バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

疾走、荒野の向こう/18 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170721181016j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう18

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 「いっけーーー!!」
 Vカーディンの斬り開いた勝利のロードを突き進み、横でスリップしていたフォートップを抜き去った!
 「なんとー!乱入者、チャンピオンフォートップを抜いたぁああああ!」
 「よほど運が良かったんでしょうね-」
 その解説は聴き飽きたっ!
 「でも、ここから、ですよ・・・」
 へ?
 「ふふふ・・・あーはっはっはっ!」
 な、抜き去られたはずなのに、笑っている!?
 「これだ!レースはこうでないと!、抜きつ抜かれつの攻防、これこそレーッシィング!!」
 フォートップがとっととスリップから立ち直ってくる!さすがはチャンピオンというべきか、でも、カードバトルでの敗北が響いてるな!今だスピードは遅
 「挽回用ニトロブースターオン!カードバトルの負けに、備えていないとでも思ったか!」
 いきなりフォートップが通常時と同じにまで速さを一気に戻し、いや、体感的にはそそれ以上に速くなり、カーディンに追いついてくる!?
 「おおっと、さすがチャンピオン!カードバトルの負けにも当然のごとく備えていたっ!」
 「カードバトルの敗北を始めとした数々の一定以下の速度を一定の速度に戻すために調整された特殊ブースター、チャンピオンがチャンピオンたる由縁は速さだけではない、完璧な走りと、失敗した時の完全なるフォローが存在するからに他ならないっ・・・!」
 ぐっ、そうだったのか・・・!
 そうこうしているうちに前方では一気に観客席とその前のサーキットが近づいてきた、
 フォートップの速さは残念ながらカードバトルの勝ちで加速したカーディンより速い、そのまま最終コーナーを抜け、最後のロングストレートに出る!フォートップがカーディンを抜こうと左半身の方に
 「ぐっ、これなら!?」
 そこにカーディンがそちらに出て進路を妨害する!これも立派な戦術、悪く思わないでねっ!
 「それだけかい?」
 流れるようにフォートップが右後輪側に移動し、抜き去った!?
 「楽しかったよ新人君、いや、ブルー鷹、またの挑戦を、待ってるよ」
 くそっ、もう手は・・・無いのか・・・フォートップの前にゴールラインが近づいていく・・・
 「仕方がない、あの手を使う!」
 「あの手って、手があるの?カーディン!」
 「ああ、一つだけな!」
 一体何だろう・・・この状況をどうにかできる方法って・・・
 「それは、私が変形することだ!」
 「へ!?」
 でも、確か・・・
 「それって、人が中にいる時は出来ないって言われてなかったっけ?」
 「バージョンアップした時にきちんと改造してもらった、問題は無い!」
 「え・・・いや・・・だけど・・・」
 そういえば、昔見た本に、ロボットの操縦席に人が乗るのはかなり無茶だって載ってた記憶が、それで大半のロボットはAI自立機動か外部半操縦タイプに・・・
 「ぐずぐずしている暇はない!とっとと行くぞ、双歩!助手席コクピットモード展開!」
 「ちょ、ちょっと待ってぇええええ~~~!!」
 突如、カーディンの両腕が両の前ドアの所から左右に飛び出し地に付きこの機体を上に跳ばし、
 「何っ!?」
 「ああっと、一体どうする気でしょうか!?」
 内部右手側と後ろに透明なシャッターが下りて席全体を安全のために隔絶!
 シャッター付き助手席が中央に来つつ運転席が助手席の後ろに来るように方向そのままに後方に移動した後、その後、席それぞれが正面が上に来るように一気に回転!
 同時に前部が左右に回り開きながら両肩になりつつ両腕がタイヤを外側に出すように回転、
 後部が外装ごと曲げていた足を伸ばすように後ろに伸びると、腰が上半身を回すように回転、
 胸部の鷹のモニュメントが上下に回転して鷹の頭が上の方に来つつ白い光を辺りに出し、
 額に付けた鷹のエンブレムがきらりと光る!
 それは、カーディンの顔に僕の座っている席が一体化している状態でカーディンの見ている景色がそっくりそのまま僕の見ている景色になっている!
 外側から見れば全体的に濃紺で、アクセントに屋根上の鷹のライトの下の白い塗装が両肩の付け根や両の足の先中央についている感じだろうか、
 そして、カーディンは加速の勢いがかかったまま着地、
 僕の体に高所から飛び降りたかのようなその衝撃が直接的に伝わる!ズガン!
 「に゛ゃ!?」
 思わず変な声を上げてしまった、
 これ、衝撃吸収用のサスペンションとか付いてんのか!?
 さらに、そのままカーディンが前の方に跳んでヘッドスライディングをかける!
 宙を跳んでいる時の奇妙な浮遊感が漂い、目の前に地面が近づいてきて
 「ギャアアアアア!」
 地面と正面衝突!
 ドガン!ズババババ・・・
 「ギャフッ!アババババ・・・!」
 脳天にカーディンが遠慮無くヘッドスライディングした衝撃が突き刺さる!
 続けて、地面をこすりつける振動が断続的に伝わってくた!
 車が勢いよく吹っ飛んで天井でホッケーやらかしたような感覚!
 そして、次第にスピードが落ち、カーディンは完全にストップした、
 「えふっ、おふっ、うぇええ!」
 思わず咳き込んで吐きそうになる・・・
 「ああっと、両者、同時にゴールテープを切ったぁあああ!」
 「これは意外な展開ですね」
 遠くの方に解説娘と実況娘の声が聞こえる・・・
 「今、今、写真判定の結果が出ました・・・判定は・・・」
 「判定は・・・?」
 ドルルル・・・
 どこからかドラムロールの音も聞こえてきた
 「ブルー鷹・ネイビー選手の右手中指の方がほんの少し早かったあああ!」
 わぁあああああああ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

