴリ2:雷
テキスト:漂う黒い雷に見るものは戦慄した!!
 
 「くそっ!!勝てると思ったのに!!」
 ダンッ!!
 ディクラインが叫び、右手を握って闇の板を叩く!!
 気持ちはわかるぜディクライン、俺にも勝てない相手がいるからな、
 だが、だからといって容赦するつもりはない!!
 俺は右手を前に出して宣言する!!
 「行け!!見張り ミ・ハーリ!!
  黒雷球と検閲と槍!!」
 
ディクライン
 
とどめ
 
見張り ミ・ハーリ M コスト:0 パワー:400
 
 俺の前に黒い雷球が現れ、デットガーホーンの方に向かって行く!!
 だが、デットガーホーンはこの黒い雷球を引きつけて左に避けつつ、すれ違うようにようにして俺の方に向かってきた!!
 しかし、デットガーホーンが見張り部屋の前を通ろうとした時、見張り窓の付いた部屋の入り口から黒い槍が出てきてデットガーホーンを通せんぼした、
 思わず足を止めるデットガーホーン、と、黒い槍が前の方に出てきて、見張り口の付いた部屋の中から黒い槍の持ち主が現れた!!
 それは、簡素な黒紫の鎧と黒紫の兜を見にまとって右手にさっきの槍を持った兵士、ミ・ハーリだった、
 と、いきなり、右手の黒い槍を振りデットガーホーンを叱り始めるミ・ハーリ、
 ミ・ハーリはデットガーホーンの杖を見たりして何か注意しているようだ、
 思わず釈明するように両手を広げてジェスチャーしたりするデットガーホーン、
 目じりを下げ、困った顔をしたりするデットガーホーン、
 ビリッ!!
 そんな音をたて、デットガーホーンの体に黒い電撃が走り、とつぜん、デットガーホーンが前のめりに倒れ、黒い爆発を起こし、闇に返った!!
 デットガーホーンの背後から、いつの間にか黒い雷球が迫ってきて、デットガーホーンに背後にぶつかり感電したのだ!!
 唖然とするミ・ハーリ、と、ミ・ハーリがいきなりディクラインを見つけ、ディクラインの方に向かって行く、
 思わず固まるディクライン、
 と、ミ・ハーリはディクラインの前まで行って、右手と右の人差し指を伸ばして何かをディクラインに向かって注意し始めた!!
 固まったままのディクライン、
 すると、ミ・ハーリは右手の槍を上下反転させて地面に突き立て、ディクラインの両肩に両手を乗せ、両手に力を込めた、
 思わず姿勢を低くして、三角座りをするディクライン、
 しかし、ミ・ハーリはディクラインの足を右手と右の人差し指を伸ばして何かを注意して、
 右手と左手でディクラインのひざを下に押し始めた、
 なにがなにやらわからずに両膝を下にして正座するディクライン、
 そして、ミ・ハーリの方も両膝を下にして正座して、
 ここからミ・ハーリのディクラインに対する右手と右の人差し指を伸ばしてのジェスチャーによる説教が始まり、
 少し説教したと思ったらミ・ハーリは右手に床に刺さった槍を持ち、一旦床から引き抜くと、もう一度槍を地面にたたきつけ、突き刺した!!辺りに衝撃波が広がる!!槍を突き刺した衝撃で!!
 「ち、ちくしょ~!!」
 ディクラインの大声がこだました!!
 
ディクライン
 
決着
 
破壊 双我
 
 
勝者:破壊 双我
決まり手:見張り ミ・ハーリ
     +要塞ダ・パーデルワームの見張り口
     +黒雷球!!デトロサンダーボール!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「Wカードってなんなんだろうな」
 カードバトルが終わり、周りのオーロラやら闇の板が消える中、ギガトメラがつぶやいた
 いや、まぁ、確かに説教をカードバトラーにかまして終わりとかはどうかと思うが、
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 ん?何の音だ?
 俺が思った瞬間、俺は確かにギガトメラの背後の扉が向こうの方に開き始めているのが見えた!!
 ディクラインが扉の方を見てギガトメラに向かって口を開き、
 「扉が開いてるぞ!!ギガトメラ!!」
 と、大声を上げる!!
 ディクラインは急いで正座を解いて立ち上がり、消えかかった闇の板から自身のデッキケースを取る、ちなみに、カードの回収はとうに終わっており、お互いの消えかかった闇の板の上にカードは無い、
 俺も急いで俺の前の消えかかった闇の板から俺自身のデッキケースを取る、
 すると、消えかかっていた俺とディクラインの前の闇の板と周りのオーロラの壁が完全に消滅する!!
 「なにっ!!」
 ディクラインの扉が開いてるという言葉を聞いたギガトメラがそう言って立ち上がり、背後の方を振り向き、声を上げる、
 「な、なんで開いてんだ!?」
 ディクラインがギガトメラの方を見つつ再び口を開いた!!
 「ギガトメラ!!てめぇの尻でスイッチを押したんじゃねぇだろうな!!」
 「ちげぇ!!押してねぇ!!」
 ディクラインの言葉にギガトメラはディクラインの方を向きつつ反論する、
 確かに、扉の右側、ギガトメラの尻があったあたりに四角い縦長の枠の中に緑と赤の丸ボタンが縦に並んで存在している、話の流れからすると、あれが扉の開閉スイッチだろう、
 「ええぃ、くそっ!!」
 ディクラインはそう言って急いで扉右側のスイッチに駆け寄ると、空いた左手と左手の人差し指で上の方、赤い丸スイッチの方を押す、
 だが、扉は依然動き続けている、
 「ええい、どうなってんだ!!閉まらねぇぞ!!」
 「ウィルスだ」
 ディクラインの言葉に答えるように言葉を発したのはデェビルだ、
 あ、そうか、機械仕掛けの扉っていう事はダ・パーデルワームの要塞の時見たくデッキケースに仕込まれたウィルスに影響を受ける可能性があるっていう事なのか、
 「きゃ!!」
 「うおっ!!」
 いきなり左の方から俺の所に吹っ飛んできたのはダーティルナ!!
 「いたたたた・・・あいつ!!」
 ダーティルナはそう言って立ち上がり、右手のステッキを左の方にいるリアに向ける、
 「格闘攻撃のくせにわたしの所にまで攻撃を!!」
 魔法で吹き飛ばしていたが、とうとうリアの攻撃を受けてここまで吹っ飛んできたのか・・・
 だが、これはチャンス!!
 「ダーティルナ!!俺を乗せて飛べ!!」
 「へ?」
 ダーティルナが俺の言葉を聞いて目線をこちらにチラリと向けて低い声で威圧するように声を出す、
 俺は開き始めている扉に右手と右の人差し指を向けて話し出す!!
 「いいから!!あの扉に向かって!!」
 「え、ああ、了解!!」
 ダーティルナは即座に扉の方に目線を送って返事を返してくると、左手に持った箒にまたがり、
 「後ろに乗って!!」
 俺はダーティルナの指示に従い、ダーティルナの箒の後ろにまたがる!!
 「飛ばすよ!!」
 「待て!!」
 ダーティルナが俺に言葉をかけた瞬間、リアがその声を上げる、
 そして、ダーティルナは俺を後ろに乗せ、扉に向かって飛んだ!!
 扉の向こう側、そこには妙な工場が広がっていた、
 右側、ベルトコンベアに乗せられた紫の鉱石は機械仕掛けのハンマーに大きな音を立てて叩かれて、鉄板の様になっていき工場の中央の方に運ばれ、
 左側にある透明のいくつもの円柱の中は緑の液体に満たされていて、中には様々な色の斑点の付いた紫色の背中の空いた大きな全身鎧と、
 その全身鎧と対を成すように何かのタンクと機械が付いた鎧の背中部分の鉄板が別々の円柱にそれぞれ一つずつ入っていた、
 さらにそれらの透明のいくつもの円柱のその下では、黒い衣に全身を包んだ研究員と思われる者たちがせわしなく動き回っている、
 と、左側の上の方から金属のクレーンが下りてきて、緑の液体に満たされた透明の円柱の一つから全身鎧を掴んで引き上げると、中央にある金属の台の所に移動していき、
 中央の四角い金属の台の上にさっきのベルトコンベアの上の鉄板がベルトコンベアによって移動してきて置かれ、
 その上にクレーンに掴まれた全身鎧がうつ伏せで置かれ、全身鎧を離した金属のクレーンは部屋の隅から紫の鉱石を掴んでベルトコンベアの上に移動させ、
 ベルトコンベアが動くと機械仕掛けのハンマーに紫の鉱石は叩かれて鉄板の様になり、
 続けてベルトコンベアが動いて鉄板を全身鎧の上に移動させ、鉄板で全身鎧をはさむようになると、
 四角い金属の台のの周りにいくつもの機械仕掛けのハンマーがあらわれ、
 奥の方に配置されたひときわ大きな機械仕掛けのハンマーが全身鎧と鉄板を砕くがごとくの勢いで振り下ろされる!!
 ゴオウウウゥゥゥゥゥゥン!!!
 めちゃくちゃ大きな音だ!!この音が上に響いていたんだ!!
 そして、続けざまに周りのハンマーがいくつも振り下ろされて徐々に鎧の形が形成され、
 一定時間叩かれたと思うと、全身鎧の上部分をクレーンがつかみ、上下逆に反転させて置く、
 すると、さっきと同じ様にひときわ大きな機械仕掛けのハンマーが最初に勢いよく振り下ろされ、
 ゴオオオウウウウウウゥゥゥゥゥゥン!!!
 と大きな音を立てた!!さっきよりも大きい音!!場合によって音の大きさが変わるのか!!
 さらに、一打目のハンマーを受けた全身鎧は、周りの機械仕掛けのハンマーによって背中の空いた鎧の形に成形されていき、
 一通り鎧の形に仕上がると、またもクレーンで引き上げられ、元の緑色の液体の入った透明な円柱に戻されていく、
 「なに、これ?」
 ダーティルナがいきなりつぶやいた、
 そんなこと俺に聞かれても困るわけだが・・・
 「あの紫の鉱石は何だ?命吸硬石?別の石?だが、あの量は?あの石、そこまで採れる石じゃないはず・・・」
 デェビルはデェビルでぶつくさ言ってるし、
 と、俺の右の方を、背にディクラインを乗せたギガトメラが走って抜き去って、前方にある工場の端の方の扉にまで走り切った!!
 な、先回りされた!!
 「ええい、考えてても仕方ないか!!」
 右肩の方で考え事をしていたデェビルがそう言って首を左右に振った後、俺の方を向いて、
 「おい!!」
 と、話しかけてきた後、続けて話し始める!!
 「これ以上の深追いは不要だ!!戻るぞ!!」
 そうだな、なんだかヤバそうっていうのはわかったし、これ以上はきついか、
 「ダーティルナ戻るぞ!!」
 「オッケー!!」
 ダーティルナはそう言って、回れ右して戻ろうとする、と、
 いきなり左の方から
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 と音がなり、日の光が差して来た!!
 見ると、工場の端の方の扉がこちらの方に向かって開いてきていて、その開いた扉から光が差してきている!!光が差してきているのは、扉の向こうが外に通じているからなのか!?
 光に驚き、思わず扉の方を見ると、扉の右下の方にディクラインがいて、左手の人差し指で扉の右下にある縦長の四角の枠の中にある2つの丸ボタンの内の緑の方のボタンを押していた、
 そして、ディクラインはギガトメラと共に走って扉の向こう側まで移動すると、扉の向こう側、左下の方まで移動し、
 俺の方を向くと左手を俺の方に振ってきて、
 「扉の調子が悪かったり、嫌な予感がするからオレは降りる、カードバトル楽しかったぜ!!、またやってくれよな、じゃあな!!」
 俺はディクラインがどっかに行く前に急いで質問を投げかける!!
 「おい!!お前の親父の話は!!」
 「また今度だ!!」
 と、ディクラインは俺の質問に答えつつ、扉の左下の方を見る、すると、
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 そう音をたて、扉が閉まり始めた!!
 扉のスイッチを押したのか!!?
 「あの方向!!世界樹の眷属の森の裏手の崖の方か!!」
 いきなりデェビルが叫ぶ、
 世界樹の眷属の森、って、あのWカードの森の事か?
 だとするなら、世界樹のある街の裏手に当たることになるが、その裏手の崖って、一体どこいらへんにあたるんだ?
 と俺が考え事をして、かつ、前方の扉が閉まる中、いきなりギガトメラが俺の方を向いて口を開く、
 「お前、右肩になんかついてんのか?
  なんかお前、ちょこちょこ右肩の方、気にしてるだろ、今だってそうだ、それとも癖か何かか?
  ま、何がついててもいいけどさ、右肩の奴によろしく言っといてくれ、じゃあな!!」
 「あいつ、双我の動きでおれ様の存在に感付きやがった」
 ギガトメラに言葉にデェビルが反応する、
 その瞬間、扉は完全に閉まってしまった、
 ううむ、気付かれないように精進してたつもりなんだが、
 今度からもっと気を付けないとな・・・
 さて、
 「戻るぞ!!」
 「わかってるって!!」
 俺の言葉にダーティルナが答え、俺とダーティルナは右の方から振り返り、もと来た扉の外側まで飛んでいく、
 いきなり目の前にリアが現れ、ダーティルナに拳を見舞う!!
 リアの拳を左肩に受け、吹っ飛ぶ俺とダーティルナ!!
 地上に尻もちをつき落ちる俺、俺の左側で背中を打ち倒れるダーティルナ!!
 一体どうなったんだ?俺が前を見ると、扉の右側にリアが着地する、
 そうか、扉の左側の壁の裏に身をひそめ、俺達が通りかかる瞬間を見計らって跳躍、ダーティルナに攻撃したというわけか、
 俺とダーティルナが立ち上がると、リアが右手と右の人差し指を俺の方に向け、口を開く、
 「ここを見られた以上、もう容赦も手加減もしないわ!!
  本気であなた達を殺してあげる!!」
 リアはそう言って、右手をスカートのポケットの中に入れ、何かを右手に持って取り出してきた!!
 紫を基調とした長方体の前面に銀で狼の横顔が描かれたデッキケース!!
 「あれで本気じゃなかったっての?」
 ダーティルナが驚き叫ぶ、
 確かに、まだデッキケースなんて切り札を残していたとは・・・
 格闘のスペシャリストに一定時間だけ様々なものを召喚するデッキケース、普通ならピンチだが・・・
 しかし、あっちにデッキケースがあるなら、まだ手はある!!
 俺は右手に持ったままのデッキケースをリアに向け、叫ぶ!!
 「カードバトルだ!!リア!!俺が勝ったらここから出してもらう!!」
 「カードバトル・・・?」
 リアは目を細めて俺をいぶかしげに見る、いきなり言い出したのはまずかったか?
 と、俺は思うも、リアは右の方の口元をゆがめ、フッと笑い、
 「いいわ、遊んであげる、私が勝ったらおとなしく捕まってもらうわ!!
  さぁ、始めましょう!!この世界樹のカードのみで構成されたデッキであなたの相手をしてあげる!!」
 そう言って、右手のデッキケースを再度俺の方に向けてきた!!
 俺とリアの周りをオーロラの壁が覆い、俺とリアの前にそれぞれ闇の塊のような闇の板が出現、
 俺とリアはそれぞれ闇の板の左側にデッキケースを置く、
 すると、デッキケースの中からデッキが外れてシャッフルされて山札になり、
 デッキケースは反転しながらそれぞれの山札の左側に移動、
 そして、俺とリアはまず、山札の上のカードを1枚1枚闇の板の手前の方に置いていき、計5枚闇の板の手前の方に置いてライフカードとした後、
 続けて、山札の上のカードを右手で1枚1枚取ってチラリと取ったカードを見て確認しつつ左手に移していき、
 計5枚のカードを手札にする、
 「後ろは任せて!!頑張れっ!!」
 後ろからダーティルナの声援が聞こえ、
 俺は左の方からダーティルナの方を向きつつ
 「おう!!」
 と答えると、
 「さぁ!!ディクラインを下したその実力、見せてもらいましょうか!!」
 前の方からリアの大声が聞こえてきた!!
 俺は気合を込め大声でリアに問いかける!!
 「行くぜ!!カードバトル!!」
 「スタート!!」「スタート!!」「スタート!!」
 俺とダーティルナとリアの声が唱和する!!
 さぁ、俺とダーティルナの命運をかけたカードバトルのスタートだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 1ターン目、さぁ、勢いよく行くぜ!!
 俺とリアはまず、それぞれの闇の板右側にある何も置かれていないチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と、宣言し、
 続けて、山札から右手でカードを1枚引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードはデモンウォーリアーズ バーストエナジー!!
 俺は引いたデモンウォーリアーズ バーストエナジーを左手の手札に加えつつ改めて左手の手札を見る、
 今の俺の手札は今加えたデモンウォーリアーズ バーストエナジーに、
 歯片の戦士 トゥースチップ、ライフ・ロック・ショット、闇夜に薙ぐ破壊の風、
 ポークミソスープ&ポークライスボール、黒き鱗の盾、
 この5枚だ、
 とりあえず、モンスターカードである、歯片の戦士 トゥースチップを1番に召喚、
 チャージゾーンには、歯片の戦士 トゥースチップの効果の事を考えて、闇夜に薙ぐ破壊の風を置いておくか、
 俺はそう考え、左手の手札から歯片の戦士 トゥースチップのカードを右手で引き、
 闇の板中央少し奥の1番の場所に置き、
 続けて、左手の手札から闇夜に薙ぐ破壊の風を引くと、闇の板の右側のチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 「セット!!」
 と、宣言する、
 すると、リアの方も同じように宣言してきた!!
 リアの闇の板を見ると、確かに1番とチャージゾーンに裏側でカードが追加されていた、
 俺がリアの闇の板の方を確認している間にもリアの方も俺の闇の板の方、1番とチャージゾーンにカードが追加されているのか確認してきており、
 俺がリアの闇の板の方の確認を終え、俺が1番に裏側で置いたカードを右手で持つと、
 リアの方も俺の闇の板の方を確認し終えたのか、右手で1番に裏側で置いたカードを右手で持った、
 そして、俺が右手に持ったカードを表にしつつ宣言すると、
 リアも同時に右手に持ったカードを表にしつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!歯片の戦士 トゥースチップ!!」
 「来なさい!!パワードビースト ガーブリカリオン!!」
 
名前:歯片の戦士 トゥースチップ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンにいるモンスター1体を選択できた時
効果:発動条件で指定したモンスターのパワーをこのターン500下げる
   自分のチャージゾーンに表側表示で
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが1枚以上存在し、
   次に戦闘を行うのがこのカードだった場合、
   さらに指定したモンスターのパワーを
   ((自分のチャージゾーンに表側表示で存在する
    カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードの枚数)×300)下げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:吹きつけろ!!
テキスト:口から歯に似た何かのかけらを吹き付けた!!

名前:パワードビースト ガーブリカリオン
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1300
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが相手のモンスターとの戦闘で勝利した時
        この戦闘の戦闘前タイミングで相殺を除いて使用し、
        トラッシュに送って、今現在トラッシュに存在している
        コスト0のカテゴリ:パワードビーストを持つ
        ハンドカードを一枚指定できた時
効果:発動条件で指定したハンドカードを手札に戻す
   手札に戻したハンドカードは同名カードを含め、
   このターン、自分は発動不可能になる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:リカオン
テキスト:紫に染まる空の中、その動物が走った先、そこにあったのは何なのか
 
 俺の前に赤い牙と歯を持つ禿頭の戦士が現れた!!
 筋肉質で少し太った黒いその体を惜しげも無く見せ笑っている!!
 リアの前に黒と灰色と黄色のまだら模様の分厚い毛皮に覆われ、四足の大きな犬に似た生物が突如出現した!!
 筋骨隆々のその生き物は丸い耳を大きく左右と上に広げ、何かを羽織ったように分厚い毛皮で体を覆い、黒い瞳を輝かせて俺の方を見てきている!!
 あっちもこっちもコスト1のモンスター!!
 俺がチャージゾーンのカードを1枚右手持って前に出すと、
 リアの方も右手でチャージゾーンのカードを1枚持って前に出してきた!!
 俺はリアに向かって問いかける!!
 「それじゃあ、それでいいな!!表にするぜ!!」
 「ええ、表にしましょう!!」
 俺とリアは前に出したカードを表にする!!
 まずは俺が表にしたカード!!
 
名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンに1体以上モンスターが存在した時
効果:このターン、相手のモンスターゾーンにいる
   全てのモンスターのパワーを100下げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターが
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持っていた時
   相手のモンスターのパワーがパワーを下げた後、0以下だった時は
   0以下の相手のモンスターを全てトラッシュに送る
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:無慈悲な風があたりを薙ぐ、弱い風なれどあたりを薙ぐ風

 続けて、リアが表にしたカード!!

名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:パワードビーストと
        効果の発動タイミング:戦闘後を持つ
        自分のモンスターが参加する時
        相手のモンスターゾーンに
        パワー1000未満のモンスターが1体以上存在している時
        自分の手札が1枚以上ある時
効果:相手のモンスターゾーンにいる
   パワー1000未満のモンスターを全て相手の手札に戻す
   自分の手札を1枚トラッシュに送る
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:どっ!!かっ!!どかっ!!
テキスト:その体当たりで縦横無尽に吹っ飛ばす!!

 あっちもこっちも発動できるカードは無し!!
 続いて、1番戦闘だが、このままだと歯片の戦士 トゥースチップは負ける!!
 だが、あっちは戦闘後タイミングを持つモンスターカード!!
 それなら勝機はある!!
 俺は右手を前に出し宣言する!!
 「俺は歯片の戦士 トゥースチップの効果を発動!!
  パワードビースト ガーブリカリオンのパワーをこのターン500下げる!!
  さらに、チャージゾーンでカテゴリ、デモンウォーリアーズを持つ闇夜に薙ぐ破壊の風が表側表示で存在し、次の戦闘に歯片の戦士 トゥースチップが参加するので、
  パワードビースト ガーブリカリオンのパワーをさらに300下げる!!」
 
名前:歯片の戦士 トゥースチップ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:相手のモンスターゾーンにいるモンスター1体を選択できた時
効果:発動条件で指定したモンスターのパワーをこのターン500下げる
   自分のチャージゾーンに表側表示で
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが1枚以上存在し、
   次に戦闘を行うのがこのカードだった場合、
   さらに指定したモンスターのパワーを
   ((自分のチャージゾーンに表側表示で存在する
    カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードの枚数)×300)下げる
 
 すると、リアが右手で左手の手札から1枚のカードを引いて見せてきた!!
 「私はパワード・シャウトの効果を発動!!
  歯片の戦士 トゥースチップのパワーを800下げる!!」
 
名前:パワード・シャウト
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:パワードビーストと
        効果の発動タイミング:戦闘後を持つ
        自分のモンスターが参加する時
        次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーより、
        次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーが下回っていた時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで800下げる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:ぐおぉぉぉぉ!!
テキスト:追いつめられた時、吠えしその声で相手を委縮させる!!
 
