バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

策謀の中の少女/15 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン11話 策謀の中の少女15
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「なら、そのガキごと吹っ飛ばしてやらぁ!!」
 ガトリン牛がその、ルストをチャージゾーンに吹っ飛ばしたガトリング銃のトリガーにその右人差し指をかける!
 「双歩!」
 カーディンが僕の前に立ち、撃ち出される弾丸から僕を守った、
 「カーディン!!」
 「おらおらぁ!そこ動くとガキに当たるぜぇ!!いくらおまえでも何時までもというわけにもいくまい!!」
 しかし、ガトリングの弾がいくら当ろうとも、カーディンはびくともしない!
 「カーディン・・・」
 「この程度、なんてことは無い!」
 うぅ・・・とりあえず、緑の画面にライフカードを取れって出てるな、とにかく、引いておこう、右手で一番左のライフカードを・・・引くっ!
 出てきたのはフィッシュフライ・タルタル、でも、このカードだけじゃ、三対零の絶望的な状況を覆せる手掛かりにもなりゃしない、
 ぐっ・・・とりあえずこいつを左手の手札に加えて、
 続けて、右の手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、
 「リチャージ!」
 「ちぃ、らちが明かねぇな、コールバーン!!」
 ガトリン牛の指示を聞き、コールバーンが頭上で石炭球を大きく振りまわしてこちらに放り投げてきた!!
 「このお!!」
 その石炭石球に向かい、カーディンが右拳でぶん殴る!が、次の瞬間、石球に縦のジグザグ直角分割線が入り、石炭球が鎖付き破片に爆発!
 「うわっ!」
 「おっと!」
 僕とカーディンは右足に跳び、避ける!!
 「どうした!、まだまだ行くぜぇ!!」
 今だにガトリン牛がガトリングガンで弾をバラマキ、コールバーンが石炭球を手元に回収し、元に戻りつつある球を再び頭上で振り回し始める、右手の方にいるドライヤギュも右前足を地に何度も打ち付けて背中のブースターから蒸気を出して突進に機会をうかがってるし・・・
 やはりここは・・・右手で山札の一番上のカードを引き、
 「ドロー!!」
 「さて・・・どうするかな・・・」
 ガトリン牛が何かを考えるようにこちらをしっかりと見始める、向こうが次の手を撃つ前に、
 今引いたカードは・・・これだっ!
 急いで引いたばかりのカードをチャージゾーンに裏側で置き、
 続けて、左の手の手の札からバトルマシンズ スケルトンキューブのカードを引いて1番に裏側表示で置き据え、
 「セット!」
 と、ガトリン牛がチラリとドライヤギュの方を見る、来るかっ!
 急いで1番に裏側で置いたカードを右手で表にするっ!
 「オープン!!」
 「行けっ!ドライヤギュ!!」
 ドライヤギュがこちらに向かって走り込んでくる!カーディンが右手を握り待ち構え、
 「おっと、こっちも忘れてもらっちゃ困るぜ!コールバーン!!」
 コールバーンがその石炭球をこちらに向かって投げつけてくる!
 二斜面、ガトリングの嵐の中、僕をかばうカーディンに両方を防ぐ手は無い、でもっ!
 いきなりドライヤギュの方に右手後ろから鉄の箱が飛んで来る、穴あきの鉄骨で出来た立方体のような箱、しかし、お構いなしにドライヤギュは突き進む!
 ビヨヨ~ン!!
 突然、鉄の箱がばねのように弾け、人型となった!一定間隔で穴の開いた鉄骨が無作為に組み合わされ作られた人型!
 突如目の前に現れた人型に驚いたのか、ドライヤギュの勢いが少し鈍る!そこに人型鉄骨スケルトンキューブ、キューブが両手で角を抑えて動きを抑えた!
  「でかしたぞ!スケルトンキューブ!ならこっちだ!!」
 続けて、カーディンが自身に向かってきていた石炭の球体を右手の平で受け止めつつ素早く投げ返す!
 「でやぁ!!」
 上手く投げ返されたせいなのか、一歩遅れて空中で鎖のついた破片がまき散らされる!
 「まだだぜ!」
 今度はガトリン牛が一瞬ガトリング砲を上に向けて撃った後、再びカーディンの方にガトリングを向けて撃つ!
 向こうの方から全身の継ぎ目から蒸気を吹き出す機械の牛が駆けてきた!
 つぎはぎで、体を構成する鋼の材質の色はまとまってるようなまとまっていないような感じで、所どころ赤くなったり鋼の色に戻ったりしつつ
 その頭に湾曲した大きな角、黄色い両の瞳、それに、体に鋼の四肢を持ち、継ぎ目の隙間から全身に強烈な白い蒸気が駆け巡っているのがうかがい知れる、
 そしてその牛、ヒーティンギュが、カーディンに一気に向かって行き、そこにキューブがドライヤギュをぶつけて妨害する!
 「何っ!?」
 「ナイスだ!スケルトンキューブ!」
 ここでカーディンが一気にガトリン牛に向かって行く!
 「正気か!?なら、狙ってやるぜ!」
 ガトリン牛のガトリング砲が僕の方に向き、引き金が引かれる!
 ダダダダ・・・
 しかし、そこにキューブがフォローに入った!キューブにガトリングガンの弾が当たるが、数発ではいくらキューブでももろともしない!
 「な!?これを見越してむがっ!!」
 ガトリン牛の顔にカーディンの右の拳がたたき込まれた!
 さて、ガトリングが切れた今のうちに、右手でチャージゾーンのカードを二枚表にっと、
 「僕はバトルマシンズ スケルトンキューブのコストにバトルマシンズ カーディン カーモードとルストショルダーハンド・パイルバンカーを指定!」
 で、緑の画面に映った向こうのコストは・・・?スチームブモーッ! 蒸気サイクロン!!とスチームブモーッ! タックルダッシュ!!か、こっちは追加で召喚できるけど、今回は無しで!
 「この野郎がぁ!!」
 ガトリン牛がとっさにカーディンにガトリングを向ける!
 今のこの状況、向こうは容易にリサイクルやスマッシュを発動できなくなってるはず、コールバーンの効果は強力だが扱いが難しい、だからこそ、使えないカードをコストにしたのだろう、今なら、どうにかなるはずだ!
 ガトリン牛がガトリング砲の引き金を引く、が、やはりカーディンには効いていない!
 「そんなものは効かない!」カーディンが右足を振り回す!ガトリン牛はあわてて後ろに飛び退ってこれを避け
 「しゃーねー、コールバーン、ドライヤギュッ、ヒーティンギュ、一斉攻撃だ!!」
 カーディンに向かい、一斉に、ガトリン牛がガトリングを撃ち、コールバーンが石炭球を投げ、ドライヤギュッとヒーティンギュが突進をかけてきた!
 「くっ!」