 

 

oirenw.hatenablog.com

 

 

oirenw.hatenablog.com

 

 

oirenw.hatenablog.com

 

疾走、荒野の向こう/17 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20171012110528j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう17
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「このまま行けるかな・・・?」
 加速したまま洞窟のレース路を突っ走って行く
 「なんと、乱入者が二位に躍り出ましたぁ~!」
 「よほど運が良かったんでしょうね~」
 もう何も言うまい、
 ん、あれは・・・?
 「カーディン、光が!」
 「ああ、一気に突っ走るぞ!」
 先の方に見えた洞窟の出口に向かって一気に走りぬける!
 一瞬強く感じた光になれると、そこに広がっていたのは元の荒野、だが、遠くの方にスタート地点となったサーキット場も見える!
 間違いない、ようやく戻ってきたんだ!
 「まさか、ここまで来るとはね新人君、いや、乱入者君と呼んだ方がいいかな?」
 この声は!?
 先の方を見ると、そこにいたのはF1カーとスポーツカーの中間のフォルムを持つ、青と黄色の車、
 間違いない、最初の方でカーディンを挑発してきた奴だっ!
 「ああっとぉ、ここでチャンピオン・フォートップのお出ましだぁあああ!」
 「速いですねぇ」
 「私の名前はブルー鷹・ネイビーだ」
 「おっと失敬、乱入者君」
 呼び方は結局そっちなのか?
 「君が僕を抜いたら呼び方を変えてあげるよ、もっとも、すでに失速し始めているようだけども」
 「ぐっ・・・」
 確かに、フォートップの言う通り、
 洞窟を抜けた時にはフォートップを抜き去らんばかりの速さだったカーディンも、すでにスピードが落ち、フォートップの後ろに付くのがやっとという感じになってきている、
 と、ここでデッキケースにカードが一気に回収され、シャッフルされながら飛び出してデッキケースの右側についた!
 「ほう、どうやらチャンスが巡ってきたようだよ新人君?」
 どうやらそのようだ
 「双歩、行けるか?」
 「うん、このまま一気に抜き去ろう!」
 まずは右手で山札から一、二、三、四、五枚のカードを引いて左手に移し手札にし、
 さらに、カードの置かれていないチャージゾーンに向かい、
 「リチャージ!」
 「ふふふ・・・ようやくだ・・・ようやく・・・」
 山札の一番上のカードを右手で引くっ!
 「ドロー!」
 「面白くなってきたぞー!」
 ヘ?
 フォートップのいきなり発した声に思わず呆然となってしまう、
 で、今引いたのは・・・来た!
 今引いたばかりのカードをチャージゾーンに裏側で置き、続けて、左手の手札を見る、
 ここは・・・コストの低いこいつにかける!どうせ召喚できる枚数は変わらないし!
 右手で左手の手札から一枚引いて1番の場所に裏側で置き、残ったカードをチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!」
 「さぁ、抜いて見せろ、この私を、抜いて見せろォオオオオ!!」
 
名前:瞬輪極突破 フォーダッシャー
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:オープン前
効果の発動条件:このカード以外の自分のチャージゾーンの
        スマッシュカードを好きな枚数指定できた時
        ・このターン、モンスターゾーンにセットしたカードが、
         カテゴリ:瞬輪極突破を持つモンスターだった時
効果:セットしたモンスターが召喚に成功した場合、
   このターンの間、そのモンスターのパワーを
   (指定したカードの枚数×100)上げる
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:一気にダッシュして駆け抜ける
 
 叫びと同時に画面に瞬輪極突破 フォーダッシャーのカードが写り、次の瞬間、カードバトルの最中なのにフォートップの速度が上がり、少しずつ引き離される!
 「ああっと、チャンピオンフォートップ、カードバトル中にもかかわらずスピードを上げたっ!?」
 「ブルー鷹選手が付いていけるか見ものですね、一定距離離されるとカードバトルキャンセルされちゃいますよ」
 ええい!厄介な効果だな!このまま届かないところにまで行かれちゃ敵わない、早めに進めないと・・・
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ カーディン カーモード!」
 「ウォオオオオオ!瞬輪極突破 フォードライグ!」
 
名前:瞬輪極突破 フォードライグ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3400
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このモンスターが召喚されたターンだった時
        ・このカードを除いて自分のモンスターゾーンに
         戦闘を行えるカードが無く、チャージゾーンに、
         表側表示でモンスターカードが存在していない時
効果:このターン、このモンスターが
   相手モンスターと戦闘で勝利した瞬間、
   カードの効果によるパワーを維持したまま
   戦闘後移行前に次の戦闘が行われる場所に
   その場所に戦闘を行えるカードが無い場合に限り移動する、
   この際、次の戦闘が行われるまでの時限パワー変化も
   その次の戦闘が行われるまで持ちこされる、
   次の戦闘が行われずターンが終了する際は1番に移動し、
   時限パワー変化も通常通りに戻り、
   次の戦闘が行われるまでの時限パワー変化も無しになる
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:走る、ただ走る、先に走り抜くことだけを目指して走る、
     周りなど関係ない、観客など関係ない、
     ただ走り抜くこと、周りがどうあろうと、ただ、それだけだ
 
名前:バトルマシンズ カーディン カーモード
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分のモンスターゾーンにこのカード以外に
        カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスター存在している時
効果:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:車
テキスト:走り込む、機心の力!!
 