 「さぁ、相殺は無い!?」
 「ちぃ!!無いぜ!!」
 リアの宣言に、俺は仕方なく答える、
 すると、リアが右手を前に出して宣言してきた!!
 「1番戦闘!!行け!!パワードビースト ガーブリカリオン!!
  シャウト・パワード・ザッシュ!!」
 
パワードビースト ガーブリカリオン M コスト:1
パワー:1300-800 パワー合計:500
 
VS
 
歯片の戦士 トゥースチップ M コスト:1
パワー:800-800 パワー合計:0
 
 トゥースチップとガーブリカリオンが対峙する!!
 いきなりトゥースチップが口から何かをはきだして、ガーブリカリオンの左前足の付け根に当たった!!
 うめくガーブリカリオン!!
 その隙をついてトゥースチップがガーブリカリオンに向かって行く!!
 ガーブリカリオンはいまだにうめいている!!
 走りこんだトゥースチップが右手を握って振り上げ、ガーブリカリオンにその右の拳を叩き込んだ!!
 吹っ飛ぶガーブリカリオン!!
 だが、吹っ飛んだおかげで正気を取り戻したのか、ガーブリカリオンはその目をたぎらせ、トゥースチップの方をにらんだ!!
 ガーブリカリオンににらまれてひるむトゥースチップ、だが、すぐにガーブリカリオンを目を細めてにらみ返すとガーブリカリオンの方に再び向かって行く、
 すると、いきなりガーブリカリオンが大きな声で吠えた!!
 今度こそひるんで足を止めたトゥースチップ、すると、そこにガーブリカリオンが走りこんできた!!
 ガーブリカリオンが大口を開けてトゥースチップの右腕に噛みつく!!
 思わず右腕を振り、ガーブリカリオンから右腕を離そうとするトゥースチップ、
 しかし、ガーブリカリオンはトゥースチップの右腕にかみついたまま力強い四肢で大地に踏ん張り、その場を動こうとしない!!
 と、不意にガーブリカリオンが大きく顔を真上に向けつつ口を離しトゥースチップを真上にすっ飛ばした!!
 ガーブリカリオンによって真上に飛んだトゥースチップは、ものの見事に天井にぶつかって、そのまま下に落ちてくる!!
 トゥースチップが落ちていく先には大口を上に開けたガーブリカリオンが!!
 必死に口から何かをガーブリカリオンに向かって出し、抵抗するトゥースチップ、だが、今度は何かに当たってもガーブリカリオンがひるむことは無かった!!
 抵抗むなしく、トゥースチップはそのまま下に向かって落ちていき、その背中がガーブリカリオンの口の中に収まった!!
 そして、ガーブリカリオンは口の中に納まったトゥースチップの胴を噛みちぎった!!
 トゥースチップは口を大きく開けて苦悶の表情を見せるとぐったりとして爆発し、闇へと帰った!!
 トゥースチップはやられちまったが、リアにハンドカードを使わせたから、後の展開が楽に、
 なんと、俺が考えていると、リアが続けざまに右手を振り上げ宣言してきた!!
 「私はパワードビースト ガーブリカリオンの効果を発動!!
  パワード・シャウトを手札に戻す!!」
 
名前:パワードビースト ガーブリカリオン
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1300
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが相手のモンスターとの戦闘で勝利した時
        この戦闘の戦闘前タイミングで相殺を除いて使用し、
        トラッシュに送って、今現在トラッシュに存在している
        コスト0のカテゴリ:パワードビーストを持つ
        ハンドカードを一枚指定できた時
効果:発動条件で指定したハンドカードを手札に戻す
   手札に戻したハンドカードは同名カードを含め、
   このターン、自分は発動不可能になる
 
名前:パワード・シャウト
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 ガーブリカリオンが工場の中のどこかに走って行き、カードを口にくわえて戻ってきた!!
 ガーブリカリオンが口のカードを上に放り投げると同時に放り投げられたカードが弾け、
 リアの闇の板、俺から見た山札の手前にあるトラッシュのパワード・シャウトのカードが飛んで、リアの右手に戻った!!
 リアはそのまま右手に戻ったパワード・シャウトのカードを左手の手札に戻し、
 そのまま左手の手札から右手で1枚のカードを引きつつ俺に見せて宣言してきた!!
 「私はパワード・リスト・チャージの効果を発動!!
  山札の上3枚を見て、1枚手札に加える!!」
 
名前:パワード・リスト・チャージ
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:カテゴリ:パワードビーストを持つ自分のモンスターが勝利した時
        自分の山札が3枚以上存在している時
効果:自分の山札から上の3枚のカードを自分のみ見て、好きなカードを手札に加える、
   その後、自分の山札をシャッフルする
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:ぐぁお!!
テキスト:森の中から果物を見つけ、動物達が選び始めた
 
 ガーブリカリオンがまたも工場の中に走って行き、3枚のカードを口に加えてリアの方に持ってきて、リアの前に降ろす、
 「あら、これは?」
 リアはそう言って、ガーブリカリオンから見せられた3枚のカードの中から右手の人差し指で俺から見た左の方のカードを指す、
 すると、リアに選ばれたカードの1枚が弾け、
 ガーブリカリオンは弾けず残った2枚のカードを口に加えたまま、またもどこかに持っていく、
 その間にリアの闇の板の上にある山札の上から3枚目がリアの右手に飛んで行き、リアは飛んできたカードを右手にキャッチする、
 その直後、リアの闇の板の上にある山札は自動的にシャッフルされ、そんなこんなしてる間にもガーブリカリオンがリアの前に戻ってくる、
 おいおい、いったい何のカードを引いたんだ?
 リアは右手に持ったカードを左手に加えつつ俺の方を見て口を開く、
 「そんなに見つめないの、すぐに使えるカードじゃないわ、そうね、2ターン後かしらね」
 2ターン後、一体何のカードなんだ?
 俺の疑問をしり目に、リアは俺の方を見て、
 「さぁ、興味は尽きないと思うけどターンエンドよ」
 と言って、宣言してきた、
 俺の方もリアが引いたカードが何か気になりながらも宣言する、
 「タ、ターンエンド」
 これで1ターン目は終了だが、
 一体、何のカードを引いた!?
 2ターン後、ということは3ターン目か、一体何のカードを引いたんだろう?
 
リア
デッキ:34枚 手札:4枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:0枚
モンスターゾーン  
パワードビースト ガーブリカリオン M コスト:1 パワー:1300
 
VS
 
双我
デッキ:34枚 手札:4枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン
無し
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 リアが引いたカードが何なのか気になるが、今は2ターン目だ!!
 俺とリアはチャージゾーンにある表側表示のカードを右手でそれぞれ裏にしつつ宣言する!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、俺とリアは山札の一番上のカードを右手で引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードはスラッシュピィルバグ!!
 よし、このモンスターで一気に攻める!!
 俺は引いたばかりで右手に持つスラッシュピィルバグのカードを1番の場所に裏側で置き、
 続けて、左手の手札を改めて見る、
 今の手札なら、黒き鱗の盾が一番発動出来る可能性が高いか!?
 俺はそう考え、左手の手札から黒き鱗の盾のカードを引き、チャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 いきなりリアがそう言って宣言してきた!!
 俺がリアの闇の板の方を見ると、確かに俺から見たリアの闇の板の中央少し右の方にある2番とリアの闇の板のチャージゾーンに裏側表示でカードが追加されていた、
 俺はリアの闇の板の方を確認すると、リアに向かって、
 「セット!!」
 と宣言し返し、右手で1番に裏側で置いたカードを持つ、
 すると、リアの方も俺の闇の板の1番とチャージゾーンの方を見て、俺の闇の板の1番とチャージゾーンにカードがきちんとカードが裏側で追加されているのを確認した後、
 自身で2番に裏側で置いたカードを右手で持った、
 俺はリアが右手で2番のカードを右手で持ったのを見計らい右手に持ったカードを表に返しつつ宣言する、
 と同時に、リアも右手に持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「現れろ!!スラッシュピィルバグ!!」
 「来なさいっ!!パワードビースト ナゲモンキー!!」
 
名前:スラッシュピィルバグ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:このカードがある場所と同じ番号にある相手の場所に
   何のカードも置かれていない時、次の戦闘のみスキップする
   次の戦闘に参加するモンスターが
   このモンスターよりパワーが下の時、
   相手モンスターをトラッシュに送り、次の戦闘のみスキップする
   相手モンスターをトラッシュに送らず、
   このカードがいる同じ番号の相手の方の場所に
   コスト0のジェイルカードが置かれている時は、
   相手の方のジェイルカードをトラッシュに送り、
   次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:ダンゴムシ カテゴリ2:刃付き
テキスト:その背に付いた刃で周りを壊しつつ転がり、突き進む!!

名前:パワードビースト ナゲモンキー
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:1100
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        自分の手札にある、コスト1以上の
        カテゴリ:パワードビーストを持つハンドカードを1枚、
        相手に見せた時
効果:自分の手札を1枚、自分のトラッシュに送る
   トラッシュに送った自分のカードが、
   カテゴリ:パワードビーストを持つハンドカードだった時
   ((トラッシュに送ったカードのコスト)×400)
   次の戦闘が行われるまで次の戦闘に参加する
   相手のモンスターのパワーを下げる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:猿
テキスト:その猿は適度に重い物を探して投げつけた!!
 
 俺の前に黒く、背に左右2つの刃を持つ黒光りする半球が現れる!!
 背に持った2つの刃はただ鋭く、半球の下から黒い瞳が光っている!!
 リアの前に四肢と尻尾の長い大きな猿が現れる!!
 濃い茶色の毛皮をまとい、同じ色の瞳でこちらを見て、歯茎を出して笑っている!!
 あっちはコスト1のモンスター、こっちはコスト2のモンスターだ!!
 コストの見せあいが起きる!!
 俺はチャージゾーンから2枚のカードを、リアはチャージゾーンから1枚のカードを右手で持って前に出す!!
 そして、俺はリアに向かって問いかけた!!
 「それでいいな!!
  じゃあ、表にするぜ!!」
 「いいわ、表にしましょう!!」
 リアはそう言って返すと、右手で前に出したカードを表にする!!
 そして、俺も前に出したカードを右手で表にした!!
 まずは、俺が前に出したカード!!
 
名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘をおこなう相手モンスターがコスト1の時
効果:この効果を発動後、戦闘前終了時、
   戦闘をスキップして戦闘後に移行する
   相手のモンスターのパワーが0以下の時は相手モンスターを相手の手札に戻す
   相手のモンスターのパワーが3000以上の時は
   効果の発動後、このカードをトラッシュに送る
カテゴリ1:スケール カテゴリ2:シールド
テキスト:黒き鱗の盾が相手の攻撃を止めた!!
     そして、相手のモンスターをそのまま押し込んでいく!!

名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 どちらも発動できないカード!!
 
 と、いきなりリアが左手の手札から右手で1枚のカードを引いて俺の方に見せてきて宣言してきた!!
 「私はパワード・シャウトの効果を発動!!」
 俺はすかさず右手を前に出して宣言する!!
 「俺はスラッシュピィルバグの効果を発動!!
  パワード・シャウトの効果を相殺するぜ!!
  他に発動するカードは!!」
 俺の言葉にリアは歯を食いしばり、
 「無いわ」
 と返して来た!!
 すかさず俺は右手を前に出して宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!スラッシュピィルバグ!!
  回転断殺!!」
 
パワードビースト ガーブリカリオン M コスト:1 パワー:1300
 
VS
 
スラッシュピィルバグ M コスト:2 パワー:1400
 
 スラッシュピィルバグが丸まってガーブリカリオンの元に転がっていく!!
 あわてて左に避けるガーブリカリオン、だが、スラッシュピィルバグは扉向こうの壁にぶつかり戻ってきた!!
 今度は右に避けるガーブリカリオン、しかし、スラッシュピィルバグは反対側の壁にぶつかり戻ってくる!!
 対するガーブリカリオンは右の方に思いっきり駆け、逃げ出した!!
 スラッシュピィルバグはガーブリカリオンを追い、右に曲がっていく!!
 この状況にガーブリカリオンはまたも右に跳んで避ける!!
 が、スラッシュピィルバグは壁に反射してガーブリカリオンに向かってきた!!
 ガーブリカリオンは逃げられないと感じたのか、スラッシュピィルバグを目を細めてにらみ、動かない、
 と思うと、いきなり大口を開け、大きく吠えた!!
 スラッシュピィルバグは吠え声を受け、丸まりを解き、地上で止まる!!
 この隙にガーブリカリオンはスラッシュピィルバグに向かって走り、大口を開けて噛みつこうとする!!
 しかし、スラッシュピィルバグはこのガーブリカリオンの攻撃に対し、ガーブリカリオンに向かって刃の一つを向けた!!
 あわてて、口を引っ込めるガーブリカリオン、
 ガーブリカリオンがひるんだすきにスラッシュピィルバグは刃を向けたまま跳んで体当たりを仕掛ける!!
 ガーブリカリオンは右に跳んで押しつぶされるのをあえなく避ける!!
 スラッシュピィルバグは飛んだ先で刃が床にささる、
 と、思いきや一回バウンドして床に着地する、
 その隙にガーブリカリオンが跳んで噛みつこうとする、
 が、スラッシュピィルバグがいきなり上に跳んだ!!
 いきなりの事に軌道修正が効かないガーブリカリオン!!
 スラッシュピィルバグはそのまま跳んで丸まりガーブリカリオンの上から落ちていく!!
 今度こそ、ガーブリカリオンを斬り裂き押しつぶすスラッシュピィルバグ!!
 と、いきなりリアがチャージゾーンのカードを右手で1枚表にしつつ宣言してきた!!
 「私はパワード・ギュイクラッシュを発動!!
  スラッシュピィルバグをトラッシュに送り、
  ガーブリカリオンをデッキの一番下に戻す!!」
 
名前:パワード・ギュイクラッシュ
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のカテゴリ:パワードビーストを持つコスト1のモンスターが
        戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分がこの戦闘の戦闘前でカテゴリ:パワードビーストを持つ
        ハンドカードを相殺されていた時
        戦闘を行った相手のモンスターのパワーが
        戦闘を行った自分のモンスターのパワーに
        500足した数値以下だった時
効果:戦闘を行った相手のモンスターをトラッシュに送り、
   戦闘を行った相手のモンスターをデッキの一番下に送る
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:相打ち
テキスト:一瞬の隙を見せた相手に対して特攻をかけ、
     仲間とともに逃げ切った!!
 
 な!!あんなカードをチャージゾーンに置いてたのか!!
 いきなりスラッシュピィルバグの下から吠え声がしたと思ったら、
 血まみれのガーブリカリオンがスラッシュピィルバグを上に吹っ飛ばした!!
 そのままガーブリカリオンは宙に跳び、上にいたスラッシュピィルバグにすれ違いざまに腹に噛みつき、スラッシュピィルバグを爆発させて闇に返した!!
 だが、今度はスマッシュカードを使わせ・・・
 等と考えていると、リアが左手の手札から1枚のカードを見せて宣言してきた!!
 「私はスマッシュ・パワード・リカバリーを発動!!
  山札から2枚のカードを引く!!」
 
名前:スマッシュ・パワード・リカバリ
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このターン、カテゴリ:パワードビーストを持つ、
        スマッシュカードを相殺されずに使用していた時
        山札に2枚以上のカードが存在していた時
効果:自分の山札から2枚カードを引いて自分の手札にする
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:リカバリ
テキスト:傷ついた友の代わりに新たな仲間を迎え、生き残るためにさらに進む!!
 
 あんなカードでスマッシュカードの消費を抑えてくるのか!!
 と、俺が考えた瞬間、
 リアが右手を前に出して宣言してきた!!
 「2番戦闘!!行け!!パワードビースト ナゲモンキー!!
  力投げ!!」
 
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100 
 
攻撃
 
破壊 双我 ダメージ
 
 スラッシュピィルバグを倒し、地上に着地したガーブリカリオンが一つ吠え声を上げる!!
 すると、リアの山札から2枚のカードが跳び、地上から石が一つ跳ねた!!
 山札から跳んだ2枚のカードはリアが右手でキャッチして、
 地上で跳ねた石はナゲモンキーが尻尾で掴み、
 リアはキャッチしたカードをチラ見すると、左手の手札に加え、
 ナゲモンキーは尻尾に持つその石を顔に近づけてじろじろと見た後、尻尾を使って石を右手に向かって投げて右手に石を持ち替え、
 石を持つ右手を思い切り振りかぶり、俺の方に投げてきた!!
 すると、俺の前に闇の薄い壁が現れた!!
 そして、闇の薄い壁はナゲモンキーが投げた石を自身にめり込ませつつ石をどうにか受け止めた!!
 薄い闇の壁にめり込んだ石が地上に落ちる、
 次の瞬間、薄い闇の壁は石が当たったところからひびが入って行き、ひびが全体に行きわたると同時にひびの部分から割れて衝撃波を周りにまき散らしつつ崩壊した!!
 俺は薄い闇の壁から出た衝撃波に軽く右手を顔の前に持ってきた防護姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後に、右手で闇の板手前のライフカードの左から2番目のカードを引く、
 俺が引いたのは頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド!!
 このカードで、リアが前ターンに引いたカードを撃破してやるぜ!!
 俺は右手に引いた頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのカードを左手の手札に加えつつ宣言する、
 「ターンエンド!!」
 すると、リアの方も俺の方を目を細めてにらんで口を開き、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言し返してきた!!
 これで2ターン目は終了、
 3ターン目、リアがどんなカードを出してきても撃破してやるぜ!!
 
リア
デッキ:31枚 手札:4枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:2枚
モンスターゾーン  
無し
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100
 
VS
 
双我
デッキ:33枚 手札:4枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:2枚
モンスターゾーン
無し
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 3ターン目、頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドで一気に攻める!!
 まず、俺とリアはチャージゾーンにある表側表示のカードを裏に返しつつ、宣言を行う!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、俺とリアは山札の一番上のカードを右手で引きつつ
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 と、宣言した!!
 俺が引いたカードはデモンウォーリアーズ バイスエナジー!!
 相殺用のカードとしては高い能力を持つカードだ!!
 よし、このカードをチャージゾーンに置いておくぜ!!
 俺は引いたばかりで右手に持つデモンウォーリアーズ バイスエナジーのカードをチャージゾーンに裏側表示で置き、
 続けて、左手の手札から頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのカードを引くと、
 1番の場所に裏側で置き、
 「セット!!」
 と宣言する!!
 「セット!!」
 俺が宣言した次の瞬間、リアの方も宣言し返して来た!!
 リアの闇の板を見ると、1番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されていた、
 俺はリアの闇の板の確認を終えると、自身で1番に裏側で置いたカードを右手に持つ、
 俺がリアの闇の板を確認している間に、リアも俺の方の闇の板を確認、
 すぐに確認を終えると、自身で1番に裏側で置いたカードを右手に持った!!
 そして、俺とリアは、それぞれ右手に持ったカードを表に返しつつ宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「召喚!!命削りし頭刃の戦士!!ライフブレイカーヘッド!!」
 「来なさい!!創造の世界に生きし空飛ぶ仲裁者!!クレイズバードアーマー クガンリ!!」
 
名前:頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で相手モンスターに勝利した時
        相手のライフカードが1枚以上ある時
効果:相手のライフカード1枚を相手の手札に加えさせる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:ブレイカー
テキスト:その黒き刃で相手の命を削り取る恐れられる戦士

名前:クレイズバードアーマー クガンリ
種類:CM クリエイター
コスト:2 パワー:1500
発動前効果 効果付与・攻小相殺
       発動条件:相殺効果を持たず、発動タイミング:戦闘前を持つ
            コスト0の自分のスマッシュカードの効果が発動した時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   発動された自分のスマッシュカードに下記の相殺効果を強制的に付与する
   この効果は条件を満たした時に1度ずつ、何度でも発動する
 相殺効果・止 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:カードと同じ
        発動後:このカードの効果が発動した時と同様の扱いとする
    相手のカードの発動を相殺扱いで止め、
    このカードの効果を発動する
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する、
        相手のモンスター・クリエイター・デストロイヤー
        のコストが2以下だった時
        次の戦闘に自分のモンスター・クリエイター・デストロイヤー
        が参加する時
効果:次の戦闘のみスキップする
カテゴリ1:クレイズバードアーマー カテゴリ2:あそこでいさかいがっ!!
テキスト:その鎧は青き空飛ぶ大地の上を飛び回り、
     いさかいを見つけると仲介のために飛び降りた!!
     仲介の相手が怒れば必殺の一撃を見舞った!!
 
 「なにっ!!」
 俺が驚きの声を上げる中、俺の前に黒い戦士が現れた!!
 その漆黒の筋肉質の肉体は左肩や右足などが硬質化し、
 頭の上から上に向かって黒い角が生え、赤い瞳を光らせている!!
 リアの前に光が降ってきて、光が収束、背中から茶色い羽が生え、茶色い鳥の兜をかぶった戦士が現れた!!
 背中に生えるは茶色く大きな羽、顔全体を追う兜は茶色い毛皮に覆われ、黄色いくちばしが生えていて、
 体全体を覆うは茶色い薄手の衣類で衣類の上には茶色い短いマントをはおい、両手には短めの斧を持ち、茶色いブーツに茶色い皮手袋をはめており、
 兜の右の方や左右のブーツの外側には白い羽が付いていた!!
 ばかなっ!!あれは、クリエイター!?
 でも、リアは確かに言っていた、世界樹のカードのみで構成されたデッキだって!!
 俺はてっきり、デストロイヤーの世界の世界樹
 モンスター、イクイップ、リサイクル、スマッシュ、ハンド、ジェイル、
 デストロイヤー、デストーション、デスティレイブ、デストロイ、デストレイド、
 これらのカードしか生み出さないと思ってたが・・・
 俺は思わずリアに向かって問いただす!!
 「ちょっと待て!!ここの世界樹はクリエイターカードも生み出すのか!?」
 「あら、知らないのね、世界樹の事?
  じゃあ、ここの祭壇がなんで地下深くに作られたのかも知らないのかしら?」
 ここの祭壇が地下に造られた理由?
 世界樹の根がここで露出しているからじゃないのか?
 「おい、おれ様も知らんぞ、こんな話!!」
 デェビルが明らかに動揺している、ダーティルナも動揺してリアの方を見つめている、
 周りの工場の奴らも動揺しているようだ、いや、周りの工場の奴らはデェビルやダーティルナ程じゃないから、
 話には聞いてたけど実物を見るのは始めて、といった感じか、
 「なら、教えてあげるわ」
 リアはそう言って語り始めた、
 「世界樹、その真の力は他の世界の力をカード化すること、
  考えても見なさい、世界樹の眷属は普通の木の大きさでこの世界の様々な情報をカード化するわ、
  ならば、世界樹程の大きさともなればどうなるか、
  当然、次元を超えた先の存在をカード化したっておかしくないのよ、
  もっとも、次元を超えた存在をカード化できるから大きくなったのか、大きいから、次元を超えた先の存在をカード化出来るのかは知らないけど、
  さらに言うなら、世界樹とはいえ次元を超えた先の存在はなかなかカード化できないのか、
  めったに異世界の物と思われるカードは取れないのよね」
 「じゃあ、地下に祭壇が作られたのって・・・」
 俺の質問を含めた返しに、リアは俺を見下しつつ答えてきた、
 「当然、それら異世界のカードを隠すため、
  昔のデストロイヤーは知ってたのよ、世界樹から異世界のカードが取れるって、
  異世界の法則を取り込んだカードが取れることも、
  それら異世界のカードに時に畏怖し、時に恐怖しながらね、
  故に世界樹の根が露出したこの場所を選んだ、
  異世界の存在から世界樹に守ってもらうために、
  異世界のカードを処分し、異世界の存在を世界樹に返すために!!」
 「誰から聞いたんだ、そんな話・・・」
 デェビルがつぶやいたのを聞き、俺はデェビルの言葉をそのままつぶやく、
 「誰から聞いたんだ、そんな話」
 「あら、教えて欲しいのかしら?」
 リアはそう言って、見下したまま続けて話し出す、
 「ここの神殿、それも一番上の元神殿長だけが知っていたわ、
  その元神殿長は神殿が接収されるその日まで、世界樹の秘匿として、
  ここで異世界のカードを処分する業を代々行ってた見たいね、
  もっとも、その元神殿長も数年前に他界して、
  異世界のカードは全て軍部が秘密裏に管理しているけれど」
 「神殿長、そんな秘密、墓場まで持って行きやがったのか!!」
 デェビルがどっか悔しそうにつぶやいた、
 その元神殿長と知り合いだったのか、そうでないのか、とにかく悔しそうだ、
 後でちょっと聞いてみるかな
 「あなた!?クリエイターのカードを使う意味が分かってるの!?」
 俺がデェビルの言葉を推類していると、いきなり叫んだのはダーティルナ!!
 ダーティルナは続けてリアに向かって叫ぶ!!
 「クリエイターはわたし達が最後に戦い勝つべき相手なのよ!!」
 ダーティルナ?
 俺はいきなりダーティルナ出された言葉に驚きダーティルナの方を向く、
 いや、デストロイヤーとクリエイターが敵対しているとは聞いていたが、まさか、デッキにカード入れることが嫌がられるほどだったとは・・・
 リアがダーティルナの方を向き、ダーティルナを見下し口を開く、
 「そんなことは知ってるわ、でも、クリエイターとの戦いの前にやるべきことができたのよ、
  だからクリエイターであろうとも借りられる力は借りるわ」
 「でも、わたしのおばあちゃんもみんなも・・・」
 ダーティルナがどこか迷いながらも放った言葉を聞いたリアは鼻を鳴らしながら話し出す、
 「私だってクリエイターをいつまでものさばらせておく気はないわ、
  でも、その議論をする前に、今はカードバトルを先に進めなくっちゃね!!」
 「わ、わたしの話を!!」
 「後で聞いてあげるわ、まずは、話したいことを整理なさいな」
 「うっ・・・」
 リアの話を聞いたダーティルナが放った言葉に反論したリアの言葉を聞き、
 ダーティルナはうめき黙り込む
 そういえば、1ターン目に引いたカード、それってもしかして・・・
 「クレイズバードアーマー クガンリ、そのカードか、1ターン目に引いて面白がってたカードは?」
 リアは俺の方に向くことなく、
 「ええ、その通りよ」
 と返事を返すと、改めて俺の方を見て、
 「さぁ!!コスト相殺が起きるわ!!チャージゾーンのカードをコストとして1枚表にしてもらいましょうか!!」
 おおっと、そうだった!!頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのコストでカードを表にしないと、
 ここは何のカードがいいか?
 よし、ここはダメージ覚悟で、1番戦闘を重視する!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのコストとして、黒き鱗の盾を指定!!」
 
名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 俺がそう言って宣言した瞬間、リアが左手の手札から1枚のカードを右手で引いて俺に見せつつ宣言してきた!!
 「私はパワードビースト ナゲモンキーの効果を発動!!
  バースト・パワード・リロードをトラッシュに送って頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのパワーを1600下げる!!」
 
名前:バースト・パワード・リロード
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分の山札が自分の手札以上の枚数だった時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:パワードビーストを持つ
        モンスターが1体以上存在している時
効果:このカード以外のカードを全て山札の下に好きな順番で戻し、
   (山札に戻した枚数+2)枚のカードを山札から引いて手札にする
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:引き直し
テキスト:これで新たな力を!!
     動物たちの願いの先に得た力とはなんなのか?
 