 さすがにカーディンでも四体同時攻撃はきついか、でも!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「バトルマシンズフルブーストの効果を発動!バトルマシンズ スケルトンキューブのパワーを1200上げる!」
 「うぉおおお!!」
 カーディンが左足を振り回し回し蹴りを炸裂させ、向かってきていたコールバーンの石球とドライヤギュッとヒーティンギュを弾く!
 「まだだぜ!コールバーン!!」
 ガトリン牛の合図と共にコールバーンの石炭石球に縦に行くつもの分割線が出現!石炭球がいくつもの鎖付き破片に分かれた!
 「なっ、ぐっ!」
 とっさにカーディンが両腕を前に出し交差させこれを防ぐ!
 くそっ!コールバーンの力でバトルマシンズフルブーストを相殺されたか、でも、これからだ!
 と、コールバーンが石球を分離させたまま豪快に降り回し、横回しのままカーディンにブチ当ててきた!
 「なっ!?」
 これにはカーディンも思わず喰らってしまう!
 スチームブモーッ! もう一度、突進だっ!!を発動してきたか、でも、相殺はそっちにだけあるんじゃない!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストを発動!スチームブモーッ! もう一度、突進だっ!!の効果を相殺する!!行って、キューブ!!」
 キューブがチラリと僕の方を見る、まるで具体的にはどうすればとでも言いたげだが、まぁ、どれ狙えばいいかわからんかもしれんわな、向こうの数が多くて、いつも勝手にやってる気がするけど、ええっとねぇじゃあ・・・
 「とにかく、ガトリン牛の方に注意してくれたら、どうにかなる、と思う、後は勝手にしても・・・あ、でも、すぐにカーディンかどっちか戻ってきてね!」
 キューブが首を一つ振り、前方を見据え、走り出し、跳躍、両足を前に出してコールバーンにドロップキックを加え、カーディンに鎖が行くのを防ぐ!
 「なっ、あいつは・・・それにさっきの声・・・」
 ガトリン牛が僕の方に視線を移し、ガトリングでこちらの方を狙ってきた!
 「ぶっ殺す!」
 やっぱり来たか、右手に向かって全力疾走!!
 ガトリン牛がガトリング砲をぶっ放す!が、撃ち貫いたのはすでに僕が移動した後の場所!
 「ちぃ、ちょこまかと!」
 「はぁあ!」
 カーディンがガトリン牛の右手側からガトリングガンの先を右ひざで蹴り上げ、照準を上へずらした!
 「なっ、てめぇ!」
 ガトリン牛がカーディンの方を向く、と同時に、カーディンが僕とガトリン牛の間に入る!
 「双歩を傷つけさせはしない!」
 「けっ!面白れぇじゃねぇか!ヒーティンギュ、あのガキを狙え!」
 ヒーティンギュが僕の方を向いてくる、
 キューブとコールバーンが対峙する、キューブが身構え、コールバーンが石球に戻した石炭球を頭の上で振り回し、キューブに向かって放り投げた!キューブは跳んでかわすも後ろの方で石球の直線的な破片が弾ける!
 が、キューブはこれすら足場としてさらに高く跳ぶ!コールバーンはこれを見て、頭上で両腕を使い防御姿勢を取る!
 これで拳も蹴りも受け止められる、と、いうわけか、でも、これなら・・・!
 右手を前に出し、宣言!
 「僕はバトルマシンズ スケルトンキューブの効果を発動!蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーンのパワーを1000下げる!!」
 僕の方にヒーティンギュが走り込んでくる!
 「双歩!」
 カーディンが叫ぶが、カーディンのいる位置じゃ間に合わないし、ガトリン牛の相手もある、
 同時に、キューブが箱形態に変形、コールバーンの不意を突き、コールバーンの足元に転がった!コールバーンが防御姿勢を解こうとするがもう遅い!
 ビヨヨ~ン!!
 キューブが人型形態に戻ると同時に繰り出された伸び行くアッパーがコールバーンの顎を捉え吹っ飛ばす!
 さって、こちらは・・・ヒーティンギュが突っ込んでくるが、
 1・・・2・・・3・・・ここだっ!
 思い切り左手前に向かって姿勢を下げてのスライディング!ヒーティンギュは対応しきれず僕とすれ違う形で後ろの方に走りゆく!
 大きく右前足側に回っているようだが、で、向こうの方は・・・
 「双歩・・・」カーディンが安心したような声を上げ
 「行け、ドライヤギュッ!コールバーンの援護だ!!」
 唐突に、ガトリン牛の上げた声により、ドライヤギュッがキューブの方に向かって走り出す、
 ぐっ!でも隙もできたし、そろそろこいつの発動し時か!
 右の手でチャージゾーンのカードを一枚表にし、宣言!!
 「僕は機械荒野の巻き砂の効果を発動!蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーンと蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッのパワーを一1800下げ、蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッをトラッシュに送る!跳べ!キューブ!」
 コールバーンがアッパー喰らって尻もちをつき、ドライヤギュッが突進していき、そして、キューブが跳躍する、
 と、ドライヤギュッの動きが突如として鈍る
 「何だあれは・・・なぜ動きが・・・はっ!?」
 そう、ドライヤギュッの動きを止めているのは、砂状化した地面!
 同時に、コールバーンの付いた尻と石球と手足も完全に砂に埋まっている!
 コールバーンは立ち上がろうとするが余計に埋まるだけで中々立ち上がれない!
 が、何かコツをつかんできているようで徐々に上半身が浮き上がっているようにも見える、
 そこに、砂状化地帯から逃れるほど前方に跳んだキューブがコールバーンに向かい再び跳ぶ!
 さっきよりもはるか高く、十分な高度と勢いを持って、右足を下に出し一気に降下コールバーンの頭を蹴り砕く!!
 コールバーンは爆発、消滅!!
 さらに、キューブは三度そこから跳躍!今度はその右拳を持って、ドライヤギュッの体を貫き撃つ!
 そこでドライヤギュッも爆発、消滅した!
 よし!これで一対一まで持ち直せた!
 「まだだ!まだ終わらねぇよ!ヒーティンギュ!!」
 ヒーティンギュが大きく右前足側に回り、僕ではなくカーディンに向かって行く
 「なにっ!?」
 「おっと、逃がすかよ!」
 ガトリン牛がガトリング砲を放射し、僕を守るカーディンの足を止めさせた!
 そこにヒーティンギュが側面からカーディンを吹っ飛ばす!
 「さぁ!次は貴様の番だぜ!」
 すかさずに、ガトリン牛がガトリングの銃口を僕に向かって向けてきた!!
 