 前方左手の方から何かが両の足を使い猛スピードで走ってきた!
 それは、胴部や頭、両腕上と両足上が青で、両の腕下と両の足下が黄色の、さしづめ、フォートップが立ち上がったらあんな感じだろう、というようなF1とスポーツカーの中間パーツが随所に付いたロボット、
 胸部にフォートップの特徴的な前部が付き、四肢にはすべてタイヤが付いていて、その代り胸部の方にはタイヤは無く、
 全体後部左右のようなパーツが両腕両足をそれぞれ形成、ウイングは首後ろに移動して立ってその存在をアピールし、頭の方は後ろに流線型のトゲトゲが付いたような青のヘルメットとなっている、
 だが、その大きさはかなり巨大で、スタジアムの半分ほどの大きさだ、
 と、カーディンがフォートップに負けじとスピードを上げて行く!すると同時に、右手後ろの方からカーディンが走り込んできた!
 下が黒で上が白のポリスカラーのパトカーで、上にX字型のパトライトが付いている、本来のカラースタイルのカーディンである、
 って、今更ながらにこんなんだして大丈夫なんだろうか・・・?
 「ほう、めずらしい車だな!」
 ほら、怪しんでるし・・・
 「異次元のカードを極秘ルートで入手したんだ!」
 「ふむ、異次元のカードか・・・面白い!」
 それで納得したのか・・・?
 「面白いか・・・そう・・・この日のためにわざわざ手に入れたんだ!」
 「このレースのために・・・そうか・・・ますます面白くなってきたなぁ!」
 「おおっと、ネイビーブルー鷹選手、このレースのためにわざわざ異次元のカードを入手したことを告白!」
 「これは予想外ですね~」
 うぉおおおおおお!!
 飛行機械から観客のどよめく声が漏れ聞こえる、前のサーキットからも微かに聞こえてくる感じがするな・・・
 まあいい、それよりも重要なのはこっち!
 右手でバトルマシンズ カーディン カーモードのコストを一枚、表に!
 「僕は、バトルマシンズ カーディン カーモードのコストに、バトルマシンズ バトルポリストレーラーを指定!」
 
名前:バトルマシンズ バトルポリストレーラー
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2600
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスター以外の
        自分のモンスターゾーンのモンスター1体を指定出来た時
効果:このモンスターを手札に戻す
   さらに、以下の効果の内1つを選択し、発動しなければならない
   ・指定したモンスターを手札に戻す
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ、名前に「機」「マシン」の
    いずれかの言葉を持っている時
    指定したモンスターをチャージゾーンに裏側表示で置く
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ:バトルマシンズだった時、
    指定したモンスターはこのターン、
    戦闘での敗北、引き分けでトラッシュには送られない
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:トレーラー
テキスト:何かが走ってきた!!あれは、巨大なトレーラー!?
 
 さて、緑の画面に映る向こうのカードは・・・?
 
名前:瞬輪極突破 フォーブレーキ
種類:S スマッシュ コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にパワー2500以下の
        相手のモンスターが参加する時
        ・次の戦闘にカテゴリ:瞬輪極突破を持つ、
         自分のモンスターが参加する時
効果:この戦闘のみスキップする
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:時にはブレーキも必要だ
 
名前:瞬輪極突破 フォーバッカー
種類:S スマッシュ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にコスト3以下の
        相手のモンスターが参加する時
        ・次の戦闘にカテゴリ:瞬輪極突破を持つ、
         自分のモンスターが参加する時
効果:このターン、次の戦闘に参加する
   自分のモンスターのパワーを500下げる
   ・この戦闘のみスキップする
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:バックして出入りすることもある
 
名前:瞬輪極突破 フォーカーバァー
種類:S スマッシュ コスト:3
効果の発動タイミング:コストで表になった時
効果の発動条件:次の戦闘に参加しない相手のモンスター1体を
        指定できた時
        ・次の戦闘にカテゴリ:瞬輪極突破を持つ、
         自分のモンスターが参加する時
効果:指定したモンスターのパワーをこのターン、1000下げる
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:悪天候もカバーで守り、一気にカバーを払いのけ走り出す!
 
名前:瞬輪極突破 フォーアクセラ
種類:S スマッシュ コスト:4
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:瞬輪極突破を持つ、
        自分のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで、
   次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを2000上げる
カテゴリ1:瞬輪極突破 カテゴリ2:輪兵
テキスト:一気に駆け抜ける、先にあるあそこまで、一直線だ
 
 瞬輪極突破 フォーブレーキ、フォーバッカー、フォーカーバァー、フォーアクセラ
 全部・・・このオープンで発動できないスマッシュカードだ!おっし!!
 右手でモンスターゾーンのカードをチャージゾーンに置き、表にしたカードの内二枚をトラッシュに、もう一枚を一番に置いて、
 「僕はバトルマシンズ バトルポリストレーラーを2番に召喚!コストには一枚目にバトルマシンズ カーディン ロボモードを指定してバトルマシンズ カーディン カーモードをコストに1番に召喚!さらにコストの二枚目にはマシングラシスオード指定し、バトルマシンズ カーディン ロボモードとバトルマシンズ バトルポリストレーラーをコストとし、三番目にコスト指定したビクトリーカーディンを1番に召喚する!」
 
名前:バトルマシンズ カーディン ロボモード
種類:PM プログレ
コスト:1 パワー:2000
召喚・効果コスト:「カーディン」
         の言葉が名前に入っているモンスターカード
相殺効果・止 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:無し
       発動後:カードの在り方に変更無し
   相殺時に発動された相手のカードの効果の発動を無効にして、
   相殺扱いで元の状態に戻し、このカードの効果を発動する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このプログレスが
        相手のモンスターかプログレスに戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分のモンスターゾーンに
        このカード以外にカテゴリ:バトルマシンズを持つ
        モンスター・プログレスが存在している時
効果:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:ロボ
テキスト:立ち上がりしその姿は、正しく鋼の戦士!!
 