 あの効果、発動されると頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのパワーが1200、
 クレイズバードアーマー クガンリのパワーが1500だ、
 デモンウォーリアーズ バイスエナジーなら、パワーが届く、か、
 いや、油断はよくないな、またなんかのカードで手札補充してくるんだろうし、
 ここは油断せずに相殺していくぜ!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚も手にしつつ宣言する!!
 「俺は闇夜に薙ぐ破壊の風の効果を発動!!
  パワードビースト ナゲモンキーの効果を相殺!!
  そっちのモンスターゾーンにパワードビースト ナゲモンキーがいるから発動条件は満たしてるぜ!!」
 が、リアは続けて右手でチャージゾーンのカードを表にしつつ宣言してきた!!
 「私はパワード・シャウトラッシュの効果を発動!!
  頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのパワーを私の手札3枚に自分のモンスターゾーンにいるカテゴリ:パワードビーストを持つモンスターを足して500かけた数
  計2000下げ、800にする!!」
 
名前:パワード・シャウトラッシュ
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:パワードビーストを持つ
        モンスターが1体以上存在している時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((自分の手札の枚数)+自分のモンスターゾーンにいる
   カテゴリ:パワードビーストを持つモンスター)×500下げる、
   この戦闘前タイミング、自分は手札のカードの効果を発動できなくなる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:石投げラッシュ!!
テキスト:戦いに参加した動物たちは他の集団でも、
     共に戦うものの援護を力の限り大声で行った、
     周りは耳がキンとなったが・・・
 
 あんなカードを発動させてたまるか!!前のターン見たくスマッシュ・パワード・リカバリーのカードで手札補充もさせたくないし、
 それに、2000も下げられたんじゃ、デモンウォーリアーズ バイスエナジーじゃおっつかない、
 パワーを下げられた後の頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッドのパワーは800、
 対して、クレイズバードアーマー クガンリのパワーは1500、
 デモンウォーリアーズ バイスエナジーじゃせいぜい600しか上がらないから、おっつかないんだ、
 俺は右手のチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バイスエナジーを発動!!
  パワード・シャウトラッシュの効果を相殺!!」
 「甘い!!」
 リアは俺の発動の宣言を聞き、続けて宣言してきた!!
 「クレイズバードアーマー クガンリが発動前効果 効果付与・攻小相殺でパワード・シャウトラッシュに付与した
  相殺効果・止が発動する!!
  デモンウォーリアーズ バイスエナジーの効果を止め、パワード・シャウトラッシュの効果発動!!」
 
名前:クレイズバードアーマー クガンリ
種類:CM クリエイター
コスト:2 パワー:1500
発動前効果 効果付与・攻小相殺
       発動条件:相殺効果を持たず、発動タイミング:戦闘前を持つ
            コスト1の自分のスマッシュカードの効果が発動した時
       コスト:0 発動後:このカードの在り方に変化無し
   発動された自分のスマッシュカードに下記の相殺効果を強制的に付与する
   この効果は条件を満たした時に1度ずつ、何度でも発動する
 相殺効果・止 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:カードと同じ
        発動後:このカードの効果が発動した時と同様の扱いとする
    相手のカードの発動を相殺扱いで止め、
    このカードの効果を発動する
 
 な!?発動前効果で相殺効果の付与だって!?
 これじゃ、相殺した意味がない!!
 リアが俺の方を見て口を開く!!
 「ずいぶん驚いた表情をしているようね!!
  カードの発動はもう無いって顔よ!!
  カードの発動が無いならとっとといくわ!!」
 リアは続けて右手を前に出したまま宣言してきた!!
 「1番戦闘!!行け!!クレイズバードアーマー クガンリ!!
  パワード・シャウト・ラッシュ・アタック!!」
 
クレイズバードアーマー クガンリ CM コスト:2
パワー:1500
 
VS
 
頭刃の戦士 ライフブレイカーヘッド M コスト:3
パワー:2800-2000 パワー合計:800
 
 ライフブレイカーヘッドがクガンリに向かって走る!!
 クガンリが空を飛び、ライフブレイカーヘッドを迎え撃つ!!
 ライフブレイカーヘッドが頭の角を振り上げると、クガンリはその右手の斧でライフブレイカーヘッドの頭の角を受け止め、続けて左手の斧をライフブレイカーヘッドの頭に向かって振り降ろした!!
 ライフブレイカーヘッドは後ろに跳んでクガンリの左手の斧を避け、そのまま真上に跳んでクガンリに頭の角を振り下ろす!!
 だが、クガンリは右手の斧でこの角を受けつつ左手の斧でライフブレイカーヘッドに反撃する、が、ライフブレイカーヘッドは硬質化した右足でクガンリの左手の斧を受け止め、その衝撃で両者弾かれ!!
 弾かれた後、ライフブレイカーヘッドは地に着地するも、クガンリは空を飛んだままだ、
 お互いににらみ合うライフブレイカーヘッドとクガンリ、
 そこにいきなりナゲモンキーが石のようなものを投げてきた!!
 しかし、その石はもろくも吹かれた風に吹き飛ばされた!!
 そこにクガンリが動く!!吹かれた向かい風に乗って上に飛び、上からライフブレイカーヘッドに向かって急降下して右手の斧を振り下ろす!!
 だが、ライフブレイカーヘッドも負けてはいない!!口を開けて
 ぐぉぉおお!!
 と吠えると、体に黒いオーラをまとい、そのままクガンリに向かって角を振り上げた!!
 ぶつかり合うクガンリの右手の斧とライフブレイカーヘッドの角、
 最初は拮抗していたクガンリの右手の斧とライフブレイカーヘッドの角も少したつとクガンリの方が押され始めた!!
 そのままライフブレイカーヘッドがクガンリを弾き飛ばそうと頭の角を一気に振り上げようとする!!
 そこにいきなりナゲモンキーが口を大きく開けて大声を出す!!
 しかし、ライフブレイカーヘッドは少し動きが止まっただけですぐに角を振り上げようとする!!
 が、ナゲモンキーはあきらめない!!
 何度も大声を上げてライフブレイカーヘッドの動きを止め続けた!!
 ライフブレイカーヘッドの動きが止まった隙にクガンリが右手の斧に力を込める!!
 徐々にライフブレイカーヘッドが押され始めた!!
 クガンリはここぞとばかりに左手の斧も振り下ろす!!
 この左手の斧をライフブレイカーヘッドは何とか右手で持って押しとどめた!!
 そう思った瞬間、ナゲモンキーが今までで一番大きな大声を上げた!!
 思わず固まるライフブレイカーヘッド!!
 この瞬間、クガンリが一旦両手の斧をライフブレイカーヘッドから離し、両手の斧を振り上げると両方一度に一気に振り下ろした!!
 ライフブレイカーヘッドは動けないながらも右手の斧は頭の角で受け止め、左手の斧も右手で受け止めた!!
 受け止めきった!!そう思った次の瞬間、クガンリがライフブレイカーヘッドとの距離を詰めつつ右手の斧を左に離し、左からライフブレイカーヘッドの首筋を狙って横に振り下ろしてきた!!
 これにはライフブレイカーヘッドも対応しきれない!!
 左手で受け止めようとするも左手は手首から切り裂かれ、
 続けて硬質化した左肩で受け止めようとするも斧が左肩の上を滑る!!
 結果、ライフブレイカーヘッドに首は叩き斬られ、ライフブレイカーヘッドは爆発し、闇に返った!!
 ライフブレイカーヘッド、お前の犠牲は無駄にしない!!
 等と俺が考えている間にも、リアが右手を一度下げ、再び右手を前に出しつつ宣言してきた!!
 「2番戦闘!!行け!!パワードビースト ナゲモンキー!!
  力投げ!!」
 
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100 
 
攻撃
 
破壊 双我 ダメージ
 
 ナゲモンキーがどこかから石を尻尾に持って上に放り投げ、右手にキャッチした後、
 右手に持った石を振りかぶって思い切り俺の方に投げてきた!!
 次の瞬間、俺の前に現れた薄い闇の壁が自身に石をめり込ませつつも石を受け止めた!!
 が、めり込んだ石が勢いを失い地に落ちた瞬間、石がぶち当たった場所から徐々にひびが広がり、
 ひびが全体に行きわたった後、ひびの部分から割れて、衝撃波をあたりにまき散らしつつ崩壊した!!
 俺はまき散らされた衝撃波に右手を顔の前に出した防御姿勢で耐えた後、
 衝撃波が収まった後に右手で闇の板手前にあるライフカードの一番左のカードを1枚取る、
 俺が引いたのはデモンウォーリアーズ グラップエナジー!?
 このカードがどう影響するんだ?
 俺は右手に持つ引いたばかりのデモンウォーリアーズ グラップエナジーのカードを左手の手札に移しつつ宣言する
 「ターンエンド!!」
 すると、リアの方も、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言し返して来た!!
 さて、これで3ターン目も終了だが、
 状況は圧倒的に俺の方が不利、ライフブレイカーヘッドもやられちまったし、
 ここから俺はどうにか逆転できるのか!?
 
リア
デッキ:30枚 手札:3枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:1枚 トラッシュ:3枚
モンスターゾーン  
クレイズバードアーマー クガンリ CM コスト:2 パワー:1500
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100
 
VS
 
双我
デッキ:32枚 手札:4枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:3枚
モンスターゾーン
無し
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 4ターン目、ここからどうする!?
 俺は右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ、
 リアは表側表示のカードがチャージゾーンに無いので何もせず、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と、宣言し、
 続けて、それぞれ山札から右手でカードを1枚引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードはビッグレフトクラブ!!
 このカードならこの状況、ひっくり返せるかもしれない!!
 俺は引いたばかりで右手に持つ、ビッグレフトクラブのカードをそのまま1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札を見る、この中ならデモンウォーリアーズ バーストエナジーがいいか、
 デモンウォーリアーズ グラップエナジーもあるが、ここは効果の大きい方を選ぶぜ、今回はコストにするだけだしな!!
 俺はそう考え、左手の手札から、デモンウォーリアーズ バーストエナジーのカードを右手で引き、
 チャージゾーンに裏側表示で置き、宣言する、
 「セット!!」
 すると、リアの方も間髪入れず、
 「セット!!」
 と宣言し返して来た!!
 「ちょっと!!」
 いきなりかけられた声はダーティルナの方だ、
 俺とリアはおもわず、俺の後ろの方にいるダーティルナの方を向くと、
 ダーティルナがリアに向かって話し出す、
 「もう一度、今度はきちんと考えをまとめたから聞くわ、
  なんでクリエイターのカードを使うの、
  おばあちゃんやみんなはクリエイターが狩りをしないくせに食料に固執する奴らだって言ってた、
  なんで、そんな奴らのカードを使うの?」
 リアはダーティルナの方をまっすぐに見つめ、ダーティルナに向かって話し出す、
 「あなたは、あなた自身はクリエイターになんか、恨みとかある?
  他のデストロイヤーから聞いた話じゃなくて、
  クリエイター自身に会って、話を聞いたこととかある?」
 リアの言葉にダーティルナは目を伏せて悩みながら話し出す、
 「え、それは、恨みとかは、クリエイターと戦ったことがあるって、お母さんが言ってたし、
  お母さんのお友達が大けがさせられたって話も聞いたし、
  そりゃ、直接会ったこととかは無いけど・・・」
 そういえば、俺もクリエイターというものに直接会ったことが無いな、テレビで見たことはあるが、
 俺がそんな事を考えている間にも、
 ダーティルナの言葉を聞いたリアが、ダーティルナをまっすぐ見つめながら話す、
 「そう、直接会ったことは無いのね、クリエイターと戦ったこともないと、
  なら、あなた、まだ若いっぽいし、クリエイターと戦ったこと無いのも無理ないけどね
  それに、同年代の中にクリエイターと戦ったことのある奴、いないでしょう」
 「いないけど、それが?」
 ダーティルナの返答を聞いたリアが、ダーティルナに話しかける、
 「なら、いいわ、質問に答えるわね、
  クリエイターのカードを使うのはね、相手に勝つため、目的を果たすためよ、
  それ以上のものはないわ」
 「そ、それだけなの?」
 「それだけよ、言ったでしょ、たとえ宿敵の力を借りてでもやらなきゃいけないことがあるだけよ」
 「ううん、わからない・・・」
 リアの言葉を聞いたダーティルナが疑問を返し、更にリアが言葉を返すと、ダーティルナは目を伏せて頭を抱え、考え込んで黙り込んでしまった、
 宿敵、宿敵ねぇ、そういえば、デストロイヤーとクリエイターって敵対しているとは聞いたけど、直接的に戦うことはどれくらいあるんだ、
 というか、リアの話ぶりだと、年配の年代のデストロイヤーはかなりの数クリエイターと戦ったことがあるような感じだが、
 そんなに日常的にデストロイヤーとクリエイターが敵対する事があるのか、
 それとも、先の俺達の世界で起こった戦争、それに関係してるのか、
 俺が聞いた限りじゃ先の戦争でデストロイヤーとクリエイターが直接戦ったって話は聞いてないけどな、
 「さぁ!!カードバトルを続けましょうか!!」
 俺が考え事をしている間にもリアが俺の方に叫んできた!!
 そうだな、デストロイヤーとクリエイターの敵対関係なんて、今考えてても始まらない!!
 今はカードバトルでこの場を乗り切る方が先だ!!
 俺はリアの闇の板をチラリと見て、リアの闇の板、俺から見た中央左側少し奥の3番と、
 チャージゾーンにカードが裏側で追加されているのを確認すると、
 俺自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 同時に、リアの方もチラリと俺の闇の板の方を見て、1番とチャージゾーンにカードが裏側で追加されているのを確認すると、
 自身で3番に裏側で置いたカードを右手で持った、
 そして、俺とリアはそれぞれ右手に持ったカードを表にしつつ宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「召喚!!ビッグレフトクラブ!!」
 「来なさい!!パワードビースト プラティパース」
 
名前:ビッグレフトクラブ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        このモンスターのパワーがこのカードに書かれた数値を
        500以上下回っていた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを
   このカードに書かれた数値とこのモンスターの現在のパワーの差500に付き
   600上げる
カテゴリ1:蟹 カテゴリ2:右のはさみ
テキスト:大きな右のはさみでバランスを崩しつつ相手に叩きつけた!!

名前:パワードビースト プラティパース
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このターンに自分のチャージゾーンに存在していた
        カテゴリ:パワードビーストを持つ
        コスト0のスマッシュカードが
        トラッシュに存在していた時
        自分の手札が1枚以上2枚以下だった時
        自分のチャージゾーンがこのターン、
        3枚以上になっていなかった時
        次の戦闘にこのモンスターが参加する時
効果:自分の手札のうち1枚を相手に見せ、
   見せたそのカードをチャージゾーンに表側表示で置く
   さらに残った自分の手札を全てトラッシュに送ることで、
   自分の山札から2枚引いて手札にする事が出来る
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:カモノハシ
テキスト:仲間の危機に、何とか食料を届けることができた!!
 
 俺の前に黒緑の大きな蟹が現れた!!
 左にごつごつした大きなはさみを持ち、右には小さなはさみ、それに6本の足が生えた、頑丈そうなデコボコした甲羅を持つ黒い蟹!!
 リアの前にくちばしが横に広い黒い毛皮に覆われたカモノハシが現れた!!
 黄色く横に広いくちばしは傷だらけで、毛皮もところどころやぶれ、傷が出来ていて、
 手足の水かきも敗れている所がある!!
 向こうはコスト1のモンスター!!こっちはコスト2のモンスターだ!!
 俺は即座にチャージゾーンのカードを2枚前に出す、
 と同時に、リアの方も1枚のカードを前に出してきた!!
 すると、リアが俺に話しかけてきた!!
 「さぁ、それでいい、表にするわよ!!」
 「ああ、とっとと表にしよう!!」
 俺は問いに答えると、前に出した2枚のカードを右手で表にする!!
 と、同時に、リアの方も前に出したカードを表にしてきた!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで600上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワー1200上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:叩きつけろ!!叩きつけろ!!叩きつけろ!!
     唸る叫びが、衝動が、意思が、破壊の力をさらに増幅させる!!
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワード・シャウトラッシュ
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 お互いに発動できるカードは0!!
 すると、いきなりリアが右手を前に出して宣言してきた!!
 「私はクレイズバードアーマー クガンリの効果を発動!!
  1番戦闘をスキップする!!」
 時間稼ぎか!?
 このまま2番と3番戦闘で俺にダメージを与えて行こうってか!?
 そんなことはさせないぜ!!
 俺はチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は闇夜に薙ぐ破壊の風の効果を発動!!
  クレイズバードアーマー クガンリの効果を相殺!!」
 だが、リアはこのぐらいではくじけない、
 リアは続けて左手の手札から1枚のカードを右手で持って前に出し、宣言してきた!!
 「私は、手札のバースト・パワード・リロードを見せ、パワードビースト ナゲモンキーの効果を発動!!
  ビッグレフトクラブのパワーを1600下げる!!」
 俺はすかさず、右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バイスエナジーの効果を発動!!
  パワードビースト ナゲモンキーの効果を相殺!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで200上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを400上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:打て!!打て!!打て!!
     撃ちこみ続け、破壊の力を増幅する!!
 
 さぁ、次はどうくる?
 このままいけば・・・
 等と俺が考える間にも、リアは右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言してきた!!
 「私はパワード・チャージラッシュの効果を発動!!
  自分のチャージゾーンのカードの枚数と自分のモンスターゾーンにいるカテゴリ、パワードビーストを持つモンスターの数を合わせた数、かける500、
  ビッグレフトクラブのパワーを、合計2000下げる!!」
 
名前:パワード・チャージラッシュ
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:パワードビーストを持つ
        モンスターが1体以上存在している時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((自分のチャージゾーンこのカードを含めたカードの枚数)
   +自分のモンスターゾーンにいる
   カテゴリ:パワードビーストを持つモンスター)×500下げる、
   この戦闘前タイミング、
   自分はチャージゾーンのカードの効果を発動できなくなる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:体当たりラッシュ!!
テキスト:戦いに参加した動物たちは他の集団でも、
     共に戦うものの援護のため通りがかり様に体当たりを仕掛けた!!
     敵を見失いかけたが・・・
 
 甘いぜ!!俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺はパワード・チャージラッシュの効果後にビッグレフトクラブの効果を発動!!
  カードに書かれた数値と現在のパワーの差は2000、
  よって、ビッグレフトクラブのパワーを2400上げる!!」
 
名前:ビッグレフトクラブ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        このモンスターのパワーがこのカードに書かれた数値を
        500以上下回っていた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを
   このカードに書かれた数値とこのモンスターの現在のパワーの差500に付き
   600上げる
 
 「やはりそう来たかっ!!」
 リアが叫ぶ!!だが、あまり悔しそうでは無いな、まぁいい、
 俺はリアに問いかける!!
 「さぁ、もう発動するカードは無いか!!」
 リアが俺の方を見据え、
 「無いわ!!」
 と答えてきた!!
 俺は右手を振り上げ、宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!ビッグレフトクラブ!!
  返し爪はさみ!!」
 
クレイズバードアーマー クガンリ CM コスト:2
パワー:1500
 
VS
 
ビッグレフトクラブ M コスト:2
パワー:1600-2000+2400 パワー合計:2000
 
 クガンリがいきなりビッグレフトクラブに向かって行き、なんと、両腕を外側に広げて説得に入った!!
 しかし、いきなり後ろ横風が吹いてきて、右手の斧を落としてしまった!!
 右手の斧はビッグレフトクラブの目の前に落ちる!!
 ビッグレフトクラブは激昂し、左手の爪を振り上げた!!
 仕方なしに背中の両翼羽ばたかせ上に飛ぶクガンリ、ビッグレフトクラブはクガンリを追う様に前進する、
 と、いきなりクガンリがビッグレフトクラブの頭上を追い越すように飛びビッグレフトクラブの背後を取る!!
 すかさず時計回りに回りつつ左手の爪を振り回すビッグレフトクラブ、あわてて上に飛ぶクガンリ、
 攻撃もせず何のために背後を取ったんだ?
 俺はそう思ったが右手に握られた斧を見て合点がいった、単にあの斧を取っただけか、
 そして、クガンリが上空から再びビッグレフトクラブに向かって行き、その両手の斧を一度に空中から振り下ろした!!
 が、ビッグレフトクラブはその左手の爪で両方の斧を受け止め、弾き返す!!
 再び空中に飛ばされるクガンリ、
 すると、突如、ナゲモンキーとプラティパースが低い姿勢で走って行き、ビッグレフトクラブに体当たりを仕掛ける!!
 この体当たりを足をもたつかせながらも後ろに跳んで避けようとするビッグレフトクラブ、
 ビッグレフトクラブがもたついている間に上空から再び両手の斧を振り下ろすクガンリ!!
 これにはビッグレフトクラブも大慌てで左手の爪を振り回し、クガンリを遠ざける、ビッグレフトクラブが振り回した爪に当たるまいとあわてて下がるクガンリ、
 だが、ナゲモンキーとプラティパースの再びの体当たりがビッグレフトクラブに向かって行く!!
 今度はこの体当たりにぐらつかされ、横にこけるビッグレフトクラブ、
 横にこけたビッグレフトクラブに今度は正面から飛んで行くクガンリ、そこに走って行くプラティパース、
 プラティパースはとどめとばかりにビッグレフトクラブに体当たりする、完全にひっくり返るビッグレフトクラブ、
 そこにナゲモンキーが石を投げ、クガンリが両手の斧を右に振りかぶった!!
 しかし、突如ビッグレフトクラブが両手と足をいきなりじたばたさせると、怒ったように赤くなり、左手の爪に黒いオーラを漂わせ、
 黒いオーラをまとった左手の爪を地に叩きつけ、黒いオーラを周りに散らしつつ上に跳んでひっくり返った体勢を立て直し、続けて左手の爪でナゲモンキーが投げてきていた石を弾き返し、
 そのままクガンリが振りかぶってきた斧に向かって左手の爪を叩きつけ、クガンリを吹っ飛ばし、クガンリを追う!!
 ふっとばされたクガンリは何とか空中で体制を立て直そうとするも、追ってきていたビッグレフトクラブのその左手の爪に捕まってしまった!!
 あわててビッグレフトクラブの方を向き、苦笑いを浮かべるように固まるクガンリ、
 そんなクガンリに対し、ビッグレフトクラブはまずクガンリを3回地面にたたきつけてボロボロにした後
 左手の爪に力を入れ、クガンリを上下に分かち、白い爆発を起こして光に返した!!
 よし!!ようやく1番戦闘で勝ったぜ!!
 だが、安堵する暇も無く、リアが右手を前に出して宣言してきた!!
 「まだよ!!2番戦闘!!行け!!パワードビースト ナゲモンキー!!
  力投げ!!」
 
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100 
 
攻撃
 
破壊 双我 ダメージ
 
 ナゲモンキーが尻尾にいつの間にか石を持ち、右手に石を投げ渡した後、
 右手を振りかぶって俺の方に向かって高速で石を投げつけてきた!!
 その瞬間、俺の前に薄い闇の板が出現し、投げられた石を自身にめり込ませつつ受け止めた!!
 が、やはり石が地に落ちた後、石が当たったところからひびが広がって行き、ひびが全体に広がると、ひびの入ったところから徐々に壊れ、衝撃波をまき散らしつつ崩壊する!!
 俺は薄い闇の板の衝撃波に対し、右手を軽く顔の前に持ってきて衝撃波に耐え、
 衝撃波が収まった後に一番右のライフカードを取る、
 出てきたのはパワースポットエナジー!!
 俺が右手に持つパワースポットエナジーのカードを左手に移すと、
 リアが続けて右手を前に出し宣言してきた!!
 「私はパワードビースト プラティパースの効果を発動!!
  バースト・パワード・リロードを見せてチャージゾーンに置き、
  さらに、手札のパワード・シャウトをトラッシュに送り、
  山札から2枚のカードを手札にする!!」
 
名前:パワードビースト プラティパース
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このターンに自分のチャージゾーンに存在していた
        カテゴリ:パワードビーストを持つ
        コスト0のスマッシュカードが
        トラッシュに存在していた時
        自分の手札が1枚以上2枚以下だった時
        自分のチャージゾーンがこのターン、
        3枚以上になっていなかった時
        次の戦闘にこのモンスターが参加する時
効果:自分の手札のうち1枚を相手に見せ、
   見せたそのカードをチャージゾーンに表側表示で置く
   さらに残った自分の手札を全てトラッシュに送ることで、
   自分の山札から2枚引いて手札にする事が出来る
 
 さらに、リアは右手を前に出したまま宣言してきた!!
 「3番戦闘!!行け!!パワードビースト プラティパース!!
  ひっかき・パース!!」
 
パワードビースト プラティパース M コスト:1 パワー:600 
 
攻撃
 
破壊 双我 ダメージ
 
 プラティパースがどこかに走って行き、くちばしに果物のような何かを2つくわえて戻ってきた!!
 そして、くわえたものを口にくわえたまま顔を振りかぶり放り投げると、その2つの物体が山札に飛んで行き、
 2つの物体が山札の上の方にぶつかり、山札の上のカード2枚が弾き飛ばされ、山札の上2枚のカードは、リアの左手の手札を弾きつつリアの左手に収まり、
 リアの左手の手札から弾き飛ばされた2枚のカードは1枚がチャージゾーンに表側表示で着地し、もう1枚がトラッシュに向かって飛んで行き、プラティパースが首を左右に振って何かを探すと、俺の方を見たときにいきなり俺の事を見つけたように目を見開いて見て、俺の方に走ってきた!!
 すると、俺の前に薄い闇の壁が現れる!!
 プラティパースは俺の前の薄い闇の壁の前に立つと、右手を俺から見た右斜めに振りおろして薄い闇の壁にひっかき傷を作り、
 続けて、左手を俺から見た左斜めに振りおろしてまたも薄い闇の壁にひっかき傷を作り、
 もう一度、右手を俺から見た右斜めに振りおろし、
 左手を俺から見た左斜めに振りおろし、
 そうして、何度も両手を振り下ろして薄い闇の壁の一か所にひっかき傷をたくさん作った後、
 最後に、ひっかき傷をたくさん作った薄い闇の壁に自身のくちばしをコンコンとぶつけて薄い闇の壁に穴を開けた!!
 穴が開けた場所から一気にひびが広がり、ひびの入った場所から薄い闇の壁が崩壊し、衝撃波をまき散らす!!
 プラティパースはその衝撃波を受け、リアの所にまで吹っ飛んでコロコロ転がった!!
 一方、俺の方はといえば、
 薄い闇の壁から出た衝撃波に対し、右手を軽く顔の前に出して耐えた後、
 衝撃波が収まった後に元は右から2番目の、今は1番右のライフカードを引く、
 出てきたのは要塞ダ・パーデルワームの門璧!!
 これで次のターンも攻められるか!?
 俺は右手に持つ要塞ダ・パーデルワームの門璧のカードを左手の手札に写し、
 リアの方を見据え宣言する!!
 「ターンエンド!!」
 すると、同時に
 「ターンエンド!!」
 と、リアの方も宣言してきた!!
 さて、4ターン目が終了したが、
 ライフカードのダメージが大きい、残り1枚だが、
 このままだと俺は負けてしまうが、のりきれるのか、この状況!?
 