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策謀の中の少女/14 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170721181016j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン11話 策謀の中の少女14
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 カーディンが叫んだ瞬間、ドライヤギュッに向かって走り込んで思いきり右足で蹴り飛ばす!
 「いけぇ!!」
 ドライヤギュッがガトリン牛に飛んで行く!
 「そう何度も喰らうかよ!」
 しかし、ガトリン牛はルストに距離を詰める形で前進しつつドライヤギュッを回避!走りながらガトリング銃の照準を合わせ直す!
 「うぉおおお!!」
 そこに追撃とばかりにカーディンが突っ込み、その右拳を振り上げ、ガトリン牛の左頬に叩き付けた!
 「何だとっ!?」
 ガトリン牛が飛ばされ距離が空き、狙いが外れる、
 右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、
 「リチャージ!」
 「この野郎!」
 急いでガトリン牛がカーディンにガトリングを向け発砲!しかし、カーディンには効いていない!そのままカーディンが走り込む!
 「ちぃい、牽制にもなりゃしねぇ!ドライヤギュッ!!」
 ドライヤギュッが着地しつつ背中のブースターをカーディンに向け蒸気を噴出!
 「うおっ!」
 そのせいでカーディンの視界が閉じられる!
 「そこだぁ!!」
 そこにガトリン牛が左の拳を振り上げ、カーディンの胴に叩きつけて吹き飛ばす!
 「ぐぅ!」
 カーディンは多少ダメージを受けたもののすぐに着地
 「うぉおおお!!」
 ガトリン牛に向かって行く!
 続けて、右手で山札の一番上のカードを、引くっ!
 「ドロー!」
 「ちぃい!行け!ドライヤギュッ!!」
 これに対し、ガトリン牛がドライヤギュッに指示、ドライヤギュッが背中のブースターから蒸気を噴き出させカーディンに突進していく!そこにルストが横入りし頭の杭を射出!ドライヤギュッを右前足側に吹っ飛ばした!
 「ドライヤギュッ!?」
 「はぁああ!!」
 カーディンがガトリン牛に向かい右回し蹴りを仕掛ける!
 「このぉ!」
 ガトリン牛が両手のガトリングを振り回し、カーディンの蹴りに当ててきた!カーディンの蹴りとガトリン牛のガトリング砲は弾かれ、一旦互いに後ろに跳んで距離を取る、
 さて、今引いたのは機械荒野の流れ石!でも、このターンは使わない!
 機械荒野の流れ石を左手の手札に加え、このターンは・・・こいつだ!
 左の手の手の札から右の手で一枚引いて1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札からバトルマシンズフルブーストを引いてチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!」
 不意にガトリン牛がカーディンに向かって走り出す!
 「来るかっ!?」
 がそこに一気にドライヤギュッのブースターの蒸気が吹きかかる!
 「うわっぷ!?」
 さっきの駆け出しはフェイントか!?その間に蒸気のすき間からガトリン牛がガトリングを上に上げているのが見える、
 そうか、カーディンがひるんでる隙に召喚した奴に攻撃させる気か、ならこっちも!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ ライフブレイカーS・L!!」
 ガトリン牛がガトリングガンから弾を乱射する!!
 
名前:バトルマシンズ ライフブレイカーS・L
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で相手モンスターに勝利した時
        相手のライフカードが1枚以上ある時
効果:相手のライフカード1枚を相手の手札に加えさせる
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:ブレイカー
テキスト:頭と最前部の角で斬り削り裂き走る!!
     超特急機関車ロボ!!
 
名前:蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーン
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分と相手のモンスターが次の戦闘に参加している時
効果:次の戦闘に参加している自分のモンスターが
   カテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持っていた時
   ・次の戦闘に参加している自分と相手のモンスターのパワーを
    次の戦闘が行われるまで
    (それぞれ自身のコスト+1×800)下げる
   ・このターンと次のターン、自分のリサイクル・スマッシュカードは、
    全てコストが+2される、が、
    その次のターンにはカテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持っている、
    リサイクル・スマッシュに限り、コストが-2される
    (0より下にはならない)
   また、それとは別にこのモンスターが次の戦闘に参加しているかどうかによって
   以下の効果を得る
   参加している:このモンスターのパワーはこの効果で下がらない
   参加していない:戦闘後終了時、戦闘結果処理が終わった後、
           このモンスターを戦闘が行われた場所に移す、
           この場所に自分の戦闘を行えるカードが存在している時は
           モンスターの時はこのモンスターのいる場所を含む、
           戦闘を行えるカードの無い自分の好きな場所に移動させる、
           この時、このモンスターを含め効果によるパワーの変動と
           効果を発動したかを維持する
           それ以外の時は移動を行わない
カテゴリ1:牛 カテゴリ2:石炭
テキスト:石炭の鎧を各部に着け、戦う牛闘士!
 