名前:マシングラシスオード
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:この戦闘に自分と相手のモンスターが参加し、
        自分のモンスターが勝利していた時
        ・この戦闘の番号より番号の大きい場所にいる
         自分のモンスター1体を指定できた時
効果:指定したモンスターのパワーをこのターン、800上げる
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ、名前に「機」「マシン」の
    いずれかの言葉を持っているモンスターだった時、
    以下の効果を1つ選択して使用できる
    ・このターン、指定したモンスターは効果を発動していない扱いとした上、
     効果を2回発動出来る
    ・このターン、このカードのコストとなったカードは、
     コストとなった後、裏側表示に戻り、効果を2回使用できる様になる、
     ただし、発動回数以外のルールは変わらない
カテゴリ1:ホット カテゴリ2:スピリット
テキスト:その熱が味方に伝わり、
     その熱をエネルギーに変換、動き出す!!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:勝利
テキスト:鋼の肉体に勝利への意志!!電気の心は勝利を渇望する!!
 
 と、並走していたカーディン カーモードが前の方に躍り出て、
 前部の方が左右に開き回って両肩になりつつその間から顔が出てきて額のパトライトと羽のエンブレムがきらりと光り、
 後ろの方が曲げていた足を伸ばすように外装ごと伸びて伸びた先が地に付いて宙に飛びながら腰が180度回転し、
 そこで両肩の部分から両腕が脇を閉めるように出現しながら180度回転してタイヤの部分が外側になって、
 胸部となったX字のパトライトの下の方の二つが体の側に回転して収納され、胸の部分パトライトが緩いV字となり、パーポーパーポーと鳴って音を出しつつ光る!!
 そして、着地し、その右拳を向こうの突き出す!
 「ううむ、自分が二人いるようだ、この感覚はいつまでたっても慣れないな・・・」
 そういうもんなんだろうか、自分を召喚したことはないからわからないが・・・
 と、カーディンの車形態の幻影が来た方とは反対側の後ろの方からポリスカラーのトレーラーが走ってきた!
 前の部分が上白下黒で塗り分けられ、上中部に左右半分まで広がる上下に狭い窓があり、屋根上の方にパトライトが付いていて、
 後部を構成する荷台は前半分が白くて左右上下に少し細く、後ろの方が黒く、真四角になっている
 「よし、バトルポリストレーラー!フュージョン合体だ!」
 変形したほうのカーディンがトレーラーに向かって右手をかざす!
 すると、トレーラーの窓が一瞬光り、トレーラーの下から炎が吹き出して浮き上がっていき、トレーラーの前が上に、後ろが下になるよう角度が変わり、
 そこで下に行ったトレーラーの後部が左右に割れて後部の端上から上げていたつま先を下げるように黄色いつま先が飛び出し、
 上の方になったトレーラーの前部の下だった部分が腕を後ろに伸ばすように展開して、さらにトレーラーの前部が左右に分かれつつ、そのトレーラー前部から上に白くて四角い何かが飛びだしていき、
 割れた前部分が左右に向くよう、後ろに出した前部下部分そのすぐ下に移動させるように前部が回転しながら、下部分がタイヤを外側に出すように回り、その端部分から両の拳が飛び出してきて、
 トレーラーの前部が肩に、その後ろ部分が両腕に、中部が腰に、後部が両足となり、
 そこに召喚されたカーディンが跳躍!
 頭を胸のパトランプごと上に引き出し前に倒し、そのまま両肩上げつつ両腕を180度回して上げパトカーの前部に戻しながら、両足を膝を思い切り曲げるように曲げながら腰を180度回し、両足と腰をパトカーの後部に戻し、
 そこでタイヤの部分を下にして二つ折りに変形!
 そのまま頭とパトランプ以外の部分が180度前後に回りつつトレーラーの胸部に収まり、パトランプ部の下から黄色い翼のイメージのパーツが出てきてパトランプの下に配置され、
 そこで上から先ほどトレーラー前部から上に飛びだした白くて四角いパーツが降ってきて頭に覆いかぶさりつつ、頭をパトライトごと下に押し込んで頭が全体の頭部にパトライトが胸部に、降ってきたパーツが頭部を包む兜と化した!
 その兜は、無骨なかどが目立っている白い金属の兜、四角いダクトが頭の上と左右に付き、口元には下に出っ張りの付いた白い金属のマスクがあり、
 その額には、羽とパトランプを模している金属のエンブレムが存在している!
 さらに、そこに元はX型のパトランプ下二つが内側から外側に回って出現、X型と戻りながらそこで下部二つが上に上がって上下にVが重なっているVVの形となった!
 そして、合体したビクトリーカーディンが地に降り立ち、着地!
 ズシィイイイイン!!
 地上から砂ぼこりを上げ、思い切り目を光らせつつ両腕を上げて
 「ビィクトリーィイイイ」
 左拳を下げながら右拳を大きく出す!
 「カァーディィイイイイン!!」
 カーディンが叫ぶ!
 「君が叫ぶのか、おもしろいな!」
 「はっ、いつもの癖で・・・」
 うん、まぁ、確かに、いっつもこんな感じだしね・・・前のはこんな癖ついてなかったはずだけど、いっつも叫んでるからいつの間にか付いたんだろう
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
 
  「じゃあ、こっちも行かせてもらおうか!フォードライグ!」
 
フォートップ
モンスターゾーン 
瞬輪極突破 フォードライグ M コスト:4 パワー:3400
チャージゾーン
裏:0表:4
 
鋼野 双歩&カーディン
モンスターゾーン
ビクトリーカーディン FM コスト:2 パワー:4000
チャージゾーン
裏:2表:1
 
瞬輪極突破 フォードライグ M コスト:4 パワー:3400
 
FIGHT!!
 
ビクトリーカーディン FM コスト:2 パワー:4000
 
 フォードライグがいきなり速くなる、あれが、フォードライグの能力!
 