リア
デッキ:27枚 手札:2枚 ライフカード:5枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:6枚
モンスターゾーン  
無し
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100
パワードビースト プラティパース M コスト:1 パワー:600

VS

双我
デッキ:31枚 手札:5枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:4枚 トラッシュ:3枚
モンスターゾーン
ビッグレフトクラブ M コスト:2 パワー:1600
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 5ターン目、このまま押し切れるか!?
 俺とリアはチャージゾーンの表側表示のカードを右手で裏にしつつ宣言を行う、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、右手で山札の一番上のカードを引きつつ、
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 と、宣言する!!
 俺が引いたカードはダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
 だが、今回は召喚しない、
 コストが重い、もう少し待ってからだ、今は他にもカードを置けるしな!!
 俺は右手に持つダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアのカードを左手に移しつつ、
 左手の手札を改めて見る、
 ここはダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアではなく、デモンウォーリアーズ グラップエナジーの方を置いておこう、
 2番に置いて召喚するのは要塞ダ・パーデルワームの門璧がいいだろう!!
 俺は左手の手札から要塞ダ・パーデルワームの門璧のカードを引いて2番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札からデモンウォーリアーズ グラップエナジーのカードを引いてチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!!」
 「セット!!」
 と、宣言する、
 すると、リアの方も宣言してきた!!
 「そういえば・・・」
 リアが俺の方を見て口を開き、話し出した、
 「あなた人間なのね、デストロイヤーじゃなくて」
 「それが?」
 俺が素っ気なく答えると、リアは俺の方を見据えつつ話を続ける、
 「前に人間にあったことがあるわ、影山っていう女の人間の」
 「影山!?もしかして、影山先生!?」
 俺はいきなり出た意外な人物の名前に驚き声を上げた、
 リアは動揺もせずにそのまま話を続ける、
 「さぁ、先生かどうかは知らないけど、
  確か20くらいだったわねぇ、黒髪の女だったわ、
  Wカードの絵を誰が書いてるか調べるためにここまで来たって言ってたけど、
  まさか、絵を木が書いてるとは思わなかったんでしょうね、
  図書館で色々調べて帰ってたわよ」
 まぁ、俺も驚いたんだ、あの世界樹を直接見ないと、信じられないだろうな・・・
 にしても、影山先生がデストロイヤーの世界に来たことあるかもしれないとは聞いてたけど、
 まさか、こんなところにまで来ていたとは、
 「さぁ!!カードバトルを続けるわよ!!」
 リアが叫び、右手で1番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 おっと、そうだな!!影山先生がデストロイヤーの世界に来た時の事は、今度、直接先生から聞けばいいか!!
 俺はリアの闇の板の方を見て、1番とチャージゾーンに裏側でカードが置かれているのを確認すると、
 2番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 そして、俺が右手に持ったカードを表にしつつ宣言すると
 同時に、リアの方も右手で持ったカードを表にしつつ宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!要塞ダ・パーデルワームの門璧!!」
 「召喚!!パワードビースト ライノガリアス!!」
 
名前:要塞ダ・パーデルワームの門璧
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:パーデルワームを持つ
        ジェイルカードが置かれていた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを300上げる
   次の戦闘が行われるまで次の戦闘に参加する
   相手のモンスターのパワーを300下げる
   パワーを上げた後、次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
   このモンスターのパワーより700以上、下回っていた時
   次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:パーデルワーム カテゴリ2:壁
テキスト:ズドン!!
     門を守るその壁がいきなりせり出して敵を追い払った!!

名前:パワードビースト ライノガリアス
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘に敗北した時
        戦闘に参加した相手のモンスターのパワーが
        (このモンスターのパワー+500)以下の値だった時
効果:戦闘に参加した相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:サイ
テキスト:相手の攻撃で傷つきつつも、その強靭な力で突進をかけ、
     相手を弾き飛ばした!!
 
 俺の前、ビッグレフトクラブの左側に壁が現れた!!
 そのそびえたつ暗い紫の壁の中央には丸い鉄板が張り付いている!!
 リアの前に黒い四足のサイが現れる!!
 そのごつごつとした流線型の体はなだらかなようで岩のようで、
 鼻の上にある角は刃物のように鋭い風に見え、赤い瞳を光らせ、短い4つ足の右前足で床を蹴って突進する準備をしている!!
 向こうはコスト3、こっちはコスト2のモンスター!!
 コストの見せあいが起きるが、ここでダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアをコストにして表にしてもおそらく召喚は出来ない、
 なぜなら、あっちのチャージゾーンにはハンドカードのバースト・パワード・リロードがあるのだ、
 コスト3ということはあっちのチャージゾーンは全て表にしてくるはず、
 それなら、コストの見せあいで使用できるカードが1枚しかないこっちはダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを表にしても召喚できないことになる、
 やっぱり、 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは手札に残して正解だったな、
 で、肝心のコストの見せ合いに何を出すかといえば・・・
 ここは、無難なカードを表にするべき、か、
 俺はそう考え、チャージゾーンのカードを2枚右手で持って前に出す、
 同時に、リアの方も右手でチャージゾーンの3枚のカードをもって前に出してきた!!
 そして、俺は問いかける!!
 「そのカードでいいか!?表にするぜ!!」
 「いいわ!!表にしましょう!!」
 リアがそう返してきて右手で前に出したカードを表にしていく!!
 俺の方も右手で前に出したカードを表にしていく!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・リロード
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:パワード・チャージアタック
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:パワードビーストを持つ
        自分のモンスターが参加する時
        自分のチャージゾーンにこのカードを含めて、
        2枚以上カードが存在する時
効果:次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを次の戦闘が行われるまで
   ((自分のチャージゾーンこのカードを含めたカードの枚数)×200上げる
   この戦闘前タイミング、
   自分はチャージゾーンのカードの効果を発動できなくなる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:パワーアタック!!
テキスト:己の力を全力で出し、体当たりを敢行する!!
 
 こっちが発動できるカードは0だが、あっちが発動できるカードは1枚、
 どう出てくる!?
 リアが右手を前に出しつつ宣言してくる!!
 「私はバースト・パワード・リロードを手札に戻さない!!
  そして、1番戦闘!!行け!!パワードビースト ライノガリアス!!
  パワード・突進!!」
 俺は何も止めない、なぜなら、
 今デモンウォーリアーズ バーストエナジーを発動しても、ビッグレフトクラブはパワーが600上がるだけ、
 ビッグレフトクラブのパワー1600じゃ、600増えても
 パワードビースト ライノガリアスのパワー2400には届かないのだ、
 これはデモンウォーリアーズ バイスエナジーとデモンウォーリアーズ グラップエナジーの組み合わせでも同様だ
 
パワードビースト ライノガリアス M コスト:3 パワー:2400
 
VS
 
ビッグレフトクラブ M コスト:2 パワー:1600
 
 ライノガリアスとビッグレフトクラブが対峙する!!
 ライノガリアスがビッグレフトクラブに向かって突進して行き、ビッグレフトクラブはその左手の爪を振りかざし待ち構え、
 ライノガリアスがビッグレフトクラブの爪の間合いに入った瞬間、左手の爪を振り下ろした!!
 ライノガリアスは避けず、そのまま突進して行き、ライノガリアスの体にビッグレフトクラブの爪がぶち当たる!!
 が、ライノガリアスはびくともせず、そのまま突進をしかけていく!!
 ビッグレフトクラブは爪が効かなかったのを見て、あわてて蟹歩きで左に動く!!
 しかし、ライノガリアスの突進が速く、ライノガリアスはビッグレフトクラブの中ほどの右足を吹っ飛ばした
 泡を吹いて慌てるビッグレフトクラブ!!
 そのまま走りぬいたライノガリアスの方を向きつつに左手の爪を伸ばすが、突進を続けるライノガリアスには届かない!!
 ビッグレフトクラブの中ほどの右足に突進をぶち当てたライノガリアスがそのまま右の方に方向転換!!
 Uターンしてビッグレフトクラブの方に向かってくる!!
 ビッグレフトクラブはあわててライノガリアスの方を向こうとするが、その前にライノガリアスが向かってきた!!
 ライノガリアスはそのまま突進し続けビッグレフトクラブの右側の足をもう一本吹っ飛ばす!!
 これには思わずよろけてバランスを崩すビッグレフトクラブ!!
 ビッグレフトクラブの右側の足を2本吹っ飛ばしたライノガリアスは、またもUターンして今度はビッグレフトクラブの胴体を狙う!!
 1本になった右側の足で何とか動くビッグレフトクラブ!!
 しかし、さっきよりも動きは遅くなっている!!
 ライノガリアスの突進は続く!!
 なんとかライノガリアスの様子を目の端で見てとって、胴体を上に上げるビッグレフトクラブ!!
 ライノガリアスの狙いを見てとったか!?
 だが、ライノガリアスも甘くはない!!
 突進によってビッグレフトクラブの胴体を狙えなくなったと見てとったライノガリアスは少し右に軌道修正しつつ突進し続けビッグレフトクラブの残った右側の足を吹っ飛ばす!!
 右側の足を全て吹っ飛ばされたビッグレフトクラブは倒れ、動けなくなる!!
 あわてて左側の足や両手を動かすビッグレフトクラブ!!
 だが、無情にもライノガリアスは後ろから迫る!!
 ライノガリアスはそのままビッグレフトクラブの背後から突進をぶちかまし、ビッグレフトクラブを向こうの壁に叩きつけた!!
 壁に叩きつけられたビッグレフトクラブは腹を上にして壁の下に落ちる!!
 ライノガリアスはそのまま突進を続行!!
 と思ったら、いきなり少しジャンプして頭の角を下に向け、上からビッグレフトクラブの腹を狙ってくる!!
 だが、ビッグレフトクラブはしぶとく左手の爪で腹を防御する!!
 しかし、ライノガリアスも甘くはない!!
 腹を狙えなくなったライノガリアは右の前足でビッグレフトクラブの左手の爪の根元に着地して、ビッグレフトクラブの頭の方を向くと、頭の角をビッグレフトクラブの両目の根元の間に叩きつけてビッグレフトクラブの両目の根元を斬りつけると、さらに、頭の角を左から右に横一線、ビッグレフトクラブの目を切り飛ばした!!
 これにはさすがのビッグレフトクラブもぐったりし、
 一方のライノガリアスは一旦地上に跳んで着地、反時計回りにくるりと回ると、とどめとばかりにビッグレフトクラブに向かって突進、
 ビッグレフトクラブを吹き飛ばして再度壁に叩きつけ、爆発させて闇に返した!!
 「私は、パワードビースト ナゲモンキーの効果を発動!!
  バースト・パワード・アタックを相手に見せてトラッシュに送り、
  要塞ダ・パーデルワームの門璧のパワーを2000下げる!!」
 
名前:バースト・パワード・アタック
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに、
        カテゴリ:パワードビーストを持つ
        モンスターが存在していた時
効果:このターン、自分のモンスターゾーンにいる
   カテゴリ:パワードビーストを持つ全てのモンスターのパワーを
   1000上げる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:アタック!!
テキスト:動物たちが力を合わせ、その力を高めあった!!
 
 おっと、そうはさせるか!!
 俺はチャージゾーンのカードを1枚右手で表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バーストエナジーの効果を発動!!
  バースト・パワード・アタックを相殺する!!
  さぁ、他に発動するカードは!?」
 「無いわ!!」
 俺の宣言の後の問いかけにリアが応えた後、
 俺は右手を前に出し、宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!要塞ダ・パーデルワームの門璧!!
  壁鉄圧殺!!」
 
パワードビースト ナゲモンキー M コスト:1 パワー:1100
 
VS
 
要塞ダ・パーデルワームの門璧 M コスト:2 パワー:1600
 
 ナゲモンキーがダ・パーデルワームの門璧に向かって行き、その右手でダ・パーデルワームの門璧をペチペチと叩いたりする、
 すると、
 ズドン!!
 という音と共にダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊が飛び出した!!
 下の方にいたナゲモンキーは鉄の塊には危うくなんとか当たらなかったが、驚いて慌てて後ろの方にかけてった!!
 しばらく様子を見るナゲモンキー、
 すると、右手に何か石のような物を持って、思い切り振りかぶってダ・パーデルワームの門璧に向かって投げた!!
 こつん
 乾いた音が響き、ダ・パーデルワームの門璧に石がぶつかった、
 ・・・それだけだ、
 そう見えた、
 しかし、ダ・パーデルワームの門璧の周りに少しづつ黒いオーラが出てきたような気が・・・、
 そうとは気付かず、またもダ・パーデルワームの門璧にまたも近づいていくナゲモンキー、
 ナゲモンキーは近づいて行ったダ・パーデルワームの門璧の下の方からさらに、ダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の前に立たないように少し左下側まで移動し、
 またも右手でペチペチしている、
 次の瞬間、またもダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊が飛び出してきた!!
 今度もナゲモンキーはダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊の左下側にいたからダメージは無い、わけではなかった、
 ダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊が飛び出した瞬間、壁全体から斜め上の方に黒いオーラが噴出、ナゲモンキーを斜め右上に吹っ飛ばした!!
 ダ・パーデルワームの門璧の飛び出した中央の鉄の塊は一気に元に戻る、
 そんなダ・パーデルワームの門璧に対し、驚き、空中でじたばたするナゲモンキー、
 だが、ナゲモンキーは確実にダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊の前まで落ちて行っている、
 そして、
 ズドン!!
 という音と共に飛び出したダ・パーデルワームの門璧の中央の鉄の塊に吹っ飛ばされ、ナゲモンキーは向こうの壁との間に挟まれ、
 そのまま、ぺちゃんこになって爆発し、闇に返った!!
 さらに、リアが右手を前に出して宣言してくる!!
 「3番戦闘!!」
 甘い!!ここぞとばかりに俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は黒き鱗の盾の効果を発動!!
  3番戦闘をスキップする!!」
 
名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘をおこなう相手モンスターがコスト1の時
効果:この効果を発動後、戦闘前終了時、
   戦闘をスキップして戦闘後に移行する
   相手のモンスターのパワーが0以下の時は相手モンスターを相手の手札に戻す
   相手のモンスターのパワーが3000以上の時は
   効果の発動後、このカードをトラッシュに送る

 「なっ!!しまった!!」

パワードビースト プラティパース M コスト:1 パワー:600 

スキップ 黒き鱗の盾
 
破壊 双我
 
 プラティパースが俺の方に駆けてくる!!
 と、同時に、俺の目の前に黒い鱗の盾が現れた!!
 長方形で少しぐにゃっとまがった木の板に黒い鱗がびっしりとつき、裏側に木の取っ手が付いた盾だ!!
 黒き鱗の盾はプラティパースの前まで飛んで行き、
 プラティパースが目の前に飛んできた黒き鱗の盾に向かって右手を振り上げ、袈裟懸けに引っかく!!
 しかし、黒き鱗の盾には傷一つつかない、続けて、プラティパースは左手を振り上げ、袈裟懸けにひっかくが、
 やはり、黒き鱗の盾には傷一つつかない!!
 その後もプラティパースは両手で何度もひっかくが、結局黒き鱗の盾は傷つかず、
 プラティパースは何度もひっかいて手が痛くなったのか、いい加減飽きたのか、
 反時計回りにくるりと回ると、後ろの方を向いてリアの方に戻って行った、
 それを見たのリアが
 「ターンエンド!!」
 と宣言してきたので、俺も宣言を返す、
 「ターンエンド!!」
 最後の1枚はどうにか守ったが、危機的状況には変わりない、ここから逆転できるのか!?
 
リア
デッキ:26枚 手札:2枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:8枚
モンスターゾーン  
パワードビースト ライノガリアス M コスト:3 パワー:2400
無し
パワードビースト プラティパース M コスト:1 パワー:600

VS

双我
デッキ:30枚 手札:4枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:4枚
モンスターゾーン
無し
要塞ダ・パーデルワームの門璧 M コスト:2 パワー:1600
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 6ターン目、一気に逆転できるか!?
 俺とリアは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と宣言し、続けて、山札の一番上のカードを右手で引きつつ宣言する、
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺は右手に持つ引いたカードを見る、
 俺が引いたカードは肩棘の戦士 シャープニードル!!
 よし、こいつに賭ける!!
 俺は右手に引いたばかりで持つ肩棘の戦士 シャープニードルのカードを1番の場所に裏側で置き、
 続けて、左手に持つ手札を見る、
 ・・・よし、ここが召喚のし時だと見た!!
 俺は左手の手札からダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアのカードを引くと、
 チャージゾーンに裏側表示で置き、宣言する、
 「セット!!」
 すると、リアの方も少し手札を見た後、
 右手で左手の手札から1枚のカードを持って1番の場所に裏側で置き、
 続けて、残った左手の手札をチャージゾーンに裏側で置いて俺の方を向き、
 「セット!!」
 と、宣言し返して来た、
 確かに2番とチャージゾーンにカードを裏側で追加しているな、
 俺はリアの方の闇の板を見て取って確認すると、
 自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 すると、リアの方も俺の闇の板の方を見て、俺が1番とチャージゾーンに裏側でカードを追加しているのを確認した後、
 右手で自身で2番に裏側で置いたカードを右手で持つ、
 そして、俺が右手に持ったカードを表にしつつ宣言すると、
 リアの方も同時に右手に持ったカードを表にしつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「召喚!!肩棘の戦士 シャープニードル!!」
 「来なさい!!パワードビースト ビックホーンディアスタッグ!!」
 
名前:肩棘の戦士 シャープニードル
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなう相手モンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っている時
        次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
効果:次の戦闘が行われるまでこのカードのパワーを600上げる
   チャージゾーンにカテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが
   表側表示で存在していた時、このモンスターのパワーをさらに300上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:突き詰めろ!!
テキスト:彼のタックルが扉を破壊し、向こうへと貫通していく!!

名前:パワードビースト ビックホーンディアスタッグ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2200
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターと相手のモンスターが参加する時
        相手のモンスターのパワーがこのモンスターより上の時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワー700下げる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:鹿
テキスト:その雄々しい角を振りかざし、
     己より強き相手をふり払う!!
 
 俺の前に漆黒の体中から血管が浮き出て、左肩の方から角の生えた戦士が現れた!!
 その筋肉質の漆黒の体からは血管が浮き出て、禿頭の頭に黄色い瞳を持っている!!
 リアの前に大きな鹿が現れる!!
 上が灰色、下が黒の毛皮を身に纏った体に長い四つ足を持ち、
 頭の上から生えた大きな漆黒の角は黒い鋼のようで刃で全てが覆わて枝分かれしたような形になっており、
 その前に長い顔の赤い両の瞳でまっすぐに俺の方を見てきている!!
 こっちはコスト2、あっちはコスト3のモンスターか!?
 それなら、今チャージゾーンに出すべき2枚のカードは・・・
 俺がそうやって考えている間にも、リアが右手でチャージゾーンから3枚のカードを前に出してきた、
 ・・・よし、決めた!!この2枚だ!!
 俺は右手でチャージゾーンから2枚のカードを前に出す、
 すると、リアが俺の方を見て口を開いてくる、
 「その2枚でいい?なら、表にするわよ」
 俺はリアに向かって返事を返す、
 「いいぜ!!表にするぜ!!」
 俺は返事を返した後、前に出したカードを右手で表にする、
 すると、リアの方も右手で前に出したカードを表にしてきた!!
 まずは、俺が前に出したカード!!
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・リロード
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・アタック
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 こっちの発動可能なカードは0枚、
 対して、リアが発動できるカードは2枚!!
 リアが前に出したカードの1枚を右手に取りつつ宣言する!!
 「私の発動できるカードは2枚、
  対して、そっちの発動できるカードは0枚、
  よって、私はバースト・パワード・リロードのみを手札に戻す!!
  そして、1番戦闘!!」
 
名前:バースト・パワード・リロード
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 おっと、1番戦闘はさせるわけにはいかないぜ!!
 俺はチャージゾーンのカードを右手で表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ グラップエナジーの効果を発動!!
  この効果によって肩棘の戦士 シャープニードルのパワーは1200上がって、2700になる!!
  これによって、パワードビースト ライノガリアスのパワー2400を上回る!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで400上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを800上げる
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:叩け!!叩け!!叩け!!
     唸る叫びが破壊の力を増幅させる!!
 
 だが、リアは右手でチャージゾーンのカードを1枚右手で表にしつつ宣言し返してくる!!
 「私はパワード・チャージアタックの効果を発動!!
  デモンウォーリアーズ グラップエナジーを相殺する!!」
 ちぃ!!相殺された!!
 だが、まだ手はあるぜ!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードをもう一枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バーストエナジーの効果を発動!!
  相殺は!?」
 
名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで600上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワー1200上げる

 リアは俺の方を目を細めてにらみつつ口を開く、
 「相殺は・・・無いわ!!」
 よし!!発動できた!!ここで一気に行くぜ!!
 俺はリアの返答を聞き、即座に右手で2枚のカードを表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バーストエナジーのコストに、
  デモンウォーリアーズ グラップエナジーとダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを指定!!」

名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 さらに、俺は続けてダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアのカードを右手に持って3番に移動させつつ宣言する!!
 「続けて、俺はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを3番に召喚!!
  コストには黒き鱗の盾を指定!!」
 
名前:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
        このカードと戦闘する相手が以下の状態だった時
        ・コスト2以下のモンスター
        ・コスト1のデストロイヤー
        ・コスト1のクリエイター
効果:次に戦闘をおこなう相手モンスター・デストロイヤー・クリエイター
   をトラッシュに送る
カテゴリ1:サンダー カテゴリ2:闇体
テキスト:闇の中を漂う闇の塊、闇の雷で確実に相手の命を奪う

名前:黒き鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 よし!!ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア、コスト召喚成功!!
 対して、召喚のコストにした黒き鱗の盾だが、せっかく前のターンに守ってくれたけど、
 ここはダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアを召喚しないといずれじり貧になるからな!!
 それに、向こうも高コストのモンスターが多くなってきた、黒き鱗の盾で守れる相手がくるとは思えない、なので、ここは潔く、コストにさせてもらうぜ!!
 そして、俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!肩棘の戦士 シャープニードル!!
  バーストニードルタックル!!」
 
パワードビースト ライノガリアス M コスト:3
パワー:2400
 
VS
 
肩棘の戦士 シャープニードル M コスト:2
パワー:1500+1800 パワー合計:3300
 
 ライノガリアスが右前足で床を蹴り、突進の用意をしている、
 対して、シャープニードルも左肩の棘を前に出し、突進の準備をする、
 両者にらみ合いダッシュをかける!!
 ライノガリアスの頭の角とシャープニードルの左肩の棘がぶつかり火花を散らす!!
 と、シャープニードルの左肩の棘が左に、ライノガリアスの頭の角が右にずれる!!
 このままだと相打ちか!?
 そう思った瞬間、ライノガリアスが突如右に跳んで角を回避した!!
 ライノガリアスの場合は頭部に角があるので、左にずれたシャープニードルの左肩の棘が右目目前に迫ってきていたために、恐怖を感じて右に跳んだのだろう、
 だが、ぶつかって火花を散らしていた両者は離れた瞬間、勢い余ってたたらを踏んだ、
 お互いに相手の方を向き、またもにらみ合う両者、
 すると、いきなりシャープニードルが右手を広げて前に出し、手の平を上に向けて指を全て手前に近づけたり戻したりといった動作を繰り返し始めた、
 おそらく、ライノガリアスに突進してくるように誘っているのだろう、
 ライノガリアスはこの挑発を見て、3度ほど右前足で床を蹴った後、
 突如、シャープニードルに向かって突進をかけた!!
 シャープニードルに全速力で向かって行くライノガリアス!!
 対するシャープニードルはライノガリアスが近づいた瞬間、間一髪左に避けた!!
 避け続けてライノガリアスのスタミナが切れるのを待つのか?とも思ったが違う、
 なんと、シャープニードルは突進を続けるライノガリアスの左から掴みかかったではないか!!
 だが、掴みかかられてもライノガリアスは止まらない!!
 引きずられながらも両足を地に着けて両足に力を込めライノガリアスを持ち上げようとするシャープニードル!!
 対するライノガリアスはシャープニードルを振り落とそうと突進を続ける!!
 しかし、シャープニードルもこのままでいるはずはない!!、いきなり口を大きく開けて咆哮すると、体に黒いオーラがまとい始める!!
 そして、シャープニードルは両足にさらに力を込め、ライノガリアスを持ち上げようとするが、ライノガリアスは持ちあがらず、止まらない!!
 さらに、ライノガリアスの突進に勢いでシャープニードルの黒いオーラが吹き飛ばされてしまった!!
 が、シャープニードルはあきらめない!!
 まだ力が足りないのかと、突進で黒いオーラが吹き飛ばされてもなおさらに大きな咆哮を上げる!!
 と、いきなり、シャープニードルが大きな黒いオーラをまとう!!
 同時にシャープニードルの黒いオーラに紛れて、シャープニードルの背後に黒い雷を周りに自身に這わすように微弱に放つ闇の塊が現れた!!
 ところが、ライノガリアスはそのままシャープニードルの背後の闇の塊を置いてけぼりにしてシャープニードルを引きずりながら突進を続行していく、
 シャープニードルの方も闇の塊にはお構いなしにライノガリアスに掴まったまま黒いオーラを増量させて両足を地に付けて力を入れてライノガリアスの動きを遅めていき、
 なんと、とうとうライノガリアスの動きを止めることに成功する!!
 そして、両足を踏ん張り、ライノガリアスを持ち上げ始めるシャープニードル!!
 大きな岩のようにライノガリアスを両手で頭の上に持ち上げていき、
 頭の上まで持ち上げたと思ったら、前の方に放り投げ左肩の棘を前に出し、ライノガリアスに向かって突進をかけ、
 ライノガリアスの角を左肩の棘で砕きつつを額に穴を開けつつ壁に向かって吹っ飛ばした!!
 額を貫かれ、壁に激突するライノガリアス!!
「私はパワードビースト ライノガリアスの戦闘後効果を発動!!肩棘の戦士 シャープニードルを手札に戻す!!
 デモンウォーリアーズ バーストエナジーのパワーを上げる効果は戦闘を行うまでだから、もう肩棘の戦士 シャープニードルのパワーは元に戻っている!!
 よって、発動条件は満たしているわ!!」
 なっ!!しまった!!