 すると、いきなり左手向こうの方から蒸気を切り裂き黒い石球がカーディンに向かって飛んで来た!デコボコで石炭のような、鎖付きの石球!
 「ん?」
 空気を切る音で気付いたか、カーディンが石の球の方を向くも、すでに石球はカーディンの目の前にまで来ていた、
 そこに黄色ふちで藍色の機関車が右手側からきて石球を吹っ飛ばす!
 「ありがとう、ライフブレイカーS・L!!」
 カーディンのお礼を聞きつつ、その機首の中央にパトランプと翼の金のエンブレムが付いた機関車の機首の上から内藍外銀の片刃が立ち上がる!
 続けて、今度は機体の中部から後部が上限に分割しつつ、分割した上部が機首の方を胸部として後ろの両肩を左右に広げるように移動しつつ端が拳の様に開き、中ほどから先が下に折れて腕を下に降ろすように展開、その両手を地に付け機体全体を浮かし、
 機体の上下に分かれた中部から後部の下の方が両足を下に出すように移動して中ほどから下の方が左右に分かれ両足となりながら中部が腰部分を形成、
 そこからその両足を地に付けてすっくと立ち上がると、上の方にカクカクした兜の付いた頭のような物が前から上に立ち、ここでその頭の後頭部からも額にかけて外銀内藍の片刃が立ち上がった!
 それは、兜や胸部、腹部や両肩、手と足の中部から下が黄色でふち取られた藍色で塗られ、
 両手と両足の中ほどが白く、口元に薄灰色の金属製のマスクを着け、その緑の機瞳で石球が来た蒸気の向こうを見つめている、
 と、蒸気が晴れ、僕の左手側にはじかれた石炭球が、向こうの向かってきた場所に鎖を引っ張られて戻って行き、そこに一体の牛男が見えた!
 筋骨隆々で上半身裸、茶毛の牛の頭と筋肉に見えるほど薄い毛皮を持つ大男で、両肩に石炭で出来たような丸いゴツゴツしたアーマーを有しており、
 その足には、ひざと足に石炭のような材質のひざ当てとブーツを履きつけ、その下に青黒いジーンズをはいていて、
 その両手には、先にさっきの石炭球が付いた鎖を持っていた、
 不意にその石炭牛男、コールバーンが両手の鎖で石炭を振り上げ振り回し、S・Lに向かって放り投げた!が、S・Lは少し右手側に避けつつ石炭球の鎖を両手に握り、コールバーンと鎖の引き合いを始める、
 両者力ずくで引くが、状況は拮抗しているようだ、今のうちにS・Lのコストとして右手でチャージゾーンのカードを三枚表に!
 「僕はバトルマシンズ ライフブレイカーS・Lのコストにバトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2、バトルマシンズフルブーストを指定!」さて、緑の画面に映る向こうのコストはっと・・・
 
名前:バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2
種類:PM プログレ
コスト:1 パワー:2000
 
名前:バトルマシンズ カーディン カーモード
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
 
名前:バトルマシンズフルブースト
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで700上げる
   ・次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:バトルマシンズだった時、
    さらにパワーを次の戦闘が行われるまで500上げる
   戦闘後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーはターン終了時まで0になる
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:スピリット
テキスト:さらにパワーが上がっていく!!
     もう、止まらない!!
 
 前のターンも出たスチームブモーッ! タックルダッシュ!!にスチームブモーッ! 蒸気サイクロン!!、それに、初めて見るスチームブモーッ! フェイントゴウシャー!!の三枚か、全部戦闘前タイミングを持つリサイクルカードで発動できるカードは無し、こっちも発動はしない、と・・・
 
名前:スチームブモーッ! タックルダッシュ!!
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
名前:スチームブモーッ! 蒸気サイクロン!!
種類:R リサイクル コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
 
名前:スチームブモーッ! フェイントゴウシャー!!
種類:R リサイクル コスト:3
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に自分と相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで次の戦闘に参加する相手のモンスター
   に以下の効果を与える
   ・パワーを500下げる
   ・次の戦闘に参加する自分のモンスターが
    カテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持っていた時
    コストを1下げる(0より下にはならない)
   ・別の相手のモンスターを1体選び、
    このターンの間パワーを500下げる
カテゴリ1:牛 カテゴリ2:見せかけ
テキスト:攻撃をすかし、その間にもう一体に攻撃を仕掛ける!!
 
ガトリン牛 ガトリンタウロス
モンスターゾーン
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2 パワー:1400
蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーン M コスト:3 パワー:2400
チャージゾーン
裏:0表:3
 
双歩
モンスターゾーン
バトルマシンズ ライフブレイカーS・L M コスト:3 パワー:2800
ルストショルダーハンド・パイルバンカー M コスト:1 パワー:900
チャージゾーン
裏:1表:3
 
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2 パワー:1400
 
FIGHT!!
 
バトルマシンズ ライフブレイカーS・L M コスト:3 パワー:2800
 
 S・Lが少しずつコールバーンの鎖を引き始める!やはり、力勝負ならS・Lの方が分があったようだ!
 が、そこにドライヤギュッが左手の方からブースターから蒸気を吹き出し突っ込んでくる!
 
名前:蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        ・自分のチャージゾーンにある、
         カテゴリ、名前に「蒸気」「スチーム」の
         いずれか、もしくは、両方を持つリサイクルカードを、
         1枚以上、好きな枚数指定できた時
効果:次の戦闘が行われるまでこのモンスターのパワーを
   (指定したカードの枚数×400)上げる、
   ・次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーが300以下だった時、
    次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手の手札に戻す
 
 S・Lが突進を喰らってひるみ、コールバーンに鎖が少し戻った、
 これは、ドライヤギュッの効果か!?でもこのくらいなら大丈夫なはず、とりあえず、僕からは手を出さない、
 そう決めた直後、S・Lが鎖から左手を離してドライヤギュッを弾いて払う!ドライヤギュッはぶっ飛ばされて着地し、片手を離したすきを見てコールバーンが鎖を一気に引く!
 しかし、S・Lは両足で踏ん張りつつ素早く左手を戻してコールバーンの鎖を逆に引き戻した!よし、これくらいならどうということも・・・
 