名前:瞬輪極突破 フォードライグ
種類:M モンスター
コスト:4 パワー:3400
効果の発動タイミング:オープン後
効果の発動条件:このモンスターが召喚されたターンだった時
        ・このカードを除いて自分のモンスターゾーンに
         戦闘を行えるカードが無く、チャージゾーンに、
         表側表示でモンスターカードが存在していない時
効果:このターン、このモンスターが
   相手モンスターと戦闘で勝利した瞬間、
   カードの効果によるパワーを維持したまま
   戦闘後移行前に次の戦闘が行われる場所に
   その場所に戦闘を行えるカードが無い場合に限り移動する、
   この際、次の戦闘が行われるまでの時限パワー変化も
   その次の戦闘が行われるまで持ちこされる、
   次の戦闘が行われずターンが終了する際は1番に移動し、
   時限パワー変化も通常通りに戻り、
   次の戦闘が行われるまでの時限パワー変化も無しになる
 
 フォードライグがそのまま右腕のタイヤを回転させながらビクトリーカーディン、Vカーディンに殴り掛かって行く!
 両腕でこれを防ぐVカーディン、しかし、フォードライグの右腕のタイヤが前方に移動、Vカーディンの両腕を削り、Vカーディンを吹っ飛ばす!
 何とか踏みとどまるVカーディンだが、素手同士では分が悪いと考えたのか、右足中程を右手で押して外側に飛び出させ、そこから剣が飛び出してきた!
 それは、つば部分がVカーディンのパトランプと同じデザインの白銀の両刃剣!
 その白銀の両刃剣を右手で引き抜き、その右手でついでに跳びだした右足中部も押して閉じ、
 両手に剣を構えフォードライグに対峙する、
 そんなVカーディンに対し、先手必勝とまたも右拳を振り上げ走り込むフォードライグ!
 そして、再び右拳をぶつけて行く!
 これをVカーディンは剣で受ける!が、そこにまたも右腕のタイヤが右拳に移動し、Vカーディンの白銀拳と火花を散らす!
 だが、Vカーディンは剣を思い切り振るうだけでこれを押し払った!
 しかし、そこに間髪入れずフォードライグの左回し蹴りが来る!もちろんタイヤ付き!Vカーディンが左腕でこの蹴りを受けつつ右手の剣を振るう!対するフォードライグは右腕のタイヤで剣を受け、互いに弾かれたように距離を取った!
 再び対峙するVカーディンとフォードライグ、が、今度も間髪入れずフォードライグが動き、今回はスライディングを繰り出してきた!
 Vカーディンが下突きで突いていくもフォードライグが両足のタイヤの角度を変えて左手の方に移動し剣を避けつつ思い切り足を振り上げサマーソルトキックを繰り出す!
 Vカーディンはあわてて顔を引いて避けながらカウンター気味に剣を振り下ろす!この剣をフォードライグは右手のタイヤで受け火花を散らしつつ左手一本でVカーディンと交差するように跳んで回避!
 そのまま足を前に一気に降ろして立ち上がりつつ右足を振り回しての後ろ回し蹴り!
 この蹴りがVカーディンの背中を捉えた!Vカーディンの背中から火花が散る!!
 うめくように顔を上げるVカーディン!だが、右腕に力を籠め、思い切りフォードライグに叩きつけて行く!
 フォードライグは後ろ手に両手と両手のタイヤを回してタイヤでこの右腕を受ける!も、不安定な姿勢の防御がたたったか、Vカーディンの右腕に吹っ飛ばされる!
 そのままVカーディンがフォードライグの方を向きつつ上に跳び、両手の剣を振り上げる!
 
瞬輪極突破 フォードライグ M コスト:4
パワー:3400+400 パワー合計:3800 TRASH!!
 
FINISH!!
 
ビクトリーカーディン FM コスト:2
パワー:4000 パワー合計:4000
 
 よしここだ!両手を握って振り上げ、宣言!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ!勝利を導け!!僕とカーディンに勝利をっ!!ビクトリーカーディンの効果発動!ビクトリースラッシュ!!」
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 両手を思い切り振り下ろす!!
 と、同時にVカーディンも思い切りその剣を振り下ろしてフォードライグを叩き切って行く!対して、フォードライグは両腕のタイヤでこの剣を防いだ!
 剣とタイヤの間に火花が散り金属がこすれる音がする!
 今度はVカーディンが思い切りたたきつけたせいかVカーディンの方が押している!
 と、Vカーディンがほんの少し剣の角度を変えた?一体何
 ギュイギュイギュイ!
 なんと、大きな音を立て、両手のタイヤが一気に削られた!
 あ、そうか、タイヤの回転力でなんとか剣を弾き飛ばしてたけど、剣がくいこんだらこうなるのは道理だわな・・・
 そのまま今度はフォードライグは左足を上げてそのタイヤでVカーディンを弾き飛ばす!だが、これはVカーディンの思うつぼ!
 Vカーディンは着地しつつその反動で一気に再度距離を詰める!
 フォードライグは立ち上がりつつあわてて右足で蹴り付ける!そこにVカーディンはその剣を力強く当てて、
 ギュイギュイギュイ!
 右足のタイヤを削り取った!
 フォードライグは慌てて右足蹴りの反動で今度は左回し蹴りを繰り出す!が、Vカーディンは同じように剣をタイヤに当て、
 ギュイギュイギュイ!
 タイヤを削り取った!
 四つのタイヤ全てを削り取られてもなお、フォードライグはVカーディンに向かって突進する!この間合いならパンチか体当たりぐらいにはなるか!?
 そこでフォードライグが突然左足で回し蹴り!Vカーディンがこれに迎え撃ちこちらも左足を振り回して弾き返した!さらにそこから右後ろ回し蹴りがくるも同じくの右回し蹴りで吹っ飛ばしていく!
 が、それでもフォードライグはあきらめず、今度は左拳を打ち込んできた!これをVカーディンはこれを左腕で防ぎつつ思い切り弾き、次いでそれぞれ互いに右拳を振り上げ、叩き付けていき、右の鉄拳が激突!!吹っ飛んだのは・・・フォードライグ!
 だが、フォードライグは何とか着地、Vカーディンが剣を構え向かって行くも、フォードライグはあきらめ悪く、右拳を振り上げた!!
 そして、Vカーディンが剣を思い切り振り上げ振り下ろした大上段の一撃と共に交差する!!
 ・・・フォードライグが前のめりに倒れつつ、爆発!!
 ドッガァアアアン!
 そこからVカーディンが爆発を背景に思い切り前に走ってすれ違いざまにフォートップを斬る!
 フォートップはスリップしてしまい、道の左手側にはずれて行く
 「うぉおおお!」
 そこでVカーディンが上段から前方に思い切り剣を振り、空を斬って衝撃波を発生させ道を示し、そこに右手側からカーディンが乗り、思い切りスピードアップする!!
 