名前:パワードビースト ライノガリアス
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘に敗北した時
        戦闘に参加した相手のモンスターのパワーが
        (このモンスターのパワー+500)以下の値だった時
効果:戦闘に参加した相手のモンスターを相手の手札に戻す

 リアが右手を前に出し宣言した瞬間、額に穴が開いたはずのライノガリアスが力を振り絞って立ち上がり、一気にシャープニードルに向かって突進をかけ、遠くの方にまで吹っ飛ばした!!
 だが、ライノガリアスは、次の瞬間には力尽きたのか、左の方に倒れ、爆発し、闇に返った!!
 さらに、リアが右手を一度下ろし、もう一度前に出し、宣言してきた!!
 「2番戦闘!!行け!!パワードビースト ビックホーンディアスタッグ!!
  角払い・パワード!!」
 俺になすすべは、無い!!
 
パワードビースト ビックホーンディアスタッグ M コスト:3 パワー:2200
 
VS
 
要塞ダ・パーデルワームの門璧 M コスト:2 パワー:1600
 
 ダ・パーデルワームの門璧に向かってビックホーンディアスタッグが歩いていく、
 次の瞬間、ダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分が飛び出す!!
 しかし、ビックホーンディアスタッグは左の方にひらりと跳んで鉄の塊を避けた!!
 もう一度、ビックホーンディアスタッグはダ・パーデルワームの門璧に向かって歩いていく!!
 すると、またもダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分が飛び出し、ビックホーンディアスタッグの方に向かって行く!!
 が、ビックホーンディアスタッグは今度は右に向かってひらりと避けた!!
 ビックホーンディアスタッグはまたもダ・パーデルワームの門璧に向かって歩いていくと、
 今度もダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分が飛び出してきた!!
 だが、ビックホーンディアスタッグは右の方にひらりと跳んで避けた!!
 ダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分を避けた後、ビックホーンディアスタッグはさらにダ・パーデルワームの門璧の方に歩いていき、
 とうとう、ダ・パーデルワームの門璧の前にまで到達した!!
 すると、いきなりビックホーンディアスタッグが真上に跳んだ!!
 と同時に、ダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分が飛び出した!!
 ビックホーンディアスタッグは見事にダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分を避けて、ダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分の上に跳び乗った!!
 そして、ダ・パーデルワームの門璧の鉄の部分が元の場所に戻って行き、
 乗っていた部分が無くなっていくビックホーンディアスタッグは振り返って、床に跳び降りた、
 次の瞬間、ダ・パーデルワームの門璧が開いていく、降参のあかしだろうか、
 振り返り直し、開いていくダ・パーデルワームの門璧を見たビックホーンディアスタッグ、
 ダ・パーデルワームの門璧に歩いて近づいてダ・パーデルワームの門璧の中に入った後、
 ダ・パーデルワームの門璧の向こう側に出ると、くるりと逆時計回りに回ってダ・パーデルワームの門璧の方を向き、
 角を振りかざしてダ・パーデルワームの門璧を鉄の部分ごと斬り裂いき、
 逆時計回りにくるりとうしろを向いて数歩歩き、左の方に顔を向けてチラリとダ・パーデルワームの門璧を見ると、
 顔を前に戻し、名残惜しそうに歩きだす、
 ダ・パーデルワームの門璧のもとから去っていく、ビックホーンディアスタッグ、
 その背後で斬り裂かれたダ・パーデルワームの門璧は崩れ落ち爆発、闇に返った!!
 そして、ビックホーンディアスタッグは大きく回って歩いて元の場所に戻っていく、
 ダ・パーデルワームの門璧はトラッシュに行ったが、まだ俺にはやれることがある!!
 俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺はダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアの効果を発動!!
  パワードビースト プラティパースをトラッシュに送る!!」
 
名前:ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードだった時
        このカードと戦闘する相手が以下の状態だった時
        ・コスト2以下のモンスター
        ・コスト1のデストロイヤー
        ・コスト1のクリエイター
効果:次に戦闘をおこなう相手モンスター・デストロイヤー・クリエイター
   をトラッシュに送る
 
 「くそっ!!」
 リアの悔しそうな声が聞こえる!!
 が、俺は無視してこのまま続けて宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!!ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
  ダークサンダースフィア!!」
 
リア・ライトレフト ダメージ
 
攻撃
 
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
 プラティパースの方に闇の塊がふよふよと近づいていく、
 プラティパースは闇の塊を見て不意に闇の塊に向かって右前足を前に出した!!
 ビリッ!!
 闇の塊の方から大きな音がした!!
 見てみると闇の塊に突っ込まれたプラティパースの右前足が黒こげになっている!!
 あわててくるりとうしろを向いて逃げるプラティパース!!
 しかし、いきなり地に足を取られて前のめりに倒れる!!
 倒れたプラティパースの背後から迫る闇の塊、プラティパースは急いで立ち上がり逃げようとするも、闇の塊がプラティパースを取り込み、
 ビビビビビリッ!!
 そんな大きな音をたて、プラティパースを黒こげにした、
 黒こげになったプラティパースは前に倒れ、爆発し、闇に返った!!
 と、さらに闇の塊はさらにリアの方に向かって行く、
 すると、リアの前に薄い闇の壁があらわれた!!
 闇の塊は薄い闇の壁に近づいていって薄い闇の壁を取り込むと、またも、
 ビビビリッ!!
 という音をたてて、
 今度は薄い闇の壁を粉々に粉砕し、自身の下に落とした、
 次の瞬間、粉砕された薄い闇の壁から衝撃波が発生!!
 闇の塊が衝撃波に飛ばされ、俺の方に飛んできた!!
 一方、リアの方は薄い闇の壁からの衝撃波に左手を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後、右手で俺から見た一番左のライフカードを取ってチラリと見た後左手の手札に加えて俺の方を向いて口を開き、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言してきた!!
 俺の方もリアの宣言を聞き、宣言し返す!!
 「ターンエンド!!」
 よし!!ようやくリアのライフカードにダメージを与えられた!!
 このまま勢いを維持したまま押し切れるか!?
 押し切れるか、押し切れないのか、いずれにしてもやれるだけやるだけだ!!
 
リア
デッキ:25枚 手札:2枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:9枚
モンスターゾーン  
無し
パワードビースト ビックホーンディアスタッグ M コスト:3 パワー:2200

VS

双我
デッキ:29枚 手札:4枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:4枚 トラッシュ:5枚
モンスターゾーン
無し
無し
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 7ターン目、どうなるかわからないが突き進むぜ!!
 俺とリアは右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言する!!
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 続けて、お互いに山札の一番上のカードを右手で引きつつ宣言、
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺は今引いて右手に持つカードを見る、
 俺が引いたカードはポークジンジャーセット!?
 今の手札、モンスターカードは肩棘の戦士 シャープニードルがあるが、少々心もとないな、
 よし!!ここで使って手札を増やすか!!
 俺は左手の手札から右手で2枚のカードを引いて前に出し、宣言する!!
 「俺はポークジンジャーセットの効果を発動!!
  手札のポークミソスープ&ポークライスボールをトラッシュに送り、
  山札から3枚のカードを引いて手札にする!!」
 
名前:ポークジンジャーセット
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分の手札にカテゴリ:ポークを持つカード
        もしくは名前にポークが入るカードが
        このカード以外に1枚以上存在し、
        さらに手札にあるカテゴリ:ポークを持つこのカード以外の
        カードを1枚、相手に見せる
        自分の山札が3枚以上ある時
効果:自分の手札のカテゴリ:ポークを持つカード
   もしくは名前にポークが入るカード1枚をトラッシュに送って
   自分の山札から3枚のカードを引いて手札にする
カテゴリ1:ポーク カテゴリ2:ジンジャー
テキスト:ジンジャーの香りが聞いた豚の焼き物に
     ライス、スープ、キャベツが付いたセット

名前:ポークミソスープ&ポークライスボール
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:ドロー後
効果の発動条件:自分のチャージゾーンにカテゴリ:ポークを持つカード
        もしくは名前にポークが入るカードが1枚以上存在する時
        カテゴリ:ポークを持つカードが裏側なら1枚表にして
        相手にカードを確認させ、裏側に戻す
        自分の山札が3枚以上ある時
効果:自分のチャージゾーンに存在するカテゴリ:ポークを持つカード
   もしくは名前にチキンが入るカードを1枚トラッシュに送る
   自分の山札から3枚のカードを引いて手札にする
カテゴリ1:ミソスープ カテゴリ2:ライスボール
テキスト:米を丸く握った物とスープのセット
     スープには味噌と呼ばれる不可解な物と豚のこま切れと野菜が入っていて、
     米を握った物は全体が焼かれた豚肉で包まれている
 
 俺の前に突如、大量の生で赤い豚のコマ切れ肉と生姜と醤油が現れた!!
 さらに、鉄のボールと鉄のすりがねがコマ切れ肉の前に現れて鉄のボールの中に豚のコマ切れ肉が放りこまれ、
 鉄のすりがねで生姜がすり下ろされてすりおろされた生姜が醤油と混ぜられつつ豚のコマ切れ肉に絡まり、
 続けて鉄のフライパンが現れると、その中に生姜と醤油が交ぜられた豚のコマ切れ肉が放りこまれて、
 鉄のフライパンの下に火が現れ、フライパンの上の豚のコマ切れ肉が焼かれていき、
 豚のコマ切れ肉に先ほどと同じように鉄のすりがねですり下ろされた生姜と醤油が絡められていく、
 豚と生姜と醤油のいい匂いがしてきたぜ・・・
 さらに、豚のコマ切れ肉はしばらく焼かれると、
 いきなり鉄のフライパンの前に千切りキャベツと八等分に切られたトマトが二つ乗った白い皿が出現し、
 その白い皿の上に鉄のフライパンが傾けられて焼かれていた豚のコマ切れ肉が乗せられ、
 白い皿の右前に黒い木の腕の中に、いちょう切りにされた大根、人参、笹が木のごぼう、ゆでられた豚肉の入った味噌汁が出てきて、
 続けて、白い皿の左前にこんがり焼かれた大き目の豚肉に包まれた丸いおにぎりの乗った草色の四角い皿が現れた、
 と、いきなり白い皿の上に乗った良い色に焼かれた豚のコマ切れ肉の一切れが俺の口に飛び込んできた!!
 濃い醤油の焼けた味と豚肉の肉の味、生姜のさわやかさといい匂いがブレンドされて口の中に広がっていくぜ!!
 と思ったのも一瞬、すぐに豚肉のフルセットは露と消え失せた、
 お、リアが口を開けて涎を垂らしているぜ、
 「おい」
 俺が咎めるように言うと、リアは口を閉じて右手で口元を拭き、話し出す、
 「こ、こんな手に心をかき乱される私じゃないわ!!」
 「思い切り心を乱されていた気がするんだが・・・」
 「き、気のせいよ」
 俺の返答に慌てた様子で答えるリア
 本当に心を乱されてなかったのか?周りの研究員たちも口を開けてじっと豚肉のフルセットがあったほうを見ているし、
 って、後ろの方にいるダーティルナまで口をポカンと開けてるじゃねぇか!!
 俺はダーティルナに向かって大声を出す!!
 「おい!!」
 ダーティルナは気が付いたようにあわてて俺の方を見て話し出す
 「と、とられてない!!
  気ぃとられてなんてないからね!!
  ちゃんと応援してるから!!」
 「本当だろうな?」
 「本当本当!!」
 俺の指摘にこちらも慌てた様子で少しうなずきつつ答えるダーティルナ、
 こいつら・・・
 まぁいい、俺は気持ちを切り替え、山札の上から3枚を引く、
 引いたのは、大蝙蝠 ザバトール、バックダッシュアンドダッシュ、追加連撃超音波!!
 この3枚だ、
 これなら、どうにかなるか!?
 とりあえず、1番に置くのはこいつだな、チャージゾーンに置くのはこっちにしよう、
 俺は左手の手札から右手で1枚カードを引いて1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から右手でもう一枚引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 と、宣言する、
 あ、また、リアが口を開けてボーっとしてる、
 「おい!!」
 俺が声をかけると、リアはハッと目を見開き、慌てて話し出す、
 「くっ!!こういう事ならちゃんと昼飯取っておくべきだった!!
  仕事が終わったら、街の郊外の豚料理屋に行くわ!!」
 リアが言うと、まわりの研究員の何人かも首を縦に振っている、
 リアの言った街の郊外の豚料理屋って俺達が行ったあの店か?
 みんな行ってんだな、あの店・・・
 だが、その前に、
 「おい!!今はカードバトルに集中しろ!!」
 「わ、わかってるわよ!!」
 俺の一括にリアはあわてて返事を返し、
 左手の手札から右手で1枚のカードを引いて、引いたカードを1番の場所に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から1枚のカードを引くと、チャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!!」
 と、宣言を返して来た!!
 俺はリアが宣言を返すと同時にリアが闇の板の一番とチャージゾーンに裏側でカードを追加しているのを見て確認すると、
 1番に裏側で置いたカードを持つ、
 と同時に、リアの方も俺の闇の板の1番とチャージゾーンの方を、カードが裏側でちゃんと追加されているか目視で確認した後、
 自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持ち、
 俺が右手に持ったカードを表にしつつ宣言すると同時に、
 リアの方も右手に持ったカードを表にしつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「召喚!!空を飛び、巨大なワームを喰らいし羽持つ獣!!大蝙蝠 ザバトール!!」
 「命壊せし厳しきジャングル!!ディスジャングル ブレイクフォレスト!!設置!!」
 
名前:大蝙蝠 ザバトー
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する相手モンスターのパワーが500以下だった時
効果:次の戦闘に参加する相手モンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:蝙蝠 カテゴリ2:巨大
テキスト:大きな翼で空を飛ぶ、黒い蝙蝠!!

名前:ディスジャングル ブレイクフォレスト
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-2300
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このジェイルを置いた場所で
        自分のモンスターが相手のモンスターに戦闘で勝利した時
        相手のライフカードが1枚以上存在する時
効果:相手のライフカード1枚を相手の手札に加えさせる
カテゴリ1:ジャングル カテゴリ2:ブレイカー
テキスト:その森は様々な生物たちが命を懸け切磋琢磨していた!!
 
 突如、俺の耳にピピピと高音が聞こえ、遠くの方から何かが飛んできた!!
 灰色に近い黒の毛皮をまとい、同じ色の毛皮で覆われた両の羽を持ち、
 羽に濃い黄色の膜があり、黒い目をこちらに向け、首元に青い毛の塊を持つ、蝙蝠、
 そのコウモリは俺の方に飛んできて、音の衝撃波を起こしつつ短い両の足で俺の前に降り立ちつつ大きく両の羽を広げて着地、
 口から出していたピピピという高音を止めた!!
 リアの周りにいきなり大量の樹木が生い茂る!!
 樹木の中にはつるが混じっていたりしてうっそうと生い茂っているのだが、
 色自体は普通の樹木と同じく緑色だ、
 しかし、よく見ると普通の樹木達ではなく、その枝は全て鋭くとがった刃物の様になっており、
 葉っぱもどことなく硬く、鋭そうである、
 さて、こっちがコスト4のモンスター、あっちがコスト3のジェイルカード、
 コストの見せ合いが起きるぜ!!
 リアは高コストのジェイルを表にしたんだ、追加のコスト召喚のコストとして表にできるカードはリアのチャージゾーンに裏側表示で残った1枚のみ、
 高コストのモンスターは召喚できない、それならこれで!!
 俺はそう考え、チャージゾーンのカードを右手で4枚持って前に出す、
 同時に、リアの方も右手でチャージゾーンの3枚のカードを持って前に出してきて、
 リアの方が俺に向かって口を開く、
 「そのカードでいい?それじゃ、表にするわよ!!」
 「望むところだ!!」
 俺とリアはそう問い返し、右手で前に出したカードを表にする!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワードビースト テリィトーフライングスクロォウ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:200
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘に敗北した時
        手札から
        ((戦闘に参加した相手のモンスターのパワー)÷400)
        以上のコストを持つ、
        カテゴリ:パワードビーストを持つハンドカードを1枚、
        相手に見せた時
効果:相手に見せたハンドカードをトラッシュに送る
   戦闘に参加したこのモンスターを自分の手札に戻す
   戦闘に参加した相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:ムササビ
テキスト:その動物は戦いに負けたと見るや隠れてやり過ごし、
     高高度に一気に跳んだ後相手を一気に弾き飛ばした!!

名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・アタック
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 リアが前に出したカードの1枚を1番に置きながら宣言する!!
 「あなたが発動出来るカードは0、
  私が発動できるカードは2枚、
  よって、私はパワードビースト テリィトーフライングスクロォウを1番に召喚する!!」
 
名前:パワードビースト テリィトーフライングスクロォウ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:200
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘に敗北した時
        手札から
        ((戦闘に参加した相手のモンスターのパワー)÷400)
        以上のコストを持つ、
        カテゴリ:パワードビーストを持つハンドカードを1枚、
        相手に見せた時
効果:相手に見せたハンドカードをトラッシュに送る
   戦闘に参加したこのモンスターを自分の手札に戻す
   戦闘に参加した相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:ムササビ
テキスト:その動物は戦いに負けたと見るや隠れてやり過ごし、
     高高度に一気に跳んだ後相手を一気に弾き飛ばした!!
 
 リアの前に黒こげちゃの背面と白の前面の毛皮を持つムササビが出現した!!
 左右それぞれの前足と後ろ足の間に毛皮を広げ、前足と首、後ろ足と大きな尾の間にも毛皮の幕が存在しており、
 顔の後頭部左右には小さな耳があって、前足の端と後ろ足の端にはそれぞれ毛皮に覆われていない灰色の手足が見えていて、
 大きな尻尾の中に黒い毛皮の堅そうな塊が見え隠れしている
 と、リアが右手を前に出して宣言してくる!!
 「1番戦闘では勝てないけど、パワードビースト テリィトーフライングスクロォウの戦闘後効果で、
  大蝙蝠 ザバトールを手札に戻してやるわ!!
  今の大蝙蝠 ザバトールのパワーはジャングル ブレイクフォレストの影響で1500まで下がっている!!
  私の手札にはコスト4のバースト・パワード・リロードがあるから発動条件は満たせるわ!!
  本当は1番戦闘で勝って、ジャングル ブレイクフォレストのい効果を発動させて、
  2番戦闘でこのまま勝利したかったんだけどね!!
  1番戦闘・・・」
 おっと、そうはさせないぜ!!
 手札に戻るのはパワードビースト テリィトーフライングスクロォウだけだ!!
 俺は右手を前に出して宣言する!!
 「俺は大蝙蝠 ザバトールの効果を発動!!
  パワードビースト テリィトーフライングスクロォウを手札に戻してもらうぜ!!」
 だが、俺の宣言を聞いたリアはすかさずチャージゾーンのカードを右手で一枚表にしつつ宣言してくる!!
 「甘いわ!!私はパワード・チャージアタックの効果を発動!!
  大蝙蝠 ザバトールの効果を相殺する!!」
 いいや甘いのはそっちだぜ!!
 俺は続けて右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺は追加連撃超音波!!の効果を発動!!
  今度こそ、パワードビースト テリィトーフライングスクロォウを手札に戻してもらうぜ!!」
 
名前:追加連撃超音波!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分のモンスターが参加する時
        次の戦闘に参加する自分のモンスター、
        もしくは、
        自分のチャージゾーンで存在するカードに
        「相手」「手札」「戻」のすべての言葉・文字が
        効果に入っているこのカードと同名カード以外の
        カードが存在し、それらのカードがこのターン、
        1度でも相殺含めて発動していた時
        チャージゾーンで裏側表示で存在している場合は、
        表にして確認させた後すぐ裏に返す、
        この時、表にしたカードはコストで表にした扱いでは無く
        カードの効果の発動や召喚等を行えない
        次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        パワー500以下の時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:超音波 カテゴリ2:アウェイ
テキスト:いきなり聞こえた超音波はいきなり相手を吹っ飛ばした!!
 
 リアが驚いて目を見開き、口を開く!!
 「そ、そんな、カードが!?」
 驚くリアに俺は質問をぶつける!!
 「相殺は!?」
 「な、ないわ・・・」
 リアの驚きつつの返答を聞き、俺はすかさず右手を前に出し宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!大蝙蝠 ザバトール!!
  超音波・連撃!!」
 
リア・ライトレフト ダメージ
 
攻撃
 
大蝙蝠 ザバトール M コスト:4 パワー:3800
 
 ザバトールが両翼を羽ばたかせ空を飛び、ブレイクフォレストの上まで飛んで行き、ブレイクフォレストの中に突入する、
 すると、ブレイクフォレストの中で何かが飛んでいる、テリィトーフライングスクロォウだ、
 そして、空を飛ぶザバトールとテリィトーフライングスクロォウが正面からぶつかる!!
 何事も無く飛んで行くザバトール、吹っ飛ばされるテリィトーフライングスクロォウ、
 テリィトーフライングスクロォウは地上に落ち、顔を赤くして歯を噛みしめて怒り、
 近くの木を登って、今度は助走をつけて飛び、ザバトールの頭の左側にぶつかる!!
 ザバトールは少し痛がり、宙に浮かぶテリィトーフライングスクロォウの方を向き、目を細めてにらみ、
 いきなり口から何かの衝撃波を発射した!!
 テリィトーフライングスクロォウは吹き飛ばされる!!
 だが、テリィトーフライングスクロォウは吹き飛ばされながらもなんとか地上に着地!!
 そのまま近くの木の影に身をひそめ、うずくまって何かの塊の様になるテリィトーフライングスクロォウ、
 ザバトールがテリィトーフライングスクロォウを探し、羽ばたきながら飛んでいる、
 と、いきなりザバトールが口を開き、首をまわりに回している、
 何をしているんだろうか?
 等と俺が疑問に思っていると、ザバトールが突如、ある一点を見つめている、
 あの方向は、テリィトーフライングスクロォウが潜んでいる木の陰のあたり!!
 もしかして、さっき口を開けて首を回していたのは、あたりに超音波を出して色々探っていたのか!?
 そんな俺の考えをよそに、ザバトールは思い切り空気を吸い込むと、
 テリィトーフライングスクロォウが隠れた木の陰に向かって口から思い切り衝撃波を吐いた!!
 辺りの木ごと吹っ飛ばされていくテリィトーフライングスクロォウ!!
 そして、テリィトーフライングスクロォウが吹っ飛ばされて行った先にはリアがいた!!
 ザバトールがリアを見つけ、リアの方に飛んで行く!!
 すると、リアの斜め前上に薄い闇の壁が現れた!!
 ザバトールはリアの斜め前上に薄い闇の壁の所まで飛んで行くと、
 リアの斜め前上の薄い闇の壁に向かって右の足の爪でひっかき、続けて左の足の爪でひっかき、
 さらに、右の羽の上に付いた爪を振り下ろしてリアの斜め前上の薄い闇の壁をひっかき、
 続けて、左の羽の上に付いた爪を振り下ろして引っかくと、
 大きく息を吸い込んで、とどめとばかりに高音と共に衝撃波をリアの斜め前上の薄い闇の壁に吐きかけ、リアの斜め前上の薄い闇の壁を粉々に粉砕した!!
 と、薄い闇の壁が壊れ、壊れた薄い闇の壁から衝撃波が発生する!!
 しかし、ザバトールは薄い闇の壁が壊れた時の衝撃波もどこ吹く風で反時計回りに俺の方を向いて、俺の方に飛んで戻ってきた、
 一方、リアの方は薄い闇から出た衝撃波に左手を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後に右手でチャージゾーンの一番左の、元は左から2番目だったカードを引いてチラリと引いたカードを見つつ左手の手札に加え、
 続けて、俺の方を見つつ右手を前に出して宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!パワードビースト ビックホーンディアスタッグ!!
  角払い・パワード!!」
 
パワードビースト ビックホーンディアスタッグ M コスト:3 パワー:2200
 
攻撃
 
破壊 双我 ダメージ
 
 ビックホーンディアスタッグが俺の方に走ってきた!!
 と同時に、俺の前に薄い闇の壁が出現する!!
 ビックホーンディアスタッグは俺の前の薄い闇の壁まで走ってくると、
 薄い闇の壁に向かって左から頭を振って頭の角をぶち当て、
 続けて薄い闇の壁に向かって右の方から頭を振って頭の角をぶつけ、
 さらに、薄い闇の壁に向かって下から思い切り頭を振り上げて角をぶつけ、
 頭を振り上げた勢いで両の前足を振り上げた後、思い切り両足を振りおろして勢いよく頭を下げ頭の角を薄い闇の壁にぶつけて薄い闇の壁を叩き壊す!!
 すると、壊された薄い闇の壁から衝撃波が発生する!!
 ビックホーンディアスタッグは薄い闇の壁からでた衝撃を受け、
 後ろにじりじりと後退し、両の瞳を俺の方に向け、ひらりと仕方なしにという感じで逆時計回りに回ってリアの方に戻って行った、
 一方、俺の方は薄い闇の壁から出た衝撃波に対し、
 右手を軽く顔の前に持ってきた防御姿勢で耐えると、
 衝撃波が収まった後に右手で元は真ん中にあった最後のライフカードを右手に取る、
 出てきたのは立爪の戦士 パッチングネイル、か、
 さて、このカードでどこまでやれるのやら、
 俺は右手に持つ立爪の戦士 パッチングネイルのカードを左手の手札に移し、
 続けて、右手を前に出して宣言する!!
 「行け!!3番戦闘!!ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
  ダークサンダースフィア!!」
 
リア・ライトレフト ダメージ
 
攻撃
 
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアがリアの方に飛んで行く!!
 すると、リアの前に薄い闇の壁が現れた!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアはリアの前の薄い闇の壁の所まで飛んで行って薄い闇の壁を取り込むと、
 いきなり、
 ビリリリッ!!
 っと、大きな音をたて、薄い闇の壁を黒こげにして砕き、自身の下に落とす、
 すると、砕かれて落ちた薄い闇の壁から衝撃波が発生!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは薄い闇の壁から出たこの衝撃波に巻き込まれて俺の方まで吹き飛ばされてきた!!
 一方、リアの方は薄い闇の壁から出たこの衝撃波に対し、左手を顔の前に出した防御姿勢で耐え、
 衝撃波が収まった後に右手で元は真ん中にあった、一番左のライフカードを取って、チラリと中身を見た後、
 いきなり左の眉毛が少しはねあがった
 なんだ、何を引いた!?
 俺にそんな疑問が頭に浮かんだ次の瞬間、リアは右手に持つカードを左手の手札に加え、即座に俺を見据えて口を開き
 「ターンエンド!!」
 と、宣言した!!
 俺の方も思わず宣言し返す、
 「ターンエンド!!
  おい、何のカードを引いた?」
 俺の宣言続きの質問に、リアは何事もなかったように、
 「さぁね」
 と、そっけなく答えてきた、
 ・・・嘘だ、今まであんな反応はしなかった、
 さて、何時でてくるんだ、あのカード、
 もう俺の方にライフカードは無い、さらに次のターンには負けてもおかしくない状況だ、
 出したいのならおそらくはそんなに遠くには出てこないと思うが、
 おそらく、次のターンには出てくるのだろうが、
 次のターン、波乱の予感しかしないぜ!!
 