名前:蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーン
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分と相手のモンスターが次の戦闘に参加している時
効果:次の戦闘に参加している自分のモンスターが
   カテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持っていた時
   ・次の戦闘に参加している自分と相手のモンスターのパワーを
    次の戦闘が行われるまで
    (それぞれ自身のコスト+1×800)下げる
   ・このターンと次のターン、自分のリサイクル・スマッシュカードは、
    全てコストが+2される、が、
    その次のターンにはカテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持っている、
    リサイクル・スマッシュに限り、コストが-2される
    (0より下にはならない)
   また、それとは別にこのモンスターが次の戦闘に参加しているかどうかによって
   以下の効果を得る
   参加している:このモンスターのパワーはこの効果で下がらない
   参加していない:戦闘後終了時、戦闘結果処理が終わった後、
           このモンスターを戦闘が行われた場所に移す、
           この場所に自分の戦闘を行えるカードが存在している時は
           モンスターの時はこのモンスターのいる場所を含む、
           戦闘を行えるカードの無い自分の好きな場所に移動させる、
           この時、このモンスターを含め効果によるパワーの変動と
           効果を発動したかを維持する
           それ以外の時は移動を行わない
 
 いきなりS・Lの右足下のコールバーンの石炭石球にいくつもの縦九十度ジグザグ線が石炭球を分割するように赤く輝く!
 これは・・・コールバーンの能力!?
 さすがにこいつを通すわけにはいかないっ!右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストを発動!蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーンの効果を相殺する!」
 
名前:バトルマシンズブースト
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで300上げる
   ・次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:バトルマシンズだった時、
    さらにパワーを次の戦闘が行われるまで300上げる
   戦闘後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーはターン終了時まで0になる
 
 すると、S・Lが鎖をうまい具合に前に流し、石炭の球部分を手元に持ってきて脇でしめ、
 バキッ!
 という音と共に石炭球中央部分を斜め下上横に少しずらして壊した!その証拠に赤い光がどんどん弱まっている!
 「ちぃい!役に立たねぇな!」ガトリン牛が奥の方からS・Lを右手側にすれ違いそうな方向で走り出す!何をするつもりだ!?
 ガトリン牛はそのままガトリング砲を走りながらS・Lに撃ちたたき込んでいくもののS・Lに効いていない、ま、カーディンに効いてないんだから当然、
 カツン!
 ん?妙な音がした・・・?と思ったら、ガトリン牛のガトリングの弾丸の一つがS・Lがわきに挟む石炭の球に当たって落ちて転がり、
 突如、石炭の石球の赤い輝きが戻った!?ってあれ、スチームブモーッ! もう一度、突進だっ!!っていうカード扱いかよっ!?
 
名前:スチームブモーッ! もう一度、突進だっ!!
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:効果を発動、もしくは相殺をし、
        別のカードの発動を挟んでいない
        カテゴリ、名前に「蒸気」「牛」の両方を持つ
        効果の発動条件と発動タイミングを満たした、
        自分のモンスターを指定できた時
効果:指定したモンスターの効果をこのカードの効果後、
   もう一度発動させる、
   この時、相手は全てのカードの効果で相殺させることができない、
   ・指定したモンスターがコスト3以下の時はこのカードをトラッシュに送らず、
    ・次のターンの終了時にこのカードかこのカードと同名のカードを、
     手札かチャージゾーンから1枚送る、
     ただし、このカードかこのカードと同名のカードを
     次のターンに発動した場合、この送る効果は延長される
    ・このターン、自分のライフカード
     コスト1以下の相手のモンスターとの戦闘により、手札にさせられた時、
     戦闘終了時にそのモンスターを相手のチャージゾーンに表側表示で送る    
カテゴリ1:牛 カテゴリ2:もう一回
テキスト:もう一度、もう一度だ!
     モウ一度、気合を込めて突進していく!
 
 ぐっ、相殺に使えるカードが無い!
 一気に石炭球が弾ける!石炭の球のジグザグ直線状の破片が鎖付きであたりに散らばり、S・Lが吹っ飛ぶ!そこに間をおかずドライヤギュッが走り込んできてS・Lを上に吹っ飛ばした!
 「今だぜぇ!」
 ガトリン牛が空中のS・Lに向かってガトリング砲の照準を向け、トリガーを引く!
 「やめろ!」
 そこにカーディンが走り込みその右拳を振り上げ突きつける!が、ガトリン牛はひょいと後ろにかわし
 「おいおい、俺の方を狙っていいのか?」
 「なに?」
 ガトリン牛に言われ僕とカーディンが周りを見渡すと、いつの間にかコールバーンが手元に石炭石球を戻して元の状態で上に上げ降り回し、今まさにS・Lに向かって放り投げようとしている所だった!
 「しまった!」
 カーディンでは間に合わない、ルストはいつの間にかドライヤギュッに阻まれている、
 そして、コールバーンがその石炭球を放り投げ、S・Lに叩きつけてさっきと同じように爆破させS・Lをその背から大地に叩き付け、ここぞとばかりに石炭の球をまたも手元に戻しつつ同時に元の形状にしていって足元に置き、コールバーン自身が少し上に跳躍、石炭の球をはじけさせてその衝撃で上空まで舞い上がり、カーディンがS・Lの方に走り込む中でそのままその頭を下にして勢いよく落下、その頭の角を、地面に倒れたS・Lの胸部に突き刺した!!
 これにはS・Lも耐えきれなかったのか、最初は両腕を上げて上半身を起こそうとするも力尽きてぐったりし爆発!消滅した!!
 
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2
パワー:1400+1200-2400 パワー合計:200
 
FINISH!!
 
バトルマシンズ ライフブレイカーS・L M コスト:3
パワー:2800-3200 パワー合計:-400 TRASH!!
 
 「ライフブレイカーS・Lーーー!!」
 「叫んでる暇はないぜ!ドライヤギュッ!!」
 ガトリン牛が叫んだ瞬間、ドライヤギュッがカーディンに向かって行く!
 「くっ・・・」
 
ガトリン牛 ガトリンタウロス
 
ATTACK!!
 