勝者:鋼野 双歩&カーディン
決まり手:ビクトリーカーディン
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

 

疾走、荒野の向こう/17 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20171012110528j:plain 
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう17
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「このまま行けるかな・・・?」
 加速したまま洞窟のレース路を突っ走って行く
 「なんと、乱入者が二位に躍り出ましたぁ~!」
 「よほど運が良かったんでしょうね~」
 もう何も言うまい、
 ん、あれは・・・?
 「カーディン、光が!」
 「ああ、一気に突っ走るぞ!」
 先の方に見えた洞窟の出口に向かって一気に走りぬける!
 一瞬強く感じた光になれると、そこに広がっていたのは元の荒野、だが、遠くの方にスタート地点となったサーキット場も見える!
 間違いない、ようやく戻ってきたんだ!
 「まさか、ここまで来るとはね新人君、いや、乱入者君と呼んだ方がいいかな?」
 この声は!?
 先の方を見ると、そこにいたのはF1カーとスポーツカーの中間のフォルムを持つ、青と黄色の車、
 間違いない、最初の方でカーディンを挑発してきた奴だっ!
 「ああっとぉ、ここでチャンピオン・フォートップのお出ましだぁあああ!」
 「速いですねぇ」
 「私の名前はブルー鷹・ネイビーだ」
 「おっと失敬、乱入者君」
 呼び方は結局そっちなのか?
 「君が僕を抜いたら呼び方を変えてあげるよ、もっとも、すでに失速し始めているようだけども」
 「ぐっ・・・」
 確かに、フォートップの言う通り、
 洞窟を抜けた時にはフォートップを抜き去らんばかりの速さだったカーディンも、すでにスピードが落ち、フォートップの後ろに付くのがやっとという感じになってきている、
 と、ここでデッキケースにカードが一気に回収され、シャッフルされながら飛び出してデッキケースの右側についた!
 「ほう、どうやらチャンスが巡ってきたようだよ新人君?」
 どうやらそのようだ
 「双歩、行けるか?」
 「うん、このまま一気に抜き去ろう!」
 まずは右手で山札から一、二、三、四、五枚のカードを引いて左手に移し手札にし、
 さらに、カードの置かれていないチャージゾーンに向かい、
 「リチャージ!」
 「ふふふ・・・ようやくだ・・・ようやく・・・」
 山札の一番上のカードを右手で引くっ!
 「ドロー!」
 「面白くなってきたぞー!」
 ヘ?
 フォートップのいきなり発した声に思わず呆然となってしまう、
 で、今引いたのは・・・来た!
 今引いたばかりのカードをチャージゾーンに裏側で置き、続けて、左手の手札を見る、
 ここは・・・コストの低いこいつにかける!どうせ召喚できる枚数は変わらないし!
 右手で左手の手札から一枚引いて1番の場所に裏側で置き、残ったカードをチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!」
 「さぁ、抜いて見せろ、この私を、抜いて見せろォオオオオ!!」
 叫びと同時に画面に瞬輪極突破 フォーダッシャーのカードが写り、次の瞬間、カードバトルの最中なのにフォートップの速度が上がり、少しずつ引き離される!
 「ああっと、チャンピオンフォートップ、カードバトル中にもかかわらずスピードを上げたっ!?」
 「ブルー鷹選手が付いていけるか見ものですね、一定距離離されるとカードバトルキャンセルされちゃいますよ」
 ええい!厄介な効果だな!このまま届かないところにまで行かれちゃ敵わない、早めに進めないと・・・
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ カーディン カーモード!」
 「ウォオオオオオ!瞬輪極突破 フォードライグ!」
 前方左手の方から何かが両の足を猛スピードで走ってきた!
 それは、胴部や頭、両腕上と両足上が青で、両の腕下と両の足下が黄色の、さしづめ、フォートップが立ち上がったらあんな感じだろう、というようなF1とスポーツカーの中間パーツが随所に付いたロボット、
 胸部にフォートップの特徴的な前部が付き、四肢にはすべてタイヤが付いていて、その代り胸部の方にはタイヤは無く、
 全体後部左右のようなパーツが両腕両足をそれぞれ形成、ウイングは首後ろに移動して立ってその存在をアピールし、頭の方は後ろに流線型のトゲトゲが付いたような青のヘルメットとなっている、
 だが、その大きさはかなり巨大で、スタジアムの半分ほどの大きさだ、
 と、カーディンがフォートップに負けじとスピードを上げて行く!すると同時に、右手後ろの方からカーディンが走り込んできた!
 下が黒で上が白のポリスカラーのパトカーで、上にX字型のパトライトが付いている、本来のカラースタイルのカーディンである、
 って、今更ながらにこんなんだして大丈夫なんだろうか・・・?
 「ほう、めずらしい車だな!」
 ほら、怪しんでるし・・・
 「異次元のカードを極秘ルートで入手したんだ!」
 「ふむ、異次元のカードか・・・面白い!」
 それで納得したのか・・・?
 「面白いか・・・そう・・・この日のためにわざわざ手に入れたんだ!」
 「このレースのために・・・そうか・・・ますます面白くなってきたなぁ!」