リア
デッキ:24枚 手札:4枚 ライフカード:2枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:9枚
モンスターゾーン  
無し
 ディスジャングルジェイル ブレイクフォレスト J コスト:3 パワー:-2300
パワードビースト ビックホーンディアスタッグ M コスト:3 パワー:2200

VS

双我
デッキ:29枚 手札:5枚 ライフカード:0枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:8枚
モンスターゾーン
大蝙蝠 ザバトール M コスト:4 パワー:3800
無し
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 8ターン目、このまま、行けるかっ!?
 俺とリアはチャージゾーンにある表側表示のカードを右手に裏に返し、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と、宣言する、といきなりリアが今裏に返したばかりのチャージゾーンのカードを右手で表に返しつつ宣言してきた!!
 「私はジャングルジェイル ブレイクフォレストの維持コストに、
  パワード・チャージアタック、パワード・バッシュタックル、バースト・パワード・アタックの3枚を指定!!」
 
名前:ディスジャングル ブレイクフォレスト
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-2300

名前:パワード・チャージアタック
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・アタック
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 チャージゾーンのカードを全て維持コストに指定!?
 なら、リアが前のターンに引いたのは、チャージゾーンに大きくコストのいらないカード!?
 コスト1かコスト0のカードを出すとは、今更考えづらいな、
 だとするなら、デストロイヤーかクリエイターか!?
 しかし、当人がクリエイターの事をあまり好ましく思ってなさそうなのを見るに・・・
 「ドロー!!」
 いきなり、リアが右手で山札の一番上のカードを引きつつ宣言してきた!!
 おっと、いけない、今はカードバトルを先に進めよう、
 考え事はカードを山札から引いた後でもいいだろ、
 俺はそう考えを一旦止め置くと、
 山札の一番上のカードを右手で引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン!!
 このカード、さて、どうする、
 2番にモンスターを召喚しなけりゃ俺の負けなんだから、このカード2番に置くのは無しだ、
 今までのパターンだと俺がコストの見せ合いで勝てる確率は低いしな、
 ここは、このカードをチャージゾーンに置いて、何らかのカードのコストでどこかに設置するか、
 俺はそこまで考えをまとめると、右手に持つ高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンのカードをチャージゾーンに裏側で置き、
 続けて、左手の手札を見る、今の手札なら2番におけるモンスターは2枚、
 肩棘の戦士 シャープニードルと立爪の戦士 パッチングネイルだが、
 ここは、チャージゾーンのリサイクルカードをフルに使って、高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンも設置して攻めていくか!!
 俺はそう考えると、左手の手札から、立爪の戦士 パッチングネイルのカードを引いて、2番の場所に裏側で置き、宣言する!!
 「セット!!」
 すると、続けざまに、リアの方も俺の方を向いて口を開き、
 「セット!!」
 と宣言を返して来た!!
 リアの闇の板の方を見ると、確かに、1番とチャージゾーンに裏側でカードが追加されていた!!
 と俺が確認している間に、リアの方も俺の闇の板の2番とチャージゾーンを見て、俺が裏側でカードを追加しているのを見ており、
 俺がリアの闇の板の方を確認し終え、右手で2番に裏側で置いたカードを右手で持つと、
 リアの方も自身で1番に裏側で置いたカードを右手で持った!!
 そして、俺が右手に持ったカードを表に返しつつ宣言すると同時に、
 リアの方も右手の持ったカードを表に返しつつ宣言してきた!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い!!立爪の戦士 パッチングネイル!!」
 「その崇高な目的と共に我らを導きたまえ!!
  懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル!!」
 
名前:立爪の戦士 パッチングネイル
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:100
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        (このカードのパワー+300)以下だった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを300下げる
   さらに、自分のチャージゾーンに表側表示で
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが1枚以上存在した時
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:立てつけろ!!
テキスト:その爪を敵の額に立て付けた!!

名前:懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:3600
戦闘直前効果・オーガスト・威圧
      発動条件:このカードが戦闘を行う直前時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
      次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に相手の
        モンスター・クリエイター・デストロイヤーの
        いずれかが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、次の戦闘に参加する
   相手のモンスター・クリエイター・デストロイヤーの
   パワーを1000下げる
カテゴリ1:デモリッション カテゴリ2:懲界者
テキスト:元の部下と敵対者の部下と追うべき者の部下
 
 俺の前に黒い小さい戦士が現れた!!
 両足両手に長い針のような黒い爪を持ち、その鼻先は尖っていて黒い丸い瞳と合わせて獣の顔を思い浮かばせ、
 黒い棘のような物が頭の後ろからいくつも生え、黒い毛皮を体にまとい、
 頭の黒い棘と黒い毛皮の中間の様な物が足の下半分から上に、両腕の前腕部には後ろの方を向いて生えている!!
 突如、大地の下から黒い闇が吹き上がる!!
 大地を砕き噴出する闇は大地と大地に生える木々ごと全てを砕き噴出していき、
 黒い闇がすべてを砕き終えた後、砕かれた大地から一つの闇の塊が現れ、地上の方に上ってきて、
 闇の中から誰かが姿を表した!!
 頭や背中から角の生えた2本足のジャガー!?
 縦長の瞳孔の黄色い瞳、額の左右に生えた2本の角、頭の上左右に付いた丸い耳、
 全身を黒い毛皮に覆われ、背中からも両肩と両腰に角が曲がって生え、腰の後ろの方から黒い尻尾が見え、
 背中には黄色い膜と黒い毛皮を持つ一対の羽が生えていた
 だが、その服装は前回見たようなスーツではない、
 黒い結晶をつなぎ合わせてつたが渦巻いているような模様を刻んだ黒い鎧を上半身に付け、腰部には前後左右に逆三角に近い五角形のプレートのような鎧を着け、
 足には同じく黒い結晶をつなぎ合わせてつたが渦巻いているような模様を刻んだひざまであるブーツ、手にも黒い結晶をつなぎ合わせてつたが渦巻いているような模様を刻んだひじまである小手
 さらに、その右手には先端に黒い結晶を鋭くしたような刃の付いた長い槍を持ち、左手の上には黒い結晶を円柱に整え、中に穴を開けたような物を両端の一端を左手の上に向けるように装備していた!!
 と、現れたゼルガルが目を見開き、口を開けて大きく吠え、左手の爪を一閃すると、左手の上の円柱から闇が噴出し、大地に残ったものをさらに薙ぎ払った!!
 な!!あれは、コスト4の、デストロイヤー!?
 「ゼルガルの、おっさん!?」
 俺の右肩の方にいるデェビルが叫んだ!!
 まさか、ゼルガルが出てくるとは思わなかったぜ!!
 世界樹からできたデッキなんだから、まさか当人から取った物ではあるまいが・・・
 と、いきなりリアが右手でチャージゾーンのカードを4枚表にしつつ宣言してきた!!
 「私は懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルのコストに、
  パワード・バッシュタックル、バースト・パワード・アタック、
  バースト・パワード・リロード、パワード・チャージアタック、
  の4枚を指定!!」
 
名前:パワード・チャージアタック
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:パワード・バッシュタックル
種類:R リサイクル コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・リロード
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:バースト・パワード・アタック
種類:H ハンド コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 っつ!!1枚を除いてディスジャングル ブレイクフォレストの維持コストに使ったカードを一気にコストに回したか!!
 だが、どうだ?
 このまま、何らかのカードのコストで高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンをコスト召喚して、1番に設置すれば、
 懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルに勝てるか!?
 懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルのパワーは3600、
 大蝙蝠 ザバトールのパワーはパワー3800、このままなら勝てるが、
 あっちにはジャングルジェイル ブレイクフォレストのパワー-2300があるな、
 例え、こっちがコスト召喚して高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンはパワー-2100
 ここまでは相打ちが来る、だが、このままデモンウォーリアーズ バーストエナジーを発動すれば
 大蝙蝠 ザバトールのパワーが600上がるから、
 総計、大蝙蝠 ザバトールのパワーは2100
 懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルのパワーは2300、
 デモンウォーリアーズ バーストエナジーを相殺されたとしても、デモンウォーリアーズ グラップエナジー、
 デモンウォーリアーズ バイスエナジーがあるからどうにかなるか、
 よし、これなら勝てる!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 まずはこれだ!!
 「俺はデモンウォーリアーズ グラップエナジーの効果を発動!!
  大蝙蝠 ザバトールのパワーを400上げる!!」
 
名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで400上げる
   次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:デモンウォーリアーズだった時
   さらに次の戦闘が行われるまでパワーを800上げる
 
 リアの方の宣言は無し!!
 まだ、パワー的に大丈夫だと思ってるんだろう!!
 俺はさらに右手でチャージゾーンのカードを4枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ グラップエナジーの効果の
  コストに高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンを指定し、
  さらに高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンを1番に設置!!
  コストには
  闇夜に薙ぐ破壊の風、デモンウォーリアーズ バーストエナジー、追加連撃超音波!!
  を指定!!」
 
名前:高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-2100
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のモンスターががこのジェイルが置かれている場所にいる時
        自分と相手のモンスターがいる場所を1つ指定できた時
効果:指定した場所にいる自分のモンスターのパワーをこのターン、
   (このジェイルが設置された場所にいるモンスターの
    カードに書かれたのパワー÷2)
   分、パワーを上げる
   その後、このジェイルが設置された場所にいる自分のモンスターを
   自分の山札の一番下に戻す
   この効果を使った後、次のターンが終わるまで、
   このカードのパワーは-300、コストは0になり、
   維持コスト支払いタイミング、
   効果の発動タイミング、効果の発動条件、効果も無しになる
カテゴリ1:山 カテゴリ2:マウンテン
テキスト:時として、その山は厳しくそびえたつ!!
     おっと、危ない!!襲われた時に助けてくれた奴と共闘
     助けてくれた奴は病院送りになったが、しばらくすると退院だそうだ

名前:闇夜に薙ぐ破壊の風
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:追加連撃超音波!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 さぁ、これで懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルのパワーを上回ったぞ!!
 俺は右手を前に出して宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!大蝙蝠 ザバトール!!」
 「待った」
 俺が宣言をしようとした次の瞬間、リアが冷たく言い放ち、続けて話し始める!!
 「この瞬間、懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルの戦闘直前効果、
  戦闘直前効果・オーガスト・威圧が発動し、
  懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルのパワーが1000上がるわ」
 
名前:懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:3600
戦闘直前効果・オーガスト・威圧
      発動条件:このカードが戦闘を行う直前時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
      次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に相手の
        モンスター・クリエイター・デストロイヤーの
        いずれかが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、次の戦闘に参加する
   相手のモンスター・クリエイター・デストロイヤーの
   パワーを1000下げる
 
 おっと、そうはさせないぜ!!
 俺は右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はデモンウォーリアーズ バイスエナジーの効果を発動!!
  懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルの効果を相殺・・・」
 「出来ないわ」
 リアが続けて言い放った言葉を俺に驚く!!
 リアが続けて話してくる!!
 「戦闘直前効果は戦闘前タイミングのカードでは相殺できないの、
  相殺したいなら同じ戦闘直前効果を持ってこなくちゃね、
  もっとも、戦闘直前効果を知らなかったあなたのデッキにそんなカード入ってるとは思えないけど!!」
 な!!戦闘前効果じゃ相殺できないだって!?
 「ああ、また言うの忘れてた!!すまん双我!!」
 デェビルが驚いて俺の方に頭を下げ謝ってきた!!
 ううむ、ここは仕方ないが・・・
 俺がデェビルの謝りを聞いていいる間にも、リアが右手を前に出して宣言してきた!!
 「1番戦闘!!行ってください!!ゼルガル様!!
  闇の咆哮!!刃の木枝震わせて!!」
 
懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル DM コスト:4
パワー:3600-2100+1000 パワー合計:2500
 
VS
 
大蝙蝠 ザバトール M コスト:4
パワー:3800-2300+400 パワー合計:1900
 
 ゼルガルが立つ、刃の森の前に、
 ザバトールが飛ぶ、黒い地肌をむき出しにした山の上を、
 互いににらみ合うザバトールとゼルガル、
 そして、ゼルガルが両手に槍を携えザバトールに向かって走りだし、
 ザバトールがゼルガルに向かって飛んで行く!!
 ザバトールが口から衝撃波をゼルガルに向かって発射する!!
 同時にゼルガルが左手の円柱をザバトールに向け、円柱から闇を発射する!!
 ザバトールの衝撃波とゼルガルの闇がぶつかり弾ける!!
 お互いに威力は互角か!?
 ザバトールがゼルガルに飛んで行き、急降下、その両足を突き立てようとする!!
 だが、そんなことはゼルガルも承知の上、ゼルガルは両手に槍を携え、槍を上に向けた後一旦下に引き、そのまま上に突き出した!!
 ザバトールはゼルガルの槍を足にちくりと受け、あわてて上に飛んだ!!
 ザバトールが上に飛んだのを見たゼルガルは背中の羽を動かしザバトールを追うように飛ぶ!!
 ザバトールが上に飛びながらもゼルガルが近づくのに感付き、ザバトールが空中こそ自身の場所といきなりゼルガルに向かって突進をかける!!
 対して、両手の槍をザバトールに向けるゼルガル、
 しかし、ザバトールはゼルガルの槍で傷つきながらもゼルガルの槍ごとゼルガルを体当たりで吹き飛ばした!!
 ゼルガルもこれには面食らったか、吹き飛ばされながらも体勢が立て直せていない!!
 ザバトールはいきなり口を大きく開けると、周りに
 ピピピ
 という音をまき散らす!!
 すると、ザバトールの下の地面から黒いオーラが立ち上り、ザバトールはその黒いオーラを少量受けて、体に黒いオーラを少しまといつつ下から湾曲して上昇しながらゼルガルに向かって飛んで行く!!
 そして、ザバトールの体当たりはゼルガルに見事にぶち当たり、ゼルガルは上に吹き飛ばされる!!
 だが、ザバトールの攻撃は終わらない!!
 ザバトールは続けて両の羽を大きく動かして目にもとまらぬ速さで一直線に飛ぶと、ゼルガルに体当たりをぶつけて後ろ上に吹き飛ばし、
 次に左から体当たりをぶつけて右に、さらに右から体当たりをぶつけて左に、
 最後に思い切り上から体当たりをぶつけて下にたたき落とした!!
 地面に頭からぶつかるゼルガル!!
 が、ゼルガルは平然と立ち上がり、いきなり口を大きく開けて吠えた!!
 すると、ゼルガルの後ろからいくつもの闇が一直線にザバトールに伸びて行く!!
 ザバトールはこの闇を必死に避けるも、いつの間にか目の前にゼルガルが迫ってきていた!!あの闇にまぎれて飛んでいたのか!?
 ザバトールは必死に両の羽を動かすもゼルガルの後ろから出ている闇が、ザバトールを包むように角度を変えザバトールが上下左右後ろに移動するのをふさぐ!!
 ゼルガルはザバトールが避けようとしている間にも、両手の槍を構え、槍に闇をまとわせつつ一気に突き、ザバトールの胴体を貫いた!!
 だが、まだだ!!
 俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺は高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンの効果を発動!!
  立爪の戦士 パッチングネイルのパワーを1900上げ、
  大蝙蝠 ザバトールを山札の一番下に戻す!!」
 
名前:高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン
種類:J ジェイル
コスト:3 パワー:-2100
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のモンスターががこのジェイルが置かれている場所にいる時
        自分と相手のモンスターがいる場所を1つ指定できた時
効果:指定した場所にいる自分のモンスターのパワーをこのターン、
   (このジェイルが設置された場所にいるモンスターの
    カードに書かれたのパワー÷2)
   分、パワーを上げる
   その後、このジェイルが設置された場所にいる自分のモンスターを
   自分の山札の一番下に戻す
   この効果を使った後、次のターンが終わるまで、
   このカードのパワーは-300、コストは0になり、
   維持コスト支払いタイミング、
   効果の発動タイミング、効果の発動条件、効果も無しになる
 
 胴体を貫かれたザバトールはバサバサと羽と体を動かし、
 ゼルガルの槍から何とか体を引き抜き、パッチングネイルの所まで飛んで行き、
 いきなり
 ピピピと大声を上げる!!
 すると、パッチングネイルが両手を上げてやる気を出した!!
 しかし、ザバトールはバサバサと羽を動かし、この場から退避して行った!!
 ザバトール!!この後はちゃんと任せておけ!!
 俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺は立爪の戦士 パッチングネイルの効果を発動!!
  パワードビースト ビックホーンディアスタッグをトラッシュに送る!!
  立爪の戦士 パッチングネイルのパワーは高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテンの効果で、
  2000まで上がっているから発動条件は満たしているぜ!!
  相殺は?」
 「無いわ!!」
 
名前:立爪の戦士 パッチングネイル
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:100
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        (このカードのパワー+300)以下だった時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを300下げる
   さらに、自分のチャージゾーンに表側表示で
   カテゴリ:デモンウォーリアーズを持つカードが1枚以上存在した時
   次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
 
 リアの返事を聞き、俺は右手を一度下げ、再度上に上げて宣言する!!
 「2番戦闘!!行け!!立爪の戦士 パッチングネイル!!
  超音波共鳴ネイル!!」
 
リア・ライトレフト ダメージ
 
攻撃
 
立爪の戦士 パッチングネイル M コスト:0 パワー:100
 
 パッチングネイルが走る!!ビックホーンディアスタッグに向かって!!
 対するビックホーンディアスタッグ、その場に立ってパッチングネイルをにらみ、パッチングネイルを待ち構える!!
 パッチングネイルがその爪を振りかざし、ビックホーンディアスタッグを引っ掻こうとする!!
 だが、ビックホーンディアスタッグは頭の角を振り回してパッチングネイルの爪を弾く!!
 弾かれたパッチングネイル、今度はビックホーンディアスタッグの上に向かって跳んだ、
 しかし、ビックホーンディアスタッグが今度は頭の角をパッチングネイルにぶつけようと左から右にぶん回した!!
 その角にパッチングネイルが当たる!!
 ゴン!!
 鈍い音がしてパッチングネイルが吹き飛んで・・・いない!?
 なんと、パッチングネイルは右手でビックホーンディアスタッグの角を掴んでいた!!
 パッチングネイルに捕まれたことに気が付いたビックホーンディアスタッグは必死に角を振り回してパッチングネイルを吹き飛ばそうとする!!
 が、パッチングネイルは右手を離さない!!
 振り落とされまいと必死に耐え、その左手の爪をビックホーンディアスタッグの額に立てようとする、が、
 ガブッ!!
 なんと、ビックホーンディアスタッグに左手を噛まれてしまった!!
 思わず右手を離すパッチングネイル!!
 パッチングネイルは右手を離したせいで転がるも、すぐにピョンと立ち上がった!!
 またも対峙する、パッチングネイルとビックホーンディアスタッグ!!
 と、パッチングネイルが右手の爪を同じ右手の隣の指の爪で弾き、
 パチパチパチ
 という音を出した、
 そこから、いきなりパッチングネイルが大きく右前方に移動する、
 ビックホーンディアスタッグがそっちの方を向く、
 と思ったら、突如、パッチングネイルが大きく左前方に方向転換した!!
 あわてて見る方向を変えるビックホーンディアスタッグ!!
 すると、今度は右前方に方向転換!!
 ビックホーンディアスタッグもあわてて見る方向を変える!!
 パチパチパチ
 という爪の音と共にジグザグに進むパッチングネイル!!
 パッチングネイルの方を見ようとせわしなく首を動かすビックホーンディアスタッグ!!
 すると、いきなりパッチングネイルがジグザグに動きながら左の方からビックホーンディアスタッグの腹下に潜り込み、
 いきなりビックホーンディアスタッグの腹を右手の爪で突いたではないか!!
 これには痛がり跳び上がり右に移動するビックホーンディアスタッグ!!
 腹の下から出て来るパッチングネイル!!
 そして、パッチングネイルは立ち上がると同時に大きく右上に飛び、ビックホーンディアスタッグの前にビックホーンディアスタッグに背を向けて着地すると、
 逆時計回りに振り返りつつ、ビックホーンディアスタッグが反応する間も与えずに、ビックホーンディアスタッグの額に左の爪を突き立てた!!
 爆発し、闇に返るビックホーンディアスタッグ!!
 続けて、リアの方を向くパッチングネイル!!
 そして、リアの方に向かって走り出した!!
 すると、リアの前に薄い闇の壁が現れた!!
 パッチングネイルは右手を振り上げ、リアの前の薄い闇の壁に向かって右手の爪を突き立てた!!
 しかし、薄い闇の壁は少しひびが入りながらもパッチングネイルは右手の爪は貫通しなかった!!
 だが、パッチングネイルは思い切り左手を引くと、左手の爪を薄い闇の壁に突き立てた!!
 さっきよりも爪は深く突き刺さった!!あと少しか!?
 パッチングネイルはとどめとばかりに両手を思い切り引くと、一気に両手の爪を薄い闇の壁に突き立てた!!
 薄い闇の壁は少しづつひび割れ、とうとうパッチングネイルの両手の爪が貫通、
 パッチングネイルの両手の爪が貫通したところからひびが広がり、
 ひびに沿って薄い闇の壁が崩壊し、薄い闇の壁は崩壊しつつ衝撃波をあたりにまき散らした!!
 パッチングネイルは衝撃波を受けて吹き飛ばされ、俺の方に戻ってきた!!
 一方、リアの方は薄い闇の壁から出た衝撃波に対し、
 左手を顔の前に出した防御姿勢で身を守り、
 衝撃波が収まった後、元は左から4番目の右から2番目のカードを右手で引き、
 引いたカードをチラリと見た後、左手の手札に加え、
 続けて、左手の手札から別のカードを引いて俺に見せて宣言してきた!!
 「私はブレイク・ジャングル・チャージの効果を発動!!
  ディスジャングルジェイル ブレイクフォレストをトラッシュに送って、
  手札の2枚のカードをチャージゾーンに置くわ!!」
 
名前:ブレイク・ジャングル・チャージ
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分のライフカードを戦闘で自分の手札にした時
        自分のモンスターゾーンにある、
        カテゴリ:ブレイカーを持つ
        自分のチャージゾーンの枚数よりコストの数の多い、
        ジェイルカードを1枚指定できた時
        自分の手札に、
        このカード以外にカードが2枚以上存在していた時
効果:指定したジェイルカードをトラッシュに送り、
   手札から2枚のカードを裏側でチャージゾーンに置く
   この効果でチャージゾーンに置いたカードは
   このターン、効果を発動したり他のカードにコストにしたりできず、
   コストで表にした時に召喚、装備、設置、手札に戻す等、
   一切の行動を行うこともできない
カテゴリ1:回収 カテゴリ2:ブレイカー
テキスト:ジャングルの刃を加工、木材として利用し、
     木を切った場所には森の事を考え、植樹を行った!!
 