ルストショルダーハンド・パイルバンカー M コスト:1 パワー:900
 
 カーディンが右の拳を前に出し、左の拳を腰だめに構え身構え、右の拳を振り上げ、ドライヤギュッに叩き付ける、
 が、ドライヤギュッが寸前でブースターを右半身側に曲げてこれを回避する!
 「何っ!?」
 「おっとそこだぜ!」
 いつの間にか狙いを付けていたガトリン牛がガトリングから弾丸を放つ!
 「何の!」
 これをカーディンは右足に跳んで避けた!
 「今だルスト!うぉおおお!」
 と思ったら、ルストに指示を出し走り出す!一体どうする気だ・・・?
 すると、ルストがガトリン牛の頭上からガトリン牛に迫る!
 「へっ、だから何だってんだ!!」
 ガトリン牛が両手のガトリング銃を上に向け、ルストに向かって撃ち放す!
 「借りるぞ」
 不意にカーディンが元に戻っていないコールバーンの石炭球を鎖ごと集め両手で持った、
 え?という感じで目が点になるコールバーン、その間にも石炭の鎖球をガトリン牛に投げるカーディン、
 ガジャァァァン!
 鎖の音響く中で慌ててコールバーンが姿勢を直し鎖を引くももう遅い、
 ゴッ!
 鈍い音を立てて石炭鎖石球がガトリン牛に当たってガトリン牛が一瞬ふらつき、それによってガトリングの弾丸が発射されなくなったルストがガトリン牛に迫り、
 その頭を撃ち出してガトリン牛を吹っ飛ばした!
 
ガトリン牛 ガトリンタウロス ダメージ
 
FINISH!!
 
ルストショルダーハンド・パイルバンカー M コスト:1 パワー:900
 
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2 パワー:1400
 
ATTACK!!
 
双歩&カーディン
 
 「いってぇええええ!!」
 これにはさすがに目が覚めたかガトリン牛が大声を上げた、
 「なろう!吹っ飛ばしてやる!ドライヤギュッ!蒸気で目くらましした後動け!コールバーン!ぼさっとしてんじゃねぇ!やることないんなら石炭ぶん回してそうだな・・・」
 ガトリン牛の目線がチラリと僕の方を向く、げっ、嫌な予感・・・
 そして、ガトリン牛が左手人差し指を僕に向けつつ
 「あいつを追っかけるなりなんなりしてろ」
 「双歩!?」
 マジかよ!?
 次の瞬間、僕の真上に元に戻った黒石炭球が飛んでいた、あわてて左手に向かって跳ぶ!
 ズドン!
 と僕のいた場所に石炭黒球が勢いよく振り落とされた!ふぅ、危ない・・・わけないか・・・
 石炭石球にいくつもの直角ジグザグ直線状の赤い亀裂が走る、そうだ、こいつがあるんだ、あわてて後ろを向き走る!
 刹那、石炭球が爆破!破片が僕の両隣を飛び、鎖がピンと張って落ちる、
 あっぶねぇ・・・喰らってたらどうなってたことか・・・
 すると、僕の前に影が覆いかぶさる、影の来た右手側の方を見ると、そこにはコールバーンが立ちふさがっていた、
 コールバーンの右の拳が振り上げられる、どこかに避けられるか?
 「双歩っ!!」
 そこに突如として右手側からカーディンが来てコールバーンに立ちはだかり両腕を上に上げそのコールバーンの右拳を受け止めた!!
 「ぐっ!」
 「おっと、脇ががら空きだぜ!ドライヤギュッ!!」
 そこにドライヤギュッが走り込み、左横からその角でカーディンのわき腹を斬り裂いた!
 「カーディン!!」
 「ぬぅおおおおお!!」
 
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2 パワー:1400
 
FINISH!!
 
双歩&カーディン
 
 一瞬、カーディンがくずおれるかと思ったが、カーディンは両足で踏ん張り、コールバーンの右の拳を両の腕で弾き飛ばし、そのままコールバーンを右拳で殴ってコールバーンを吹き飛ばす!!
 そして、僕を守るように立ちはだかる!
 「へ・・・そのガキがそんなに大事か・・・?」
 そこでルストがガトリン牛に向かい突進、再度頭を撃ち出す!、だが、ガトリン牛がそのガトリングを振り回してルストを吹っ飛ばしながらそのガトリングを僕とカーディンの方に向ける!
 
ガトリン牛 ガトリンタウロス
デッキ:27枚 手札:4枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン
蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーン M コスト:3 パワー:2400
無し
蒸気牛 スチームブモーッ! ドライヤギュッ M コスト:2 パワー:1400
 
VS
 
双歩
デッキ:27枚 手札:3枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン
無し
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