 「おおっと、ネイビーブルー鷹選手、このレースのためにわざわざ異次元のカードを入手したことを告白!」
 「これは予想外ですね~」
 うぉおおおおおお!!
 飛行機械から観客のどよめく声が漏れ聞こえる、前のサーキットからも微かに聞こえてくる感じがするな・・・
 まあいい、それよりも重要なのはこっち!
 右手でバトルマシンズ カーディン カーモードのコストを一枚、表に!
 「僕は、バトルマシンズ カーディン カーモードのコストに、バトルマシンズ バトルポリストレーラーを指定!」
 さて、緑の画面に映る向こうのカードは・・・?
 瞬輪極突破 フォーブレーキ、フォーバッカー、フォーカーバァー、フォーアクセラ
 全部・・・このオープンで発動できないスマッシュカードだ!おっし!!
 右手でモンスターゾーンのカードをチャージゾーンに置き、表にしたカードの内二枚をトラッシュに、もう一枚を一番に置いて、
 「僕はバトルマシンズ バトルポリストレーラーを2番に召喚!コストには一枚目にバトルマシンズ カーディン ロボモードを指定してバトルマシンズ カーディン カーモードをコストに1番に召喚!さらにコストの二枚目にはマシングラシスオード指定し、バトルマシンズ カーディン ロボモードとバトルマシンズ バトルポリストレーラーをコストとし、三番目にコスト指定したビクトリーカーディンを1番に召喚する!」
 と、並走していたカーディン カーモードが前の方に躍り出て、
 前部の方が左右に開き回って両肩になりつつその間から顔が出てきて額のパトライトと羽のエンブレムがきらりと光り、
 後ろの方が曲げていた足を伸ばすように外装ごと伸びて伸びた先が地に付いて宙に飛びながら腰が180度回転し、
 そこで両肩の部分から両腕が脇を閉めるように出現しながら180度回転してタイヤの部分が外側になって、
 胸部となったX字のパトライトの下の方の二つが体の側に回転して収納され、胸の部分パトライトが緩いV字となり、パーポーパーポーと鳴って音を出しつつ光る!!
 そして、着地し、その右拳を向こうの突き出す!
 「ううむ、自分が二人いるようだ、この感覚はいつまでたっても慣れないな・・・」
 そういうもんなんだろうか、自分を召喚したことはないからわからないが・・・
 と、カーディンの車形態の幻影が来た方とは反対側の後ろの方からポリスカラーのトレーラーが走ってきた!
 前の部分が上白下黒で塗り分けられ、上中部に左右半分まで広がる上下に狭い窓があり、屋根上の方にパトライトが付いていて、
 後部を構成する荷台は前半分が白くて左右上下に少し細く、後ろの方が黒く、真四角になっている
 「よし、バトルポリストレーラー!フュージョン合体だ!」
 変形したほうのカーディンがトレーラーに向かって右手をかざす!
 すると、トレーラーの窓が一瞬光り、トレーラーの下から炎が吹き出して浮き上がっていき、トレーラーの前が上に、後ろが下になるよう角度が変わり、
 そこで下に行ったトレーラーの後部が左右に割れて後部の端上から上げていたつま先を下げるように黄色いつま先が飛び出し、
 上の方になったトレーラーの前部の下だった部分が腕を後ろに伸ばすように展開して、さらにトレーラーの前部が左右に分かれつつ、そのトレーラー前部から上に白くて四角い何かが飛びだしていき、
 割れた前部分が左右に向くよう、後ろに出した前部下部分そのすぐ下に移動させるように前部が回転しながら、下部分がタイヤを外側に出すように回り、その端部分から両の拳が飛び出してきて、
 トレーラーの前部が肩に、その後ろ部分が両腕に、中部が腰に、後部が両足となり、
 そこに召喚されたカーディンが跳躍!
 頭を胸のパトランプごと上に引き出し前に倒し、そのまま両肩上げつつ両腕を180度回して上げパトカーの前部に戻しながら、両足を膝を思い切り曲げるように曲げながら腰を180度回し、両足と腰をパトカーの後部に戻し、
 そこでタイヤの部分を下にして二つ折りに変形!
 そのまま頭とパトランプ以外の部分が180度前後に回りつつトレーラーの胸部に収まり、パトランプ部の下から黄色い翼のイメージのパーツが出てきてパトランプの下に配置され、
 そこで上から先ほどトレーラー前部から上に飛びだした白くて四角いパーツが降ってきて頭に覆いかぶさりつつ、頭をパトライトごと下に押し込んで頭が全体の頭部にパトライトが胸部に、降ってきたパーツが頭部を包む兜と化した!
 その兜は、無骨なかどが目立っている白い金属の兜、四角いダクトが頭の上と左右に付き、口元には下に出っ張りの付いた白い金属のマスクがあり、
 その額には、羽とパトランプを模している金属のエンブレムが存在している!
 さらに、そこに元はX型のパトランプ下二つが内側から外側に回って出現、X型と戻りながらそこで下部二つが上に上がって上下にVが重なっているVVの形となった!
 そして、合体したビクトリーカーディンが地に降り立ち、着地!
 ズシィイイイイン!!
 地上から砂ぼこりを上げ、思い切り目を光らせつつ両腕を上げて
 「ビィクトリーィイイイ」
 左拳を下げながら右拳を大きく出す!
 「カァーディィイイイイン!!」
 カーディンが叫ぶ!
 「君が叫ぶのか、おもしろいな!」
 「はっ、いつもの癖で・・・」
  うん、まぁ、確かに、いっつもこんな感じだしね・・・前のはこんな癖ついてなかったはずだけど、いっつも叫んでるからいつの間にか付いたんだろう
 「じゃあ、こっちも行かせてもらおうか!フォードライグ!」フォードライグがいきなり速くなる、あれが、フォードライグの能力!