 リアの周りの刃の木々が消え、リアが左手の手札から右手で2枚のカードを引いてチャージゾーンに裏側で置くと、
 何かの新芽がリアの前に生えてきた!!
 リアのやつ、次のターンにディスジャングルジェイル ブレイクフォレストの維持コストを払えないと見て、あんなカードでカバーしてきやがった!!
 だが、まだこのターンは終わってないぜ!!
 俺は右手を前に出して宣言する!!
 「3番戦闘!!行け!!ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア!!
  ダークサンダースフィア!!」
 
リア・ライトレフト ダメージ
 
攻撃
 
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアがリアの方に飛んで行くとリアの前に薄い闇の壁が現れた!!
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアはリアの前の薄い闇の壁を取り込むと、
 ビビリリッ!!
 っという音を立てて、薄い闇の壁を黒こげにして粉々にする!!
 すると、黒こげで粉々な薄い闇の壁から衝撃波が発生、
 ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペアは衝撃波を受けて、俺の方に飛んできた!!
 一方、リアの方はといえば、
 衝撃波を左手を顔の前に出した防御姿勢で耐えた後、
 衝撃波が収まった後に右手で元は一番右にあった最後のライフカードを取り、
 チラリと見つつ左手の手札に移し、
 「ターンエンド!!」
 と、宣言してきた!!
 その宣言を聞き俺も宣言を返す!!
 「ターンエンド!!」
 さて、8ターン目もこれで終了!!
 リアのライフカードを0にまで追い込んだが、こちらのライフカードも0だ、
 次のターン、どうなるか!?
 とりあえずは、手札の肩棘の戦士 シャープニードルで耐えられるか試してみるが・・・
 
リア
デッキ:24枚 手札:2枚 ライフカード:0枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:17枚
モンスターゾーン  
懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル DM コスト:4 パワー:3600

VS

双我
デッキ:29枚 手札:4枚 ライフカード:0枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:9枚
モンスターゾーン
無し
 高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン J コスト:0 パワー:-300
立爪の戦士 パッチングネイル M コスト:0 パワー:100
ダーク・サンダー・ウィスプ・アンペア DM コスト:1 パワー:0
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 9ターン目!!ここで決まるか!?
 俺はチャージゾーンの表側表示のカードを右手で返しながら、
 リアはチャージゾーンに裏に返すカードが無いので何もせずに、
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 と、宣言し、
 続けて、俺とリアは右手で山札の一番上のカードを引きつつ宣言する!!
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 俺が引いたカードは・・・来たぜっ!!
 俺は引いたばかりで右手に持つカードを1番に裏側表示で置き、
 続けて、左手の手札を見る、
 この手札なら、このカードがいいか!!
 俺は左手の手札から右手で1枚のカードを引いて、チャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!!」
 「セット!!」
 と、宣言する!!
 と同時に、リアも同時に宣言してきた!!
 リアは宣言した後、俺の闇の板の1番とチャージゾーンに裏側でカードを追加しているか確認してきた
 俺の方もリアの闇の板の方を見て、2番とチャージゾーンに裏側でカードが追加されている確認する、
 すると、リアが自身で2番に裏側で置いたカードを右手で持った、
 俺も、1番に裏側で絵置いたカードを持つ、
 そして、リアが右手に持つカードを表にしつつ宣言してくると同時に、
 俺の方も右手に持つカードを表にしつつ宣言する!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来なさい!!パワードビースト テカロルビーバー!!」
 「来い!!勝利の破壊者よ!!リアの勝利を破壊しろ!!
  ビクトリーデストロイウォーリアー!!召喚!!」
 
名前:パワードビースト テカロルビーバー
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で勝利、引き分け、敗北した時
        自分のモンスターゾーンか相手のモンスターゾーンにある、
        コスト1以下のジェイルカードを1つ指定できた時、
        指定できたジェイルカードと同じ相手の違う場所、
        (自分のジェイルカードを指定したなら自分のモンスターゾーン、
         相手のジェイルカードを指定したなら相手のモンスターゾーン)
        の内、何のカードも置かれていない場所一つを指定できた時
効果:指定したジェイルカードを指定した場所に移す、
   この時、自分と相手をまたいでジェイルカードを移動させることは出来ない
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:ビーバー
テキスト:その動物はいきなり様々な物を解体、移動し始めた!!

名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このデストロイヤーが戦闘で相手の
        モンスター、クリエイター、デストロイヤー
        いずれかに勝利した時
        相手のライフカードが0枚以下だった時
効果:このカードバトルに勝利する
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:勝利
テキスト:敵の勝利を破壊する黒き戦士!!破壊の力は我らの勝利のために!!
 
 リアの前に大きな出っ歯を持つ少し小さめの生き物が現れた!!
 黒くて丸い瞳を持ち、黒に近いこげ茶色の毛皮をまとい、丸い大きめの尻尾に毛皮に包まれていない短めの手足を持っている
 俺の前に突如大きなイカヅチが降り注ぎ、世界を一瞬白く染め上げ染め上、ビリビリとした衝撃波と共に大地を砕いていく!!
 そして、砕かれた大地から大きな黒い右手が現れ、
 続けて、右手の右側から斜め側頭部左右に一本ずつ、前の方に曲がって生える角、鋭く赤い両眼、割と高い鼻、に上下に生えた長い牙を持つ口を持った、
 堀の深い、鬼のような形相を持つ頭が出てきて、
 右手を大地に叩きつけ、大地に叩きつけた右手を支えにして割れた大地から這い上がる!!
 割れた大地から出てきたその筋肉質の肉体には背中に3つ股に分かれた黒い骨と4枚の濃い灰色の皮で作られた一対の翼を持ち、
 さらに、右足を地の底から這い上がらせて大地にひっかけると、そのまま右足に力を込めて大地から這い上がってその全貌を表した!!
 それは黒い筋肉質の体を持つ戦士!!
 戦士は背中の両翼を羽ばたかせつつ宙に浮かぶと、
 両腰に両手を握って構え、
 両手と両足を引き下げつつ口を大きく開けて顔を上に上げ吠える!!
 すると、上空に大きな雷雲が現れ、辺りに雷をいくつも落とす!!
 だが!!黒い戦士が両腰に手を握っておいている構えを解いて、口を閉じつつ正面を向き、体と両足をえびぞりから元に戻すと、
 雷が収まり、上空の雲も無くなった!!
 あっちはコスト2のモンスター!!
 こっちはコスト4のデストロイヤーだ!!
 コストの見せ合いが起きるぜ!!
 俺は瞬時に右手でチャージゾーンのカードを4枚持って前に出す!!
 次の瞬間、リアの方も右手でチャージゾーンのカードを2枚持って前に出してきた!!
 俺はリアに向かって問いかける!!
 「そのカードでいいな!!じゃあ、表にするぜ!!」
 「いいわ、表にしましょう!!」
 リアがそう答えて右手で前いだしたカードを表にしていく!!
 リアが前に出したカードを表にしていく様子を見た俺も右手で前に出したカードを表にする!!
 まずは、俺が表にしたカード!!
 
名前:デモンウォーリアーズ バイスエナジー
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ グラップエナジー
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:デモンウォーリアーズ バーストエナジー
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前

名前:追加連撃超音波!!
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 続けて、リアが表にしたカード!!
 
名前:パワードビースト テリィトーフライングスクロォウ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:200

名前:パワード・チャージャーアタック
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:パワードビーストを持つ
        自分のモンスターが参加する時
        自分のチャージゾーンにこのカードを含めて、
        3枚以上カードが存在する時
効果:次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを次の戦闘が行われるまで
   (((自分のチャージゾーンこのカードを含めたカードの枚数)×200)
   +100上げる
   この戦闘前タイミング、
   自分はチャージゾーンのカードの効果を発動できなくなる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:パワーアタック!!
テキスト:己の力を全力で出し、さらに体当たりを敢行する!!
     相手は今までの戦いの疲労から、
     戦いから引きさがって行き、一時の平穏が戻った!!
 
 リアが発動できるカードは1枚か!?
 だが、ビクトリーデストロイウォーリアーが召喚されたため、ここでこの効果が発動する!!
 俺は右手を前に出しつつ宣言する!!
 「俺はビクトリーデストロイウォーリアーの効果を発動!!
  リアのチャージゾーンのカードを1枚トラッシュに送る!!」
 
名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
 
 リアが俺の方を目を細めてにらみ、口を開く、
 「どのカードをトラッシュに送るの?さっさと選びなさい!!」
 「まぁ、そう慌てるなって」
 俺はリアの方にそう言って返し、
 改めてリアの方のチャージゾーンを見る、
 どうせ、リアはパワードビースト テリィトーフライングスクロォウをコスト召喚してくるつもりなんだろう、
 あのカードがあると3番戦闘で厄介だが、
 いや、それよりも、俺はチャージゾーンで裏側表示で存在しているカードの方が気になる、
 リアがこの期に及んで2番3番戦闘の対策を持ってないとは思えない、
 だとするなら、弱小モンスターはこの際放置だ!!
 あのチャージゾーンで裏になっているあのカードを狙う!!
 俺はそう考え、右手を一旦下げた後、再度右手を前に出して宣言する!!
 「俺は、ビクトリーデストロイウォーリアーの召喚効果を発動!!
  リアのチャージゾーンにある裏側表示のカードをトラッシュに送る!!
  チャージ!!デストロイ!!」
 
名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
 
 ビクトリーデストロイウォーリアーが両手の筋肉を膨張させて黒い電気を溜め、
 両腕に溜めた黒い電気を縦状のイカヅチにして、リアの闇の板へと解き放った!!
 黒いイカヅチはまっすぐにリアの闇の板のチャージゾーンの1枚のカードと向かって行き、
 向かって行ったチャージゾーンの1枚のカードをリアの山札俺から見た手前にあるトラッシュに弾き飛ばした!!
 
名前:バースト・パワード・チャージ・ドラッシュ
種類:種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に相手の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターが参加する時
        自分のモンスターゾーンにカテゴリ:パワードビーストを持つ
        モンスター・デストロイヤーが1体以上存在している時
効果:次の戦闘に参加する相手の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで
   ((自分のチャージゾーンのこのカードを含めたカードの枚数)
   +自分のモンスターゾーンにいる
   カテゴリ:パワードビーストを持つモンスター・デストロイヤー)
   ×800下げる、
   この戦闘前タイミング、
   自分はチャージゾーンのカードの効果を発動できなくなる
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:体当たりパワーラッシュ!!
テキスト:戦いに参加した動物たちは戦いに勝つために本気になり、他の集団でも
     共に戦うものの援護のため通りがかり様に体当たりを多数仕掛けた!!
     あまりに攻撃が激しく、やっぱり敵を見失いかけたが・・・

 っつ、あんなカードが!?
 あぶねぇ、1番戦闘に勝てなくなるところだったぜ・・・
 「あら、安心するのは早いわ」
 いきなりリアがそう言って話しかけてきて続けて話し出す!!
 「3番戦闘であなたが勝てると思ってるでしょうけど、残念ね!!
  私の手札にはバースト・アタック・アシストスがあるの、
  これで2番戦闘も勝って見せるわ!!」
 
名前:バースト・アタック・アシストス
種類:DH デストーション コスト:1
相殺効果・パワーバック 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:1
       発動後:このカードのみトラッシュに送られる
   効果の発動条件で指定した相手のモンスターを手札に戻す
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:パワードビーストを持つ、
        自分のモンスター・デストロイヤーが参加する時
        自分のモンスターゾーンに次の戦闘に参加する
        自分のモンスター・デストロイヤーを除いて、
        コスト3以上のデストロイヤーがいる時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが
        500以下だった時
効果:指定した相手のモンスターを手札に戻す
カテゴリ1:パワードビースト カテゴリ2:アシスト
テキスト:動物の攻撃に合わせての吹き飛ばし!!
 
 俺はリアの言い分に少しおかしくなって右の口元を少し歪ませつつ答える、
 「まるで、1番戦闘には勝てるとでも言いたげだな!!」
 「あら、違うの?」
 リアはすっとぼけた様にそう答えると、俺の方を目を細めてにらみ、俺から見た左の口角をゆがませつつ話を続ける、
 「だって、私のゼルガル様には戦闘直前効果・オーガスト・威圧がある!!
  この戦闘直前効果・オーガスト・威圧のおかげで、
  ゼルガル様のパワーは4600にまで上がるわ!!
  今のパワー4000のビクトリーデストロイウォーリアーには勝てないわ!!」
 「それはどうかな!!」
 俺はそう答えて右手でチャージゾーンのカードを1枚表にしつつ宣言する!!
 「俺はパワーアプレースエナジーの効果を発動!!
  ビクトリーデストロイウォーリアーのパワーを5800にするぜ!!」
 
名前:パワーアプレースエナジー
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
        自分もしくは相手のモンスターゾーンに
        ジェイルカードが存在している時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに500上げる
   次の戦闘の行われる場所の相手か自分の場所にジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに600上げる
   次の戦闘の行われる場所の自分の場所にジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに700上げる
カテゴリ1:パワースポット カテゴリ2:スピリット
テキスト:その場所の力を受け、更にその力を増していく!!
 
 だが、リアはいきなり右手を前に出して宣言してくる!!
 「私はゼルガル様の効果を発動!!
  パワーアプレースエナジーの効果を相殺する!!」
 「いいや!!パワーアプレースエナジーの効果は発動させてもらう!!」
 俺はそう反論しつつ、左手の手札から右手で1枚のカードを引き、リアに見せつつ宣言する!!
 「俺はバックダッシュアンドダッシュの効果を発動!!
  懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガルの効果の発動後、
  パワーアプレースエナジーの効果を発動する!!
  ついでに、バックダッシュアンドダッシュの効果で、俺はリアに手札にある肩棘の戦士 シャープニードルを見せるぜ!!」
 
名前:懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:3600
戦闘直前効果・オーガスト・威圧
      発動条件:このカードが戦闘を行う直前時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
      次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に相手の
        モンスター・クリエイター・デストロイヤーの
        いずれかが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、次の戦闘に参加する
   相手のモンスター・クリエイター・デストロイヤーの
   パワーを1000下げる

名前:パワーアプレースエナジー
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターもしくはデストロイヤーが次の戦闘に参加する時
        自分もしくは相手のモンスターゾーンに
        ジェイルカードが存在している時
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに500上げる
   次の戦闘の行われる場所の相手か自分の場所にジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに600上げる
   次の戦闘の行われる場所の自分の場所にジェイルカードが存在している時、
   次に戦闘を行う自分のモンスターもしくはデストロイヤーのパワーを
   次の戦闘が行われるまでさらに700上げる

名前:肩棘の戦士 シャープニードル
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
 
 「な!?そんなの、ありなの!?」
 「ありだぜ!!」
 俺はリアの言葉に答えつつ、さらに言葉を続ける!!
 「さぁ!!準備はいいか!?相殺は!?」
 リアは歯を食いしばり、更に目を細めて俺をにらみつつ答える!!
 「・・・相殺は・・・無いわ」
 俺はリアの答えを聞き右手を前に出しつつ宣言する!!
 「1番戦闘!!行け!!ビクトリーデストロイウォーリアー!!
  ビクトリーマウンテンアプレースバックフェイントアンドダッシュザンダー!!」
 
懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル DM コスト:4
パワー:3600+1000-300 パワー合計:4300
 
VS
 
ビクトリーデストロイウォーリアー DM コスト:4
パワー:4000-1000+1800 パワー合計:4800
 
 ビクトリーデストロイウォーリアーとゼルガルが向かい合い、走りこむ!!
 先に仕掛けたのはゼルガル!!
 ゼルガルが右手の槍で思い切りビクトリーデストロイウォーリアーを突く!!
 だが、ビクトリーデストロイウォーリアーはこのゼルガルの右手の槍を右手で横に叩いて弾き、そのまま左手を握って伸ばし、ゼルガルを殴りにかかる!!
 しかし、ゼルガルはいきなり左手の円柱を地面に向けて、左手の円柱から闇を発射!!
 辺りに砂煙を巻き起こした!!
 この砂煙に思わず目をつむるゼルガル!!そのまま左の拳を伸ばすがいつの間にかゼルガルはいない!!
 見ると、少し離れたところにゼルガルは立っていた、さっきの闇の発射で後ろにさがったか!?
 ゼルガルはビクトリーデストロイウォーリアーに槍が効かないと考えたか、背中の羽を動かして飛び、大口を開けて吠えた!!
 すると、ゼルガルの背後から4つの闇が一直線に発射され、ビクトリーデストロイウォーリアーに向かって行く!!
 対するビクトリーデストロイウォーリアーは闇が向かってくるのを見て、背中の羽を動かし飛んで避ける!!
 が、発射された闇は発射されている場所から角度を変えてビクトリーデストロイウォーリアーを狙い続ける!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーは跳びくる闇から逃げるように飛ぶ!!しかし、闇はしつこく追ってくる!!
 ここでビクトリーデストロイウォーリアー、覚悟を決めたか、いきなりゼルガルに向かって飛び始めた!!
 すると、ゼルガルがビクトリーデストロイウォーリアーが向かってくるのを見て、突如、顔を上に上げて口を上げ吠えた!!
 次の瞬間、ゼルガルの背後から、闇に形づけられた、右手に槍を、左手に盾を持った兵士たちが大量に表れた!!
 あれは、ここの図書館の兵士たちか!!
 闇に象られた兵士たちはビクトリーデストロイウォーリアーに向かって飛んで行く!!
 そして、吠えていたゼルガルも、左手の円柱をビクトリーデストロイウォーリアーに向ける!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーはゼルガルに向かって飛ぶものの、飛んでくる闇と兵士のため、左の方にぐるぐる回りながら飛んで徐々にゼルガルに近づいていく、
 いきなり、ゼルガルが左手の円柱から闇を一直線に発射した!!狙いはビクトリーデストロイウォーリアーの進行方向少し先!!
 しかし、ビクトリーデストロイウォーリアーはこの闇の発射を予想してたのか、突如左に飛び、さらに上に飛んで避ける!!
 が、少し上には先ほどの闇の兵士の中の一体が!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーは右手を握って闇の兵士の一体をぶん殴り吹っ飛ばす!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーに闇の攻撃を避けられた上、闇の兵士の一体も吹き飛ばされたゼルガルは目を細め、左の口の端を不機嫌そうに歪ませ、またもビクトリーデストロイウォーリアーの方に向きつつ左手の円柱から闇を発射した!!狙いは先ほどと同じくビクトリーデストロイウォーリアーの飛ぶ少し先!!
 だが、またもビクトリーデストロイウォーリアーは少し下に飛んでゼルガルの左手の円柱から発射された闇を回避!!
 そのまま自身に向かってきていた闇の兵士の一体を左の拳でぶん殴り吹き飛ばした!!
 ゼルガルのさらには目を細め、左の口の端を不機嫌そうに歪ませ、更にビクトリーデストロイウォーリアーの飛ぶ少し先に向かって左手の円柱から闇を発射するも、
 ビクトリーデストロイウォーリアーは少し上に飛んでこの闇を回避!!
 ついでとばかりに迫ってきていた闇の兵士の一体を右の拳でぶん殴って吹っ飛ばした!!
 ゼルガルはさらに目を細め、ゼルガルの眼前にビクトリーデストロイウォーリアーが現れた!!いつの間にか間近にまで飛んで迫ってきていたのだ!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーはそのまま右の拳を振り上げ、ゼルガルに殴りにかかる!!
 が、ゼルガルは右手の槍を横向きに前に出してビクトリーデストロイウォーリアーの拳を防ぐ!!
 しかし、次の瞬間にはビクトリーデストロイウォーリアーは右手に力を込めて電気を発生させた!!
 ゼルガルは電気に巻き込まれる前に後ろに飛んで回避するも、ゼルガルの前に一瞬ゼルガルの後ろにあった闇の発射口が出ることになり、
 闇の発射口にゼルガルの電気が直撃、闇の発射口は消滅する!!
 その瞬間、ゼルガルは左手の円柱を再びビクトリーデストロイウォーリアーに向け、左手の円柱から一直線に闇をビクトリーデストロイウォーリアーに発射した!!
 この闇をビクトリーデストロイウォーリアーは間一髪、左に飛んでかわすも、右の翼に闇が直撃する!!
 しかし、これで終わるビクトリーデストロイウォーリアーではない!!右手の電気をさらに増幅させて撃ちだした!!
 この電気をゼルガルもあわてて右に避けた、が左の羽に当たって左の羽が感電、ゼルガルはビクトリーデストロイウォーリアーと共に地上にゆっくりと降りていく!!
 羽の片方を失い、地上に降りる二人、これで空中戦はもうできない!!
 すると、空中にいた残りの闇の兵士たちが空中から、地上の方から、一斉にビクトリーデストロイウォーリアーに向かって襲い掛かる!!
 対するビクトリーデストロイウォーリアーはまず、右の方の闇の兵士が突き出した槍を右の拳で下から弾きつつ左の拳で兵士をぶん殴りふっとばした!!
 そのままビクトリーデストロイウォーリアーは左の方にいた闇の兵士も右の拳で殴って吹っ飛ばす!!
 が、ここでゼルガルがビクトリーデストロイウォーリアーの右側から左手の円柱を前に出して闇を発射!!闇はビクトリーデストロイウォーリアーに一直線に向かって行く!!
 しかし、ビクトリーデストロイウォーリアーはいきなり前進しつつ前にいた闇の兵士をぶん殴って闇を回避!!
 続けて、後ろの方に向かってきていた闇の兵士の方に向かって反時計回りに振り返りつつ、闇の兵士から突き出された槍を回転しつつ横から出した右手で弾き、前進して左の拳でぶん殴りふっとばし、
 さらに、前進しつつ後ろで盾を構えた兵士を盾ごと右の拳で殴ってふっとばした!!
 そして、闇の兵士がいなくなった場所で、ビクトリーデストロイウォーリアーとゼルガルは地上で再び向かい合い、口を大きく開けた上に上げて吠えた!!
 すると、ゼルガルの足元から闇が吹き出し、ゼルガルを包み込み、ゼルガルが黒いオーラをまとうと同時に、右手の槍と左手の円柱もまがまがしい黒いオーラをまとう!!
 一方のビクトリーデストロイウォーリアーの方は、なんと、背後のブラインドマウンテンの方から黒いオーラが漂ってきて、ビクトリーデストロイウォーリアーを包んだ!!
 黒いオーラをまとい、両者向かい合い、走り出した!!
 左手の円柱から、またも闇をビクトリーデストロイウォーリアーに打ちだすゼルガル!!
 今度の闇はさっきより速い、が、この闇をビクトリーデストロイウォーリアーは右に動いてかわしつつ、更にゼルガルに迫る!!
 右手の槍を両手に持ち、槍の黒いオーラを増幅させて、リーチが長くなったように見える槍を構え、前に突くゼルガル!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーはあわてて後ろに一歩引く!!
 この反応にゼルガルはもう一歩踏み出しつつさらに右手の槍で突く!!
 だが、ビクトリーデストロイウォーリアーは一歩引いた次の瞬間には一気に前に踏み出し、ゼルガルの槍を左にかすめつつゼルガルに向かう!!
 一歩引いたのはフェイントか!!
 ゼルガルは慌てて左手で顔を防御する!!
 しかし、ビクトリーデストロイウォーリアーが右手を振りかぶって繰り出した渾身のストレートに左手の円柱は砕かれてしまった!!
 その瞬間、ゼルガルの後ろに隠れていた闇の兵士の一体がゼルガルの左に飛び出し、ビクトリーデストロイウォーリアーに向かって槍を突き出す!!
 が、ビクトリーデストロイウォーリアーは瞬時に突きだされた槍を左手でつかみ、槍をひっこぬく!!
 この隙に、慌てて自らの槍を引きつつ振り回すゼルガル!!
 振り回された槍にまとわりついた闇がビクトリーデストロイウォーリアーを焦がし、焼き切ろうとする!!
 だが、ビクトリーデストロイウォーリアーはあきらめない!!
 ゼルガルの槍に身を焦がしつつも、右手を開いてゼルガルを押し込む!!
 これにはゼルガルもたたらを踏んで後ろにさがった!!
 続けて、ビクトリーデストロイウォーリアーは左に向いてゼルガルの槍を右手で殴って弾き、続けざまに左の拳で左手の盾を構えていた闇の兵士をぶん殴り、最後の闇の兵士をふっとばし、消滅させた!!
 ゼルガルの方を向くビクトリーデストロイウォーリアー!!
 しかし、ゼルガルはいつの間にか槍を引いて構え直し、ビクトリーデストロイウォーリアーを的確に突いてきた!!
 ビクトリーデストロイウォーリアーはあわてて左に避けようとするも避けきれず、右肩の根元に槍を思い切り貫通させられる!!
 だが、ビクトリーデストロイウォーリアーは貫通した槍を右手でいきなり握った!!
 何をする気だ?
 俺がそう考えた瞬間、ビクトリーデストロイウォーリアーの右手から黒い電気が発生!!
 ゼルガルの槍を伝ってゼルガルの方に向かった!!
 ゼルガルはあわてて槍を手放そうとする、が、遅い!!
 ゼルガルはその身に少量の黒い電気を浴び、体をしびれさせながらもビクトリーデストロイウォーリアーの方を向きつつ後ろに何とか跳ぶ、
 が、ビクトリーデストロイウォーリアーが思い切り走りこみ、黒い電気をまとわせながら左腕を振りかぶる!!
 ゼルガルは体が少し痺れ、少し反応が遅れた!!
 次の瞬間、ゼルガルの顔にビクトリーデストロイウォーリアーの左の拳がぶち込まれ、
 ゼルガルは全身に電気を喰らいながら吹き飛び、黒い爆発を起こし、闇に返った!!
 さぁ、行くぜ!!
 俺は右手を前に出し、宣言する!!
 「俺はお前の勝利を破壊する!!
  ビクトリーデストロイウォーリアーの効果を発動!!
  ビクトリーデストロイ!!」
 