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策謀の中の少女/14 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170721181016j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン11話 策謀の中の少女14
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 カーディンが叫んだ瞬間、ドライヤギュッに向かって走り込んで思いきり右足で蹴り飛ばす!
 「いけぇ!!」
 ドライヤギュッがガトリン牛に飛んで行く!
 「そう何度も喰らうかよ!」
 しかし、ガトリン牛はルストに距離を詰める形で前進しつつドライヤギュッを回避!走りながらガトリング銃の照準を合わせ直す!
 「うぉおおお!!」
 そこに追撃とばかりにカーディンが突っ込み、その右拳を振り上げ、ガトリン牛の左頬に叩き付けた!
 「何だとっ!?」
 ガトリン牛が飛ばされ距離が空き、狙いが外れる、
 右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、
 「リチャージ!」
 「この野郎!」
 急いでガトリン牛がカーディンにガトリングを向け発砲!しかし、カーディンには効いていない!そのままカーディンが走り込む!
 「ちぃい、牽制にもなりゃしねぇ!ドライヤギュッ!!」
 ドライヤギュッが着地しつつ背中のブースターをカーディンに向け蒸気を噴出!
 「うおっ!」
 そのせいでカーディンの視界が閉じられる!
 「そこだぁ!!」
 そこにガトリン牛が左の拳を振り上げ、カーディンの胴に叩きつけて吹き飛ばす!
 「ぐぅ!」
 カーディンは多少ダメージを受けたもののすぐに着地
 「うぉおおお!!」
 ガトリン牛に向かって行く!
 続けて、右手で山札の一番上のカードを、引くっ!
 「ドロー!」
 「ちぃい!行け!ドライヤギュッ!!」
 これに対し、ガトリン牛がドライヤギュッに指示、ドライヤギュッが背中のブースターから蒸気を噴き出させカーディンに突進していく!そこにルストが横入りし頭の杭を射出!ドライヤギュッを右前足側に吹っ飛ばした!
 「ドライヤギュッ!?」
 「はぁああ!!」
 カーディンがガトリン牛に向かい右回し蹴りを仕掛ける!
 「このぉ!」
 ガトリン牛が両手のガトリングを振り回し、カーディンの蹴りに当ててきた!カーディンの蹴りとガトリン牛のガトリング砲は弾かれ、一旦互いに後ろに跳んで距離を取る、
 さて、今引いたのは機械荒野の流れ石!でも、このターンは使わない!
 機械荒野の流れ石を左手の手札に加え、このターンは・・・こいつだ!
 左の手の手の札から右の手で一枚引いて1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札からバトルマシンズフルブーストを引いてチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!」
 不意にガトリン牛がカーディンに向かって走り出す!
 「来るかっ!?」
 がそこに一気にドライヤギュッのブースターの蒸気が吹きかかる!
 「うわっぷ!?」
 さっきの駆け出しはフェイントか!?その間に蒸気のすき間からガトリン牛がガトリングを上に上げているのが見える、
 そうか、カーディンがひるんでる隙に召喚した奴に攻撃させる気か、ならこっちも!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ ライフブレイカーS・L!!」
 ガトリン牛がガトリングガンから弾を乱射する!!
 すると、いきなり左手向こうの方から蒸気を切り裂き黒い石球がカーディンに向かって飛んで来た!デコボコで石炭のような、鎖付きの石球!
 「ん?」
 空気を切る音で気付いたか、カーディンが石の球の方を向くも、すでに石球はカーディンの目の前にまで来ていた、
 そこに黄色ふちで藍色の機関車が右手側からきて石球を吹っ飛ばす!
 「ありがとう、ライフブレイカーS・L!!」
 カーディンのお礼を聞きつつ、その機首の中央にパトランプと翼の金のエンブレムが付いた機関車の機首の上から内藍外銀の片刃が立ち上がる!
 続けて、今度は機体の中部から後部が上限に分割しつつ、分割した上部が機首の方を胸部として後ろの両肩を左右に広げるように移動しつつ端が拳の様に開き、中ほどから先が下に折れて腕を下に降ろすように展開、その両手を地に付け機体全体を浮かし、
 機体の上下に分かれた中部から後部の下の方が両足を下に出すように移動して中ほどから下の方が左右に分かれ両足となりながら中部が腰部分を形成、
 そこからその両足を地に付けてすっくと立ち上がると、上の方にカクカクした兜の付いた頭のような物が前から上に立ち、ここでその頭の後頭部からも額にかけて外銀内藍の片刃が立ち上がった!
 それは、兜や胸部、腹部や両肩、手と足の中部から下が黄色でふち取られた藍色で塗られ、
 両手と両足の中ほどが白く、口元に薄灰色の金属製のマスクを着け、その緑の機瞳で石球が来た蒸気の向こうを見つめている、
 と、蒸気が晴れ、僕の左手側にはじかれた石炭球が、向こうの向かってきた場所に鎖を引っ張られて戻って行き、そこに一体の牛男が見えた!
 筋骨隆々で上半身裸、茶毛の牛の頭と筋肉に見えるほど薄い毛皮を持つ大男で、両肩に石炭で出来たような丸いゴツゴツしたアーマーを有しており、
 その足には、ひざと足に石炭のような材質のひざ当てとブーツを履きつけ、その下に青黒いジーンズをはいていて、
 その両手には、先にさっきの石炭球が付いた鎖を持っていた、
 不意にその石炭牛男、コールバーンが両手の鎖で石炭を振り上げ振り回し、S・Lに向かって放り投げた!が、S・Lは少し右手側に避けつつ石炭球の鎖を両手に握り、コールバーンと鎖の引き合いを始める、
 両者力ずくで引くが、状況は拮抗しているようだ、今のうちにS・Lのコストとして右手でチャージゾーンのカードを三枚表に!
 「僕はバトルマシンズ ライフブレイカーS・Lのコストにバトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2、バトルマシンズフルブーストを指定!」さて、緑の画面に映る向こうのコストはっと・・・
 前のターンも出たスチームブモーッ! タックルダッシュ!!にスチームブモーッ! 蒸気サイクロン!!、それに、初めて見るスチームブモーッ! フェイントゴウシャー!!の三枚か、全部戦闘前タイミングを持つリサイクルカードで発動できるカードは無し、こっちも発動はしない、と・・・
 S・Lが少しずつコールバーンの鎖を引き始める!やはり、力勝負ならS・Lの方が分があったようだ!
 が、そこにドライヤギュッが左手の方からブースターから蒸気を吹き出し突っ込んでくる!S・Lが突進を喰らってひるみ、コールバーンに鎖が少し戻った、