 フォードライグがそのまま右腕のタイヤを回転させながらビクトリーカーディン、Vカーディンに殴り掛かって行く!
 両腕でこれを防ぐVカーディン、しかし、フォードライグの右腕のタイヤが前方に移動、Vカーディンの両腕を削り、Vカーディンを吹っ飛ばす!
 何とか踏みとどまるVカーディンだが、素手同士では分が悪いと考えたのか、右足中程を右手で押して外側に飛び出させ、そこから剣が飛び出してきた!
 それは、つば部分がVカーディンのパトランプと同じデザインの白銀の両刃剣!
 その白銀の両刃剣を右手で引き抜き、その右手でついでに跳びだした右足中部も押して閉じ、
 両手に剣を構えフォードライグに対峙する、
 そんなVカーディンに対し、先手必勝とまたも右拳を振り上げ走り込むフォードライグ!
 そして、再び右拳をぶつけて行く!
 これをVカーディンは剣で受ける!が、そこにまたも右腕のタイヤが右拳に移動し、Vカーディンの白銀拳と火花を散らす!
 だが、Vカーディンは剣を思い切り振るうだけでこれを押し払った!
 しかし、そこに間髪入れずフォードライグの左回し蹴りが来る!もちろんタイヤ付き!Vカーディンが左腕でこの蹴りを受けつつ右手の剣を振るう!対するフォードライグは右腕のタイヤで剣を受け、互いに弾かれたように距離を取った!
 再び対峙するVカーディンとフォードライグ、が、今度も間髪入れずフォードライグが動き、今回はスライディングを繰り出してきた!
 Vカーディンが下突きで突いていくもフォードライグが両足のタイヤの角度を変えて左手の方に移動し剣を避けつつ思い切り足を振り上げサマーソルトキックを繰り出す!
 Vカーディンはあわてて顔を引いて避けながらカウンター気味に剣を振り下ろす!この剣をフォードライグは右手のタイヤで受け火花を散らしつつ左手一本でVカーディンと交差するように跳んで回避!
 そのまま足を前に一気に降ろして立ち上がりつつ右足を振り回しての後ろ回し蹴り!
 この蹴りがVカーディンの背中を捉えた!Vカーディンの背中から火花が散る!!
 うめくように顔を上げるVカーディン!だが、右腕に力を籠め、思い切りフォードライグに叩きつけて行く!
 フォードライグは後ろ手に両手と両手のタイヤを回してタイヤでこの右腕を受ける!も、不安定な姿勢の防御がたたったか、Vカーディンの右腕に吹っ飛ばされる!
 そのままVカーディンがフォードライグの方を向きつつ上に跳び、両手の剣を振り上げる!
 よしここだ!両手を握って振り上げ、宣言!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ!勝利を導け!!僕とカーディンに勝利をっ!!ビクトリーカーディンの効果発動!ビクトリースラッシュ!!」
 両手を思い切り振り下ろす!!
 と、同時にVカーディンも思い切りその剣を振り下ろしてフォードライグを叩き切って行く!対して、フォードライグは両腕のタイヤでこの剣を防いだ!
 剣とタイヤの間に火花が散り金属がこすれる音がする!
 今度はVカーディンが思い切りたたきつけたせいかVカーディンの方が押している!
 と、Vカーディンがほんの少し剣の角度を変えた?一体何
 ギュイギュイギュイ!
 なんと、大きな音を立て、両手のタイヤが一気に削られた!
 あ、そうか、タイヤの回転力でなんとか剣を弾き飛ばしてたけど、剣がくいこんだらこうなるのは道理だわな・・・
 そのまま今度はフォードライグは左足を上げてそのタイヤでVカーディンを弾き飛ばす!だが、これはVカーディンの思うつぼ!
 Vカーディンは着地しつつその反動で一気に再度距離を詰める!
 フォードライグは立ち上がりつつあわてて右足で蹴り付ける!そこにVカーディンはその剣を力強く当てて、
 ギュイギュイギュイ!
 右足のタイヤを削り取った!
 フォードライグは慌てて右足蹴りの反動で今度は左回し蹴りを繰り出す!が、Vカーディンは同じように剣をタイヤに当て、
 ギュイギュイギュイ!
 タイヤを削り取った!
 四つのタイヤ全てを削り取られてもなお、フォードライグはVカーディンに向かって突進する!この間合いならパンチか体当たりぐらいにはなるか!?
 そこでフォードライグが突然左足で回し蹴り!Vカーディンがこれに迎え撃ちこちらも左足を振り回して弾き返した!さらにそこから右後ろ回し蹴りがくるも同じくの右回し蹴りで吹っ飛ばしていく!
 が、それでもフォードライグはあきらめず、今度は左拳を打ち込んできた!これをVカーディンはこれを左腕で防ぎつつ思い切り弾き、次いでそれぞれ互いに右拳を振り上げ、叩き付けていき、右の鉄拳が激突!!吹っ飛んだのは・・・フォードライグ!
 だが、フォードライグは何とか着地、Vカーディンが剣を構え向かって行くも、フォードライグはあきらめ悪く、右拳を振り上げた!!
 そして、Vカーディンが剣を思い切り振り上げ振り下ろした大上段の一撃と共に交差する!!
 ・・・フォードライグが前のめりに倒れつつ、爆発!!
 ドッガァアアアン!
 そこからVカーディンが爆発を背景に思い切り前に走ってすれ違いざまにフォートップを斬る!
 フォートップはスリップしてしまい、道の左手側にはずれて行く
 「うぉおおお!」
 そこでVカーディンが上段から前方に思い切り剣を振り、空を斬って衝撃波を発生させ道を示し、そこに右手側からカーディンが乗り、思い切りスピードアップする!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com