名前:ビクトリーデストロイウォーリアー
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:4000
召喚効果・チャージデストロイ1
   発動条件:このデストロイヤーを召喚した時
        相手のチャージゾーンにカードが1枚以上存在している時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
   相手のチャージゾーンにあるカード1枚を相手のトラッシュに送る
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このデストロイヤーが戦闘で相手の
        モンスター、クリエイター、デストロイヤー
        いずれかに勝利した時
        相手のライフカードが0枚以下だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 ビクトリーデストロイウォーリアーが満身創痍の体のままリアに迫る!!
 すると、リアが目を見開き、口を開く!!
 「ビクトリーデストロイウォーリアー!!
  そうだ!!思い出した!!内政部の!!」
 だが、次の瞬間、ビクトリーデストロイウォーリアーは両手に電気を溜めながら、振りかぶり、
 まずは電気を込めた右手で一撃!!とどめとばかりに左の拳を見まい、
 とどめに両手を握ってリアの頭上から叩きつけ、周囲に黒い電気の爆発を起こした!!
 「きゃああああああ!!!!!」
 
勝者:破壊 双我
決め手:ビクトリーデストロイウォーリアー
    +パワーアプレースエナジー
    +バックダッシュアンドダッシュ
    +高き黒山 ドゥエズブラインドマウンテン
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「よっしゃ!!勝ったぜ!!」
 俺は右手を振り上げ叫ぶ!!
 すると、吹っ飛ばされて尻もちをついていたリアが素早く立ち上がりつつ、目の前で消えかけつつあった闇の板の前から右手でデッキケースを取った!!
 それを見た俺も素早く、目の前の闇の板の上から右手でデッキケースを取る!!
 消えかけていた俺とリアの目の前の闇の板や周りのオーロラの壁が消滅した!!
 さらに、俺とリアはお互いににらみ合い、そこから俺は口を開いた!!
 「さぁ、約束だ!!ここから出してもらうぜ!!」
 だが、俺の言葉を聞いたリアは、俺を見下しつつ口を開く!!
 「はぁ、何を言っているの、そんなことするわけないでしょう!!」
 だろうなぁ~
 ま、カードバトルの結果だけじゃ納得しない輩がいるっていうのも、前回のディクラインの件で思い知ったし・・・
 「嘘ついたっていうの!!」
 俺がどこかあきらめつつも感心している間に後ろの方からそう言って叫びだしたのはダーティルナ!!
 「ひどい!!じゃあ、なんで守る気もない約束しつつカードバトルしたのよ!!」
 「もちろん、時間稼ぎよ」
 リアがそう言って返した次の瞬間、リアの背後、図書館につながる階段の方から、左手に大きな盾を、右手に大きな槍を持った兵士たちが隙間なく大量に駆け寄ってきた!!
 ちぃ!!そういう事かよ!!兵士が気付いてここに来るのを待ってたんだな!!
 俺が歯噛みするのを見たのか、リアがデッキケース持つ右手を振り上げ、俺の方を目を細めてにらみ口を開く!!
 「さぁ!!観念しなさい!!次は私も本気を出すわ!!
  格闘術だけじゃない、デッキケースも使ってあなた達を倒してあげる!!」
 面白い!!カードバトルだけじゃなくて、デッキケースで召喚しての戦いもやろうってか!!
 いいぜ!!やってやろうじゃんか!!
 俺はそう決意し、後ろにいるダーティルナに呼びかける!!
 「ダーティルナ!!行けるか!!」
 「大丈夫!!やれるわ!!」
 俺はダーティルナの言葉を聞きつつ、右手のデッキケースを前に出しつつ宣言する!!
 「よっし!!やってやろうじゃんか!!
  ここをとっ・・・」
 ギギギギギギギギギギギギギギギギ・・・・・・・・・
 ガンガンガンガンガンガンガンガン・・・・・・・・・
 ゴボガボゴボガボゴボガボゴボガボ・・・・・・・・・
 な、なんだこの音!!
 俺が周りを見渡すと、まわりの工場の機械が暴走している!!
 ベルトコンベアは高速に動き、
 中央の機械に付いたハンマーは上からいく度も降ったり登ったりしているクレーンと共に狂ったように周りを叩き、
 変な全身鎧を入れた透明の円柱は、中の緑色の液体の下の方から空気が大量に吹き出ている!!
 「ウィルスだ」
 「これ、どうなってるの?」
 「ちょっと!!早く止めて!!」
 デェビルがさも当たり前の様に言葉を発し、
 ダーティルナが俺の背後から不安そうに話しかけてきて、
 リアが俺の前で周りの研究員たちに向かって目を見開いて慌てて大口開けて怒鳴り倒している!!
 回りの研究員たちが慌てて工場の機械にそれぞれ駆け寄り何やら両手で機械をいじりガチャガチャとやるが、一向に止まる気配がない、
 すると、
 ゴゴゴゴゴ・・・・・・
 と、背後から一際大きな音が聞こえてきた!!
 俺が背後を振り向くと、工場の扉開いている!!
 カードバトルでのウィルスがギリギリ伝染したか!?
 これは、チャンス!!
 等と思ったのもつかの間、なんと開いた扉の先には誰かいる!!
 一瞬、ディクラインかとも思ったが、扉の先、Wカードの灰色の森の前にいるのは大量の黒い人影、
 黒い鎧をまとった兵士が大半だが、黒い鬼のような形相をしたもの等も混ざっている!!
 「あ~、あ~!!ここにいる軍部諸君!!」
 いきなり、誰か女性の声が聞こえ、大量の黒い人影から一人の女性が前に出てくる!!
 精悍な顔つきに冷酷な光を放つ藍の瞳、
 左から右に向かって色が濃くなっていく光の粒を撒いたかのようにキラキラしている短めの藍髪、
 人間に近い肌色、赤い膜と黒い骨格を持つ背中の羽、
 金縁の付いた黒いワンピースの水着のような露出の高い衣装、
 両の中指に通した金の輪っかからは前腕の方に広がるように三角に広がる黒い布が付き、前腕の金縁の付いた黒いウォーマーにつながり、
 両足には金縁の付いた黒い厚底のブーツを付けている、
 あれって、まさか、殲滅姫 スペーシア!?
 スペーシアは右手に長い柄のと柄の先に三つ又の足の着いた黒いスタンドマイクを持ち、
 さらに、スペーシアの左右には、黒い兵士たちが黒く四角くデカいスピーカーを置いていた!!
 と、スペーシアが右手に持つマイクを口元に持ってきて、続けて話し出す!!
 「我々は外交部の精鋭部隊と内政部の治安部隊の混合部隊である!!
  世界樹の周辺での兵器の開発は条例によって禁止されている!!
  今すぐに兵器の開発をやめ、武器を捨て、投降しなさい!!
  さもなくば、今すぐに我々が突入、総攻撃が始まる事を宣言する!!」
 おい!!色々間違ってるぞ!!
 まず、そのマイクとスピーカーはそう使うんじゃねぇ!!
 いや、使えるんだけど、わざわざこんなとこに持ってくるなら別の物があるだろうが!!
 「あれって、スペーシア!?」
 いきなり、ダーティルナが上げた声を聞き、俺はダーティルナの方を見つつ話しかける、
 「知り合いか?」
 「知り合いっていうか、前に騒動があったときに色々収めてもらったんだよね」
 騒動を収める?
 「お、きょとんとした顔、納得いってないって顔だな、ちょっとスペーシアの事、教えてやろうか」
 そう言って、右肩の方からデェビルが話し始める、
 「スペーシアは外交部のトップなんだ、
  だから、いろいろ、争い事が起こった時に納めて回ってんのさ、
  ま、一番の仕事は国同士の争い事を収めることだが、
  国同士の争いに発展するかもしれないものも、お節介にも収めて回ってるってわけ」
 デェビルはそう言った瞬間、顔色を変え、スペーシアの方を見て再び話しだす、
 「それにしても、もう来たのか、まずいな、外交部にはまだ捕まりたくないんだが・・・」
 掴まりたくないのか、なら、どうする・・・
 そうだ!!
 俺は右肩にいるデェビルに小声で話しかける、
 「なぁ、デェビル、ごにょごにょ」
 「え、何?うんうん、いいんじゃね、ダーティルナの事はスペーシアに任せとけば大丈夫だろ、顔見知りみたいだし」
 「今なら情状酌量の余地もある!!
  これ以上罪を重ねる前に降伏してほしい!!
  我々も戦いたくはない!!
  ここには顔見知りの者たちもいるだろう!!」
 スペーシアがマイクを持ち、涙ながらに語っている、
 リアの後ろの兵士や研究員たちも左右の仲間と顔を見あわせたりして動揺しているようだ、
 リア当人も口をポカンと開けてあっけにとられている、
 よし!!俺は顔を右から回して後ろにいるダーティルナの方を見て、ダーティルナに向かって話す!!
 「ダーティルナ!!今だ!!俺を箒の前に乗せて森まで飛べ!!」
 「え、あ、うん!!」
 ダーティルナは俺の言葉に返事を貸すと、箒の上にまたがって乗る!!
 俺も素早く箒の上にまたがって乗る!!
 「今なら、ブラッディアッシュのCDも付けるから!!」
 そんなスペーシアの説得を聞きつつ、ダーティルナは宙に浮かぶ!!
 俺は宙に浮かびつつ、ダーティルナに向かって話しかける!!
 「いいか、俺が離脱したら、スペーシアにこの図書館でのことを伝えるんだ!!わかったな!!」
 「あなたはどうするの!?」
 俺はダーティルナの質問を聞き、右の方からダーティルナの方を見つつ話し出す、
 「悪いが、俺はまだ捕まるわけにはいかねぇんだよ!!
  お前の事は、スペーシア、あの前に出てきている女にここで何があったか知ってるって言えば悪いようにはしないだろ!!
  後、俺の事は一緒にスペーシアの方に行こうとしたけど、いきなり俺が飛び出して逃げてった、自分もわけがわからなかった、
  とか、適当言っとけ!!
  じゃあな、また今度!!また会おうぜ!!」
 「わ、わかった、じゃあ、飛ばすよ!!」
 ダーティルナは俺の言葉を聞き、前の方に飛びだす!!
 俺は慌てて前の方を向き、箒の前の方に右足の裏を当て、
 スペーシア達の上に来た瞬間、思い切り箒を蹴って前に飛び、Wカードの森に飛び込んだ!!
 「あ、ちょ!!」
 そんな、スペーシアの慌てた声と
 「じゃあね!!」
 という、ダーティルナの別れの声を聞きつつ、森の中からこの場を離脱した!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「なぁ、デェビル」
 「なんだ」
 俺は右肩にいるデェビルに話しかけ、デェビルがそう言って返してきた
 「なんか、森に突撃した時に何枚かカードが引っ掛かってきたんだが、」
 
名前:トットカイェ・カメレオン
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
        次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        このモンスターのコスト以下のコストだった時
効果:次の戦闘のみスキップする
   この効果で次の戦闘がスキップされた時、
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのコストが0だった時
   次の戦闘終了後、次の戦闘に参加する相手のモンスターをトラッシュに送る
カテゴリ1:カメレオン カテゴリ2:気配は感じる!!
テキスト:相手から隠れるカメレオン
     弱い相手を選び、確実に仕留める

名前:絶戒の黒草原 デトリシス
種類:J ジェイル
コスト:1 パワー:-700
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:この戦闘前に自分のモンスターが
        トラッシュに送られていた時
効果:この戦闘前にトラッシュに送られたモンスターと
   このジェイルをチャージゾーンに表側表示で置く
カテゴリ1:草原 カテゴリ2:絶戒
テキスト:そこは厳しさと優しさが同居する場所、
     戦い、傷ついたものは、必要以上に追われないと言われている

名前:ラッタード チューデ
種類:DM デストロイヤー
コスト:1 パワー:1000
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このデストロイヤーと同じ番号に
        相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイター
        が存在していた時
        次の戦闘に参加するこのデストロイヤー以外の自分の
        モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーが、
        装備設置されているカードに書かれたパワーを含めて、
        書かれたパワーと違うパワーだった時
効果:このデストロイヤーのパワーをこのターン、
   ((次の戦闘に参加する自分の
    モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワー)
   -
  (設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた、
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワー))
   分、上下させる、この時、このデストロイヤーのパワーが0以下になった時、
   このデストロイヤーを自分のトラッシュに送る、
   その後、次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのパワーを、
   設置装備されているカードに書かれたパワーを含めた
   次の戦闘に参加する自分の
   モンスター・デストロイヤー・クリエイターのカードに書かれたパワーにする
   この効果を使った後、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスターのパワーがこのデストロイヤーのパワー以下だった時、
   または、同じ番号に存在している
   相手のデストロイヤー・クリエイターのパワーが
   (このデストロイヤーのパワー÷2(小数点以下切り捨て))以下だった時、
   このデストロイヤーと同じ番号に存在している
   相手のモンスター・デストロイヤー・クリエイターをトラッシュに送る、
カテゴリ1:鼠 カテゴリ2:叩く
テキスト:その四肢と尾で叩いて戦う!!

名前:破壊の獅子 サブナック・レオリング
種類:DM デストロイヤー
コスト:3 パワー:2700
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを0にする
カテゴリ1:獅子 カテゴリ2:激戦獅子
テキスト:黒き鎧をまとい、拳を握る獅子!!
     戦うその姿は他のすべてを圧倒する!!

名前:デモンウォーリアーズ ダーンズバウト
種類:DS デストロイ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する自分のモンスターが、
        カテゴリ:デモンウォーリアーズを持っていた時
        相手のチャージゾーンにある表側表示のカードを1枚、指定できた時
効果:発動条件で指定したカードをトラッシュに送る
カテゴリ1:デモンウォーリアーズ カテゴリ2:そこだっ!!
テキスト:戦士の一人が相手の体に一撃を撃ちこむ!!
     その相手はいきなり体から力が抜けてしまった!!
 
 デェビルは俺の言葉を聞き、右手を広げて少し上に上げて上下に振り、
 「もらっとけもらっとけ、あん中から数枚無くなったって誰も困らん」
 と、返して来た、
 それなら、後でカードアルバムの中にでも入れておくか、
 ここは図書館のあった街の郊外、その森の中だ、
 世界樹の眷属の森に突っ込んだ後、
 適当に直進していると普通の木の森に出て、そこもしばらく進むと道を見つけたので、今はその道に沿って、図書館のあった街から離れるように歩いている、
 「にしても、これからどうすんだ?
  外交部に言って、創壊市にまで返してもらった方が良かったんじゃ・・・」
 俺の言葉を聞いたデェビルは、俺の方を向きつつ口を開き、話し出す
 「いや、お前にはもう一働きしてもらう、
  創壊市に帰るのはその後だ」
 「じゃあ、これからどうすんだよ?」
 「とりあえず、街から離れよう、行く場所は街から十分離れた後向かえばいい」
 俺がデェビルの言葉を聞きつつ放った言葉に、デェビルが返してくる、
 なら、もうしばらく、布団で寝るのはお預けか、創造、遠果、ねぇちゃん、親父、お袋、宏也、魔子、敏、
 みんなどうしてるかな・・・
 地方予選、いつ開催するか、ドタバタしててまだ聞いてなかったな・・・
 「いた!!」
 俺が考え事にふける中、後の上の方から声が響いてきた!!
 そして、俺が反時計回りに後ろを振り向きつつ上を見上げると、
 そこにいたのは箒に乗る魔女、って、ダーティルナじゃねぇか!!
 ダーティルナは俺の方にゆっくりと降りてくる、
 俺は、降りてきたばかりのダーティルナに向かって話しかける!!
 「ダーティルナ!!どうしてここに!?」
 「探したのよ!!兵士さんたちが図書館の接収で忙しい合間に、
  もう帰っていいって、聴取は今度するって、スペーシアに言われたから!!」
 おいおい、それって・・・
 俺は一瞬、誰かに尾行されてんじゃないかとも思い、首を回して周りを見渡したが、
 別段、誰も追ってきている感じはしない、
 「大丈夫!!誰も追ってきてないよ!!多分!!」
 ダーティルナの元気な声を聞き、俺はダーティルナに向き直る、
 すると、ダーティルナが俺の方を真正面に見つめ、口を開く、
 「あのね、お礼を言いに来たの、わたしを冒険に連れ出してくれて!!」
 「冒険?」
 俺は思わずすっとんきょうな声を上げる、
 俺はデェビルの依頼を受けただけで冒険した覚えはないし、こいつを冒険に連れ出した憶えも無い、ダーティルナが勝手について来ただけだ、
 俺のそんな考えをよそに、ダーティルナは話を続ける、
 「そう!!冒険!!わたし、とっても楽しかった!!
  だから、もし行く場所が無いのなら、わたしの家で食事でも、どうかなって、
  ここから近いの、わたしの家、ほら、前にわたしが言ってたダークマター魔法学園も近いのよ、
  空を飛んで行けばすぐに、だから・・・」
 「悪いが」
 誘いはうれしいんだがな・・・
 俺はダーティルナの方を見据え、話し出す、
 「俺には次に行くところがある、
  それに、内政部やら外交部やら逃げた奴が一緒だと色々と迷惑だろう、
  悪いが、俺はこのまま去るぜ、
  言ったはずだ、また今度、また会おうって、
  色々ほとぼりが冷めたら、また会いに来るさ、
  もっとも、その時には人間の世界にいるだろうから、本当に会いに行けるかはわからんがな」
 「あ、そう、だよね・・・」
 なぜかダーティルナの唇が震えている、
 おいおい、別に2度と会えなくなるってわけじゃないんだが・・・
 俺は逆時計回りに振り返り、
 「あまり長くいて他の奴に見つかると厄介だからとっとと行くぜ」
 再び歩きだすと右手を広げて上げ、ダーティルナに向かって振り、
 「じゃあな、達者で暮らせよ!!」
 「名前!!それからどこに住んでるの!!会いに行くから!!そっちが会いに来なくても会いに行くから!!」
 俺は再び逆時計回りに回り、ダーティルナに向かって話す!!
 「名前は破壊 双我(やぶえ そうが)だ!!日本の創壊市にある創壊小学校に4年2組に所属してる!!
  じゃあな、今度こそさよならだ!!」
 「双我!!会いに行くから!!絶対に会いに行くから!!」
 俺はダーティルナの声を聞きつつ、さらに逆時計回りに回り、前に向かって進み始めた!!
 「いいのかね、アレ、お前、想い人がいるんだろ?」
 デェビルが唐突に右肩の方から話しかけてきた、
 俺はデェビルの方に視線を向けつつ話す、
 「遠果の事か?
  別に想い人ってわけじゃあないが、なんで遠果の事が話しに出てくんだ?」
 「別になんでもねぇよ」
 デェビルは素っ気なくそう答えると、俺の前方を飛びつつ、顔だけ左に向けて再び口を開く、
 「さ、ぐずぐずしてる暇はないぜ!!ダッシュだダッシュ!!次の町までレッツゴー!!だ!!」
 「おう!!」
 俺はデェビルの言葉にそう答え、一直線に走り出した!!
 
 WカードCVSD8話 図書館の冒険
 終了!!
 WカードCVSD9話 天空にそびえし城 に続く!!
 
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 カード紹介コーナーCVSD 第八回
 懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル
 
 破壊 双我(以下 双我)「さぁ!!お楽しみのカード紹介コーナーだぜ!!」
 デェビル(以下 デェ)「おれ様もいるぞ!!」
 空相 遠果(以下 遠果)「私もいるよ~!!」
 双輝 創造(以下 創造)「僕もいるんだけどな・・・」
 双我「じゃあ、ゲストいくぜ!!ゲストはこいつ!!」
 リア・ライトレフト(以下 リア)「どうも」
 遠果「へぇ、狼女さんなんですね!!」
 リア「正確には違うけど、ま、似たようなもんよ」
 遠果「毛がふさふさだ~」
 リア「勝手にさわらないの!!」
 デェ「男が触ったらセクハラだよねぇ」
 リア「当たり前でしょ!!」
 遠果「じゃあ、ワタシだけ触り放題~」
 リア「あなたも触るのやめなさい!!私は犬じゃないのよ!!」
 遠果「え~」
 リア「え~、じゃない、あなたたちも何か言いなさい!!」
 双我「すねる遠果も」
 創造「素敵だ~」
 リア「こいつら・・・」
 デェ「そろそろ先に進めろよ」
 双我「しゃ~ね~な~」
 創造「仕方ないか・・・」
 リア「ほら、あなたも離しなさい!!」
 遠果「はぁ~い」
 双我「それじゃ、まずは注意事項から行くぜ!!
    このコーナーのキャラクターは本編と一切関係ない!!
    そのことをあらかじめ了承しておけよ!!
    そして、今回紹介するカードはこれ!!」
 
名前:懲界者 アーク・リトリビューション ゼルガル
種類:DM デストロイヤー
コスト:4 パワー:3600
戦闘直前効果・オーガスト・威圧
      発動条件:このカードが戦闘を行う直前時
      コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
      次の戦闘が行われるまでこのデストロイヤーのパワーを1000上げる
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのデストロイヤーが参加する時
        次の戦闘に相手の
        モンスター・クリエイター・デストロイヤーの
        いずれかが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、次の戦闘に参加する
   相手のモンスター・クリエイター・デストロイヤーの
   パワーを1000下げる
カテゴリ1:デモリッション カテゴリ2:懲界者
テキスト:元の部下と敵対者の部下と追うべき者の部下
 
 リア「やはり、ゼルガル様の魅力といえば、圧倒的なパワー!!
    戦闘直前効果により、そのパワーは実質4600、
    さらに凡庸性の高い戦闘前効果も持っている!!
    これだけのパワーがあるなら軒並みの相手を倒せるわ!!」
 双我「だが、パワーを上げ下げすることしかできない、ともいえるがな!!」
 創造「そのあたりはやはり工夫次第だろう!!
    効果や運用方法がオーソドックスだからこそ・・・」
 双我「使い手のセンスが求められる、だろ?
    実際問題、ここまで単純な効果を持っているなら、
    誰にだって扱いやすいだろうからな!!」
 創造「ふふふ、やはり双我、よくわかってるじゃないか!!」
 双我「だてにWカードやってるわけじゃねよ!!」
 リア「そのパワーを下げる効果で相手のパワーを下げ、
    パワーを下げた相手を何らかの別のカードで葬る、
    ということもできるわね!!」
 双我「そういう、使い方もできるだろうな、
    だが、俺としては、いかんせん、相殺効果とかが無いせいで、発動できるか疑問符が付くな、
    だから、高いパワーを生かして相手の効果を相殺するのに使うぜ!!」
 創造「高いパワーに打ち勝つために相手も相当無理をしているはず、
    相手にカードを使わせて、後出しで別のカードを使うこともできるな!!」
 遠果「臨機応変に、どんな状況でも使えるってことだね!!」
 双我「そういう事もできるな!!」
 創造「そういう事もできるな!!」
 デェ「まぁ、結局使い手しだいってこったな
    おれ様としては、戦闘直前効果を持つ相手のカードにぶつけるっていうのもありだと思うけどな」
 リア「使い手しだいでいろいろ使えるわね、
    もっとも、コストが高いのがネックだけど」
 デェ「強力なカードはみんなコストが高いもんさ、
    高いコストをどうにかやりとりするのもカードバトラーの腕だろ」
 双我「その通りだな!!」
 創造「確かに、その通りだ、
    じゃそろそろ次に行かせてもらおう、
    改めて、WカードCVSD9話 天空にそびえし城
    に、続く!!」
 リア「使い手しだい・・・か
    私はこのカードを使いこなせているだろうか?」
 デェ「使いこなせた、と思うより、
    使って行こう、使いこなしていこうと考える方が大事だと思うぜ、
    カードゲームなんて、新しいカード、嫌でも出てくるからな、
    使いこなせることなんて、一生ないと思う」
 リア「そうね、これからも精進していくわ、あの子たちみたいに」
 創造「戦闘直前効果は戦闘前カードと組み合わせられないのがネックだな」
 双我「だが、もしかしたら、戦闘直前効果でのみ
    パワーが上がるからこそのカードが存在するかもしれないぜ!!」
 創造「例えば、相手の方がパワーが上の時に使えるカードとかだな!!」
 双我「それなら確かにパワーが上がるのは戦闘のみの方が都合がいいもんな!!」
 遠果「二人とも、頑張ってるね!!」
 
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