 これは、ドライヤギュッの効果か!?でもこのくらいなら大丈夫なはず、とりあえず、僕からは手を出さない、
 そう決めた直後、S・Lが鎖から左手を離してドライヤギュッを弾いて払う!ドライヤギュッはぶっ飛ばされて着地し、片手を離したすきを見てコールバーンが鎖を一気に引く!
 しかし、S・Lは両足で踏ん張りつつ素早く左手を戻してコールバーンの鎖を逆に引き戻した!よし、これくらいならどうということも・・・いきなりS・Lの右足下のコールバーンの石炭石球にいくつもの縦九十度ジグザグ線が石炭球を分割するように赤く輝く!
 これは・・・コールバーンの能力!?
 さすがにこいつを通すわけにはいかないっ!右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストを発動!蒸気牛 スチームブモーッ! コールバーンの効果を相殺する!」
 すると、S・Lが鎖をうまい具合に前に流し、石炭の球部分を手元に持ってきて脇でしめ、
 バキッ!
 という音と共に石炭球中央部分を斜め下上横に少しずらして壊した!その証拠に赤い光がどんどん弱まっている!
 「ちぃい!役に立たねぇな!」ガトリン牛が奥の方からS・Lを右手側にすれ違いそうな方向で走り出す!何をするつもりだ!?
 ガトリン牛はそのままガトリング砲を走りながらS・Lに撃ちたたき込んでいくもののS・Lに効いていない、ま、カーディンに効いてないんだから当然、
 カツン!
 ん?妙な音がした・・・?と思ったら、ガトリン牛のガトリングの弾丸の一つがS・Lがわきに挟む石炭の球に当たって落ちて転がり、
 突如、石炭の石球の赤い輝きが戻った!?ってあれ、スチームブモーッ! もう一度、突進だっ!!っていうカード扱いかよっ!?ぐっ、相殺に使えるカードが無い!
 一気に石炭球が弾ける!石炭の球のジグザグ直線状の破片が鎖付きであたりに散らばり、S・Lが吹っ飛ぶ!そこに間をおかずドライヤギュッが走り込んできてS・Lを上に吹っ飛ばした!
 「今だぜぇ!」
 ガトリン牛が空中のS・Lに向かってガトリング砲の照準を向け、トリガーを引く!
 「やめろ!」
 そこにカーディンが走り込みその右拳を振り上げ突きつける!が、ガトリン牛はひょいと後ろにかわし
 「おいおい、俺の方を狙っていいのか?」
 「なに?」
 ガトリン牛に言われ僕とカーディンが周りを見渡すと、いつの間にかコールバーンが手元に石炭石球を戻して元の状態で上に上げ降り回し、今まさにS・Lに向かって放り投げようとしている所だった!
 「しまった!」
 カーディンでは間に合わない、ルストはいつの間にかドライヤギュッに阻まれている、
 そして、コールバーンがその石炭球を放り投げ、S・Lに叩きつけてさっきと同じように爆破させS・Lをその背から大地に叩き付け、ここぞとばかりに石炭の球をまたも手元に戻しつつ同時に元の形状にしていって足元に置き、コールバーン自身が少し上に跳躍、石炭の球をはじけさせてその衝撃で上空まで舞い上がり、カーディンがS・Lの方に走り込む中でそのままその頭を下にして勢いよく落下、その頭の角を、地面に倒れたS・Lの胸部に突き刺した!!
 これにはS・Lも耐えきれなかったのか、最初は両腕を上げて上半身を起こそうとするも力尽きてぐったりし爆発!消滅した!!
 「ライフブレイカーS・Lーーー!!」
 「叫んでる暇はないぜ!ドライヤギュッ!!」
 ガトリン牛が叫んだ瞬間、ドライヤギュッがカーディンに向かって行く!
 「くっ・・・」
 カーディンが右の拳を前に出し、左の拳を腰だめに構え身構え、右の拳を振り上げ、ドライヤギュッに叩き付ける、
 が、ドライヤギュッが寸前でブースターを右半身側に曲げてこれを回避する!
 「何っ!?」
 「おっとそこだぜ!」
 いつの間にか狙いを付けていたガトリン牛がガトリングから弾丸を放つ!
 「何の!」
 これをカーディンは右足に跳んで避けた!
 「今だルスト!うぉおおお!」
 と思ったら、ルストに指示を出し走り出す!一体どうする気だ・・・?
 すると、ルストがガトリン牛の頭上からガトリン牛に迫る!
 「へっ、だから何だってんだ!!」
 ガトリン牛が両手のガトリング銃を上に向け、ルストに向かって撃ち放す!
 「借りるぞ」
 不意にカーディンが元に戻っていないコールバーンの石炭球を鎖ごと集め両手で持った、
 え?という感じで目が点になるコールバーン、その間にも石炭の鎖球をガトリン牛に投げるカーディン、
 ガジャァァァン!
 鎖の音響く中で慌ててコールバーンが姿勢を直し鎖を引くももう遅い、
 ゴッ!
 鈍い音を立てて石炭鎖石球がガトリン牛に当たってガトリン牛が一瞬ふらつき、それによってガトリングの弾丸が発射されなくなったルストがガトリン牛に迫り、
 その頭を撃ち出してガトリン牛を吹っ飛ばした!
 「いってぇええええ!!」
 これにはさすがに目が覚めたかガトリン牛が大声を上げた、
 「なろう!吹っ飛ばしてやる!ドライヤギュッ!蒸気で目くらましした後動け!コールバーン!ぼさっとしてんじゃねぇ!やることないんなら石炭ぶん回してそうだな・・・」
 ガトリン牛の目線がチラリと僕の方を向く、げっ、嫌な予感・・・
 そして、ガトリン牛が左手人差し指を僕に向けつつ
 「あいつを追っかけるなりなんなりしてろ」
 「双歩!?」
 マジかよ!?
 次の瞬間、僕の真上に元に戻った黒石炭球が飛んでいた、あわてて左手に向かって跳ぶ!
 ズドン!
 と僕のいた場所に石炭黒球が勢いよく振り落とされた!ふぅ、危ない・・・わけないか・・・
 石炭石球にいくつもの直角ジグザグ直線状の赤い亀裂が走る、そうだ、こいつがあるんだ、あわてて後ろを向き走る!
 刹那、石炭球が爆破!破片が僕の両隣を飛び、鎖がピンと張って落ちる、
 あっぶねぇ・・・喰らってたらどうなってたことか・・・
 すると、僕の前に影が覆いかぶさる、影の来た右手側の方を見ると、そこにはコールバーンが立ちふさがっていた、
 コールバーンの右の拳が振り上げられる、どこかに避けられるか?
 「双歩っ!!」
 そこに突如として右手側からカーディンが来てコールバーンに立ちはだかり両腕を上に上げそのコールバーンの右拳を受け止めた!!
 「ぐっ!」
 「おっと、脇ががら空きだぜ!ドライヤギュッ!!」
 そこにドライヤギュッが走り込み、左横からその角でカーディンのわき腹を斬り裂いた!
 「カーディン!!」
 「ぬぅおおおおお!!」
 一瞬、カーディンがくずおれるかと思ったが、カーディンは両足で踏ん張り、コールバーンの右の拳を両の腕で弾き飛ばし、そのままコールバーンを右拳で殴ってコールバーンを吹き飛ばす!!
 そして、僕を守るように立ちはだかる!
 「へ・・・そのガキがそんなに大事か・・・?」
 そこでルストがガトリン牛に向かい突進、再度頭を撃ち出す!、だが、ガトリン牛がそのガトリングを振り回してルストを吹っ飛ばしながらそのガトリングを僕とカーディンの方に向ける!
 
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